私、セレスティア・ノイエンドルフ。本来は“乙女ゲーム”の悪役令嬢に転生し、婚約破棄からの断罪や国外追放といった破滅エンドを避けようと必死なのだけれど——なぜか周囲が変に協力的(?)で、ちっとも破滅フラグが立たないんですの!
王太子リヒトは
「断罪イベント」を大々的に盛り上げようとウキウキしているし、取り巻き令嬢ズは前世が乙女ゲーオタクで「もっと悪役っぽく高笑いして!」と煽ってくる。義弟レオナルトは“前世腐女子”ゆえに「お姉さまが破滅なんて絶対に見たくない!」と暴走し、敵役になりそうなクール公爵子息や脳筋騎士見習いまで、みんなが好き勝手に“転生知識”を振りかざすから、シナリオはぐちゃぐちゃ。
おまけに肝心のヒロインは腰が低すぎる優等生で、これじゃ嫌がらせしようにも罪悪感が……。さらに乙女ゲーには存在しないはずの“闇魔法”や“魔王的なラスボス”まで現れて、破滅どころか世界の危機に発展する始末?
——悪役令嬢のはずが、いつの間にかみんなに守られ、ついには国中の英雄扱いに!? 果たして本当に“断罪”される日は来るのか、それともとんでもないハッピーエンドへ突き進んでしまうのか……!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-20 00:00:00
31607文字
会話率:35%
もと魔狩人《まかりびと》ライナルトは大雪の中、乳飲み子を抱いて村に入った。
村では魔獣や獣に被害を受けることが多く、村人たちが生活と育児に協力する代わりとして、害獣狩りを依頼される。
ライナルトは村人たちの威力の低い攻撃魔法と協力して
大剣を振るうことで、害獣狩りに挑む。
しかし年々増加、凶暴化してくる害獣に、低威力の魔法では対処しきれなくなってくる。
まだ赤ん坊のライナルトの娘イェッタは何処からか降りてくる『知識』に従い、魔法の威力増加、複数合わせた使用法を工夫して、父親を援助しようと考えた。
幼い娘と父親が力を合わせて害獣や強敵に挑む、冒険ファンタジー。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-14 22:00:00
150414文字
会話率:38%
10歳年下のパーソナルトレーナーに
1年以上片想いしている女性の
うずうずするくらい純粋な恋の物語です。
最終更新:2025-02-13 14:40:33
15366文字
会話率:1%
スポーツ用品店の店長であり、スポーツトレーナーでもある世良は、ある日中学陸上部の合宿のコーチを依頼される。
その学校では、合宿の存在意義が保護者から疑問視され、なんとか生徒、保護者に意義のある合宿を示したいと。
「トレーナーの仕事は準備が8
割」の主義を掲げる世良は、調査と打ち合わせを重ね、合宿の設計を作っていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-08 06:10:44
192729文字
会話率:51%
若手パーソナルトレーナーである佐々木は、ある日それまで自分が担当していたお客様が別の担当者指名になっているのを見てショックを受ける。
指導内容には自信があったつもりだが、はたして何がいけなかったのだろうか?
最終更新:2024-05-22 12:26:32
5159文字
会話率:37%
心理学で考えられる〝三角関係化〟
それは二者関係が不安定になると
周囲の誰かさんを巻き込んで三角関係を形成しようとする
心の働き方のことでござる
そんな緊張状態の中
誰も不幸にならないある三人のお話でござる
最終更新:2025-01-31 18:15:16
2963文字
会話率:84%
ライエン侯爵令嬢イシドーラはこのリヒネットシュタイン公国の公世子であるグイードの婚約者。しかし、グイードは公宮に行儀見習いに来ているリッチェル男爵令嬢ゲルタと浮気三昧の日々だった。そしてイシドーラはグイードがゲルタを公世子妃とし、イシドーラ
を側妃にして仕事を押し付けるつもりであることを知ってしまう。自分が何の為に頑張っているのか分からなくなり涙を流すイシドーラ。そこへ、グイードの弟であり第二公子のライナルトがやって来た。ライナルトはグイードと違ってイシドーラを優しく気にかけてくれる。だからイシドーラは思わず本音が漏れる。「ライナルト殿下が公世子で、私の婚約者なら良かったのに……」と。
すると数日後、リヒネットシュタイン公国を震撼させる事件が起こり……!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-27 12:22:52
3289文字
会話率:30%
前世で火刑に散ったはずの少女が、異世界で“聖槍の乙女”として転生する。
獣人族の王フィンブールは、雷の秘術を操り、メドラン皇国の大軍と対峙。
彼女は“史実”での悲劇を繰り返さぬため、聖槍の力を解放して炎を消し、皇王レオナルト二世の暴虐を打ち
砕く。
しかし、愛と復讐が交錯する戦乱の舞台には、黒騎士グリオ、銀髪の将軍アニェス、そして敬虔なる聖騎士ルシャールの因縁が絡み合い――。
「もう、二度と焚刑になんて沈ませない」
前世で得られなかった平和と愛を求め、獣王の雷と融合する聖槍が奇跡を起こす。
そして、異種族婚礼の果てに彼女が手に入れるのは、“新たな歴史”への希望。
ファンタジー恋愛の王道と、前世を超える激闘が交錯する愛と救済の物語がここに始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-22 18:00:00
166607文字
会話率:46%
伯爵令嬢のロレッタは、夜会で婚約者のライナルトに婚約破棄を宣言されてしまう。
婚約自体に思い入れはなかったが、自分の家族や兄嫁までを馬鹿にされたロレッタは、思わずライナルトに飛び蹴りをくらわす。
今は淑女として振舞っているロレッタだったが、
昔はお転婆な少女だったのだ。
一方、美しい風貌と素晴らしい剣の腕を持ちながらも、女性を寄せ付けないことから『氷の騎士』と呼ばれるクロヴィスは、今日も夜会の警固の傍ら、とある女性を探し続けていた。
その強い視線を巡らせ、今夜も思い出の中の元気な少女との再会を夢見ていると、何やら婚約破棄騒動が始まり――
派手に婚約破棄をされた令嬢が、実はとっくに有望騎士の心をガッツリと掴んでいて、幸せになるお話です。
アルファポリス様にも投稿しているものと同じですが、読み切りの短編にしています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-11 20:15:37
21549文字
会話率:27%
【Beyond the Horizon Online】、それはデクストという異形の者らの存在により、地上世界から地下世界へ追いやられた人間たちの生活を描くVRMMOFPSである。彼らは資源を求めるべく、パーソナルトルーパーに搭乗し、今日も地
上へ向かう――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-14 17:00:00
107313文字
会話率:40%
ラウラは仕事の書類に紛れていた婚約破棄の書面を見て、心底驚いてしまった。
だって、もうすぐ成人するこの時期に、ラウラとレオナルトとの婚約破棄の書面がこんな風にしれっと用意されているだなんて思わないではないか。
いくらラウラが、
屋敷で透明人間扱いされているとしても、せめて流行の小説のように『お前とは婚約破棄だ!』ぐらは言って欲しかった。
しかし現実は残酷なもので、ラウラは彼らに抵抗するすべも仕返しするすべも持っていない、ただ落ち込んで涙をこぼすのが関の山だ。
けれども、イマジナリーフレンドのニコラは違うと言い切った。
彼女は実態が無くラウラの幻覚のはずなのに、力を与えてやると口にしてきらめく羽を羽ばたかせ、金の鱗粉を散らしながら屋敷の奥へとツイッと飛んでいったのだった。
恋愛要素は後半からです。よろしくお願いいたします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-05 19:27:15
128482文字
会話率:33%
ラウラは仕事の書類に紛れていた婚約破棄の書面を見て、心底驚いてしまった。
だって、もうすぐ成人するこの時期に、ラウラとレオナルトとの婚約破棄の書類がこんな風にしれっと用意されているだなんて思わないではないか。
いくらラウラが、
屋敷で透明人間扱いされているとしても、せめて流行の小説のように『お前とは婚約破棄だ!』ぐらは言って欲しかった。
しかし現実は残酷なもので、ラウラは彼らに抵抗するすべも仕返しするすべも持っていない、ただ落ち込んで涙をこぼすのが関の山だ。
けれども、イマジナリーフレンドのニコラは違うと言い切った。
彼女は実態が無くラウラの幻覚のはずなのに、力を与えてやると口にしてきらめく羽を羽ばたかせ、金の鱗粉を散らしながら屋敷の奥へとツイッと飛んでいったのだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-21 20:01:40
25625文字
会話率:32%
満月の夜。私(ノーラ)は第一王子のレオナルトに婚約破棄を言い渡されてしまう。
どうやら彼は「真実の愛」とやらを見つけて、エリーザ令嬢と婚約するらしい。
しかも私はそのまま、冷酷無比と噂の第七王子アシュトンとの婚約を押し付けられてしまった。
怖い人……と聞いていたけど、私の前に現れたのは漆黒の美しい男。
さらに私は決闘でアシュトンを負かしてしまい、彼に気に入られる。
どうなることかと思ったけど、アシュトンはすごく優しく、街の人々から慕われている王子であった──。
彼に溺愛され、充実した日々を送っていたある日。エリーザ令嬢が「話が違う!」と怒鳴りにきた。
え? 知らなかったの? 彼は……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-30 09:20:41
225304文字
会話率:36%
■【ホラー/文学/短編】■人の噂も七十五日。僕らは七十五日が経ったら消えてしまう存在。もしくは『噂』が「嘘」だったら、消えてしまう身。「嘘」を「本当」「真実」にしないといけない。僕らは生きようと必死だった――消えるもんか◇小説家になろう『夏
のホラー2024~うわさ~』企画参加作品。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-29 19:07:23
14958文字
会話率:37%
過疎の田舎町『かわせみ町』で役場職員として働く天川陽和美(あまかわ ひなみ)は、とある事件に巻き込まれたことをきっかけに、ぽっちゃり体型からの脱却を決意する。
人気女優の山ノ内(やまのうち)アン、元パーソナルトレーナーの樺島徹(かばしま
てつ)といった新たな友人たちの助けも借りながら、あの手この手で痩せようとする陽和美の努力は実を結ぶのか!?
「アラサー底辺公務員」女子のダイエット活動、いざスタート!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-12 15:05:07
111460文字
会話率:40%
とある旅人と、“迷いの森”に建つ高い塔の上に住む猫のお話。
御用で都へ向かう旅人は、森の手前で宿屋の主人から警告される――この先は“迷いの森”だから、迂回したほうがいい。
しかし好奇心旺盛な旅人は、主人とある約束をして森へ入る。そこにある
のはごくごく普通の森で、順調に歩んでいく旅人の前に高い塔が現れた。その塔には、天文学者の青年ライナルトとシルバーグレイの猫クリスティーネが住んでいた。
都路の休憩のつもりが旅人は天文学者と意気投合し、すっかり日が暮れてしまった。そのまま旅人は一夜の宿をもらう。
翌朝、天文学者と猫に見送られて、旅人は出発した。
都に着き御用を済ました旅人は、きた道を戻ろうとする。
再び森に入ろうとする旅人に、都の人はこんな噂を旅人にきかせる――あの森は、昔、政略結婚を嫌がった姫さまとその兄王子が隠れて住んでいる森で、森を荒らすと不幸が起こるから避けたほうがいい。
あの天文学者との再会を楽しみにしていた旅人は、そんな噂に気にかけることなく森に入っていくのだが……
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-10 19:30:00
82864文字
会話率:25%
【あらすじ】
4年前イグナルトは森で迷っていると謎の少女と出会う、少女の名前はシエル
イグナルトは彼女の家で少しの間お世話になった、子供が苦手だった彼だが徐々にシエルと仲良くなっていくがその時事件が起きる、、
イグナルトが留守にしている時に
シエルの家が盗賊に襲われてしまった、シエルの母親は自分の命を犠牲にしてでも娘を守ろうとした、イグナルトがなんとか駆け付けシエルを助ける事が出来たが母親は救う事が出来なかった、母親を失い行く場所が無かったシエルを見過ごせなかったイグナルトは彼女を引き取る事に、、、
そして4年の月日が流れシエルは6歳になった、、
家族になってから色々な苦難を周りの助けを借りながら乗り越えて来た彼らは、、本当の親子になっていた、、、
父親の仕事や用事に付いて行くうちにシエルはこの世界の事を知る、『魔法、種族、景色』色々知りシエルは未来に進んでいく、、
【魔法設定】
ミュトス大陸この世界は【炎色魔法、水色魔法、氷色魔法、草色魔法、岩色魔法】の5つの属性が存在する魔法は適性者しか使えない、
そんな魔法に適性レベルが存在し一般的には|★5《フィフス》→|★2《セカンド》までとなっており星が増えるごとに強力な魔法が使える、そんな適性レベルには各属性に一人しか存在しない特別な適合レベルがあるそれが適性レベル|★1《ファースト》、
|★1《ファースト》には特別なスキルがありそれを使えるものがファーストとして認められる、、
【世界の通貨】
ギル=米ドル
【二人の主人公紹介】
(父)イグナルト=ソル=ルドベキア(23)※物語開始時の年齢
(娘)シエル=ルドベキア(6)※物語開始時の年齢
カクヨムでも投稿してます。
本サイトでは先にシエルの過去編してから本編スタートの流です
カクヨムでは
本編から過去編になります。
この子の過去に何があったんだとワクワクしながら読むなら、カクヨムをお勧めします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-26 12:37:19
120458文字
会話率:42%
会社での飲み会帰りに死亡したらしい主人公は気が付いたらディナルトスという魔物に生まれ変わっていた。
幸いにも世話を行ってくれる者がおり主人公はラナと名付けられすくすく成長した。
最後まで予約投稿(1日1回20:00)済です。
5話
で約12,000文字で完結します。
※カクヨム先行で投稿しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-12 20:00:00
293004文字
会話率:26%
中世ヨーロッパ某国。《マガイ》と呼ばれる正体不明の怪物の来襲により、国は存亡の危機に立たされる。王の命により、主要王位継承家・オイレンブルク家の長男レオナルト・オイレンブルクは、《マガイ》殲滅の為の旅に出ることに。
戦いの中で成長する
レオだったが《マガイ》を生み出したとされる上位存在《第壱位階(ヒエラルキー・ザ・ワン)》をめぐる策略に巻き込まれていく。
※拙作「白銀の大剣よ、舞え」の続編です。「白銀~」を読まなくても、楽しめるようになっていますが、お読みいただいた方がより楽しめるかと思います。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-11 15:10:00
74458文字
会話率:23%
御子(みこ)召喚の儀式で異世界に引きずりこまれてしまった、妖狐の血を引く人間である菊守 新(きくもり しん)。この世界では、どうやら太陽神が姿を隠すことで魔獣があふれ、人々を恐怖に陥れているらしい。召喚されたものの、神官の魔法で狐耳と尻尾が
生えてしまったシンは、魔獣の仲間であると一方的に断罪され、闇の城へと追放されてしまう。
恐る恐る入ってみると、城の主であるグリモアに迎え入れられた。恐怖にめげず手料理を振る舞うと「シンの飯は、うまいな」と感動される。自分が死んだ数を取り返すという『即死スキル』を持つグリモアは、「太陽神から、会いに来いと呼び出された。連れて行ってくれないか」とシンを旅へと誘う。そこへ元聖騎士団長のライナルトと、ドジっ子魔法使い?エミーも加わる。「太陽神殿は、遠いぞ。美味いものを食べながら行こう」「グルメ旅かよ!?」世界を救うための!? ドタバタ珍道中が始まった――
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カクヨムとアルファポリスにも掲載しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-10 17:31:29
79802文字
会話率:59%
毒々しいまでに美しく、残酷で邪悪なハンナヴァルド子爵家。
次女のシスティナもまた、輝くような美貌と恐ろしいまでの残虐さを兼ね備えていた。
しかしそれは、ハンナヴァルド子爵家のブランドを守るためのかりそめの姿。
分厚い化粧を取ればいたって質
素な顔立ちに、ごく普通の年頃の女の子なのだが、家族と使用人以外にはひた隠しにしている。
そんな中、完全にノーメイクで油断をしていたシスティナの前に婚約者であるライナルトが姿を現す。
システィナと名乗るわけにもいかず、咄嗟に従姉妹のマキナの名前を借りるのだが、彼女は勇者として世界を転々としていた。
婚約破棄のために”マキナ”に接近するライナルト
”マキナ”になりきろうとする運動音痴のシスティナ
二人のことなど知る由もなく、世界を救い続けるマキナ
無理にマキナの仮面をかぶろうとした結果、完ぺきだったはずのハンナヴァルド令嬢システィナの仮面にまで綻びが現れ……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-14 21:00:00
15638文字
会話率:46%
「盟約の花嫁/星の記憶」の続編。
大好きなレギナルト皇子との婚礼を待つティアナだったが不安はあった。尊重される冥の花嫁と言っても宮廷という所は平民の娘として育った彼女とって全てが初めてのことばかりで戸惑うばかりだった。そんな時はとても落ち込
んでしまって皇子の花嫁になるのが少し嫌になってしまうのだ。
(どうして私は冥の花嫁で皇子は皇子なんだろう···違ったら良かったのに···)とティアナは、ふとそう思うことが時々あった。そんな時、今大人気の不思議な力を持った神官が、生まれる前の人生を見せてくれるという前世術というものがあると聞いた。人は前世と同じ道を歩もうとするらしく、それが幸せなら問題は無いのが、もし不幸な人生や過ちを犯した人生ならそうならないように過去を知って対処したら良いとのことだった。その術を使う女神官は過去の経験で愛を信じない、そして愛を信じる者を憎んでいた。その女神官が故意に真実を隠して見せたティアナの前世は―――
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-16 14:50:18
67820文字
会話率:59%
盟約の花嫁「星の記憶」後のデュルラー帝国皇帝とオラール王国女王との物語。
皇帝クリストは息子レギナルトへの婚礼の祝いとして新たな皇城を贈りたいと思ったのだが、それでは婚礼が延期になってしまうと大反対を受けてしまった。しかし今回は諦めることが
出来ず理想に近いと聞くオラール王国の王城を直に見たくなり、突然王国へ来訪したのだった。そこで女王ブリジットと予期せぬ鮮烈な出会いをしてしまった。誰も愛したことの無かった優しい気弱な皇帝と、本当の愛を経験し独り取り残された女王との恋物語―――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-21 17:23:53
21631文字
会話率:57%
「盟約の花嫁~星の刻印」「星の記憶」の外伝です。時系列的には「星の記憶」のその後です。
ティアナの頼もしい侍女ドロテーのシンデレラストーリー。
レギナルト皇子が珍しく歯切れ悪く喋り出した。威圧的な紫の瞳も何処か定まっていない感じでドロテ
ーを見ていない。
「…ドロテー…実は・・相談なんだが」
「相談でございますか?」
ドロテーは驚いて瞳を大きく見開いた。相談という言葉自体、皇子が使うのが珍しいと思ったのだ。その内容はティアナが喜ぶ贈物を考えて用意して欲しいとのことだった。本当は宮殿ひとつ分と同じ価値のある真珠の簪を用意していたが…それは贈ってしまっていた。そこで皇子の注文は…
「もちろんティアナには内緒だ。驚かせたいからな。それに幾ら金がかかっても構わない。あの真珠の簪以上のものを用意するように」との事だった。
「そ、それは無理かと…」と反論してみたものの…レギナルト皇子のその誰もがその表情に震えるという紫の瞳を細めて口の端を上げた。
「否とは言わせない。頼んだぞ、ドロテー」
ドロテーはもう引きつって笑うしかなかった―――早速、帝都の城下町で行動を開始したドロテーの前に護衛として現れた名門貴族の次男エリク。そして下町で医者をしている変わり者のベッケラート公爵も関わって来ての贈物探し。ドロテーは皇子の希望する贈物を用意出来るのか?また彼女の恋の行方は?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-16 22:35:14
59152文字
会話率:47%