「あっ、おばあちゃん」
「あら」
電車に乗って隣町に来た彼。ふらりと立ち寄った食品雑貨屋で祖母と出会う。祖母はこの町から電車で駅四つ離れた町で暮らしている。多分、買い物に来たんだろうと彼は思う。が……
「あら、誰かしら」
「いや、孫だ
よ孫」
眉を顰める祖母に対し、彼は少々不安を感じる。
「知らないわぁ。知らない! 孫じゃなーい! でーす!」
「いや、孫だよ。あ、孫です! 孫なんです!」
店内で大声で孫じゃないと連呼する祖母に対し、彼は周りに弁明するようにそう声を張り上げる。
が、周りの様子はやや同情的か。そのことがむしろ彼の不安感を高めている。
店の者に迷惑がられているのは明白なので彼は祖母の手を引き、一先ず店を出て、歩幅を合わせ一緒に歩く。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-06 11:00:00
1816文字
会話率:30%
地方の田舎領主街に住む少女カルミアは両親の残してくれた小さな雑貨屋を営んでいた。
ある日、魔法研究学校の事を聞いたカルミアは魔法学校でもっと詳しく錬金術を学び、生命を造り出す錬生術師を目指す。
前作、逃げた神々と迎撃魔王の世界を
舞台にした新たな物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-07 12:43:17
531984文字
会話率:28%
モテる為に雑貨屋さんでバイトする奥山さんといつの間にか社員に昇格したあかりちゃんのなんてことない日常。酒とタバコと寿司で生きる隠れイケメンな奥山さんと対照的なゆるふわあかりちゃんが今日もお店で平和に過ごしてるだけ。
最終更新:2024-01-03 08:12:04
914文字
会話率:67%
ここは横浜、居留地近くの日本人町。
平和なときが過ぎていく町の片隅で、女店主は今日も店を開く。
今日やってくるお客さんは、いったいどんな物語を抱えているのか。
女店主はそれを、時に静かに、時にお節介を焼きながら聞いているのだった。
最終更新:2023-12-05 06:00:00
154015文字
会話率:48%
冒険者ギルドの美人受付嬢ナタリアさんに惹かれる冒険者ゼイルだが、三つ年上のナタリアさんに仕事以外で話すことができない。
なんとか現状を変えようとナタリアさんにプレゼントするためのクッキーを焼いたゼイルだったが、翌日には一枚残らず消え去って
いた。
口いっぱいにクッキーをつめこんだ甥っ子。
両手にクッキーを握りしめた隣の雑貨屋の娘。
尻尾で被害を拡大する黒猫。
容疑者たちは全員、犯行を否認している。
ゼイルはクッキー泥棒を捕まえることができるのか?
そしてナタリアさんとの恋は!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-15 21:26:04
12814文字
会話率:31%
ある町のある路地裏のそのまた奥で、銀髪の女が雑貨屋を営んでいる。曰く、その雑貨屋では、『今あなたにいちばん必要なもの』が必ず見つかると。
その店の名を、魔女の箱庭という。
最終更新:2023-10-07 00:31:48
927文字
会話率:43%
「お前、もう要らねぇから出てけよ」
役立たずと罵られ、カイルは勇者のパーティを追放された。
反論したくても何も言えない。なぜなら彼のステータスは、魔法・剣技・体術の才能が皆無の完全なる一般人A。雑魚モンスターすら倒せない、完全なる荷物
持ちだったからだ。
そんなカイルは、行く当てもなく彷徨っていると、見つけた人に幸福をもたらすレインボースライムに出会う。そこで思いがけず手に入れたスキルは――《創造者(クリエイター》。材料さえあれば、ありとあらゆるものを造り出せるというレジェンドランクのスキルだった!
このチートスキルであらゆる商品を作って、雑貨屋をやろう! 今度は何者にも縛られない自由なスローライフを満喫するんだ!
そう心に決めたカイルだったが――
凶悪なモンスターに襲われている少女と出会ったり、立ち寄った村がモンスターに蹂躙されていたり。
雑貨屋を経営したいだけなのに、あまりにもハードすぎる試練がカイルを待ち受ける。
そんな困難を打開するため、カイルは《創造者(クリエイター)》のスキルを駆使して、最強魔法やアイテムを造り出し、乗り越えていく!
そして、そんな困難の裏にはかならず魔王の侵略計画が介在していて――!?
これは、知らない間に魔王に喧嘩を売っていたカイルが穏やかな暮らしを送るために奮闘する、ドタバタ全力スローライフだ。
※本作はカクヨムでも公開しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-25 19:27:13
21677文字
会話率:31%
目的もなしに山歩きすることが好きな私の話。
とある小さな部落に入る。雑然として品物を並べただけの雑貨屋に入る。50歳くらいのもんぺ姿の女性がビールを出して接待してくれる。そして女性は急ぎの用があるからと言って出ていく。1人残された私の前に
、奥の部屋から骸骨のようにやせ細った老人がはい出てくる。
タイミングよく戻ってきた女性は老人を奥の部屋に連れ戻すと、私に世にも不思議な話をする。
それはこの部落の北側に鎮座する神社の奥が神の山になっており、その中に入るとつるつるした岩で出来た空洞がある。その中に入ると、前世のすべての記憶が蘇ってくる。
「私と老人は前世では夫婦だった」女性は語る。
そして今夜女性と老人は空洞に入ってあの世に行く。来世は完全な夫婦となって生まれ変わる。
“私”は女性と老人とともに神社の奥に鎮座する神の山にはいる。
神の山の洞穴で女性と老人が消える。あの世に旅立ったのだ。1人になった私は瞑想にふける。肉体と精神が高揚する。・・・私は神だ・・・心の中に充実した実感がわく。
そして意識を失う。気づいたときは隣町の神社に居た。
隣町まで歩く。しかし神社も神の山も、部落もすべて消えていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-25 10:29:11
25574文字
会話率:9%
正林堂
本業は印鑑屋、安い物件ならどんな土地でも購入することで有名。手に入れた土地はめったな事にでは手離さない。おかげで後を継いだ人はその土地の処分に苦労する。
桑山建設
知多半島でも大手の建売業者。人を人とは思わないところがあり、不動産仲
間からの嫌われ者。バブル時期にはしこたま儲けたが、バブル崩壊後多額の借金で苦しむ事になる。贅沢な暮らしの結果糖尿病の悪化で眼が見えなくなり、療養生活を送ることになる。
大筒不動産
彼は不動産よりも政治活動に熱心だった。革新系市長の右腕として幅を利かしていた。弁が立つし言う事は理路整然としていた。しかし不動産の取引には色々な問題を引き起こしていた。不動産屋仲間とのトラブルも多発していた。業者仲間の嫌われ者だった。
岩本不動産
常滑の不動産屋でも古参に属する。腰が低いし、相手が誰であろうとも、慇懃に接する。業者仲間の評判も良い。2人の息子は一人は代書屋、一人は測量士と立派に育っている。孫にも恵まれ、事実上仕事はしていない。年金が入るし子供達から小遣いももらえる。結構な身分だが、数年前に不動産詐欺にあっている。
大同不動産
本業は雑貨屋。バブル時期、不動産で儲けたが、その後のバブル崩壊時に儲けた金をすべて吐き出しその上借金を背負うことになった。彼もまた常滑不動産組合の古参に属する。宴会が好きでカラオケは玄人はだしである。宴会で誰彼なしに抱きついたりするので、女性会員から嫌われている。
山下不動産
山下不動産は女である。50歳の時に不動産の世界に入って今70歳。女だてらにという言葉があるが、建売用地を仕入れるとき、男顔負けの値渉をする。主人の山下氏は常滑でも有数の大地主である。夫婦仲も良く1年に一回夫婦そろって海外旅行もする。主人の趣味は写真を撮る事、山下不動産の趣味はプラモデル作成。
犬飼建設
彼は大工上り。仕事より名誉職が大好きで、不動産組合の副支部長もかって出る。字会やそのほか区長などもやっている。バブル時期、他の不動産屋の例にもれず大きく儲けた。バブル崩壊ご売れない土地を抱えて四苦八苦することになる。多くの名誉職を手にすることで、人より偉くなったと思い込む。その傲慢さが嫌われる原因となる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-05 09:08:28
62222文字
会話率:10%
小さな雑貨屋で働くオーシャン。
最近気になるお客さんがいる。
平和に暮らしていたが、トラブルに巻き込まれ引っ越しすることになって・・。
最終更新:2023-09-08 20:00:00
31088文字
会話率:34%
危険、探検、大冒険。
そんなあなたの正直堂!
カネに財宝、地位、名声。
みんなまとめて正直堂!
今日も流離う旅ガラス。
どこの街にも正直堂!
出血覚悟の正直価格で年中無休営業中!
――冒険者様御用達の店 万屋チェーン正直堂
※ カクヨ
ム掲載作品折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-18 23:07:37
24800文字
会話率:37%
魔女さんになりきってお店屋さんごっこがしたくて書いた掛け合いテンプレ集
アドリブ用の
材料メモとか
最終更新:2023-07-18 17:29:58
21289文字
会話率:99%
命とは何だ。魔法とは何だ。
神に捨てられた命と、魔法によって呼び戻された命。
人間とアンデッドの命の対価は、どこが違うだろう。
その質問の先にあるのは決して希望に満ちた世界ではない。
息が詰まる光の世界において、一人の陰が立つ。
最終更新:2023-06-29 16:21:16
3661文字
会話率:49%
クランドール王国の3番目に大きな市、セポール。
この街の路地裏には少女の営む雑貨店があった。
普段は文字通り雑貨をあつかっている彼女だったが、実は裏の顔がある。
ひそかに囁(ささや)かれているアングラじみたウワサ。
それは、彼女が無理難題
を引き受けて解決する"トラブル・ブレイカー"であるという事。
犯罪や害意、悪影響、自分に危害の加わらないもの以外なら原則としてなんでも受ける。
困った人々がやってくる駆け込み寺でもある。
……と聞くと、とんでもないオーナーに思えるが、実際は何の変哲もない少女である。
桃色のミドルヘアに透き通った白い肌、ちょんとした鼻にあどけない唇、そしてちんちくりん……。
これはそんなちょっと変わった少女の営む「シエリアの店」のお話。
「シエリア、17歳、いきます!!」
果たして彼女は無理難題を完遂(かんすい)することが出来るのか?
難題解決少女奇譚(なんだいかいけつしょうじょきたん)のはじまりはじまり!!
※毎日更新で午後8時前後に最新話をアップしていきます。
同時連載
「後悔の残る決断なんて僕はしたくないから」
もよろしくお願いします!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-17 19:46:15
95607文字
会話率:23%
聖女神殿の町に住むニノンは、何の変哲もない雑貨屋の娘である。偶々休日に見かけた今代の聖女様は、濃い歴代よりもかなり見た目も経歴も性格もブッ飛んでいるようだ。
だが、神官でもないニノンには今のところ関われる立場ではない。
気の毒に思いつつも遠
巻きに彼女を見ていたら、次の日。
聖女様婚約と失踪のニュースが、狭い町を駆け巡るのだった。
百合ではないです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-30 17:35:39
38714文字
会話率:47%
雑貨屋に勤める十八歳の若者ミユズは、訪れた異国風の女性客グラノアに「力を貸して。鬼退治に行くの」と話を持ちかけられる。「あなたはカイキゾクの匂いがする」と。
そこは新たな文明世界。〝械奇族〟とヒトは共生できるのか。生き残れるのか。風に答えを
求め、追憶のハイウェイを行く……ミユズとグラノアの冒険ファンタジー。群像劇。親子の物語。全13回。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-23 22:36:22
46986文字
会話率:43%
私は王都で魔法雑貨屋『天使のはしご』を営むセルマ。実は前世が日本人です。自殺をしてしまった人の下敷きになり、20歳の時に死んでしまいました。
前世からとにかく事件に巻き込まれる多いのです。ですから神様からもらった能力で、巻き込まれて大惨事に
なる前に困っている人を助けようと思います。
人情味ある隊長さんと、事件現場でよくお会いすることになるのですが……
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-06 20:41:49
147139文字
会話率:51%
お天気快晴、
草木も芽吹く春の吉日。
そよ風が漂う絶好の行脚日和。
久しぶりの小旅行。足が弾むのは間違いない。意気揚々と旅先を闊歩する私がいる。
昨晩のお酒が良かったのか、目覚めも良く体調も万全だ。
得意げに鼻歌を歌い、威勢よく腕を振る。本
人いわく、誇らしげに振る舞うさまは、まるで殿様。今日は、殿様として旅をしよう(バカ殿ではない)。
道歩く人々は、私の能天気な行動に躊躇するかもしれないが、気にしない気にしない。興味津々の視線を振り払い闊歩闊歩。
これも一つの道楽である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-04 21:02:21
2339文字
会話率:13%
いたずらっ子がエイプリルフールに学校でいたずらをする。
雑貨屋で買った宇宙人の姿の全身タイツを教室に置いておくと、
クラスメイトたちは宇宙人の抜け殻だと大騒ぎ。
それを見て、いたずらが上手くいったと大喜びしていると、
次の日から連日、教室
で宇宙人の抜け殻が見つかるようになった。
誰かのいたずらか、それとも本当に宇宙人の抜け殻なのか、
いたずらがいたずらで終わらないことになる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-03 03:00:48
5126文字
会話率:14%
ある若い男が、見知らぬ雑貨屋を訪れた。
その雑貨屋には、小人が入ったテレビなど、魔法のような品々が置かれていた。
その若い男が手に取ったのは、未来がわかるようになる日記帳だった。
未来がわかるようになる日記帳は本物なのか、それとも。
最終更新:2020-12-07 01:46:51
5468文字
会話率:17%
みなさんは、物を買った時、最初に何をしますか?
組み立てる? 電池を入れる?
それよりも、大事なことがあります。
この少年は、それを今回の出来事で学んだでしょう。
最終更新:2023-04-02 16:36:38
737文字
会話率:11%
《その人に必要な物がキラキラ光って見える》
という特技を活かして、冒険者の町で雑貨屋を営むアンリ。
万引き事件や何やらが起きるときもあるけれど、仲良しの冒険者エルと一緒に過ごす日々はおおむね平穏無事だ。
――他人に必要なものは見えるのに
自分にとって必要なものは見えないアンリと、
戦闘のセンスは抜群なのに
恋となったら途端に調子っ外れになるエル。
町の人々に温かく見守られながら(賭けの対象にされながら)、
お互いに無自覚な二人の距離は、少しずつ縮まって……いく、のかなぁ……?
※カクヨム様にも掲載折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-22 19:00:00
27293文字
会話率:61%