燿(ひかる)は奈良市で民生委員を務める祖母に頼み事をされる。
というのも、三峰山の尾根のポツンと一軒家に住む独居老人、小坂の安否確認をしに行ってくれというのだ。
一路、ジムニーを走らせる燿。
雪山をなんとか無事、山小屋にたどり着き、小坂の
無事を確かめたのだが、到底引き返せないほどの吹雪に見舞われる。
小坂の勧めもあって、その晩は山小屋で泊ることに。
ぼたん鍋を食べ、熱燗を交わしながら、しだいに燿は小坂と打ち解けていく。
ところがである。
夜も深まったころ、玄関の戸を叩き、声をかけてくる謎の人物がいた。
小坂は息を殺し、だんまりを決め込んだので、燿もそれに従うのだった……。
※本作はしいな ここみさま主催「冬のホラー企画2」参加作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-30 17:07:21
10000文字
会話率:25%
東京都で唯一レールのない町、これが武蔵村山市。そこに一家四世代で住む比留間家、笑いあり涙ありの家族の物語。主人公の小学6年生の大五郎は、元お百姓の大じいちゃん、元小学校教諭の大ばあちゃん、元警察官のおじいちゃん、民生委員のおばあちゃん、塾教
師のお父さん、芦川いづみ似のお母さんに囲まれて、今日も元気です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-28 09:18:17
28207文字
会話率:45%
正林堂
本業は印鑑屋、安い物件ならどんな土地でも購入することで有名。手に入れた土地はめったな事にでは手離さない。おかげで後を継いだ人はその土地の処分に苦労する。
桑山建設
知多半島でも大手の建売業者。人を人とは思わないところがあり、不動産仲
間からの嫌われ者。バブル時期にはしこたま儲けたが、バブル崩壊後多額の借金で苦しむ事になる。贅沢な暮らしの結果糖尿病の悪化で眼が見えなくなり、療養生活を送ることになる。
大筒不動産
彼は不動産よりも政治活動に熱心だった。革新系市長の右腕として幅を利かしていた。弁が立つし言う事は理路整然としていた。しかし不動産の取引には色々な問題を引き起こしていた。不動産屋仲間とのトラブルも多発していた。業者仲間の嫌われ者だった。
岩本不動産
常滑の不動産屋でも古参に属する。腰が低いし、相手が誰であろうとも、慇懃に接する。業者仲間の評判も良い。2人の息子は一人は代書屋、一人は測量士と立派に育っている。孫にも恵まれ、事実上仕事はしていない。年金が入るし子供達から小遣いももらえる。結構な身分だが、数年前に不動産詐欺にあっている。
大同不動産
本業は雑貨屋。バブル時期、不動産で儲けたが、その後のバブル崩壊時に儲けた金をすべて吐き出しその上借金を背負うことになった。彼もまた常滑不動産組合の古参に属する。宴会が好きでカラオケは玄人はだしである。宴会で誰彼なしに抱きついたりするので、女性会員から嫌われている。
山下不動産
山下不動産は女である。50歳の時に不動産の世界に入って今70歳。女だてらにという言葉があるが、建売用地を仕入れるとき、男顔負けの値渉をする。主人の山下氏は常滑でも有数の大地主である。夫婦仲も良く1年に一回夫婦そろって海外旅行もする。主人の趣味は写真を撮る事、山下不動産の趣味はプラモデル作成。
犬飼建設
彼は大工上り。仕事より名誉職が大好きで、不動産組合の副支部長もかって出る。字会やそのほか区長などもやっている。バブル時期、他の不動産屋の例にもれず大きく儲けた。バブル崩壊ご売れない土地を抱えて四苦八苦することになる。多くの名誉職を手にすることで、人より偉くなったと思い込む。その傲慢さが嫌われる原因となる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-05 09:08:28
62222文字
会話率:10%
聖少女を殺害せよ――
占領国家ヴォストーク。
地下世界、通称『アンダーグラウンド』における反国家分子の取り締まりを任務とする国家人民軍第一七七民生委員会の民生委員であるミハイル・ソコロフに命令が下された。
ソコロフに下された命令
。
それは、ある少女を殺すこと。
党と国家に仇なす敵である反国家分子、その精神的指導者である『聖少女』の暗殺だった。
最果ての地下世界で繰り広げられる死闘。
交差する思惑。
裏切りと憎しみ。
そして、錯綜する運命――
全ての闇を飲み込む地下世界で、たったひとりの革命がいま始まる!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-10 15:00:00
105720文字
会話率:27%
なんで僕に頼んじゃうかなぁ…。
最終更新:2022-02-25 20:00:00
2886文字
会話率:50%
豪雪地帯の市役所。民生委員が相談を持ち込んだのは、危険家屋への対応だった。その家には、男が一人おり、そしてスライムがはびこっているのだという。
最終更新:2016-05-14 13:37:37
6125文字
会話率:48%
おれは民生委員をやっている。この仕事に応募したのは、交通費などの実費が支給されるからだ。その費用で愛人のもとに通っていた。定期見まわりをすっぽかし、彼女とアバンチュールを楽しんだ。任地に戻って来ると、おれの担当する住民に大変な事態が起きてい
た。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-05-17 22:17:50
1430文字
会話率:38%
面倒見が良く民生委員をしている人望厚い初老の松本宅に、車椅子の少女が訪問をした。そこから始まる、数々の男女の関係、世情の流れの中で、幾多の出来事に遭遇していきます
最終更新:2014-07-16 13:45:54
1180880文字
会話率:52%