「夫として君を誰よりも大切にするつもりだ、リーシア」 壮の国の豪商ユエンは、皇帝の計らいで没落した貴族の女性リーシアと結婚した。どんな高慢な女性かと思いきや、リーシアは美しい上に賢くて優しい女性で、改めてユエンは夫としての責任を果たすと誓う
。二人は絆を深めていき、やがて互いへの真摯な思いを口にするのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-13 22:17:12
59416文字
会話率:56%
世界の秩序を守る13人の守護者。 人は彼らをパラディンを呼ぶ。 彼らは森羅万象を司るエレメントをエネルギーに変換する能力を持ち、 その力は強大である。 それゆえに人々から崇拝され、時に恐れの対象となっていた。 戦乱を知らない平和な時代を謳歌
する人々。 舞台は、ヴェントゥム王国第二の都市、ヴェントゥム・テラ。 貴族の血筋を持つ豪商メルカン家の姉弟は何不自由なく、日々を穏やかに暮らしている。 そんなある日、長年の夢であった、王立アカデミーへの入学許可の知らせを受けた姉アメリアが、王都へと旅立つ。 その夜、空に凄まじい光が瞬き、同時にシロの手に不可思議な刻印が浮かび上がる。 それはこの世で最も不吉な紋章。忌むべき呪われたパラディン13の印であった。 家名を守るため、母親は恐ろしい策を講じる。 息子の抹殺であった。 嵐の夜、シロの寝室に現れた暗殺者フローリアンは、少年の手から発せられた閃光を見て、彼が「守護者の継承者」であることに気づく。 そして表向きには彼を殺害したように見せかけ、密かにシロを連れて姿を消した。 いずれ来る真の災禍に立ち向かう守護者、パラディン13を守るために。 望まずして呪われし守護者の烙印を刻まれたシロの数奇な運命。 そして、謎の男、フローリアンの正体とは…。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-30 07:20:17
237245文字
会話率:25%
ある朝、ハロルド・ヘインズは祖父に呼び出されて告げられた。
「明日、お前の婚約者がここへ嫁いでくる」
生を受けて16年、婚約者がいることは一度も聞かされていなかった。
貴族の子供に婚約者がいるのはおかしな話ではない。衝撃ではあったが、一
体どういう相手なのだろうと問いかけたハロルドの耳に届いたのは想像もしたくないほど最悪な言葉。
「美しい和の国の女だ」
和の国を愛してやまない祖父が決めた婚約者。
誰も逆らうことができない祖父の絶対命令に従うしかなく、ハロルドは婚約者ユズリハを迎える。
和女を婚約者にしたことがバレては笑い者になる。
和人に嫌悪するハロルドにとって人生終了のお知らせも同然。
ユズリハに感情も事情も全て正直に告白したハロルドは驚くことなくそれを受け入れ「愛し合えとまでは言われておらぬ」と笑う姿に唖然とする。
地獄の始まりだと婚約者を受け入れようとしない伯爵家次男は想い人と一緒になることを夢見ているが、自由に暮らす和の国随一の豪商の娘はそれさえも応援すると言い……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-10 08:00:00
306277文字
会話率:52%
貧乏貴族令嬢のレティシアには推しがいる。聖騎士団団長リュシアン様である。
今日も鍛錬を覗き見…拝見し、その姿にうっとりとしていたら、リュシアン様によだれを拭けと言われてしまった。
リュシアン様に認定済みの私はお城で推しに会うため元気に働いて
いるが、家にはまるで天使、弟のエミールが待っていた。
病弱なエミールのために父親が何かと物を買ってくるが、時折怪しげな品も混じってくる。心が壊れている父親は効果も気にせず言われた通りに品を買ってしまう。そのため貧乏になっていくのに、止めることができない。
高利貸しの豪商への借金は膨らむばかり。けれどおかげで呪いが掛かっているものは見るだけで気付くようになってしまった。
そんな中、推しの推し、アナスタージア様がリュシアン様に黒いモヤのかかる小箱を渡そうとするのを腕尽くで止めてしまい。。。
ただ推しを見るためだけに生きていた貧乏貴族令嬢の、運命転換期がやってくる。
短いお話です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-08 21:06:02
129525文字
会話率:51%
ストリートチルドレンのミラが商会を立ち上げて国内有数の豪商になるまでのお話です。
最終更新:2023-04-05 18:54:50
229257文字
会話率:83%
時は明治の半ばです。
西洋文化の洗礼を受け、されど生活の中には今まで通りの和が多く残る和洋折衷の時代設定です。
移り行き、やがて時のはざまに消えていく美しいものを思いながら書きました。
よろしくお願いします。
武 頼庵(藤谷 K介)様主催
の【春企画 第3回『初恋企画』】参加しています。
ノベルデイズに投稿したものを加筆したものです。 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-01 09:23:14
3453文字
会話率:11%
ゴドルフィン商会は、国内はおろか周辺の国まで見ても類を見ないほどの豪商。
巨額の資産を目掛けて、群がって来るのは没落貴族。
金目当てのこの縁談、申し出たことを全力で後悔させてやる。
おじいちゃまの財産、私が守る!
ドブスとの結婚、金目当
ての貴方に我慢できるのかしら!?
ーー
「元公爵夫人の、死ぬまで続けたいお仕事について。」
の赤ちゃん、クロエのお話です。
(スピンオフ)
★アルファポリス様にも掲載中
(2022/7/17~)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-25 14:34:42
74396文字
会話率:39%
『闇の執行人』と呼ばれていた俺は、どうしてもやりたい事があって組織を抜けた。
やりたいこと、それは商人だ。
俺は商人になってのんびりとした生活がしたかった。
とある街の店で見たんだが、椅子にどっかりと座ってエール片手に商売する店主がいた
んだ。
あの姿は俺の憧れだった。
俺はそんな豪商を目指すはずだったんだ。
それがあの本を見つけたのが運の尽きだったのか、それともあの女にあったのが災厄だったのか。
気が付けば後戻りできない所まで来ていたんだ。
さあて、また厄介な奴が出て来たようだな。
しょうがない、ちょっと「消去」してくるか。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-16 07:29:09
126512文字
会話率:16%
公爵令嬢プリムラと豪商貴族イベリスは婚約していた。でも、二人は結婚したくなかった。親を騙すために仕方なく付き合っていた。
ある日、イベリスは婚約破棄を切り出す。
これで関係は終わるかと思われたが……。
最終更新:2023-03-10 00:21:35
8926文字
会話率:50%
遠い昔、世界は魔王に支配され、人々は怯えるように魔物から隠れ住んでいた。
ある時、勇者が現れ、その凄まじい剣技と聖なる力を持って魔物に対抗し、魔王を打ち滅ぼした。
勇者が魔王を滅ぼした時、天から神が舞い降りた。神は生き残った魔物全て
を滅ぼすかどうかを勇者に問うた。
魔物の全滅を多くの人々が望んだが、勇者は慈悲なる心を見せた。「憎しみの連鎖は断ち切らねばならない。」と勇者は言ったそうだ。
こうして、多くの魔物が存在する今の世界が生まれたとされている。
やたらと強くて危険という以外は動物と何ら変わらない魔物であるが、言い伝えと違って人類にとって奴らは有益な存在であった。
スライムは糞尿の処理に用いられ、トレントの強靭な体は建材とされる。ドラゴンの鱗は武具、宝飾品の材料とされ、それ一枚で一生暮らせるほど高値で取引されていた。
野に放たれた魔物を狩って生計を立てる職業は、冒険者と呼ばれている。
冒険者には二種類いる。ドラゴンを倒したり、希少な魔物の素材を手に入れて大金を手にする者と、その日を生きるのに精一杯な者だ。
前者は貴族や豪商などの後ろ盾を持ち、資金、武具、食料などの多大な支援を受けている。一方後者は毎日きつく、汚く、危険な、そのくせ賃金は飛び切り安い仕事をこなしながら、月に数回、下手したら年に数回の冒険で一攫千金を手にすることを夢見ている。
これは、そんなその日暮らしの冒険者がひょんなことから成り上がる話である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-04 07:00:00
7706文字
会話率:11%
オーウェルズ国の子爵令嬢マルグリット・ユーディコッツは、平民階級の婚約者がいる。王都で知らぬ者がいない大豪商ガスター商会の跡取り息子ジェイコブだ。ジェイコブは妹リリーの許へやってきた家庭教師アリステルに目移りしてしまう。マルグリットはジェイ
コブを屋敷に監禁しアリステルを傷物にしようと狙うが、果たしてその結末は―。
※「森に捨てられた令嬢、本当の幸せを見つけました。」の悪役令嬢、マルグリットの暗躍編です。
※マルグリット目線ではバッドエンド確定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-03 15:00:00
19155文字
会話率:43%
そのグラスランナー少女、〝ペット〟とともに大地を駆け抜ける!
『天職』、スキルによってどのような職業に向いているのかを指し示す世界があった。
その世界において、〝ペットテイマー〟と呼ばれる謎の『天職』を授かったグラスランナーの少女〝シズク
〟は、里の掟に従い20歳の時に外界へと出て暮らし始めるも、まともな働き口もなく、戦闘能力も低いために冒険者にすらなれない半端者だった。
この世界において〝ペット〟というのは貴族や豪商が連れ歩く、調教済みの魔獣のこと。
とてもではないが手に入れられるほどのお金はない。
彼女は自分の暮らすアイリーンの街において里で培った技術をもとにウルフ狩りと薬草採取をして精肉店や毛皮店、錬金術師店に品物を売り日銭を稼ぎつつ、毎日冒険者登録試験を受けに行く努力家でもある。
そんな日々も1年が過ぎ、いつも通り林の中でウルフ狩りをしようとしていたところ木の上からフクロウの鳴き声が聞こえた、その言葉の内容とともに。
彼女の能力が指し示す〝ペット〟とは魔獣のことではなく小動物全般のことだったのだ!
シズクは最初に話しかけてきたシロフクロウにシーズー、スナネコ、ドワーフホトを仲間に冒険者への階段を登り始める!
いつも通りウルフを狩りながら。
「だって、お肉や毛皮、薬草がないと困る人が出てくるし」
※この小説はカクヨム様、アルファポリス様、ノベルアッププラス様でも連載しています。
上記サイト以外では連載しておりません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-12 20:00:00
311375文字
会話率:58%
一見不器用で陽気なそのメイド、主人に絶対忠義を尽くす狂戦士につき――
とある高級住宅地の一角に立つ、土地と建物の広さこそはあるが、悪く言えば質素な屋敷に使用人達とだけで住まう、いつもどこかつまらなそうな表情を浮かべる16歳の少女・ケイト
。
その国では指折りの豪商の令嬢である彼女は、おおよそ1年前、とある事情で離れて暮らす父親の紹介でその元にやって来た、意欲と向上心だけはやたらとある、長身で体格の良いの若いメイド・イライザの何かと昼行灯な様子に内心うんざりとする日々を送っていた。
イライザのポンコツぶりが炸裂する、いつも通りの朝を迎えたはずだったある日、屋敷は武装した謎の集団の襲撃を受けてしまう。
そんな危機的状況の最中、いつもはどこかぼうっとしているイライザの様子が一変して――。
※この小説はフィクションであり、また犯罪、違法行為等を助長する意図はありません。
※殺人および監禁行為は犯罪です。
※R-15程度のバイオレンス・残酷・性的な描写があります。閲覧の際にはご注意下さい。
※無断転載お断り
カクヨムにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-20 20:00:00
112809文字
会話率:58%
吉原の遊郭・峯屋で一二を争う遊女・涼香と朝霧はある夜、表からじ~っと中を睨む男・伊三次に気付く。
天真爛漫、怖い物知らずの涼香は真っ向から睨み返し、見事撃退。客からやんやの喝采を浴びた。
当時、涼香は豪商・常盤屋に見初められ、身請け
が決まって順風満帆の勢いだ。
伊三次が自分の馴染み客・巳代松の知人で飾り職人と知った朝霧は、微かな嫉妬をはらすべく、悪戯を企む。
常盤屋から涼香が貰った銀簪を盗み、代りの簪を作るよう涼香が伊三次へ頼むしかない状況へ追い込んだのだ。
密かに会った二人は話が全くかみ合わず、隠し部屋に潜む朝霧を大笑いさせる。
だが廓を睨む行為が伊三次の修行の一環と知った涼香は、そのひたむきな態度に惹かれ始める。
伊三次も又、廓で純真な心を保つ涼香に惹かれ、彼女の簪作りへ魂を込める。
常盤屋に身請けされる日が迫っても不器用な恋の炎は燃え盛る一方。
責任を感じ、朝霧と巳代松は二人の為に奔走するのだが……
〇アルファポリス、ノベルアップ+、エブリスタ、にも投稿しております。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-19 06:06:37
17964文字
会話率:37%
江戸の豪商、油屋が強盗団に襲われ多額の金品を強奪される。江戸北町奉行所同心の江木は調べを進め、配下の目明しを上州に派遣するが、行方不明になった。江木は単身、上州に向かうが、地回りの博徒に襲われた。そこに、関八州取締り出役の同心、佐々木に窮
地を救われた。佐々木も油屋を襲った強盗団を追っていた。これ以降、二人で協力し、強盗団を追った。
調べを進めるうちに、上州のあかがね街道の大間々宿に、強盗団の本拠があることが判明した。江木と佐々木は、大間々宿に乗り込もうとするが、そこに、越後坂巻藩十万石の次期当主である由良直幸が現れる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-21 09:43:44
26577文字
会話率:47%
――ラウラは木箱の上に立たされた。粗末な木肌がささくれて、足に棘が刺さったが我慢した。人買いの男が鞭を持っていたからだ。(第一章より抜粋)
孤児のラウラは、人身売買により5歳で奴隷となった。しかし、持ち前の美貌と賢さを武器に、娼館の下働
きから豪商の養女となる。やがて貴族の身分を得たラウラは、渦巻く陰謀の中、男を傀儡として操りながら公妾へと成りあがる。
※ 舞台設定は国、時代ともに架空です。歴史や文化の考証はしておりませんので、予めご理解のうえお読みください。
※ 奴隷制度、児童労働など現代の社会通念に沿わない設定が出てきますが、全てフィクションであることをご理解ください。
※「エブリスタ」「小説家になろう」「カクヨム」に同時掲載しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-16 16:18:19
209035文字
会話率:41%
豪商で知られるローメン家の一人娘アミーシャは、ある酒場に迷い込んでしまう。酒を飲めない彼女はミルクを頼み、荒くれの客たちから大笑いされる。その窮地を救ったのは、只ならぬ雰囲気を秘めた青年、ロルフだった。
次第に惹かれ合っていく二人。
しかし
、アミーシャに新進気鋭の実業家との縁談が舞い込んで……?
二人の恋の行方は……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-07 16:37:18
11340文字
会話率:49%
史記「奇貨居くべし」を下敷きにした歴史小説になります。
ときは紀元前260年ごろ、古代中国は趙の国
邯鄲の豪商呂不韋のもとに父に連れられ一人の少年が訪れる。
呂不韋が少年に語った「『奇貨』居くべし」の裏にある真実とは。
成長し商人となった
少年は、『奇貨』とは一体何かを追い求め、諸国をめぐる。
はたして彼は『奇貨』に出会うことができるのか。
これは若き呂公(呂文)が成長し、赤き『奇貨』に出会うまでのお話。
アルファポリスにも重複投稿します。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2022-01-11 01:07:07
15690文字
会話率:18%
駕籠《かご》とは、人の座る客席を一本の長い棒で吊るし、それを二人か四人ほどの大男が担いで運ぶ、江戸時代のタクシーのような乗り物でございます。
ひとえに駕籠といっても、その種類は様々。最上級のものは法仙寺駕籠《ほうせんじかご》と言いまして
、漆塗りが施された美しい駕籠ではありますが、それに乗れるのは豪商や医者と言ったお金持ちぐらい。江戸の庶民がもっぱら使うのは、四つ手駕籠と呼ばれる、竹製の座席に茣蓙《ござ》の垂れ幕をおっ被せた、なんとも簡素なものでございました。
そんな四つ手駕籠でも、運賃は一里で約四百文。現代的に言いますと、まぁ大体4kmで1万円ほどでしょうか。日本橋から吉原までタクシーを走らせますと、運賃は2,500円くらいになりますので、おおよそ4倍の値段と考えてもらえればいいでしょう。なかなか気合の要る額ですね。そんなものですから、庶民が駕籠を使うというのは、よっぽど特別なことだったわけです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-06 01:09:09
4952文字
会話率:56%
豪商の家に生まれたエレノアは、伯爵令嬢にも関わらずお金儲けが大好き。淑女の嗜みなんて二の次で、趣味はもちろん市場調査。
そんな彼女のもとに訪れた縁談は、なんと王国の第3王子だった。しかし彼はワケアリで……。妾の子というだけで城で冷遇され
て心を閉ざす王子。エレノアにも素っ気ない態度をとってしまって二人の行く末どうなるの?!
いえいえ、そんなの上等です!
王族と結婚なんて美味しいじゃないですか!愛を求められないのならば、せめてお金でお返しいたしましょう。
世の中上手く渡るなら、寵愛よりもお金です!
豪商の伯爵令嬢と王子様の奇妙なラブストーリー開幕。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-23 02:19:58
167506文字
会話率:58%