まりえは社会人2年目、白文鳥のあやと一緒に小さなアパートの一室でつつましく暮らしていた。
ところがある日、あやを動物病院に連れて行った帰り道に交通事故に巻き込まれてしまう。
もうだめだ、と思ったまりえが目を開けた時、そこは見覚えのない場所
だった。
さっきまで家のすぐ近くを歩いていたはずなのに、そこはまるで映画で見たような、どことなく西洋っぽい街並み。真っ青な空。円形の広場のような場所の中央に、まりえは座り込んでいた。
やたらとにぎやかな広場は、まりえの周辺だけ人波がぽっかりと開いていた。まりえの正面には見るからに豪華そうな椅子に座った男女と、それを取り囲む人々。周囲の人間は慌てたようにさざめいていた。
わけもわからず周囲を見渡すまりえと、驚いた表情でまりえを凝視する人々。
その時遠くで不意に鳴ったラッパのような音に、まりえは驚いてあやの入ったキャリーを取り落してしまう。その拍子にキャリーの蓋が開き、中からあやが飛び出した。まりえは慌てたが、あやはよく慣れた文鳥なので、まりえの肩にちょこんと止まった。
それを見てますます騒然とする人々。
豪華な椅子に座っていた人物が立ち上がった。
そしてまりえに告げたのだ。
「よくぞおいでくださいました、伝説の巫女様」
と。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-17 18:27:50
9849文字
会話率:40%
17歳の看谷 英子は、他者からの意識が視える死にゲープレイヤーだ。
同接60万人の覇権VRMMO『稀人逢魔伝』に己がプレイヤースキルと刀だけで挑んでゆくが、実はこの『まれおう』、鎧袖というからくり強化外骨格の装着を前提とした高難易度ゲー
ムで……?
ノーアイテム、ノーアクティブスキル、ノーダメージ。愛すべき死闘と求めて無自覚に剣豪の道を往く、シセン少女の剣風譚。
(毎週『月』・『金』曜日18時更新、1部分あたり2500~3000文字程度(読了5、6分)の連載です)
(ご縁がありましたら、ブックマーク・お気に入り登録などして頂けますと執筆の励みになります)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-17 18:00:00
118955文字
会話率:30%
遥か昔、人類は世界の主達と契約をしました
世界の主達は言いました
"人類に知恵と加護を授けよう"
"しかし忘れるな、我々こそが人類の親であることを"
"人類が我々への畏敬を忘れたその日が来れ
ば、この星に滅びを齎すと"
"決して忘れるな"
しかし人類は世界の主達のことはすっかり忘れてしまい
自分達こそが神だと豪語し、傲慢にも繁栄を謳歌し始めたのです
そこに世界の主達への恐れも、敬意も何もなく
世界の主達はこれに怒り、過去の誓約の下、星に滅びを齎しに来たのでした...折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-17 17:21:58
131640文字
会話率:44%
中世中期、東地中海の内陸地方を舞台にした、空想歴史ファンタジー。
ナガ平野の豪族・ワーリズム一族に、内紛が起こった。分家の青年・ハンシスが、本家のラディン少年から一族の当主の座を奪うべく、戦役を仕掛けてきたのだ。
二人は、二歳違いの
従兄弟同士だった。かつてはラディンの姉・シャダーを含む三人で兄弟の様に親密に過ごした時期もあったが、いまや両者には大きな差が生じていた。
――為政者に必要な力量を完璧に習得したハンシス。
――姉に甘やかされ続ける傲慢な子供でしかないラディン。
弟を溺愛するシャダー以外の誰もがハンシスの勝利を予測し、実際戦局はその通りに進んでいた。
しかし戦役の中、完璧なはずのハンシスの言動が奇異に傾き出す。果てに唐突に戦場から出奔し、従姉シャダーの疎開先へと向かってしまった。
これを知るやラディン、そして彼の護衛・カティルもハンシスを追い出発する。さらに、ハンシスを英雄視して敬愛する家臣・ルアーイドも皆を追いかける。しかし目指すシャダーは疎開先でトラブルを起こし、西の地へと向かっていってしまった。
五人は追いかけ合うように西へ西へと進んでゆく。
その旅程において、隠されていた様々な出来事が明らかになってゆき、やがて彼らは西の果て、ブハイル湖へとたどり着く。……
……いびつな友情・信頼・憎悪・執着・愛情に絡められてしまった五人を描いた、ストーリー。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-17 16:01:14
30331文字
会話率:45%
書籍版:1~6巻発売中。
コミックス:1~2巻発売中・WEBにてコミカライズ連載中!
舞台版DVD1月29日に発売。
「なぜ、こんなことに……?」
大国ティアムーン帝国の皇女、ミーア・ルーナ・ティアムーンは断頭台(ギロチン)の上でつぶや
く。
彼女を取り囲む観衆の顔には、例外なく怒りの色があった。
重税に耐えかねた民衆の革命、その手にかかって、ミーアは断頭台で処刑されてしまう。
けれど次に目が覚めた時、彼女はベッドの上に寝ていた。
八年も前、まだ子どもだった頃の姿で……。
一瞬、夢か? と安心しかけるミーアだったのだが、その枕元には彼女自身が綴った血染めの日記帳が転がっていた。
豪奢な皇女の部屋に、ミーアのあられもない悲鳴が響いた。
これは、やり直しの物語。
それほど悪辣ではなかったけれど、他人の痛みにも空腹にも思いを致すことができなくて……それを知った時にはすべてが手遅れだった姫殿下。過去の自分へと逆行転生した彼女は、血染めの日記帳と自らの記憶をもとに、西へ東へ奔走する。
斜陽の帝国の未来を救うため?
内戦により命を落とす多くの兵士のため?
民衆を飢饉から救うため?
否、彼女の目的はただ一つ。
「すべてはギロチンの運命を回避するために!」
TOブックスさまより書籍化決定いたしました。
※COMICOチャレンジ http://novel.comico.jp/challenge/21171/
に投稿している「ティアムーン帝国物語~断頭台から始まる姫の逆転ストーリー~」を、吹き出し無しの小説形式にリメイクして投稿して来ましたが、COMICOさんの方は完結。その後、書籍化に伴い削除いたしました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-17 12:00:00
3257850文字
会話率:34%
「ルーファス・アスクウィス! 貴様をこのアスクウィス侯爵家から追放する!」
侯爵家嫡男のレイモンドは愛する妹を老富豪との政略結婚から救うため、暫定当主の継父ルーファスを侯爵家から追放した。正義の味方のつもりだったレイモンドだが、次々と明
らかになる事実により失墜していく。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-17 12:00:00
48518文字
会話率:37%
“政争の国”と揶揄された、大陸西部に浮かぶ、小さな島国。
情勢不安と、民衆を脅かす脅威に立ち向かう、ひとりの老警。
国家憲兵警察隊本部長官、オーブリー・ダンクルベール。
老練な捜査官にして、卓越した指揮官。
その輝かしい功績の影には、ひと
りの“夫人”の姿があった。
女流作家、パトリシア・ドゥ・ボドリエール。
かつて一斉を風靡した大文豪にして、市井を恐怖に陥れた、凶悪殺人犯。
そして人知を越えた魔性の存在、“人でなし”。
夜闇の海に俤を見出す、褐色の巨才。
監獄の最奥に煌々と輝く、朱き瞳。
人と魔性。敵と味方。そして、男と女。
交わり、時にぶつかり合う。それはただ、互いの求めるもののために。
湖面に浮かぶ月。綴られたのは、ただ一文。
“シェラドゥルーガは、生きている”
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-17 10:40:21
290936文字
会話率:42%
点滴で生命を維持しているガン末期患者の織田雄治は、死が目前に迫り、オーラを見て相手の感情や過去を知ることができるようになった。また使えるようになった念動力で、身体から霊体を離脱させることに成功する。霊体になると、憑依した相手に行動を誘導し
たり、空中を自由に飛べることができた。さらに過去に行けることがわかると、バブル以前からの地価の動向や株式市場のデータを霊体意識に記録させ過去に飛んだ。そして中学2年生の自分の魂と融合させることに成功する。バブル相場から現代の仮想通貨の暴騰相場を現代知識を利用して巨万の富を得る成り上がりストーリーです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-17 09:06:29
123316文字
会話率:52%
私立北掛高校は甲子園優勝経験もある強豪校だったが、近年は甲子園から遠ざかっており、”終わった高校”と謗られることさえもあった。しかし、後に”世界最強”とも称される天才女子投手の加入により、そんな北掛高校野球部の止まっていた時計は再び動き出
すことになるのだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-17 01:54:05
2912文字
会話率:18%
「お前は王子に相応しくない」
そう告げられて城を追い出された聖女ゲルダは庶民に身を落とす。
国の為に、何より王子の為に命を捨てて働いてきた彼女を庇う者は誰一人いなかった。
誰もが身一つで出て行く彼女を嘲笑う。その中には新たな聖女に抜
擢された少女もいた。
しかも彼女はゲルダに代わって王子と婚姻を結んだというではないか。
一応、棲み家となる家を与えられたが、ゲルダはそのまま城下町を出て行ってしまうのだった。
とある街に落ち着いたゲルダはその日から浴びるように酒を呑むようになる。
彼女を過去の聖女と知る者達は“酔いどれ”と呼び、笑うのだった。
そして彼女には誰にも打ち明けていない秘密がある。
それは前世の記憶を失わずにこの世へと生まれてきた事だった。
「いやぁ、城から出されたお陰で誰に気兼ねする事なく酒を呑む事が出来るわい。王子サマサマだ」
前世では免許皆伝を許された剣豪にして酒豪だったヒルダは今夜も大酒をかっくらう。
このような日々を過ごしていたが、いつしか身の周りに不審な気配を感じるようになる。
一計を案じて気配の主を捕らえてみれば、なんとそこには見知った顔が……
「今、王子様の御身が危ういのです。何卒ゲルダ様のお力添えを」
自分に成り代わって聖女となった少女の訴えにゲルダは如何なる判断を下すのか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-17 00:32:38
676454文字
会話率:41%
現実をしばし離れて 胸きゅんな時空の旅へおこしやす……
一途な可愛いヒロインと “本物” のイイ男達がお出迎えいたします
今年(2020年)中の完結をめざしつつも
永遠に続いてほしくなる非日常を……お送りできたら幸いです
☆ 歴
史の事前知識は いりません ☆
せつなめ激甘系恋愛小説 × シリアス歴史時代小説 × まじめに哲学小説 × 仏教SF小説 歴史恋愛哲学ファンタジーラノベ風味 ……です。
これは禁断の恋?――――――
江戸幕末の動乱を生きた剣豪 新選組の沖田総司と
生きる事に執着の持てない 悩める現代の女子高生の
時代を超えた 恋の物語
新選組の男達に 恋われ求められても
唯ひとりの存在しかみえていない彼女の
一途な恋の行く末は
だが許されざるもの……
タイムスリップものだからこそできる方法で
歴史にシリアスに沿い、
史料から読みとれる沖田総司像に忠実に
甘くせつない加工してます
歴史の前提知識は要りません
小説内で時おり補足してまいります
さりげなく幕末のお勉強をしたい方もぜひ
覚めたくなくなる時の旅へ いざないましょう
新選組の 本物のイイ漢達で お魅せします……
☆ 10年以上前に第1部を書いて放置していたため、現代設定が平成12年です
プロットだけ大幅変更し、初期設定に関しては直さずそのまま続けてます
☆ 未成年の飲酒の記述がありますが、この物語は法律法令に反する行為を容認推奨するものではありません
★ …と・は作者の好みで使い分けております ―もその場に応じ個数を変えて並べてます
☆ 間者役で架空の隊士も登場します
☆ 史料考察に基づき、本小説の沖田さんは池田屋事変で血を吐かないのは勿論のこと、昏倒もしません
ほか沖田氏縁者さんと病の関係等、諸所で提唱する考察は、新説としてお受け取りいただければと存じます
☆ 本小説は親子問題を扱っており、少しでも双方をつなぐ糸口になればと願っておりますが、極端な虐待を対象にはできておりません
万人の立場に適うことは残念ながら難しいものです、恐縮ながらその点は何卒ご了承くださいませ
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-17 00:02:29
834847文字
会話率:27%
魔族に囚われたお姫様
姫を救出しようと試みる国王
しかし、“そこ”は御約束。魔王の城。
中心部分にあたる 貴族専用拘束部屋(所謂 牢屋)だった。…と言っても豪華なベッド。豪華な入浴室に豪華なカーテン。豪華な家具。畳24畳は在る広さの王族御
用達囚人部屋(汗)
……。姫は救助・救出は困難と判断し、自ら脱出を試みようとする物語です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-17 00:00:00
315186文字
会話率:4%
豪徳寺弥彦は高校入学の前日、一人の女子高生と出会う。
実は彼女は隣に引っ越してきたばかりの七つ子で…。
これは豪徳寺弥彦と15人のフィアンセの出会いと愛の物語。
最終更新:2024-05-17 00:00:00
103098文字
会話率:27%
【簡易あらすじ】
最底辺の魔導職『魔導ゴミ屋』は王都のゴミ回収業務を担う。
『魔導ゴミ屋』セイは仕事の途中で聖女や魔女と出会い、事件や冒険に巻き込まれ、それでも頑張るお話。
【あらすじ】
双月大陸の南方に属する、アルスツェラ王国の王都に住
む『魔導ゴミ屋』のセイは特殊な孤児院育ち。
王都では8歳の時に『神の祝福』という1000人に1人の才質を見つけ出す儀式がある。
セイは『魔導廃棄物回収師』通称『魔導ゴミ屋』の才質が現れ、王都での魔導を用いたゴミ回収業を担うこととなった。
仕事を通じて彼は『さとり』の力を持つ『聖女』レアと、『放火魔』の異名を持つ『魔女』と仲良くなる。
さらには大陸随一の剣豪を目指すアレンを始め、さまざまな出会いが重なり運命が動く。
それは苦難に満ちたものだった。
これは異世界での生活の姿、それは食事・魔導・聖祈・ゴミ回収業・冒険者・武技・迷宮の掃除、そして呪詛などが倒錯している世界。
その世界を、最底辺の魔導職が考察しながら取り組む姿を描いた物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-16 21:14:58
274150文字
会話率:45%
※2021年2月現在
総合PV60万! 総合ポイント3500突破!
巨大な一つの大陸の他は陸地の存在しない世界。
その大陸を統べるルーリアト帝国の第三皇女グーシュ。
21世紀初頭にトラックに轢かれ、気が付いたら22世紀でサイボーグにな
っていた元サラリーマンの一木弘和。
地球連邦軍異世界派遣軍のルーリアト帝国への来訪により出会った二人が、この世界に大きな変革を引き起こす!
SF×ファンタジーの壮大な物語、開幕。
第一章
グーシュは十八歳の帝国第三皇女。
好奇心旺盛で民や兵にも気さくに接するため、民衆からは慕われているが主流派からは疎まれていた。
グーシュはある日、国境に来た存在しない筈の大陸外の使節団への大使に立候補する。
主流派に睨まれかねない危険な行為だが、未知への探求心に胸踊らせるグーシュはお付きの騎士ミルシャと共に使節団が滞在するルニ子爵領へと赴く。
しかしその道中で、思わぬ事態が起こる。
第二章
西暦2165年。
21世紀初頭から交通事故で昏睡していた一木弘和はサイボーグとして蘇生。
体の代金を払うため地球連邦軍異世界派遣軍に入り、アンドロイド兵士達の指揮官として働いていた。
そして新しく配属された第049艦隊の一員として、一木はグーシュの暮らす惑星ワーヒドに赴く。
しかし美少女型アンドロイドの参謀や部下に振り回され、上官のサーレハ大将は何やら企んでいる様子。
一般人の一木は必死に奮闘するが……。
第三章~
そして、両者の交流が始まる……。
※現状可能な限り日間更新を目標にしていますが、本業が繁忙期のため更新頻度低下中です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-16 20:56:55
1410483文字
会話率:28%
「地球連邦軍様、異世界へようこそ」の短編集です。
本編に投稿するにはどうか? という話や、小ネタ集の様な物を投稿します。
また、急な投稿予定の変更や告知などにもここを利用したいと思いますので、本編をブックマークしている方はぜひ登録をよろし
くお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-29 21:14:08
4384文字
会話率:16%
小説家になろうで公開中の「地球連邦軍様、異世界へようこそ」の予告風短編です。
基本プロット作成段階のメモを元に書いた物を、映画の予告編を見た影響で完成させたものです。
本編を見た事のない方で、興味が湧いた方はぜひ本編もよろしくお願いしま
す。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-01 20:10:19
3104文字
会話率:19%
小学六年生の若林透真は、卒業式でプロサッカー選手になると宣言した。そして、中学校のサッカー部で活躍し、プロのサッカーチームのユースにスカウトされることを考えていた。進学した公立の中学校であったが、前回大会で県ベスト8まで出ている強豪だ。そこ
で苦悩しながらも、成長していく物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-16 20:53:27
162525文字
会話率:28%
時は1935年。幾多の巨大豪華客船が大西洋で鎬を削っていた時代。
その恐竜的進化から取り残されていたはずの東アジアにおいても、満洲国皇帝溥儀の気紛れから、野心的な客船建造計画が始まった!
正気であれば即座に却下されるはずであったこの計
画は、日本の関係各所から強力な支持を取り付けてしまった結果、あれよあれよという間に既成事実化したのである。
新京から発つ超特急『あじあ』号をその身に納め、いつかは賓客を門司経由で東京へと運ぶ空前絶後の大型貨客船『文殊』。
オリンピック東京大会において満洲国の顔をなるはずだった彼女は、その威信をかけて大々的に運行……されることはあまりなく、対外情勢の悪化により遂には帝国海軍の軍艦として再就役することとなった。航空機運用能力と揚陸艦としての機能を兼ね備えた、革新的なる新型艦。それが改装航空母艦『天鷹』だ!
ただ色々と紆余曲折あったフネだからか、『天鷹』に乗り組むは海軍の問題児ばかり。
バンカラ精神溢れる単細胞が艦長なら、副長は女癖が最低最悪。主計長はタダ飯タダ酒が大好きなケチンボで、航海長はいつも遅刻。血気盛んに過ぎる飛行隊長などマシなくらいというあり様だ。軍機なんてお構いなしの素行不良で、挙句奇ッ怪な催しで食中毒ばかり起こす彼等には、海軍中から白い目が注がれている始末。
とはいえ米英との開戦が間近ともなれば、天下の聯合艦隊といえど貴重な戦力を遊ばせておく余裕などあるはずもない。
曲がりなりにも南方作戦の要として、マレー部隊に配属された『天鷹』。彼女の前に立ちはだかるは、新造航空母艦『インドミタブル』の増援を得た英極東艦隊。こんな軍艦で大丈夫か? 海の粗忽者の戦いが今始まる!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-16 18:36:21
1217464文字
会話率:42%
武人達の隠れ村で産まれ育ったミロノ。
日常生活自体が修行になっている彼女は、周りと同じく村で結婚し子供を成し、村で生涯を終える人生を歩むと思っていた………のだが。
少年リヒトが村に訊ねてきた事によって、ミロノは額に『暴言が盛大に浮き出る呪』
にかかってしまった。
このままではお外に歩けない!! 一生額を隠して生活するなんて無理に決まっている!!
頭を抱えるミロノに聞かされた呪いを解く方法、それはただ一つ。
「呪いを解くためには、世界に災いを起こしている魔王を全て倒さなければならない。
それは双子の勇者の生まれ変わりであるミロノとリヒトしか出来ないことだ。
さぁ旅立つのだ!!」
そう豪語する父親。
突然、自身が勇者の生まれ変わりと説明をうけ、納得する間もなくリヒトと共に旅に出されるミロノ。事前知識&教えてくれる情報は少なく、手探り状態で歩き始めることに。勇者の生まれ変わり、すなわち転生とは一体なんの事なのか?
本当にこの額に刻まれている見た目が恥ずかしい呪いは解けるのか?
っていうか、魔王って凄く一杯いるんだけど!!?
旅を進めるにつれて、魔王とは何か、災いとはなにか、自分とは何かを問いながらも。
急ぎではないので必死に退治することもなく、旅の道中で出遭ったらさっさと退治する。
そんなミロノとリヒトの青春時代を語るには絶対に外すことの出来ない、わざわいたおしのお話です。
長編の冒険モノです。勢いに任せて書いてみました。
世界観は魔法が廃れていく途中の世界だと思っています。
毒舌多く、暴力戦闘グロシーン多めですので、苦手な方はご注意ください。
男女の友情から育まなければならない位置からスタートです。
世を正して正義を貫くヒーローよりも、目的のためには手を汚すことを厭わないヴィラン寄りの主人公たちになります。
(前書き後書き本文、文章の問題や、誤変換などのミスがあればその都度訂正しているのでよく改正が入ります)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-16 14:50:00
625580文字
会話率:36%
陸の孤島とも言われる四国は高知県。
そんな地方の豪族の次男に現代人が転生する。
彼の名は「安芸 国虎」。土佐の出来人、長宗我部 元親に踏み台とされる武将である。
目標はただ生き残る事。それさえ達成すれば良いと思っていた。
しかし、そんな国虎
に転機が訪れる。それはもう一人の転生者、名は安田 親信。
彼は安芸 国虎に天下を取らせる事を夢見ていた。
これは、本人の思いとは別に勝手に成り上がりが進んでいく奇妙なコメディ。
楽隠居など絶対にできない話である。
設定はガバガバです。間違って書いている箇所もあるかも知れません。
特に序盤は有名武将は登場しません。
不定期更新。更新は遅いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-16 06:50:00
1181785文字
会話率:40%
名家のご令嬢にして最強の女子中学生、羅城門真綾ちゃんが、異世界転移してしまった。もともと武芸の達人だったのに、戦前の豪華貨客船〈熊野丸〉と召喚契約した彼女は、戦艦並みの力と防御力を始めとする異能を貰ったうえ、異世界の魔法攻撃が効かないらし
い……。あの子、優しいけど武闘派なんだよね……ヤバい、異世界が……。
これは、魔物が跋扈する異世界でマイペースに無双し、やらかしまくった末、皇帝にされそうになる彼女の姿、そして、異世界のためにも早く真綾のことを取り戻そうと焦る、ちっさい親友を描いた物語である。……誰がちっさいだ!
この作品は、『やまとなでしこ異世界無双 前日譚 ~真綾ちゃんは異世界へ行くらしい~』を読んでからのほうが楽しめると思います。
『カクヨム』でも公開中。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-16 04:19:46
631714文字
会話率:42%
武門の名家、羅城門家のお姫様である真綾ちゃんは、戦前の豪華貨客船〈熊野丸〉を召喚する能力に目覚めた翌年、町から忽然と姿を消してしまった。
物静かで優しいけど武闘派な彼女は、どうやら〈異世界転移〉してしまったらしいんだよ、召喚契約時に得た
絶大な力を携えて……。ヤバい、異世界が……。
これは、真綾ちゃんが異世界へ転移するまでの、ちょっと不思議でまったりした日々と、魔物が跋扈する異世界に行ってもマイペースな彼女の姿、そして、なんとか真綾ちゃんを取り戻そうと焦る、ちっさい親友を描いた物語である……。誰がちっさいだ!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-29 17:22:24
227601文字
会話率:46%