大学に入学して一年目の秋、城咲翡翠は祖母・城咲桜を亡くした。
桜は翡翠に生きる知恵だけでなく、この世のものではないとされる存在について、語ってくれた。
御伽噺のような話に、翡翠以外の誰もが桜を悪様に言ったが、翡翠はその話を好ましく思うと同
時に、桜のことをとても大切に想っていた。
結局、桜の死から一ヶ月経っても、翡翠の世界は色を取り戻さなかった。
何に対しても興味が持てなくなっていたそんなある日、ほんの出来心から、翡翠は桜に近づくな、と警告されていた神社に足を踏み入れてしまう。
いつも通り過ぎるだけの神社は、翡翠が想像していたよりも遥かに広い参道と、大きな社が鎮座している、規模の大きな立派な神社だった。
その様子に、翡翠は首を傾げる。
『側から見たら、こんなに立派なお社があるようには見えなかった』
狐につままれたような心地を抱きならが境内を散策していると、突然、視界に男性の姿が飛び込んできた。
ぶつかりそうになり咄嗟に謝った翡翠は、その後すぐに、男性の浮世離れした美しさに目を奪われることとなる。
桜とは旧知の中だと話すその男性は、一方的に翡翠にとある事実を突きつけた。
「貴方には危機が迫っているので、これから約一年の間、貴方を監視させていただきます」
「それ、本気で仰っていますか!?」
昔々、そのまた昔。
まだ人間と神々が一緒に暮らしていた頃、一柱の神が生まれた。
白い肌に赤い瞳を持つその神は、太陽神天照大神よりある使命を与えられる。
幾度となく使命を全うし続ける中で、一人の少女と出会った。
これは、途方もないほど長い時間を過ごす一柱の神と、その神の時間に彩りを与えることになった人間との、出会いのお話。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-15 21:49:21
196190文字
会話率:35%
大阪の裏社会で生きる遠藤克己は三流の殺し屋。格上の同業者ばかりがひしめくこの街で、うだつが上がらない日々を送っていた。ある日、獲物を新進気鋭の殺し屋に横取りされた事で完全に行き詰ってしまう。そんな彼に仕事仲間の刈谷から言い渡されたのは、二
週間のリフレッシュ休暇――。
刈谷の画策により大阪から離れた石川県の金沢までやってきた遠藤は、そこで自らの常識の外にいる存在――『怪恨』と呼ばれる異形と対峙する事となる。さらには怪恨退治を生業とする専門家、『滅恨士』の少女、霞沢葉月と出会い、やがて街の命運を懸けた戦いに巻き込まれていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-11 22:38:04
140773文字
会話率:45%
大阪に住む大学生の東雲晴雨は偶然裏社会の一端を垣間見てしまった事により、人外ひしめく戦いの中に投げ出される。
人間離れした力を扱う能力者。各地でテロを起こす過激派グループ。それらを守る用心棒と付け狙う殺し屋達。一連の事件を追う雑誌記者。
彼らはそれぞれの思惑を胸に、自らの目標に向かって突き進む。
人の命が紙切れ以下の裏社会において、使い捨ての駒として再利用される事となった東雲は同じ境遇の先達者と共に、この惨劇からの脱出を誓う。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-10-07 22:00:00
168070文字
会話率:37%
様々なジャンルの短編をあげていく連載(の予定)です。
そのため、基本は一話完結。
物語ごとのあらすじは前書きに記載しています。
最終更新:2017-02-21 01:48:01
5461文字
会話率:43%
魔術師となって砂漠の〈塔〉と故郷アーレイドを行き来する生活をはじめた青年エイル。
彼は最近出没するという砂漠の魔物について調べることになったが、それは彼が「風具」という特殊な道具と〈風司〉の物語に関わるきっかけだった。
これは「翡翠の宮殿
」その後の物語にして、「風読みの冠」の裏側で進んだ彼らの物語。
※7話(各4章)+終章で構成。
※アップ頻度は一週間に数回(1回につき1章)程度とする予定です。
※一部「翡翠の宮殿」および特に「風読みの冠」とリンクする箇所がございます。
※未読でも問題なく読めるようにしてありますが、ネタバレを気にする方でこれ以外にも読んでくださるという有難い方は、他作品も覗いていただけると嬉しいです。
カクヨムにて同時連載中。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-02 21:00:00
956603文字
会話率:52%
彼が「その役割」にあることに、疑問の余地はなかった。一年間の相棒についても。
ただ、もう少しとっつきやすい相手であってほしかったなと、吟遊詩人は息を吐く。
それは、六十年の歯車が狂う前。かつてのリ・ガンと〈鍵〉の物語。(全3章)
※「翡
翠の宮殿」外伝です。
「翡翠の宮殿」のネタバレ(ほのめかし)があります。
大きなネタバレではなく、【本作だけでもお読みいただけます】が、ネタバレを避けたい方や本編に興味のある方は、長いですが「翡翠の宮殿」からお読みいただければ幸いです。
https://ncode.syosetu.com/n0682fd/
カクヨム:
https://kakuyomu.jp/works/16817330666245044515折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-26 19:00:00
87441文字
会話率:48%
私のために、お願い。そんな言葉に幾度となく翻弄された。
決して手に入らないもののために、彼は全てを失うことになる。
「翡翠の宮殿」外伝。〈魔術都市〉レンにて、王甥と王女の昏き幕間。
※「翡翠の宮殿」のネタバレがあります。
※現代日本の一
般的な倫理観に反する描写があります。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-06 23:00:00
10571文字
会話率:17%
ヒトが世界の歴史を数えて400年ほど経った大地には、ヒトとどうぶつと魔族がいた。『世界の理』はようやく定まって、ヒトが欲を深くした時代に、黄金の髪と翡翠の瞳を持つ美しい少女が生まれた。黄金の娘は、やがて魔王と出会って恋に落ちる。これは、それ
だけの話。小さな恋慕の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-01 20:06:28
148437文字
会話率:60%
『寺生まれのTちゃん』こと冬羽(とあ)は怪異を「破ァ!」の一発で祓う(ぶん殴る)『結界少女』。相棒(バディ)の異世界エルフ少女ロリスを嫁として愛でながら、東北呪界の『要(かなめ)』たる遠野郷で最強の祓い屋として平穏(?)な学園生活を謳歌して
いた。
しかし、平和な里に新たなる脅威が迫る。
ネットに巣食う『AIの呪詛』による浸蝕、跳梁跋扈する『反社系怪異』ども、暴れ熊『アーバン・ベア』の悲劇。押し寄せるオーバーツーリズムと『迷惑系配信者』による聖域蹂躙――。
境界を越え次々に襲来する新世代の『名状しがた呪詛』に対し、冬羽(とあ)とロリスの怪異コンビが挑む!
冬羽や現代怪異の仲間たちは「新時代の怪異」を祓えるのか――!?
★現代妖怪(ネットロア)× 青春 × 百合バディ × オカルトと呪術、 クロスオーバー怪異譚
★本作は『最強、寺生まれのTちゃんと美少女エルフさん』の続編(シーズン2)ですが本作のみでお楽しみ頂けます♪
【登場人物紹介】
・寺林冬羽(てらばやし とあ)
16歳の女子高生。黒髪の快活な印象だが、可愛い少女に興奮する変態百合属性。
遠野郷の結界を守護する「結界少女」の一柱で、退魔・対怪異因果操作能力『破』を宿している。敵を時空から存在ごと殲滅する『天葬砲(テンソウホウ)』が必殺技。
京都の陰陽師たちに総本山『陰陽寮』からは「怪異免疫たる特殊な結界少女」として危険視され最重要監視対象。遠野の山寺で生まれ育ったので『寺生まれのTちゃん』というコードネームで呼称される。
・ロリス
異世界から来たエルフの少女。
若草色の髪に翡翠色の瞳にエルフ耳が特徴。
上品で控えめだが「芯の強さ」を併せ持つ。
故郷の異世界が超次元魔王により滅ぼされ地球に逃げ延びてきた。
現代怪異『くねくね』に襲われ行き倒れていたところを冬羽(とあ)に助けられ、冬羽(とあ)と共に暮らしながら様々な怪異に立ち向かう相棒となる。
金属を植物に変える魔法『リコリス・ブルーム』で現代の兵器、武器を無効化できる。
・琴畑(ことは)紬(つむぎ)
霊感を持ち、知らず知らずに怪異・事件に巻き込まれてる「巻き込まれ系」女子高生。
高校入学を機に都会から引っ越してきた。
AIに呪殺されそうになったところを、冬羽とロリスに救われる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-01 17:29:58
11772文字
会話率:28%
神戸に住む高校生、翡翠恵美は、現実と夢の間に悩み始める。これらの夢が何を意味しているのか、自分にはどんな過去があるのかを知りたいと思い始める。翡翠は夢を探り始めたが。
最終更新:2023-11-26 13:44:16
1254文字
会話率:0%
魔術大国であるオスマンサスで生まれた主人公・柊颯斗は、物心ついた時から町外れの小さな孤児院にいた。
そんな颯斗に転機が訪れる。五歳の誕生日の前夜。
いつものように一人寂しく窓の外を眺めていた颯斗は、三十代半ばくらいの、眼鏡をかけた男性が歩
いているのを見た。この辺りで知らない人を見ることはめずらしいので、興味をそそられじっと見つめていると、ふいにその人が颯斗の方を向いた。
颯斗は驚いて窓際から逃げ出しそうになったが、
「まあ、待て坊や、少し見ておいで」
その言葉には魔法のような力があり、自然と足を止めてそちらを向くことができた。
その様子ににっこりと笑った彼は、自然な仕草で腕を前に出し、その周辺のあらゆるものを凍らせてみせた。
「これは、《氷》という魔術だ。君は【まだ】魔術は使えないだろう。魔術は限られた人にしか使えない。使えるようになったら、魔術学校においで。待っているよ」
あの人の言葉に励まされて、魔術を使えるようになりたいと、強く願い続けることができたのかもしれない。
その結果、今、僕は…
ずっと、もし魔術が使えるようになったら魔術学校に、今はもう顔も覚えていないあの人を探しに行こうと決めていた。そして、あのときには伝えることのできなかった、感謝を伝えよう。
その後は…
なるべく静かに学校生活を送れたらそれでいいかな。
これは、一人の孤独だった少年の波乱の人生の一幕を描いた物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-25 19:38:20
2171文字
会話率:14%
ピンクブロンドの髪に大きな翡翠色の瞳、小柄な体躯が庇護欲をそそる男爵令嬢のジェイミーは平民から貴族になりたての少女だ。ひょんなことから貴族が通う学院で王太子殿下に見初められ付きまとわれた挙句学院のパーティーで婚約宣言をされてしまった。困り果
てたジェイミーの元に公爵家令嬢、淑女の中の淑女ディアドラがやって来て……?
ふわっとした短編です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-24 23:22:04
11957文字
会話率:40%
何度も同じ人に殺され、何度も同じ人に恋をする。
自分の死ぬ瞬間を見たことがありますか?その瞬間を目の当たりにした彼女が次に目覚めたのは、全くの異郷の地。そしてその姿は全く違う人生を歩んできた翡翠の瞳を持つ一人の少女の姿に変わっていた。
これ
は転生か?はたまた入れ替わりなのか??
そんな彼女が出会ったのは、自称余命3年の一人の青年だった。
運命なのか、必然なのか。彼女の9回目の未来が動き出した。今度こそ、先に進むために。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-23 19:06:16
374638文字
会話率:52%
ここにあるのは、共感の器に入れたくないもの。薄っぺらくても借り物でも、確かにあのとき動いたんだという証。感傷や執着を掬い上げては仕舞う場所。
なにか拾っていってくれとは言いませんが、なにか吐き出していってほしいとは思います。
最終更新:2023-11-19 18:00:00
2292文字
会話率:0%
メンフィリア帝国の騎士を
めざす男のフィンレーは、
騎士昇格試験の列に並んでいた。
白い服を着た少女と肩がぶつかる。
顔を見ることはなかったが、
2人は同じものをさがす共通点があった。
それは、
なんでも願いが叶うと
噂される『翡翠』を
探していた。
冒険をしながら、
翡翠を探しに行く
物語。
その翡翠とはいったい
何なのかー--
モンスター・武器・防具・少し恋愛
RPGを体験しているかのようなお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-15 09:10:04
73285文字
会話率:23%
これはあったかもしれない日本の物語
それでも誠を貫いた二人の物語
最終更新:2023-11-11 22:54:13
654文字
会話率:56%
廣瀬賢哉は小説を書くことが趣味の高校一年生。現在、小説投稿サイトに連載中の作品が大きく伸び、書籍化の打診が来たが様々な不安からそれを受けるか悩んでいた。
そんなある時、学年トップの秀才だが、その塩対応振りから腫れ物扱いされている同級生――
宮長翡翠に自分の小説設定のメモ書きを見られ、彼女から衝撃的な言葉を告げられる。
「私に、小説の書き方を教えてください」
だがそう言われて読んだ彼女の小説は――致命的に面白くなかった。
何かが欠けた、二人の物書きのボーイミーツガール折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-23 18:00:00
11988文字
会話率:47%
今日の食事です。
少しホラーっぽくなってしまいました。
最終更新:2023-10-22 16:47:12
919文字
会話率:50%
ある夏の日、みんなでこっくりさんをやったんだ。
最終更新:2023-08-24 22:30:24
2399文字
会話率:49%
僕の住むボロアパートに隣人が現れた話
最終更新:2023-05-05 23:17:45
1577文字
会話率:34%
現世で罪を犯し地獄に堕ちた男、神田 太郎(カンダ タロウ)。
長すぎる時間を地獄で過ごし、自分が何者なのか忘れてしまいそうになった時、地獄で笑う褐色白髪の少女、翡翠 蓮(ヒスイ レン)に出会う。
どうして彼女は地獄で笑っているのか?そして彼
女が登ろうとしている、天から垂れ下がる糸とは一体なんなのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-13 17:00:00
6079文字
会話率:46%
たった一人で魔王を倒した最強の魔術師――エリオ・ルーングレイス。
“英雄”と讃えられた彼の存在により人間と魔族との間に勃発した“魔絶戦争”が終結し、世界に平和が訪れた。
しかし、エリオは突如として王国を裏切り、王城に火を放つ。
何故“英雄”
がそのようなことをしたのか、それは誰にも分からない。
ただ誰もが彼を讃えることをやめ、恐怖するようになった。
この日を境にエリオは“英雄”ではなく“大罪人”となった。
そんな英雄の反乱から、五年の歳月が流れた。
表舞台から姿を消した“大罪人”エリオはアイオン森林地帯に身を隠しながら静かに過ごしていた。
ある日、いつも通り森の中で過ごしていたエリオは、魔王軍が残していった魔界の魔物に追われていた少女を助ける。
少女はエリオを“大罪人”だと気づくと、恐れるわけでも軽蔑するわけでもなく――
「わたくしを、誘拐してくださいまし!」
――どういうわけか、目を輝かせながら土下座したのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-23 17:05:04
161905文字
会話率:39%
伯爵貴族エーデリック家の次男であるハエンには剣の才能も魔法の才能もなく、兄であり現当主であるアスタルから「無能」と蔑まれていた。
ある日、ハエンは兄から突然エーデリック家からの追放を言い渡される。理由は「無能がいるだけで家名に傷がつく」とい
うものだった。
最後のチャンスとして自分との一対一の試合に勝てば考え直すと告げられるが、王国でも屈指の剣才を持つ兄との実力差は明白。
勝てるはずないと絶望するハエンは、試合までの少ない時を唯一心を許せる友と過ごす。
その友とは、エーデリック家の家宝である古代遺物“風神剣ウィンダール”――ハエンにしか聞こえない言葉を話す剣だった。
兄に内緒で“フウ”と名付けた友と最後の時を過ごすハエン。
ほとんど諦めていたハエンにも可能性があるとすれば一つ。「無能」である彼が生まれつき持っていた唯一の力――〈精霊回帰〉である。
しかし、それはハエン自身ですら扱い方が分からないという重大な欠陥を抱えていた。
その力が兄との試合でついに開花――するはずもなく、あっけなく敗れたハエンは友に最後の別れを告げる。
その際に〈精霊回帰〉を使ってくれと頼まれ、言われるがままに技能を発動するハエン。
すると、信じられない出来事が起こる。
剣だったはずの友が、どういう訳か少女の姿になったのだ。
呆気に取られるハエンは少女に手を引かれるかたちで、屋敷の外に飛び出すのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-07 17:08:21
129342文字
会話率:40%
「きっと素敵な世界が待っていることでしょう……。そんな世界を、またわたくしと一緒に歩いてくれますか……?」
「……あぁ、もちろん」
魔王の自爆に巻き込まれたノアは、仲間であるレントローゼとの最期の約束を交わし、共にその生涯を終える。
そ
れから五百年――。
魔王の自爆によって終結した戦いが“魔王大戦”と名付けられ、魔王に立ち向かった五人の英雄達が【五英雄】と呼ばれるようになり、遥か昔の伝説として語り継がれるようになっていた、そんな時代。
辺境の町で冒険者として過ごしていた青年――アルスは、子供の時から不可思議な夢を見るようになった。
それは、自分が五英雄の一人――【勇者】ノアとなり最期を迎える夢。
何故そんな夢を見るのか、原因は何も分からないままいつも通り依頼をこなしていたアルスは、依頼中に陥ったピンチをきっかけに自分の前世が【勇者】ノアであったことを思い出す。
しかしその英雄の力までは受け継がれておらず、もはや絶体絶命かと思われたその時――。
アルスは一人の少女と出会う。
「――やっと見つけたよ、ノア!」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-27 18:09:56
145179文字
会話率:39%
街骸を埋め尽くす新都市とは、名ばかりの虚構である。それは、骸の上に成り立つ消費都市。ただ売り切れるまでの寸分の栄華。それを知らぬは住む人のみか。
由とせぬは覇権を狙う東国か、はたまた南下政策をとる北国か。西国の荒野に木霊するは遠い馬蹄の
響き。南海より来たるは荒くれる海風に洗われた褐色の蛮者達。
それでも、翡翠の園で竜は謳う。我が地は此処に。我が空は此処に。
竜の娶る番いはだれかれか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-19 20:20:17
770文字
会話率:0%
「フ、フルーツマスター……」
「え、なんて?」
「ですから、フルーツマスター……」
クラスごとまとめて転移させられた主人公、落合翡翠が賜ったスキルは『フルーツマスター』だった。
『ま、せっかく来たんだし』と数々の土地を旅する冒険譚で
す。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-19 15:00:00
1526文字
会話率:23%
恋さん愛さんと白夢さんの元恋人とホームステイします
キザな夏休みが始まります。
ヒューーーーー!
恋ってるーーーーーーーーーー!
最終更新:2023-09-12 14:54:36
2837文字
会話率:0%
七瀬楓基、リースは平凡を望む少女だった。
しかしそんな彼女は平凡ではなく、勇者、大賢者、魔王としての記憶を持つ転生者だった。
普通に平凡で平均で地味な生活を望む彼女の意思とは別に、その力で彼女は次々と目立つ行動をしてしまう。
そして彼女は自
身の持つスキル同性魅了の効果で.....?
平凡になりたい最強少女の無双生活です!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-01 19:00:00
149531文字
会話率:41%
主人公:神楽坂優來はとある秘密を抱える男装女子だった。
そんな優來は自身の姉である神楽坂優花に誘われ、優花が社長をやってい『Rebellion』でVTuberデビューするのだが、姉の悪戯により優來は男性としてデビューすることになった。
『R
ebellion』には女性しかいなかったため突然男性である優來基紫水が入ってきたことにより炎上することになってしまった.....
カクヨムでも投稿しています!
https://kakuyomu.jp/works/16816927860597308704折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-24 20:00:00
14631文字
会話率:41%