たとえどんな地獄でも、『捧げたい』ものがそこにある。
それは聖盃でなければ、叶えられない。
アナタと私、アンタと俺。
────正反対な境遇のふたりは、ある日交わり合う。
嫌気がさした職場からはばたくように自由を手に入れた、不
死の力を持つ女戦士オルタリア。
そして両親のことで疲れ果て、囚われたように村で過ごす、隻腕の青年ゲオル。
スカッと仕事を終えたその数日後のある日、幻の聖遺物『聖盃』の話を聞いたオルタリアがまず訪れた場所こそ、ゲオルのいる村だった。
ひょんなことからゲオルとともに行動すると、世界的に勢力を拡大している宗教団体であり、ゲオルにとっても因縁がある『プレロマ聖母教団』が暗躍していた。
しかしそんなことはおかまいなしに、嬉々として状況を受け入れるオルタリア。
すべてはそこから始まった。
教団からの刺客、獣法(オーム)と言われる異能の力の使い手たちや、過去に存在した魔物や人間などの影『マガツ』が行く手を阻むようにふたりに襲い掛かる。
────そしてそんな中手に入れたのが、聖鋼の黒義手《コルトパイソン》という名の聖遺物だった。
これが聖盃へのキーとなるのだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-25 02:43:35
43024文字
会話率:35%
【人類サイボーグ化法】により328年生きた男が、自分の人生を終わらせることにした。
それに立ち会う看護師との話の中で、男は自分の心の内を話すのであった。
最終更新:2021-08-21 10:29:57
1789文字
会話率:46%
機械技術と魔法文明が共存する世界。
ある日突然、婚約者から婚約破棄を申しつけられたステラ。
理由は『常に油のニオイを漂わせる婚約者はどうなのだろう』というものだった。
まぁそれも一理あるなと思いつつ実家へと帰ったステラが出会ったのは、右手に
魔導義手を持つジル侯爵。
「……この娘、私にくれないか」
腕を見込まれて侯爵にそんなことを言われてしまったステラは……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-15 20:04:37
24226文字
会話率:44%
レティシアは冒険者とダンジョンの街――迷宮都市ラグナデナンで冒険者稼業を営む神殿騎士である。
異界の住人であるデーモンをぶっ殺し、金品を持ち帰る。
そんな冒険者としてテンプレな毎日を過ごす彼女であったが、ダンジョンの最下層で高位のデーモンと
遭遇したことで状況が一変する。
辛くも勝利したレティシアにデーモンが呪いをかけたのだ。
レベルドレイン。
この呪いによって彼女の戦闘能力は、そこら辺にいる並みの戦士以下までダウンしてしまった。
呆然とするレティシアの脳裏に、冒険者廃業や自己破産という恐ろしい現実がちらつく。
もちろん司祭に解呪を依頼するが、答えは不可。もっと高レベルの司祭が必要だと返される。
レティシアは半ばキレながらも大きな決断をする。
目的地は古巣の宗教騎士団の本拠地にして、教皇庁が支配する教会都市レーレン。
神殿騎士としての全てのコネを使って盛大な解呪の儀式を開き、レベルドレインで失った力を全て取り戻すのだ。
当代最強の神殿騎士と呼ばれた剣の腕前を――
これはちょっとお人好しで、ちょっと欲望に忠実な神殿騎士による正義と信仰の旅路である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-12 19:43:30
141201文字
会話率:30%
人が文明を滅ぼし数千年。科学と魔術が入り乱れたある国での物語。
機械都市キルナは、はるか昔に滅びたと言われている旧文明に最も近い高度な科学技術を有した都市である。
そこで自らの腕を義手として機械技師の道を目指す少年とそれを見守るアンドロイド
、師匠の日常。
その中で暗躍する影。
都市からの大きな依頼から少女の頼みごと、時には都市を飛び出し出張と様々な仕事を請け負うマグナス工房で少年は働く。
少年が一人前の技師となる日は来るだろうか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-06 21:45:09
83829文字
会話率:46%
全てがダンジョン化した世界。そんな環境で魔力もスキルもクラスも持たないままでは、底辺探索者として生きるしかなく、主人公ソラは当然の如くその残酷に淘汰され…つまりは死んだ。
しかし何の運命かダンジョンと同化を果たしてしまい、『ダンジョン人
間』なる新種として生まれ変わる事に。
…さあダンジョン人間ソラよ!ゆけ!
『素材』を吸収し『領力』に変換しろ!その力をもって『内蔵ダンジョン』を開発しろ!『階層』の構築だ!『拡張』だ!さすればその人外なるステータスも強化される!その過程では『界位』を上げて『ダンジョンスキル』をゲットするのも忘れるな!『眷族』も増やせ!育てよ!時間があれば自分だけの武具を合成しろ!
そんなこんなで強化を果たしたなら…今だ!
『支配領域』を展開しろ!そして『界命戦術(ダンジョンアーツ)』を発動だ!敵を倒せたなら、喰らえ!魔物を!ダンジョンも!果ては…世界までも!それら背後に隠された謎諸共に!え?他にも色々忙しいよ?ダンジョン人間!
そうそう、たまには恋もしろ?だってダンジョン寄りになり過ぎたら色々危険だ!つまりは一筋縄じゃあいかない!
それが、、ダンジョン人間!
えと…さあ、これであなたは読みたくなった!
なら!読んでみるべし!
結果『おもろー』ならブクマとか★とか感想とかレビューとか!どうか何卒っ!(※ポチってくれた人を無条件で好きになっちゃう。そんな習性が作者にはあります。)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-03 12:00:00
144897文字
会話率:20%
自称天才研究者は八徹してレポートを書き上げるも、気を抜いた瞬間に頭を打って死亡。目が覚めたら何と美人な自称女神が! 異世界に転生して自由に引っ掻き回してくれだって? よしわかった。人体弄りまわして好きな研究ができるなら問題ない。そんな気まま
で少しマッドな研究者が行く異世界無双生活、開幕。
基本的に不定期更新ですので悪しからず。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-03 11:33:56
337203文字
会話率:29%
絵画教室の先生である神楽湊(かぐらみなと)は左手が義手である。
江戸川春秋(えどがわはるあき)は数学の准教授で、絵画教室に通う姪の迎えをしている。
江戸川は相貌失認という病気で人の顔が把握できない。
だが、神楽の義手はフック状の二又に先が分
かれた形をしているので、江戸川は神楽を識別することが出来ていた。
江戸川は生徒たちに、絵画教室の先生の腕がイコール(等号記号)に似ていると話す。
様々なすれ違いから、生徒達はイコールが女性だと思い込む。
ある日神楽は義手の種類を変え、フックから五本指のものに新しくした。
江戸川はそれに興味をひかれ、神楽に話し掛ける。
神楽と江戸川は義手を通して仲良くなっていく。
江戸川は人見知りでコミュニケーションが苦手なため、何かアクシデントがあった時、すべて生徒に意見を聞くが、生徒は神楽が女性であることを前提にアドバイスをしていく。
神楽は少しおかしいなと思いながらも、まあいいか、とのんびりした付き合いを続けていくが…
勘違いに勘違いを重ねたラブコメディー折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-20 20:18:16
65789文字
会話率:53%
街の義肢装具士・シオリは冒険者が嫌い。
「モンスターを狩り、お金に換えて生きているヤツらのようには生きない。金と栄誉のためだけに生きるあいつらのように、醜くはならない」
それがシオリの信条。
ある日、森で冒険者の少女を助けるシオリ。正義感
あふれる彼女や、様々な人々との交流がシオリの退屈で、平穏な日々を壮絶なものに変えてゆく。
冒険で左足を失い、義足で人生の再起を決意した少女。
特異な能力を活かせず悩む、悩める少年。
冨を得るために手を汚す、屈強な冒険者。
栄誉のためには人命も顧みない、過激な英傑。
シオリは数々の出会いに心を突き動かされ、時に救いの手を差し伸べ、時に怒りのまま鉄槌を振り下ろす。
(カクヨムにも同じものを投稿しております。あらかじめご了承ください。)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-18 19:57:22
10139文字
会話率:41%
「あなたは自分を誇れますか?」
利き腕を失った少年の問いかけに、魔導装具士が返した言葉とは……
別サイトで行われている、異世界設定コンテスト。
設定を使わないのももったいないので、おまけで書いた短編です。
最終更新:2021-05-18 06:00:00
3678文字
会話率:19%
とある時代。
世界中で子供達を中心に超常的な力が発現し数年が経った世界。
それは日本でも例外ではなく、政府がそんな子供たちの呼称を「式」と決めた頃、既にそういった子らは暴徒化し、学校を占拠する事件が発生していた。
「自分たちは異常だ。それ
なら『普通』に甘んじている必要はない……」
15歳の少年、真壁優作は『式』ではない。
その代わり右腕が義手という意味で『異常』だった。
けれと、優作は『普通』を目指す。
『式』への対抗策を多く持つ本郷家は、私兵を組織し、占拠された学校の解放を目指す。
だが、その目的は「制圧」ではなく、あくまで「正常化」。
『異常』だろうが『普通』であること。
優作は本郷家のもとで、とある学校の正常化、そして「普通の学校生活」を目指す!
【以下のサイトにも掲載しています】
カクヨム折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-20 21:58:23
101109文字
会話率:41%
この国のどこかで吸血鬼狩りをしているという妹を探すため、傭兵として旅を続ける少女リンドベリー・ウェスタ、通称リンド。彼女は、魔法の銃弾を放つ騎兵銃と、黒い鋼の魔動義手を武器としていた。
旅の途中、吸血鬼が現れるという辺境の属州に着いたリ
ンドベリーは、本国から派遣されてきた魔祓いの修道女トリス・ミリオンと出会う。小柄で可愛らしい外見の修道女をリンドベリーはすぐに気に入って抱き枕にしようとするが、一方でトリスの方はこの女傭兵の実力を疑わしく思っていた。
そんな矢先、二人は吸血鬼の襲撃を受けるが、リンドベリーは銃と義手を用いてその吸血鬼を圧倒し打ち倒す。魔法の銃弾を扱えるものは非常に珍しく、戦場においては引く手あまただ。自らの実力を知らしめたリンドベリーは、魔族から属州を防衛するという仕事にありつくとともに、探し続けていた妹の情報を得ることにも成功する。
だがそのとき、街中を一つの報せが駆け抜けた。北に住む吸血鬼に操られた死者の軍団が、この街に迫ってきているというのだ。本国からも忘れ去られた辺境の地で、人間と魔族の戦争が始まろうとしていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-18 07:13:41
56573文字
会話率:42%
主人公 桐杉 秀 18歳は審査の結果、異世界に転生することとなった
初投稿作品です。続きは気長にお待ちください。
最終更新:2021-02-28 00:00:00
1597文字
会話率:30%
「さてと…今日はこの洞窟で過ごすか…」
赤髪で左腕が義手の青年…火神山渚は洞窟の中に入る。
「ん?なんだこれ?」
洞窟に入って少し歩いた先に、模様の入った銀一色の指輪が見えた。渚は何かわからなかったが、右手の人差し指にはめてみ
ることにした。その瞬間、指輪から赤の光と、炎の龍が出てきた。
「・・・」
この光景に渚は声さえ出なかった。この神秘な空間に声を発したのは龍の方だった。
「お前はこの指輪〈アルテミスリング〉の適合者だ。我が力を受け取れば、お前は今の数倍強くなるであろう。だが、この力を受け取れば30歳になれば死ぬ。さてどうする?」
渚は情報を整理しながら考えた。その瞬間、思い出したのは弱さを馬鹿にしてきた上の奴らのことだった。
「あの方の弟だってのに魔法も使えないのか!」
「お前は用済みだ。このギルドからは出ていけ」
「西で奴らとの戦争に参加してこい。無論生き残るのはお前では無理だろうな」
このまま行ったところでどうせ死ぬ。ならば…
「俺に、お前の力をくれ!」
「いいだろう。お前に私の力を授ける!」
赤き光が渚の体の中に入る。龍は指輪の中に帰っていった。赤き光が完全に入りきったあと、渚は指輪を見た。
「赤い…指輪……」
「私がお前と対話するのはここまでだ。では…」
渚は居ても立っても居られなくなり予定を変え、外に出た。すると、見知れた顔の同年代の青年がいた。
「イルネミア!」
渚が呼びかける。渚が冒険者資格を取るためにいた、国立冒険者育成学院の同級生…イルネミア・ブルータス。彼の最初で最後の親友だ。
「久しぶりだな」
聞き慣れた声。やはりイルネミアだ。
「あぁ。これから東へ行くんだけど、どう?」
「いいぜ。俺旅人してるから。」
イルネミアの了承を得た渚はイルネミアを洞窟の中に迎え入れる。
「じゃ作戦会議でもしますか」
最強の指輪〈アルテミスリング〉を手にした渚の冒険が今、始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-22 23:06:31
5277文字
会話率:54%
ホントに下ネタだらけです。~6話まで序章と言った感じです。。。ある日、とある辺境伯のお屋敷の斜塔を木っ端微塵にぶち壊し、記憶を失った少女が降って来ました。白く透き通る白磁器の肌、そして白銀の髪をした少女です。誰もが美しいと感じるような少女な
のですが、右腕がありません。それにも拘わらず左の手で字を書き、左の腕で剣技の鍛練を行い、左だけで何もかも行う少女リコリー。そんなある日、少女は歓喜しました。彼女の為の義手が届いたのです。黒く鈍い光沢のある鋼の義手です。それには巻き付く片刃の剣がまるでサイコガンの如く仕込まれていたのです。そんな少女リコリーは、ある製品を販売し、義手や生活費を養父母へ還元致します。そのリコリーのメタリック義手に惚れ込む王子ルーセル殿下。王子のしつこい求婚を払い退け、戻った記憶を頼りに隣国帝国へと乗り込んで、見事父や家族を殺害した敵を討ち取って憎い帝国を手中に治め、大陸全土へ支配の触手を延ばして行くのでした。随所に血が噴き出たり、稚拙な下ネタが荒れ狂う(R 15)そんな聖女の物語。どうぞ、観覧は自己責任でお願い致します。と言うリコリーは時と場合で呼称を変えて貫き通す可憐な少女なのでありました。。。尚、作中で散見される見知った台詞、言い回しなどは、私個人のオナn…自慰行為です。私室で人様に迷惑を掛けていないから良いだろうがっ!的、オマージュ?良い言葉です………あくまでオマージュですので、お叱り、お咎めは、無し。の方向で…………。あ、あとおこがましいのですが、ブックマークして下さい。お願い致します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-25 12:00:00
214221文字
会話率:53%
「俺はお前にーーーー必ず復讐を果たす!」
王国が、召喚された勇者に征服され、はや二十幾数年。勇者によって国民はじゃんけんをモチーフにした種族に分けられることに。
上位の種族であるアーク・フィストは、弟を殺されたことの復讐として、一人で時間を
かけ、なんとか王室に乗り込み、死んでしまう。
だが、幸運にも過去に蘇り、王を殺せる機会を得た。しかも、まだ弟が生きている過去に。そのための条件は、片腕が義手であることだ。世界の変革と弟の救出を目指し、舞え!フィスト。
【ほぼ毎日投稿中!】※この作品は、「片腕の暗殺者に憑依しようがじゃんけんがあるので最強です!」のリメイク版です。登場人物やストーリーに大きな違いがあります。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-24 21:39:43
105537文字
会話率:33%
第一次産業革命を終え、蒸気機関が隆盛を極める二十世紀初頭の英国《イギリス》。
第二次ボーア戦争で英国陸軍の部隊へ所属していたジョー・スミスは、味方のはずの英国腕章をあしらった謎の蒸気鎧に仲間をせん滅させられ自身も片腕を失った。その後、蒸
気機関を内蔵した特殊な義手を得た彼は地下組織の運び屋《ポーター》として活動する傍ら英国陸軍上層部への復讐という荒唐無稽な野望を成就する機会を窺っていた。
そんな矢先、ジョーに《シャーロック・ホームズ》の二つ名を有する謎の少女の脱走を手伝えと指令がくだる――蒸機漂う世界を舞台にした英国浪漫譚、開幕。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-13 22:13:27
129196文字
会話率:57%
高校一年の隼(しゅん)は、五月の連休明け、ズル休みを続けていた。
なぜなら、生きている意味がないと気付いてしまったから……。
死に場所を求めて、地下に広がる混沌の街・【迷路街】をさまよっていたとき、ハイソサエティ都市・【蒸気街】の爆破テロ
犯の重要参考人に出会う。
それはなんと、世界を牛耳る香煙家・当主候補『香煙 朱(こうえん あや)』だった!
彼女との出会いが、隼の運命を大きく変えていく……!
隼の右腕が義手となり、さらには世界手配犯である暗殺者に狙われるのだが、それを企てたのは、朱の側近であるシラカバ。
上級隠密クラスの戦闘能力がある彼の前に、仲間の世界手配犯の暗殺者たちが次々に立ちふさがる。
戦闘能力が異常に高い彼らに、隼はどう挑んでいくのか。
彼の『守りたいもの』と、『強さ』は比例する──!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-31 12:03:12
116243文字
会話率:34%
ある日、謎の怪物によって瀕死の重傷を負った紫香楽瑛太。彼が再び目覚めると、そこには広大な大自然が広がっていた。
怪物に切り落とされた腕の代わりに、ソーラクトゥリーという喋る義手を手に入れた瑛太は、最上級クラスの魔術を使い放題な身体になってい
た。
しかし瑛太はある理由から、低級魔術を駆使して闘うようになり──!?
奇妙な生態系の中を、魔術と共に駆け抜ける冒険が始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-25 19:49:36
21773文字
会話率:48%
代々、広範囲遠距離殲滅魔法の使い手である暴君が治める軍事国家・・・マグルハ帝国。
その国に、魔法が使えない〈無能姫〉と噂されるマギア・ミスリル・マグルハが即位した。
父のような圧政は行わないと決意して。
しかしその決意は婚約破棄を
発端とする、脳味噌お花畑婚約者と幼馴染同然に育った奴隷が巻き起こす事件によって大きく揺らぐ。
「殴ったほうが早そうなんじゃがのぅ」
「義手がまた壊れます。作り直すの面倒なのでやめてください」
これは身体強化しか使えない(とはいえ最強)の女帝が、過去にその手で滅ぼした国のちびっ子王子と共に国を変えていく物語である。
その紅く染まった拳は誰がために。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-10 12:22:24
31052文字
会話率:27%