国土を失った民、鈴牙人(りんがじん)であるレインは、神学校の温室前で不思議な声に呼び止められる。レインが誰なのかと問えば、声の主はリタ・ミラと答えた。リタ・ミラ、それは聖典の物語にある、天空神ラスティエと敵対した大地母神の名前に他ならない
。リタ・ミラは更に、「子どもの世話はお前に頼みたい。そのために、お前をこうしてここに呼んだのだからな」と言い、レインの頭は大混乱。
しかし、そんな混乱する時間すらレインには与えられず、温室に何者かが近付いてくる。執拗にレインを追う黒いローブの男達、リタ・ミラが命を懸けて放つ目が眩むほどの閃光、レインの意識は闇の中に落ちていく。
聖典が息づく世界で繰り広げられる、レインと神の御子との成長物語。多くの人々との出会いの中で、レインは自分の居場所を見つけ出すことは出来るのだろうか――。
素敵なあらすじレビューをいただいたので、こちらに変えさせていただきます。※投稿者さまには了承済みです。
週一回水曜日の掲載を目指しています。亀の歩みですが、少しでも楽しんでいただければ幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-07-25 19:00:00
517773文字
会話率:30%
ジョゼ神学校に通うサラは、事情があって名前と故郷を捨ててきた。本名をオリガという彼女は、幼い頃を思い出す。それは故郷にいた時、好きになった男の子のことだった。
『空の座』、『姉と弟』の番外編です。『祖父とヨウタ』ともうっすら繋がっています。
最終更新:2014-09-03 17:59:47
4351文字
会話率:26%
サブカルチャー、とりわけR18向け作品において、そのジャンルの一つとして「ふたなり」というものが存在するのは、この稿を開いている諸兄にとっては至極当然のことであろう。
今回はその「ふたなり」の生殖器を医学的見地・神話的見地もどきから分析し、
その生態、もとい性態(!)について考察していきたい。なお、筆者はまえがきでも触れたように医学とも生物学とも、ひいては神学や西洋史とも縁遠い専門の出身であるが故、もし詳しい方がいらっしゃれば、ぜひ意見を賜りたい。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-06-18 00:00:00
7203文字
会話率:0%
欠陥人間こと神喰悠人は明神学園からの帰り道、廃れた神社を見つけた。そこで、悲願でもある願いを考えもなく祈ったところ神様を自称する伏之紀戦花大御神と出会う。その出会いが彼の人生の歯車を唐突に加速させた……。
最終更新:2018-06-17 21:00:00
163429文字
会話率:61%
十九世紀スペイン。詐欺師カンパニージャは、勝負で負けた賭博場に火をつけて逃げる途中に人間の男に扮したイエス・キリストに出会う。生きる意味を知らないカンパニージャを、キリストは様々な幻影や人物に出会う旅に誘う。墓場の魔女、社会主義者、娼婦、悪
霊・・。人生の哲学と、真の魂の救済をキリスト教神学を根底に、哲学的に問うユーモア幻想作品。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-05-08 18:00:00
36609文字
会話率:1%
黒実 音子の作る皮肉と風刺を書いたラテン詩です。
ラテンバンド「墓の魚」で歌っています。
(バンドの公式サイトでも掲載しています)
最終更新:2017-04-25 11:09:20
1622文字
会話率:4%
大国エドバルドとナーニワに挟まれた小国ミコーヤ神国はミコーヤ神を信仰する宗教国で、神託を受ける巫女シーナを頂点に神官が政治、軍事、教育を行っていた。シーナは人前に姿を現さず、神託はお付きと呼ばれる青年を介して告げられる。お付きは3年毎に交代
し、大がかりな儀式で決まる。お付きは、イセールの神学校の卒業生の中から選ばれる超エリートで、学生たちは、神官たちにゴマをすって情報収集する。学年最優秀のテーベはお付きになることを切望するが、国境地帯出身のカイは狂瀾怒濤の争いを繰り広げる連中を鼻で笑う。お付き選びの儀式当日、きまりを破ってシーナの姿を見たカイは、お付きに選ばれてしまい、お付きの座を狙っていた候補たちから妬まれる。カイは、歴代稀に見るいい加減なお付きになり、お付き候補の連中だけじゃなく、長老格のデフォイたちからも嫌われる。カイに反感を持つ人々はミコーヤ教の特徴的な儀式である突発的な礼拝のサボタージュを計画、実行する。その日、天地を揺るがす大地震が起き、嫌がらせでサボタージュした人々を神は見捨てる。ここに、ミコーヤの秘密が明らかになる。残酷な描写ありは、保険です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-03-20 19:20:33
115557文字
会話率:13%
主人公、照理(理工学部学助手)は、ホースラヴァー博士(総合人間学部教授)により、ロゴスレンズ(ロゴスを見るための器具――ロゴスとは言語)を移植されるシーンから物語は始まる。
ロゴスレンズを移植した照理は、恋人のソフィーと花屋を訪れる。照
理は、七つに分裂したソフィーの姿を見る。博士は照理がロゴス一端――理論上の確率的世界として示される七つの並行宇宙のソフィーの姿を視覚及び言語認識として知覚したのだとを告げる。
照理は次第に宇宙エミュレーション理論に関するインスピレーションを得る様になる。そのせいもあり学会での発表は好感触を得る。控室でロゴスレンズ超しにソフィーの姿を確認すると、七つの宇宙内一つの宇宙で自分とソフィーが黒服の男に刺殺される視覚を得る。照理は近接する世界で起きた危機は自らの世界でも起きうることを危惧し、学会会場からの脱出を試みる。その際に、既に死亡した一つの宇宙を除く六つの宇宙の自分同士が黒服の男からの脱出を賭けて、ロゴスレンズ上の視覚を媒介に騙し合い、結果主人公視点の世界の照理だけが生き残る。照理は、博士の研究室に駆け込み、何者かに命を狙われたことを訴える。博士は自身が神父を務める教会に照理を連れていくと、「監視者」という敵の存在を明かす。また、博士は話の中で、何年も前に何の罪もない妻がガンで死んだことは、この宇宙に正しいロゴスが機能していないことの証明であると述べる。キリスト教グノーシス主義に基づいた「この世界は真の宇宙の七光りに当たる、偽の宇宙(神がサイコロを振る世界)である」という見解を示す。また、この宇宙を確率という混沌の力学で分裂させている監視者とは、監視的プリズム様機構なる存在だと述べる。照理は博士の狂気的妄想に気が付き、逃げ出そうとするが気絶させられる。そして……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-03-14 18:16:33
27358文字
会話率:44%
簡単な神学もどきの話。念のため警告タグつけておきます。
最終更新:2018-02-28 00:13:15
1605文字
会話率:60%
私的な神学の作品です。
最終更新:2017-05-16 11:07:57
1595文字
会話率:8%
アルマが神学、法学、哲学をもとに死の天使と駆け抜けた作品です。
最終更新:2017-03-14 02:03:48
3755文字
会話率:9%
神学者のミリア・アバンテールは森でとある竜と出会う。人知を超えた存在であるはずの竜に懐かれた彼女は、その古代竜と共に世界に散らばる神々を巡る旅に出るのだった。
最終更新:2018-01-28 19:31:02
41154文字
会話率:45%
この小説は「do you like me?」に続く小説です。見ていない方は先にdo you like me?を見ることをお勧め致します。そのほうがDo you love me?を面白く見ることができると思います。
この話は真神学園高校
という。高校に通う、煌我と愛莉の物語である。二人は既に付き合っており、お互いに満足していた。高校を卒業するまでに煌我は都大会で優勝するという目標を掲げていた。果たしてその目標は達成できるのだろうか・・・折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-01-24 06:29:39
2928文字
会話率:73%
普通の高校生煌我はある日突然現れたもう一人の自分と出会う。そいつは迷路ゲームをしようと誘ってくるが、煌我は考える。そんな時、真神学園高校にある一人の少女が転校してくる。煌我はその少女に段々と思いを寄せていく。1分くらいで読める小さな小説なの
で、是非是非見てください!!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-01-09 07:26:10
7177文字
会話率:71%
異能の力を持った、神人によって、戦闘が一種のスポーツとなり、戦闘遊戯――――ステラが世界中で、神人の娯楽、人々の願いの為に、広がっていった。
しかし、そんな楽園のような時代には、大きな裏があった。
そんな謎に包まれた世界で、とある伝
説を叩き出した女神学園――コスモスの学園一の問題児、涼風司と学園一の落ちこぼれで、最弱の神人、柊佳織が出会うことで、新たな段階へと移っていく……。
彼らの出会いから、今理不尽を乗り越える物語が始まる!
この作品は、以前投稿していた『最強の問題児と最弱の神人少女』の改稿、加筆したものです! 定期的に、これから更新していきます!
新たな物語をお楽しみください!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-12-03 22:00:00
11429文字
会話率:32%
2035年。
人類に第二の生命が誕生する。
神人――――それは人であって人ではない神の存在。
彼らが人類を超えるには時間をあまり必要としなかった。
僅か5年で神人は人類を超え、彼らは人類に不可能であった剣技、魔法など様々な事を実現させ
る。
彼ら、神人は人類にこう話す。
――――人間はつまらない、と。
だが、2045年。ようやく人類は神人に対抗する術を獲得する。人類は世界中に戦闘技術科国立高校を作り出す。
2048年。世界で二百十五校、その中で日本は全国で十三校が建てられ、人類は日々訓練に励んでいる。
その一つである、別名神の学園とも言われる、戦闘技術科国立女神(コスモス)学園に在学している自称最強とまで言う高校一年生涼風司(すずかぜつかさ)は授業には全く参加せず、学園の私有物を壊すなどをする問題児であった。
そんなある日、女神学園の風紀委員長である瀬那真央(せなまお)にある少女とチームを組まされる事になる。
その少女、柊成実(ひいらぎなみ)は神人であるが、学園一の最弱で――――!?
最強の問題児と最弱の神人少女の育成物語が今始まろうとしていた。
それが、新たな時代の幕開けだと言う事を知らずに……。
最強と最弱が様々な理不尽を乗り越えていく物語です!!
こちらの作品は、今連載し始めた~ここから始める逆転英雄譚~最強の問題児と最弱の神人少女~の過去の作品です! 途中までで、完結しております、すいません! 続きは、新たに、連載している方をお楽しみください!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-10-02 10:08:34
333902文字
会話率:38%
中学まで、僕は至って普通の人生を贈っていた。
けど、そんな普通の僕でも変わり者だらけばかりの学校に入学した。
私立羅神学園。……学校名がかなり中二臭い所にね。
その学校には、特に際立っている4人の生徒がいる。
何も起きずい
つも通りの一年が過ぎ、高校二年の春。
この日から僕の情けない程に、逃げたくなるくらいの青春が彼等と半ば巻き込まれるような形で迎えるのは、まだ知らなかった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-10-30 02:00:00
1569文字
会話率:0%
ほんの少し未来――2021年の秋。夕暮れ時にS市を訪れた風変わりな男Eibon(エイボン)。彼の来訪により、幾人もの若者がその運命を変える。
Eibonが与える「魔神」とは? その目的は? 全てが謎のまま、少年達は運命の激流のにその身を
投じる!
「ぴよブック」にも投稿しています。よろしければそちらも(同じものですが,気付いた誤字・脱字を修正しています)どうぞ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-09-18 17:39:23
155250文字
会話率:44%
『魔法使いになりたい方へ。只今、弟子を若干名募集中』 そんな書き出しの手紙に応じたのは四人の少女。
「故郷を捨てた農民」「真実を欲する王女」「父を救いたい格闘家」「新天地を求める神学生」
それぞれの想いを胸に最果ての地に集った少女達
の師匠となったのは、500年前に世界を混乱させた魔王本人だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-09-06 20:08:01
796103文字
会話率:45%
カトリックで名高い皇神学院高校で、いつも通りの日常を送っていた黒田という名の少年の前に現れる、白鳥雪奈という名の転校生。黒田の日常は唐突に不可解な出来事に襲われる。そして黒田の心境にも、些細な変化が。戸惑いつつも、いつも通りの日常を送りつつ
も、何かしらの違和感を感じる黒田。
一方、白鳥の前にも黒田と同じ部に所属する、謎の少女。名は千原眞菜と言う。千原が白鳥に「この学院のことを教える」という提案に同意しつつも、ただならぬ空気が漂う。
白鳥の秘密、黒田との関係が明かされ、彼が選んだ選択肢とは――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-08-21 17:21:40
12845文字
会話率:32%
そして迎えた「一〇〇九四回目」の試行。
三善はケファが姿を消した「あの日」へ時間遡行を行った。
すべては橘と交わした「約束」を果たすため。そして、『終末の日』を阻止するため。
そのために、彼はひとりきりで歩き出す――。
シリーズ第三部、
いよいよ開幕。
※この物語には一部法律・法令に反する描写がございますが、それらの行為を容認・推奨するものではありません。
※※本作は同名義で「カクヨム」に掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-06-18 09:00:00
16210文字
会話率:43%
本当に必要とされているのは『姫良三善』ではなく、『あのひと』だ。
あれから月日は流れ、司教となった姫良三善は箱館支部長として忙しく過ごしていた。
『あのひと』の誕生日である八月八日。その日、一人の少年が三善のもとを訪れる。少年の名は土岐野
橘。彼との出会いにより、事態は一変する――。
※この物語には一部法律・法令に反する描写がございますが、それらの行為を容認・推奨するものではありません。
※※本シリーズは同名義で「カクヨム」に掲載しています。
なお、本作(Nコード「N9536DK」)は「version:α」となり、その内容に一部「差分」がございます。
【バベルシリーズ 一覧】
第一部 契約の箱編(http://ncode.syosetu.com/n6238q/)
第二部 パンドラの匣編 ★今ここ
version:β(http://ncode.syosetu.com/n9003dq/)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-02-05 10:22:43
333266文字
会話率:41%
十一月三十日。
姫良三善司教は一年ぶりにエクレシア本部を訪れた。
様々な思いが巡る中、彼はその領域へ再び足を踏み入れる――
時間を巡るもうひとつの物語、ここに開幕。
※この物語には一部法律・法令に反する描写がございますが、それらの行為を
容認・推奨するものではありません。
※※本作は同名義で「カクヨム」に掲載しています。
なお、本作は掲題の通り「version:β」となり、「第二部」掲載版と比べその内容に一部「差分」がございます。
【バベルシリーズ 一覧】
第一部 契約の箱編(http://ncode.syosetu.com/n6238q/)
第二部 パンドラの匣編 (http://ncode.syosetu.com/n9536dk/)
version:β ★今ここ折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-12-02 21:52:50
10157文字
会話率:40%
国立大神学園、そこは国内で18歳未満の超のつく危険児たちの通う学校
俺崎谷至は大神学園1年F組に通う政府公認のいわゆる殺し屋業をやっている高校生、昼はどこにでもいるような高校生でおんなじような仕事をしているバカだけど楽しいクラスメイトと生
活し、夜は一人命をかけて命を奪うそして、最近は組織かがりで命を狙われて・・・・・
キャラ崩壊とか読みづらいところもあるかもしれませんがよろしくお願いします折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-11-29 00:57:50
72662文字
会話率:59%
人心をも荒廃させる戦乱の時代に、神は現れた。
神はその御力を持って世を鎮め、黄金時代が訪れる。
しかし、幾百か後、神は姿を消した。
今に続く暗黒時代の始まりである。
日々遊び呆けている貴族の子息フェクト・マルガントは、神学者ランカ
・ウォースイと共に、神の痕跡の調査に向かうことになった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-10-01 02:00:00
79954文字
会話率:38%
「あと37日で、死にます」
占い師に余命37日を宣告され54名の美少女に争奪されてしまうレギアス星の魔法学園に通うイッパンピープルのトウセイ・ミナニシ”
神に分身の術を貰い160000万の女からモテる
・キャラ
親戚ロリ天然セレブ女王
ボクっ娘和姫クーデレ知的博識メカ好き貴族令嬢夢魔天使悪魔妖精女神学級委員長犬耳猫耳うさ耳コスプレ女メイドロボ
他折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-09-20 16:50:48
4217文字
会話率:73%
「お前は神になれ」
高校生、『神崎白人』の元に届いた手紙は今まで会ったことのない『父親』からのもので、その内容は白人を次の『神』に推すというものだった。
謎の女性『小夜』に無理やり連れられてついた先は『神学校』、次世代の神を育成す
る学校なのだが、白人は『神になる気もないのに』多くの神候補生から狙われる。
対抗手段として白人が選んだのは『魔改造』。魔女エキドナの願いを叶えるのを条件に、自身の体を魔法で強化したのだった。
「気に食わないやつはぶっ飛ばす、お前らが神になるくらいなら俺がなってやるよ」
神成りあがりサクセスコメディ、堂々開幕!
*第二部は後日掲載させていただきます、ありがとうございました。
活動報告を上げております!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-08-15 22:44:18
68027文字
会話率:37%
大学受験に失敗した氷室陽斗は、滑り止めに受けた神学部に入学する。ようやくプラス思考に切り替えた矢先、学部の壁という洗礼にあう。少数派で肩身が狭く、他の学生からは天然記念物のように扱われるのだった。無視すればいいのだが、牧師の息子であるが故
に失恋したトラウマが存在し、会話の節々に差別意識を抱く日々が続いていた。
鬱憤が溜まるなか、安らぎを与えてくれたのが烏丸詩織だった。歩道橋での偶然の出会いから半年、二度と会えないと諦めていた理想の女性が突然、父の運営するオンボロ学生寮に越してきた。バイオリンを習うほどのお嬢様がなぜ? バツイチ同士の両親と暮らす家庭で、義妹から嫌がらせを受けていたと知らされる。詩織は陽斗の実直さと居心地の良さに惹かれ、二人きりの時間を重ねていく。
一方、陽斗に好意を抱く同級生がいた。岡崎架純は小学生の頃、イジメられ教会前で泣いていたところを陽斗に助けられた過去がある。たった一度のふれあい。架純は初恋の想いを抱いたまま、事故死した父の田舎へ帰ってしまう。大学で8年ぶりの再開を果たすが、陽斗は記憶を消し去っていた。詩織と仲睦まじく歩く陽斗を見かけた架純は、嫉妬心からついに告白する。よき友達として接してきた陽斗は迷った末、詩織との関係を重視して、わざと遠ざける態度をとる。それでも積極的にアプローチしてくる架純に、いつしか愛おしさを覚えてしまう。一緒にいると楽しい。素直な恋心が生まれ進展するかに見えた。
単純で不思議な関係が続くように思われたが、三人にとって運命を嘲笑うかのような結末が待ち構えていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-08-11 13:14:09
111160文字
会話率:40%