王都に住むジークは生前、エリートの道を進んできたサラリーマンだった。
しかし、出世争いに負けた相手に恨まれ、包丁で腹部を刺されて死んでしまった。
何故か孤児として異世界に転生してしまったジークだったが、引き取り先の師から錬金術を学び、
持ち前の頭の良さと前世の知識で若くして国家錬金術師の資格を取り、再び、エリート街道を突き進んでいた。
しかし、出世争いをしていた貴族に恨まれて権力を使われ、その椅子を奪われてしまい、さらには追い打ちをかけるように師であり、親でもある上司から辺境の地への異動を命じられる。
それは左遷を意味し、望んでいた出世の道は完全に絶たれてしまった。
ジークは二度の失敗でようやく自分が仕事はできても人間性が良くないことに気付いた。
口惜しさと不満を感じていたジークだったが、使い魔の黒猫の助言のもと、転勤先では今度こそ上手くやろうと思い、2度目の生まれ変わりを決意する。
そして、辺境の地で出世とは違う別の人生を探すことにしたジークだったが、転勤先は錬金術師が2人しかいない危機的状況な支部だった。
ジークは持ち前の錬金術の腕で支部を立て直し、出世とは違う幸福を見つけていく。
人生とは何が幸せで何が大事なのか……
出世欲に憑りつかれた男が辺境の地で真の幸福を見つける…… 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-20 12:00:00
196140文字
会話率:58%
山田太郎は勤務していた会社の出世争いに敗れ、会社も辞めてしまう。気晴らしに大学時代の友人と温泉旅行へ。帰宅すると一緒に暮らしていた女が消えていた。
数日後、叔父が興奮気味に電話をかけてきて、「地元の椿町の町議会議員選挙に立候補するから、手伝
って欲しい」と言ってきた。本人に話を聞いてから決断することにし、帰省した。地元の友人に選挙のことを相談するため、友人の寿司屋に集まり友人の一人から公職選挙法やその他の事も教えてもらう。翌日叔父のタダスさん事伊藤正から、今までの政治家とは縁のない新興住宅地に飛び込みで票集め、飛び込み営業ならぬ飛び込み集票をやると聞かされる。ただ、手伝いのスタッフがまだいないと言う。そこで知り合いの情報屋、色っぽいが怪しいハンコ屋のアミを訪ね、大学の政治研究部の学生を紹介してもらう。
学生達の協力を得ながら選挙活動を行って行く中で、タダスさんの立候補を面白く思わない政界の黒幕、宮島麗子が無風選挙になるように画策。どうもカジノ誘致が裏に絡んでいるようだ。出馬を見送れば千八百万円渡すとのこと。その交渉に来た女性が偽造運転免許証、さらに拳銃を所持している事が分かる。交渉は当然決裂。今後、裏社会からの妨害を覚悟しながら、選挙活動をして行かなければならないと、仲間と改めて確認し合う.
太郎は怪しいハンコ屋、実は武器商人兼大泥棒のアミを通じ、仲間の命を守るため拳銃を手に入れる。だが、仲間を拉致し、恐怖に陥れた黒幕側にうかつにも捕まってしまう。しかし黒幕側の話と仲間が拉致された経緯とではつじつまが合わない。そこに重武装したアミが仲間と助けに来る。太郎も渡された拳銃と手榴弾で戦う。乱戦の中、アミも初めから狙いを付けていた黒幕の隠し金の三十億円を奪うことに成功する。
その間、タダスさんと学生達は選挙活動を進めていく。太郎も皆を守る為、拳銃の練習に励みながら、選挙戦を戦っていく。結果は予想外の三位で当選。
人を殺めた太郎はアミや殺し屋と共に生きていく事を決断。名前も戸籍も変え、拳銃とナイフの訓練に励む。しかしアミと師匠の殺し屋が中東に行くことになり、その留守の間に自分の油断のため、敵方の殺し屋に殺されてしまう。アメリカに逃れたアミもガンに侵されており、死の間際に宮島麗子から三十億円を奪った経緯を亡き太郎へ語る。今一度、太郎との思い出を偲びながら、その後息を引き取った
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-01 23:00:00
41566文字
会話率:68%
自由が丘学園高校ー生徒会ー、それは普通の学校の生徒会ではなく、生徒会長を頂点にしたピラミッド型組織であった。その組織の中で、生徒の誰もが生徒会長というたった一つのポストにつこうと、高校生ながら様々な出世争いが行われる。
主人公牧野倫太郎は、
生徒会に入り、悪しき習慣を正そうと奮闘するが、様々な妨害、工作が行われる。果たして、牧野はいくつもの難関を乗り越えて、生徒会を立て直すことができるのか!?
普通の恋愛「生徒会小説」ではなく、元生徒副会長が書く、本当の「生徒会史物語」、是非お読みください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-23 21:18:01
1168文字
会話率:60%
様々な人物が最底辺のスラム街を舞台に繰り広げる人生模様に心揺れる大ヒューマンドラマ。
犯罪と麻薬に支配された東欧の街。田舎から買われてきた哀れな娼婦ヴァーゴは、自分を救ってくれた金持ちの息子フィーネ・ユニカと恋に落ち、やがて夫婦となった。愛
し合う日々を送っていた二人だが、ある日、フィーネは唐突に姿を消す。
数年後、街は麻薬密売を生業とする犯罪者集団ノクチルカの悪行に揺れていた。彼らを撲滅するために権力者や成金は団結するが、その裏では醜い出世争いが繰り広げられていることを、成金の娘のハンナは知っていた。ノクチルカと彼らを追う政府との戦いの脅威は次第に街に暮らす乞食、詐欺師、警官、労働者、娼婦たち、そしてキャバレーを経営しているヴァーゴの身にも牙を剥き始める。様々な人の思いが交錯し、事態は刻一刻と爆発に向かっていく一一一。
悲劇に向かう物語の中、彼らは何を守り、何のために生きるのか。
ハンナと人々の選ぶ人生とは、そしてフィーネとヴァーゴを待つ運命とは一一一。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-01-26 19:49:45
62317文字
会話率:38%
大陸に、千年にわたって君臨する千年帝国。
栄光のベールを剥ぐと現れるのは、腐敗しきった滅亡寸前の国家。
その帝国を立て直すべく、若き皇帝の奮闘が幕を開ける!
※書きたくなったので、プロローグっぽいのだけ書いちゃいましたが、続きません。
最終更新:2018-08-30 02:51:22
1548文字
会話率:0%
大国エドバルドとナーニワに挟まれた小国ミコーヤ神国はミコーヤ神を信仰する宗教国で、神託を受ける巫女シーナを頂点に神官が政治、軍事、教育を行っていた。シーナは人前に姿を現さず、神託はお付きと呼ばれる青年を介して告げられる。お付きは3年毎に交代
し、大がかりな儀式で決まる。お付きは、イセールの神学校の卒業生の中から選ばれる超エリートで、学生たちは、神官たちにゴマをすって情報収集する。学年最優秀のテーベはお付きになることを切望するが、国境地帯出身のカイは狂瀾怒濤の争いを繰り広げる連中を鼻で笑う。お付き選びの儀式当日、きまりを破ってシーナの姿を見たカイは、お付きに選ばれてしまい、お付きの座を狙っていた候補たちから妬まれる。カイは、歴代稀に見るいい加減なお付きになり、お付き候補の連中だけじゃなく、長老格のデフォイたちからも嫌われる。カイに反感を持つ人々はミコーヤ教の特徴的な儀式である突発的な礼拝のサボタージュを計画、実行する。その日、天地を揺るがす大地震が起き、嫌がらせでサボタージュした人々を神は見捨てる。ここに、ミコーヤの秘密が明らかになる。残酷な描写ありは、保険です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-03-20 19:20:33
115557文字
会話率:13%
まさかMHKの、のど自慢を逆手にとったデス・トラップとは、いったい誰が思いつくだろう!
伊能(いのう)はブラック企業の営業マンだった。
UVクリアシートの商材を売り込み、トップを目指して実績を重ねてきたが、今月、またしても広重(ひろしげ)の
数字を超えられなかった。連日のサービス残業で、伊能は妄執に憑かれていた。
伊能と広重は高校時代からの仲だった。広重には陸上でもかなわず、勉強でもすべての教科で負け越していた。
挙句の果て、当時付き合っていた彼女まで奪われ、いまのいままで日陰者として定着してしまっていた。
このうえにおいてはあいつを亡き者にしないことには、伊能に浮上のチャンスは訪れまい。
かと言って、直接手をくだすことは避けたい。なんとか広重を自殺させることはできないものか。
どんな人間にも弱点はあるはずである。
広重の弱点を真純(ますみ)に聞き出させ、それを利用して自殺に導こうと、二人は手を結ぶ。
真純も、かつての交際相手が、広重との出世争いに敗れて心を病み、自殺していた。
そして彼女は広重に近づいてねんごろの関係となり、弱点を聞きだす。
広重は厳格な父から躾けられ、極度に恥をかくことを恐れていた。
それゆえ強迫観念が、いまの優秀な営業マンの彼を作りあげたのだった。
『恥』――真純はそれを利用した自殺誘導計画を思いつく。それは前代未聞の精神殴打プランだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-11-18 10:57:12
14686文字
会話率:25%
億劫な毎日に飽き飽きしていた主人公、神無月あおいは寝て起きたら神の領域なる場所に拉致されていた。
神を名乗る謎の青年に
「僕のために魔王倒して?」
神様同士の出世争いに巻き込まれたあおい。異世界に行くことになったあおいを待ち構えていたのは
個性豊かすぎる仲間たち。あおいの人生はどうなるのか?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-02-12 20:36:17
15178文字
会話率:37%