男爵家の三男坊ライアー・トラスト、洗礼名ロゴスは、平民落ちの危険を回避し、将来も羽振り良く暮らしたいがために、神学校に入学し、聖職者を目指していた。
そして神学生ロゴスとして、ある夏の日、夏期休暇を利用して、辺境の地へやって来た。
そこで、
母親の病気を治したいために必死に神様に祈る少女エミリアに出逢い、彼女に「聖水」を売りつけた。
代償として、少女から父親の形見などをたっぷりと受け取った。
だが、その「聖水」は、タダの川水を小瓶に詰めただけの代物だった。
神学生ロゴスは詐欺を働いたのだ。
ところが、なぜだか、その「聖水」を口にした母親の病が癒えて、娘は狂喜乱舞する。
「あの聖水はホンモノだわ!」と。
やがて、「祈る力で聖水を作り出せる神学生」として、ロゴスは、現地の領主バラン・テミスト辺境伯によって城へと呼びつけられた。
そして厳命された。
「たかが下女勤め風情の母親の病を癒したのだ。今度は、我が娘、レミーを癒やせ! 娘レミーが快癒するまで、貴様を逃すつもりはない」と。
※ざまぁの連鎖作品です。
※『夏のホラー2025』参加作品です。
※他サイトでも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 12:10:00
9588文字
会話率:16%
人間に死を与える死神。その死神を育成する学園。
そこに通っている主人公は酷い落ちこぼれであり、次に失敗すれば落第し、死神という種族すら剥奪される崖っぷちに居た。
しかしターゲットは気軽に死を回避するし、エリート死神学生にはいじめられる。
そ
の現状を何とかする為、「いっそ手伝ってくれたら良いじゃないか!」といじめっ子に叫ぶ。
これは主人公が、最後に笑顔を浮かべるお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-03 12:00:00
22133文字
会話率:60%
『魔法使いになりたい方へ。只今、弟子を若干名募集中』 そんな書き出しの手紙に応じたのは四人の少女。
「故郷を捨てた農民」「真実を欲する王女」「父を救いたい格闘家」「新天地を求める神学生」
それぞれの想いを胸に最果ての地に集った少女達
の師匠となったのは、500年前に世界を混乱させた魔王本人だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-09-06 20:08:01
796103文字
会話率:45%
神学生だった青年はある日路地裏で腕に青い花の入れ墨をしている娼婦を見た。
その日から彼の幸せは壊れてしまった。
※「カルメン」モチーフ
最終更新:2015-02-12 23:00:00
14970文字
会話率:28%