アーノルドは宮廷医療所で女神の祝福を授かった医者で、相手を見ただけで体の内部の状態を確認でき、右手を添えて力を注ぎこめば体の不調を治す事ができるスキルを持っていた。
そのスキルで一人で何十人分の作業を行う事ができ、一人で手術まで行う事がで
きる。宮廷ではサボリ用として能力を隠していた。
そんなスキルを持った俺は常にやっている感を出しつつ、宮廷医療班で自堕落な生活を送っていた。
そんな俺は何故か宮廷のお嬢様であるシャルロッテのお気に入りだ。
シャルロッテの婚約者であるバッカスはその関係が気にくわないのか、医療ミスの責任を全て俺に擦り付けて宮廷からド田舎に追放されるように仕向けてきた。
俺は抵抗する事も面倒だったので潔く田舎に向かうと、そこで体も精神もボロボロの奴隷の亜人族と出会う。俺は気まぐれで治療をすると、何故か懐かれてしまう。
そして、次第にド田舎にいる俺に治療を求めて来る者が後を絶たずどんどん栄えていくのと対照的に、宮廷は俺が抜けた事で医療班は機能しなくなり、廃れていく。
俺を追放に追い込んだバッカスも婚約を破棄されて路頭に迷っているらしい。
ざまぁみろ。
それはさておき、俺は毎回1人ずつ診断するのが面倒なので、薬を作って治す薬師として生活していた。
そんな中、宮廷のお嬢様や心配性な幼馴染も駆け付けてきて、一緒にド田舎で薬屋を通じて開拓していくのに協力してくれるようになる薬師ラブラブいちゃいちゃハーレムストーリーです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-24 07:38:58
100047文字
会話率:50%
終末を迎えようとしている世界、エルグラウンド。
その原因は女神が大罪を犯した人間を見捨て、最果ての地に築いた楽園へと身を隠したからだという。
物語の舞台はその楽園、アナザーヘブン。
世界から孤立した6つの街からなるその楽園は、絶大な力を持
った魔女たちによって統治されている。
その1つである浮遊都市アーズル・ガーデンでは、白の魔女と呼ばれる少女が16歳という若さで女王になろうとしていた。
新たな女王の誕生で活気づく街。戴冠式が迫り招待された各街の要人も次々と集まってきていた。
その中に海底都市からやってきた1人の少年の姿があった。
若くして優秀な研究者である彼は、普段部屋で閉じこもりがちで、周りからはかたつむり少年と呼ばれていた。そんな彼は、ひょんなことから魔女と出会い親しくなる。
世界から消えた女神の祝福。
楽園に君臨する6人の魔女。
そして、少年に託された願い。
蒼穹の魔女とかたつむり少年が出逢うとき、真実は解き明かされ、終末の世界が歌いはじめる。
カクヨムでも掲載中。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-22 17:14:23
150096文字
会話率:33%
病弱な少年が女神様によって健康な体を手に入れて女神様のために尽くす話
最終更新:2022-07-17 15:19:28
12573文字
会話率:11%
皇太子フェルナンドは自らの恋人を苛める婚約者ティアラリーゼに辟易していた。
だが彼と彼女は、女神より『真実の愛の祝福』を賜っていた。
それでも強硬に婚約解消を願った彼は……。
アルファポリス、カクヨムにも掲載。
筆者は体調不良なことも多
く、コメントなどを受け取らない設定にしております。
どうぞよろしくお願いいたします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-04 21:00:00
4290文字
会話率:23%
「俺が家に帰してやる。君が帰るための道を作る。何があろうとも」
突如として邪神と呼ばれる悪しき神が現れ、
邪神の眷属である魔物によって滅びつつある大陸。
光の女神は邪神と魔物を討ち倒さんと、異世界から勇者を召喚した。
勇者
は女神の祝福によって与えられた
邪神を完全に滅ぼす事のできる光の剣を手に、仲間たちと旅を続ける。
そしてついに、邪神の住まう地である神殿の喉元まで迫った。
……しかし、最後の一手が届かない。
邪神は勇者の力に怯えて神殿に籠り、
神殿の周囲にある不毛の荒野には魔物どもがうろつき行く手を阻む。
神殿に辿り着けなければ、邪神を討てはしないのだ。
この状況を打破するべく、勇者ユウジの仲間である行商人シュエットは、
勇者たちと別れて独自に動く事を決意する。
時間はあまりにも少ない。魔物の脅威によって国家は破綻寸前。
それでも邪神の神殿へと勇者を辿り着かせるため、
協力者たちの力を借りてシュエットは準備を整えていく。
受けた傷が瞬時に癒える不死の少女パッセルと共に、大陸を駆け回って。
邪神を滅ぼす事が目的なのではない。シュエットの目的はその先にある。
平和な世界からこんな世界に無理矢理連れてこられ、
辛く苦しい旅をしなければならない少年のため。
初めて共に旅をした日に約束をしたのだ。
君が故郷に帰るための道を作ると。
これは女神の祝福もなく、魔術や奇跡も使えない、
ただの人間でしかない行商人が約束を果たす物語。
そして、彼の意地の物語だ。
*R-15。残酷描写、流血描写を含みます。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-31 20:10:36
239053文字
会話率:17%
前世に高等学校の図書館司書として、たくさんの学生を送り出し、現役おばさんロリータで天寿を全うしたはずのゆり子が転生したのは、ロリータファッションを違和感なく着ることができる異世界。
王太子婚約者候補の筆頭を望まれてリーリアとして誕生す
るも、前世で読んだたくさんの恋愛小説をもとに、周りの人生相談にのっていく。自分のチートレベルの鑑定スキルを使いながら、人相をみて、気づけば恋愛相談の達人として有名に。もちろん王太子の婚約者候補としてのライバル令嬢にもエールを送る。あれ?私の幸せはどこ?とりあえず美味しい時間は女神様もお好きなようですわね。
「あなた、王太子の婚約者で悪役令嬢よ!」と聖女にいわれても何のその。耳年増女子は幸せを掴むことができるのか。人の恋路は蜜の味。恋愛相談やってこい。お菓子とともに口軽くなった会話を楽しむ耳年増女子にお任せあれ。
※ストック切れるまで毎日更新予定。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-22 21:07:26
161157文字
会話率:47%
平凡な男子大学生、日下陽翔が召喚された世界は、第三次人魔大戦で人間が敗北し、魔族が完全統治する世界だった。
人間は生まれながらにして身分が定められ、最下層は魔族の食料として出荷される。
支配の歴史から300年。人はそんな世界に疑問を抱く感性
すら失っていた。
かつて人々にスキルや魔法の力を与え、魔族と戦う力を与えていた女神は、今や邪神とさげすまれた。
陽翔はそんな女神の祝福を受け、異世界より召喚された。
与えられた使命は、すべての魔族を殺すこと。
しかし、人間を支配してから300年、魔族は着実に文明を発展させていた。
陽翔の力は文明と対峙するにはあまりに弱かった。とはいえ、一個体の存在の力としてはあまりに強すぎた。
東暦825年――有史以来初の魔族同士の世界大戦の機運が高まる今、あらゆる勢力は陽翔を欲した。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-25 13:13:07
8008文字
会話率:44%
一般以下高校生の天宮和希が女神の暇潰しで異世界に行くことになってしまった。しかし特殊称号「女神の祝福」を手に入れその世界の堕神を倒しまくってチーターへ。
さらに数多の世界を蹂躙し、現世へ変革をもたらすことはできるのか!?
不平等の勝者へ駆け
上がる!!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-24 04:41:23
1433文字
会話率:64%
女神の祝福を受けた大地の上で、今日、魔女が死ぬ。
最終更新:2022-01-09 15:00:00
19023文字
会話率:37%
女神の祝福が当選したと告げられ、気づけば密室にいた。それから密室で7日間共に過ごす者を選べと言われーー
「第3回下野紘・巽悠衣子の小説家になろうラジオ大賞」の応募作品です。
ジャンルがわからず、クスッと笑ってもらえればいいなとコメディにしま
した。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-25 21:00:00
995文字
会話率:50%
ミレニア王国にある名もなき村の貧しい少女のミリアは酒浸りの両親の代わりに家族や妹の世話を懸命にしていた。しかし、その妹や周囲の子ども達からは蔑まれる日々を送っていた。ミリアが八歳になり聖女選別を受けると村でただ一人聖女見習いとして選ばれた
のだった。そうして娼館へ売り払おうとする母親から逃れマルクト神殿で聖女見習いとして修業することになった。さらに聖女見習いから聖女候補者としてミリアは王都の大神殿へと推薦されて向かうが、王都の神殿では貴族令嬢が聖女候補者として集められていて平民のミリアは再び苛めを受けることに。
ミリアと同時に大神殿へ商人見習いとしてやってきたテオと知り合い、見習いの新人同士励まし合い仲良くなっていく。十五歳の時、ミリアは次期聖女に選ばれヘンリー王太子と婚約することになった。だがヘンリー王太子も平民のミリアを気に入らず婚約破棄をする機会を伺っていた。十八歳を迎えたミリアは王太子に婚約破棄と国外追放の命を受けて、全ての柵から解放される。
「これで私は自由ね。今度こそゆっくり眠って美味しいもの食べます!」
テオとずっと一緒に。
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@えとう楽野折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-19 01:00:00
68378文字
会話率:38%
アレックスは母の胎内で女神の祝福を授かる。降ろされた福音は二十歳まで性別が定まらないというものだった。男性としての未来と女性としての未来、両方を思い描きながら、進むべき未来への選択に苦悩する。そんなある日、完全な女性とは言い難い身の上であり
ながら、王太子の正妃候補に選ばれてしまう。男女の性の間で苦悩するアレックスには、女性として後宮に入る事は受け入れがたい事だった。騎士として男の姿のままで良いのなら後宮に入る、と王に持ちかけて―――呪いとも言える女神の祝福を受けた子供の、愛とは何か、己とは何かを探す物語。2021/07/31本編完結済みです。ただいま番外編を不定期で投稿中です。 カクヨムにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-24 17:36:38
445463文字
会話率:30%
日本に住む高校ニ年生ーー烏丸 幸《からすま こう》は運命を司る女神、フォルトゥナに愛されている。
「今この瞬間、運命の歯車が動き始めたわーーあなたに幸福があらんことをーー」
まだ幼かったボクは、フォルトゥナと亡き母を重ね疑いもしなかったーー
ーー『不幸の子』ーー周りの大人たちはボクのことをそう呼ぶ。女神フォルトゥナが、ボクをより『良く』するために試練を与えるからだ。ボクに近づいた人はみな試練により不幸になっていくーー試練に耐えられなくなったボクは、高校の屋上から飛び降りたーー目が覚めると、別の世界に転生していた。生まれ変わっても運命の女神からは逃れることは出来ない。
転生したボクは女神の祝福により才能に恵まれた身体だった。
「あの女は、ボクが殺す!!」
コウはより強くーーより狡猾に生きることを決意する。
全ては運命の女神に復讐するためにーー折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-08 11:46:13
8368文字
会話率:38%
住吉愛翔(すみよしあいと)、華押桜(かおうさくら)、橘楓(たちばなかえで)は、家が近所で親同士も仲が良く、生まれた時から一緒に過ごした幼馴染3人組。愛翔と桜はスポーツに万能で小学生時代はクラスの中心人物だった。楓は楓で明るい性格のインドア派
で絵を描くのが得意。そんな3人も中学生になりお互いを異性として意識し始める。そんなタイミングで愛翔が親の都合で海外へ。「待ってて」「待ってる」そんな言葉を交わした3人。高校生になり活発な可愛い少女に成長した桜、明るくおしとやかな美少女となった楓。そんなふたりは度々男子生徒から告白を受けるほどもてるようになっていた。いつメンの一人剣崎勇人(けんざきゆうと)から何度も誘われ楓から止められながら周囲からの圧力もありお試しで付き合ってしまう桜。そんな高校1年の9月に愛翔が帰国して……
カクヨムにて先行連載中です。基本同じ内容となります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-18 18:00:00
429866文字
会話率:62%
迷える子羊たちに女神の祝福を。
かつて世界を震撼させたウイルステロ。それはWHO(世界保健機構)が開発した対ウイルステロ用外骨格、アヴィスーツの活躍によって鎮圧された。だが発展を続けていった医療、生体工学技術はやがて人々を脅かし、犯罪と戦
争の苗床となりつつあった。
日本の首都、トーキョーの小学校に突如、シャコ型巨大生体兵器ハルマゲドンが出現し、児童や教師を次々と殺害、捕食し始める。警視庁のアヴィスーツ部隊が鎮圧をはかるものの、素早い動きと硬い甲殻に阻まれ、返り討ちにされていく。全滅は必至かと思われたその時、WHOに雇われた対生体兵器軍事会社スターライト・バレットのアンタレスが到着し、合体アヴィスーツ、ヴェネーノによってハルマゲドンの排除に成功する。
何故、WHOでも最上級危険種に指定されていたハルマゲドンが現れたのか? わざわざ学校で暴れだしたのか? 理由が定かにならないうちに、付近にハルマゲドンが産卵していた痕跡が見つかる。もしもこれが一斉に孵化すれば、トーキョー中の人間に危機が迫ることになる。
WHOから事態の収拾を依頼されたアンタレスは惨劇を生き延びた女教師、マリアの協力を得て事件の解決に挑む。
だがこれは、事件の幕開け、そしてアンタレスの心理的外傷(トラウマ)の再現の、ほんの始まりに過ぎなかった……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-10 19:03:07
216638文字
会話率:45%
⚠現在放置中⚠
能力。…今は無き研究所にて4人の少年少女が被検体となり、手に入れた魔法とは異なる力。
1人は『空間』を。1人は『物体』を。1人は『精神』を。1人は『──』を……
この世界に4人しか存在せぬ能力者の情報は極秘上の極秘であり
、知っているものなどほとんど存在しない。
その能力のうちのひとつ、『精神操者』は時に能力者自身の精神を狂わすことがある。
その能力をが暴走してしまえば世界なんて簡単に滅ぶことだって可能である。
そんな危機的状況など一切明かされていない世界に、とある人物?がいた
名前は猫塚 健(けん)。特にこれといった特技のない普通のニート。妹とスーパーで買い物を済ませた帰り、信号が青になり、横断歩道を安全と思って渡っていたら、妹側のほうから飲酒運転野郎の車が突っ込んできた?!
健は咄嗟の判断で妹を庇う選択に出た。おかげで妹はかすり傷ですんだもの、健は呆気なく死亡。
…もう少し妹や家族といたかったな
そんなことを言う余力もなく、中継地点や女神の祝福など、そんなものは一切無しに目が閉めるとその姿は人ではなく、可愛らしいクロネコ。更に外の世界は日本より発展したやばい都市?!
異世界だからといってバトルなんてしたくもねぇ!俺はなにがなんでものんびり暮らしてやる!
だがそんな願いも等の"昔から"叶えられぬ夢となっていた…
第1章の題名が「偽りの始まり」で第2章の名前が「true start」……
第1章はほとんどの情報が嘘となります、「どゆこと?」って人はとりあえず1章12話まで見ることをオススメします。
※誤字脱字が異常なほどあります、なにかおかしいと思った文章は暖かいめでお願いします:(´◦ω◦`):
いつか一区切り行った段階で改稿祭りをするので、その時まで誤字脱字の他文章の書き方や物語に関わる伏線等配置する予定です(*`・ω・)ゞ折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-24 01:00:00
200086文字
会話率:46%
伯爵家次男であるアレイスター・ウェイトリー(アレス)は家族から迫害されていた。
両親も兄も持っている女神の祝福を、家族で彼だけが持っていないという理由で。そんなある日彼にヴァレリヤという若いメイドが付けられる。しかし彼女は獣人の奴隷とい
う迫害される境遇で、彼女もまた屋敷の使用人たちから虐待されていた。アレスは似た境遇の彼女に惹かれ、2人は互いに足りないものを取り戻そうとするかの様に求め合うことになる。
しかし2人は、アレスのせいで権力を失ったと考えた家令に依頼されたスラムの住人によって、命を狙われる。辱められ、命を奪われるヴァレリヤ。アレスの命も失われようとしたとき、夢の中で幼女に声をかけられる。復讐したくはないか――、と。首を縦に振ったアレスに、幼女は言う。
「我の名は――ニャルラトホテップ」
※主人公は強い力を得ますが、俺TUEEEって程ではないです。主人公より強い者はゴロゴロいますし、タイトルは(最終的に)最強に至る、って事です。主人公は結構悲惨な目にもあいますし、最強になって俺TUEEEが読みたい方はご遠慮ください。
※性的描写・性的暴行描写・残虐描写が含まれます。なるべく過激な表現はしないよう心掛けてはいますが、苦手な方はご遠慮ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-06 23:00:00
74488文字
会話率:33%
今年、36歳になる冒険者のハリソンは、自らの限界を知り、引退する事を決めていた。
だが、最後の挨拶にと、世話になった人々に別れの挨拶に向かうも、会ってもらうことすら出来ない。
また、仄かに想い続けていた女性に、自分の気持ちも伝えられずに
いた。
故郷に帰る前に、ハリソンは、自分のやって来た事に意味があったのかと悩む。
―――――――――――――――――――――――――――――――
久しぶりに時間が空いたので、以前に下書きをしていたものを書き起こしてみました。
お時間のある時に、読んでいただけたら幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-07 21:00:00
47876文字
会話率:38%
20歳の大学生リコは富士下山の途中友達とはぐれてしまう。たどり着いたのは魔法のある異世界。魔王を倒す勇者一行と知り合い、かっこよい勇者と恋におちました♪めでたしめでたしのはずが待っていたのは家事におわれる毎日でした。女神の祝福それとも呪い?
振り回されて10年間。!愛が冷めた勇者からの解放宣言!自由を求めて旅立つぞ!その前にプチリベンジです♪
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-04 21:13:26
6909文字
会話率:6%
大陸全土で人族と魔族、魔獣が覇権を争う時代。
人族は『勇者』、『聖女』、『剣聖』、『賢者』等の特級戦力である『聖職』持ちを擁して魔族の侵攻に対抗していた。対して、魔族は『大魔王』を筆頭に多くの『魔王』を基軸に人族を追い詰めており、全体的に
人族不利の状況が長く続いていた。
『成人の儀』
それは15歳になり成人を迎えた男女が皆、女神の祝福を受け『職業スキル』と呼ばれるスキルを授かる儀式である。本来スキルとは数多の修練の果てに『世界』に認められる事で取得するものだが、成人の儀では苦労無く取得出来る為、労せずに『職業』を得る事が可能となる。
故に『職業スキル』と呼ばれている。又、『職業』を得る事で相応の補正を受ける為、職無しの者よりも効率的に活動できる。ただ、稀に成人の儀で一切のスキルを授かれない『無能者』が発生する事がある。
大陸の果ての地で一人山中に暮らす青年、レオニス=アーカインも『無能者』の烙印を3年前に押された過去を持つ。だが実の所、彼には成人の儀で授かったスキルがあった。しかしそのスキルを使う事は、人をやめる事と同義であり、実際に使用した者がどうなったのか知る彼はそれを使う事を避け、他者と距離を置く事を選び、山中での孤独な暮らしをしていた。
そんな孤独な日々が突然終わりを告げることになる。
『空から聖女が降って来た』事によって。
心に傷を負った聖女との邂逅を果たした彼は、彼女と共に『前』に進む事を決意する。多くの悪意や魔族と人族の闘争に巻き込まれながらも歩み続けんとする二人の行きつく先はー?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-25 23:12:22
159098文字
会話率:49%