侯爵家の変わり者次女・ヴィッツ・ロードンは博物館で建築物史の学術研究院をしている。
ある日彼女のもとに、婚約者とともに王都でタウンハウスを探している妹・ヤマカ・ロードンが「この屋敷とてもいいんだけど、変な部屋があるの…」と相談を持ち掛けてき
た。
とある作品リスペクトの謎解きストーリー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-19 06:00:00
23225文字
会話率:39%
海底王国のニ番目の姫である『変わり者のアーティリアン』ことアーテは、自分の父である国王陛下が開いたお見合いパーティーが、とある理由で嫌すぎて逃走する。
「ちょっとお腹痛いので失礼しますね……!」
そしてアーテは思う。まずい。このままでは間
違いなく、自分は誰かのお嫁さんにされてしまう。そこでひらめく。「ああ、誰かと偽装婚約すれば良いんだ」と。曲がりなりにも王族なので人魚族は絶対断ってくるから、人間族にしようと。
そして追いかけてきた妹とともに地上へ行くと、奴隷に身をやつした美しい冷酷そうな青年が居て……。青年は「何がしたいんだ! 俺をどうするつもりだ。本当の事を言え。俺は”もう”殺しはまっぴらだ!」と叫ぶ。しかしアーテは彼に近づくと……。
● ● ● ● ●
人魚姫ですが、泡にならないし、出てくる王子様は人魚という、おとぎ話とは関係のない異世界恋愛譚です。「小説家になろう」と「カクヨム」に掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-19 01:26:18
8792文字
会話率:69%
考え事が多すぎて人を怒らせるウナモリ・シズクは、お前はアンドロイドみたいだと彼氏に捨てられる。
とぼとぼと帰り道を歩いていると、とても美しい姿をした青年が立っている。彼の首には英数字が書かれており、シズクは彼が商業用アンドロイドだと察する
。彼はアンドロイドだが深く溜息をついており、なにやら話しかけてきた。
そして彼には絶対に叶えたい『夢』があるらしく……。シズクは話を聞くことに。
近未来の東京で、偶然であった二人の変わり者が、惹かれ合う話。
(この話は「小説家になろう」と「カクヨム」と「pixiv」と「アルファポリス」に投稿しています)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-17 17:34:57
4114文字
会話率:59%
現実に神は居ない、少なくとも我々の見えるところにはいない。では、もし本当に神が実在し、人に代わって政治を行うとしたらどうなるのだろうか?その御声を聞いた私たち人間は、どうするべきなのだろうか?
時は江戸、京都の外れに住む少年翠は神を信じな
い『変わり者』だった。その時代、日ノ本の人々のほとんどが信じる『蒼教』は国内において絶大な支持を集めていた。
ある日、銀の船が京都に落ちた。その船から現れた1人の少女は『神』を名乗った。その少女は『蒼教』の信仰する神『蒼様』だった。
その少女の降臨により、日ノ本と、翠の運命は、大きく変わる事となる…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-18 19:09:32
115099文字
会話率:33%
主人公は、Aランク冒険者だ。彼は変わり者で有名なのだが、本人に自覚はない。
彼について述べると、まあまあ田舎なアドリー村で生まれ育った。ガタイがよかったり、運動神経がよかったこともあり、冒険者になった。それからは、依頼を受け、収入を得ては
家に帰るという平凡な生活だった。
そして、いつの日か、いつもどおり彼は狩りの依頼を受けていた。そして、どこかの田舎の危険な森で狩りをしている最中に彼はまったく予想していなかった”なにか”に出会った。
この出会いを機に彼の人生は変わり始める!
そして、人生が変わり始めるのは彼だけではない…。
◆こちらは家族をテーマにした物語になっております。
◆主人公を中心にストーリーを進めますが、他のキャラクター視点も入れていきたいと思っています!
◆作者としては、いまのところ冒険をストーリーに入れる予定はないので、The 冒険物語が読みたい方には向いてないかもしれません。ご了承ください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-13 20:27:27
7069文字
会話率:23%
ひょんなことから異世界へと転移した変わり者の少年、高白氷夜。
しかし異世界に転移したからと言って彼の生活が変わるわけではなかった。
待っていたのはチートなし、ハーレムなしの非常な現実。
ままならない現実に不満を抱きつつも、「まあそんなもんか
」と受け入れつつあったある日、彼は幼馴染と再開する。
_____________________
うざさmax系主人公とその仲間たちが織り成す系異世界ファンタジー。
幼馴染との再会をきっかけに高白氷夜の運命が動き出します。
前半はギャグより、後半はシリアス多めです。
なろう、ノベルアップ+、アルファポリスにも投稿中。
***
元々はノベルゲームとして制作していたのですが、諸事情で頓挫し、小説として投稿することになりました。
ゲーム制作においてシナリオの質の向上を図るため、物語る工房様にシナリオの添削をして頂きました。
小説に書き換える際にも添削をして頂いています。
またキャラデザに関しては
メロア・クラムベールのキャラデザをミモザ先生にして頂きました。
この場を借りて改めて両名に御礼を申し上げます。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-13 10:08:10
153617文字
会話率:49%
「新人を迎いに行ってくんないかなー…あ、拒否権ないから」
武装組織【黄昏】に身を置く少女・凍月は上司・月結にそう頼まれた(押し付けられた)。
悪態をつきながらも、凍月は新人の元へと何の手掛かりもなく歩みを進めていく。
そんな中ー…新人の従者
(?)・麦に出会い、道案内の後に漸く会うことができた。
新人は穏やかで、頼りがいのある人物だった…が。
「な、何回言ったら分かるんですか…もうやらないでくださいよ!!」
「大丈夫、毒とか全然効かないからさー…ほら、僕毒嗜好だからぁ?」
新人は毒が効かないからといって、制止しても毒を接種し続けるような嗜好を持っていた。
新人・レインは、一癖も二癖もある超絶変わり者であり、危険人物でもあるようだった。
レインを連れて組織に戻ると、敵対組織・終夜に宣戦布告までもされる始末。
そんな中、凍月はレインが呟いた言葉を聞いてしまった。
「まぁ…そうなるよね、首領らしい」
常時の明るいオーラはなく、陰気なオーラを纏っていた。
レインはあたかも当然の結果というように、眉一つ動かしていない。
そして、敵組織の首領をコードネームではなく「首領」と呼んでいる…
何か隠しているのか、と何度も聞くが…レインはずっと「知らない」の一点張り。
終夜の差金で、様々な面倒事で黄昏は闇社会で孤立しつつあった。
そんな時に訪れた闇社会唯一の中立組織【薄暮】の長・紫蘭はこう言った。
「レインをこの組織から脱退させろ、じゃねぇとこの組織…潰れるぞ」
謎多き人物であるレインの正体、そして目的は一体なんなのか。
そんな戦いの中、政府直属組織・黎明も動き出そうとしており…?!
様々な人物の策略や私欲が絡み合う攻防戦が、社会全体を巻き込み、今始まろうとしていたー…
※今作は異能力バトルです、今までの作風と異なります(暴力系はよくやります)。
様々な登場人物が出てくるため、章の間で紹介を設けます、ネタバレ注意でご覧ください。
一応言っておきますが、主人公は凍月(今作の主人公はとても目立たない)です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-11 07:00:00
9505文字
会話率:27%
両親の別居により母方の実家にて預けられた主人公の裕太。ある日、村にいたとある少女、春菜に一目惚れをする。しかし、春菜は村では【変わり者】として煙たがられていた。
「自身を殺した犯人を知りたい」と裕太に告げる春菜。自身の前世を知っていると告げ
る春菜に困惑しながらも、裕太は春菜の言う事を信じることに。春菜に連れられ、なんやかんやあって過去に遡ることに。そこで若き日の祖父、和重と、春菜の前世、暁子と出会う。
裕太たちは、暁子を襲う死の真実にたどり着くことが出来るのか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-09 02:13:37
1489文字
会話率:11%
現代日本の女子大生、桜木鈴華(さくらぎ すずか)は乙女ゲーにハマっていた。
しかし、その乙女ゲーは悪役無能女帝のせいで攻略対象が次々と殺されていくという厄介なもの。
その攻略に日々頭を悩ませていた鈴華は、ある日、目が覚めたら乙女ゲーの世界に
来てしまった。
しかも、その姿はあの悪役無能女帝のもので――!?
女帝となった彼女はその秘められた能力――龍を顕現し、女帝に成り代わって政治を取り仕切り、攻略対象を今度こそ幸せにしようと奔走する。
変わり者ばかりの登場人物に振り回されながら、推しとのロマンスも……?
「陛下、中に入れてください……夜風で凍えた私の体に熱を分けてくださいませ……」
「う、ウワーッ! 誰かタスケテーッ!」
中華ファンタジー世界を舞台にした成り代わり物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-08 20:00:00
78378文字
会話率:41%
「あんたもしかして泳げんと?まったく、男なんに情けなかね!」
彼女が僕にかけた、最初の言葉だった。
自称進学校に通う「凪(ナギ)」はどこか非日常を夢見ながら退屈な日々を送っていた。
迎えた夏休み、両親の海外赴任をきっかけに、北九州・門
司港の遠い親戚のもとへ預けられる。
そこで出会ったのは『子供向けのおとぎ話』として誰も信じない『宝島伝説』を信じ、玄界灘の先への航海を企む勝ち気な少女「暁(アキラ)」だった。
錨を上げるのは平凡な少年と変わり者の少女。
真逆な性格の二人による、ひと夏をかけた冒険が始まる!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-06 21:55:39
26006文字
会話率:42%
「あんたもしかして泳げんと?まったく、男なんに情けなかね!」
彼女が僕にかけた、最初の言葉だった。
自称進学校に通う「凪(ナギ)」はどこか非日常を夢見ながら退屈な日々を送っていた。
迎えた夏休み、両親の海外赴任をきっかけに、北九州・門
司港の遠い親戚のもとへ預けられる。
そこで出会ったのは『子供向けのおとぎ話』として誰も信じない『宝島伝説』を信じ、玄界灘の先への航海を企む勝ち気な少女「暁(アキラ)」だった。
錨を上げるのは平凡な少年と変わり者の少女。
真逆な性格の二人による、ひと夏をかけた冒険が始まる!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-06 00:13:36
9088文字
会話率:33%
誇り高い王国騎士であるギルバートは、勇者召喚の儀式の日が大嫌いだった。理由は『勇者に関する悪夢を見るから』なんて子供じみたものだったが──勇者召喚をきっかけに、悪夢のどん底に落ちてしまう。
現れた勇者との一騎打ちに始まり、無実の罪で投獄、
そして脱獄、行きつく先は指名手配の犯罪者。
そんな彼に手を差し伸べる変わり者、同じく王国騎士であるアーサーの「魔王を倒して勇者を見返してやりましょう」という発言によって、彼ら二人の魔王討伐を目指す旅が始まったのだった!
「……アーサー。あのとき俺が勇者に勝ったんだから、俺が魔王を倒しても構わないよな?」
「もちろん誰にでも権利はあります。だからそそのかし……いえ、お誘いしたんですよ」
……果たして最後に魔王を倒すのは、勇者か、騎士か、それとも。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-31 04:00:00
249112文字
会話率:47%
変わり者の主人公と高校で出会ったヒロインとの恋愛兼シリアスな感じの物語です。
最終更新:2024-03-27 23:07:50
5328文字
会話率:14%
人間によって飛べなくなったカラス。空腹に耐えながらごみ捨て場を巡る日々の中、一人の変わり者と出会う。
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最終更新:2024-03-26 19:33:44
481文字
会話率:28%
孤児のレントは、河神への生贄として荒れ狂う川に落とされた。
死にたくないともがくレントは濁流の中にひとつの光を見つける。
『契約合意《アオンタ》! さぁ、名前をつけて、僕を捕まえてごらん』
死にかけていたレントを救ったのは、水棲馬ケ
ルピーのイシュカ。幻種の国《ティル・ナヌグ》を飛び出した変わり者で、「外の世界を見に行こう!」とレントを小さな村から連れ出した。
旅を始めた二人の珍道中。世間知らずの二人は気が合うようで、喧嘩をしながらも楽しく旅をしていたけれど……荒廃していく幻種の国《ティル・ナヌグ》から逃げ出してきた幻獣たちの巻き起こす大災害に巻き込まれて――!?
不遇な少年✕おとぼけケルピーの大河冒険ファンタジー。
バルリービ―の深淵にいざゆかん!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-23 07:00:00
94035文字
会話率:46%
常陸国の高鈴山には変わり者の染手と白い獣が住んでいます。
彼らが住まう山の中腹には、白い衣が風によくなびいていますが、決してその衣を身にまとってはいけません。
この衣は月の羽衣とも、死者の死装束とも言われているのですから、ひとたび身にまとえ
ばあなたは我をなくしてしまうことでしょう。
忘れたいものだけが参りなさい。
去りゆくものも歓迎しましょう。
高鈴山の白染めは、俗世に染まってしまった何もかもをまっさらにしてしまうので、そんな方々の餞としてはこれ以上ない格別なものとなるでしょう。
ですがそれは、先代より継承された未熟な染手が一人前となったら、のお話ですが―――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-07 07:00:00
19619文字
会話率:38%
死んで終わり、この世界はそうではない。多くの命は、体は大地に還り、魂は世界の魔素に還る。しかし、強き想いがあれば、死んでしまっても肉体は起き上がる。肉体を失っても、魔素を体にして幽霊となる。強き想いとは人を思う優しさとは限らない。志半ばで
力尽きた未練や騙された恨みかもしれない。中には生ある物に害となるおぞましい存在も、この世に残した死者の想いを汲む事が墓守の仕事。そんな墓守の1人、リッカはアンデッドのスペックを相棒に選んでいる変わり者。人が家に帰る時間に目覚め、眠りに着くころに人で無くなったアンデッドと出会うために夜を歩く。魔法を使うが世界を変える大魔導士ではない、剣も使うが世界を救う戦士ではない、そして世界を旅する冒険者でもない。剣と魔法の世界で生と死を見つめ、命無きアンデッドと過ごす、墓守の物語。
※毎週金曜日には必ず更新、他の曜日は作成が間に合えば更新、無理なく進めていきますので、よろしくおねがいします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-18 21:13:18
281184文字
会話率:55%
アマギはとある街に訪れていた。
照り付ける太陽に嫌気が差しながら、街に入ってすぐにあった酒場へと逃げ込む。そして空腹からそのまま食事を取る事に。
異様に空気の乾いた酒場では、他の客の愚痴が響いていた。
「ったく、水不足はいつまで続くんだ
よ」
水不足を解決するために行われるこの街の儀式、雨乞い。
何度も行われる雨乞いとその捧げ物が、生活の負担になっているとの愚痴が溢れていたのだ。
店主に聞いてみると、もうずっと雨が降っておらず、たまに降る雨が待ち遠しくて仕方がないらしい。
こんな街はさっさと去った方が良いと助言され、諦めムードな住民を見たアマギは、つい不服そうな顔を返す。
「じゃあ会いに行こうか。空の精霊に」
雨の降らない異常気象。その理由を、アマギは知っていた。
少しでも面白い、期待出来ると感じたら、評価☆やブックマークを押して頂けると励みになります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-16 21:10:17
8736文字
会話率:55%
伯爵令嬢であるレイラは、王太子であるエイダンの婚約者であった。貴族の中でも変わり者として有名なレイラだったが、お互いを想い合ったふたりには何の問題もなかった。
しかし、そんな中レイラに新しい家族が出来た事で彼女の人生は大きく変わってしまう
事になる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-08 00:00:00
9387文字
会話率:37%
初田ハートクリニック。
うさぎのかぶりものをした医師、初田は変わり者だが腕は確か。
そのクリニックに通院している聖詩(ひじり うた)とその付き添いの謎の少年こと夢間(むま)くん。
そんな二人とクリニックで出会う人々とのほっこり交流を
描いた短いお話。
こちらの作品は、ちはやれいめい様の作品「初田ハートクリニックの法度」と、私のイラストや某ブログから生まれたネタ作品「(偽)新連載!! 幸せになりたい30↑OLのところへオリキャラが突然やってきた!?~夢魔くんとウタたんの幸せ向上生活」のコラボネタのSSです。
※他所(pixivやノベプラ)にも別名義で投稿しています。
この作品は「n6070ic」の二次創作です。作者より許可を頂いています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-02 14:09:20
24914文字
会話率:42%
国王も貴族も腐っているエンフィア王国の後宮で生まれたラディア。
母は侯爵家の妾の子だったが後宮に貢物として入れられ、父親が誰かはわからない。
一応は王女として籍はあるものの、後宮から出ることなく夜会にも出ていない。
どこかの国へ嫁がされる予
定だったのだが、国内のイルミール公爵に嫁いで来いと命令される。
「初夜で殺してこい」「純潔を失うなよ」
従属の腕輪をつけられているラディアは国王に逆らうことができない。
あきらめて向かった公爵領だったのだが、ラディアを待っていたのは竜の血をひく公爵だった。
2/28「ハズレ姫は意外と愛されている?」(あさの碧先生)フロースコミックにてコミカライズ開始。
3/15 「ハズレ姫は意外と愛されている?〈下〉 ~前世は孤独な魔女でしたが、二度目の人生はちょっと周りが過保護なようです~ 」電撃の新文芸より発売。上巻は発売中です。
レジーナブックス「うたた寝している間に運命が変わりました。」発売中です。
どうぞよろしくお願いいたします。
アルファポリス、カクヨムにも投稿しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-02 06:00:00
71042文字
会話率:36%
まだ足が二本あった頃、人魚姫の話は〝契約違反をしたら落とし前をつけなければいけない〟という教訓話だと思っていた――。
月島マリ、十五歳。
五歳の頃に骨肉腫で左足を切断して以降、義足も使わずに車椅子生活を続けている変わり者。
嫌いなもの、憐
れみの視線を向けたり、自分を使って〝いい人〟を演じようとする人。
そんなマリは、自分のことを人魚姫の生まれ変わりではないかと疑っている。
だって人魚姫は、借金をしてまで両の足を手に入れたのに、お代も支払わずに泡となって消えたから。
きっと生まれ変わった自分にそのつけが回ってきて、利息を支払うために、与えられた足うちの一本を返品しなければならなかったのだ――。
ある日、マリは古びた社交ダンス教室で大学生の夏目と出会う。
彼は大学で〝踊れる義足〟の研究をしていると言い、マリに機械仕掛けの足を差しだして言った。
「この義足をつけて、俺と踊って欲しい」
なるほど、こいつの正体は人魚をそそのかして足を与えた魔女だったのだ。
夏の初めの昼下がり。
生まれ変わった債権者からマリに持ちかけられた新規契約は、あまりにも突飛なものだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-01 07:00:00
133619文字
会話率:25%
王立セントラル学園 壁新聞部の部室から聞こえるペンを動かす音と話し声。
「見出しは婚約破棄のドミノ倒しにしよう!」「その見出しはボツだな」「ひえぇ」
壁新聞部部員ロメリア(変わり者のめんどくさがり)と編集長(ツッコミ気質のロマンチスト)の二
人の会話から、一つの婚約破棄をきっかけに始まった婚約破棄のドミノ倒しの一部始終が明らかになっていく。
ご都合主義のお話です。設定はゆるいです。気楽にお読みください。全5話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-22 22:00:00
35861文字
会話率:35%