結婚式を一ヶ月後に控えた男爵令嬢サテンは、ある日婚約者に婚約破棄を告げられてしまう。……サテンの実妹と婚約者が浮気していたという最悪の理由で。
更に家族は妹と婚約者の味方で、サテンはキズモノと蔑まされ、遠い田舎町の教会へと追いやられてし
まう。しかしその教会で出会ったのは、古代語しか話せないとても美しい司祭の青年だった。
急速に彼に惹かれていくサテン。そして彼もまた、サテンに惹かれていた。やがて恋仲になった二人は穏やかな日々を重ねる。だがある日現れた一台の馬車によって、ようやく手に入れた安息は脆くも崩れ去る。
『お久しぶりです、守護神様。お戻りの時間です』
彼は司祭ではなくこの国の守護神だった。神と人間。決して交わらない恋に苦悩するサテン。それでも彼女が選ぶ選択肢は、ひとつだけだった――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-16 14:43:28
19000文字
会話率:46%
王国の大神殿に仕える聖騎士。その精鋭中の精鋭6人を人は「6聖剣」と呼んだ。
しかし、とある朝、大聖堂の祭壇にその6聖剣の内の2人の首が置かれるという、衝撃的な事件が起きる。
犯人とされる死霊術師は「3年前の大罪者は、死霊によって闇に
葬られる」という謎のメッセージを残していた。
大神殿は50名の聖騎士によって警護され、外部者はそう簡単に侵入出来ない。
それは「英雄6聖剣を殺し、その首を祭壇に置いた死霊術師は、大神殿の中にいる」という事を意味していたのだった。
次々と祭壇に置かれる首。 …死霊術師とは一体誰なのか!?
聖騎士候補生のアレス、ルリア、そして司祭見習いのクリフ。幼馴染み3人組が死霊術師と3年前の陰謀の謎に迫る。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-11 08:18:05
10895文字
会話率:47%
レイチェルは目を覚ました。半年前に、今日この日に。
彼女はこれから半年間を生き、定められた日に死に、今日に戻ってくる。それをずっと繰り返していた。
「また戻ってきたのね」
終わることのできない人生にレイチェルは飽いていた。しかし、ある日、彼
女に光が差す。
解決法があるという知らせがもたらされたのだ。彼女は答えを知る司祭に会いに行き、この症状が「番病(つがいびょう)」と呼ばれる魂の病であり、神により定められた運命を見つければ回帰が終わると教えられる。
死に戻りを終わらせるため、半信半疑ながらもレイチェルは生き方か相手なのかもわからないまま自分の運命を探し始める。
そんな彼女の周囲に現れる男性たち。護衛の端正な騎士・アーヴィング、たまたま街を訪れていた優雅な伯爵、そして、幼馴染の口うるさい青年・シモン。
一方、街では少女の行方不明事件が続発していた。獣に食べられたのだと行き交う噂。森で見かけけられたという黒い影。
やがて、事件と彼女が交差した時、レイチェルは自分の運命を知ることになる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-09 16:20:20
66181文字
会話率:34%
前世で十八歳を迎える前に病死したエリカは、何かの縁で二度目の生を得て司祭の娘ベルナデッタとして転生した。
前世でほとんどの時間を病室で過ごし、大人になれなかったことに未練を持っていたベルナデッタは、今世こそは大人になって人生を楽しむことを
誓う。
ところが、そう心に決めていた六歳のベルナデッタに突き付けられたのは、十八歳になると同時に神に捧げられ、生贄として食われる神子の運命だった。
二度目の生でも十八歳で死ぬなんて受け入れられない。
ベルナデッタは運命を変えるため、幼馴染のリベルトと共にこの国の真実へ挑む。
書き終わっているので13万字ほど毎日2話投稿していきます。よろしくお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-17 18:03:59
127364文字
会話率:31%
【騎士コンビと恋愛企画】2023/07/07~2023/07/18参加作品
貴族令嬢リデルは、父親よりも年上の相手ホールデン子爵との政略結婚にのぞむ。だが婚礼馬車は街道を荒らし回る野盗騎士団に襲撃され、リデルは従者と共に囚われの身となった
。
野盗騎士団はホールデン子爵へ花嫁の身代金を要求した。騎士クズレや落伍者が集まる野盗騎士団だが、妙に規律正しい。その主要メンバーには、ジュードとローガンのコンビが居た。
リデルとジュードは惹かれ合うが、やがて身代金が到着し、2人は離れ離れになった。
最初の予定どおり、リデルはホールデン子爵の花嫁として城へ赴く。ところが、饗宴の大広間で、リデルは怪異な老司祭から「緑の目の魔女」と糾弾され、魔女裁判および火炙りのため塔に閉じ込められた。その情報を知ったジュード青年は単身、リデル救出のため城に潜入。そこへジュードの相棒ローガン青年が加わり、2人の青年は協力してリデル救出を成功させる。
一方で、情勢急変に伴う好機をつかんだ野盗騎士団は、ホールデン子爵の城を急遽攻略。野盗騎士団の正体はホールデン子爵の悪事を摘発するための王国の騎士団だった。
平民ジュード青年は救出などの功績により王国騎士へ出世し、リデルと結ばれる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-15 00:00:00
35470文字
会話率:30%
フランスからの里帰り、空港で再会したと流雫(ルナ)澪(ミオ)のカップルは、聖女の装束を纏った少女への襲撃事件に遭遇する。しかし、助けた少女は流雫を拒絶した。
翌日、フランスから来日する予定のアルスは、流雫に説明したばかりの聖女をパリの空港で
目撃する。1人しかいないハズの、宗教団体太陽騎士団の聖女アリスが2人。…もう1人のアリスは誰なのか。
生命テクノロジーと宗教倫理の狭間で起きる、総司祭の座を巡る争いと、そのシンボルとして扱われる聖女の謎。
教典上の破壊の女神を連想させるオッドアイの持ち主流雫、刑事の娘澪、太陽騎士団の敬虔な信者詩応(シノ)、そして対立する血の旅団信者アルス。日仏の高校生4人が挑む、最高峰のミステリーアクション。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-04 11:18:50
35185文字
会話率:44%
ソフィアは二十歳で死んでしまった。
王太子から婚約破棄されてからは、変な組織に入り、悪の道に進んでしまった。
しかし死ぬ間際に人の心を取り戻して、迷惑を掛けた人たちに謝りながら死んでいった――はずだった!
過去に戻ったソフィアは、自分から
婚約破棄の申し出をしたが、まさかの婚約破棄一年前の王太子の結婚式だったため大騒ぎに。
慌てるソフィアに救いの手、新たな婚約を希望する男が現れ、便乗してしまったのが運の尽き。
なんと婚約をしてきたのは未来で、何度も殺そうとしてきた、ドSの武闘派司祭クリストフだった。
なのに未来とは違い、優しく、愛してくれる彼に戸惑いが隠せない
過去の過ちを認め、質素にまじめに生き抜き、甘々な結婚生活を送る、やり直し物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-21 07:11:05
326629文字
会話率:39%
聖女ユリア21歳は、雨乞いを故意に失敗させただけなのに、責任を問われ夜会でまさかの婚約破棄をされ。王太子と聖女が結婚するのがしきたりの国で、王太子サルム殿下24歳は冷酷に言い放った、「聖女ユリア、君との婚約を破棄する!」。そればかりでなく王
太子はユリアに「いなくなってほしい」らしい。ユリアの前に5種類の毒を並べ、「聖女なら死なないだろう、証明してみろ、死ななければ追放で済む」とのたまわる。黒幕は『黒衣の修道司祭』とその修道会に育てられた黒聖女。ユリアはどうやって生き延びる? 毒が回って身動きの取れないユリアに訪れる甘々じれじれ、ハッピーエンド。1万5千字程度です。
*主人公が昏睡状態に陥るので、保険として「残酷な描写あり」です。
**毒物に言及するのでR15です。実際にある植物名が出てき、ある程度事実に基づいていますが、中毒症状及び致死量は千差万別で責任が持てないので絶対に真似しないでください。
毒草は食べてはいけません。薬草も量を間違えると毒です。
※この作品は、柴野いずみ様ご主催の『ざまぁ企画』に参加しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-20 17:00:00
16540文字
会話率:34%
聖女様が可愛すぎて叫びたくなるが、私は司祭なので我慢するしかない話。
最終更新:2023-05-27 11:39:01
2495文字
会話率:48%
「どれだけ泣いて縋ったって誰も助けてなんかくれないよ。悪に染まった美しい君は、僕に愛されるしかないんだから」
かつて僕を虐めていた君の耳元で囁く。
多くの参列者が見守る教会で、司祭の執り行う婚姻の儀の最中に。
それまで高慢に振る舞ってい
た君は、そこでようやく己の身の立場を知った。
「憎くて愛しくて、いっそ壊してしまいたいくらいだ」
震える君に僕は狂った愛を囁いた。
その震えはいつか絶望に、そして諦めになる。
そうすれば君は、僕を愛すことしかできないだろう?
ヤンデレヒーロー視点ではハピエンです!
長岡更紗さま主催『ドアマット大好き企画 』参加作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-24 19:08:18
5082文字
会話率:21%
町の司祭、ハンク・ハミルトンの一人息子、チャールズ・ハミルトンとハミルトン家の召使いだった娘、パドメとの結婚式の日、新婦であるはパドメは遺書を残し自ら命を絶ってしまう。
そしてその翌日に行なわれるパドメの葬儀に、ハミルトン家の召使いだっ
たペドロ・ファイザーは、友人であるロバート・ウィリアムズとその友人で、少し訳ありな男バーナード・フレッチャーに参列を促す。
不審に思いながらも葬儀に参列した二人は、パドメの死の真相、そして彼女の恐ろしい呪いを目の当たりにすることになる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-30 16:03:07
103524文字
会話率:1%
王都の中央教会から左遷され、田舎町で奮闘する若き司祭。
ある日彼は、一人の行商人の子供と出会う。
最終更新:2023-04-15 19:20:01
9728文字
会話率:38%
最北の教会には風変わりな司祭がいるという.
チアは独断の調査で得た情報をもとに,最北の教会へと向かう・・・.
最終更新:2023-04-02 23:12:05
17316文字
会話率:100%
コンビニでアルバイトをしている主人公(村井庄)はアニメ番組の終わりに入ったスマートフォン向けアプリゲームのCMに興味を持つ。
ある日、仕事でレシートを渡す際にそのゲームの広告が下の方に載っていた。毎日のつまらない生活から抜け出したかった
主人公は、ゲームの時間が無駄と思いつつもCMの司祭の女の言葉が気になって仕方がないのでゲームを始めることにした。
第1部分は長文になります。主人公がどうしてこのゲームを始めたのか、その背景と動機が書いてある大切な部分になりますのでご一読下さい。
気にならない方は、4話のダンジョンから読んでも問題ありません。
※タイトルを変えています。これで3回変わりました。本当はあまり長くしたくないです。『変えるため』と『変えるために』はどちらが良いでしょうか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-02 23:00:00
738433文字
会話率:58%
聖職者のティアーヌは、憧れの先輩みたいになろうと『殴りプリースト(司祭)』になった。だが、司祭に求められるのは癒しの力。自ら前に出て戦う殴りプリはどこでも求められていない。必然的に彼女は一人で戦い続けてきた。
そんな彼女が、仲間を求めて
冒険者が集まるギルドの門を叩く。無事受け入れられたはいいが、なぜかそこには他の司祭がいなかった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-25 19:33:24
56467文字
会話率:43%
擦り切れたぼろぼろの服をまとった若い女が司祭の前でひざまずき罪の告白をおこなっていた。
最終更新:2023-03-03 19:41:12
728文字
会話率:30%
連載小説『愛娘と魔王~愛娘が心配すぎて魔王討伐のパーティーに加わってしまった魔導士の悲劇』から、魔法使いのマルークとその娘のクリスティが、王都で暮らし始めて八年目の、感謝祭を迎えるまでのお話です。
クリスティはこれまで父親として自分を育てて
くれたマルークに、毎年の感謝祭で手紙を渡して感謝の気持ちを伝えて来ました。でも、今年は何か別の物を贈りたいと考えます。
何を贈ったら喜んでもらえるか判断のつかない彼女は、占い師の魔女や私塾の先生、教会の司祭に相談します。
そうこうしているうちに、感謝祭の当日を迎えてしまいます。彼女の贈り物をマルークは喜んでくれるのでしょうか。
本編も連載中です。小説ページの下部にリンクがありますので、そちらもお読みいただけたら嬉しいです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-23 20:29:12
8396文字
会話率:35%
クラッセン伯爵家の次男坊として生まれたヴィム・クラッセンは、次期後継者候補の一人として愛と幸福に包まれながら育った。しかしヴィムが四歳の誕生日を迎えた日、一家は襲撃を受け大火災の末両親を失ってしまう。唯一の肉親となった兄のルーカスと共に孤児
院へ駆けこむが、三年後ルーカスは養子として引き取られ離れ離れになってしまう。ルーカスが去ってからヴィムは次第に家族の記憶を失っていく。そして四年後ヴィムは別家庭に引き取られ、ヴィムの後見人となった紳士にある取引を提案される。紳士が提示した条件は、王立の名門寄宿学校アポステルシューレへ進学し紳士の息子と友人関係を築くことであった。また紳士の話によると、ルーカスもアポステルに在籍しているらしく、ヴィムはルーカスとの再会を果たすためにアポステルへの進学を決意する。しかし入学先のアポステルの実態は悲惨なもので、伝統を固持し、校長と”クイーン”と呼ばれる六人の生徒たちの絶対的な権力に支配された歪んだ箱庭だった。「聖人」と崇めらる一人の生徒、いじめを看過するクイーン、「聖人」を王とする親衛隊の「三美神」、礼拝堂に籠る大司祭の息子……様々な人間と関わりながら、理不尽な環境の中でヴィムは目的のために奮闘する。そしてヴィムの行動によって図らずも隠されていた彼らの、学校の、そして国の歴史の秘密が暴かれるのであった。
*以前連載していた作品のリメイク版となります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-21 17:09:03
96794文字
会話率:44%
『尊ちゃん、たすけ……』
『誰か! じいちゃん! 命が! 命が……!』
神薙命(かんなぎ みこと)が十五歳の誕生日を迎えたその日、洞ノ木神社の御神体が引き裂けるように割れ、どこまでも続く暗い<穴>が現れた。
命は幼馴染である神守尊(かも
り たける)の目の前で<穴>へと吸い込まれ、連れ去られてしまった。
警察も自衛隊もなすすべもない中、尊の実家である剣道道場に狩衣姿の老人が現れた。
祖父は尊を呼び出すと「言祝様(ことほぎ さま)のお達しがあった」として、
家宝である<ムラマサ>を差し出し「命ちゃんの救出に向かえ」と言う。
なし崩し的に命の捜索隊となった尊は、陰陽師の少女・言祝誉(ことほぎ ほまれ)と自衛官の陣内護(じんない まもる)と一緒に<穴>に潜ることとなった。
一行がダンジョンを探索していると、エルフの女君主・ローザ、ノームの司祭・エド、ショートフットの罠師・ルックと出会った。
剣と魔法の世界からやってきたような彼らの話によると、尊たちの住む世界(現代日本)とローザたちの住む世界は対をなしており、この<ダンジョン>は世界と世界の狭間にあるという。
そして<ダンジョン>出現の理由は「魔王復活の儀式を執り行うため」であり「命と、ローザの婚約者であるリュミエルが生贄として最下層に囚われている」ということを尊たちは知った。
儀式が行われるダンジョン最下層の玄室に入るためには<護衛者の鎧>をまとわねばならないという。
しかし、その鎧はモンスターと化してダンジョン内をさまよっているそうだ。
儀式が執り行われるまで、あと半年──。
果たして、尊は命を救うことができるのだろうか?
※いいタイトルが思いつかなかったので、このタイトルは仮です。すみません!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-14 23:56:49
25618文字
会話率:58%
大怪我おい倒れていたリュウ少年、たまたま通りかかった行商人に拾われ、治療の為に意識のないまま王都の神殿に搬送され、行商人の適切な処置と司祭様の類いまれぬ回復魔法のお陰で一命を取り留め司祭様と修道士の厚い看護のお陰で20日間の昏睡状態から目を
覚ましたリュウ少年しかし目を覚まし少年は……
少年の運命は如何に……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-11 14:28:56
2547文字
会話率:54%