物語の舞台は、後漢末期。
宮廷を牛耳る曹操は、亡き呂布の妾・貂蝉を客将の劉備に与える。美女を使って劉備と義弟の関羽・張飛の仲を裂くことが目的だった。
貂蝉は色香で張飛を惑わせ、三兄弟の間に不穏な空気が流れ始める。
関羽は彼女がただの人間では
ないことを見抜くが……。
三国志の史実と民間伝承が交錯する歴史伝奇小説を刮目せよ!!
※これは、作者である青龍明良(旧・名月明)がペンネーム改名記念に執筆した短編小説です(だいたい3万文字前後で完結の予定)。ぜひ皆様ご一読ください。
※全12話予定。8月23日から毎日2話ずつ投稿(午前7時と午後8時)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-28 20:00:00
32231文字
会話率:31%
かつて大陸はいくつもの国に分かれ、それぞれが覇を競って戦っていた。
それを一つにまとめた巨人、人類で初の『皇帝』の座についたのが秦の始皇帝である。
しかし、その暴虐極まる治世は長くは続かず、二人の男の戦いによって新たな世となった。
覇王項羽
と高祖劉邦。
圧倒的劣勢を覆し、勝利した劉邦は秦でも生まれ故郷の楚でもない国、漢を興す。
それから四百年。
政治は腐敗し、ついに民衆の不満が爆発した。
一八四年、黄巾の乱である。
それは漢軍によって鎮圧されたが、新たなる動乱の序章に過ぎなかった。
群雄割拠の中で頭角を表し、本来一人しか存在しないはずの皇帝が三人乱立する三国鼎立時代によって漢はついに潰える。
時代は三国時代。
魏の初代皇帝、曹丕。
蜀の初代皇帝、劉備。
呉の初代皇帝、孫権。
だが、この偽りの鼎立は平穏とは程遠く、戦いは収まる気配を見せない。
そんな戦乱の時代を根底から覆す様な大事件が、二三四年に起きる。
五丈原の戦いの後、蜀の天才軍師諸葛亮孔明が陣没。
その異才によって支えられていた鼎の足は大きく傾く事になる。
蜀の天才軍師諸葛亮の後継者として軍事の全権を担う、かつて麒麟児と称された姜維伯約。
一農政官だったが、魏の大軍師司馬懿仲達から見出された鬼才、鄧艾士載。
三国時代の終焉を彩る、才能のぶつかり合いが始まる。
※知っている方でも楽しめる様に、三国志の事をまったく知らない方でも興味を持ってもらえる様な内容を目指してます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-18 01:00:00
553487文字
会話率:37%
大学時代に知的好奇心の荒ぶるがままに書き上げたレポートです。中国・韓国合同製作の2008年公開『三国志』(監督:ダニエル・リー、出演:アンディ・ラウ、サモ・ハン、マギー・Q、原作:ダニエル・リー『三國之見龍卸甲』)を題材に、エンターテインメ
ント作品としての視点から ~輪の表象~ という独自解釈を行いました。この「輪」とは、人生(生き様)を一つの円周上へなぞらえ、そこを最下の出発点から最上の栄光まで昇り、そして老いて最期を迎え最下へ戻るという回転運動を示します。
三国志……その言葉を聞いただけで興奮の余り過呼吸が止まらなく為る至上のロマン!
作者が出版したの戦記小説もこれが無ければ生まれすらしなかった!
同様に三国志に深い影響を受けられた方は多いでしょう。今回はそんな三国志のある映画の考察ですが……とにかくアクションも男気も半端ないので是非映画をご覧に為って下さい!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-12 12:52:18
3882文字
会話率:0%
三国時代の一角を担う劉備の腹心として、旗揚げ時から付き従っていたにもかかわらず、大きな活躍もあまりない地味な武将、簡雍(かんよう)。
主人公はある日、後漢末期の時代にその簡雍になっていた。
口八丁で地域の有力者に取り入り、戦力になりそうな若
者を集める詐欺師まがいのロクデナシ劉備と、萌え絵ばかり書いている気のいい肉屋の主人張飛、洛陽の役人を手にかけ逃亡中に顔と名前を変えて塩賊となった関羽。
三種の特殊な人脈を使い、動乱の時代を駆け抜ける三人の近くで、簡雍となった男は彼らの生き様を見守り続ける。
※第五回書き出し祭りに『俺の友達は未来の皇帝』というタイトルで出品しています。
※歴史改変はしないつもりですが、解釈が創作の域に達することは多々ありますのでご容赦を。
※アルファポリス、カクヨム、セルバンテスにて公開折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-10 09:54:37
84889文字
会話率:36%
目と目が合った瞬間に胸の高鳴りとともに恋に落ちたことはないが、目と目が合った瞬間に雷に撃たれたような衝撃とともに相手の頬を力の限りグーでビンタしたくなったことはある。
謎の暴力衝動は今まで経験したことがないもので、もしかしたら私と彼は前世で
勇者と魔王、ひょっとしたらト◯とジェ◯ー、劉備と曹操、ホームズとモリアーティ……かは定かではないが、宿敵であったことは間違いない。(そうか?)
この暴力衝動はお相手も同じだったらしく、これはいよいよ前世の因縁にケリをつける時が……、とはいかず、気がつけばあれよあれよの間に婚約関係になっていた。なんで?知らん。
婚約から逃げる術はなかったけれど、長年憧れていた都会暮らしは手に入ったし、とりあえずしばらくは思う存分生き甲斐のオタ活に励もうと思います。
……え?婚約者はどうするのかって?あ〜いや、まあ……なるようになるしかないのでは?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-09 17:16:44
10662文字
会話率:44%
三国志への舞台に転生する一人の男と、
とある3人(曹操、劉備、孫権)が王を目指すおとぎ話です。
三国志の登場人物だけを出そうと思っているのですが、設定は忠実ではなくとってもファンタジーです。小説のジャンルに迷いました…
三国志の中に、
シンデレラとか赤ずきんとか魔法とか出てくる戦記物です。
昔、こういう世界観のスマホゲームがあって、それの世界観が好きで、それにインスパイア?されて、続編?的なものを書かせてもらいました。
そういう前提で、諸々ご了承のうえ、楽しんで頂ければうれしいです。
各ページに登場人物の挿絵を付けてみました。
不定期更新だと思います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-01 23:00:00
9659文字
会話率:24%
時は西暦215年。劉備は兵を率いて巴蜀に入り、何平はその劉備軍の兵となった。山岳兵として曹操軍を奇襲するも捕らわれの身となり洛陽へと護送され、曹操から直々に漢中攻略のための山岳部隊を育成するよう命じられる。そこで出会った王双と兵を鍛え、妹の
王歓を妻とすることになる。激化する曹操軍と劉備軍の漢中争奪戦。漢中へ派兵されることとなった何平は洛陽へ必ず帰ると王歓に約束し、名を王平と改めるのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-21 07:59:01
692734文字
会話率:47%
三国志を彩る者たちの多くが未だ雌伏の時を過ごす西暦一九〇年の後漢
後に魏を建てる曹操と蜀漢を建てる劉備はそれぞれ都と地方の一役人に過ぎず、呉を建てる孫権はまだ一〇歳にも満たない子供であり、今は父の時代
そんな三国志の前半にあって曹操を人生の
中でも最大級のピンチに陥らせたのが軍師陳宮、曹操にその才を惜しまれた男は如何にして歴史の表舞台を駆け抜けたのか折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-12 19:00:00
5447文字
会話率:62%
皆さんも三国志はご存じですね、私も学生の頃嵌って読みふけりました。丁度図書委員をしていたので放課後遅くまで図書館で読んでいたのを思い出します。
三国志を見ていると弱くて何時も逃げている劉備と強い曹操を見て何時も不思議に思っていました。
劉備の配下には曹操配下の猛将に劣らない関羽、張飛、趙雲等の勇将が居るのに、なぜ?何時も負けているのか?
劉備は5千から1万近い兵力も持っていたのに、小さな群規模なら充分占領出来ただろう。
又平原の令を務めていたのに陶謙の危機と聞くと何もかも捨てて徐州へ赴く等私たちから見れば不可思議な行動が多い。
普通の人なら全兵力5千の戦力の中で平原の守りに2千程の兵を置き、3千の兵で応援に行くのが一般的な考え方だと思う。自身の家族や身内又部下の家族や軍属の召使等守るものもあるはずだからだ。
劉備も漸く軍師諸葛亮を得て蜀と言う辺境の小国の主となりますが、漢王朝の復興も出来ないまま死んでいきます。
反三国志等が出て、徐庶の母親を趙雲が助けて、鳳士元、諸葛亮、徐元直の3名の軍師が揃って、劉備が曹操を打倒する物語もあります。
他だ黄巾党が滅んだ時点で軍師なり有能な文官が付いていれば1国の主となり、曹操や孫権、董卓や袁紹等にも対抗で来たのではないでしょうか?
兎も角劉備に漢帝国を再興して欲しいので、この物語を書きました。是非、皆さんも応援してください!
早くに父親を失った劉備は従兄らと長安を牛耳る秦王劉星玄に招集され、彼の一番下の息子となる。
秦王には16名の息子、娘がいてそれぞれ師範級の腕前を持っていた。
彼らの教育を受けながら劉備は成長して行く、10歳になり幼年学校に進み同じく劉氏の子弟達と争いながらも成長して行く。幼年学校を3年で納めた劉備は12歳で高校に進んだ。
劉備はここで知己を得て人脈を築いていく、師範級の兄達に幼少時から剣術、槍術、弓術、太極拳等を叩き込まれた劉備は学生では敵う者がなかった。高校を是も2年で終わらせ大学へ進む。
大学では学生以外に学者や官吏、商人とも接する機会があり、劉備の人脈は急速に拡大した。
大学を3年で終わらせ劉備は18歳で南陽の丞(太守の副官)となり政治の世界に入った。
これから太守を目指して勉学に勤しむ劉備の姿があった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-24 13:00:00
51980文字
会話率:0%
建興十二年(234年)、蜀の第五次北伐が始まろうとしていた時、突如、関興の訃報が届き、丞相諸葛亮孔明は彼の若死にを大いに嘆き悲しんだ。はずであった。
しかしこの時まだ関興は、体は病にこそ蝕まれてはいたものの、まだ生きていたのである。
そ
して残り少ない命を、せめて本来の願いである、父関羽の仇討ちに捧げようと、彼は呉へと向かっていた。
なぜ彼は死んだことになったのか?
そしてなぜ彼はこの期に及んでも、呉への復讐にこだわっていたのか?
そこには当時の蜀の人々には誰も分かってもらえなかった、彼の抱えた深い闇があり、
誰も知ることのなかった先帝劉備との絆があったのである。
それは愚行か、はたまた義か……何とも数奇な英雄譚、此処に開幕。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-12-31 00:00:00
526文字
会話率:0%
劉封。三国志蜀に出てくる人物。
劉備の養子で関羽を助けず、戦に敗れて城と領土を失い、成都にて死刑になった人物。
その死の裏で暗躍した男が居た。
中国に留学してきた柳保(やなぎ たもつ)は成都武候祠にやって来た。
そこで彼は諸葛亮の像を見る
。
不思議な違和感を感じながらその場を後にすると彼は気を失った。
そして目が覚めるとそこは荊州新野であった。
三国志の世界に迷い混んだ保は劉封として生きる事になる。
果たして彼は劉封と同じように死刑となってしまうのか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-11-25 11:00:00
347327文字
会話率:26%
平凡な高校生、三国 志朗。
登校中に謎の霧に包まれた彼は、気がつくと三国時代にいた。
南華老仙のミスで魂だけ呼び出され、簡雍と同化してしまった志朗。話を聞くと、どうやら彼が簡雍の生まれ変わりだったことが原因らしい。
簡雍は、あまり知
られていないが劉備の親友で、関羽、張飛よりも付き合いの古い最古参である。
どんな辛い状況でも劉備を支え、決して裏切らなかった忠臣でもあり、また冗談めかして、誰も傷つけることなく劉備を諌めるなど、ユーモアに溢れた人物でもあった。
が、腕っ節も知恵もさほど目立たない、マイナー武将である。
果たして志朗は、簡雍としてこの時代を生き抜くことができるのであろうか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-10-17 15:56:06
67014文字
会話率:53%
雷子では蜀編・呉編・魏編と三国のそれぞれの立ち位置で物語を進めていきます。
蜀編 :主人公のキョウが時空転移で飛ばされた先は三国時代。キョウは劉備達と共に曹操と戦うことになり、諸葛亮から軍師としての指導を受け乱世を生き抜く。
呉編:呂蒙
から強引に呉軍へ引き込まれた陸遜は、個性的な呉軍の仲間達と共に呉軍の軍師として孫権を支えるが……
魏編:乱世を統べるべく覇道を歩む曹操。強力な軍事力で劉備・孫権と戦う曹操は何故生き急ぐ……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-10-14 22:14:40
745085文字
会話率:77%
史上最強の皇帝の一人、光武帝劉秀。彼は後漢帝国を作り上げた。
だが、その後百数十年の間に国は乱れ、群雄が割拠する乱世を迎えていた。
その乱世を支配する曹操と真っ向から立ち向かう劉備軍に、ある一人の男が加わった。
その男の名は劉修。あざな
は文円。この男、光武帝である。
タイムスリップした光武帝劉秀は、素性を隠して劉備を助け、必ずや漢を再興すると心に誓う。
光武帝が強すぎるため、全てのイベントが史実より時期的に早く進行。
周瑜などのスター選手が寿命や病気で死ぬ暇もないままに、
激動の乱世を駆け続けるハイスピード新感覚三国志です!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-08-18 22:16:36
236537文字
会話率:35%
男子高校生が、中国の後漢時代末期にタイムスリップしてしまった話です。
戦場で劉備陣営に助けられ、荊州南部の少数民族の部落に連れて行かれ、そこで生活します。
歴史書に記録がほとんどない地域なので、予備知識も生かせませんが、高校生なりに生活を楽
しんでいきます。その民族と共に主人公も戦乱に巻き込まれますが、少数民族の話がメインになりますので、有名武将の登場は少な目になる予定です。
出来るだけ実際に高校生がタイムスリップしたような内容にしたく、高校生としての葛藤や成長なども表現していけたらと思っています。
現代において歴史的事実とされているようなものは出来るだけ弄らず、史書に記載されてないようなところで遊んでいきたいと思っています。
現代知識を生かした無双とかチートとかは基本的にありませんので、ご容赦ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-08-05 22:29:18
219042文字
会話率:6%
時は後漢末期――宦官の専横により漢王室は腐敗し、世は乱れ、民は貧困に喘いでいた。そんな中で群雄達は立ち上がり残った三人の英傑は国を建てる。そしてそれから何十年も過ぎた現在、三国は鼎立の時代を迎え、不可侵条約により一先ずの平穏を保っていた。
蜀の将兵、姜維は生まれ故郷にて謎の女性、王元姫と出会う。彼女の使う異能力によって、嵌められてしまい「核」という謎の敵と戦う事になってしまった。
画して姜維は王元姫を伴い、蜀の国を守るために立ち上がったのだった。
■■■■■
更新は土日に章ずつやります。停滞したら執筆中。
一話四章構成で書いているので、一ページぶつ切り感あります。
四話、短編の更新を終えたら一旦停止致します。
五話執筆完了したらまた更新再開致します。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-06-19 23:31:38
289445文字
会話率:57%
小鳥遊三十郎はゲーム会社に勤めるサウンドクリエイターである。毎日の休憩時に飲む無糖コーヒーが密かな楽しみを持つ、くたびれた三十後半の男だ。そんな三十郎には数年前から悲劇が起こっていた。妻の浮気、子供はグレ、父母は痴呆などに罹る始末。三十郎は
限界だった。そして彼は会社の屋上から投身自殺を決行――したはずだった。三十郎の目の前に広がるのは見た事もない景色。
そう、此処は三十郎の生きた世界よりも一千年以上も昔の中国大陸だった。
------
【お知らせ】
二章まで更新したら、一旦更新を停止致します(話を纏めるため)。
次の更新は未定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-02-07 19:27:23
46237文字
会話率:50%
「───────あの空の極みは、何処であろうや」
三国志と呼ばれる、戦国時代を彩った最後の英雄、諸葛亮は五丈原に沈んだ。
蜀漢の皇帝にして、英雄「劉備」の血を継ぐ「劉禅」
最後の英雄「諸葛亮」の志を継いだ「姜維」
天下統一
それを志す
には、蜀漢はあまりに小さく、弱き国である。
国を、民を背負い、後の世で暗君と呼ばれることになる劉禅。
そして、若き天才として国の期待を一身に受ける事になった姜維。
二人は、沈みゆく祖国の中で、何を思い、何を目指したのか。
志は同じであっても、やがてすれ違い、二人は、離れていく。
これは、そんな、覚めゆく夢を描いた、寂しい、物語。
【小説投稿サイト「マグネット!」で最新話、表紙絵を公開】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-06-12 21:00:00
177768文字
会話率:32%
裏切者「魏延」
三国志演技において彼はそう呼ばれる。
しかし、正史三国志を記した陳寿は彼をこう評した。
「魏延の真意を察するに、北の魏へ向かわず、南へ帰ったのは、単に楊儀を除こうとしただけである。謀反を起こそうとしたものではない」と。
劉
備に抜擢され、その武勇を愛された魏延の真意とは。それを書き記した短編です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-10-20 22:00:00
18847文字
会話率:38%
およそ228年現在、中華は三つの国「魏」「呉」「蜀」に分かれ、天下の覇権を争っていた。
しかし、最大の強国「魏」を築き上げた「曹操」、そして三国建立以前の正当国家であった「漢」の正当性を引き継ぎ「蜀」を立ち上げた「劉備」、その二人の英傑
の姿は今は亡く、時代は脈々と移り変わりつつある。
突きつけられた厳しい状況。勝利を重ねながらも、蜀国の丞相「諸葛亮」の率いる蜀軍は、苦境を強いられていた。
対峙するのは、魏国の大将軍である「曹真」率いる二十万の主力軍。重なる敗戦で曹真の兵力や士気は落ち込んでいたが、魏より精鋭数万が援軍として到着。これで、明らかに総数は蜀軍の総勢十八万よりも多くなった。
さらに急報によると、魏国で、政争によって爵位を剥奪されていたはずの「司馬懿」が復帰。錬磨の勇将である「張コウ」と共に、十数万の軍勢で蜀軍の侵攻を阻む為、進軍の足を速めている。
そして最も蜀軍にとって大きな打撃だったのは、魏国から降伏してくるはずであった将軍「孟達」のクーデターが、司馬懿によって迅速に鎮圧されたことであった。
外から蜀軍が都市「長安」を脅かし、内から孟達が都市「洛陽」を脅かす。国の二京を同時に攻めれば、一挙に魏国を打ち滅ぼすことだって可能であっただろう。
しかし、それがついに叶うことはなかった。戦況は、苦しくなっていくばかりである。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-04-16 23:00:00
23137文字
会話率:40%
劉備三兄弟が荊州入りして四年後、関羽の養子として迎えられた「孟均」は悩んでいた。
彼がかつて張飛に殺されたはずの関羽の妻の子、つまり実子だから…だけではなく。
そのせいで劉備に出自を明かせず、主を欺き続けているから…だけではなく。
死ぬまで
実子とは認められず、養父との距離が微妙だから…だけではなく。
自分の義理の叔母にあたる、張飛の奥方への決して明かせぬ想いにあった。
そんな彼も年頃になり、縁談が持ち出されるのだが…
三国志小説「張飛の花嫁」に登場する、関平と関索を足して2で割ったオリジナルキャラクター、「孟均」が主人公の青春恋愛小説です。(今回、関索成分強めなので「花関索伝」のネタが出てきます)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-03-10 12:52:54
37229文字
会話率:47%
私立三緑高等学校は、中国の歴史書「三国志」を教育プログラムに取り入れた学校。学校内は、魏・蜀・呉の三国に分割され、生徒たちは互いの領地を奪い合って、日々競い合っている。
そして生徒たちは試験に合格することによって、劉備、曹操、孫権などの
「玉璽(ぎょくじ)代理人」となり、歴史上の武将に憑依できる力を持つことができる。
学園の美少女たちが武将と化し、学園の覇権をめぐって争う(けど、大半はまったり進む)話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-02-25 11:00:00
153325文字
会話率:47%
後漢末、群雄割拠、民が安心して暮らしていけない時代。本作は漢王朝の血を引く劉備が少女たちを率いて乱世を平定するため旅に出る物語である。黄巾の乱から始まり、三国統一までの様々な英傑たちが活躍します。
旅の途中に出会った少女曹操が少年劉備と恋に
落ちた。この乱世の中、同じく天下平定を志しにするこの二人は、果たしてどうのような結末を迎えるのか。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-09-18 11:52:18
88653文字
会話率:1%