「どうか、わたしをゆきくんのお嫁さんにしてください」
「こちらこそ、お願いします。俺と……結婚してください」
――桃娘(とうじょう)。
奴隷や精霊としての逸話を残すが、鬼社会においては、より濃い鬼の子孫を残すために人工的に生み出された
、黄金の瞳を持つ娘をそう呼ぶ。そして、桃娘は次代の器を産むこともまた使命であり、役割を終えるとその命を散らしていく。
冬城みことは、当代の桃娘。高校を卒業した今、鬼の元へと嫁ぎその身に課せられた役目を果たさねばならない。
ならば、互いに愛し合える相手がいい。互いに幸せにしたいと想い合える相手がいい。
桃の花が咲き誇る木の下、初恋の相手であり鬼の青年・鬼柳幸斗とみことは互いに求婚し合う。
好きな人との結婚、幸せが約束された結婚。
――そうなる、はずだったのだ。
修羅と呼ばれた男の血を引く娘×修羅と呼ばれた男に育てられた青年の婚姻譚、いざ開幕。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-11 12:00:00
49166文字
会話率:39%
俺は親の顔も知らねえ盗賊だ。ある日寂しい山道を走る豪華な馬車を襲撃した。その馬車は既に他の盗賊に奪われていて俺たちはそれを横取りするために襲い掛かったんだ。一番すばしっこい俺は馬車を奪うと追手を振り切り走り去った。人気のない場所で馬車を停め
中を物色しようと馬車に入ると驚いたことに縛られた女が転がっていた。黄金の髪に黄金の瞳のその女は俺に取引を持ち掛けた。自分を辺境伯の元まで連れて行けば俺を騎士様にしてくれるという。いいぜ、盗賊稼業には飽き飽きしてたんだ。俺はほんの気まぐれで女と旅をすることになった。命を狙われたり困難な旅の果てにたどり着いた辺境伯の屋敷で待っていたのは意外な人物だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-12 00:40:07
44271文字
会話率:42%
ある日授かった黄金の瞳のせいで汚れた人間として避けられるようになった少女ヴァーチェ。
そんな彼女の眼の力を知った義理の姉妹の聖女は姑息な手段でヴァーチェを陥れ、悪女の烙印と共に呪いを与える。
聖女の奴隷となったヴァーチェは辛い日々を凌ぐしか
なかったが······折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-16 20:14:33
9361文字
会話率:53%
江戸時代をモチーフにした和風怪談です。
米問屋の娘・千草(ちぐさ)は17歳の誕生日の日に
忍者に襲撃され自ら人質状態に!?
期日六年までに埋蔵金を探し当てることが出来るのか?
最終更新:2023-09-17 01:21:46
7499文字
会話率:17%
ベビーカーを助けようと車に轢かれて死んでしまった木島蒼。
「黄金の瞳で、深い青の髪で、残念美少年、な女の子に転生だよね」
自分の葬式で旧来の友人達が話していた異世界転生設定そのままにアイオライトとして生まれ変わった。
友人との再
会は出来るのか、そもそも再開できたとしても自分だと認識してもらえるのか心配しながらも、金の林檎亭という食事処で自分が食べたいご飯を作りながら、この転生先でもいつか再開できると信じて、ゆるゆる穏やかに過ごしている。
ただし、この世界では稀な魔法『錬金の光』を持っていることをそっと隠して。
*ほのぼの、まったり、山はさほどなくゆるく穏やかに進む物語です。
*世界観も緩めです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-02 07:41:28
284933文字
会話率:51%
前線より逃亡した騎士、トールは逃避の途中で異民・尖耳族の少女カナンと出会う。
逃亡先の情報を求めるトールは、カナンの護衛を条件に約束の地ウィルカを目指す。
「天空の裔」と同軸の未来世界を舞台にしています。天空を未読でも独立した物語としてお
読みいただけます。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-27 23:11:12
60231文字
会話率:39%
反社会性人格、いわゆるサイコパス。《彼》は無自覚であったが間違いなく異常者であった。
夢の中で出会った《黒の魔女》に触発され、男は自らのサイコパス性を確かめたくなる。そこでこう考えた。
“大きな事件を起こして、世間の反応を見れば自分が
異常者なのかどうかが分かる”、と。
その行動の結果、自分の命を失うことになるとも知らずに、男は計画を遂行する────。
***
科学の世界に折り重なるように存在する、《魔法世界》。
魔法国ハドロス領に居を構える辺境貴族の家に一人の少女が生まれた。
彼女の名は、《カンナ・ノイド》。
銀色の髪、黄金の瞳。整った鼻筋にやわらかな唇、滑らかな顎のライン。その額に輝くのは、紅く輝く第三の瞳。
彼女はバスジャックを引き起こした、あの男の成れの果てである。転生者。魂を受け継ぎし者。
──だが彼女は知らない。前世で自分が何をしでかしたのかを。そして自分の中に確かに受け継がれている危険な思想の事を。
彼女はただ、おぼろげに、前世の知識を有するのみ。
「うん! 今日も美しいぞ、私!」
姿見の前でくるくると回り、はしゃぐ可憐な少女。
仲間達との平和な人生を謳歌しようとするカンナだったが、彼女は転生前に《黒の魔女》により与えられた予言があった。
【カンナは魔女の家族を皆殺しにし、《黒の魔女》を覚醒させる】
予言された未来に向かって、運命という坂を転がり落ちていくカンナ。
やがて彼女の中の異常性は開花する。
待ち受けていたのは────“復讐”に塗れた人生だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-28 01:17:37
800229文字
会話率:27%
北方のある森で、僕は彼女に出会った。
この世の美しさを掻き集めて作ったような、銀色の長い髪、黄金の瞳、そして紅色の頭頂眼を持つ不思議な存在。
人は彼女をこう呼んだ。
──“銀の魔女”と。
これは僕が彼女に出会い、救われるまでの数時間の物
語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-27 21:17:16
10322文字
会話率:36%
精霊と妖精が実在する世界。普通の人には見えないが、ルカはその存在を見る事ができる「ニッパー」だ。日々小さな、妖精がらみの事件を解決しているルカの元に奇妙な依頼が入るが・・・。
最終更新:2022-07-09 09:46:19
146552文字
会話率:49%
【悪鬼症候群】
一部の人間がかかりやすい奇病。
この病に発症した者は人を襲うようになり、
一刻も早い殺処分が求められる。
その一方、まだ症状が浅く、自制が効く患者は、
国から症状を治す為の支援が受けられる。
発症者の特徴は全身の炎のような火
傷痕。
この火傷痕は病気が治ると次第に薄くなり消滅する
【登場人物】
葉桜 柚(はざくら ゆず)♀️
深紅の髪と新緑の瞳を持つ少女。
どこかの財閥の令嬢だが、悪鬼症候群が発症したことで、
田舎にある別荘のお屋敷に二人で住んでおり、
現在は病の治療に専念している。
先祖返りの力を持ち、一年前に戻れる。
一年前に戻りすぎた副作用か、
自分が悪鬼症候群の患者だということを忘れている。
深海 守(みかい まもる)♂️
深海の髪と黄金の瞳を持つ青年で、
柚のお世話を担当する唯一の人物。
そして、彼もまた悪鬼症候群の患者である。
柚の身の回りのお世話をし、
一年後にて柚を殺そうとした存在。
彼の症状は、ほぼ末期に近い状態。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-06 02:01:37
40386文字
会話率:31%
エルハート教会に現れたのは黒と黄金の瞳で過去と未来を見通す少女
その少女を頼りに教会に押し掛け相談をする人々と教会の人々のやりとりを中心としたお話です
最終更新:2021-04-04 13:59:21
4513文字
会話率:37%
「迎えに来たぞ、我が花嫁よ——」ハルフォード子爵家長女、エリゼの17才の誕生日パーティにて。突如空から美貌の男が舞い降りた。翡翠の髪に黄金の瞳、人間離れした美貌を持つその男は自身を竜だと言い、エリゼを自分のつがいだと言ってきて——なんてこと
が日常茶飯事!そのセリフもう百回聞いた!神に愛されすぎて人外からしょっちゅう求婚される女の子、エリゼ・ハルフォード。そんな女の子を婚約者に持った普通の男、ディルク・ドラッセルは、今日も人外求婚者共の前に立ちはだかるのである。※1話と2話はシリーズで上げた短編と同じです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-14 18:36:39
30476文字
会話率:59%
「迎えに来たぞ、我が花嫁よ——」ハルフォード子爵家長女、エリゼの17才の誕生日パーティにて。突如空から美貌の男が舞い降りた。翡翠の髪に黄金の瞳、人間離れした美貌を持つその男は自身を竜だと言い、エリゼを自分のつがいだと言ってきて——なんてこと
が日常茶飯事!そのセリフ先月も先々月も聞いた!神に愛されすぎて人外からしょっちゅう求婚される女の子、エリゼ・ハルフォード。そんな女の子を婚約者に持った普通の男、ディルク・ドラッセルが、愛しい彼女を守るために今日も人外求婚者共に立ち向かうお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-01 00:35:51
5714文字
会話率:59%
ーーー世界が色づく瞬間を見たことがあるだろうか
瑠璃の瞳を持つ美しい騎士、シィヴァはある日街の見回り中、美しい若葉の髪と黄金の瞳を持つ少女に出会う
少女は、『魔女』と呼ばれていた
これは、優しい魔女と情けない騎士の短いながら
も幸せだったお話
※短編『今日もフードが脱げない』のヒーロー視点となります
一応、今作のみでも楽しめるようになっていますが、こちらを先にお読みになるとより楽しめると思います。
※一部軽度ながらもグロテスクな表現があります折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-04 07:00:00
8429文字
会話率:29%
雨の日は、決まって耳鳴りがする。
誰かが、呼んでいる。
高校生の俺の前に現れたのは、銀髪に黄金の瞳の美少女だった。
彼女に連れられて、俺は、マンホールから異世界へ??と思いきや、そこは..
もう一つのちきゅうだった。
最終更新:2020-06-09 23:15:02
6443文字
会話率:46%
昔々、ある孤島で1人の男の子が産まれた。
その子は生まれながらに色白で切れ長の黄金の瞳とタンポポの綿毛のようなふわふわと柔らかい黄金の髪を持っていた。
この孤島の一族に有るべきモノがなく、そしてあってはならない容姿を持っていた。
その
子を産んだ者は嘆いた。
何故、こんな容貌で産んでしまったのか、ゴメンね…本当にゴメンと何度も謝り、小さな舟を用意すると赤児の首に小さな袋を下げ柔らかい布に包むと祈りを込めて船を海へと押し出した。
…そんなその子の成長と仲間を増やしながら強くなり復讐の旅に出る話です。
初めてファンタジー小説を書きますので、拙い文章や言い回し等あるかと思いますがご了承下さい。
投稿もゆっくりになると思います。長い目でお付き合い下さい。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-05 09:48:16
23916文字
会話率:51%
亡国の王女セレスティアは今日も分厚いガラスケースの中で涙を流していた。華やいでいた国は滅び、愛した民を失い、ただ一人この世界に残された。全てを失った少女に生きる希望をくれたのは、強い熱を宿した黄金の瞳だった。「セレスティア、貴女は外に出たい
と思う?」「分からない。だけど、貴方の声を知りたい」──これは、大国の第三王子シルヴァンと人魚と呼ばれた少女が、幸福な未来を探す物語。
※シリアス注意
※旧題「黄金の瞳と人魚の涙 〜亡国の王女は王子の夢を見る〜」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-11-27 08:21:16
105236文字
会話率:51%
主役はリトルデヴィル(魔物)
主人公はスライム(魔物)
もう一人の主人公はオグル(人間)
世界を放浪するリトルデヴィル
出会ったのは、小さなスライムと少年オグル
悪魔と最弱魔物と村人
三者三様の言動が物語を紡ぐ。
大魔王様が光の勇者に
敗れてより十年ーーーー
最初は大真面目だった筈なのに
どこで何を間違った?
別れと出会い、ギャグと食欲?、恋と思惑!?
ノリとツッコミは忘れずに。
一風変わった群像劇。
流行りの異世界転移と異世界転生と悪役令嬢はどこいった!?
TSが十三話で登場したので可能性はあるか?
雑食、暴食は身体に良くないと、肝に銘じよう。
笑いのツボが執筆者と同じなら楽しめるかも?
そんな身も蓋もない魔物綺譚。
美しく優れた魔物語?
ガチで言っているのか執筆者!?
度し難いにも程がある!!
最悪、リトルデヴィルは見目麗しいと言う事で乗り切ろう←駄目人間。
とまぁ、戯言はここ迄だ。
いつの日か、
満たされる事無き黄金の瞳に祝福を……
※※※注意事項※※※
本作品は転生したら○ライムだった件アンチ精神が基本概念となっております。
上記を踏まえた上で御閲覧下さい。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-09-06 21:04:41
83263文字
会話率:34%
隻眼の池の主、大竜が寝つけぬ妻に語る夜話。
最終更新:2019-08-21 21:22:52
2053文字
会話率:6%
『女王の栄光』。
それに選ばれた者は、どんな願いでも叶えることができると言われている。
民を愛し、民に愛された魔法大国のシスティ王国の女王・メイヴィアの結婚。彼女は、宝物である国民たちに、恩返しがしたいと考えた。そこで、とある約束を
一つ掲げる。『この度の結婚の贈り物の中で、最も気に入った品を贈った者に、返礼として、願いを一つ叶える』と。
一方で、アリスには、時間がなかった。世界で最も愛しい人の命の刻限が迫っていた。どれだけ手を尽くしても、自らの手で彼の命を救うことはできない。それが、この世界の理だった。『女王の栄光』に目を留めたアリスは、愛する彼の命を救おうと考える。女王に贈ったのは、心の宿るマリオネットたち。孤独をよく理解していたアリスは、女王の心境にもまた共感していた。自らの孤独を救ってくれたのは、最愛の彼の存在。彼がいつもそばにいて支えてくれたから、今もこうして生きていられる。女王にも、常にそばで花のように咲き続け、希望を与える存在がいたならば、どんなに心強いだろう。願いを叶えたい欲こそあれど、アリスは女王の結婚を、一人の友人として、心から祝福してもいた。
だが、アリスは、この女王の結婚に、どれだけの思惑が折り重なっているかを理解していなかった。『女王の栄光』には、アリスが創ったマリオネットが選ばれた。ただし、アリスではない別の誰かが創った物として。マリオネットを創ったと名乗る彼らは、素性の知れぬ旅人たちだった。女王が豹変したのは、この日からだった。女王は姿形を幼い少女に変え、民に刃を向け、国を荒廃させた。かつての輝かしいシスティナ王国は、どこにもなくなった。そして、女王は、アリスの飼い猫である黄金の瞳を持つダイナを狙う。
アリスは、女王の豹変の原因が自らにあることを知っていた。あの時、欲目のために女王に近づかなければ。最愛の彼の終わりを受け入れることができていれば。彼なくして生きていける『居場所』を見つけていれば。意識を失う最後の時まで、終わりの刻限が迫る彼のことを考えていた。
『―――………世界でもっとも愛しい人。』
これは、彼女と彼女を取り巻く人たちのお話。
誰かのための、居場所の物語。
この作品は「小説&まんが投稿屋」にも「五月雨」名義で掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-01-15 22:43:05
493249文字
会話率:26%
大陸にある極寒の辺境の地。雪に閉ざされた深い森でノンナは出会った。白に紛れる銀の髪に、鋭い黄金の瞳、獣の耳と尻尾を持つ少年に。
生まれて初めての旅で、生まれて初めて出会った幻の種族の少年との小さな出会い。そんなノンナにとって些細な思い出は、
叶わぬ小さな約束と共に大切なものとなった。
そんな、山も谷もないお話です。笑
話の舞台的にファンタジーで設定してるけど、はっきり言って他の作品に比べると毛色ちがうのでなんか浮いてますね。
世界観としては連載小説『Procursator』と同じ違う時間軸のお話です。
暇つぶしとして読むことを激しく推奨!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-11-05 16:57:22
2679文字
会話率:58%
勇者。世界を救う存在がいつも人々から慕われているとは限らない。
諸悪の根源である冥王を倒すほどの力を持つ彼は全てのヒトから恐れられ、力を封じられて幽閉されてしまう。
そんな勇者ユートに癒しを与える唯一の存在。
それは、二本の角を生やし
太陽のような黄金の瞳に真っ白な割烹着を身に纏う、自称おかあさんだった。
こちらは以前投稿した《泣き虫勇者は甘やかされたい》〜ヒロインは自称勇者のおかあさん〜 を読みやすく改訂した新版となります。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-08-15 20:30:21
117989文字
会話率:36%
勇者。それは世界を悪から救う者。
しかし全ての勇者が幸せになれるわけではない。
地球人から選ばれた勇者《ユート》は、冥王を見事討伐するが、強大な力を持っていた為、異世界トゥインクルワールドの人々から恐れられ、力を封じられて幽閉されてしまう。
そんな彼を救えるのは、二本の金の角と太陽のように輝く黄金の瞳を持つ、自称《勇者のおかあさん》だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-08-12 23:33:56
116240文字
会話率:37%