希少な聖属性魔法を使える特別なクラス『聖女』
だが、クライン王国に仕える『聖女』フェルリナは、レベルアップ支援の加護を持たない外れ聖女として、騎士団をはじめとした周りの人々に蔑まれていた。
ある日、魔物討伐から帰ってきたフェルリナは王太子
に呼ばれ、結婚を命じられる。
嫁ぎ先はクライン王国よりも魔物の襲撃が多い隣国・ゴビュレス王国。
相手は第二王子でありながら、『ゴビュレスの呪われた灰色熊』と恐れられる顔に傷のある騎士・アルヴェントだった。
討伐から帰ってきて、休む間もなくゴビュレス王国へ旅立つことになったフェルリナ。
だが、見た目の恐ろしさとは裏腹に、アルヴェントはフェルリナを気遣ってくれ……。
これは、加護なしと蔑まれてきた少女が、嫁ぎ先の異国で本当の力を知り、幸せになる物語。
第13回ネット小説大賞応募作。
完結まで書き上げておりますので、毎日、朝7:10と夜19:10に更新いたします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-02 19:10:00
116823文字
会話率:43%
2045年、東京のAI研究施設で突然の事故が発生。最先端のAI「ARIA」の研究に携わっていた科学者たちが、謎の現象により古代世界へと飛ばされてしまう。
目覚めた先は、魔法が存在する中世ファンタジーの世界。四大元素を操る魔法使いたちが活躍
し、王国同士が争いを繰り広げる時代だった。
現代の科学者リリア・ノヴァは、この世界で聖女として人々を救う医療活動を始める。一方、魔法の才能に恵まれず悩むアルカディア王国の王子アレイスは、王族としての重責に苦しんでいた。
やがて二人は運命的な出会いを果たし、王国に伝わる神秘の宝石「The Divine Oracle」の真実に迫ることになる。この宝石には、想像を絶する秘密が隠されていた...
現代の科学技術と古代の魔法が交錯する中、愛と友情の力で世界を救う壮大な冒険が始まる。
主題歌:
https://soundcloud.com/yoshio-miyamae/xy6wg90rieka折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-02 19:00:00
30080文字
会話率:56%
18歳の王の血を引く男児は、召喚の儀によって自らの妃となる聖女を呼び出す王国で、二人の王子が儀式に臨んだ。
正妃の息子で、横暴でわがままな性格の第一王子レオナルトと、側妃の息子で第一王子に虐げられる第二王子のエリオット。
召喚の儀は無事に済
み、二人の聖女が召喚されたが、そのうち一人は体中にまがまがしい刺青を施した異世界の少女だった。
第一王子に敬遠された刺青の聖女の手を取ったエリオットは、彼女と親交を深めていく中で彼女の力が王国の問題を解決できることに気が付き行動を開始する。
そして二人は図らずも王位継承争いに巻き込まれてゆくのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-02 13:51:58
244524文字
会話率:35%
王宮の広間は、冷え切った空気に満ちていた。
玉座の前にひとり、少女が|跪い《ひざまず》ていた。
エリーゼ=アルセリア。
目の前に立つのは、王国第一王子、シャルル=レインハルト。
「─エリーゼ=アルセリア。貴様との婚約は、ここに破棄す
る」
「……なぜ、ですか……?」
声が震える。
彼女の問いに、王子は冷然と答えた。
「貴様が、カリーナ嬢をいじめたからだ」
「そ、そんな……! 私が、姉様を、いじめた……?」
「カリーナ嬢からすべて聞いている。お前は陰湿な手段で彼女を苦しめ、王家の威信をも|貶めた《おとし》さらに、王家に対する謀反を企てているとか」
広間にざわめきが広がる。
──すべて、仕組まれていたのだ。
「私は、姉様にも王家にも……そんなこと……していません……!」
必死に訴えるエリーゼの声は、虚しく広間に消えた。
「黙れ!」
シャルルの一喝が、広間に響き渡る。
「貴様のような下劣な女を、王家に迎え入れるわけにはいかぬ」
広間は、再び深い静寂に沈んだ。
「よって、貴様との婚約は破棄。さらに──」
王子は、無慈悲に言葉を重ねた。
「国外追放を命じる」
その宣告に、エリーゼの膝が崩れた。
「そ、そんな……!」
桃色の髪が広間に広がる。
必死にすがろうとするも、誰も助けようとはしなかった。
「王の不在時に|謀反《むほん》を企てる不届き者など不要。王国のためにもな」
シャルルの隣で、カリーナがくすりと笑った。
まるで、エリーゼの絶望を甘美な蜜のように味わうかのように。
なぜ。
なぜ、こんなことに──。
エリーゼは、震える指で自らの胸を掴む。
彼女はただ、幼い頃から姉に憧れ、姉に尽くし、姉を支えようとしていただけだったのに。
それが裏切りで返され、今、すべてを失おうとしている。
兵士たちが進み出る。
無骨な手で、エリーゼの両手を後ろ手に縛り上げた。
「離して、ください……っ」
必死に抵抗するも、力は弱い。。
誰も助けない。エリーゼは、見た。
カリーナが、微笑みながらシャルルに腕を絡め、勝者の顔でこちらを見下ろしているのを。
──すべては、最初から、こうなるよう仕組まれていたのだ。
重い扉が開かれる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-02 12:40:00
185803文字
会話率:36%
桃色の髪がチャームポイント、ちょっとおちゃめなわたし――エリーゼ・バンダームは、ルマンド王国魔法学院の卒業式に出席していた。晴れやかな陽射し、着飾った仲間たち、別れの涙。今日という日は、感動の嵐になる……はずだったのに。
「エリーゼ、お
前との婚約を破棄する!」
……うん、そう来たか。
壇上に立つのは、筋肉もりもりで頭がちょっと残念な元婚約者、レンブランド様。どう見ても空気読んでないその宣言に、場内は騒然。いやいや、卒業式ですよ? 一生に一度の感動イベントなんですよ?
そして追い打ちをかけるように、会場の奥から立ち上がったのは――セザンヌ・アルフォード王女。お隣の国の超重要人物でありながら、満面の笑みで壇上へ。
「わたくし、レンブランド様の子を授かりましたの」
……卒業式って、こういう暴露大会だったっけ?
まさかの国際ロマンス劇場開幕に、場内は悲鳴とざわめきの嵐。あっちでは気絶、こっちでは嗚咽、わたしは咳き込み中。
そして現れたのは、ナルシスト全開の第三王子ウイリアム様は、実は王女の婚約者。「本当なのか!?」なんて問いかけに、王女は恥じらいつつ「はい♡」とお返事。
……ねぇ、これマジで戦争始まらない?
と、その場をキリッと締めたのが第一王子、シャルル殿下。イケボで「卒業式は中止。関係者、会議室に移動せよ」。いや、命令が軍隊。
というわけで、わたしたち四人は騎士たちに囲まれて、会議室に連行されました。はい、もうドナドナです。
――静かに卒業したかったなぁ。でも、これはまだ序章。
このあと始まる、王族たちの怒り、浮気男の言い訳、そしてわたしの反撃。
さあ、スキャンダルの舞台はこれから!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-20 13:20:00
70113文字
会話率:34%
公爵令嬢ルクレツィアは、衆人の面前で、婚約者である王子から身に覚えのない罪を突きつけられる。捏造された証拠、敵意に満ちた視線、そして待ち受けるのは破滅の未来――。
絶望の淵で、彼女の脳裏に蘇ったのは、激務の果てに命を落とした前世の記憶。
――そうだ、私は「検事」だった。
涙を流し、許しを乞う代わりに、ルクレツィアは脳内に六法全書を蘇らせる。目の前の断罪劇が、いかに杜撰で、論理破綻した茶番であるかを、かつて数多の悪を裁いてきたその瞳で見抜いていた。
「婚約破棄?結構です。それより、あなたのその証言、偽証罪に問われますよ?」
それは、虐げられた令嬢の悲鳴ではない。
法と正義を唯一の武器とする、元検事の反撃の狼煙だった。
これは、魔法や奇跡に頼らず、ただひたすらに「知」と「言葉」の力で、自らの尊厳を取り戻し、やがては王国にはびこる巨大な闇に鉄槌を下していく女の物語。
痛快リーガル・ファンタジー、ここに開幕!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-02 12:34:19
87858文字
会話率:35%
幼い頃に家族を失ったユリは、「家族の分まで強く生きる」と心に誓い、懸命に日々を過ごしていた。
25歳になった彼女は、名門財閥の御曹司・誠と運命的な出会いを果たす。
彼からの猛アプローチの末に結婚、そして妊娠――
ようやく「家族の幸せ」を感じ
ていたのだが……
――それはすべて裏切りだった。
真実を知ったユリは、誠に詰め寄る。
しかし、逆上した彼は。ユリに手をかけ――。
次に目覚めたとき、彼女は“ユリィナ”として異世界に転生していた。
特殊な力を手に入れ、幼い王子と心を通わせながら穏やかな暮らしを始めるが……
王国に渦巻く陰謀へと巻き込まれていく。
「もう二度と、大切な人を失いたくない――」
過去を乗り越え、運命を切り開く。“再生”と“希望”の物語。
【カクヨムで先行公開中】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-02 12:20:00
45389文字
会話率:22%
過労死した社畜の俺は原初の神によって異世界に転生させて貰えた。
貰った転生特典は転生先の世界を創った創造神の祝福。転生特典の説明は無いの? チートスキルも無いの? 貴族の家に生まれたものの、正夫人に虐められる庶子。
虐めはまだしも、毒に魔法
誤射に馬の暴走、毎日危険が危ない。
創造神の祝福が何だか判らないまま、何とか生き延びて田舎の街に脱出。
平民となった俺は穏やかで優しい人に囲まれこっそりのんびり生きる、・・筈だったのに偶々落ちて来た大きな鳥さんや、めっちゃ大きな鳥さんを拾ったせいで逃げ出して来た王都に逆戻り。
将軍になって役人の不正を正せ? 9歳の子供を頼りにするな。
貴族に振り回される王さんの頼みを断り切れずに面倒な仕事を押し付けられる。
漸く将軍を首になったと思ったらお騒がせ王子達のトラブルに巻き込まれる。
陛下のおっさん、政治がダメなら子育てくらいはちゃんとしろ。
普通に生きていた筈なのに、気が付いたら4人の奥様達と12人の子供達。
温かい家庭が欲しいとは思っていたけど人数が多すぎる。
家族の為にお父さんは一生懸命頑張ります。
下着製作に洗濯に運送、SSランク冒険者は忙しい。
奥様達や娘の名前を度忘れして怒られたり、娘に抱き着いて張り倒される幸せな毎日。
バカ王のせいで起った周辺国の侵攻や魔獣の氾濫で大混乱となった王国で東奔西走します、4人の奥様達と11人の娘達が。
俺は”ヘイ、タクシ―“、呼び出されたら運ぶのがお仕事。
ズバッと参上、ズバッと運送。みんな頑張れ~!
女性達が思う存分活躍出来る様に後ろから支える事こそ男の仕事。
俺と息子は女性達のパシリ? パシリのどこが悪い。
4人の妻を持つ俺と11人の姉を持つ長男が女性達の後ろから“頑張れ~”と応援する物語。
表題を回収するのは第1部の終わり、第2部は11人の姉を持つ長男の物語、ちょっと長めの中編になる予定です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-02 11:00:00
445996文字
会話率:33%
最弱国の第四王子アルス。魔素による身体強化が当たり前の時代に、王族で唯一魔素が無い王子として生まれた彼は、忌み子と蔑まれ、使用人が使う倉庫で暮らす毎日だった。
しかしある日、ひょんなことから無限に湧き出る魔素を身体に取り込んでしまった。
その日を境に彼の人生は劇的に変わっていく。
なんとか自分の人生を変えようと、士官学校に入り仲間を集めたアルスは隊を結成。アルス隊が功績を挙げ、軍の中で大きな存在になっていくと様々なことに巻き込まれていく。
領地経営、隣国との戦争、反乱、策略、ガーネット教や3大ギルドによる陰謀にちらつく大国の影。様々な経験を経て「最強部隊」と呼ばれたアルス隊は遂に新王国樹立へ。
異能バトル×神算鬼謀の戦略・戦術バトル!
圧倒的不利な状況を武と知略で切り抜ける!
☆史実に基づいた戦史、宗教史、過去から現代の政治や思想、経済を取り入れて書いた大河ドラマをお楽しみください☆折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-02 07:10:37
513910文字
会話率:53%
《あらすじ》
「リーファ・フォルナイゼンッ!!
お前との婚約をここで破棄する!」
アスカンテレス王国の第二王子ナッシュの婚約者であった
侯爵令嬢リーファは、夜会の席で突如婚約を破棄される。
その結果、彼女の義妹であるマリーダが第二王
子の新たな婚約者となり、
リーファは実家である侯爵家から手切れ金を渡されて、国外へ追放された。
だがそれも「全て計画通りよ!」と嘯くリーファであったが、
物事は彼女の計画通りには進まず、
結局、彼女は自身と従者を護る為に、
伝説の戦乙女(ヴァルキュリア)になる事を決意。
そして数々の試練を乗り越えて、
リーファは戦乙女(ヴァルキュリア)となり、
アスカンテレス王国とその周辺国を護る為に
不倶戴天の敵国であるガースノイド帝国と戦う事となる。
だがリーファの思いはただ一つ。
――このまま婚約破棄された追放令嬢として、
――周囲に蔑まれて生きていくなんて嫌よ。
――だからそんな周囲の偏見を私自身の手で変えてやるわ!
――私はその為に戦乙女(ヴァルキュリア)として戦うわ!
――そして戦乙女(ヴァルキュリア)としての使命を果たしたら、
――私は好き勝手に自由に生きるつもりよ!!
しかし彼女の思いとは別にガースノイド帝国とその同盟国との戦いは、
苛烈さを増し、彼女自身も最前線で戦う事になるのであった。
果たしてリーファが自由を掴める日は来るのであろうか?
最強の女性主人公が織り成す本格派異世界バトルファンタジー小説!
※無断転載は固く禁じます。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-02 07:10:00
949041文字
会話率:24%
帝国との長きにわたる戦争が終わり、ようやく平和が訪れたかに見えた王国だったが、突然の国王崩御により、第一王子派閥と第二王子派閥による内乱が勃発してしまう。
そんな中、辺境の地で騎士爵となった、アーチャーのリデルは第三王子擁立の為、東の
果ての港湾都市へと旅立つこととなった。
リデルは王国の未来の為に長い旅路を切り抜けることが出来るのか、無事に第三王子と共に辺境伯領へと帰還することが出来るのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-02 07:00:00
40491文字
会話率:58%
アヴァロン王国は現国王が病に倒れて、第一王子が摂政に就いてから変わってしまった。度重なる重税と徴収に国民は我慢の限界にきていた。国を守るはずの騎士達が民衆から略奪するような徴収に、とある街の若者が立ち上がった。さらに森で捨てられた悪役令嬢を
拾ったことで物語は進展する。
※一部有料のイラスト素材を利用しています。【無断転載禁止】です。
素材利用
・森の奥の隠里様
・みにくる様折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-02 07:00:00
37470文字
会話率:60%
アイゼムアース王国第一王子のエドワードは故人となった母の教えを胸に世話役のアンドリューと日々鍛錬を続けていた。冷遇にめげずに真面目に生活するエドワードだったが、志や資質の高い者など神から愛された者ほど凄いスキルを授かる天恵の儀で何故かスキ
ルを得られなかった。
“スキルを授からなかった者を王子にしておく訳にはいかない”
父にそう言われて追放されたエドワードだったが、世話役のアンドリューに自分が授かった真の力について教えられる。
「俺の力は初代国王と同じ……」
何とエドワードはスキルを授からなかったのではなく、クラス持ちとしての力を得ていたのだった。
様々な経験を通してクラスを得るために自ら城を出ることを決意するエドワード。しかし、その前に後妻との間に生まれた義弟アレクサンダーが立ちはだかる!
「僕はいつも二番目。何をしても義兄さんと比べられては、”エドワードを見習いなさい“、”エドワードを見習いなさい“って……もううんざりだ!」
自分に向けられた激しい憎悪に驚くエドワード。そんな彼を先に行かせるためにアンドリューが剣を抜く。が……
ブシャッ!
アレクサンダーのスキルはアンドリューの体を深々と切り裂いた!
殺すコロスころす殺すコロスころす……
ステータスからの警告を無視し、アレクサンダーへの殺意から目覚めたクラス、『リベンジャー』へクラスチェンジしたエドワードは憎しみの力でアレクサンダーを圧倒する。が……
ビシ、ビシビシビシビシッ!
あと一歩のところで足場が崩れ、エドワードは滝へと落ちていく。果たして彼の運命は!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-02 07:00:00
157898文字
会話率:36%
かつて、魔女と呼ばれた女がいた。
銀の髪と氷の瞳を持つ女は、森の恵みを分け与え、人と静かに生きていた。分け隔てなく、ただそこに存在していた。それが平穏だと、信じていた。
ヴェルディナ王国の王女・ミアは原因不明の病に倒れ、ひとりベッドの上
に横たわっていた。自由のきかない体に絶望し、死にたい、と毎日過ごす。
そんな彼女の心を溶かしたのは、辺境の地からやってきた王子だった。その一点の曇りのない瞳に、一瞬で引き込まれた。
ミアは王女としての務めもある。脅かされる王国の分断に、裏切り。そして精霊が宿るとされるエリディオの地の魔女の伝説。
その呪いは、二人を容赦なく襲いかかる。
魔女は言った。
「愛を奪い、平穏を壊した人間たちに、思い知らせてやろうじゃないか」
自分勝手な人間ども。
「愛を裏切ったその罪を、世界を凍てつかせた償いきれぬその罪の重さを。一体、何に触れてしまったのかを」
魔女は求めていた、あの日に失われた愛の温もりを。
「愛は死んだ、もう二度と戻らない」
それを知るためならば、世界を滅ぼすこともいとわない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-02 01:28:21
77401文字
会話率:34%
聖女殺害未遂事件の介入者である異能使いを探しに王都から港湾都市に調査チームがやって来た。港湾都市の繊維工場で働くキアラは農村出身のごく普通の田舎娘だ…今は。その繊維工場にやって来た調査チームの若い男は、聞き取り調査の為に呼び出したキアラを
いきなり薙ぎ倒した。王都の人間にとっても、港湾都市の女性労働者など虫けら同然なのか。
異能が判明したキアラを調査チームは王都へ連れて行く。貴重な異能使いとして貴族の養女となるキアラ。だが、責任者の王子とキアラの緊張関係は解けない。そして、聖女殺害未遂事件で明らかにされた人身売買事件の処分を巡って、王国は二分されつつあった。キアラの翼は王国から悪徳を排除出来るのか。
一応、拙作『蝙蝠の翼』の続編ですが、こちらは娯楽作にする予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-01 22:41:01
218831文字
会話率:58%
王国どころか人類の限界領域に領地を持つスタンリー家の末娘のエレノーラ・スタンリーは、魔法学院に通うために王都に来てから散々だった。初めてのお茶会では寄せ親の娘から絶縁宣言され事実上社交界から弾き出され、入学してからは上位貴族なのに下位貴族の
クラスに入れられ、居場所がない。魔法を練習してはエレノーラに何か問題があるらしく、他の生徒の様にうまくできない。それでも剣の授業で公爵子息、侯爵子息、第1王子と剣を交える事でささやかな信頼関係を築いていく。そして月日が流れ、第1王子襲撃事件に巻き込まれ...折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-07 22:55:00
266048文字
会話率:22%
かつて世界を揺るがした魔王と勇者の苛烈な戦いから十年。レンクラング王国の第四王子ネロ=ファルベは、自身に突如として生えてきた角を目にした瞬間、かつて人類を滅ぼす一歩手前だった最強最悪の魔王の記憶を思い出した。王もまた角を生やした息子の姿を
見るなり、かつての魔王がこの国にもたらした恐怖を思い出す。
そして第一王子の悪意ある口添えにより、ネロは魔王の生まれ変わりの疑いから七歳という若さでたった一人、首都から遥か遠くにあるかつての魔王城があった土地、ラインヴァントという人も住めない荒れた地へと追放の命を下される。
中身は魔王だが見た目は七歳。当然生きていける訳がないとされていたネロだったが、かつての魔王としての知恵を駆使し、自らを虚仮にした第一王子に復讐するべく力を取り戻していく――のだが、七歳の身では周りから何かと甘く見られがちのか、意外なことで苦労していくことになり……?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-01 21:10:00
33272文字
会話率:62%
セシルはオルファリア王国の貴族の子弟が通う高等魔法学園の5年生。妹のアリスは聖女として目覚めたことにより高位貴族のセシルの家に引き取られた養女だが、セシルはアリスを溺愛していた。
しかし彼はある日前世の記憶を取り戻した。そして気がついてしま
った。自分が今生きている世界は、前世で妹が読んでいた小説『悪役令嬢は華麗なる復讐者にして世界を統べる女王』の作品の中だということを。
実は、前世の妹は若くして小児がんで亡くなっていた。前世の妹とアリスを重ねてしまったセシルは、アリスが悪役令嬢のヴァルトラウトに追放されるのを阻止するために奔走することになる――
※カクヨムでも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-01 21:00:00
102709文字
会話率:36%
「もう後悔したくないから、懸命に努力しよう」
とある王国の第六王子として転生したベルティアは、前世では何の才能もなく、努力もせず、引きこもっていた。
だが、転生を機に「今世ではもう後悔しない人生を歩もう」と誓い、努力を始める。
第六皇子
という恵まれた地位にありながらも、赤ん坊の頃から必死に言葉を学び、魔力コントロールを鍛え続けた。
前世は凡人だったが、努力を重ねるうちに魔法の才能が次第に開花していく。
そしてある日、ベルティアは気づいてしまった。
「もしかして、努力しすぎて、誰も扱えなかった禁忌魔法を、俺だけ会得している……?」
前世は凡人——それでも努力の果てに最強と化した第六王子の無自覚最強無双物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-01 20:10:00
65317文字
会話率:33%
公爵令嬢エステルは女神の寵愛を受けている。
神託の儀で判明した彼女が持つ神の恩寵に国中が湧き立った。
彼女は聖女の再来と囁かれたが……神の奇跡たる魔法を他人に行使しても、その効果は通常よりも低いことが判明した。
しかし、エステルが女神の寵愛
を受けているのは変わらない。
国王はその事実を伏せ、エステルを聖女とし、王子の婚約者としたのだが。
「エステル、君との婚約を破棄する!」
いきなり王子から婚約破棄され、しかもエステルは偽聖女と言われ、見ず知らずの男爵令嬢こそが真の聖女であると宣言された。
「やったぁ! これで自由に冒険者稼業ができる!」
しかし、エステルは婚約破棄に喜んだ。
実は彼女にはもう一つの顔があった。
巷で噂のS級冒険者、エストとしての顔が。
女神の寵愛の力は本物だった。
その力は他者に使うと効果がなかっただけで、エステル自身に掛けると通常の十倍の効果を持っていたのだ。
治癒魔法を自分に掛ければ、千切れた腕も再生し、強化魔法を自分に掛ければ、身体は鋼鉄のような硬さと強さを持つ。
これからはもう妃としての勉強をしなくていいし、窮屈なドレスも着なくていい!
婚約破棄、最高! 罪を償えというなら冒険者としてその責務を果たしましょう!
……でも正体はバレると面倒なので、今までのように素顔も性別も、あと能力も隠して行いますけど。
優秀な冒険者仲間の勧誘を受けつつ、楽しい冒険者ライフを満喫していたのに……え? 王国騎士団のお兄様から私の捜索依頼? 元婚約者の護衛依頼!? なんで???
かくして、公爵令嬢エステルはS級冒険者エストとして自由に生きて行こうとしていたが……なぜかエステルをよく知る正体がバレたくない人々に、エストとして会うことになってしまうのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-01 20:10:00
158283文字
会話率:40%
「ノアクル、貴方をゴミ流しの刑で追放することに決定しました」
王国の第一王子ノアクルは、不吉の象徴であるスキル【リサイクル】を持っていたことを理由に、イカダ一つで海へ追放されてしまった。
ほくそ笑む大臣と第二王子から、ゴミだらけの海とイカダ
を領土として渡されるが、それは実質的な死刑だった。
イカダの上で干からびて死ぬと思われていたが、ノアクルは生まれて初めてスキル【リサイクル】を使ってみて気が付いた。
「物を素材に戻すという効果なのか……? すごいぞこれは……!」
しかも、素材を使って自由に物を作れるという無限の可能性を秘めたスキルだった。
これを使ってイカダを強化していったらどうなるか――それと同時にゴミのように扱われた不遇の者たちが集まってきて……?
ノアクルの最強イカダ国家作りが幕を開ける!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-01 18:00:00
362954文字
会話率:48%
マディソン王国では聖女の力が弱まると魔物が暴れ出し、魔王の封印が解けてしまう。魔物からこの国を守り、魔王の封印を改める為、国は急いで代替わりの聖女を選ぶ聖女試験を行うことになった。
主人公のクラリスは聖なる力を持つ聖女候補としてその試験に挑
む。そこでライバルに陥れられて……。
※私の頭の中の異世界のお話です。史実には則っておりませんのでご了承下さい
※こちらの作品はネオページでも掲載中です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-01 11:52:42
79292文字
会話率:41%