「僕には両親がいません」
一体の人形を持ち街を放浪する幼い男の子 雨月 空(あまつき くう)。
親の顔は知らず産まれてからずっと独り。
何時もの話し相手は不気味な黒い仮面を被る人形。
「さようなら。来世は幸せになれますように」
人生を諦め
ていた。
未練も無ければ苦痛だけのこの人生に呆れを感じていた。
いっそ死んだ方がマシかもしれない。
そんな時だった。
「迎えだ」
突如として少年の前に現れた降臨者。
その者は輪廻の輪の対象として選ばれた彼…雨月 空の魂を回収しに来た死神だった。
輪廻の輪_それは生きる価値が無いと見なされた魂や意識を神々が新しい命を作る為に既存の魂を切り取る儀式の内の一つ。
「あぁこれで終わる」輪廻の輪を知らない彼も直感で死が迎えに来た事を悟った。
「おやすみ世界」
眠りにつく様に目を閉じて彼はこの世界との別れの準備を始める。
もういいんだ、我慢しなくて。
その瞬間だった。
ガン!
脳を劈く様な鉄の悲鳴が耳を刺し、凍りそうな風彼が髪を弄ぶ。
「…何?」
思わず少年は目を開いた。
「…そいつは輪廻の対象だ」
「…」
「誰かが…僕を護ってる…?どうして?」
死を目前とした彼を1人の黒髪の女人が救った。
生きる価値も無い…そう呟いていた彼を。
「あの日黒い髪を靡かせ、僕を助ける為に現れた彼女はまるで…僕の神様の様だった」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-14 18:00:00
27289文字
会話率:37%
好奇心旺盛な楊桜鳴は幼少期に聞いた音色に、10年経った今も夢中だった。
だが、その音色を出せるのは選ばれた人のみ。踏ん切りをつけるために、最後に楽器があるかもしれない皇宮へと忍び込み、見事にそれを見つけ出す。
肺一杯に空気を取り込み楽器
に吹き込むと、甲高い、小鳥の囀りのような音色が鳴り響く。
10年求めていた音色が!
感激のあまり、後ろに人がいることに気が付いておらず――。
皇位継承権争いに巻き込まれることとなった桜鳴は、欲望渦巻く後宮で無事に毎日を過ごせるのか?
口を開けば(桜鳴にだけ)暴言な第三皇子×好奇心旺盛!猪突猛進!な選ばれし女子の物語です。
※第一章執筆済です(12万字弱)
※カクヨム様にも投稿しています
※毎日投稿予定です
※後宮周りの設定は架空のものです折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-14 17:04:31
289794文字
会話率:46%
転生した。孤児だった。崖っぷちギリギリライフを営んでいたら聖女に選ばれた――なんで?
でもまあ、暖かい寝床とご飯がきっちりとあるのは有難い。
後ろ盾である公爵さまの計らいで後学の為にと、貴族の子女が多く通う王立学院へ放り込まれるこ
とになったのだけれど、聖女という役職持ちではあるものの平民の私が簡単に彼ら彼女らにに受け入れられる筈もなく。仕方ないので孤児仲間の二人とともに今日も学院の片隅で静かに読書に勤し――『おい、平民っ!』――……みたいのだけれど、どうして邪魔が入るのだろう。
※異世界学園日常モノ(なろう風味)が書きたくなったので書いて投げました。初投稿になります、お手柔らかに。
ハーメルン様にて同作品を投稿しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-14 16:10:00
4083510文字
会話率:44%
世界規模の気候変動や地震により人類滅亡に瀕した時、他の星からやってきた生物が荒れ果てた地球にドームを建設。選ばれた人間が暮らし始めたドーム内は安定が保たれ、それから二百年が経っていた。
十二歳のダイズはドームの指導者候補生として暮らしてい
る。だが学ぶにつれ、仲間たちとは違う感覚が芽生え、ドームそのものに違和感を覚え始める。ドームの外への憧れと恐れ、またドームのヒエラルキーにも不信を抱き始めたダイズに何が待ち受けているのだろうか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-14 16:00:00
39424文字
会話率:25%
逆見東真(さかみとうま)は、親友の天道勇人(てんどうはやと)、幼馴染の神楽美咲(かぐらみさき)と共に突如異世界に召喚される。彼らは「勇者候補」としてこの世界を救うために選ばれたが、それぞれのスキルが発現した瞬間、運命は大きく変わってしまう。
勇人は全ての剣技を習得できる【剣聖】、美咲は全ての聖なる力を扱う【聖女】という強力なスキルを発現し、高待遇を受けることに。しかし、東真が授かったのは「相手の向きを変える程度」と見なされた最弱のスキル【反転】だった。
「役立たず」として夜のうちに町の外へ追放された東真。しかし、彼は最弱と蔑まれたこの能力の真の力に気づき始める。
追放された弱者から始まった東真の冒険は、仲間を増やし、自分を認めてくれる人々との絆を深めながら、やがて王国の陰謀や異世界に潜む真の脅威と向き合う壮大なものへと発展していく。最弱と呼ばれた男が、その力で世界を逆転させる冒険譚が今、幕を開ける。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-14 15:58:58
10634文字
会話率:44%
何を抜粋すればいいか分かんない。とにかく作品に関係ない自信作の替え歌の歌詞をシェアしたいと思います。
鉄の弾が 正義の証明
貫けば 邪悪さえ死ねる
その目を閉じて 射ててみれば
残念だが 避けられたは悪魔
僕を騙して やつ選ん
だの?
昇進栄転 まったく関係ない話
お前が言っても 心くらい知ってた
とことん最後 邪悪万死不滅
この拳は 話せるなら
本当の気持ちわかるんだろう
一つじゃなく 二つ、三つくらいで
連続でその顔に
かか、かかってぶん殴りたいのだ
世界は残酷のあまりで そうだから君を殴るよ
何も犠牲できないから そうだから君を殴るよ
間違いだとしても あやまったりしない
正しさとは 正当にあらず お金さえ持つあらば
鉄の雨が 降り散る時刻
君だけが 刺されて欲しいんだが
傘なんて 万死不滅
輪番で差し 差し上げる畜生共よ
たくさんいるから 君だけが
毒のナイフで 刺されたことないゆえ
何もわからず 痛みさえも知らず
まだ努力できる 業務を増やそうとつった
この言葉と 君だけれど
仕事をも何も役立たずに
ことはしてない 丸投げている
あっちもこっちも知ってんのによ
まだ、まだ業務を増やしたいんだと
世界は残業ばかりで それでも君を殴るよ
何も犠牲できないから そうだから君を殴るよ
選ばれた邪悪は勝つ 正義は逃げ場なし
気付いたんだ 邪悪の世界 正当でありたければ
お金あらば 正義眠る 目が覚める悪魔の子折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-14 15:56:01
15426文字
会話率:35%
小福木招平は転生し、勇者に選ばれた。
その世界には100人の勇者がいて、競いながら魔王を倒せと、女神は言う。
そのため、なにかひとつ前世から持っていく権利を与えられた招平は、迷うことなく『まくら』を選んだ。
彼は女神の静止も聞かず、そのま
ま転生してしまった。
小福木招平はこだわりが強い――。
他の勇者が正攻法のルートを行く中、独自のこだわりを見せて予期せぬ動きをする招平は、世界に予想外の変化を起こしていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-14 15:06:40
7996文字
会話率:31%
ちょっと素行の悪いどこにでもいる女子高生小森睦美は、気が付いたらギャン泣きする幼女の隣に立っていた。そんな二人を囲む、某魔法学校児童ファンタジーに出てきそうなローブを被った人たち…どこからどう見ても不審者。母を求めてギャン泣きする幼女。誘拐
犯だ! 幼女を抱えて逃げる睦美だが、実は王道異世界召喚…「いや児童誘拐! 女子高生誘拐!」大騒ぎする睦美だが、魔王を倒さねば帰れない、王道中の王道展開が待っていた。しかし選ばれた勇者は睦美ではなく、ギャン泣きしている幼女で…!?
勇者召喚に巻き込まれたなんの能力もない睦美は、慣れない子守をすることに!?
※ヒロインは子供と接したことのない、むしろちょっと苦手としている子です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-14 12:00:00
24962文字
会話率:22%
「喜べ、お前は次の魔力使用者に選ばれた」
「……盛大な詐欺か何かか?」
日本の男子高校生、細川裕は、地球上に五人しかいない魔力使用者に欠員が発生し、その枠を埋めるために選出されたことで異常な日常に身を投じることとなる。
旧知の依頼
人が訪れる何でも屋を運営し、雪女や幽霊の少女と出会い、堕天使や宗教組織を追う戦いを秘かに繰り広げ、最期には■職し……。
天使に魔法に妖怪に、クラスの少女とラブコメ展開!? これは後の伝説の始まり、やがて人知れず世界にも影響を及ぼす彼と、全ての始まりを描く物語。
※小説家になろう及びカクヨムで同時連載しています。またこちらは、過去に小説家になろうにて連載していた『気まぐれ魔法店』の改稿版です。改稿前よりレベルアップした、歴史修正済みの最新の情報でお届けしています。内容には物語が大きく変わるような改変はありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-14 09:00:00
236258文字
会話率:48%
これは、世界を壊す異能の力、《ギルソード》を身体に宿した少年少女の戦いの物語__
狡猾な少年、ユウキ=アラストルは、世にも怪奇な《異能力科学兵器》を、その身体に植え付けられていた__
兵器その名は《ギルソード》__
400年前、戦争にまみれた世界を一度破滅に導いた究極の兵器である。
普段は《ナノマシン》と呼ばれる粒子の形態で浮遊し、一度それが発動し、実体化した際、見た目は剣や銃といった既存の武器と変わらないが、決定的に違う点がある。
1つ、その破壊力は既存のどの兵器よりも決定的に段違いであること。
2つ、それは『使用時』にしか人の目では見えない《ナノマシン》という特殊粒子で形成される、魔術のような兵器であること。
3つ、それは人体の『身体』を保管庫にして宿り続け、一生身体から離れないこと__
戦争による世界崩壊から400年__
少年ユウキ=アラストルと、その親友少女リリーナ=フェルメールは、共に軍事国家〈新都市マリューレイズ〉の精鋭として選ばれた学園生徒であり、ある時、祖国からの命令を受けて海外のある地に降り立った。
ユウキはマフィアの地、シチリア諸島へ__
リリーナは中東地方の紛争地へ__
《ギルソード》が招いた悲しき過去の傷を背負いながらもその力がもたらすであろう、真の平和と理想の世界があることを信じて、少年少女は戦うことを決意する__
兵器《ギルソード》を悪用し、歪んだ野望のために利用する巨大国際武装組織、〈革新の激戦地(ヴェオグラード)〉。
奴等の卑劣な野望と暗躍を阻止するために、2人は壮絶な戦いに身を投じてゆく__折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-14 08:42:24
594161文字
会話率:27%
~それは絶対的能力の代償 外伝~
温暖な大都市、サンヒートジェルマンに住んでいる少女、ホレイシア・ダイソンは想いを寄せている幼馴染の少年、ムーン・ディライトに呼び出された。
告白されるのではないかと思い、胸をドキドキとさせながら待ち合
わせ場所に向かうホレイシア。
だが、ムーンはホレイシアの期待を裏切り、自慢話を始める。
この日、巨大国家アルケアの各地にいる十万人の人々に、錬金術を凌駕するという異能力が与えられるのだ。
その対象者に選ばれたムーンは、異能力が使えるようになったら、ギルド活動を始めたいと言い出す。
ところが、五大錬金術師による儀式が行われた直後、ムーンは獣人になってしまう。
獣人(クマ)になったバカな少年、ムーン・ディライト。
そんな彼に想いを寄せ、自身の種族にコンプレックスを抱く幼馴染の少女、ホレイシア・ダイソン。
錬金術の礎を築き上げてきた希少種族、ヘルメス族の天才少女、フブキ・リベアート。
最強の三人が、副業でギルドを結成し、さまざまなクエストに挑戦する異世界ファンタジーラブコメ、開幕です!
☆お知らせ☆
カクヨムにて、重複投稿中。
この作品は、異世界錬金術ファンタジー、『それは絶対的能力の代償~再構成~』のスピンオフですが、本編を読まなくても楽します。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-14 08:00:00
200986文字
会話率:50%
錬金術で財を成した超巨大国家アルケア。
この国の政府は、五大錬金術師と呼ばれる天才錬金術研究者たちと共に、伸びしろがなくなってきた錬金術に代わる新たな技術『EMETHシステム』を開発した。
錬金術を凌駕する絶対的な能力の誕生に人々が注目す
る中、儀式が行われ、実証実験の対象者として選ばれた十万人に異能力が付与された。
ところが、その対象者の人々の体や精神に異変が起きてしまう。
その直後、開発に関わった五大錬金術師たちは世間から姿を消した。
システムの不具合により幼児化した五大錬金術師、アルケミナ・エリクシナと巨乳お姉さんになってしまった助手のクルス・ホーム。
元の姿に戻るためには、失踪した残りの五大錬金術師たちが所持するEMETHシステムの錬金術書を集め、術式を読み解くしかない。
そう結論付けた二人は、EMETHシステムの解除方法を探す旅を始める。
原案、村崎ゆかり
こちらの作品はカクヨムにも掲載しています。
また、なろうに投稿されている自作品を再構成しています。
1月11日より、毎週月曜午前8時投稿開始。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-11 08:00:00
573400文字
会話率:42%
< 平凡代表ポジティブおじさんが転生したのは・・最強最悪の悪役 >
享年59歳、ハッピーエンドで人生の幕を閉じた大樹は、生前の善行から神様の幹部候補に選ばれたがそれを断りあの世に行く事を望んだ。
しかし自分の人生を変えてくれた「アルバー
ド英雄記」が空想上の物語ではなくこれから実際に起こる予言書であった事を知り、その本の主人公である呪われた英雄<レオンハルト>を助けたいと望むも、運命を変えることはできないときっぱり告げられる。
しかしそれでも自分なりのハッピーエンドを目指すと誓い転生、しかし平凡の代名詞である大樹が転生したのは平凡な平民ではなく・・?
( 後に )美形の英雄 ✕ (中身おじいちゃん)平凡、攻ヤンデレ注意です。
異世界ファンタジーとBLが半々くらいの作品が読みたくて自分で書いてみました。
ファンタジーにしてはBL色があって、BLにしては恋愛要素が薄く分類に迷う作品のため不快に感じる方がおりましたら申し訳ありませんm(__)m
主人公には恋愛要素がありませんのでBLを除けば少年漫画風( だと思っています )
戦闘シーンに多少グロさがありますのでR15禁とさせて下さい。
この作品はアルファポリス様、カクヨム様にも掲載しております。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-14 06:54:46
1004294文字
会話率:12%
地球が異世界と融合して同時期に現れた魔王に世界は危機にあった。人類は異世界の勇者と協力して魔王討伐を目指した。
あれから三年が経過して冒険者達は次々と魔王に敗れていった。
そこで政府は高校生を集め冒険者として覚醒させ冒険者と共に魔王討伐に向
かわせる政策に方針を変えた。
男子高校生の英太は一クラス全員で冒険者覚醒儀式を受けた。ギルド教会で儀式が開始されるなか、英太が惚れていた三人の女子がスカウトに来たイケメン勇者に取られ、自分は冒険者覚醒儀式によって可愛らしい六歳児の幼女に性転換してしまった。
儀式によってまれにTSするらしい。
不本意ながらオールレベル1 の幼女になった英太をスカウトする冒険者は一人もいないかと思えた。
一人だけ選ばれず好きな女子も勇者に奪われ、失意にさいなまれていた幼女英太に手を差し伸べる冒険者がいた。
勇者と引けを取らない実力と美貌を誇る白銀の聖女パラル。
彼女が英太の手を握ると優しく微笑み『サタンちゃま』と呼んだ。
どうやら幼女姿の英太の職業は悪魔王サタンらしい。正体知っていた聖女さまはサタンちゃまを冒険者のパートナーに選んだ。
戸惑いながら聖女さまに選ばれたサタンちゃまは内心ホットしていた。
しかし、聖女さまの肩にかけられていた鞄の中には、かまされたら最後。絶対服従の首輪が入っていた。
『サタンちゃまをあたくしの犬に出来れば、あのクソムカつく勇者をだし抜ける』と聖女さまはほくそ笑む。
そう、世間の評判とは裏腹に彼女は腹黒聖女さまだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-14 06:40:38
1271316文字
会話率:51%
〜〜第七回ネット小説大賞『金賞』作品〜〜
第一巻発売中!
神に選ばれた少年が運命に導かれ、お姫様や仲間と共に聖剣を手に入れ魔王を倒すための旅に出る。
どこにでもある、ありふれたおとぎ話。
けれども、もし『勇者』が生まれた裏側
で『英雄』が現れたらどうなるのか。
お姫様や仲間が勇者と出会う前に『英雄』と出会ってしまったら。
勇者の持つ『聖剣』に匹敵する『伝説の武器』を英雄が手に入れてしまったら。
これは、世界を救う宿命を背負った勇者と魔王の戦い……ではなく、勇者と同じ村に住んでいた青年『ユキナ』が、ひょんなことから手に入れた喋る武器『グラム』と共に、勇者伝説の裏側で『英雄伝説』を紡ぎ出す物語。
──勇者は才能の塊ですが、主人公は能力的には平凡であり、徐々に成長していきます。
おかげ様で、総合評価64000ptを突破しました。
2020年1月からコミカライズが連載されました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-14 00:57:24
672097文字
会話率:42%
紅蓮の炎が渦を巻く。
黒い煙を伴ったそれは次第に一条の光へと姿を変えた。
中から現れたのは、赤い体躯の大きな鳥だ。真紅の瞳を持っている鳥は、クチバシを開けて耳をつんざくような雄たけびを上げる。
冴え渡るような青空に消えていく声の主に、少年
は手を伸ばした――
「アクガミ」という土と鉄でできた化け物が、日本の平和を脅かしていた。
それと戦う組織「アマテラス機関」は、ついに「鉄神」という唯一の対抗策を見つける。
鉄の巨神に選ばれた少年少女は、己の大切なものと共に戦いへと挑んでいく――!
◆ロボットに乗って戦う少年たちの話です。全2部構成。
<注意>
※多少の暴力表現と死ネタ有。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-14 00:00:00
115325文字
会話率:60%
名門零楼館高校はもともと女子高であったのだが、様々な要因で共学になって数年が経つ。
文武両道を掲げる零楼館高校はスポーツ分野だけではなく進学実績も全国レベルで見ても上位に食い込んでいるのであった。
そんな零楼館高校の歴史において今まで誰一人
として選ばれたことのない“特別指名推薦”に選ばれたのが工藤珠希なのである。
工藤珠希は身長こそ平均を超えていたが、運動や学力はいたって平均クラスであり性格の良さはあるものの特筆すべき才能も無いように見られていた。
むしろ、彼女の幼馴染である工藤太郎は様々な部活の助っ人として活躍し、中学生でありながら様々な競技のプロ団体からスカウトが来るほどであった。更に、学力面においても優秀であり国内のみならず海外への進学も不可能ではないと言われるほどであった。
“特別指名推薦”の話が学校に来た時は誰もが相手を間違えているのではないかと疑ったほどであったが、零楼館高校関係者は工藤珠希で間違いないという。
工藤珠希と工藤太郎は血縁関係はなく、複雑な家庭環境であった工藤太郎が幼いころに両親を亡くしたこともあって彼は工藤家の養子として迎えられていた。
兄妹同然に育った二人ではあったが、お互いが相手の事を守ろうとする良き関係であり、恋人ではないがそれ以上に信頼しあっている。二人の関係性は苗字が同じという事もあって夫婦と揶揄されることも多々あったのだ。
工藤太郎は県外にあるスポーツ名門校からの推薦も来ていてほぼ内定していたのだが、工藤珠希が零楼館高校に入学することを決めたことを受けて彼も零楼館高校を受験することとなった。
スポーツ分野でも名をはせている零楼館高校に工藤太郎が入学すること自体は何の違和感もないのだが、本来入学する予定であった高校関係者は落胆の声をあげていたのだ。だが、彼の出自も相まって彼の意志を否定する者は誰もいなかったのである。
二人が入学する零楼館高校には外に出ていない秘密があるのだ。
零楼館高校に通う生徒のみならず、教員職員運営者の多くがサキュバスでありそのサキュバスも一般的なサキュバスと違い女性を対象とした変異種なのである。
かつては“秘密の花園”と呼ばれた零楼館女子高等学校もそういった意味を持っていたのだった。
この作品は「カクヨム」「ノベルアッププラス」「アルファポリス」「ノベルバ」「ノベルピア」にも掲載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-13 23:20:40
102726文字
会話率:58%
名門零楼館高校はもともと女子高であったのだが、様々な要因で共学になって数年が経つ。
文武両道を掲げる零楼館高校はスポーツ分野だけではなく進学実績も全国レベルで見ても上位に食い込んでいるのであった。
そんな零楼館高校の歴史において今まで誰一人
として選ばれたことのない“特別指名推薦”に選ばれたのが工藤珠希なのである。
工藤珠希は身長こそ平均を超えていたが、運動や学力はいたって平均クラスであり性格の良さはあるものの特筆すべき才能も無いように見られていた。
むしろ、彼女の幼馴染である工藤太郎は様々な部活の助っ人として活躍し、中学生でありながら様々な競技のプロ団体からスカウトが来るほどであった。更に、学力面においても優秀であり国内のみならず海外への進学も不可能ではないと言われるほどであった。
“特別指名推薦”の話が学校に来た時は誰もが相手を間違えているのではないかと疑ったほどであったが、零楼館高校関係者は工藤珠希で間違いないという。
工藤珠希と工藤太郎は血縁関係はなく、複雑な家庭環境であった工藤太郎が幼いころに両親を亡くしたこともあって彼は工藤家の養子として迎えられていた。
兄妹同然に育った二人ではあったが、お互いが相手の事を守ろうとする良き関係であり、恋人ではないがそれ以上に信頼しあっている。二人の関係性は苗字が同じという事もあって夫婦と揶揄されることも多々あったのだ。
工藤太郎は県外にあるスポーツ名門校からの推薦も来ていてほぼ内定していたのだが、工藤珠希が零楼館高校に入学することを決めたことを受けて彼も零楼館高校を受験することとなった。
スポーツ分野でも名をはせている零楼館高校に工藤太郎が入学すること自体は何の違和感もないのだが、本来入学する予定であった高校関係者は落胆の声をあげていたのだ。だが、彼の出自も相まって彼の意志を否定する者は誰もいなかったのである。
二人が入学する零楼館高校には外に出ていない秘密があるのだ。
零楼館高校に通う生徒のみならず、教員職員運営者の多くがサキュバスでありそのサキュバスも一般的に知られているサキュバスと違い女性を対象とした変異種なのである。
かつては“秘密の花園”と呼ばれた零楼館女子高等学校もそういった意味を持っていたのだった。
ちなみに、工藤珠希は工藤太郎の事を好きなのだが、それは誰にも言えない秘密なのである。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-28 23:17:49
107430文字
会話率:52%
異世界で巫女に選ばれた私は世界を救うために旅立つのだった。
私の強力な仲間は堕天使と神官と踊り子なんだけど、神官と踊り子は付き合ているし、堕天使はやたらと私に優しくしてくれている。
世界を救うと言っても、この世界は平和そのものだし、一体何
をしていったらいいんだろうか?
とりあえず、巫女として困っている人がいたら救う事にしてみよう。
それにしても、神官と踊り子って羨ましいくらいラブラブだわ。
私も一度でいいからそんな経験をしてみたい。(この世界で巫女に選ばれるには異性と肉体関係を結んでいないという条件がある)
この作品は「ノベルアップ+」「アルファポリス」「カクヨム」にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-27 14:43:39
259571文字
会話率:70%
高精度のネットワークセキュリティを有し、世界で最もIT技術に優れた国と知られるようになった日本。
しかし、その裏ではランダムに選ばれた高校生――ターゲットの生死により勝敗が決まる、「TOD」と呼ばれるゲームが毎月行われていた。
人を
避ける男子高生。
そんな男子高生を気に掛ける女子高生と、その友人達。
ネットワークセキュリティ会社の副社長。
不良グループのリーダー。
触れたくない過去に触れることを決意した男性。
過去を追う記者の女性。
多くの者を巻き込み、今回のTODが始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-13 23:10:00
1011279文字
会話率:61%
これは、クラスの誰も名前を憶えていないような少女――鈴咲 涼姫の物語。
彼女の夢は、ネットで有名になって「友達を作ること」。
『〝フェイテルリンク・レジェンディア〟第一章〝胎動〟編。宇宙を滅ぼそうとする謎の敵に挑もう!』
ある日、
突如として鳴り響びいた声に、世界中が動揺した。
それは、未知の存在が運営する、謎のゲームの開始の合図だった。
ゲームに参加できるのは、選ばれた者のみ。
自他ともに認める「ボッチ」である鈴咲 涼姫も、謎のゲームの「プレイヤー」として選ばれた。
だが涼姫は敵が怖くて、ずっと訓練モードばかりしていた。
そんな訓練モードに現れる、誰もクリアできない最高難易度〈発狂〉。
涼姫はこの誰もクリアできないこのモードを、世界で初めてクリアして有名になろうと、さらにVRに引きこもる。
3年後。最高難易度〈発狂〉をクリアした涼姫は――史上最強のプレイヤーになっていた!?
―――これは、クラスの誰も名前を憶えていないような少女が――銀河に、その名を轟かせる物語。
~~~
あとがきに時々、補足情報を書くかも知れません。もしかしたら一箇所にまとめるかもです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-13 22:30:00
357216文字
会話率:40%
魔族と人間によって起こった大戦争、フォーク戦争。偉大なる魔女によりその力を封印された魔族は、心に深い傷を負わされ国の片隅に追いやられた。一方、人間もまた深い傷を負い、この惨事を忘れない為に平和の祭典として「スプーン戦争」を作り上げた。五十年
に一度という長い期間で準備をし、行われる祭典は、玩具の武器のみ使用可能な模擬戦争である。そんなスプーン戦争の第四回目が、今年も開催されようとしていた。中央区・エトランゼで父と共に食堂を経営する少女、リゼ・フローレンスは、ある日自分がスプーン戦争における重役「旗持ち」に選ばれたことを知る。責任の重大さに困惑しつつも祭典を楽しみに待つリゼだったが、その日の夜、突然地区が何者かに襲撃されてしまった。それは二百年前のフォーク戦争で力を封印された魔族の生き残りによるものだった。第四回目のスプーン戦争は、平和とはかけ離れた混乱の最中で幕を開ける。平和とは何か、伝えていくとは何か。果たしてリゼは、祭典の本当の平和を取り戻し、地区を優勝へ導くことができるのか。ある17歳の少女の、嵐のような青春譚。さあ、遊び心に満ちた戦争を始めよう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-13 22:00:00
159095文字
会話率:45%
『過去を乗り越え、未来を目指す物語――』
魔王シスルと勇者シトラスの戦いが相打ちに終わってから300年。
なんと魔王と勇者の二人は人界に暮らす双子、アザミとシトラの兄妹として転生してしまっていた――!?
しかし300年後の世界は魔界が
優勢。人界に転生してしまった双子はお互いの理念のために一応停戦し、共闘することを誓う。だがいつしかそれだけ、ただ協力するだけの関係だったはずの双子の間に不思議な感情が芽生えてきて......!?
魔王と勇者の双子が聖剣魔術学園という学校で出会う個性豊かな仲間たちと時に笑い、時に争いながら自分たちの居場所を守る物語。過去の因縁に決着を着け、より良い未来を選び取る物語。
兄と妹のイチャイチャ、学園もの、異世界戦闘もの、魔術ものが好きな人は必見!
聖剣魔術学園、王都で巻き起こる魔界との争いに双子と仲間たちが挑む、異世界学園ストーリ。
【現在連載中 双星と聖剣魔術学園〜王都祭編〜のあらすじ】
王都祭《フェスタ》、それは3年に一度開催される王都のお祭りだった。エナとの戦いでボロボロになった今年は開催を危ぶまれていたのだが、それでもトーチの強い思いで王都祭《フェスタ》を開催することが決まる。そしてなぜか、その実行委員長にアザミが選ばれた。
アザミの元に、実行委員に集まる女の子たち。その中色々ありながらも開催される王都祭《フェスタ》。
本番当日もエイドの婚約者が王都にやって来たり、アザミと一緒に祭りを回りたいシトラが暗躍したりとハチャメチャな王都祭《フェスタ》になって......!?
だがアザミは予感していた。きっとこの先大きな戦いが起こると。その嵐の前の静けさとなった王都祭《フェスタ》―――。ハーレム、ギャグ展開と前章のようなシリアスな戦闘シーンなど一切ない第9章王都祭《フェスタ》編です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-13 21:35:08
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