魔道具生成のスペシャリストだった魔王ベリドーグ。
隠れるように日々魔道具を創造しては売りさばき、己が魔道具研究を進めていた。
そんなある日、突如として勇者が来てしまう。
戦い!? の末、魔王は一時退避することを選択。
試作品であ
る小型転移方陣によりたどり着いたのは――ダンジョンの中にあるというショッピングモールだった!
ねたばれを含む可能性のある、おおまかなあらすじはここから下にあります。
本編を隅々まで読みたい方は、ここから先の閲覧にご注意下さい!
物語進行と同時にしばらくは更新予定です。
転移方陣により謎のダンジョンショッピングモールにたどり着いた魔王、ベリドーグ。
その場所にいたイーナという道具屋店主と共に、成り行きでダンジョンを見物することに。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-25 17:51:07
354395文字
会話率:54%
聖女を陥れたとして。今まさに断罪されようとした時、令嬢アリアンヌは思い出す。それは、前世の記憶、そしてこれから起こり得ることだった。
逃走しようとしたアリアンヌは、その場にいた何者かによって殺されてしまう。それは、通常の結末とは異なるも
のだった。
暗闇の中、令嬢に語りかける少女。名は結衣、前世の少女だった。どういった世界なのか。どうしてこのような結末となってしまったのか。
この世界は歪められてしまった。令嬢の意識が閉ざされたままののも、その影響かと思われた。
この世界は結衣の親族が作った同人ゲームの世界。内容は聖女に夢中な攻略対象を振り向かせるもの。主役は悪役令嬢のアリアンヌだった。
結衣もそう、何者かに殺されて人生を終えていた。結衣は今度の人生こそはと考える。
鍵は攻略対象とのエンディング。それによって、破滅の未来は避けられるのだと。
生まれ変わったアリアンヌとして。強力なライバルキャラの聖女と対立しつつ。ダンジョン攻略によって有利に進めながらも。
攻略対象との未来を迎える為、奮闘する物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-25 17:00:00
413499文字
会話率:52%
『掬等繋(きくひと つなぐ)』は、19歳の平凡な青年だ。
彼は自宅である狭いワンルームで一人、ボーッとテレビニュースを眺めていると――気がついたときには、異世界へと飛ばされていた。
突然の出来事に混乱する中、目の前にいた女性『ヒトリ』に
こう告げられる。
「君、わたしとともに、この世界に革命をもたらさないか?」
繋はすぐさまその場を逃走。しかし、逃げた先でこの国の惨状を目にすることになり、ひと騒動を経て、繋はヒトリ率いる革命軍『ニューエゥラ隊』へと入隊することになった。
繋は異世界で手に入れた特別な力『革命拳』を武器に突き進み、様々な仲間たちと出会い、絆を深めながら、この国を、世界をより良い方向へ導くために奮闘する。
さあ、革命の時間が今、はじまる――!
◇
またまた長編はじめちゃいました。みおゆです。
HJ大賞へ向けて書いてみよう! と始めた異世界ファンタジー作品です。ちょっぴりビビりな主人公繋ですが、ここぞというときはとことん強い奴なので、どうか見守ってもらえたら。
王道少年マンガみたいな展開を広げていこうと考えていますので、そういったジャンルが好きな方はぜひ!
よろしくお願いいたします。
※この作品は『ノベルアッププラス』・『カクヨム』にも掲載しています。
(★ 『ノベルアッププラス』にて、先行で掲載していく形になります)
※現在第四章まで執筆済み。以降の話は不定期更新となります。更新状況は、近況ノートやX等にてお知らせ予定です。
※この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません
◇
☆ノベルアッププラス版
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【@mi_hot00】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-25 12:00:00
121145文字
会話率:43%
クズの中のクズ、新井(あらい)恭介(きょうすけ)は、不運続きの天中殺のような最悪の帰り道、衝動的に天使のような一人の女性、木戸(きど)亜由美(あゆみ)をレイプしてしまう。
だが、その女性はタダの女では無かった、悪役令嬢見た目そのままの猛毒を
持ったバラだったのだ。
そして彼女の体を張った猛毒により、悔悛の情を見せなかった恭介は恐怖の判決、更正とは名ばかりの極刑(死刑)である通称 レイプ《リベンジ》法が適用され、性犯罪者として贖罪の為、強制的に一切の人権を持たない少女の体に変成されてしまう。
そして、生き残る戦いが始まる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-24 23:46:24
355052文字
会話率:28%
私は確かにそこに居た。それを、見ていた
第二次世界大戦の戦火の中を戦った 守るために
これは【barkov! 〜逃走中隊戦記〜】の最初期設定案です。せっかく書いたのでここに掲載します。
最終更新:2024-11-24 19:07:08
23467文字
会話率:56%
この作品は 【barkov! 〜逃走中隊戦記〜】の、リアル分岐ルートです 混じりけのない純粋な戦記を書きますので許してください
最終更新:2024-11-18 19:09:44
1753文字
会話率:54%
脳みそ筋肉な武闘派の伯爵家の長男のシドレ・ブッコワースは、家系に似合わぬ優男であった。
父で現当主のマグナが怪我により執務(筋トレ)できない状態になった時、継母が次期党首を実子にするため動き出す。
元より、爵位とかなんだかんだの面
倒が嫌いなシドレは、自らの命を守るため出奔するのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-24 16:56:48
278139文字
会話率:48%
「無能な探偵に、居場所などない」
冷たい雨が降りしきるなか、僕ことハロウ・オーリンは探偵事務所を飛び出した。
事務所きっての花形探偵ギル・フォックスから追放宣言を受けてしまったのだ。その場にいた仲間の探偵たちもなにも言われずに。
そ
の晩のことだった――何者かに、ギルは殺されてしまう。
当然、疑いは僕へ向かった。僕は街のなかを逃走し、真犯人を見つけようとするが……。
一人の青年が探偵の道へ進む、友情と決意の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-23 23:00:00
327052文字
会話率:31%
彼らは絶望から立ち上がる、何度でも。
昨日より今日、今日より明日と信じられるようになるために。
人と闇の怪物がせめぎ合う世界。忌み子と疎まれ、孤独の中で育った青年ファルハルド。彼は命を狙う追手からの逃走の果て、同じ痛みを抱えるジ
ャンダルと出会う。
二人はそれぞれの目的の下、全ての願いが叶うと言われる遺跡を目指す。そこは悪魔や竜、強大な怪物たちが待ち受ける神々の試練場。
神秘の遺跡を目指す二人を、大いなる試練が待ち受ける。
これは過酷な世界を仲間と力をあわせ生き抜く、ファルハルドの出会いと成長。そして冒険の物語。
【ノベルアップ+にも投稿しています】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-23 20:11:49
876519文字
会話率:21%
ある街で起きた銀行強盗事件。多くの犠牲者が出たが、主犯格の男は捕まっていない。警察官をも巻き込み、カーチェイスまで繰り広げるハリウッド映画のような事件だと批評されている。
同じ日の同じ時刻、同じその街で起きたもう一つの事件がある。多くの
犠牲者を出したが、こちらは事件の概要すら曖昧だ。ヤクザ者が関係しているらしいが、抗争ではないようだ。女関係の縺れという噂に信憑性がある。警察の発表では、女性が主犯とされているが、その身元は判明していない。
一方、巷ではこんな噂が蔓延している。二つの事件は繋がっていて、主犯格の二人が恋人同士だというもの。そう考えると、事件の中での不可解な部分を説明する事ができる。最後に犠牲となった男は、銀行強盗事件の主犯格の相棒だった。そして、その男を殺したのが、身元不明のその女性。多くの目撃証言から、それは間違いないと思われている。
今もまだ、事件は未解決だ。犯人は二人組で、少し前に話題になった連続銀行強盗事件の犯人と同じだとの噂もある。が、真相は不明だ。銀行内で工員を一人殺し、たまたま立ち寄っていた警察官を人質に現金とパトカーを奪って逃走した。その警察官も死体となって発見されている。その後追いかけてくる刑事とはカーチェイスを繰り広げ、通行人などを犠牲にしていく。
女性が主犯の事件では、ヤクザ者が数人犠牲になっている。こちらでも暴走した車が多くの犠牲者を出している。その発端が、ホテルから始まった事はつかめている。彼女がヤクザの組長に追いかけられていた事も明らかになっているが、追いかけていた組長は、車で踏切内に立ち入り、電車に跳ねられ死亡した。
一連の事件の主犯格二人は、事件の収束とともに一旦は姿を消しているが、その後に仲睦まじい姿を発見されている。新たに発生している連続銀行強盗の容疑者でもある。
この物語はそんな一連の事件の中で亡くなった犠牲者の物語である。映画の中では、アッという間もなく死んでしまう通行人や引き立て役が多く存在する。人間にはそれぞれの物語が存在している。例え言葉もなく死んでしまうヤクザ者の下っ端にさえ、生きた分だけの物語が存在している。幾つもの犠牲者達の物語が繋がり、一つの大きな物語が見えてくる。
この物語は、そんな群像劇であり、アクションでもある。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-23 19:54:13
67239文字
会話率:6%
初投稿。様々な苦痛からの逃走手段を記します。
世界が暗いので、ここを掃きだめにします。
ありがとうございます。
最終更新:2024-11-23 13:45:35
634文字
会話率:0%
不運な魔女は愛されたい!?
〜魔法の宝石が紡ぎ出す出会いの物語〜
★第1部★
【声を封じられた引きこもり魔女と、獣人にされたヤンデレ騎士のラブコメ逃走旅!】
①トアル獣人騎士
「お前を何者からも守ろう。誰からもお前を傷つけさせたりはしな
い」
②トアル猫獣人
「僕と恋人ごっこする?優しくするよ?」
③トアル皇太子
「愛しの婚約者よ。俺と共に帝国の未来を掴もうではないか」
引きこもり魔女アーリアは、師匠の屋敷を訪ねた先で師匠を脅迫する怪しい集団と遭遇した。咄嗟に師匠の危機だと判断したアーリアだったが、持ち前のどん臭さに加え空回りの言動の末、怪しげな魔導士に呪いをかけられて声を封じられてしまった。
頼りにしていた師匠からは見放され、しかも身代わりとして囮とされた挙句、屋敷から放り出されてしまったのだ。
声を出せぬアーリアは魔術も満足に扱えぬまま、怪しげな魔導士とその手下の獣人たちに追われるハメに……!
『うそぉ⁉︎ ヒドイよ、お師さまぁ……!」
逃走旅の最中、遭遇した獣人の騎士。更には、敵であるはずの獣人や味方となった獣人騎士からの意味深な言動の数々に、恋愛能力ゼロのアーリアもついうっかりトキメイテしまう事もあって……⁉︎
ラブコメあり、シリアスあり、逆ハーレム要素もあり⁉︎ ラブロマンス(?)ファンタジーを是非お楽しみください!
★第2部★
「魔女と北国の皇子」は81話からどうぞ!
またまたトラブルに巻き込まれたアーリアは北の帝国エステルで俺様皇太子や悪役令嬢に振り回されます。(※ラブコメ要素倍増中です!)
★第3部★
「魔女と塔の騎士団」は190話からどうぞ!
二年半もの間、放置していた『東の塔』を訪れたアーリア。しかし、そこにはアーリアを主と仰ぐ騎士たちが待ち受けていた。(※恋愛感情拗らせ中⁉︎)
★第4部★
「魔女と狂気の王子」スタートしました。
一話完結型ではなく、読み進み型の異世界ファンタジー小説です。設定はゆるゆるです。生温かい目でお楽しみください(*'▽'*)/
注意1:残酷表現が含まれる話があります
注意2:R15に引っかからない程度のイチャラブもあります(当社比)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-23 12:02:08
2834527文字
会話率:47%
世界制覇を企てる宗教結社「黙示協議会アポカリプス」は、人類防衛機構によって滅ぼされた。
しかし、組織は滅んでも、その悪意はまだ潰えていなかった。
堺県内に設立された、一風変わった教育方針を掲げる学習塾「目進塾」。
それは、在家信者の残党が教
団再建の足掛かりとして設立した、恐怖の洗脳学習塾だった。
人類防衛機構にその陰謀を見破られたアポカリプス残党は、洗脳予定の塾生達を人質にスクールバスで逃走を企てる。
それを追うは、我等が人類防衛機構の防人乙女達。
しかし彼女達の前には、アポカリプスの凶悪な生物兵器である審判獣が群れを成して立ち塞がっているのだった…
(※ 未成年者の飲酒シーンが登場しますが、当作品は現実の未成年の飲酒を推奨した物ではありません。当作品はフィクションであり、現実とは別の歴史を辿り、現実とは異なる法律が施行された日本が舞台です。フィクションと現実を分けて考えて下さい。)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-23 07:38:15
61503文字
会話率:27%
貨物船に紛れ込んでいた危険な特定外来生物のティクバランが、堺港から市街地に逃走してしまった。
馬の頭に人間の胴体を持つティクバランは、人間の女性を好んで襲うという危険な習性から、生息圏であるフィリピンでも悪名が高かった。
浜寺公園で非
常線を張っていた千里達は、一般人の少女を害せんとするティクバランを発見。
千里達はティクバランの殺処分に成功するものの、保護した少女の身元を確認するや、その偶然と意外性に驚くのだった。
保護した少女である四天王寺夕香は、千里達の母校である御子柴中学の同級生だった。
久しぶりに見る懐かしい顔に、千里は卒業式の日に思いを馳せるのだった…
元化25年、弥生の候。
世はまさに卒業シーズンの真っ只中。
この時期には多くの若者達が、慣れ親しんだ学舎への別れを惜しみつつも、来るべき新生活への期待に胸を膨らませながら、卒業式に臨んでいた。
そしてそれは、現役の小中高生や女子大生を多く擁している、防人の乙女とて同じ事。
人類防衛機構極東支部近畿ブロック堺県第2支局に所属する特命遊撃士、吹田千里准佐もまた、在籍している堺県立御子柴中学校の卒業式を控えていた。
しかし、この吹田千里准佐には、この日に御子柴中学校を卒業する、多くの特命遊撃士や特命機動隊曹士とは、決定的に異なる点が1つ存在した。
それは、彼女は元化22年に参加した「黙示協議会アポカリプス鎮圧作戦」で重傷を負い、ほんの少し前まで昏睡状態だったという事だ。
機械に繋がれて病院のベッドに横たわり、意識のないまま過ぎ去っていった、3年間の中学生活。
その締め括りとなる卒業式の日、吹田千里准佐の胸に去来する思いは、果たして何か…
(※ 未成年者の飲酒シーンが登場しますが、当作品は現実の未成年の飲酒を推奨した物ではありません。当作品はフィクションであり、現実とは別の歴史を辿り、現実とは異なる法律が施行された日本が舞台です。フィクションと現実を分けて考えて下さい。)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-12-01 06:32:46
59777文字
会話率:29%
あるところに双子の少女がいた。
二人は水色の長い髪に金色の瞳。見た目はそっくりだったけど妹のユリアには神の祝福と呼ばれる不思議な力があった。
その力に見惚れた王子に見初められたユリアは上手くまるめこまれて連れてかれた。
姉のラナは夢で見た
泣きじゃくるユリアの姿に妹を取り戻すことを決意する。
ようやく城に忍び込めたラナはそこで変わり果てた妹の姿に驚愕し、国を出ようとユリアを連れ出す。
逃走中にとある旅芸人の人たちが隣の国に行くというので乗せてもらう。
ユリアが居なくなったことで、王子は怒り少女たちを追うことを決めた。
逃げる少女たちと追う王子たち。
王子はユリアの不思議な力を取り込んで王族の力を増やす算段だったのに逃げられてかなり苛立っていた。
一番疑わしいラナのところに行くが、とうの昔にもぬけの殻だったためにラナを指名手配するも目撃情報は全くと言っていい程得られなかった。
その最中に王子の妹の少女は崖から転落し大ケガをしたために城に戻るはめになった。
王子はなんとしてもラナに惨めな死をと躍起になって二人を探す。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-22 07:05:56
251824文字
会話率:30%
馬車での事故により記憶を失った珍しく美しい容姿をした少女。
ワインの産地であるサリタンザスで事故を起こした当事者伯爵家次男ジンラードにノアーナと名付けられ、伯爵家で庇護を受けながら出自の判らないままブドウ農園で働き五年の歳月を過ごす。
そん
な彼女にはブドウの木の声が聴こえると言う不思議な力があった。その能力を活かし最高に美味しいワインを造りだした加害者と被害者である二人。
しかしそんな順調で穏やかな日々は長くは続かなかった。
二十歳を迎えジンラードが結婚の為に婚約者を迎えに港街へ向かったその日、老木のブドウの木であるオジジの杖と共に、いつの間にか自分の中で育ってしまったジンラードへの恋心を隠し「楽園」へと繋がる北の果てドグロードスを目指して一人と一本はひっそりと姿を消す。
だがノアーナは知らない。
この逃走劇が男の激しい狩猟本能に火を着けた事を。
ドグロードスにある楽園とは。
ノアーナの過去に隠された真実とは。
男達に追われながら様々な危機を乗り越えノアーナが辿り着いたのは楽園かそれとも…
⚠︎ワイン製造の過程に精密さは有りません。内容を短略化、現代製造法との相違、フィクションが混ざっておりますのでご注意下さい。
⚠︎暴力表現有り/少々鬱展開有り
第一章まで毎日投稿。以後不定期投稿になります。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-18 08:10:00
57223文字
会話率:54%
紫峰灯、恋人なし、友達少し、無趣味でひきこもりがちの二十三歳、社会人二年目。
高校卒業前から両親にお見合い結婚を強要されていた灯は、大学合格を期に実家から逃げ出そうとする。しかし、当然に両親は灯の逃走を許してはくれなかった。紆余曲折、灯は「
両親からの援助は受けず、一人で生活できなくなったらすぐに実家に帰る」という条件の元、どうにか実家を出ることに成功する。
大学を卒業し、社会人になってからも両親の束縛は続いた。「両親に仕送りができなくなったら実家に帰る」という新たな条件が追加され、灯は実家に戻りたくないという一心で仕事に明け暮れていた。
そんな彼女は、ある日、成り行きでストーカーに襲われていた美丈夫を助ける。灯が助けた青年、潮木大河は人懐っこいゆるふわビッチでゲイのモデル。衝撃の出会いから、灯と大河が親友と呼べる関係になるまで時間はかからなかった。
大河の兄で歪んだブラコンを突き通す海洋生物学者の潮木流星は、弟と仲の良い灯に目をつけ、騙すかたちで自分の仕事の助手になるように仕向ける。
その仕事というのは「人型異生物保護管理機構」、通称「異保管」の雑務手伝い。さまざまな特性を持った人間に似た人間ではない生き物――異人の生態を守るという秘密裏の仕事だった。
灯は流星の思惑通りに彼の助手という立場に収まり、同じく異保管に所属する絶世の美貌を持ったオネエの人魚、ネルとともに仕事に当たることになる。
しかし、流星から灯に課せられたのは異保管の業務だけではなかった。流星は灯が金銭的に困っていることを助ける引き合いに「弟と人魚が恋に落ちるのをとめてくれ」と願い出る。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-18 06:30:00
194066文字
会話率:45%
遠くない未来、人々の娯楽は戦争観戦であった。人類は女神という人型の戦闘兵器を駆使し、「バグ」と呼ばれる異形の昆虫と戦っていた。この戦争は人類に多大な被害を及ぼし、バグは大きな脅威となっていた。そのため、人類は自らの種族間で戦うことをやめた
。平和を脅かす「敵」を得たことで、大多数の人々はかりそめの平和を手に入れたのだ。戦争そのものが娯楽になるような、そんな時代。自分とは遠く関係の無い所で、どこかで誰かが戦って、死んでいる。死んでいるのは子女神という、女神を小さくしたような量産型の機体に乗っているパイロット達だ。彼らは過酷な戦場で疲弊し、擦り切れるように戦っていた。
本作は、ある子女神の小隊を書いたものである。主人公、利人は新人の子女神パイロット。持ち前の運動神経で、新人とは思えないほど戦場で活躍していた。ただ、小隊長の佐藤に対して反抗心が強く、我が強い一面があり、精神的に幼い。彼は戦いの中で少しづつ成長していく。利人は開発局にいる父親から、ある兵器のモニターになることを頼まれた。しかし、その兵器を使用した戦闘で四肢を失うことになる。
もう一人の主人公である野村は女神のパイロットをみる軍医。彼は軍医の中でも特別な位置にいた。野村はこの戦争の真実を記そうと、記録を残していた。それはメビウスという女神のパイロットとの関係を記した記録でもある。力を酷使しすぎたメビウスのパイロットは死期が迫っていた。野村はそのことに気づきつつも、どうすることもできない。そもそも女神とは軍が開発したものではない。では一体何なのか。この答えに野村は近づいていた。
研修医であるジョンはメビウスのパイロットを診察することが許され、彼女に近づいていく。その中でジョンはある真実を知り、軍を辞める決意をする。その真実とは「バグ」は軍が製造した敵であり、この戦争自体が作られたものだという真実だった。メビウスのパイロットからもらった「情報」を「力」にしてジョンは軍を相手に戦うことを決意した。また、利人を失った小隊は、終わりの見えない過酷な戦争に絶望し、ジョンと伴に軍を逃走。人類がつかの間に作り出した平和は終わろうとしていた。ジョンは人類同士の戦いを始めようとしている。ジョンの得た力とは女神の細胞を媒体としたサイキックであり、それは己の肉体を蝕み、人と人の精神の境界を曖昧にしていく諸刃の力である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-17 23:00:14
113181文字
会話率:41%
ーー剣、魔法、スキルなど何でもアリの「異世界」ーー
この世界には、人間、亜人、精霊、天使、そして魔族が存在し、魔族は殆どの種族から敵意を向けられていた。
人間との友好を望む第13代魔王「デリエブ・シクサル」は、人間国家からの不信感により
夢を果たせず、
第15代勇者「ハルト・タナカ」により討たれてしまう。
デリエブの一人息子で『無能力』「ライン・シクサル」は、デリエブが勇者に交渉した「1日」の間に魔王城から逃がされ、魔族と人間が暮らす村「アスタ村」へと足を進めるも、逃走時に追手に見つかりーーー
身体能力は人並み以下!武器の扱いも人並み!
精神力も人間並み!感情も大アリ!
そして何よりスキルを一つも【持っていない】。
魔族に生まれてしまっただけのほぼ人間な主人公が、
この厳しく残酷な世界でどう生き延びていくのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-17 14:00:10
381636文字
会話率:33%
わたくしはキルステン侯爵家の娘、アルディアナ。
婚約者はこの国の第二王子ハインリヒ殿下ですが、学園に入ってからわたくしへの態度が変わっていきました。
それは殿下がユリア・エルデル男爵令嬢と出会ったためで……彼等はまるで恋人のように距離が近か
った。
一度たとえ友人関係であっても婚約者がいる殿下との距離は考慮してもらいたいと婚約者として注意したところ、反対に殿下から注意される始末。
それからわたくしは何故か悪女という噂が流れ始めてーーー…ある時、パチリとチャンネルが合ったような、そんな感覚がおきた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-17 13:30:00
7378文字
会話率:47%
もろもろの偶然が重なって、志望校とは別の【英雄学園】の入試に紛れ込んだ主人公。
途中でそれに気づいて、試験会場のコロシアムから逃げようとする。
逃走は成功するものの、浪人が決定してしまった瞬間だった。
しかし、事態は予想外の方向へ転がり出し
ていく。
※以前投稿した短編
【農業高校の試験を受けに来たのに、手違いで英雄学園の試験を受けてた話】
を加筆した連載版になります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-17 09:43:38
105873文字
会話率:28%
売れない漫画家の東野明は深夜の路地で、放火殺人を犯してしまった大学生の月原涼平と出会う。方向性は違えど、互いに社会から隔絶されているという共通点を持っていることに親近感を覚えた明は、涼平を匿うために二人で逃げることを始める。その逃走の中で出
会う人間や、互いを頼るしかないという環境下にいる二人の関係。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-16 23:11:02
1456文字
会話率:31%