【第一章】 異世界で生きるミツル
異世界バルファに転生した少女ミツル・グロンダイルは、十一歳で父の死を目撃したショックから、前世の二十一歳の人格と記憶を覚醒させる。十一歳の怒りと悲しみの感情に支配された彼女は、前世で得た異能を用いて、父を
殺した魔獣を討つ。それ以来、彼女は北方の魔獣多発地域エレダンで、魔獣狩りとして生計を立てるようになる。しかし、彼女は一人ではなく、剣の中に転写されたかつての「かけがえのない大切な人」と共に生きていた。その胸にある願いを秘めて……。
【第二章】 前世回想ダイジェスト【深淵の黒鶴】編
ミツル・グロンダイルは、この世界で生まれた十一歳の「私」と、転生前の二十一歳の「私」の間で揺れ動き、自身の転生が招いた家族の悲劇に思いを馳せる。生きることを諦めていた彼女が、なぜ再び生きる道を選んだのか、その覚悟が問われる。そして、ミツルは前世の記憶を辿り、そこで異能の正体や、この異世界との密接な関係が次第に明らかになっていく。さらに、剣の中に宿るかつての大切な人との深い絆も描かれる。
無限に湧き続ける魔獣の謎や、魔獣から採取される魔石に依存した文明。ミツルの力とマウザーグレイルの存在意義、両親の過去や行方不明の母の所在。そしてミツル自身の意外な素性と過去。これらすべてが繋がるとき、バルファ世界の根幹を揺るがす真の脅威が姿を現す。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-11 18:59:34
3728296文字
会話率:32%
江戸末期、仇討ちに敗れた浪人・榊烈馬は、奇妙な時計を拾う。
それは異国の神の記憶を封じた禁断の装置――カイロス装置だった。
剣豪・アキレウスの“記憶”と“技”が宿った烈馬は、運命の渦に飲まれていく。
土方歳三、坂本龍馬、桂小五郎……時代を
動かす者たちもまた、“記憶”を武器に戦っていた。
「――これは、神を斬った男の物語だ」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-07 17:09:03
3164文字
会話率:33%
遠い未来、人類は記憶転写技術「MNS」とサイボーグ化によって擬似的不老不死を得ることに達した。
だが、生きる痛みを忘れた世界は静かに腐敗し、仮想空間への逃避が常態となる。
中央治安省・第五電脳犯罪調査課、通称「D.I.D.-5」。
そこに
所属するベテラン捜査官、朝霧芙蓉は新人の東雲瑠璃と共に仮想と現実の境界で発生する異常犯罪の捜査にあたっていた。
矛盾する記録、偽りの記憶、誰も知らないはずの感情が世界に漏れ出し、その断片を追う間に彼女たちは理解する。
この都市の腐敗は単なる仮想逃避の帰結ではない、その背後に、とある存在が潜んでいることを。
これは、人間という命題に立ち向かう者と幻想に救いを求める者たちの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-06 19:45:57
9269文字
会話率:44%
かつて“暴走事件”を引き起こした少年・アインは、すべての魔力を封印し、魔術学園で“凡人”として生きることを決意する。
だが、隣の席にはクールで謎めいた銀髪美少女・リリス。
彼女はなぜかアインの“抑えた魔力”を見抜き、静かな日常をあっさり崩し
ていく。
過去を隠したい少年と、真実に近づく少女――その出会いが、運命を動かす。
凡人を演じる少年 vs クールビューティーな転写魔術師(?)!
バレたら終わる封印学園ライフ、開幕!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-27 20:09:53
15168文字
会話率:28%
宇宙に存在する人類と交叉可能星人達とのハーレムで、フォームチェンジ! この光叉転写体デーナならば、できる。それは人類の遺伝子の継承を体現し、ゲノム再生をともに導いていく銀色で表現された巨人。あらゆるすべてに近い人間のDNAをつなぎ合わせ、二
十メートルにもなった巨大であり、一つの人体となったヒトゲノムのモデル物質。人類ゲノム再生モデル化計画の核であり、人と交叉対称になる御相手や生物の判断とその場合における、継承される遺伝子の変化を巨大な体の物質に転写することができるようにつくられていた。なぜならば、滅亡する人類をつくりあげるゲノムを残すため、そして新しく再生するために、その体の元にある愛情含むすべてをともに人体内の複座席操作で表現し、理解を持ってして、モデル物質を受け取とることを彼女ら含めて、宇宙に存在する多くの生命に願い、期待するのだ。未来を残すことに代わりはない。地球は増えすぎた人間ががん細胞となり、惑星の核を急激に侵食し、保てなくなった重力が、地球上すべての生物や移住可能惑星、衛星を暗い宇宙の中に閉じ込め、もはや押しつぶされる寸前であった。だからこそ、すべての人類ゲノムを一つの体に折り畳み託し、人工知能の船とともに打ち放つことを計画した。わずかな隙間の太陽軌道に小さい衛星を乗せ、巨大なモデル人体をつくりあげることが希望となった。作製段階でその巨体が発する電磁波による探索は可能か、宇宙へ放出するために、生きた人間の細胞分裂限界回数及び保存状態を調べることになった。極限まで遺伝子を作り上げたタンポポ・タネという一つの命の人間にサンプル細胞を持たせ、探索データ収集と人体の遺伝子寿命を体で確かめるために宇宙へと向かわせた。サンプル細胞のデータと自分の限界回数を超えて、電波の探索で花美人であるカベン人のカシアをも連れてくる成果であったが、地球はもう終わっており、二体の巨人がすでに放たれていた。最後まで残った遺伝親のジン・ハナサカから、デーナと探索してきた細胞の組み込み、カシアとの複座操作による強い遺伝粒子の発信の発現、そして再生の使命を授けられた。これにより、ゲノム再生の道がより明るく照らされ、遠い銀河の惑星にいるバイザー人の女の子の発見と複座でモデルをフォームチェンジさせ、その体を使い、大量発生、突然変異クラゲ危機の彼らを救い、認められた。そして、また旅立つ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-27 17:19:23
181805文字
会話率:68%
三十路手前のOL佐藤直子は、一流商社で出世もできず、万年雑用係だった。事故に巻き込まれ、その短い生涯を終えるが、剣と魔法のファンタジー世界にクララ・ベルとして転生した。しかし、そこでも悲劇が訪れる。与えられたジョブが「雑用係」だったのだ。
打ちひしがれるクララであったが、家族の支えもあり、その才能が開花する。「転写」「表計算」「資料作成」のスキルを駆使して、異世界を無双する。そして、戦闘力はほぼないが勇者パーティーにも選出されてしまう。
これは雑用のスペシャリストとして恐れられた転生OLが、異世界を無双する物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-30 19:37:08
386005文字
会話率:43%
進化の限界の果てに、人間が人間をやめることができるようになった時代。
その選択肢の一つにホムンクルスが存在していた。
神を自ら見放して、書き換えたこの世の理。
自身の完璧な複製であるクローン。
その更なる先であるホムンクルス。
前世の
嘆きを喰らいつくし、
魂が限界を越えて死に絶えた者は、継承できる。
生前の記憶を。
それこそが、理論の極致。
自分が自分でなくなることを臆するな。
究極の選択の先にある未来を掴め。
神のいたずらではなく自分の意志によって転生できる世界で、
あなたは人間をやめて『何に』転生しますか?
◇◇◇
天才ホムンクルス研究者にして、自らもホムンクルスであるレイ。彼は病気で命を落とした幼なじみリナをホムンクルスとして蘇らせることを人生の目的としていた。
彼女の肉体の再現には成功したものの、魂の復元には至らず、何度も失敗を繰り返していたレイ。そんな中、ある日、彼は機械人間都市のデータベースに潜入する過程で、驚くべき事実を知る。そこには、リナの記憶と感情を電子化した人格データが保存されていたのだ。
希望を見出したレイは、機械人間の「心」を転写する技術を反転させ、ホムンクルスの肉体を復元させる技術を融合させれば、リナを完全に蘇らせることができるのではないかと、さらなる研究を進めていた。
そんなある日、レイの研究施設の近くに無理やり機械人間にされそうになり機械人間都市から逃げ出してきた女の子を保護する。彼女の話では、機械人間都市では、全人類機械人間化計画が進められているとのことで、計画を阻止するために、旅にでることに。
果たして彼は、機械人間達の暴挙を阻止し、新たな生命の形を人類に示すことができるのか――。
◇◇◇
プロローグとエピローグ含めて、全24話の予定です。
毎日19時ごろアップ予定。
よろしくお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-25 19:51:05
62104文字
会話率:50%
「農業でのんびり暮らしたい?」
そんな想いを抱えた若き社畜・**浅野健太(27歳)**は、過労死という無情な終幕を迎えてしまう。ところが、その切実な願望が不思議な“カルテ”に転写されたことで、次なる人生へと踏み出すチャンスが巡ってきた。
新天地へ導くのは、見た目はただの成人男性なのに転生神を名乗るツクヨ。天候も魔王の脅威も少ないというローエン村を薦められ、ついに念願の“スローライフ”を手にするかと思いきや──。
畑を耕してのんびり過ごすはずが、いざ始めてみると大雨や害獣の猛襲が連発! 「話が違う……」と絶望しかける健太に、ツクヨは静かに告げる。
「貰っただけのスローライフより、守ったスローライフのほうが楽しいんじゃないか?」
どうせならもうひと踏ん張りして、苦労ごと丸ごと“自分のペース”で乗り越えようじゃないか──そう決意した健太は、村人の力を借りて奮闘開始。排水路の整備や威嚇用の魔法具を駆使して、雨や獣害から畑を守り抜くうちに、いつしか“本当のやりがい”と“素朴な幸せ”を味わい始める。
生前は奴隷のように働いても何ひとつ得られなかった。しかし今度は違う。己の意志で生きられる苦労なら、むしろ“喜び”が生まれるのだ。
神の力はあっても心は未熟なツクヨのフォローと、優しい村人の支えが合わさり、荒れ果てた開拓地が少しずつ活気を取り戻す。祝祭の夜、豊かな収穫を囲む健太の笑顔は、かつてブラック企業に追い詰められた彼とは別人そのもの。
“何もしない”だけがスローライフじゃない! 雨にも獣にも負けずに血と汗で築き上げる“守るスローライフ”だからこそ、本当の充実が待っている。
これは、過労死から蘇った男と、ちょっとお人好しな転生神が紡ぐ──農業ファンタジー奮闘記! 種を蒔いて育て、そして得られるのは、最高に美味しい作物と、思わず泣ける“幸せ”だ。あなたも、その成長の一部始終を見届けてあげてください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-12 20:48:36
12699文字
会話率:37%
人工子宮研究所で働く若手研究員・蒼井理葉は、ある日、異常な脳波パターンを発見する。それは、胎児が何らかの記憶を持っているかのような波形だった。
その発見は、人類の進化における驚くべき真実へと彼女を導く。理葉自身もまた、20年前に行われた
秘密の実験の産物だった。母から受け継いだ記憶。それは単なる情報の転写ではなく、魂の継承だったのか。
科学は新たな扉を開いた。しかし、その先にあったのは、誰も予想しなかった人類の可能性だった。記憶は受け継がれ、意識は共鳴し、新たな世代が目覚め始める。
人工子宮から始まる革命。それは、人類進化の物語の序章に過ぎなかった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-31 15:33:37
23245文字
会話率:48%
ゴブリンの王様の話です。
ブログにアップしたものを転写してます。
基本思い付きなのでプロッドです。
もしちゃんと小説になることがまさかあったら・・・ちゃんと細かく書くつもりですが・・・
最終更新:2024-05-12 14:24:25
1339237文字
会話率:12%
浮見堂でぷうらぷうらと歩いていた俺が見つけたのは、河童釣りをしている学校一の美少女で――!?
古都をさまよう、俺と妖怪と美少女の、ツッコミどころ満載の青春の日々。
脱力系突っ込み大学生×学校一の変人美少女
あやかし系ゆるゆるラブコメ
◆表紙画像は簡単表紙メーカー様で作成しています。
◆無断転写や内容の模倣はご遠慮ください。
◆大変申し訳ありませんが予告なく非公開にすることがあります。
◆文章をAI学習に使うことは絶対にしないでください。
◆アルファポリスさん/エブリスタさん/カクヨムさん/なろうさんで掲載してます。
〇構想執筆:2021年、微弱改稿&投稿:2024年折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-26 08:00:00
93156文字
会話率:49%
学校一モテる青年、十条月日。
どれくらいモテるかというと、朝昼放課後の告白イベントがほぼ毎日発生するレベル。
そんな彼には、誰にも言えない秘密があった。
――それは、「超乙女な性格と可愛いものが好き」という本性。
家族と幼馴染以外、ずっ
と秘密にしてきたのに
ひょんなことから後輩にそれを知られてしまった。
口止めをしようとする月日だったが
クールな後輩はそんな彼に興味を一切示すことがなく――。
秘密を持った完璧王子×鉄壁クール後輩の
恋心をめぐるボーイミーツガールな学園ラブコメ。
◆表紙画像は簡単表紙メーカー様で作成しています。
◆無断転写や内容の模倣はご遠慮ください。
◆大変申し訳ありませんが不定期更新です。また、予告なく非公開にすることがあります。
◆文章をAI学習に使うことは絶対にしないでください。
◆アルファポリスさん/エブリスタさん/カクヨムさん/なろうさんで掲載してます。
〇構想:2021年、投稿:2023年折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-03 08:00:00
91246文字
会話率:48%
戦時中の話。冬童話2024参加。テーマ「ゆめのなか」
Pixiv、アルファポリス転写予定。
最終更新:2024-01-07 17:30:16
434文字
会話率:0%
技術的特異点が生じた後、シミュレーションフィールド上で不死化したアバターとして暮らすわたしは、不死化に間に合わずに死んだ親への愛情に固執し続ける。死んだ人間とほぼ等価な動作をするロボットは逆解析により生成できるが、意識を持たないゾンビである
以上、わたしの愛情は満たされない。わたしには記憶のバグがあり、死んで消失したはずのほんとうの親に会えることになった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-23 22:45:53
9485文字
会話率:26%
ふと気が付くと僕は光の無い空間にいた。そこに現れた未来の歴史学者「エル」は、僕が僕の本体である「浦賀徹」から記憶・思考パターンを転写されて作られた存在だと告げる。未来電脳世界への転移――僕の冒険は始まった。
最終更新:2023-11-16 04:26:11
3655文字
会話率:65%
人通りの絶えた夜の県道で、未知の毒を使った毒針通り魔事件が起きる。その調査に乗り出したのは、物理学者「アイザック・ニュートン」、天文学者「ガリレオ・ガリレイ」、心理学者「カール・ユング」と名乗る青年たち。何者かの策謀で、過去の科学者の記憶
が彼らに転写され、同時にその科学者が打ち立てた万有引力、慣性法則などの科学理論を「偉能ロゴス」として操る力を得てしまったというのだ。
しかし、同じ力を持つ謎の敵陣営は強大で、毒針事件もおそらく敵の偉能者の仕業。ニュートンたちは、街に流れる噂を糸口に毒使いの消息を追うが、街の青年・奥寺四葉も噂を調べるうちに、彼らの壮絶なバトルに巻き込まれてしまう。
さらに、偉能者たちの人格は、転写された科学者の記憶に徐々に浸食され始めていた――
ロゴスとロゴスが火花を散らして死闘を繰り広げる、前代未聞の冒険浪漫が幕を開ける。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-26 20:06:41
54735文字
会話率:45%
近未来。同調圧力が疾病化し、国民の大部分が日常的に狂気化して錯乱状態へ陥るようになった日本。国は当該の疾病対策のために官民一体となり、個人の人格を機械へ転写する技術の開発に成功した。それは次世代のスマートフォンとして、俺たちの世界に流通して
いる。ズゥヴェロハット。俺が他人との情報接触で心を傷つけるたびに、機械の守護霊がダメージを肩代わりしてくれる。可愛くて大切な、俺の身代わり人形さ。
いまじゃズゥヴェロハットを身につけないで生活するなんて、嵐の中に裸一貫で突っ込んでいくよりはるかに危険だ。地獄のただ中に突っ立っているようなもので、だがしかし俺は、今まさにそんな状態に陥っている。酔っぱらってズゥヴェロハットを電車の中で失くしちまったんだ。こいつは大事だ。早く探さなければ。とんだ帰り道になっちまった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-05 22:08:04
17093文字
会話率:39%
10歳の時に両親と妹を一度に事故で亡くし、親戚中での押し付け合いの末、叔母夫婦に引き取られた主人公。
暴力、暴言、実子との差別は当たり前。従姉妹からの執拗な嫌がらせの末暴行されそうになり逃げだした先は異世界。
冒険者でもなく、成り上がり人生
でもなく、シンデレラストーリーでもなく、望んだものは『平凡で愛ある人生』。
なのに"生きていくため"に身についた能力が新たな世界での"平凡"の邪魔をする――。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-16 22:41:33
179484文字
会話率:25%
魔法適正、スキルなしのアヤメは薬草採取の冒険者。ある日ラッキースライムを拾うが、同時にクズ冒険者のせいで命を落としかける。瀕死のアヤメにラッキースライムが何かをくれる。
復活したアヤメは異形の力を手に入れ強くなっていく。復讐鬼となるのか、
高位冒険者になるのか、アヤメはどうなっていくのか折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-03 12:06:40
87714文字
会話率:42%
マシュー・グレゴリー・ルイス(Matthew Gregory Lewis, 1775年7月9日-1818年5月14日)は、ゴシック小説『修道士 The Monk』(1796)が大当たりして「マンク・ルイス」と呼ばれるに至った作家であると同時
に詩人でもあり、自作他作のゴシックなバラッドを集めた本作(1801) を出している。邦訳は今まで出ていない。
ロンドンでは年初に2巻セット、年末に1巻の第2版を発行した。この第2版は改訂版というより、(別に発表済の)ロバート・サウジーの作品を削除した縮小版。翻訳には Google books にて配布されるロンドン初版2巻物を用いた。当然ながら、原文に著作権はない。
この本については、別の本 Tales of Terror と抱き合わせにしたものが流布したのだが、最近になってこれを研究したロードアイランド大学の Brett Rutherford 教授によると、Tales of Terror は別人の作で、ルイス作品への侮辱であり、中でも Henry Morley による校訂版(1887)は脱漏も多く、序文は間違いだらけで読まない方が良いという。そう主張するラザフォード教授が出した校訂版(2010, 2012)https://www.poetspress.org/cat_tales_wonder.shtml
を頼りに翻訳を進め、但し翻訳権など持たないので、教授による序文など全文は掲載できないが、裏表紙に転写された宣伝文句の一部を引用させて頂くと
第1巻:紀元300年頃に書かれた幽霊または吸血鬼の物語。10世紀のルーンの葬送歌。イングランドを侵略したサクソン人とローマ人の幽霊との出会い。北欧の女戦士が父親を蘇らせるために唱えた呪文。ゲーテの血も凍るような複音声の「エルフの王(邦題『魔王』)」に、運命の水の精たち。魔女の母を悪魔から救おうとする(失敗した)修道士と修道女。誇り高き画家のサタンとの出会い。スペイン継承戦争の惨状を舞台にした運命的なロマンス。そして、果てしなく続く森の旅
と謳われている(大半がルイス自作)。標題の Wonder は「ワクワク」ではなく「ゾクゾク」に属する「ドキドキ」と受け止めて頂きたい。19世紀初頭、当時はまだ当たり前だった死と向き合う不思議の味わいを、ここに初めてお届けする。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-01 19:56:15
62096文字
会話率:9%
SFで最弱と揶揄される思考転写(テレパシー)能力が…実は最強だった!?
なろう系世界を蹂躙する能力が思考転写(テレパシー)…協調性だとは?
無言の圧力ではなく自身の思考を晒され、その思考が直通の精神世界で…どう受け付けられるか?
ロシアンル
ーレット以上の恐怖に君は耐えられるか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-04 18:29:25
4883文字
会話率:13%