諏訪湖の底から引き上げられた、戦国時代の巨大な石箱。
その蓋に刻まれていたのは、かの武田家の“風林火山”の紋章だった。
「――これは、武田信玄の石櫃なのか?」
調査チームが石箱を引き上げたその夜、未曾有の惨劇が始まる。
逃げ場のない湖畔
で、突如現れた得体の知れぬ怪物・“獄禍《ごっか》”。
この不死の悪魔に、警官も学者も建設作業員も次々に倒れていく。
誰もが絶望したその時――美人レポーターがブチ切れた。
B級パニック×異物系ホラー×不死相手とのバトル×戦国歴史ミステリー!
――今ここに、開幕!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-24 08:10:00
145785文字
会話率:22%
禍霊。それは成仏できぬ人間の魂の成れの果て。
その禍霊を身に宿し、禍霊の力を以て禍霊を祓う寄処禍という者たちがいた。
高校一年生の帚木天平はある日、クラスメイトの美少女、早蕨純礼が禍霊と戦っているところを目撃し、寄処禍に覚醒してしまう。
そ
れにより、それまでの平凡な日々に別れを告げ、現代社会の裏に広がる人外魔境に足を踏み入れることとなった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-24 07:10:00
33162文字
会話率:46%
2000年を境に起きた世界は創作物だけのものとされた魔法や架空の生物達といったこの世のものではない“要素”を取り込んだ事象“ミレニアム・アップデート”。この大きな変化は、祝福と災禍を生んだ。
時は経って2023年。摩訶不思議な魔法も生物
達も馴染み、そして誰しもが銃を持つようになった社会の中で水古月(みなこづき)高校に通う女子高生、朱宮圭(すみやけい)は未だに渦巻く事象の影に引き込まれていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-24 07:08:22
20504文字
会話率:26%
2032年、粒子加速器の事故によって、芦原蒼龍の魂は1901年の日本にタイムスリップしてしまい、高城蒼龍(たかしろそうりゅう)として生まれ変わる。
そして、天使リリエルより、このままではアルマゲドンで悪魔が勝利し、文明は衰退してしまうと告げ
られた。
蒼龍は21世紀の技術によって、日本を導き、第二次世界大戦の惨禍を少なくすることに成功する。そして、人類の科学的進歩を大幅に加速し、アルマゲドンに備えた。
西暦2039年
人類の存亡を懸けた神魔大戦が始まる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-24 07:00:00
88383文字
会話率:59%
『アウロラ写本』
それは紀元前を生きた者達の歴史と世界の成り立ちが語られている一方で、未完の神話としても有名だった。
「六百年もの間、途絶えることなく続いた『災禍戦争』の時代――それを神々の争いと呼ぶのなら、きっとその人にとって神話た
りえるだろう」
死の島に漂着した青年は、聖書に語られていない空白時代を知っているという隠者と出会い、物語は語られる。
青年は息も静かに居住まいを正した。
己の人生においてなにか変化をもたらすだろうことを感じ取ったのだ。
「さて、どこから話すべきか……そうだな、やはり黄昏の女神アーミラから始めよう。
苛烈を極めた時代を生きた、彼女達の物語――」
❖ ❖ ❖
異世界の空気感を表現するため文体を硬くずっしりしたものにしています。
戦闘描写や伏線も盛りだくさんなので是非読んでみてください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-24 06:20:00
291274文字
会話率:26%
『三女神の破壊活動』と書いて《ホーライ・サボタージュ》と読みます。
青年、井上慧《アキラ》は、ある日突然見覚えのない部屋で眼を覚ます。
そこで出会ったのは泣き虫で人嫌いの魔女アーミラ。驚くべき事に、自身が板金鎧に転生してしまったのだと知る
。
迷い込んだ異世界には三女神と呼ばれる力が存在し、その刻印を宿した三人の娘――『継承者』は、与えられた神器の力を行使して、長きに渡る禍人との争いから神殿を勝利へ導かなければならない。
『天秤』 は世界を量り、
『天球儀』は世界を測り、
『柱時計』は世界を計る。
重い使命を科せられたアーミラを放っては置けないアキラは、『はかり』知れない争いの渦へと巻き込まれて行くのであった……
◤◢◤◢ 以下お知らせ◤◢◤◢
❖第一部完結しました!
❖第二部完結しました! 第三部を毎週木曜に更新しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-11-01 04:00:00
550967文字
会話率:25%
帝都の片隅、錆びた工房でひっそりとからくりを修理する青年、絡繰 螺子(からくり らし)は、人には聞こえないからくりの「声」を聞く特殊な能力を持っていた。
長年人々に寄り添い使われたからくりに宿る「意思」を聞き取り、彼は修理を施す。
しかし
、彼の心には深い傷があった。
幼い頃、家族が「漆黒のネジ」が組み込まれたからくりによって命を奪われたのだ。そのネジからは、螺子には「真っ黒な意思」しか伝わらず、彼はその正体と、家族の死の真相を追い求めていた。
そんなある日、螺子のもとに、一代で巨万の富を築いた英国と日本のハーフである美貌の実業家、ルシアン・ヴァンスが、彼の冷徹な秘書クレアと共に現れる。ルシアンは、最近手に入れた旧貴族の広大な屋敷の修繕を依頼する。その屋敷は、ただの建物ではなく、屋敷全体が巨大なからくり仕掛けになった「絡繰屋敷」だった。
屋敷に足を踏み入れた螺子は、無数のからくりの悲鳴にも似た「声」を聞き取る。そして、その中に、家族を殺した「漆黒のネジ」が発するおぞましい「真っ黒な意思」が潜んでいることを確信する。
一方、ルシアンは螺子の特殊能力に強い関心を示し、彼の行動を監視しながら、自身も触れた人の記憶を読み取る能力で屋敷の秘密に迫ろうとする。
家族の死の真相、絡繰屋敷に眠る秘密、そして漆黒のネジの持つ恐るべき力――螺子は、これらの謎を解き明かし、絡繰りの「意思」を守るため、そして自らの過去の呪縛を断ち切るために、美しき蒐集家の誘惑と、禍々しい機械の呪いへと立ち向かう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 22:40:00
7595文字
会話率:15%
「アナスタシア・リーベルライト男爵令嬢……お前を追放するッ!」
大陸全土を巻き込んで最悪の大戦禍を生み出した「統一戦争」、一〇〇〇年もの長き間続いた終わりのない戦争がついに終結した。
戦争の勝利者であるゼルヴァイン帝国の軍人として暮らして
いた私「アナスタシア・リーベルライト」男爵令嬢は転生者である。
異世界に転生した理由も目的も分からないまま、帝国貴族の勤めとして軍人を選択し、戦場を駆ける最強の人形使い(ドールマスター)として、英雄と称され終戦を迎えた。
戦後に帝都近衛部隊へと配属されていた私は、隊長であるクラーク大佐より解雇・追放を告げられた。
帝都で生きていく術を失った私は故郷である辺境都市ライオトリシアへの帰路へと着くことに。
その旅路の中で望まない婚約から逃げ出してきた侯爵令嬢にして規格外の魔術師であるパトリシア・ギルメールと出会った私は彼女と共に事件に巻き込まれてしまう。
戦争で培った英雄としての能力とパトリシアの魔術を合わせてバディとなり、困難を乗り越えた私たちは実家を頼り、故郷での新しい生活のため新設された衛兵隊へ志願する。
衛兵隊で出会った一癖も二癖もある仲間たちと共に、衛兵としての生活を始めた私とパトリシアは次第に帝国全土を巻き込む陰謀の渦に巻き込まれることに……。
最強の人形使いアナスタシアと最強の魔術師令嬢パトリシア、二人の前に待ち受ける運命とは一体?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 20:58:20
141847文字
会話率:39%
【これは僕が心の扉をもう一度開くまでの物語】
××年前のアメリカ・ニューヨークにて異空間から扉が現れたのが全ての始まりだった。この世界にあらゆる世界からの侵攻と、そしてそれに対抗するかのように人々の中に特殊能力を発現する者が現れたのだ。
その扉からの猛攻に対抗するべく、世界には【勇者】、現在では【禍福課】という正義組織が求められ、彼らはその通りに世界平和を作り出していた。
日本に住む悟川心冶(ごかわしんや)は自分の特殊能力に向き合えず、両親の離婚や学校でのいじりで心を病み閉ざしていた。中学最後の冬に出会った他校の釣瓶燈爾(つるべとうじ)との出会いから全てが変わった。
そこから始まる学園生活はまさに奇々怪々の出来事ばかりで、心にとっては真新しい全てに徐々に心を開いていった。しかし、全てが順調と平和の安寧ばかりではなかった。
特殊能力×学園生活の王道から始まるまたまた王道の青春と敵との戦いである。異世界の化物にはこの世界の化物をぶつけるのだ。
※自分が王道の少年系をもっと見たい書きたい気分で生まれました。
※更新は7時か19時のみ 更新は序破急の勢い
※評価・コメント・いいねを貰えると私とても喜びます折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 19:00:00
159034文字
会話率:70%
退魔師である白月家の不義の子として生まれた真桜。彼女は幼くして「結びの力」という強い結界を張る能力を発現させた。
その力を必要とされ白月家に迎えられたものの、逆らえば離れて暮らす母の命はないと脅され、功績はすべて異母姉に奪われる不遇な日々を
過ごしていた。
ところがある日、真桜は厄災を呼ぶ「禍ツ神」が封じられている祠を、あやまって壊してしまう。
そして中から出てきた「禍ツ神」に、白月家からの解放と引き換えに、契約結婚を持ち掛けられ……!?
不遇な少女×呪われた神の壮大な縁結びファンタジーラブ!
※カクヨムコン10読者選考通過作品
※カクヨムから若干改稿しています
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 18:10:00
132123文字
会話率:39%
サイバー江戸の町を襲った未曽有の大惨禍は、発狂頭巾の犠牲により辛くも収まった。
その行為が正気の下に行われたのか、あるいは狂気に従って成されたのか。
もはや誰にもわからない。
だが一つだけ確かなことがある。
発狂頭巾は『英雄』として死んだ
。
英雄の死はいつでも悲惨な混乱を巻き起こすのだ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 17:00:00
54601文字
会話率:54%
パンデミック禍の日本。飲食店の雇われ店長である俺は無能なオーナーにクビを宣告される。
ブラック労働から開放された俺の自宅にダンジョンが現れて……?
失う物のない俺はダンジョンへ足を踏み入れる。
ハードな仕事に比べればダンジョンなんて余裕だ
。
ステイホーム期間はダンジョンにこもって好きに過ごします!
待ち受ける困難にはブラック労働で鍛えた忍耐力で立ち向かう!
ダンジョンでの職業はロマンあふれるニンジャを選択!
攻略方法を考え、モンスターを駆逐し、検証して改善する。
スキルを選んで、試して、攻略を最適化していく。
やることは仕事と同じだ。だけど、なんて楽しいんだ!
ダンジョンの中でも外でも、結局は働いてしまう性なのか!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 12:03:30
2671661文字
会話率:26%
半世紀の内乱後、三十年続いた平和が失われ、ラキュス湖南地方が戦禍に沈む。
唐突に全てを失い、途方に暮れる普通の人の群像劇。
◆
【現在】◆第五十四章 旧染
退院した魔装兵ルベルは、アーテル領での情報収集任務に復帰する。
終戦の兆
しが見えない中、難民キャンプでは自助の取り組みが進む。
移動放送局プラエテルミッサは、旧ラキュス・ネーニア家直轄領、シェラタン当主の村を経由し、マチャジーナ市方面へ移動する。
首都クレーヴェルでは、新しい国造りが進行する。
◆
人種、民族、宗教、魔力の有無……境遇の異なる者が、状況に翻弄されて偶然、仲間になった。
それぞれの思いを胸に秘め、恩讐を超えて手を取り合い、共に生きてゆく。
平和への道程は遠い。
※ 前から順番に校正中。自分で見た校正済みページと2018/12/29以降の新規投稿はサブタイトルの数字を四桁表示にしています。
見落としがあった場合、お知らせいただけますと助かります。最近低浮上なので対応は少し後になります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 12:00:00
9721877文字
会話率:35%
パッと目を開けたら薄暗いビルの通路に立っていた私。
見たことない景色、全く違う自分、明らかに異質な空間。
おおおお!これは夢だ!
早々に夢と自覚した私はこの物語を堪能することにした。
やけにリアルだなと思うこともあったが、ホラー系アクション
に大興奮。
この世界は異世界の神が侵略してくるとあって、それに対抗した組織があり、異能の力も備わっているという設定だ。
ビルの中でアメミットの祠堂と出会い、生贄になっていたカミナシの津賀留を救出。
禍神の侵略を阻むミッションを無事にクリアしてめでたしめでたし!
さあ、ストーリーは終わった。
あとは夢から覚めるだけ。
……だったはずが、夢から覚める気配はない。
まさか、今までの出来事は現実?
でもここは私の住んでいた世界じゃないけど……、
だって私は……
あれれ?
私は一体誰なの?
□補足□
侵略者は世界の神話の神様やモンスターを参考に創作しています。
クトゥルフ神話は省いています。
・
同作品をカクヨムに投稿しています。
・
(前書き後書き本文、文章の問題や、誤変換、誤字脱字などのミスがあればその都度訂正しているので頻繁に改正が入ります)
(文章の抜けや間違いを発見するの遅いです。辻褄が合わない場所があったらこっそりお知らせください)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 08:00:00
767101文字
会話率:35%
その身に余る災いは、見間違った希望へと這い寄る。
この世界に魔法はなく、しかし、呪われるに足る忌は在った。
人それを、理解し得ない故に、普遍的な言葉に纏め『呪禍』と定義した。
案内人のカルゼリーは今日も、蜜の滴る顔と、黒黒とした双眸で
彼等の背中を押す。
化け物と堕ちた彼等に行き場所を。そして自らの癖を満たす欲求の為に。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 07:36:59
23410文字
会話率:18%
――全てが欲しい
そんな欲望を持った主人公は人生に絶望し、自ら命を絶った。
――はずだった。
気づけば美しい女性が見下ろしている。
よく見たら体も女性に変わっており、何が何だかわからない。
目の前の彼女は主人公にとある依頼をしてくる。
その依頼とは、「神を殺すこと」だった。
強欲や貪欲。
これはそんな強い欲望を持った主人公が全ての神を殺し、欲望を満たすまでの物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 07:00:00
1740文字
会話率:15%
ドファリーム大陸中が、戦禍の闇へ向かう夜明け前の胎動…。それは、また、英傑達が、誕生する前兆である。戦乱は、野望という蛮行を認めるのか? その暴挙を捻じ伏せて、秩序を取り戻すのか? 果たして…。
最終更新:2025-07-23 00:00:00
248770文字
会話率:0%
【スター・ウォーリアー】。
それは、いっせいを風靡した大人気学園ファンタジーRPGである。
舞台の基盤は貴族が大半を占めるオリアナ剣魔学園。
主人公オリオンは入学試験で起きたある出来事をキッカケに"星の勇者"として覚
醒し、ヒロインなどの最高の仲間達と出会い攻略しながら恐ろしい邪神とその軍勢の脅威を討ち倒す王道のゲームシナリオとなっている。
そんな大人気ゲームには唯一多くのプレイヤーから嫌われているキャラクターが居る。
ヒロイン達やメイドに酷いセクハラや体罰を加え、入学試験では平民である主人公を酷く罵り、家の権力を振り翳す最低最悪の屑野郎。
そして最期は、チュートリアルの邪神軍襲撃編にて戦禍に巻き込まれて呆気なく死んでしまう。
その名はニグラス・シュブーリナ。
ひょんなことからある日、奏多はそのニグラス・シュブーリナに転生している事に気付く。
「断じて認めん」
俺は知っているーー最強への近道を!
俺だけが持っている原作知識を駆使し、最強のチートキャラ達を侍らせ!
「そう!ハーレムライ、あっ!いや、ちょーーくぁwせdrftgyふじこ!!?」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-22 22:43:19
102705文字
会話率:23%
霊力のある世界。
特に強い霊力を持つ者は『能力者』と呼ばれた。
その中でも属性特化した者が持つ霊玉がある。
昔一人の男の霊力を五つに分け、その属性に特化した強く清い者が持つ霊玉。
その霊玉の持ち主は『霊玉守護者(たまもり)』と呼ばれた。
現在その霊玉守護者は京都の能力者を牛耳る安倍家の首座の直属になっている。
三年前に霊玉の元々の持ち主である『禍』の浄化を果たした霊玉守護者達は、その後も仲良く過ごしていた。
霊玉守護者のひとり、トモは気楽な一人暮らし。
学校にバイトに安倍家の仕事にと忙しく過ごしていた。
高校二年生の春。
ふと聞こえた笛の音に惹かれるように向かった先で、ひとりの女性と出会う。
そのひとが目に入った途端、とらわれた。
このひとだ! やっと会えた!
会うたびに惹かれる。知るたびに好きになる。
そんな彼女には責務があった。『呪い』を受けていた。罪に苦しんでいた。
トモは彼女と接するなかで、ポンコツな自分を情けなく思い、実力の足りない自分に打ちひしがれ、それでも彼女を諦めることはできない。
足りないなら足りるようにするまで!
『呪い』がある? それがどうした。
責務がある? だからなんだ。
そばにいたい。甘やかしたい。しあわせにしたい。助けたい。
彼女を諦めることなど、できない!
『半身』にとらわれ恋に堕ちた青年が、彼女のためにがんばるお話です。
※このお話はフィクションです。
お話のなかに登場する個人名・団体名などは全て架空のものであり、実在のものとは関係ありません。
※実在の地名・名称が出てきますが、違う世界の同じ名前の場所として楽しんでいただけると幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-22 18:00:00
3141950文字
会話率:28%
霊力のある世界。
高間原(たかまがはら)と呼ばれる世界には東西南北と中央の五つの国があった。
南の国の姫である蘭は、他の姫と守り役と共に中央国のとある森に出かける。
そこで『災禍』と呼ばれるモノの封印が解ける。
その『罪』で、四人の姫と四人
の守り役は異世界に落とされた。
姫達は記憶を持ったまま何度も生まれ変わり、守り役は獣になり死ねない身体になった。
それから四千五百年後。
蘭はとある武将の小姓となった。
武将の名は、織田信長。
男勝りの姫である蘭が高間原から異世界に落とされるまでと、異世界で過ごし、織田信長と本能寺で果てるまでのお話です。
前作『助けた亀がくれた妻』と同じ世界の話です。
読んでいなくてもわかります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-08 18:00:00
76729文字
会話率:19%
霊力のある世界。
特に強い霊力を持つ者は『能力者』と呼ばれた。
吉野の中学二年生の晃は、高霊力保持者の中でも特に霊力の強い『霊玉守護者(たまもり)』と呼ばれる存在。
春に『禍』を浄化し、制御に苦しんでいた霊力も落ち着いた。
そんな晃には両親
がいない。
親しくなった大人達から愛情を注がれる日々を過ごしていたある日、両親のことを知った。
育ててくれた周囲の人への感謝。
幼馴染みのひなへの想い。
拙作『霊玉守護者顛末奇譚』の晃の、生い立ちと成長のお話です。
※このお話はフィクションです。
お話のなかに登場する個人名・団体名などは全て架空のものであり、実在のものとは関係ありません。
※実在の地名・名称が出てきますが、違う世界の同じ名前の場所として楽しんでいただけると幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-07 18:00:00
561577文字
会話率:23%
ごく普通のキャンパスライフを謳歌していたある日、自宅の鏡が光ったかと思うと――次の瞬間目の前にいたのは、黒いローブを着た怪しげなおじさんたち。足元には禍々しい魔法陣。「救世主さま、この世界の悪王を滅ぼすためにお力をお貸しください」どうやら私
らは、怪しげなおじさんたち異世界に召喚されてしまったらしい。この世界のわるーい王様を倒さなければ彼らは私を元の世界に返してくれないようで――って、私を召喚した人たち、見るからに“悪の組織”だ! 「救世主さま」なんて呼ばれてチヤホヤされてるけど、この世界の王様を倒すなんて絶対無理! でもやらなきゃ彼らは元の世界に返してくれない! 悪の道に進むのか、元の世界を諦めるのか――「救世主さま」は第三の道を探そうと日々奮闘中です。 ※過去作を加筆編集して再投稿しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-22 18:00:00
237246文字
会話率:32%
コロナ禍——。
丁度その頃、高校二年生だった僕は、クラスメイトの如月香澄に片想いをしていた。
しかし、陰キャな僕がクラスのアイドルたる如月香澄と恋人になるなど、夢のまた夢でしかない。
つーか、話したことすらない。
ある日、僕は如月香澄が心
霊ものが好きだということを知る。
意外、と思いつつも、だからといって僕に霊感があるわけでもなく、怖い体験をしたわけでもなく、何かできるわけでもない。
日常は変わらない。
だけど、僕が部屋で如月香澄を悪漢から助ける妄想を、その様子をバカみたいにスマホで撮影した動画に、女性の幽霊が写っていた。
これで如月香澄と話すことができる・・・!
そう思ったけど、半裸で寸劇をする自分の姿を(しかも香澄、愛してるとか言ってるし)如月に見せるわけにはいかない。
であれば、どうするか?
もう一度撮影すればいい。
こうして、僕は友人の晋作と一緒に、心霊動画を作ることにする。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-22 02:51:47
7723文字
会話率:34%