「ボンヘッファー、カナリス、オスターは終戦直前の一九四五年四月に処刑された。ナチス親衛隊はオスターらを辱めるため、全裸にして絞首台に向かわせた」
(本文より)
最終更新:2025-07-17 06:36:18
7133文字
会話率:47%
「その将校がミクちゃんの前世やったってこと?すごいやん!」
タロット占い師でインド舞踊家の有田亜紗子は目を丸くして驚く。
(本文より)
最終更新:2025-07-14 09:25:33
6092文字
会話率:42%
「七百年前から憎んでる」
「神曲」コラム
(読みたくない人は飛ばしてね)
本家「神曲」は十四世紀頃成立、麗し乙女に手を引かれて地獄巡りする話ですけど、原題は「Comedy(Commedia/喜劇)」です。本作筆者(名倉)がそれを知ったの
はこの小説を書き終えてからでした。
ダンテ先生はそういうタイトルにした理由として、「自分の恨みのある実在の奴を地獄で悶え苦しませているから」・・・・ではなく、「最後には天国に行けてHAPPYになるから」っていうのと、「誰にでも読めるように、生まれ育ったトスカナ地方の方言を使った平易な文章で書いたから」っていうのを挙げてるんだそうです。恐るべき偶然の一致です。
だから恐らく、「めっちゃオモロい話」くらいのニュアンスだと思いますよ。それが「神曲」になっちゃうんですから誠に文学の、歴史の妙と言えましょう。
まあ、「めっちゃオモロい話=神曲」でも、二十一世紀日本人の感性としてはそんなに隔たってないというのが不思議な所でもあります。
ちなみにミケランジェロも「最後の審判」作画中に作業工程に文句つけてきた役人の顔を絵の中の獄卒にしてやったとか。巨匠たちのすることは意外と大人げないんですね。
筆者はキリストの「隣人愛」より仏陀の「怨憎会苦」の方が共感できるし好きなのでよくわかるんですが。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-14 07:42:56
6092文字
会話率:42%
「大家さん、大家さん、『神曲』って知ってますか」
「誰かと思えば、ことぶき神楽さんじゃないか。そんなに慌てて、どうしたってんだい」
「いえね、その『神曲』ってぇ話を落語にしようかと思いましてね。誰かに怒られやしないかと心配なもんだから、
大家さんに聞いておこうと思いまして」
「そうだな、『神曲』と言えばダンテ・アリギエーリさんの作品ですから、ふざけるなと思うお人はいるかもしれませんな」
「ダンテさんに怒られますか」
「いや、ダンテさんは十四世紀初めのイタリアの詩人さんだから、怒られることはありませんよ。古典を愛するお人に『けしからん』と言われるかもしれないということです」
「古典を愛する人なんていますか」
「ああ、それじゃ、それ。そんなことを言ってはいかん」
「すみません、正直なもんで。怒る人はいるかもしれないが、まあ大丈夫ってことでしょうか」
「どう聞けば、そのような答えになるのか不思議ではあるが、まあ、ことぶきさんが書きたいと言うのなら、仕方あるまい」
「ありがとうございます。そんじゃ、さっそく書いてきますね。書いたら持ってきますから、読んで感想くださいよ、約束ですよ」
ことぶき神楽さん、そう言うと大家さん家を飛び出していきました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-16 20:21:47
17473文字
会話率:64%
どうも、ダンテ・アリギエーリです。日本にタイムスリップしてきた流れで「神曲・地獄篇」を日本語に改稿しています。三韻句法は採用しません。注釈はありません。三人称視点で読みやすくします。
この作品は「カクヨム」にも掲載しています。
最終更新:2025-06-08 10:07:38
41776文字
会話率:30%
神楽伝次郎は、タイムマシンを開発・完成させるが、内部にスパイがいる疑念が残っている。スパイを炙り出す方法を思い付いたと話す神楽であるが、関東公安調査局出身の藤江には見当が付かない。17時のタイムマシンの稼働までに、部門リーダー5名の中に潜む
スパイを見つけ出す。
この作品は「ダンテが街にやってくる」と同じ世界線でのお話です。
https://ncode.syosetu.com/n2704ja/
ぜひ、ご覧ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-11 09:15:56
39684文字
会話率:35%
巨大コンピュータ「テラス」に管理された東京郊外の都市・風代。その完璧と思われたシステムに狂いが見られ始め、悲惨な事故や事件の多発により人心は荒み、市内の治安は悪化していた。やがてテラスに超常の存在が宿っているという噂がまことしやかに囁かれ
、「神のプログラムコード」の存在を主張する神曲ゼミナールが暗躍する。噂の真相を探る市内の大学生・慈郎は、大学裏に出現した遺跡の崩壊に巻き込まれたのを境に数々の災難に見舞われる。そんな中、かつての同級生・由憐が現れ、彼に語った。「神は居るよ。この街には神が居る──居ちゃいけない神が」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-16 20:21:37
7496文字
会話率:54%
人の声も、人の演奏も、理想の音楽にとってはノイズにしかならない——
皇深琴はそんな偏った音楽観を持ち、これまで電子的に作られた音だけで楽曲を制作してきた。歌も詞も使わないインストミュージックだけを作り続ける日々の中、ついにスランプという壁
に歩みを阻まれてしまう深琴。
そんなある日、深琴の自室PCに汎用自立型AIやスーパーAIと自称するまるで人間のような感情を持つAI少女”命(ミコト)”が侵入した。彼女は自身を開発した研究機関から逃亡、その最中で深琴の音楽と出会い、一目惚れをしたという。
“オレをマスターの音楽に使って欲しい!”
人を拒む音楽を作り続ける少年と、人のようなAI少女が出会い、二人のミコトは新しい音楽の道を切り開いていく。
そして同時に現実世界でも深琴の周囲ではたくさんの物語が動き始めていた。新しくバンドを結成した天然で天才の幼馴染、そのバンドに加入した元有名ガールズバンドのギタリスト、そして命の歌に惚れた有名イラストレーターVtuber etc…
様々な音楽と対立したり、様々なクリエイターと関わったりしながら、ついに深琴と命は表舞台に上がる。
これは二人のミコトが音の解を追い求め、同時に様々な想いを響かせる音達と交差していく物語——
◇====◇ ====◇ ====◇ ====◇
ネトコン13参加予定の新作になります!
気に入っていただけたら、⭐︎やブックマーク、感想・評価をお願いします!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-04 08:50:00
189123文字
会話率:34%
大災害《共鳴崩壊》から百年、滅びた故郷で独り「沈黙の悲鳴」に苛まれる少年がいた。彼に名前はなく、あるのはただ、空白の記憶と耳から離れない不協和音だけだった。
そんな絶望の中にいた彼を拾ったのは、訳あり美少女だけの移動ギルド「響箱団」。
個性豊かすぎる少女たちとの出会いは、少年の閉ざされた心に、生まれて初めての温かい音色を響かせた。
彼女たちとの旅の中、少年は自らも知らなかった規格外の能力【共鳴(レゾナンス)】の片鱗を見せ始める。それは仲間たちの音と同調し、その力を無限に増幅させる奇跡の力。しかし彼はまだ、その力が世界の運命すら左右しうるものだとは知る由もなかった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-19 11:00:00
10916文字
会話率:15%
南米で伝承される民話『死者の道』。いわば、南米版の『三途の川』『神曲』といったところか。
最終更新:2025-06-01 21:10:41
3479文字
会話率:9%
名前だけは超有名なダンテの『神曲』。一生読むことのない叙事詩の内容を最低限の教養として少し。
最終更新:2024-09-14 12:27:52
3113文字
会話率:6%
2つの世界で紡がれるオーケストラ。
退屈な世界は変わらない、変えられない。
でも、そんな異常な世界は作れない、作らせない。
聞け、神曲を。
最終更新:2025-01-25 21:43:33
34478文字
会話率:25%
ダンテの神曲によれば、地獄の最下層は氷地獄になっているらしい。同じく東洋の地獄にも、八寒地獄があるとか。
そんな話をしていたら、お客様の調子がどんどんおかしくなり……
※しいなここみ様主催「冬のホラー企画3」参加作品その3です。
最終更新:2025-01-14 14:00:00
2121文字
会話率:0%
大人気ファンタジーオープンワールドRPG『神曲戦記』。
基本プレイ無料で、実在のあらゆる時代や国々をモデルにしたステージや、壮大な第10章+αのメインストーリー、有名声優が命を吹き込んだ数々のキャラクターが魅力のこのゲームは、世界中のプレイ
ヤーを魅了している。
その熱心なプレイヤーであった浅葱レン(プレイヤー名 クウ)は、ある日、ゲームを起動した瞬間に現実のような「神曲戦記」の世界へと転移してしまう。
だが、この世界は単純なゲームの再現ではなかった――実体化したキャラクターたちは自らの意思を持ち、倒したはずのボスが再び目の前に立ち塞がる。さらには、他の「転移者」の存在まで……。
レンは、ゲームで培った知識を頼りにし、戦い、あるいは土地を開拓し、キャラクター達との会話を楽しみながら(?)も、変わり始めた世界の謎に挑み、元の世界へ戻る方法を探し出そうとする。
しかし、この世界には彼の知識を超えた「真実」が隠されていた――。
そして、現地のいまや魂を持ち始めた人々は、やがてクウ――彼を英雄と呼ばない代わりに、こう呼ぶようになった。
“魔王”と――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-13 20:00:00
29555文字
会話率:15%
インフェロー公爵令嬢アズライアは、世界征服を目論んだ皇国第一皇子デュロ・パラディアに従って世界へと戦いを挑んだ。
けれど、デュロは負けた。
彼はもう、この世にいない。
囚われたアズライアは、デュロの弟であり彼を討った張本人であ
る第二皇子と牢獄で面会する。
「兄は何故、世界征服など企んだ?」
その質問に、アズライアは艶然と微笑む。
全ては世界救済の為。
これは、虚悪となった恋人を語る一人の公爵令嬢の物語。
ハッピーエンドです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-27 12:00:00
11800文字
会話率:41%
どこかで期待してしまっていた。あの人はこんなところじゃ死なないんじゃないかと。
キーワード:
最終更新:2023-09-20 21:32:26
352文字
会話率:0%
「そうだ、このゲームの様な世界にはBGMが欠けていたんだっ!」
この物語の主人公『ルテット』は自身が転生者である事にしばらく気付かずに暮らしていた。これと言って取柄があるわけでもない彼は、傭兵ギルドに所属して、これと言った強みのない並以
下程度の戦士として、しがない日々を送るだけだった。
ある時、そんな彼は自身が転生者であり、昔遊んだ事があるRPG『ファイナルクエストサーガ』の世界に入り込んでいたのを自覚する。それに気付いた時、彼の人生は一変……しなかった。相も変わらずしがない毎日が続いた。
ただ、RPG世界だと気付いて以降に少々変わった事もあった。魔物と戦っている時、町の中を歩いている時、何をしても何かが物足りない様な気がしていた。ぼんやりと、うっすらと。
そして、ついに。
「そうだ、このゲームの様な世界にはBGMが欠けていたんだっ!」
魔物と戦っている時。RPG『ファイナルクエストサーガ』の通常バトルBGMを奏でると、戦う力の全てが驚異的に強化された。町で町BGMを奏でると魔物の侵入を阻む結界が発生した。それがない時、魔物は簡単に入り込み町を蹂躙していったものだがそれを取り戻してからはRPGの時の様に安心出来る場所へと変わった。
RPG世界がリアル化した事で、いつも、どこでも鳴っていたはずのBGMは喪われてしまっていた。時にはプレイヤーに弛まぬ勇気を与え、時には喜びに華を添えた数々のBGM。それらは世界に、そこに住まう人々に様々な恩恵をもたらしていた。それが喪われた世界では魔王に抗う様々なチカラが衰えてしまっていたのだ。
喪われたBGM。その全てを記憶の中に宿らせている元プレイヤー、転生者のルテット。彼は『魔奏士』を名乗り、BGMのある世界へと塗り替えていく。やがてBGMは神が起こす奇蹟の様なものとして扱われる様になり、ルテットは『神曲の魔奏士』と語り継がれる事になるのである。
※この作品は他サイトにも掲載しております。
※短編として公開したものの連載版です。現段階では中編程度を予定しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-06 17:28:57
23182文字
会話率:38%
アイルランド北、ダーグ湖のステイション島に昔、『聖パトリキウスの煉獄』と呼ばれる穴があり、カトリック教徒の巡礼地であった。遠い昔の聖地がいつしか、地上から天国へ至る途中に通らなければならない煉獄とされ、『ハムレット』の亡霊が住む場所となり、
ダンテ『神曲』を生む一因となり、しかしルターに始まる宗教改革でその住民たる幽霊共々、存在を否定され、やがて閉鎖された。そんな聖なる恐るべき穴倉を巡る物語少々を、翻訳してお目にかけよう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-05 01:52:27
35483文字
会話率:4%
主人公のエネット・シルヴィは魔法学院の学生。星の名は「ヴェスタ」。エネットはヴェスタを管理する謎の勢力と戦う。彼は謎の勢力の魔獣「宝石獣」と戦いを演じる。ヴェスタを管理する謎の勢力はエネットたちの運命を争いに巻き込む。これは一つの星「ヴェス
タ」の在り方を巡る抗争だった。ヴェスタを巡り、エネットたちは謎の勢力との対立を深めていく。全てはヴェスタの管理のために行われていたのだった。ヴェスタをかけてエネットたちの闘争が今、始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-27 22:11:14
75313文字
会話率:48%
無能だとして追放された作曲家のセブランは、実は難易度が高すぎるだけで神曲を作る天才だった。
そうとも知らず、宮廷オーケストラ陣はセブランを追放してしまう。
セブランは追放先でハイレベルな演奏家たちと出会い……?!
最終更新:2022-09-10 22:54:59
15293文字
会話率:36%
ティルダは、聖女と呼ばれ民のため国のためにその力を捧げて来た──はずだった。
だが、ある日目覚めた彼女は見知らぬ氷の宮殿にいた。宮殿の主を名乗る魔王ジュデッカは、彼女は死んで氷の地獄コキュートスに堕ちたのだと語る。
「いいえ、ここが地獄
だなんて信じられませんわ」
だが、寝る間も惜しんで聖女業に励み、そして過労死した(らしい)ティルダにとっては、何もしなくて良い氷の荒野は「天国」だった。
神代の怪物、傾国の美女、歴史に名を遺した名将──地獄に堕ちた聖女の存在によって、コキュートスで氷漬けになっていた罪人たちも目覚め始める。あまつさえ氷の地獄にはありえない花まで咲いて。魔王は頭を抱え苛立ち始める。
そして、ティルダの本当の死因と罪が明らかになっていくが──折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-08 18:08:36
215998文字
会話率:45%
人生の旅の途中で、本当の道を踏みはずしてしまった私は、気がついた時、暗く深い森の中にいた。
ーダンテ 「神曲」よりー
これは私が「生きること」について真剣に考えた一応の証です。
ふと気がつくと、そこは何も無い場所だった。
もしあなたなら
どうします?
15人のキャラクターたちはそれぞれの道を見つけ、その証を残します。
数多くの伏線、メタファーが存在します。
是非物語の行く末を見届けてあげてください。
全3章27話予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-06 17:08:36
3394文字
会話率:0%
「わたくしたち東京のいきもの」から語られ始める、「凍て野」辺縁の神話的ものがたり。
阿弥羅(あみら)と言う名の、全身が真珠で形態された少女と青濘(ぶね)と言う名の怪獣が出会うことに端を発し、物語はやがて「東京のいきもの」にまで波及する熱波
を放ち始めます。
ダンテ神曲・オカルトなど神秘主義的ガジェットにインスパイアされつつも、表像としては童話的な意匠を凝らしております。
なにぶん、見切り発車ゆえ拙い筆の運びを御笑覧ください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-05 07:34:49
4798文字
会話率:10%
黒実 音子の作る皮肉と風刺を書いたラテン詩です。
ラテンバンド「墓の魚」で歌っています。
(バンドの公式サイトでも掲載しています)
最終更新:2019-06-27 12:32:22
704文字
会話率:0%
ゲーム好きの少年和彦が、ある日記憶を殆ど失くして異世界の森に転移してしまう。森の中で、出会った少女アーラに言われカズと名乗ることとなったが…。
カズは、転移先の世界に懐かしい気持ちを持ちながら、仲間達と冒険をするという様々な異世界を渡り歩く
冒険ファンタジー。かもしれない…。
さて、神楽 舞です。はっきり言って、ドがつくほどの初心者です。あー、最近の若者ってドがつくとか言わないか。言われていたの江戸時代だしな。あ、江戸時代は嘘ですよ?初心者は本当ですよ?まぁ、趣味でやっているのでやっぱり投稿とか遅いのでご了承を。暇潰し程度に読んでくれたら。あ、やっぱし少し期待して。アオミドロかミドリムシ程度には!
すいませんね。あらすじなのに。こんなふざけて。では、又。
この作品は、途中で終了しております。
作者曰く、「いつか、きっと、必ず、リメイクを出すから!」との事。
気長にお待ち頂けると幸いです。
また、追加として、「リメイク版も、同タイトルで出すよ」との事。安心して、作品をお待ち下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-10-12 20:09:42
19182文字
会話率:41%