万年落ちこぼれの陰陽師、フシミキョウシロウは試験に合格したいからと、不思議な声に導かれて、生まれ育った山にある剣石の封印を解いた。しかし、そこに封印されていたのは雷神ではなく、大妖怪、白面金毛九尾の玉藻前であった……
登場人物
フシミキョ
ウシロウ 30代半ばの陰陽師。アルバイター
キュウビの封印を解いてしまう
腕を見込まれてカルト教団と
戦うことになる
キュウビ 大妖怪、白面金毛九尾で昔は玉藻前と呼ばれ
その美しさだけで宮中に上がるほどだったが
封印のせいで今は幼女の姿になっている
バンコ道士 陰陽師の最高指導者
エンノ行者 陰陽師の顧問
セイメイ 現代の最強の陰陽師
カルト教団アジ・ダカーハ
シャイターン 教団最高指導者
イブリース シャイターンの右腕
アンリ 教団付きの道具屋
怪人
【貪食】、オルテハム
【淫蕩】、ジナー
【金銭欲(強欲)】、フルース
【怒り】、イスティヤ
【悲嘆】、フズン
【倦怠】、ターブ
【虚栄】、グフロール
【高慢】タカッブ
ジハードン 「ゴワス」しか言わない下っ端戦闘員
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-24 16:42:05
23181文字
会話率:57%
銀狐玉藻は親が敷いたレールの上でしか生活出来なかった。
とある日の夜中、両親が話している内容を聞いてしまう。
その内容は、玉藻に町のゴロツキ共を甚振らせて、ギリギリの所を自分達が助け、マスメディアに良い風に見せると言うとんでもない作戦だった
。
このままでは駄目だと思い、思い切って家を出る。
しかし、行く宛もなくただ藻掻くように逃げる日々はとても辛く悲しいものだった。
流れ着いた先はこぢんまりとした稲荷神社。
そこで玉藻は一匹の化狐と出会う。
それを皮切りに玉藻の人生はどんどん変わって行った。
_これはそんな玉藻を綴った物語である折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-24 16:30:00
9682文字
会話率:32%
数々の難事件を解決してきた天才探偵、金城玉緒はある日、同僚との飲み会の帰り道、ゴミ捨て場で銀髪の美少女と遭遇する。
玉藻は導かれるように彼女に手を伸ばすと――何故か異世界に飛ばされていた。
女性しか居ない魔法の国に飛ばされ途方に暮れる玉
緒の前に、例のゴミ捨て場の美少女が姿を現す。
彼女の名前はアリア・ウエストウッド。
この女性しか居ない魔法の国のお姫様だった。
どうやら魔法の失敗により、玉藻を異世界へ召喚してしまったらしい。
元の世界に戻してくれと頼む玉藻であったが、不完全な異世界召喚のせいで玉藻の下半身の元気玉が異世界に飛び散ってしまった事を知る。
玉藻は失われた大秘宝を取り戻すべく、アリアと共に異世界を大冒険することに。
しかし、このときの彼はまだ知らなかったのだ。
自分が異世界に召喚された【本当の理由】について……。
迫る難事件を解決しながら、玉藻は無事に元気玉を取り戻すことが出来るのか!?
これは『恋』を知らないお姫様が、ゆっくりと『愛』を育むまでの物語。
「カクヨム」「ネオページ」にて公開中。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 20:00:00
198728文字
会話率:45%
本編1話見ろ!あとほん作品は輪廻軸とは関係ありません
最終更新:2025-07-19 02:55:00
35980文字
会話率:81%
齢千年の時を経て神へと昇華した狐、薔薇《しょうび》。
これからはより高みの神格へ邁進せんと神様ライフを踏み出すのだが、そんな折に上級神である玉藻《たまも》の陰謀に巻き込まれてしまう。
折角神様になったのに、気が付けば病弱可憐な侯爵令嬢ロッ
タローゼとなっていた。
「苦労して神様になったアタシの尻尾《ちから》を返せ!」
よわよわ美少女に憑依してしまった新人神様の行く末はいかに!?
※カクヨムにて貴津名義にて全年齢版を先行公開しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-04 15:58:33
25390文字
会話率:33%
天下御免のド変態、江戸を揺るがす大事件に挑む!
筋金入りのド変態侍・桃色助平太は、奇行の果てに絶海の孤島「鬼灯島」へ島流し!そこで出会ったのは、毒舌ちびっこスライム妖怪のプルルン。島で多発する恐怖の「魂抜き事件」の謎を追ううち、二人は江戸幕
府をも揺るがす巨大な陰謀に巻き込まれていく。
お尋ね者の助平太とプルルンは、おっとりドジっ娘くノ一、熱血火消し、呪われたお姫様、クールな蘭学美女といった個性豊かな仲間たちと出会い、諸国を股にかけた珍道中を開始!立ちはだかるのは、妖艶なる黒幕「妖狐院玉藻の前」と、変態的な刺客「変態四天王」!
助平太の常軌を逸した「お色気鑑定眼」と「悩殺体術」が、なぜか事件解決の鍵に!?お色気満載、コメディ爆裂、時々シリアスなドラクエ風変態時代活劇、ここに開幕!果たして助平太は、ジパングの平和と美女たちの笑顔を守れるのか!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-23 20:37:59
143779文字
会話率:42%
双子の一方を交通事故でなくした中学生の崎森澪。父の仕事の関係で、海に近い小さな町に引っ越し、転校してきた。母親は亡くなった双子の梓と気が合う母娘だったので、梓の死後前のような気力がない。澪はときおり自分の方が死ねばよかったのか、と思うことが
ある。
澪の同級生、守生リョウは、小さいころから「そこにはないものの精」が見える少年だった。リョウは、転校してきた澪の背後に澪とそっくりな少女の姿を見ていぶかしく思っている。リョウは、昔からこの町の海の社を守る家に生まれつき、未婚でリョウを産んだ母は早くに亡くなって、そのせいか、リョウは祖父(母の父)に疎まれていると感じながら大きくなった。
夏休みの宿題としてこの町のことを調べようとした澪とリョウは、海の社で出会う。
一方、時代をはるかに遡ったこの町。藤原不比等はこの町にやってきて、玉藻という美しい海女の娘との間に子どもをつくった。玉藻は実は海の龍神の娘で、海の中から不比等を見て恋するようになったのだった。
このふたりの話は町の人魚伝説として、子ども向けの昔話になっている。
そして、リョウの家が守る海の社には、人魚の墓と呼ばれる場所があった。
海の底では、竜王がなくした娘にかわる後継を求めて、リョウを竜宮へ連れてこようとしていた。リョウの母は、かつて海を泳いでいて海の命を飲み込んでしまったためにリョウを身ごもったのだ。
龍の社で、リョウと澪、そして人魚の玉藻と梓の霊、不比等と玉藻の間に生まれた藤原房前らが竜王と対峙する。
かつて玉藻の許嫁でありながら、彼女が不比等のもとに行くままにさせた和仁はリョウが人間界にとどまることを竜王に進言する。
この後、澪は次第に自分が生きていっても大丈夫だと思えるようになっていく。リョウも祖父との間の関係が少し変わったのを感じている。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-22 14:37:38
45538文字
会話率:32%
玉藻は妖一派でも有名な黒天衆の若頭。父に命じられ向かった先は妖の糧となる呪いが大量に封じられた封印の地。その守護者たる姫乃と相対するが辛酸を舐めさせられた挙句、姫乃の恥ずかしい場所に刻まれた封印術で力を失い小児化してしまう。
元に戻るべ
く姫乃と同じ学校に通い画策する玉藻。
が、姫乃には拒絶され、兄を名乗る弥七には邪魔され、幼馴染である桜子にはなつかれるハメに。
そんな折、使命に準ずる姫乃の不遇な状況を知る。なぜか放っておけない自分に葛藤しつつ、学校内で蔓延するお呪いが原因であることを突き止めた玉藻は、黒幕の弥七と相対。
他の一派の妖に憑依されていた彼を停めるべく、玉藻は桜子と奮闘。姫乃の協力もあり事態は収束。姫乃との距離も縮まっていくかにみえたが、どうにも嚙み合わない物言いに衝突してしまい思い悩む。
そんな時、父への経過報告の最中、かつて姫乃と出会っていた事実が明らかに。立場を重んじた父によって記憶を消されていたことを知り、横暴さに怒りを覚えた玉藻は反旗を翻すも、逆に捕らえられてしまう。
そこに水戸家より叱責覚悟の姫乃が救援に訪れ、黒天衆相手に大暴れ。
しかし、父の強烈な一撃が迫り、玉藻は姫乃を庇い瀕死の重傷を負う。
意識の薄れる中、予期せず姫乃から禁術(キス)を施された玉藻は元の姿を取り戻し、封印されていた以上の力が付与され、父を圧倒。言い分を認めさせる。
闘いを終え、父が提案してくる。それは大妖怪である自分を封じることでそれまでの行動に大義を持たせ、姫乃の負うべき責を免れるというものだった。困惑する玉藻だったが、不器用な優しさを吐露され提案を受領する。
元の姿と二代目の立場を手にした玉藻は姫乃との別れを名残惜しむも、それも束の間、あろうことか小児に戻ってしまう。禁術は不完全な代物だったのだ。再び禁術を迫る玉藻、恥じらい逃げる姫乃。彼女の心の絶対領域などまったくもって知る由もない玉藻の、珍妙な日々は続く。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-23 04:35:48
130256文字
会話率:42%
ひょんな事から仲間のあやかし達と共に、異世界フラヴェールにやってきた、心優しい神職の青年、織部神也。
九尾の妖狐、玉藻。鴉天狗の鴉丸。ろくろ首の六花。雪女の雪《せつ》。伝説の怪異、メリーという、彼を慕い仕えるもののけ達の力を借り戦う彼は、
残念ながら自身が未熟な神職だと思っていたのだが。
彼が唯一使える神術は、この世界では聖者でなければ使えない、奇跡の力だった。
神也に助けを求めた声の主を探すため、癖のある最強のあやかし達と、勇者の末裔であるセリーヌと共に、冒険者として旅をする事にした一行。
試験を突破し晴れて冒険者となった彼等。
だが、一悶着あり普通では与えられる事のない最低ランク、Gランクが与えられてしまう。
それでもめげる事のない神也達。
彼等は冒険者パーティー『百鬼夜行』を結成し、己の逆境を跳ね返し、多くの人々を助け名声をあげていく。
神也とセリーヌ。
そして、最強のあやかし達の冒険の先に、神也に助けを求めた者は現れるのか。
優しさ溢れる破天荒な異世界冒険活劇、ここに開幕!
※本作は三人称神視点でお送りいたします。
※タイトルの割に、やや描写がエグいシーンがある作品になっております。
完全マイルドな描写をご所望の方はご注意ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-12 20:20:00
156426文字
会話率:42%
丑三つ刻に開店し、卯の初刻に閉店する食堂「急急如律令」。
立地は幽世の一等地。現世に一番近い、そんな場所。
その食堂に普通の「人間」の客は来店せず。
いつも来るのは「妖怪」のお客さん。
そこで店主を務める『空木崎 昇』は今日も客の
為に料理を振舞う。
九尾のお姉さん『玉藻』が仕入れた食材で、客のリクエストに合わせ。
現世へと渡りたい、という妖怪の欲求を満たせるような、そんな料理を。
隔日投稿を予定しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-02 17:00:00
82961文字
会話率:39%
妖を視る瞳『見鬼』を持つ千佳子は、唯一の理解者であった祖母の死に耐え切れず、桜が綺麗に咲き誇る新月の夜、飛び降り自殺を謀る。
謀った、のだが……
「……おや、これは異なこと」
運がいいのか悪いのか、千佳子が墜落した先は、稲荷神社への勧
請道中を歩く白毛九尾の美青年のモッフモフの尻尾の上で……!?
「私の命を助けちゃった責任取ってよっ!! せっかく死のうとしたのになんってことしてくれんのよっ!!」
死ねなかったことに逆上した千佳子は、今日も白毛九尾の新米御稲荷様・玉藻のお社に押しかける。
全ては玉藻に呪い殺してもらうため。
しかし『玉藻狐族の地位向上』を野望としてかかげる玉藻は、千佳子を呪い殺すどころか『拾った命の有効活用』として千佳子に加護を与える始末。
そのせいで千佳子はなし崩し的に玉藻へ加護を願う人々の抱える事件に巻き込まれていってしまい……
訳アリ新米御稲荷様 × 自殺志願の女子高生が紡ぐ現代怪異譚、はじまりはじまり☆
※この作品は「魔法のiらんど」にも掲載されています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-29 16:34:31
129923文字
会話率:35%
八十神薫子(やそがみかおるこ)は、帝都守護職についている鎮守の神と呼ばれる、神の血を引く家に巫女を捧げる八十神家にうまれた。
八十神家にうまれる女は、神癒の力(しんゆのちから)を持ち、鎮守の神の法力を回復させたり、増大させたりする力を持つ。
けれど薫子はうまれつきそれを持たず、八十神家では役立たずとして、使用人として家に置いて貰っていた。
ある日、鎮守の神の一人である玉藻家の当主、玉藻由良(たまもゆら)から、神癒の巫女を嫁に欲しいという手紙が八十神家に届く。
神癒の力を持つ薫子の妹、咲子は、玉藻由良はいつも仮面を被っており、その顔は仕事中に焼け爛れて無残な化け物のようになっていると、泣いて嫌がる。
薫子は父上に言いつけられて、玉藻の元へと嫁ぐことになる。
何の力も持たないのに、嘘をつくように言われて。
鎮守の神を騙すなど、神を謀るのと同じ。
とてもそんなことはできないと怯えながら玉藻の元へ嫁いだ薫子を、玉藻は「よくきた、俺の花嫁」といって、とても優しく扱ってくれて――。
九尾の力をひく男の元で、愛されて隠された力を開花させる少女の話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-19 12:03:55
102987文字
会話率:38%
田舎で祖母を支えながら暮らしていた十八歳の小珠のもとに、ある日突然空狐と名乗る美しい狐の妖怪がやってくる。
「貴女には、我ら一族の長、天狐様と結婚して頂きます」
祖母の薬をもらうため嫁入りを決意し〝きつね町〟と言われる妖怪の住む町へ向か
った小珠は、そこで様々な妖怪と出会いながら、玉藻前統治の時代から悪政が敷かれていた〝きつね町〟を変えていく。
玉藻前の生まれ変わりが妖怪の町を変えていく、美しい妖狐たちの初恋の物語
※毎日16時、4時更新予定
※「カクヨム」「魔法のiらんど」にも掲載しています
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-10 18:35:29
107342文字
会話率:47%
絶世の美女・妖狐の玉藻さんを封印していた小箱を開けてしまった僕。
どうやら僕は彼女を封印した安部泰成の子孫らしい。
玉藻さんは封印を解いたお礼に従僕にしてやると言ってきたが、普通に嫌なので断った。
慌てふためく玉藻さんは、ちょっと面白い妖怪
だった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-04 09:20:14
5277文字
会話率:40%
平安の世に混乱をもたらしてきたとされる二尾の妖狐、大妖怪玉藻前。
何十何百年の間苦しみに耐え、何度も捨てられた末、彼女を引き取ったのは自らを安倍晴明と名乗る千歳という男だった。
冷酷な様で何処か優しい千歳と小さな妖達と過ごしていくうちに、少
しずつ玉藻前はかつて失った心を取り戻していく。
これは、敵同士とされてきた陰陽師、安倍晴明と大妖怪、玉藻前のもうひとつの物語──折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-18 01:19:38
1337文字
会話率:46%
陰陽師の祖、安倍晴明が世に陰陽術を残してから去って一千年の月日が経った。
陰陽師は立派な職業として、公務員と同じ括りになって目指す人間が多い人気の職業。
そんな世の中で知る人ぞ知る安倍晴明の末裔、分家の中では世のために働いていない難波家
の長男「明」は家を継ぐために邁進していく。
全ては──狐をモフモフするため!
柔らかい尻尾と耳に目がない明は真面目に稼業を継ぎ、色々な物のために難波家の次期当主として研鑽を継いでいく。
でも主な理由はやっぱり、モフモフしたいから。そして好きな女の子と一緒に居たいから。
しかし、世界はそう簡単にいかなくて──?
「カクヨム」様で後追い更新しています。
*PV200000突破しました!ありがとうございます! 2020/2/16
ユニーク30000突破しました!ありがとうございます! 2020/1/10
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-27 21:00:00
1445394文字
会話率:47%
鬼退治から2年、大人へと成長した桃太郎はドラキュラ退治のためにトランシルバニアへと向かう!
日本昔話の英雄・桃太郎は自身の作品の映画化を目標に世界中の昔話を舞台に大活躍。
第1章ではドラキュラ退治、第2章では仲間になったメデューサちゃんの呪
いを解く旅へ、そして第3章では玉藻の前と雪女をニューヒロインにすべく東国を旅する桃太郎一行。
日本と世界の童話世界で活躍する鬼退治後の桃太郎のお話です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-17 19:35:46
31287文字
会話率:53%
平安末期、京にて鳥羽上皇に仕える玉藻前(たまものまえ)の正体が陰陽師により暴かれる。その正体は、白面九尾の巨大な妖狐だった。九尾は、その後、はるか東国に逃れ、下野国那須野(しもつけのくになすの)で暴れはじめる。那須野の領主、須藤貞信(すどう
さだのぶ)が、九尾の討伐を朝廷に要請する。討伐軍が組まれ、やがて九尾は討たれ、その体は石となり、まわりに毒気と邪気を放ち、一帯の生き物を殺しはじめる。その石は、生き物を殺すことから、殺生石(せっしょうせき)と名付けられ、封印される。
時は流れ、貞信の子孫は、須藤氏から那須氏と名乗りを変える。その那須氏に11番目の子が生まれ、十に余り一つになることから、余一(よいち)と名付けられる。これがのちの那須与一(なすのよいち)として知られる男児だった。
彼は、殺生石の障りにあい、そこで九尾の呪いを受ける。体を蝕み、破壊衝動と怪力を呼び起こす呪いに苦しめられながらも神々の加護により、一命を取り止める。やがて時は流れ、源平合戦が始まる。余一は、そこに九尾の呪いと共に参戦することになり、武功を上げる。
しかし、余一に宿る九尾の呪いが災いを起こし、穢れしものとして、源平合戦の勝者、源氏の正史からは存在を消されてしまう。平家物語や源平盛衰記、那須野の地、その他、地方の伝承にのみ名を残す。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-03 13:48:39
1146文字
会話率:50%
吃音症の柚貴は、上手く話せない事をコンプレックスに持っていた。同級生には笑われるのはもちろん、不良グループのリーダー・椋子から虐められる毎日。「私の為にお弁当を毎日作ってきなさい! 私の口に食べ物を運びなさい!!」 味方は、唯一の友人であ
る楓のみ。柚貴は毎日、「僕が上手く話せたら。僕に力があれば」と思っていた。ある日、ふとしたことから、柚貴は妖怪「玉藻の前」の封印を解いてしまう。彼女の力を借りた柚貴は、無双な生活を送るのであった。ところが……。
pixivにも、掲載しています。※内容は同じですが、設定が違います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-27 21:00:00
29839文字
会話率:36%
負け組人生の終活に悩む紺野恭平は、インターネットで霊気回路シミュレーターと呼ばれるソフトを見付ける。冗談半分でゲルマラジオを作成すると自殺した元カノが謝る声が流れてきた。恭平はラジオの回路を高度化すると同時に送信機の回路も作り、元カノの魂
との交信を図る。
一方、玉藻と名乗る謎の美女も恭平の前に現れ、既に人生終盤に辿りついたはずの恭平の心を揺さぶる。
大切な人は誰か?大切な人に伝えたいのは何か?恭平はもう一度探し求めることにした。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-14 18:34:50
18531文字
会話率:32%