高宮 春人(タカミヤ ハルト)は転生した地にて、武人としての才能が開花する。転生された場所は遺跡の宝を発見し、一攫千金を夢見る冒険者の街、アーカーシャ。
攻撃を避ける必要のない圧倒的な身体能力が春人の長所であり、強力なモンスター相手でもそ
れは変わらない。パートナーであるアメリアも最強クラスの魔導士であった。
2人組なのに協力しない。戦闘スタイルは各個撃破。切り込み隊長の春人と遠距離攻撃のアメリア。
1人で十分すぎる能力を発揮する為、2人で戦うということは想定されていないが、2人で協力して戦えばまさに無敵。個々の能力とコンビネーションでどんな怪物をもねじ伏せる!
遺跡の探索、モンスターの討伐、偶にデートやハーレム展開など……富と名声を上げつつ、街の人々とのふれあいも大切にしながら春人は異世界に君臨し始めた。
各国の思惑なんて何のその。第二の故郷であるアーカーシャの街を汚す輩は国家であろうと許さない! がんばれ春人! 彼の圧倒的な才能は大陸全土に響き渡る!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-07 16:02:22
480646文字
会話率:59%
伊吹マサトは、特に目立った長所の無い凡夫であることを自負しており、実際その通りの存在でしかない人間だった。そんな陽太は、大学の下校中のとある日、段ボールに入れられた少女――ルルゥと出会う。彼女の自由奔放で暴虐武人な性格に振り回されていく陽太
は、ルルゥが持つ「物体を保存し、そのまま複製する」特殊な能力のせいで、マサトの平凡で牧歌的な日常は、段々と忘れられない思い出として塗り替えられていくのだった。
マサトとルルゥを起点に、ちょっと皮肉なコメディで綴られた日常が始まる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-06 20:25:16
845文字
会話率:0%
かつて大和という国には武人の頂点に登りつめた者がいた。しかし本来の彼を知る者はいない。名前は偽名、常に仮面越し、姿さえも仮のもの。いくら強いと言われていても苛烈と化した戦では敗北を免れぬこともある。その男もやがては敗れ、死んだ。
──その
はずだった。
時は──その彼が去って十五年が経った空の下、没落寸前の商家の息子がいた。過去には天下の富豪として名が通るほど隆盛を極めていたが、今は見る影もないほどに落ちぶれていた。身内ですら裏切りが絶えないような状況下で、窮地に追いやられた青年は山の中で過ごす武人の元に辿り着く。そこにはあるべき筈の左腕は無く、酒に溺れる浮浪人の姿があった。
落武者。障害者。呑兵衛と。左腕がないことによる罵倒もあれば、その性格による悪態もあった。『彼』は誹謗も侮辱も聞き流した。『彼』は蔑視も落胆も受け入れた。
全ての始まりは青年の一言からだった。
──どうか我が家に力を貸してくれないだろうか?
誰も知らない。この武人が何を為してきたのか。誰もが見落とした。この武人の何たるかを。『彼』は何も答えなかった。ただ静かに酒を飲み続けていた。その『彼』こそが、死んだと思われている大和最強の武人だということを、知る術はなかった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-05 21:11:11
109883文字
会話率:52%
★書籍化しました! KADOKAWA様より「L―エンタメ小説」シリーズとして第1巻、発売中です! 第2巻も発売中です。
現代に生きる青年、山田俊明は落雷によって死亡。
1551年――戦国時代の尾張にて、名もなき商人の息子・弥五郎として転生
する。
新しい両親や幼馴染の少女と共に、新しい人生を送ると決めた弥五郎だったが……。
しかし歴史は彼を放っておかなかった。
乱世はこの手で終わらせる!
相棒は木下藤吉郎。そしてたくさんの仲間たち……。
未来の武器や道具を作り、交易によって金を稼ぎ、商人となって戦国の世を成り上がる!
――これは、戦国の世で共に成り上がりを夢見る、“武人”と“商人”の立身出世伝である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-03 21:10:00
972360文字
会話率:40%
ディアレスト・エピック・フロンティア
それは、「主役となり、英雄譚を生み出せ」というキャッチコピーの下、様々な課題が多くあったVRMMOというジャンルにおいて希望の光ともいうべきオンラインゲーム。
そんなゲームに、現代に生きる剣士、仙人、忍
者などが現実の技術を利用して大暴れする。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-02 22:01:55
72022文字
会話率:53%
武人達の隠れ村で産まれ育ったミロノ。
日常生活自体が修行になっている彼女は、周りと同じく村で結婚し子供を成し、村で生涯を終える人生を歩むと思っていた………のだが。
少年リヒトが村に訊ねてきた事によって、ミロノは額に『暴言が盛大に浮き出る呪』
にかかってしまった。
このままではお外に歩けない!! 一生額を隠して生活するなんて無理に決まっている!!
頭を抱えるミロノに聞かされた呪いを解く方法、それはただ一つ。
「呪いを解くためには、世界に災いを起こしている魔王を全て倒さなければならない。
それは双子の勇者の生まれ変わりであるミロノとリヒトしか出来ないことだ。
さぁ旅立つのだ!!」
そう豪語する父親。
突然、自身が勇者の生まれ変わりと説明をうけ、納得する間もなくリヒトと共に旅に出されるミロノ。事前知識&教えてくれる情報は少なく、手探り状態で歩き始めることに。勇者の生まれ変わり、すなわち転生とは一体なんの事なのか?
本当にこの額に刻まれている見た目が恥ずかしい呪いは解けるのか?
っていうか、魔王って凄く一杯いるんだけど!!?
旅を進めるにつれて、魔王とは何か、災いとはなにか、自分とは何かを問いながらも。
急ぎではないので必死に退治することもなく、旅の道中で出遭ったらさっさと退治する。
そんなミロノとリヒトの青春時代を語るには絶対に外すことの出来ない、わざわいたおしのお話です。
長編の冒険モノです。勢いに任せて書いてみました。
世界観は魔法が廃れていく途中の世界だと思っています。
毒舌多く、暴力戦闘グロシーン多めですので、苦手な方はご注意ください。
男女の友情から育まなければならない位置からスタートです。
世を正して正義を貫くヒーローよりも、目的のためには手を汚すことを厭わないヴィラン寄りの主人公たちになります。
(前書き後書き本文、文章の問題や、誤変換などのミスがあればその都度訂正しているのでよく改正が入ります)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-02 15:10:00
619217文字
会話率:36%
<あらすじ>
ここは惑星ガイノアース。
ここガイノアースにはムーンンリアスと呼ばれる魔法が使える人々などが暮らす大陸があり、騎士・魔法使い・魔法剣士・賢者・侍・忍者・武人・武闘家・ガンマン・音楽家・盗賊・王族・皇帝・貴族・聖職者・将軍・大名
などといった様々な人々がこの地で暮らしている。
しかしこの大陸は決して穏やかで平和な土地ではなかった。合成魔法獣(通称:魔獣)という怪物たちの脅威に晒され、人々はその魔獣たちと激しい戦いを繰り広げていた。
だがムーンリアスの人々を取り巻いているのは魔獣たちだけではなかった…遠い海の向こうの異文明国家サンクレッセル連邦国、戦いの裏で暗躍する魔法武装組織メタルクロノス…
そんな混沌とした時代の中、クレード・ロインスタイトという一人の魔法剣士が賢者の博士と出会うところからこの物語は動き出す…
果たしてクレードとその仲間たちは魔獣やメタルクロノスの脅威から世界を救うことができるのか?
この物語は、「宝石の輝士団 クリスタルナンバーズ」と呼ばれる15人の変身ヒーローと彼らを取り巻く人々の愛と勇気と涙の物語である。
<他、作者より>
・「色」+「宝石」+「世界遺産」を主な軸に物語を展開して参ります。
またこの作品は様々なアニメやゲーム作品の影響を受けて作りました。
・少年漫画的な作品ではなく、「青年漫画に連載されている作品」をイメージ。(そのため性的な表現なども時折出てきます)内容は会話文が中心です。
・僕にとっては初投稿作品になりますが長期連載を予定しております。どうか今後ともよろしくお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-30 21:53:16
226129文字
会話率:83%
武人は己の求める【剣】を探す旅に出た。
己の師を殺め後戻りのできぬ修羅の道。
武人は後に
【剣鬼】
と呼ばれるようになる。
人々から恐れ、憎まれた一匹の鬼は己の【剣】に何を見出すのか…?
最終更新:2024-04-23 00:01:13
207984文字
会話率:61%
2022,12,21連載開始
自らの名を忘れた武士が降り立ったのは、巨大な化け物「魔獣」の脅威から人類を守る防衛都市であった。彼の持つ記憶は曖昧で、自らの名すら忘れてしまったようだ。更には、その肉体すら別人のものであることに気付く。彼は一体
、何者なのか。
彼は肉体の記憶から、自らアルスと名乗り、アルスの子らを救うべく、魔獣蔓延る、遥か南の地を目指す。防衛都市の女武人、マハルらと共に。
小さな魔法、小さな奇跡、小さな愛、大きな愛。そこには、果たして。
領主ジュラが建国し、マハルは逡巡し、アルスが旅立つまでの物語。
前作、オヤジは異世界転生したら~より200年前の世界です。前作を読まずとも、ひとつの物語として読めるように書き上げます。前作を読んで頂けたなら、より楽しく読んで頂ける作品として連載していこうと思います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-22 04:08:35
74725文字
会話率:51%
「お前たちの兄の所為で魔王軍に負けた」、「償え」、「王国の恥さらし一族は追放だ」。人類と魔王軍の争い続く戦乱の世で、人類の希望といわれた勇者の一人が戦死し、人類の連合軍は多大な被害を受けた。勇者の弟である『エルセ』は故郷の民やそれまで共に過
ごしてきた友たちから激しい罵詈雑言を浴びせられ、妹と共に故郷を追放された。
財を失い、身寄りもなく、野垂れ死ぬかと思った自分たちを保護したのは、兄の仇である魔王軍の将だった。
「貴様等の兄は強く勇敢な素晴らしき武人であった。貴様らの兄と戦えたことを吾輩は誇りに思う。生きたくば、吾輩たちと共に来い」
そして、人類は知らなかった。偉大な兄にばかり注目が集まっていたが、エルセと妹は、兄以上の才能と力を秘めた天賦の超人であることを。本来であれば、亡き兄以上の人類の希望となるはずの者たちを自分たちの手で追放したどころか、敵にしてしまったことを。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-19 21:10:00
133120文字
会話率:54%
普通の男子高校生、黄金武人 (こがね たけと)はある日、トラックに轢かれて亡くなってしまう。
最終更新:2024-04-18 23:31:20
2002文字
会話率:49%
暗殺剣術の使い手であり、それを正しく用いて王国を救いたいと考えている英雄願望のある青年ルクス。
幼馴染であり《天下五剣》の一人であるロベルトと共に戦場を駆け抜けて魔王軍と戦った。
しかし、ルクスの剣術は《四大門派》ではなかったので正派の武人
からは酷く疎まれていた。
ある日、正派の剣術ではないことを理由に親友であるロベルトからも邪道と宣告されて《武術連盟》を永久追放されてしまう。
この世のすべてに絶望したルクスは、武人を引退して辺境でスローライフを送ることを決意する。
新天地に到着後、全財産を使って新しい住居を購入した。
スローライフを送ろうとした矢先、それを快く思わない地元の荒くれ者たちが大量にやってくる。
最初は穏便に追い払ったが、徐々にエスカレートし、一週間後には100人を超えた。
さらに人質を取り、全員が武器を所持していた。
荒くれ者たちの暴虐な振る舞いに、普段は温厚なルクスもついにキレた。
片手で数えられる秒数で、100人以上もいる相手をすべて倒してしまったのだ。
彼らは気付いていなかった。
目の前にいるルクスは、《天下五剣》を遥かに凌駕するほどの"史上最強"の達人であることに……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-14 18:59:02
150643文字
会話率:30%
七国戦記(しちこくせんき)。暁京(あかつき きょう)は世界最強を目指している。しかし、現実の平和な日本ではそんなことは不可能であった。偶然にも異世界転生を果たしたギヨウは、その世界で天下無双の武人を目指す。
最終更新:2024-04-13 16:00:00
733718文字
会話率:43%
武田武人の天井裏には、彼を影ながら守るくノ一がいた――。
最終更新:2024-04-01 14:43:08
2641文字
会話率:19%
魔法偏重主義のマジーア王国で、魔法を使えない“ティミド”の者たちは、あからさまな差別を受けてきた。
自らもティルミドである辺境伯令嬢イデア・シンティリオは、役立たずと虐げられ婚約破棄を通告されたティミドの幼い王子エフェットを押し付けられる。
だが、それは彼女にとって願ってもないことだった。
なぜなら、彼女は初対面であるエフェットの秘めた力を知っていたから。
巡り合ったのは運命ではなく必然。
武人な令嬢と子犬のような王子の、これは出会いの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-31 12:00:00
9718文字
会話率:45%
リーレイ・ティウィルは、シャグリット国に五家しか存在しない公爵家の人間で、身分こそ公爵家の令嬢である。
しかし、ある事情から王都の一般街で暮らしており、その暮らしは平民と変わらない。貴族のマナーも教養もない代わりに、毎日剣術鍛錬をし、馬
で遠乗りに出掛け、市場や仕事で駆けまわる。
父と妹と家人と四人で、平穏に暮らす幸せを送っていた。
なのにある日、王太子殿下がやって来て――
「ちょっと辺境へ嫁に行ってくれないか?」
「はい嫁に…………………はい?」
おつかいに送り出されるように、考えてもいなかったまさかの嫁入りをすることに……!?
しかも相手は、シャグリット国では「特別」とされる二家の辺境伯家の一家、クンツェ辺境伯。
戦で多大な武功を持つその人は、『辺境の闘将』との異名を持つ武人で、まぎれもないれっきとした貴族様。
そんな人の元に私が行くんですか? そもそもどうして私?
混乱しながらも、街の男達からは「行き遅れ」と揶揄われているリーレイは、王太子殿下からの申し出にまっすぐ向き合う事に。
訪れた辺境領で、リーレイはクンツェ辺境伯にまっすぐ告げる。
「私は、貴方の事を知る為に、ここに来ました」
活発な立場だけ令嬢と、己の役目に誇りを持つ辺境伯は、互いの事を知りながら想いを通わせていく――
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-29 19:29:38
1097219文字
会話率:40%
素手による暗殺、刀、槍、縄、投擲、銃、毒と様々な武具を使用しての暗殺や殺人術を極めた。
一輝は老衰で死に、地獄に堕とされた。
地獄、生前の罪が重い者を裁く世界、極卒を相手に殺戮と闘争の日々は続く、一輝は許せなかった。
強者のふりを
して暴れる者、弱者の権利を利用して傍若無人に振舞う者、弱者を踏みにじる者など様々な者が許せなかった。
明王、仏、菩薩、天部にすら戦いを挑む一輝に天界の武を司る者達もうんざりしていた。
天界の決定により転生させられた一輝、新たな世界はダンジョンが存在し、異能者や武人などが大いに活躍する世界、過去の英雄の能力を受け継ぎ、2代目の英雄を襲名する、武家や侍の系譜の子孫達がダンジョンに挑む世界。
そんな世界の名武門の家柄の子として、15歳にして過去の記憶を思い出す一輝。
八幡太郎を太祖にもつ源氏の武門の名家、六条家の子として転生していた。
だが六条家は商売では成功している家だったが、武家としてはもはや見る影もなく、後を継ぐこの六条一輝の体もぶよぶよと太っていて、六条家は一輝をべたべたに甘やかしてた。
同じ源、八幡太郎を祖と持つ子供はそんな一輝を虐め、周りの名家達からも六条は終わったと言われ、泣き虫一輝と言われ馬鹿にされている、俺。
俺は六条家の名誉を取り戻す為、かつての修練を始める。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-20 19:43:14
78084文字
会話率:50%
未だ天人と人とが共存し、不浄が跋扈する古の世、支配者の座には永久の命を持つ天人が長きに渡り君臨していた。あまりにも長い歴史に、天籍を授かった者を除いた、限りある命に振り回される人間達は次第に政に興味を無くし、身近に蔓延る疫から身を守る為の清
めや祓いに気をやるようになっていた。
疫と呼ばれる不浄の魔物の正体は、領地に無数に存在する呼子栄朽湧水と呼ばれる泉から出でる、かつて非業の死を遂げた天人達の怨念。打ち倒すことが出来るのは、天人が持つ『天浄』と呼ばれる力と、天人を守護する武人達だけが所有を許された雌雄の宝剣『干将』『莫耶』のみであり、天帝は直轄の守護部隊『御陵眷属部隊』の下部組織『天音』に市井に蔓延る疫の監視、討伐を命じる。
『天音』とは天浄の力を持って生まれてきた人間の子供達。天浄は天人が持って初めて意味を為す力、人間にとっては死期を早める毒気に他ならず、赤子の時分に外科手術で片目を取り出し、宝珠製の義眼と眼帯によって力を抑制されている。頑強な肉体と運動能力を有し、男は干将、女は莫耶と呼ばれる剣を授けられ、国のほの暗い裏の面を支える。
天音に属する津狩槐は、天籍の将軍・津狩時房の養女。幼くして山に捨てられ、山を渡る幻の民・栖軽に育てられたとされる空白の過去を持った子供であった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-09 15:57:28
7886文字
会話率:30%
未だ天人と人とが共存し、不浄が跋扈する古の世、支配者の座には永久の命を持つ天人が長きに渡り君臨していた。あまりにも長い歴史に、天籍を授かった者を除いた、限りある命に振り回される人間達は次第に政に興味を無くし、身近に蔓延る疫から身を守る為の清
めや祓いに気をやるようになっていた。
疫と呼ばれる不浄の魔物の正体は、領地に無数に存在する呼子栄朽湧水と呼ばれる泉から出でる、かつて非業の死を遂げた天人達の怨念。打ち倒すことが出来るのは、天人が持つ『天浄』と呼ばれる力と、天人を守護する武人達だけが所有を許された雌雄の宝剣『干将』『莫耶』のみであり、天帝は直轄の守護部隊『御陵眷属部隊』の下部組織『天音』に市井に蔓延る疫の監視、討伐を命じる。
『天音』とは天浄の力を持って生まれてきた人間の子供達。天浄は天人が持って初めて意味を為す力、人間にとっては死期を早める毒気に他ならず、赤子の時分に外科手術で片目を取り出し、宝珠製の義眼と眼帯によって力を抑制されている。頑強な肉体と運動能力を有し、男は干将、女は莫耶と呼ばれる剣を授けられ、国のほの暗い裏の面を支える。
天音に属する津狩槐は、天籍の将軍・津狩時房の養女。幼くして山に捨てられ、山を渡る幻の民・栖軽に育てられたとされる空白の過去を持った子供であった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-09 15:46:53
3131文字
会話率:0%
幼馴染の弥太郎を中間として従えながら戦場を駆ける私には誰にも言えない悩みがあった。
武人になりきれない心の弱さ。
次期当主としてそれをひた隠しにしながらも、その僅かな隙を突かれ戦局は悪化してしまった。
敗戦の責務を果たそうと私は弥太郎に切腹
用の小脇差を差し出すように頼んだ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-04 23:19:09
3939文字
会話率:29%
「龍の巫女さま、どうかこの国をお救いくださいませ!」
中小企業の事務員だったはずの理央は、龍の巫女として中華風の異世界に召喚された。
理央は皆に頼まれて、宰相の息子や国一番の武人たちと共に龍の住む山に、祈りを捧げに行く。
山で龍と出会った
理央は巫女として覚醒して、無事に役目を果たすことができた。
しかしそれは新たな問題の種となった。
「龍の巫女が結婚相手に選んだ者が皇帝になる決まり」だったからだ。
凛々しい美貌に人徳と気品を兼ね備えた青蘭と、宰相の息子で長い銀髪と知的な眼差しが麗しい翠蓮、男らしい魅力あふれる国一番の武人である飛翔、そして無邪気で真っ直ぐな好意を寄せる褐色美少年の黒曜。
皆、立場は違えど理央を愛している。理央は誰を選べばいいのか。
※異世界の中華風ファンタジーです。実際の文化とはかなり異なります。
カクヨムにも投稿しています。
全22話で完結です。よろしくお願いします……!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-25 22:41:49
36828文字
会話率:49%