--優しく温かい、冬の物語。--
天涯孤独の大学生、石英きららは家庭教師のアルバイトをしながら教員を目指し飄々と生きている。
街がほんのりとクリスマスに染まり始める11月ごろ、きららはある母子家庭である母、機織《はたおり》優海《ゆうみ
》と娘、有理香《ゆりか》から家庭教師の依頼を受ける。
勉強と志望校への合格以外に何一つ興味を示さず心を閉ざす有理香に対し、現実だけが全てではないことや夢見る楽しさをきららは説いていく。
※現在、執筆が滞っておりますが、本作はハッピーエンドにします。
時間はかかるかもしれませんが完結させます。
長い目、暖かい目で見守っていただけますと幸いでございます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-29 19:00:00
15030文字
会話率:29%
記紀神話の素戔嗚尊(すさのおのみこと)さまのエピソードって救いがない。だって、畦を埋めたり、堆肥を畦に流したり、機織りの女官にドッキリ仕掛けて女官は下腹部をついて自死――怒った八百万(ヤオヨロズ)の神々は、素戔嗚尊さまを神さまの力の源であ
る爪と鬚も抜いて葦原中津国(アシワラノナカツクニ)に追放する。しかも、私財没収もして。
追放された先では、みんなを困らせている八岐大蛇(ヤマタノオロチ)を女装とかして酒に酔わせて謀殺する――なにその更正しました的なアピール? 高天原(タカマノハラ)でのヤンチャぶりで犠牲者でてるから。消えないからアヤマチ――どのあたりが貴いのさ? ご利益ゼロじゃんか。
そもそも、ヤマタノオロチって、ホントに怪物? 暴れ川とかじゃないの? 暴れ川を開拓したとかじゃないの? 畦に肥えって、トライアンドエラーな農業的な試みじゃないの?
女官の事故のような自己死は、なんか嫉妬がらみとかじゃないの? だって三貴子でしょ? スーパーお坊っちゃまじゃん。競争倍率、高そうじゃん。
こう考えると、記紀神話のすべてが疑わしい。よし、再構築だ。
天照大神(アマテラスオオカミ)さまは、ヒキコモリなイメージが染み憑いている――そんなわけがない。太陽が弱いわけがない。よし、残念な感じの脳筋(のうきん)にしよう。
月読尊(ツクヨミノミコト)さまは、やたらとミステリアスでクールなイメージが染み憑いている。よし軽いチャラ男で悪知恵が働く感じにしよう。
素戔嗚尊さまは、マッチョで破天荒なゴッドが染み憑いている。ならばショタだ。お姉ちゃんに似たショタだ。口調は『ですます』だ。一切の粗野を排除しよう。尚且つ闘えるけど戦わない――なぜなら、無駄だから。無駄が嫌い――よし吝嗇家にもしてしまおう。
さぁ、神さまが引きこもる神話を再構築してみよう!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-02 18:00:00
62231文字
会話率:50%
七夕物語って偶然出会った二人が仕事を放棄するほど互いに惹かれ合い、堕落したことに対する罰で引き裂いたのに、結局一年に一度だけ会うことを許すことになるお話ですよね。
なんだか腑に落ちない気がしませんか。
むしろ、一年に一度会うことを許すことで
隠された何かがあったのではないでしょうか。
そんな疑問から生まれた、ゆるいラブコメ和風ファンタジーです。
◆出演◆
織姫(機織りの仙女)
天彦(のちに彦星と呼ばれる人)
親友・街の人(理解力のある隣人)
牛(天彦が飼っている老齢の牛。死にます)
西王母(桃園の主。仙女たちの管理人)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-11 23:25:39
23897文字
会話率:52%
忘れさられた神話が存在する。
かつて地上を闊歩し、生命の進化に干渉した古き神々は、正しき星辰に至りし時再び顕現する。
約束されし星地球を舞台に、定められし種人類を素材にした、神化の実験が開始された。
預言書に従い行動する組織。毀され
た忌神の巫女。混沌の端末。狂科学者。人造神の操者。数百年を生きる魔女。人を喰らう機織り人形。それぞれの思惑が交差する連作短編シリーズ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-26 21:00:00
213570文字
会話率:32%
900年前、平安京に住む機織り女の香織は宮大工の四郎と結婚したが、四郎は仕事に行ったまま帰ってこず、香織は白髪になっても待ち続け、若い男の血を吸うことで若さを保っていた。時は流れ、妖怪と化して現代まで生き続けた香織は、今でも次々と恋人を取り
換えてはその血を吸って生きながらえている。ある日、香織は、900年間待ち焦がれている夫・四郎と瓜二つの男性、城崎と出会う……。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-03-27 12:27:49
665文字
会話率:0%
鶴の恩返しで機織りの代わりに卵が出てきます。
題名の元ネタは江戸川乱歩の美女シリーズです。
最終更新:2023-12-30 17:35:23
722文字
会話率:14%
緩いファンタジー系なお伽噺
とある国の機織りを生業にしてる母親は騎士となった一人息子が戦に赴く事となり
息子の為に手織りの品物を贈る事を決心する。
最終更新:2023-09-04 17:00:00
3619文字
会話率:14%
カタン…カタン…
機織をしながら、織姫は時折嬉しそうに微笑む。
今日は、7月7日七夕。
一年に一度、織姫と彦星が出会える日。
愛する彦星様に出会えることが嬉しくて、織姫はそわそわと落ち着きなく機織をしていた。
そんな時。
毎年、織姫
と彦星のために橋になる鵲たちが、流行り病に罹ってしまい、来れないと祖母から知らされる。
それを聴いた織姫は、天の川を泳いで渡ろうとして祖母に止められてしまう。
泣きじゃくる織姫を見て、織姫の祖母は『天の糸』を織姫に渡し────…
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-07 18:18:25
2450文字
会話率:57%
わたし、レナータは、海の幸と織物だけが名物の小さな村に住んでます。でも、不器用で機織りが苦手だから、家族にも村の人にも冷たい目で見られてる。だけど、わたしも十五歳。成人を迎えたから、結婚話だってくるんだよ。お相手は――村と契約している、海の
神様!?
でも、知ってる。二十年に一度、村から選ばれる『海神さまの花嫁』。あれは嫁入りなんかじゃない、生贄だって。ついにわたしは、花嫁衣装で海に沈められてしまうのでした……って、生きてる!?
「ここでの暮らしに耐えうる器か、見極めさせてもらおう」
気がついたら海底神殿にいた私の前に、威厳たっぷりなコワモテの海神さま。さっそく夫婦の契りを結ばされて、やっていけるかなあ――って、土下座された!?
「我はもはや、姿を保つことすら危うい。どうか力を貸してはくれまいか」
必死にお願いされて、うなずいたけど。海神さまが力を取り戻すには"清らかな愛の力"が必要らしくて。恋したことのないわたしたち、本当の夫婦になれるかな。
わからないけど――意外とへたれかわいい海神さまとの生活は、村暮らしよりずっと楽しいです! あの人たちが今のわたしを見たら、どんな反応するかなあ。
※この作品は『エブリスタ』でも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-07 19:15:41
70875文字
会話率:51%
とある田舎の村に二人の少年少女がいた。二人は生まれた日も同じ幼馴染として、兄妹…いや家族よりも近い存在として成長していく。
成人の祝いの為に仲良く出かけた二人だが、帰り道で事件は起こる。
少年の両親は田舎の村には必ずいるであろう狩人
。少年が10歳になってからは家業の狩りを手伝っていたごく普通の村人である。
片や少女の両親は特殊だ。母親は純血の吸血鬼であり父親はエルフという、ここ数千年はいない特殊なハーフ(混血)である。母親は村で染め物や機織りをしながら生計を立てていて、外から見れば普通の村人である。ただ一点。その美しい美貌を保ったまま歳を取らないこと以外は。
これは普通ではいられない運命を背負った少女と、その少女に寄り添う普通な少年の、成長と行く末の物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-14 22:04:31
221510文字
会話率:43%
田舎娘のミアは家業の養羊の傍ら毎日生地を織るのが仕事だった。
ある日隣の空き家に病気療養のために人が引っ越してくることになった。
初めの挨拶以降隣へ越してきたルマトを見て以降胸の動悸が止まらないなくなりそうで、そんなミアの葛藤も知らずルマト
は毎日のようにミアの家にやってきては夕飯を食べて行く仲になり──
R15は念のため折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-07 12:05:39
8483文字
会話率:49%
貧乏な商店の娘だったルーは、5歳の誕生日パーティーで前世の記憶を思い出す。
天才錬金術師『ルーベリー』として不眠不休で働きながら、婚約破棄され冤罪で処刑されたことを……。
パーティーの後、優しい父母と街へ行くと、ルーのことが好きな
いじめっ子に襲撃された。
いじめっ子が勝手に暴れて怪我した挙句ギャン泣きするので、ルーは前世の知識で家庭用ポーションを造る。
卒倒する父母と驚愕する住民。
どうやら、錬金術自体が途絶えてしまったらしい。
その日から、ルーは父母の生活を良くするため錬金術でアイテムを造りまくる。
自動で布を織る機織り機、可愛い動く人形、絶対に燃えない服……。
彼女の造る魔道具は瞬く間に人気を博し、商店は大繁盛。
一家の生活も信じられないほど豊かになる。
そして、ウワサは王国中を駆け巡り、挙句の果てには皇子までやってきて――。
これはしがない幼女が“神”として崇められていく物語である。
一方、元婚約者たち。
ルーベリーの貯金で、相変わらず飲んだくれの毎日を送っていた。
だが、彼女が作ってくれた結界が解けた隙を突き魔族たちが攻めてくる。
大混乱の国内。
元婚約者たちは「あの天才錬金術師ルーベリーから、マンツーマンで錬金術を教わっていた超有望な人材のはず」、「あの大天才ルーベリーに指導していた錬金術師長だからあらゆる状況に対応できるはず」とのことで、最前線に立たされるのであった――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-20 18:36:33
129043文字
会話率:34%
とある春の日のこと、自称未来人と出会った。しかもどうやら、僕のお嫁さんになるらしい。
最終更新:2023-01-10 08:05:44
20173文字
会話率:36%
『Tale of Yours Online』――『ToY』と呼ばれるゲームは今世紀最大の神ゲーと呼ばれていた。主人公深見玲はとある実況動画でそのゲームを見つけたことによって、ゲーマー魂に火がつき、このゲームをプレイすることを決意する。そし
て予め完璧なプランを練ってこのゲームに参加したが……『強制召喚獣決定』『強制職業固定』『強制ステータス極振り』などなど、予想もつかないような展開が起こる中、彼女はそれでも相棒と前に進んでいく。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-21 18:00:00
1127524文字
会話率:55%
欲望の力を対価に、魔法を使う者が抜港する時代。彼らは悪魔と取引を行い、己が欲求を満たさんと力を行使する。その一方でそれに対抗し、欲望の力を正しく使い、世界を正しく導く者を『魔導師』と呼んだ。
これはそんな世界でただ一人、純白の翼をはためかせ
て人々を救う、清き心と身体を持つ少年――【聖翼の魔導師】の物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-01 18:02:02
4321文字
会話率:49%
男性不信のマリーは、祈りながら機織りをすると精霊の力が布に宿る【織姫】と呼ばれる職人だった。
しかし借金をかたに大嫌いな幼馴染に春を売るよう強制されて困っていた時に、街でシュトレイン伯爵にある提案を持ちかけられる。
皇太子の婚約者である妹マ
リアが結婚を嫌がって逃亡したので、そっくりなマリーに身代わりになって婚約破棄されてほしいというのだ。
もしマリアが逃げ出したことが知られたら伯爵家は没落し一族皆処刑になるかもしれないと頼み込まれ、マリーは困っている彼らを放っておけず、マリアとして別人の人生を生きていくことに。
しかしパーティでマリアの振りをして皇太子に会った時、彼が自分の初恋の相手のカルロだと気付いた。
だが彼は以前とはまったく別人のように冷たくなっていた。
何やら事情があるようだがマリーは婚約を解消しなければならない。それなのにどんどん彼に惹かれてしまう。
実はカルロの初恋はマリーなのだが、それを見た目がそっくりなマリアと勘違いしていたのだ。
さらにマリーもカルロが本当にマリアを愛してるのだと誤解してしまう。
マリーは身近な人達の悩みを魔法のドレスで解決しながら、悪女マリアの振りをして皇太子カルロと婚約破棄しようと画策するものの、彼に正体がバレて溺愛されてしまう(マリーはそのことに気づいていない)そんなお話。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-10 21:33:52
138343文字
会話率:31%
人を助けた罪で、時の流れが違う人の世界で生きることになったエイブリー。
亡くなった最初の婚約者の魂を慰めるという名目で、終わらない機織りを続けているが、人の世界ではそれなりに幸せに暮らしている。
「エイブリー、今日は何を食べようか」
時折訪
れる料理上手の旅人バールにひそかに思いを寄せ、彼からの好意も感じるが、元精霊である自分が人と結ばれると互いに命を失ってしまう。
(だから死ぬまでこの思いは隠し通さなくては)
そう決めていたエイブリーだが――
これは長岡更紗様主催、「ワケアリ不惑女の新恋」企画参加作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-23 01:07:06
6120文字
会話率:21%
ショートショートです。お爺さんは罠に掛かった一羽の鶴を助けてやりました。その日の夜、お爺さんの家に美しい色白の娘がやってきました。娘はその老夫婦の家で暮らすようになり、部屋に閉じ籠ると、一日中 機(はた)を織るようになりました。夜遅くなって
も出て来ません。次の日も次の日も機(はた)を織り続けました。その娘が織った鶴の織物は高く売れました。
三カ月が過ぎた頃、厚生労働省労働基準監督署の男がやってきました。「御社の業務体制は、労働基準法に違反している可能性があります」と言うのです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-08 13:03:28
2144文字
会話率:39%
ミネルバ戦記 ~ 銀河戦記/鳴動編外伝 ~
この物語は本編ストーリーに連なる、第八占領機甲部隊に属するパルチザン組織メビウスと機動戦艦ミネルバを取り巻く人々の葛藤を描きます。
トランター本星占領の間際に、機動戦艦ミネルバに転属が決まっ
たフランソワ・クレール大尉を中心にして、マック・カーサー中将率いる総督軍との戦いが始まる。
本編と合わせてお楽しみにください。
ミネルバとは?
※ローマ神話に登場する女神の名前。
ギリシャのアテナと同一視される最高の女神。知恵と諸学芸をつかさどる女神であるが、戦略の女神でもありしばしば英雄たちに戦術を指示した。さらに機織りの神でもあり、アテナイ市の守護神で、そこのパルテノン神殿は彼女の聖域として知られる。長いキトーンを着て、頭には兜をかぶり、胸にはメデューサの頭を飾りとしてつけたアイギスを着ている。手には槍、および勝利の女神ニーケをかかえている姿が多い。知恵を表すふくろうが聖鳥である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-01 08:09:32
105897文字
会話率:57%
機織り機もねぇし家もねぇ!
とんでもねぇ男に助けられちまったぞい!!
最終更新:2021-04-30 08:00:00
755文字
会話率:34%
記憶をなくし、山の上で孤独に機織りをする娘みち。日照りの続く夏の日、突如現れた大男に殺される。死ぬ間際、彼女は失っていた幸せな記憶を思い出す。幸福だった昔に帰りたい。無念のあまり死にきれない彼女へ、煌々と輝く満月が語りかける。
「わたしが、
かわいそうなあなたの夢を、かなえてあげる」
月の神に憑りつかれた彼女は、死後の世界を彷徨う。そこで出会った青年との運命が、やがて様々な人を巻き込み世界の形を変えていく。
自らの生まれや弱さに苦しむ人々が、それでも光を目指して進もうとする様を描く、純文学的ハイファンタジー群像劇。
※縦読み推奨
※完結済み作品の投稿(約45万字)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-30 20:40:10
470191文字
会話率:51%
世界に名を知られるほど、優れた機織りの女性。
彼女の織る布は『幻の綺羅』と呼ばれ、高値で取り引きされている。
でも人生のすべてを機織りに費やした彼女の心には、満たされないものがくぐもっていた。
あの世へ迎えに来た死神の娘から渡された不思議
なリンゴをかじり、機織りは、自分の求めるものを探す。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-21 12:46:00
6169文字
会話率:18%