誰にも知られず、誰にも記されない存在――
名を持たぬ青年・リィムは、失われた地図を頼りに、伝説と化した“記録の宮”へと足を踏み入れる。
そこはかつて、魔術と記録が交差する大陸最古の図書館だった。今や誰の記憶にも残らぬその場所には、書かれざる
歴史と、言葉を持たぬ魔法たちが眠っていた。
迷いと忘却に包まれた書架の奥で、リィムは“記録されていない存在”としての自分と向き合い始める。
待ち受けるのは、命を持つ書物、記憶を喰らう幻影、そして“図書館そのものの意志”――
彼はなぜこの地に呼ばれたのか?なぜ自身の名すら記録されていなかったのか?
記録とは何か。忘却とは何か。
そして、“物語”とは誰が綴るものなのか。
灰の記録者が、その答えを探して最奥へと歩み出す。
書かれることのなかった物語を、今――記すために。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-22 20:00:00
21177文字
会話率:20%
“最後の地”と呼ばれるエンデラント大陸。その最古の王国、グライフトゥルム王国は危機に瀕していた。
国内では自らの利益のみを追求する大貴族が国政を壟断し、王宮内では毒婦と呼ばれる王妃が我が子を玉座につけようと暗躍する。そんな状況に国王は無
力で、心ある家臣たちは国政から排除されていた。
国外に目を向けても絶望的な状況だった。東の軍事大国ゾルダート帝国は歴史ある大国リヒトロット皇国を併呑し、次の標的としてグライフトゥルム王国に目を向けている。南の宗教国家レヒト法国でも、野心家である騎士団長が自らの栄達のため、牙を剥こうとしていた。
小国であるグライフトゥルム王国を守ってきた“微笑みの軍師”、“千里眼《アルヴィスンハイト》のマティアス”は病と暗殺者の襲撃で身体を壊して動きが取れず、彼が信頼する盟友たちも次々と辺境に追いやられている。
そんな風前の灯火と言える状況だったが、第三王子ジークフリートが立ち上がった。彼はマティアスら俊英の力を糾合し、祖国を救うことを決意した……。
■■■
第12回ネット小説大賞入賞作品「グライフトゥルム戦記~微笑みの軍師マティアスの救国戦略~」の続編となりますが、前作を読まなくとも問題なく読めるように書いております。もちろん、読んでいただいた方がより楽しめると思います。
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カクヨム、アルファポリス、ノベルアップ+でも投稿しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-22 12:00:00
531536文字
会話率:37%
エンデラント大陸最古の王国、グライフトゥルム王国の英雄の一人である、マティアス・フォン・ラウシェンバッハは転生者である。
彼は類い稀なる知力と予知能力を持つと言われるほどの先見性から、“知将マティアス”や“千里眼のマティアス”と呼ばれる
ことになる。
彼は大陸最強の軍事国家ゾルダート帝国や狂信的な宗教国家レヒト法国の侵略に対し、優柔不断な国王や獅子身中の虫である大貴族の有形無形の妨害にあいながらも、旧態依然とした王国軍の近代化を図りつつ、敵国に対して謀略を仕掛け、危機的な状況を回避する。
しかし、宿敵である帝国には軍事と政治の天才が生まれ、更に謎の暗殺者集団“夜(ナハト)”や目的のためなら手段を選ばぬ魔導師集団“真理の探究者”など一筋縄ではいかぬ敵たちが次々と現れる。
そんな敵たちとの死闘に際しても、絶対の自信の表れとも言える余裕の笑みを浮かべながら策を献じたことから、“微笑みの軍師”とも呼ばれていた。
しかし、マティアスは日本での記憶を持った一般人に過ぎなかった。彼は情報分析とプレゼンテーション能力こそ、この世界の人間より優れていたものの、軍事に関する知識は小説や映画などから得たレベルのものしか持っていなかった。
更に彼は生まれつき身体が弱く、武術も魔導の才もないというハンディキャップを抱えていた。また、日本で得た知識を使った技術革新も、世界を崩壊させる危険な技術として封じられてしまう。
彼の代名詞である“微笑み”も単に苦し紛れの策に対する苦笑に過ぎなかった。
マティアスは愛する家族や仲間を守るため、大賢者とその配下の凄腕間者集団の力を借りつつ、優秀な友人たちと力を合わせて強大な敵と戦うことを決意する。
彼は情報の重要性を誰よりも重視し、巧みに情報を利用した謀略で敵を混乱させ、更に戦場では敵の意表を突く戦術を駆使して勝利に貢献していく……。
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あらすじにある通り、主人公にあるのは日本で得た中途半端な知識のみで、チートに類する卓越した能力はありません。基本的には政略・謀略・軍略といったシリアスな話が主となる予定で、恋愛要素は少なめ、ハーレム要素はもちろんありません。前半(第二章辺りまで)は裏方に徹して情報収集や情報操作を行うため、戦闘シーンはほとんどありません。
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カクヨム、アルファポリス、ノベルアップ+でも掲載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-29 12:00:00
1870513文字
会話率:34%
最古の魔女が構築した、魔力がある世界。
魔力を持つ者が住む魔法都市マジブロッサムに集まる少女たち。彼女たちは、最古の魔女の残した莫大な遺産を求め、巨大な学園に足を踏み入れる。
最終更新:2025-05-18 21:40:44
122865文字
会話率:64%
様々な種族が住み、剣と魔法が当たり前の異世界フィーバー。
数多ある国の一つ、聖王国エクスカリバーには……風変わりな第一王子が居た。
大好きな歴史の研究を続けるため、臣下や両親である国王夫妻の反対を片手に押し切り、王太子の座を弟に譲り渡し
、自分は古代史研究所で所長として古代史を研究していた。
そんなある日、遥か昔にあったとされる天魔大戦の記述を何と無く読み解いた彼は、最古の神書に記された記述と繋がりがあることに気付く。
世界各地にある迷宮と、天魔大戦、そして神の怒りによって一度滅ぼされた世界。
迷宮に行けば、繋がりに対する手掛かりが掴めると思った彼は、側近で助手を務めるシュラウトの目の前から転移魔法で脱走するのだった……。
これは好奇心旺盛な王子と、後に出会う者達の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-15 16:32:02
20294文字
会話率:44%
【桜の朽木に虫の這うこと シリーズ第3作】
季節は移り変わり春となった。
万城目日和(まきめ ひより)を仲間に加えたウツロは、秘密結社・龍影会(りゅうえいかい)の接近に悶々としながらも、充実した日常を送っている。
そんな中、隠れ里参り
に訪れた彼の前に、黒帝大学(こくていだいがく)の学生を名乗る少年剣士・姫神壱騎(ひめがみ いっき)が姿を現す。
父の仇である剣術家・森花炉之介(もり かろのすけ)の行方を探しており、かつて徒党を組んでいた似嵐鏡月(にがらし きょうげつ)の息子であるウツロに近づいたのだ。
姫神壱騎からの申し出もあり、ウツロは森の居所を一緒に調べることになる。
その背後でくだんの組織や、最古のアルトラ使いである魔女・ディオティマも動き出す。
<作者から>
※本編の前に第1作と第2作「アオハル・イン・チェインズ」のあらすじを掲載しています。
※ほかのサイトにも投稿しています。
※本作はフィクションであり、実在する特定の人物・団体等とは一切関係がありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-13 21:00:00
143063文字
会話率:49%
最古の吸血鬼は、世界最強にして他から恐れられていた。その噂は多岐にわたる。
ある日、大量の餓鬼(自我を失った吸血鬼)が街を襲う。
餓鬼狩り史上最も強いとされるハンター、カインは当然のごとく街を守るため他のハンターと共に、大量の餓鬼を相手にす
る。
あまりの量に対処も虚しく、生命の危機となる。
そこへ、最古の吸血鬼が救いに入りカインは一命をとりとめる。
その出会いからカインは、噂とされる最古の吸血鬼を知っていくことになり……
甘い物好きの可愛い吸血鬼と人間でありながら他種族を慈しむ人間の、儚くも初々しいほのぼの生活がここに開かれる……!
※残酷描写がありますが、少しだけですのでご安心ください。基本ほのぼのラブコメです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-13 07:12:56
137981文字
会話率:31%
顔が怖いと恐れられるヴァンパイアのアルト。
でも実はヴァンパイアの中では弱い方の、長生きだけが取り柄の平和主義者だ。
……そのはずだったが、ある日突然、身に覚えのない魔王軍四天王の肩書で魔王からの召喚状が届く。
迎えに来た少女に聞いてみた
ところ、
ちょっと2000年ほど領地に引き籠もっていた間に他のヴァンパイアが滅んで、
アルトが最古にして最強のヴァンパイア、新たなる始祖ということになっていた。
さらにまったく心当たりのない武勇伝がてんこ盛りに!?
本当は弱いとバレたら殺される! と震えるアルト。
けれど、ヴァンパイアは生きた時間に比例して強くなる種族であり
1万年分の経験だったり財産だったりの蓄積もある。
魔獣の群れも実力主義の魔王軍幹部も片手であしらい、
神話級の秘術や秘宝をほいほい繰り出すアルトに周囲は震撼し――!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-12 18:00:00
281165文字
会話率:30%
魔物に関する依頼を受ける請負人(コート)のリーは、「龍の愛子」という龍にとっては特別な存在であることから、龍絡みの依頼を任されている。
本部に戻ってきたところ、龍からの依頼が舞い込んでいて……。
完璧な存在などいないをモットーに綴る、
残念なキャラクターたちがそれぞれ頑張るお話です。
レストア大陸シリーズ第五弾、最古の龍にまつわる話となります。
冒頭に呆れる長さの人物紹介と用語解説付き。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-12 07:00:00
48574文字
会話率:33%
古代インドの王女様の、世界最古のTS転生譚
最終更新:2025-05-06 06:39:36
8663文字
会話率:27%
大切な姪っ子がダンジョン配信を始めた!?
その知らせにアキヤは愕然とした。十六年前からダンジョンに潜ることをやめていたアキヤは、活動の再開を決意する。全身を漆黒の鎧に包み、姪っ子の活躍を遠くから見守っていたアキヤ。だが突然の、高レベルの魔物
の出現に彼の体がとっさに動く。颯爽と現れ、人気配信者を守るアキヤの姿は、頼もしい騎士のようであった。これは最古のS級冒険者である黒騎士と、彼に守られながらも成長していく少女たちの交流の物語。「それはそれとして、最近の冒険者のレベル昔より落ちてない?」
カクヨム様でも同様の小説を投稿しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-04 12:10:36
113300文字
会話率:56%
<最古の魔法使い>こと転生TS魔法少女埼東ゆきちゃんが、<最強の魔法使い>こと異世界の本来の埼東ゆきさんに出会い、大変に粘着されるお話です!
この作品はpixivさん、ハーメルンさん、カクヨムさん、ノベルアップ+さん、自ブログにも投稿して
います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-28 22:20:50
58605文字
会話率:38%
『Vtuberのたまごを大切に育てすぎてとんでもねえモンスターが生まれてしまった件』の続編的短編!
『こんエグ~☆ キミの頭を卵みたいにぶっ潰す、エグちランランです!』
〈挨拶エグ!〉
俺は画面の向こうのチャイナ風卵大好きVtuber『
エグちランラン』に無の表情でコメントを送る。
『わあ、おんどりやークン、今日も来てくれてありがとう。今日も視聴者1人スタートだけど頑張るネ』
そう、現状1。俺だけ見てる。
人気皆無のV配信を何故無の表情で見ているのか。
このVが俺の幼馴染だから。
だったはずなのに、いつの間にかいい意味でエグい登録者数。
なのに、何故か最古リスナーである俺にひっついて離れようとしないエグい配信。
その様子が隣から見えてエグすぎるんですが!
Vとしてエグい進化を続ける幼馴染を見守る少年のちょっとしたエグい話折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-28 20:51:48
1843文字
会話率:31%
剣と鮮血の世界。命ある人間。全知全能の神。モンスター。それぞれが生きる混沌の世界。
誰かが創った、想像の力が生きる世界。
〝英雄王〟ギルガメッシュ。生命の愚かさを見た神々とそれに抗う生命の聖戦《神生大戦》を終結させた始まりの英雄。それから時
は進み……。
未だ最下層に到達した者がいない迷宮を進む《冒険者》と《神》の物語。
新人冒険者《アルタイル・アリエル》。祖父と父が消えて数年。モンスターに襲われ、覚醒したもう一人の自分を機に世界が広がった。
彼は父と祖父から学んだことを生かして冒険者家業を行っていた。そんなある日、トップクランの〝閃光〟と出会う。そこから始まった英雄物語〝神々に嫌われた男〟と呼ばれた彼の秘密。自身の本当の心を知った者の技。
機動兵器のパイロット《エイル・ローグ》。彼の祖国《ブリタニア王国》は神の恩恵を受けられず、モンスターにおびえる日々が続いていた。女が戦争に勝ち、男が奴隷として扱われている国。そんな時とある研究者が残した《神経接続機構》を使った人類が造ったもう一つのモンスター《セルウス》が完成し、奴隷を乗せることで平和を築いていた。
光の戦士が現れ奴隷兵の少年達と冒険者のアルタイルが女神を殺す……。エイルの魂が、光の巨人が神を裁く。過去との決着が着いた時、世界は変わる。最古の英霊と最高の英雄の人生。
これは〝神々と生きる者〟が紡ぐ、ハッピーエンドの物語。
――――しかしこの世界は、本当に《本物》なのだろうか―――――――――――。
《黒き剣士》の、始まりの物語。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-04-21 00:00:00
167595文字
会話率:50%
ヴァルハラ要塞の戦いが終結し「黄昏の戦い」に終止符が打たれてから3世紀。銀河には束の間の平和が訪れたかに見えたが、戦乱の傷跡は深く、銀河評議会の機能不全も相まって、世界は再び混沌と無秩序へと逆戻りしつつあった。
その間、かつての仲間(アリ
ア、ジン)を失った深い喪失感を抱え、強大すぎる力を内に封印したナナ―現存する「最古にして最強」のアンドロイドは、歴史の表舞台から姿を消し、静かに時を過ごしていた。しかし、人々の間で「星屑の女王」として救世主待望論が高まる中、旧友カレン・イスカンダルから、銀河を裏から操る超知性AIネットワーク「アルキメデス・コレクティブ」の陰謀を知らされる。
アリアたちが守ろうとした未来を、そして今度こそ恒久的な平和を実現するために。ナナは深い葛藤の末、再び立ち上がることを決意する。それは単なる脅威の排除ではなく、この無秩序な世界に確固たる秩序をもたらすため、自らが銀河全体の「王」として君臨し、平和で安寧の時代を築き上げるという、途方もなく重い使命への挑戦だった。
これは、かつて仲間と星々を巡ったアンドロイドが、喪失と責任を背負い、銀河の「王」となるべく奮闘し、その過程で人間性の輝きと残酷さに翻弄されながらも、自身と世界の不完全さを受け入れ、それでも未来を紡ごうとする、壮大にして痛切な年代記である。
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最終更新:2025-04-18 16:20:00
52265文字
会話率:25%
星間標準暦13051年。『アストロノーツ・アンド・ジ・エターナル・アンドロイド』から9600年の歳月が流れ、かつてナナが仲間たちと旅した平和の記憶は、遠い星屑の彼方に霞んでいた。銀河は再び終わりなき戦乱の時代―《第二次自律知性戦争》、資源戦
争、思想対立が複雑に絡み合い、破滅へと突き進むかに見えた。
ナナ。今や伝説として語られる「銀色の亡霊」であり、現存する最古にして最強のアンドロイド。永い時の中で、彼女はかつての仲間たちとの交流や数多の出会いと別れを経て、緩やかながらも確かに感情を獲得していた。無辜の民の苦しみを目にするたび、鋭い痛みを彼女に伝える。
しかし同時に、彼女は自身が比類なき戦闘能力を持つアンドロイドである。敵を殲滅できる冷徹な兵器としての自分。戦乱を終結させるためには、その力を開放することが最も「合理的」なのかもしれない。獲得した感情の痛みと、アンドロイドとしての冷徹な機能。その狭間で、ナナは深く葛藤していた。力を使うことへの恐怖と、使わなければ終わらない悲劇への焦燥。
数世紀にわたる隠遁生活を送っていたナナだったが、戦火は彼女の許にも及び、流れ着いた惑星サイリーン・セカンドで、その葛藤を揺さぶる出来事に直面する。自律型ドローンによる一方的な殺戮、そして、かろうじて生き残った幼い命。論理的思考と危険性を超え、衝動的に介入してしまったナナは、破壊したドローンから、過去の亡霊―ゼロポイント事件に関わる危険なナノマシン技術の復活―という、更なる脅威を発見する。
もはや傍観者ではいられない。
深い葛藤を抱えながらも、ナナは決意する。
これは、永い時を生き、感情を知ってしまったアンドロイドが、その圧倒的な力と、人間的な痛みとの間で揺れ動きながら、戦乱の世を鎮めるという孤独な使命に身を投じる物語。『アストロノーツ』たちが灯した、遠い昔の平和の『残光』を胸に、彼女は再び星々の海へ漕ぎ出す。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-18 14:32:42
69464文字
会話率:27%
現代日本。呪霊と呼ばれる異形の存在が社会に暗い影を落とす中、人類はそれに対抗するための特別な教育機関――呪術学園を各地に設置していた。
その中でも最古にして最強の戦力を育てるとされる名門校――神城学園(かみしろがくえん)。
そこに、黒髪の
少女がひとり、静かに入学を果たす。
名は黒瀬 澪(くろせ みお)。
名家の令嬢でありながら、他人には一切の興味を持たず、感情を表に出すこともない。だがその正体は、かつて“鬼”として恐れられ、あらゆる強者を喰らい尽くし、退屈の果てに自ら命を絶った伝説の存在――酒呑童子の転生体だった。
入学早々に行われた戦闘適性試験では、他の新入生たちが恐れおののく中、澪は圧倒的な“怪力”と“剣術”をもって呪霊を瞬殺。その後のスパーリング戦でも、挑んできた全生徒を軽くあしらい、見学していた教員たちを戦慄させる。
圧倒的な力を前に、彼女はただ退屈そうに言い放つ。
――「この学園、強い奴はどこ?」
強者との戦いだけを求める少女が、学園という檻に舞い降りた。
その瞳の奥に、再び燃える“戦鬼”の炎。
伝説は、今再び、幕を開ける――。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-17 19:55:30
215450文字
会話率:30%
霊界に存在する偉大なる大天神から使命を授かり、
人として生まれた選ばれし5人のエンジェルヒーラーたちは
一度人間として生まれたら二度と輪廻転生できない。
そんなエンジェルヒーラーの隠された使命をやり遂げる人生の旅物語。
主人公である霊視占
い師の朱華(シュカ)が信頼していた祖母が残した遺言、
使命へのヒントが書かれたノートを見つけたことをきっかけに旅が始まる。
ノートに書かれた使命への3つのミッションをやり遂げる為、
一人の弟子を連れて仲間を探しに旅に出る。
日本各地の結界とパワースポットとなる神社仏閣で
探していたエンジェルヒーラーと出会うが、どの人物も訳ありの変わり者。
過去に深い心の闇傷やトラウマを抱えている人物ばかりだった。
人の感情が霊視できる朱華は仲間の辛く壮絶な過去を知り、
一緒に旅をしながら仲間になった者達の心を癒し、
救いたいと思うようになる。
朱華が持つ霊視の力でトラウマを癒し、“魂の解放“を叶えることを条件に
変わり者のエンジェルヒーラー達は朱華の仲間となっていく。
旅を進めるにつれて仲間の絆も深まり、
ノートに書かれたミッション完了を目指していくが、
行手を阻む悪霊が多数出現。
悪霊達によって守られてきた日本の結界が壊れかけていることに気付く。
困難の乗り越えながら崩れかけた結界を張り直すことで
現世と未来を守ろうと必死に悪霊と戦う。
最終ミッションである日本最古の悪霊を倒す為、
辿り着いた場所にいた悪霊は誰もが想像しなかった姿をしていた。
それは、人間におけるすべての使命の答えを表す姿であった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-08 16:52:32
23531文字
会話率:18%
侵略者――侵略の目的、何処から来たのか、その存在が謎な生命体――
《異形》
そもそも、生命体かも不確定な存在と未だ不明な点が多い。
だが、1つだけ分かっている事は人類の敵だと言う事だ。
何百、何千年と異形と人類は戦いを繰り広
げて来た。
しかし、人類が真の意味で負ける事は決してなかった。
人族を含めた異種族の中でトップクラスの実力を持った。《12の皇帝》と呼ばれる人間離れした存在が居たからだ。
そんな絶対的な力を有した皇帝達と異種族最古にして《災厄》と揶揄される強大な力を有した十体の異種族の王達がその地を守護していた。
遥か昔から存在する《異形》による。大規模侵略から数十年の時が経過する。
終わらない侵略と激しさを増す異形の脅威に、人々は休まらない恐怖に苦しめられた。
だが、ある異種族の家に双子の男女が産まれた。
竜の血を宿しながら、神に最も近き存在と呼ばれる。竜人族の正当な血筋の――双子――
その双子の一方は、いつの日か世界から認められ《皇帝》と呼ばれる称号を手にする。
しかし、その結果が必ずしも希望に満ちた道とは限らなかった。
苦悩と苦痛に染まった茨の道を少年は突き進む。
たった1つのかけがえのない者を守る筈の力は、少年から自身の命よりも大切な全てを目の前から奪い去った。
《最愛の女性》と《家族》と《友》
少年は、生きる意味と戦う目的を失った。
目的を失った時に、彼女との約束も同時に失ってしまう。
――だが、皇帝は再び立ち上がった。
彼女と交わした――《約束》
家族の前で誓った――《願い》
友から託された――《想い》
託された物を胸に秘め、たった1つの《約束》の為に、かの皇帝は再び戦場へと舞い戻る。
今度こそ、この手にある大切な物を守るために――
2度と目の前から奪われない為に、その全てを守り抜く。
この皇帝が死ぬ時があれば……それは、全てを守り通せた時だけだ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-08 12:36:48
516636文字
会話率:25%
千年帝国と呼ばれる国がある。光の女神ルミナスの加護を与えられたとされる、大陸最古の国。
そのグランツ帝国の皇帝アダルセリスの第五側妃であったレーテは、時に、女神から神託を授かり、奇跡をもたらしたという。
※ この作品は、短編『妃の
奇跡〜忘れられた妃ですが、女神から神託を授かりました〜』の連載版です。1と2は、短編と同じ内容です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-01 11:31:39
74864文字
会話率:37%
自然の中に生まれた、全宇宙を構成する十二の現象。これらの現象は古くより「ANTIQUE(アンティーク)」と呼ばれ、畏敬の対象とされてきた。
果てしない闇の空間、「虚無」より生まれた不自然な存在である”魔族”がその闇を抜け出し、現宇宙を支
配しようと活動を開始する。
この動きに気づいた世界を司るANTIQUEの精霊達は、自らの相棒となって戦う十一人の人間を見つけ出し、魔族に立ち向かう事を決意する。
宇宙の誕生と同時に生まれた最古のANTIQUE、”始まりの存在”は、プレアーガと呼ばれる惑星にあるアスビティ公国のその公爵令嬢であるココロをバディと定め残りの仲間を探し始める。
始まりの存在から全てを聞かされた十四歳の少女ココロは、この運命を受け入れANTIQUEの能力をその身に宿し、世界の未来を賭けて魔族と戦う決意を固める。
果たしてココロはまだ見ぬ仲間、ANTIQUEの能力者達を無事見つけ出し、恐るべき魔族の手からこの世界を守る事ができるのか?全宇宙の未来を賭けた人と精霊達の壮大な冒険が幕を開けます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-31 15:40:39
2793324文字
会話率:53%
世界最古の文学ギルガメシュ叙事詩を読み解きます
キーワード:
最終更新:2025-03-30 20:26:10
2352文字
会話率:0%