“最後の地”と呼ばれるエンデラント大陸。その最古の王国、グライフトゥルム王国は危機に瀕していた。
国内では自らの利益のみを追求する大貴族が国政を壟断し、王宮内では毒婦と呼ばれる王妃が我が子を玉座につけようと暗躍する。そんな状況に国王は無
力で、心ある家臣たちは国政から排除されていた。
国外に目を向けても絶望的な状況だった。東の軍事大国ゾルダート帝国は歴史ある大国リヒトロット皇国を併呑し、次の標的としてグライフトゥルム王国に目を向けている。南の宗教国家レヒト法国でも、野心家である騎士団長が自らの栄達のため、牙を剥こうとしていた。
小国であるグライフトゥルム王国を守ってきた“微笑みの軍師”、“千里眼《アルヴィスンハイト》のマティアス”は病と暗殺者の襲撃で身体を壊して動きが取れず、彼が信頼する盟友たちも次々と辺境に追いやられている。
そんな風前の灯火と言える状況だったが、第三王子ジークフリートが立ち上がった。彼はマティアスら俊英の力を糾合し、祖国を救うことを決意した……。
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第12回ネット小説大賞入賞作品「グライフトゥルム戦記~微笑みの軍師マティアスの救国戦略~」の続編となりますが、前作を読まなくとも問題なく読めるように書いております。もちろん、読んでいただいた方がより楽しめると思います。
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カクヨム、アルファポリス、ノベルアップ+でも投稿しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-18 12:00:00
516432文字
会話率:37%
回帰線にある島国が侵攻を受けた。
隣国は味方にならず、中立を取り、世界中の大国は侵略を非難するも動くことはなく、島国は侵略軍が支配する占領地となった。
それとも島国が支援を受け、隣国を味方に引き入れて、多大な犠牲を払いながらも侵攻を撃退
したのか。
はたまた島国への侵攻は新たな大戦の引き金となるのか。
島国が滅びようと、敵を駆逐しようと、大戦が起きようと、世界は回り続ける。
これは、回り続ける世界の中で、戦火に散りゆく者の小さな話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-12 20:14:22
32497文字
会話率:18%
その文明は出会うべきではなかった
その人との出会いは歓迎すべきものではなかった
これは悲しい『出会い』の物語
『特殊な部隊』と出会うことで青年にはある『宿命』がせおわされることになる
法術装甲隊ダグフェロン 第三部
遼州人の青年『神
前誠(しんぜんまこと)』は法術の新たな可能性を追求する司法局の要請により『05式広域制圧砲』と言う新兵器の実験に駆り出される。その兵器は法術の特性を生かして敵を殺傷せずにその意識を奪うと言う兵器で、対ゲリラ戦等の『特殊な部隊』と呼ばれる司法局実働部隊に適した兵器だった。
一方、遼州系第二惑星の大国『甲武』では、国家の意思決定最高機関『殿上会』が開かれようとしていた。それに出席するために殿上貴族である『特殊な部隊』の部隊長、嵯峨惟基は甲武へと向かった。
その間隙を縫ったかのように『修羅の国』と呼ばれる紛争の巣窟、ベルルカン大陸のバルキスタン共和国で行われる予定だった選挙合意を反政府勢力が破棄し機動兵器を使った大規模攻勢に打って出て停戦合意が破綻したとの報が『特殊な部隊』に届く。
この停戦合意の破棄を理由に甲武とアメリカは合同で介入を企てようとしていた。その阻止のため、神前誠以下『特殊な部隊』の面々は輸送機でバルキスタン共和国へ向かった。切り札は『05式広域鎮圧砲』とそれを操る誠。『特殊な部隊』の制式シュツルム・パンツァー05式の機動性の無さが作戦を難しいものに変える。
そんな時間との戦いの中、『特殊な部隊』を見守る影があった。
『廃帝ハド』、『ビッグブラザー』、そしてネオナチ。
誠は反政府勢力の攻勢を『05式広域鎮圧砲』を使用して止めることが出来るのか?それとも……。
SFお仕事ギャグロマン小説。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-27 10:55:06
297969文字
会話率:45%
”沖縄の鬼神”尾野 大鹿が日本本土上陸をしようと攻めて来たガメリア軍と相打ちになったとき、隠れ里が危機に瀕していたタマモ・イナリの神降ろしで呼び出されて異世界にやってきて、タマモの体に乗り移った。「工廠」スキルを覚えた尾野は愛銃の四式自動小
銃を生み出して隠れ里を襲っていた貴族の一団を殺す。
しかし、貴族の本隊がやってくることを生き延びた獣人達から聞いた尾野は工廠スキルで武器や地雷、鉄条網を生み出してゲリラ戦術をとることを提案、防衛戦に入り迎撃した。
この一連の出来事が獣人達の独立を促す解放戦線の始まりである……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-30 19:00:00
11231文字
会話率:37%
今村壮介39歳。彼は後頭部への大きな外傷で19歳から今までの記憶を失った。
その失われた20年間で、とある傭兵団に所属し世界の紛争の真っ只中を生き抜き、その後には、日本でプロのボディーガードとして働いた。ゲリラ戦のエキスパートで、たった1
人で100人の敵を相手に生き残ったという逸話もある。
なぜ傭兵になったのか? どういった経緯を辿り日本でボディーガードをしているのか? そして、なぜ頭に傷を負ったのか? 全ては失われた記憶の中である。
この物語は、圧倒的な戦闘能力を持つ記憶喪失の男が、保護者と謳う謎の少女や、19歳の記憶と結びつく有名女優に関わりながら、記憶を取り戻していく話である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-02 02:22:18
20518文字
会話率:57%
三年前にテロリスト集団「日本市民解放機構」が起こした爆弾テロで、家族全員を皆殺しにされた高校生、佐々木誠一。復讐心すら燃え尽き、ただ惰性で日々を過ごしてきた彼の前に、再び解放機構のテロリストたちが現れる。彼らは強力な銃火器を用いて誠一の通う
公立高校を襲撃し、瞬く間に占拠する。襲撃時に教室にいなかったために難を逃れた誠一は、同じく難を逃れた去年のクラスメイト、一ノ瀬七海とともに校舎内に身を潜めるが、彼女もまた解放機構に恨みを持つ者だった。遭遇したテロリストを不意打ちで殺害し銃器を手に入れた二人は、自分たちの生存と解放機構への復讐を懸け、数でも装備でも圧倒的なテロリストたちにゲリラ戦を仕掛けていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-18 18:14:00
109738文字
会話率:33%
『ミリタリ警察日誌』「9.財力のある人には勝てませんか」に書いたように、みんな語りたがる(たいてい主語の大きな)テーマについて語ると、それについてすでに蓄積を持っている人たちを刺激してしまい、炎上轟沈ということがよくあります。その最たるもの
が「戦術」「作戦」「戦略」といった概念です。
当アカウントは基本的にゲリラ戦を仕掛けるものであり、論壇の特定地点を防衛するつもりはさらさらないのですが、多くの人がこの響きのいい用語群からミリタリの世界に入ってくるのだとしたら、「あたらしい〇〇のはなしシリーズ」の趣旨にかなった戦略や作戦や戦術の話を考えてみようと思った次第です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-05 08:23:53
22867文字
会話率:0%
戦に敗れた王国に代わり新たな施政者が海の向こうの大陸からやって来た。王都から離れた町では、少し税金が上がったぐらいでそれほどの変化は無いようだ。
電気ネズミを狩って生活の糧にする貧しい少年が、ある日領主による弾圧を聞く。
さらに領主へ
の銃撃事件が発生したことから、母親と相談して反乱軍の拠点に向かうことになる。
少年は数年前に亡くなった父親と同じく、狙撃兵として反乱軍に参加することになる。
反乱軍は、帝国の支配に対して妨害行為を繰り返していた。
反乱軍の兵士の1員となって、列車や飛行船を襲撃して帝国の野望を何とか食い止めようと努力することになる。
道は長いけど、周りには頼りになる仲間がいる。
それに、帝国を取り巻く国々にも動きがあるようだ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-25 10:25:40
960500文字
会話率:35%
レイリアはアドレナリンが出ているのを体感しながらその時を待っていた。
戦線はアルカテイル市街地まで達している。
そこで敵と戦闘になる。
敵はゲリラ戦をしいていた。
対人に対するクリスの攻撃は今までの彼女とは違い躊躇がない。
そして戦闘はじき
に決着する。
戻って来た彼女たちに指揮官のカズは「近々人型兵器と対面する」と告げた。
一方の帝国軍も、ようやく人型兵器を実戦配備する事が出来たのである。それは近くカズたち同盟連合にぶつけてくるだろうと推測が付く。
そんな中、ある日カズは自分たちの後継である、コアユニットを持たず直接操縦する第二世代の開発を見守りに行っていた。
それはケンタウロス型のレイドライバーである。一号機のテストはすでに最終段階にあった。カズは、近々実戦配備の予定を聞かされる。
そしてついに敵人型兵器と対峙するが……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-12 18:00:00
76795文字
会話率:40%
某艦隊ゲームをやってて、思ったんだけど、
軍艦の戦闘能力を持っている少女を、別に海戦に使わないでもいいんじゃないのか?
いっそのこと、異世界にでも転生させれば、たとえ小型の駆逐艦であろうと、その強力な主砲の前では、魔王や龍王等のラ
スボスであろうとも、相手にならないのではないのか?
それに何よりも馬鹿の一つ覚えみたいに、『集団戦』ばかりをさせずに、単独で敵国の人口密集地に投入して、ゲリラ戦をやらせてみてはどうなのか?
どうせならゲームのシナリオなぞ放り捨てて、虚○玄風脚本を庵野○明風演出で料理して、『鬱路線の魔法少女モノ』の世界観にしたら面白いのではないか?
──等々と、妄想を拗らせた挙げ句の果てに、オリジナル作品として、でっち上げてみました☆
極力、著作権等には配慮したつもりですので、かなりぶっ飛んだ内容になっている点については、どうぞご容赦のほど、よろしくお願いいたします♡
※冒頭部の【お試し版】の一部のみ、『カクヨム』様においても公開いたしております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-26 11:29:51
82670文字
会話率:51%
『多重理論分枝型 生体思考維持システム=フロンティア』 人によって死後の世界が創造された未来。そこでは『現世』と『死後の世界(フロンティア)』との間で戦争が起こっていた。
主人公の響生(ひびき)は民間人の少年だったが、妹の穂乃果(ほ
のか)共々局地的な戦闘に巻き込まれてしまう。
瀕死の重傷を負った妹の助けを求める響生に応えたのは、『彼にしか見えない幼馴染の少女』だった。響生は彼女の手引でフロンティアに移りすむ。
五年後、ほぼ現世を壊滅させる形で、フロンティアの勝利に終わった戦争。
だが、その統治に不満が燻ぶる現世ではレジスタンスによるゲリラ戦が横行していた。
妹の居場所をつくるためにフロンティアの軍人となった響生は、戦場跡から発信された救難信号の追跡任務にあたる。
そこで、待ち受けていたのは、レジスタンスメンバーとなった嘗ての親友との再会だった。
捻じれてしまった二つの世界で、異なる立場となった二人の少年の出会いは、やがて大きな事件へと発展して行く。
電脳系メカアクション
傾向:非テンプレ シリアス テーマ性強
主人公:訳あり型ハイスペック
ヒロイン:多数 ハーレム
世界観:近未来 ディストピア
週1回程度の更新となります。
宜しくです!! 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-21 18:25:36
679596文字
会話率:28%
正統歴1206年。
大陸で勃興した大航海時代の最中、航海士アーヴィンド・グレンによって発見された巨大な無人島はグレン島と名付けられた。
それから400年余り、大陸からの移民によって大きく人口を増やしたこの国に三つの国が建国された。
東
桜王国、神聖連合、共和国。
それぞれ人種も宗教も歴史も違う国々は、時には敵、時には味方として、政治的意見の違いや、資源確保のための争いを続けた。
そして、その争いは今も終わらない。
正統歴1597年6月。
燻った人種問題を皮切りに神聖連合は東桜に宣戦を布告する。
その後幾度となく、停戦と進軍が繰り返された。開戦から10年。
神聖連合大統領、バレット・アルハトスの戦時宣言により停戦協定が結ばれている中、再び戦場は動き出す東桜と神聖連合の国境、東南戦線では、レジスタンスに扮した神聖連合がゲリラ戦を繰り広げはじめる。
それを鎮圧させるため、東桜軍は世界で唯一の航空兵器、アタック1型航空戦略システム、通称A1を導入。
前線は一時的に静まり返った。
そんな戦況の中、第十八機動中隊は最新兵器を辺境の街、皆原の施設から、帝都に運び込む任務を与えられる。
任務の途中、艦隊は補給とのため扇谷士官学校に駐留していた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-04-22 23:36:54
16409文字
会話率:33%
戦争に剣も魔法も必要ない。必要なのは頭脳。
ファンタジーなのに、剣と魔法を全力で否定。
武器商人である主人公による、軍事革命。
ファンタジーの世界において、ジャングルを利用したゲリラ戦を敢行。
果たして新しい魔王と主人公が立ち上げた新生魔王
軍は、人間軍を倒せるのか!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-11-12 13:23:15
5060文字
会話率:53%
『作家たるもの、流行にとらわれず書きたいものを書くべきだ!』という様な文章を読んで、激しく衝撃を受けた私は、底辺作家のステルス性スキルを使用して、長崎チャンポンにゲリラ戦を挑む事を思い立つ。
しかし、勢いにまかせて、ドイツ人や他のチャンポン
にまで戦線を拡大していた最中に、否応無く時代の流れに巻き込まれてしまう事に……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-06-25 08:46:15
3248文字
会話率:3%
大国、グリモア魔法王国とマキナマキア機工帝国は大戦のさなかにあった。
グリモア魔法王国大将軍、カイは転生魔法によって転生を果たした。機工帝国に転生し、ゲリラ戦によって戦争を有利に進めようとしたのだ。
しかし、転生後の世界ではすでに祖国
が滅んでいた。
魔法でチートしたりハーレムしたりしながら、転生後の世界で活躍する。そんなお話。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-06-05 06:34:35
195847文字
会話率:38%
もし日本が国民皆兵を導入して、ゲリラ戦特化になったら
最終更新:2016-03-23 01:08:34
2701文字
会話率:0%
かつて現代にハルファスという不良チームがあった。そのハルファスも次世代の交代があった。その一癖二癖を持つ総長と幹部達がひょんな事でとある世界飛ばされた。その世界は古代中国三国志の世界であった。彼は一体この世界でどう生きて昇っていくのか?
最終更新:2014-10-30 11:17:58
4620文字
会話率:2%
FISのトップ雪村紫月は、インドネシア、バリ島に居た。唯一の肉親である妹と二人きりの久し振りの休暇。秘書やガードたちには休暇を与え、絶対に顔を見せるなと命じて。家族だけの時間の為に。
なのに。不愉快な銀髪野郎は抜け抜けと現れるし、妹、舞の様
子もいつもとは違う。
楽園の島のはずが、激しいスコールが紫月の理性を揺さぶる。理由のわからない衝動が、熱く昂ぶる。
シリーズ第二作。というより、息抜きな短編小品という形の短いお話しです。
『都市迷宮』シリーズは、雪村舞を巡る愛憎を、一話一都市を舞台に綴る物語です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-07-31 21:22:16
35058文字
会話率:43%
二人の天皇が、北朝と南朝にわかれ、貴族と武士団とが、国じゅうを巻き込んで争った動乱の時代。後醍醐天皇の夢まくらから、歴史の舞台に登場してわずか数年、はげしく、さわやかな生涯を終えた河内の名将、楠野正成(くすの まさしげ)とは、どんな人物だっ
たのだろうか。金剛山の赤坂城、千早城に立てこもり、奇抜なゲリラ戦をくりひろげて、押し寄せる関東の大軍を、さんざん悩ませた武勇・知謀・戦略・・・。ために天下の形勢は大きく変わり、建武の新政になった。だが、新しい公家政治は二年でくずれ、世はふたたび南北朝の戦乱へ・・・。反旗をひるがえし、九州から攻めよせてくる足利尊氏の大軍を、湊川にむかえ、壮絶な戦いのすえに自刃した楠木一族。おのれと、一族の栄達しか考えなかった武将の中で、ただ一人、ひとすじに天皇への忠誠を貫いた、ふしぎな武将。いま、皇居前広場に建つ楠公像は、人々になにを語りかけてくるだろうか。 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-11-04 18:26:55
6670文字
会話率:26%