魔導書。
それは人がこの世に生を受けし時に顕現させる魔導士の証。
魔導書を通して初めて行使できる魔法は、アークランドと呼ばれるこの世界においてごく普通のありふれた力であり不可欠な力。
サラマンド王国を収めるヴェルブレイズ家に生まれた
王子ヴィンセント・ヴェルブレイズは、魔導士なら誰もが持つそんなごく普通の魔導書が現れないまま成人を迎える。
サラマンド王国には魔導士の階級制度が根強く残っており、階級は生まれ持った魔導書の能力の高さにより決定される。
それは生まれた瞬間にその者の魔導士としての運命が決まるという残酷な事実を意味している。
一般的な魔導士と違いヴェルブレイズ家では代々魔導書の顕現と覚醒は同時に起きない血筋であり、覚醒は肉体的・精神的に成熟した頃と遅い傾向にある。
ヴィンセントには、覚醒を促す代々受け継がれる成人の儀式においても覚醒が見られず、ついには魔導書の顕現すら認められなかった。
代わりに頬に刻まれた、嘲笑うような『G』の刻印。
王家の恥晒しという烙印を押されたヴィンセントはサラマンドを追放され、華々しい王家の生活から奴隷以下の最底階級へと一気に転落することになる。
全てを失い絶望する彼はまだ知らない。
魔導書(グリモワール)を持たないことが何を意味するのかーーー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-12 12:09:56
174779文字
会話率:46%
──これから毎週、小説を書こうぜ?
毎週一回、ツイッタの「診断メーカー」で出たお題で小説を書いてみる
という自己鍛錬、それがこの『週刊三題』であります。
さてさて。紡がれる文章は良分か悪文か、或いは怪文か?
とある物書きの拙文晒し、此処に在
り。
(※こちらは「二冊目」です:501本目~)
(※連載形式ですが、中身は短編集です)
(※自ブログ及びpixivにも掲載中です)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-12 00:00:00
958045文字
会話率:21%
──これから毎週、小説を書こうぜ?
毎週一回、ツイッタの「診断メーカー」で出たお題で小説を書いてみる
という自己鍛錬、それがこの『週刊三題』であります。
さてさて。紡がれる文章は良分か悪文か、或いは怪文か?
とある物書きの拙文晒し、此
処に在り。
(※連載形式ですが、中身は短編集です)
(※自ブログ及びpixivにも掲載中です)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-27 00:00:00
2798529文字
会話率:20%
人生は運が全てだ。前世での俺の口癖がそれ。
運悪く事故死した俺は、目覚めると、とある街の大貴族の三男ピーター・ギュスターブとして転生していた。
これって超ラッキー! 前世では貧乏だったので豪遊の限りを尽くす俺だったが。
15歳の洗礼の儀式で
適性ジョブなるものを鑑定するために、鑑定所ギルドで適性ジョブを鑑定し、冒険者ギルドで冒険者登録をする流れなのだが……。
なんと俺の適性ジョブは『ギャンブラー』通称遊び人。
俺は父親にギュスターブ家の家名を汚す恥晒しと言われ、金貨30枚を渡され、大貴族の家を勘当をされる。
短い15年のラッキー生活が終わり、いきなり放浪生活が始まるが、血相を変えた鑑定所ギルドの鑑定人が幸運ポイントの数字が99を超えて鑑定不可能だと言われ、突如、999まで鑑定できる西の都まで行くように言われるのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-11 19:38:25
13401文字
会話率:31%
強制的に異世界へ転移させられたレンは、魔法が溢れる世界で魔力を持たず、「魔力なしの無能:選ばれざる者」として軽蔑される厳しい現実に直面する。しかし、彼は特殊な魔導書「憑依召喚」を得る。これは使い手に強大な力を貸すが、同時に使い手の精神を侵食
し、身体を召喚した者の支配下に置く危険を秘めた代物だった。この魔導書の力と、自身がこの世界に転移した本当の理由――神々の争いに巻き込まれた「黄金の者」の仕業と直面し、レンはこの混沌とした勢力に挑む決意を固める。
共に旅する妖精のルナと、幽体のクロウ。そして転移者村の翔子とともに、レンは強制転移の連鎖を終わらせるべく、彼らは神界への道を求める旅に出る。その過程で、勇者が持つ神から下賜された魔導書を奪い神界への扉を開く試みは、勇者の命を奪うという深刻な代償を伴う。彼らの目的は、この世界を混乱に陥れる元凶、「黄金の者」を倒すことだ。しかし、「憑依召喚」の魔導書を使用することで、レン自身も狂気の淵に立たされる。
力と引き換えに、自らの身体と心を危険に晒し、彼は真の強さとは何か、自らを変える力と、力を変えるための自らの意志を深く問い直す。
果たしてレンは、黄金の者を倒し、強制召喚の連鎖を止められるのか? その戦いの果てに、レンと彼の仲間たちは何を見出すのか?
そして存在を問われる「異世界の共犯者―神はもう許さない」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-10 08:00:00
76713文字
会話率:28%
パパ活で何とか一人ぶんのお小遣いを稼いでいる高校生・梅灘すすめはある時、パパ活相手に甘い香りのする何かをかがされ、気づいたらそこは異世界である獣人界だった。
獣人界は戦争ののちに侵略者のベノム帝国に蹂躙され、今にも殺されそうになっていた。
そんな時に出会ったのが、獣人界の奪還を目指す獣人の兵士たち。
しかし彼らには秘密と、秘密兵器をたくさん持っていた。
兵士たちはすすめにいう。「この世界を止めた責任を、取ってほしいな」
初めて経験する戦場、そして見知ったはずの見知らぬ獣人たち。
その中ですすめは、果たして元の世界に戻ることができるのか。
※この作品を5ちゃんねるのなろう関係スレッドに投下するなど、晒し行為を行うことを禁止します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-10 07:20:00
1148445文字
会話率:23%
今も平然と逃げおおせている犯罪者達を晒してみせましょう。
二人体制になったサラシ屋に、依頼が舞い込む。続編ではありますが、単品で読めると思います。
前作『サラシ屋episode0』は、こちら↓
https://ncode.syosetu
.com/n7968iq/
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-08 15:17:04
37693文字
会話率:31%
警察が動いてくれないと、犯罪者に罰則を与えられない。
被害者は、泣き寝入りすることしかできない。
今も平然と逃げおおせている犯罪者達を晒し、制裁を加えてみせましょう。
最終更新:2024-04-03 14:07:25
53887文字
会話率:35%
「この出来損ないの役立たずめっ! 私が何年にも渡り面倒を見て来てやったというのに――【農民】でスキルが【毒耐性】だけだと? なんて無様な醜態を晒してくれたんだっ!」
成人となる十五歳の年に受ける『天恵の儀』。
その『天恵の儀』にて、
適正職業【農民】スキル【毒耐性】と言い渡された俺。
由緒正しい剣士の家系の長男として生まれてしまった俺は、父親からの罵詈雑言を浴びせられながら、次期当主という座を奪われ、家から追い出されることとなった。
途方に暮れ、先が何も見えない状況の中――出会った一冊の古い書物。
その書物との出会いにより、俺はハズレスキルである【毒耐性】の有用性を見出す。
そう。ハズレスキルだと思っていた【毒耐性】は、“どんな”毒ですらも無効にする最強スキルだったのだ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-08 11:10:00
1122071文字
会話率:38%
顔を晒したくなかったのでイラストを使って配信したら、Vtuberと呼ばれるようになってしまった。……Vtuberって、何?
ハーメルン様にも連載しています
最終更新:2024-05-02 12:11:27
91263文字
会話率:30%
筋骨隆々の筋肉ダルマが女子高に潜入して活躍するお話です
最終更新:2024-05-02 06:00:00
409733文字
会話率:29%
普通の男子高校生、小暮涼真(こぐれりょうま)は幼馴染で親友の平沢獅子(ひらさわれお)が恋に悩んでいると相談を受ける。
その相手はクラスでも余り目立たない女の子、大月雫(おおつきしずく)であった。
情報を得るため雫に近づきすぎた涼真はある時
、学校一の美少女に呼び出されることになる
彼女の名は朝比奈(あさひな)アリサ。雫の大親友である彼女は涼真が雫を好きだと勘違いをしてしまうことになる。
アリサの勘違いにより別方向の恋愛相談が発生し、本来の恋愛相談と並行し、涼真は奔走するはめとなってしまった。
涼真とアリサ。奔走した先に待っている結末。
親友の恋愛相談に乗っていたらいつのまにかヒロインが誰よりも近い存在になっていた。そんなお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-28 12:00:00
168472文字
会話率:49%
【この作品は、第二部終盤を中心に大幅改稿を予定しております。改稿版は、準備が整った部分から順次配信中です。続きはそちらの改稿版で掲載する予定ですので、よろしければ改稿版の閲覧をお願いいたします】
改稿版:「リアルRPG生活は気苦労と共に」
https://ncode.syosetu.com/n7833fp/
高校一年の夏休みが始まるはずの終業式直後。クラス全員が転移した先で、ぼくらはファンタジーRPG「絶界の涯(はて)」のキャラクターとなるよう告げられた。
仮想現実というにはリアル度合いが強すぎることに戸惑ううちに、アニメ髪の若い男性が現れ、クラスを二分するように命じてくる。
クラス階層の頂点に位置する男女が指名していった結果、残されたのは文化系の部活に所属する面々のほか、彼らが疎んじていたり、腐れ女子だったり、不登校だったりという一癖ある者ばかりの十八人。
そして、青い髪で冷ややかな口調のお姫様が登場し、プレイヤーである彼女の指示に従う形で、非選抜組もゲーム的世界で活動することを求められる。
姫君と他の面々とに挟まれる形になったぼくは、多くの気苦労を抱えることになり……。
ぼくらの明日は、さてどうなる。
////////////////////
・2019/6/8に、読み速さまの晒し企画に参加させていただきました。
・タイトルを試験的に「【絶界の涯/異世界の観察者】~(略)~」から、「【絶界の涯/ルランスミリア城の三十六人】~(略)~」に変更してみております。
・60万アクセス到達&5000ポイント突破(一時)御礼
・この作品は、カクヨムさまにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-27 17:10:00
384231文字
会話率:49%
※2019/11に改題しました。
高校一年の夏休みが始まるはずの終業式直後。気づいたときには、クラス全員が見知らぬ場所に存在していた。
そして、ぼくらはファンタジーRPG「絶界の涯(はて)」のキャラクターとして、プレイヤーに操作され
る形で剣と魔法の世界でモンスター討伐に参加するよう告げられた。
仮想現実というにはリアル度合いが強すぎることに戸惑ううちに、緑色の髪の人物がクラスを二分するように命じてくる。
クラス階層の頂点に位置する男女が指名していった結果、残されたのは文化系の部活に所属する面々のほか、彼らが疎んじていたり、腐れ女子だったり、不登校だったりという一癖ある者ばかりの十八人。
選ばれなかったぼくらもまた、新たに登場したプレイヤーのもとで、キャラクターとしての活動を求められる。
そしてその世界は、星座や文物の共通性から、どうやら未来の地球であるようなのだが……。
成り行きでプレイヤーと他のクラスメートとの間に挟まれる形になったぼく、春見野睦月(はるみの・むつき)は、多くの気苦労を抱えることに。
ぼくらの明日は、さてどうなる。
---
・この作品は、後述の作品を大幅改稿したものになります。
・改稿にあたって、改稿前版で頂いたご感想と、読み速さまの晒し企画でいただいたご意見ご提案を参考にさせていただきました。心より感謝しております。(よりよいものになっているとよいのですが……)
・いわゆる「主人公無双」的な爽快感は少ないものと思われますので、ご留意ください。
・改稿前版の読者様へ。改稿前版も残してあり、その末尾に改稿概要をまとめております。続き(旧第三部以降)は、こちらの改稿版の続きとして掲載予定です。
・改稿前作品 https://ncode.syosetu.com/n6220ey/
旧版の公開時点からの題名の変遷は下記のとおりです。(このあとに、サブタイトルを付けていました)
・「異世界の観察者」 ※当初タイトル。先行作品と丸かぶりしてしまっていました
・「絶界の涯・異世界の観察者」 ※作中のゲームシステムの名称を付加
・「絶界の涯・ルランスミリア城の三十六人」 ※改稿前最後
・「リアルRPG生活は気苦労と共に」※改稿当初
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-27 17:10:00
2033文字
会話率:0%
元祓魔師(エクソシスト)であり不老不死の血(ネクロファージ)を持つ暗殺者ラミアは、愛する人を失ってから刹那的に生き、危険に身を晒し続けていた。神の敵を討つべき聖なる武器を人に向けてしまった以上、もう戻れない。
感情を持たぬ氷と評される
彼女は、国を救う志を持つ大統領候補バーナードのために、彼の部下コーネリアスの指示で邪魔者を消している。そんな中、瀕死の少女に出逢う。運命を感じたラミアは、不死の血(ネクロファージ)を分け与え命を救った。
フルールと名乗った少女を保護することになったラミアは、バディとしての彼女の成長を見守りつつ、大統領選の裏で蠢く陰謀に立ち向かっていく。
約16万5千文字・全46話の完結作です。
毎日3話ずつ、6:00/12:00/18:00に公開していきます。
公募戦績:
第28回電撃小説大賞:四次
第17回小学館ライトノベル大賞:二次
第13回GA文庫大賞(後期):二次折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-18 18:00:00
162947文字
会話率:43%
俺の名前は畑山龍二。
自他共に認めるオタクであり、中二病患者だ。
高校に入学後、自己紹介で早々にやらかした関係で孤立しており、偉そうな口調のせいでよく陽キャ共から弄られている。
原因が自分にあるのは重々承知しているが、俺はこのキャラクター
をやめるつもりはない。
周囲の人間にどう思われようが構わないし、興味もないからだ
仮にイジメにまで発展したとしても、俺はしっかりやり返すタイプなので何も問題ない。
会話も常に録音しているため、いざとなればネットに晒して炎上させてやるつもりだ。
……こんなことを考えなければいけないという時点で、現実は本当にクソだと思う。
だから俺は、好きなラノベ作品のように異世界転生or転移するのを望んでいた。
そしてついにその望みが叶う――と思ったのに、出会った神がどうにも使えなく異世界に行くことはできなかった。
その代わりに、半分ネタで「ギャルのパンティおくれーーーーっ!!!!!」と願ったのだが、なんとそれが本当に叶ってしまった。
しかも、ギャル本体付きで……
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-18 00:01:21
55591文字
会話率:44%
憂鬱な毎朝の満員電車。とりあえず妄想でもしてテンション上げるか。
「隣りにいるのがもし美女、イケメン、推しだったらどうしよう……!」
誰もが一度は考えたことのある妄想を晒してみることにするっ!
最終更新:2024-04-13 12:10:00
1369文字
会話率:41%
プロットを立てずにオチのあるショートショートを書こうとしたらこうなるという悪い見本として晒します
キーワード:
最終更新:2024-04-13 09:10:43
1659文字
会話率:31%
高校生の頃書いたやつ晒します
キーワード:
最終更新:2021-12-10 17:16:16
479文字
会話率:0%
皆様のスマホの中に、創作メモの残骸はございませんでしょうか? 今となってはただ意味不明となってしまった、残骸。これから私、消去する前にそれらを晒し、供養とさせていただきます。
キーワード:
最終更新:2021-11-14 20:33:43
1298文字
会話率:6%
昭和に思春期を過ごし、平成に社畜として働き、令和の息苦しさに苦悩する中間管理職のおっさんの、極めて内向的な日記を、世間に晒してみようかと。
最終更新:2024-04-07 09:03:14
39290文字
会話率:4%
生活保護を熟知した人間が闇落ちしたら。
そんな振り切った『無敵の人』備前はある日、駅前で座り込んだ底抜けに明るい家出少女を拾います。身体目当てではなく、生活保護を受けさせて甘い汁を吸うために。
貧困ビジネス。受給者を囲い込んでピン
はねする方法もその一つ。
あたかも犯罪行為のようですが、現実に、平然と、合法的に、一般企業としてさえ営まれています。有料老人ホームとかね。もちろん優良な施設もありますとも。
ですがその実態は、この作品を通じて徐々に晒されていくでしょう。
もちろん行政側の事情にも触れていきます。
晒してほしくない情報もきっとあるでしょう。
なろう規約に反する既存制度や政治の批判は控えますがネ。
この作品は行政側の人間であった主人公、備前が制度を上手く利用しようと試みます。
氷河期世代で苦渋を舐めてきたにも関わらず、他の世代からは自己責任と虐げられてきた主人公ですから容赦などいたしません。犯罪上等、法律なんかクソ喰らえ。強いて言うなら氷河期世代を軽んじた時代の自己責任。
これからもっと、氷河期世代の生活保護申請がはかどりますネ!
そんな無邪気な思いを込めて、氷河期世代に送るエールとして書きたいと思います。
■賛否両論? 読んでいい人、悪い人■
生活保護を受給したい人、学びたい人はとりあえず読んでおけ。
保険や税金の取立てにも詳しいので、いつか抜け道や知識をひけらかすかも知れん。
都市や地方で異なる立ち回り方の違いもわかるかも知れん。
正直、言っていいのか悪いのかわからない範囲でおっかなびっくり書いていくからヤバい内容だと思ったら教えてほしい。修正の検討はする。
それから主人公の性格は最悪だが、たまたまクズ主人公を描きたかっただけで、作者の意思を反映したものでも、代弁させたいものでもない。
だが特定の属性を持つ人間には辛辣かも知れんので読まないでおけ。
そこら辺を理解できない人は読まないほうがいいのは始めに断っておきたいと思う。
かなり口が悪く、やること為すこと悪い主人公なので、「人権がー!」とか言い出す可能性がある人には読んでほしくないすらある。
PVと☆1だけ入れて無言で去るのが良いだろう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-30 10:44:37
94691文字
会話率:73%
魔王軍幹部の貴族令嬢ニーナ・ラナトゥスは勇者に敗北し死刑を待つ虜囚となった。
裁判も済み死刑執行も確定し、明日には絞首台へと立たされる哀れな身。
日の出とともに首を吊られ哀れな死に様を民衆へと晒し、彼女はやがて歴史書に無様な悪役として
記される……
……はずだった。
執行を直前に控えた夜。
自分を捕らえた勇者の仲間が一人、牢を訪れこう言ったのだ。
「勇者が死んだので代役が必要になった」「死刑を免れたければ、顔と名前を変えて勇者として活動しろ」と。
ニーナはその取引に了承した。
悪役令嬢はこうして再び日の目を浴びることとなる。
悪役としてではなく、今度は勇者として。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-28 23:00:00
219356文字
会話率:48%
九条滝の高校生活は、幼馴染みであり社長令嬢でもある無口な女子高生・桧山佳音のボディーガードを(嫌々ながらも)する日々。ある日、佳音が風邪で学校を休み、滅多にない放課後の自由な時間が滝に訪れた。どこか靄のかかったような感情を抱きつつも、滝は
親友・白屋吹雪と買い物に出掛ける。その帰り、2人は痴漢に遭っていた同級生・矢倉ほのかを助ける。それ以降、滝に好意を抱いたほのかは彼との仲を深めていく。滝も純粋なほのかに惹かれていた。一方、突然「1人暮らしをする」と言いだした佳音は、理由を聞かれても答えず滝と口論になる。「嫌だったらやめればいい」という言葉を受け、ついに滝は佳音から離れていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-20 21:52:25
183223文字
会話率:42%
神の神託により、世界の中から5人のみ選ばれる勇者と言う存在。
その役目は、魔王に奪われたままの世界の四分の一を取り戻す事である。過去の勇者達の奮闘により、何度も魔王を倒すものの後一歩のところで世界を奪還できず今に至る。
魔王が世界の四分の一
を手中に納めるきっかけを作ったエアズィール国だったが、幾つもある国の中で唯一、勇者が産まれる年になれば毎回神託を受け、優秀な勇者を輩出するため、世界を危機に晒したと言う罪から見逃されていた。
けれど、今回選ばれたのはヘタレで泣き虫な少年ヘルト。他国の勇者は皆優れた者ばかりで、国中から出来損ないと馬鹿にされる日々を過ごしていた彼だったが、ひょんなことから化け物屋敷と呼ばれる洋館に足を運ぶ。そこにいたのは、溢れ返る凍り付いた魔物達と美しい少女だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-20 17:15:55
36699文字
会話率:48%