「無能」と烙印を押され、王国から追放された少年レイ=グラン。
すべてを失い、絶望と孤独に打ちひしがれた彼は、死の森と恐れられる魔境へと逃げ込む。
そこは無数の獣が跋扈し、これまで誰ひとり生きて戻った者はいない、絶望の地。
飢え、寒さ、痛み、
恐怖――生きることすら許されないその世界で、レイはただ一人、泣きながら、傷つきながら、それでも生き延びた。
血をすすり、獣を喰らい、力を奪い取る。孤独の中で人の言葉を忘れ、痛みを糧に、力を積み重ね、彼は十年の時を生き抜いた。かつて『ゼロ』と断じられた少年は、誰にも気づかれなかった己の力に気づき、世界の理すら超える『根源の魔力』を手に入れるまでに至る。
十年後、魔境の最奥。
人知を超えた巨獣を前に、レイは静かに立つ。
一方、レイを追放した王国は、崩壊のカウントダウンが始まっていた。
――これは、全てを奪われた少年が、世界最強の魔術師として生まれ変わり、かつて自分を切り捨てた者たちへと歩みを進める物語。
復讐の炎と、静かなる決意を胸に、レイは再び王国へと歩み出しはじめる。
+++
カクヨムで完結済みのお話をこちらに持ってきてみました。
どうぞ、よろしくお願いいたします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-06 15:00:00
94154文字
会話率:27%
人々が捨てたゴミが魔法道具として排出される〝廃棄ダンジョン“。
そこにたった一人で潜る【独剣】リレオンは、魔法道具を回収しては売り払う〝回収屋“として日々小銭を稼いでいた。
全ては〝魔剣“を手に入れて、上位のダンジョンに挑むため。
だがリレ
オンは、頑固で排他的な性格が災いして同業者からは腫れ物扱いされ、魔剣を買うための金もなかなか貯まらず、以前のパーティメンバーにもバカにされるような日々を過ごしていた。
そんなある日、リレオンは廃棄ダンジョン内で倒れた少女を発見する。
明らかに貴族令嬢に見える少女に金の匂いを感じたリレオンは、彼女をダンジョンから保護したものの、目を覚ました少女は自分のことを『●●だ』などと言い放つ、ちょっと変わった女の子だった。
思惑が外れたリレオンは、彼女を〝アカリ“と名付け、仕方なく面倒を見ることにする。
ところがアカリは、リレオンが望んでやまない〝とんでもないお宝“を所持していた。
交渉の結果、リレオンはアカリの要望を受け入れることを条件にその〝とんでもないお宝“を手に入れ、紆余曲折を経て二人はチームを組み上位ダンジョンへと挑むことになる。
上位ダンジョンで躍進する中、様々なトラブルを経て絆を強くしていく二人。
だが、アカリとよく似た女性を探索する依頼が役所に掲示されたことを契機に、二人を取り巻く運命は大きく動き出す──。
アカリの正体。貴族家の秘密。リレオンの過去。そしてダンジョンに秘められた謎。
リレオンとアカリ。二人の出会いが織りなす、異世界にまつわる不思議なお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-06 13:24:58
86699文字
会話率:50%
これは、タフで情に脆く姐御肌。食べる事が大好きな一介の女戦士が世界を旅する物語。
寒さ厳しいラグシア大陸北部に位置するドライゼル帝国には珍しい日に焼けたような褐色肌に、ルーンと呼ばれる失われた魔術文字を右眼に宿して産まれた事から「忌み
子」として扱われ、16歳の時に故郷である街や国から逃げるように出奔した────流浪の女戦士アズリア。
勇者という宿命を背負ったわけでもなく。
世界の危機を救えと神託を受けたわけでもない。
ただ、失われた魔術文字を使うことが出来る代償として通常魔法が使えないという欠落を背負ったアズリアが、あても無く世界に散らばる魔術文字を探索し継承する一人旅の物語。
世界中を旅する道中、様々な人物との出会いや色々な出来事を重ねる内に心身ともに成長し、やがて旅の最終的な目的を見つけていくだろう……多分。
※一話2000文字程度ですので、あっさりと読めると思います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-06 13:14:36
4591903文字
会話率:30%
注・この物語は。
お花畑ラブ子さんの「魔法少女ほのか」と。
私こと灰ちゃの「『忌み子』と言われ故郷を捨てた紅髪の女剣士アズリアの魔術文字(ルーン)探索記」とのコラボ企画です。
(ラブ子さんの可愛いほのかをこんな風にしてしまい……腹を切ってお
詫びしたいっ!)
以前に「胸を大きくしたい」と願う魔法少女、宮内ほのかの想いがあまりに強すぎて曲解され、何故か地球は日本の破魔町へと召喚されてしまったアズリアだったが。
その時は水の精霊ウンディーネから授かった魔術文字(ルーン)を使うことで、一時的にではあったがほのかの願いを叶えることには成功したのだが。
その事が生きている世界の違う、ほのかとアズリアを繋ぐ太い縁となってしまったのか。
今度はほのかが時空を越えて、アズリアが生きるラグシア大陸へとやってきてしまうのだった。
宮内ほのかの明日はどっちだ?
この作品は「N2193FS」の二次創作です。作者より許可を頂いています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-26 21:02:09
39936文字
会話率:36%
婚約破棄された瞬間、隣国王子の求愛ターゲットになりました――!?
辺境伯令嬢クレア・サヴィエールは、婚約者ヴィクトール・ローレント公爵令息に、学園のパーティで婚約破棄された。
しかし留学生の隣国王子テオドール・アヴェレートが、彼女に向かっ
て救済と求愛の手を差し伸べる。しかしクレアは自身の矜持から、頑として拒絶した。
「こんな形で差し出された施しを、サヴィエール辺境伯家の名にかけて、受け入れるわけにはいきませんわ!」
「じゃあ僕の留学の間に、君を口説き落とす! 僕の愛が勝つか、君の矜持が勝つか、ゲームしよう」
こうしてテオドールが仕掛ける求愛ゲームが始まった。
「口説き落としてみせる」と宣言したテオドールと、絶対に落ちないと誓うクレア。
そんな二人を苦々しく見つめるのは、クレアを捨てたはずのヴィクトール。なぜか彼はクレアに執着するが……。
外交と内政、戦略と恋愛、社交と策謀が、貴族社会を翻弄する。
やがてクレアの選択は、ヴァルミールとアヴェレート、二つの王国の未来を変えていく。
※毎週土日更新です。9/2(日)までは毎日更新。
※最終話まで執筆済み。安心してお楽しみください。
※並行連載中「拗らせ女公爵と策略王弟の愛と希望の日々 〜政略と社交の狭間で愛し合ってみせます〜」のスピンオフ作品です。
https://ncode.syosetu.com/n3251jx/折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-06 13:10:00
205038文字
会話率:34%
没入型VRMMO【Become Monster Online】、通称【BMO】と呼ばれるゲームにおいて灰咲色葉は実質不可能とされた種での進化に成功した。
しかしすぐにその先の進化をするためには、異世界にいって進化するための素材を入手しなけれ
ばいけないと別世界の管理者を名乗る男に言われてしまう。
そのゲームが大好きでどうしても続けたい。せっかく苦労して進化させた自分の分身でもあるキャラクターを捨てたくない。
そんな思いから彼女は異世界とゲームの世界を行き来し、ゲームのために異世界の人類とモンスターの熾烈な戦いの渦に飲み込まれていくことになる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-06 12:00:00
3991253文字
会話率:38%
王国に囚われた弟を救い出すため、ダニアの金の女王ブリジットの娘であるプリシラがついに王国に乗り込む。
一方、姉である銀の女王クローディアに恨みを募らせる王国軍のチェルシーは、かつて自分を捨てた姉に復讐するため修羅の道を突き進む。
金と銀の
女王の血を引く2人の少女が、戦乱の大陸を舞台に激突!
戦いの果てに果たされるのは弟の奪還か、あるいは復讐の成就か。
2人の少女の意地と誇りがぶつかり合うファンタジー大河ドラマ。
今……最終章の幕が開く。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-06 11:50:00
195452文字
会話率:21%
かつて、世界を救うために戦った男。
今、カズマは安いウイスキーを飲み、眠らず、死んだ街で二流のフリーランス写真家として日々を過ごしている。
過去に縛られ、英雄としての希望をとうに捨てた男。かつてはモンスターを狩っていたが、今では自分自身が
モンスターになってしまった。そして、そんな彼を信じ続けるモンスターたちがいる。
神話と悪夢から生まれた少女たち。人間の世界に居場所を持たない彼女たちが、カズマの周りに集まってきた。忠実な犬神、彼を「オーナー」と呼ぶ。戦場で作られたオートマトンは、今やメイドとしての義務に苦しむ。耳が鋭く、言葉は少ないが、背中を撫でると喉を鳴らす少女。
彼女たちはカズマを信じている。カズマは、そんな彼女たちに信じられる価値がないことを願っている。
しかし、謎のカルト、古の遺物、そして一連の超自然的な殺人事件が、カズマを再び過去の影の中に引き戻す。カズマは決断を迫られる。
歩き続けるか、それとも今、彼が唯一持っている家族を守るか。
世界を救うことはない。だが、彼は自分の側にいるモンスターたちを守るかもしれない。
そして、もしかしたら—彼女たちが彼を救うのかもしれない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-06 11:01:44
25673文字
会話率:35%
七つの王国を股に掛ける大帝国グラン・ベザ――。
かつてそこで王女と呼ばれた少女は、時を経て、選帝侯ヴァレンティン大公家の公女としての生を全うしていた。やがて再び過去に両親と故国を奪った争い、皇帝戦が起こるであろうことを知りながら、″皇帝とな
る者”ではなく″皇帝を見定める者”として。
それで何ら、問題はなく、上手くいっているはずだった。故国ベルテセーヌで、王位を簒奪した王の息子が″婚約破棄騒動”なんて起こすまでは。
私の故郷で、よくもザマァ事件なんて起こしてくれたこと!
その上、別の国の皇子様に見初められましたですって? 冗談じゃない!
勝手に王位を奪っておきながら勝手に国を混乱させた貴様ら全員、その責任は、きっちりと支払っていただきます!
過去のしがらみと今の友情。
捨てたはずの国と捨てておけない悔恨。
そして再び訪れる皇帝戦――。
かつて王女でありそれを誇りに思っていたはずの公女が、お綺麗事をばっさりと切り捨てながら、奮闘します。
「私は、リディアーヌ……リディアーヌ・アンネレット・クリスティナ・ド・ベルテセーヌ――皇帝クロイツェン七世に両親を殺された、“墓の下の王女”よ」
たとえもう自分が帝位につくことはできずとも。
自分の手で、自分の戴くべき者へ、両親が手にできなかった冠を取り返すために――。
※多少の残酷表現などが有ります。苦手な方はご注意ください。
※ブクマ・評価などいただけるようでしたら、有難うございます!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-06 09:30:00
1500724文字
会話率:51%
その少女にとって、一度目の人生では、命よりも音楽とヴァイオリンが大切だった――。
命か音楽かを迫られて命を捨てたリリは、自称紳士な黒猫さんに導かれるままに未プレイのまま終わった乙女ゲームの世界へ。
何不自由ない辺境伯家の次女として転生し
、イケメン幼馴染や美少年な義弟もできまして、相変わらずのボッチを満喫しながらほのぼのと暮らして十五年。そろそろゲームの開始時期ですが、まぁ攻略なんて面倒なことせず、成るがままに成ればいいと、適当に生きていましたが……。
どうやらそうも言ってられなくなりました。
いつのまにやら強制突入したゲームシナリオ(多分)。
仕方がないから、一番無難で一番攻略しやすいはずの王子攻略でもやって暇をつぶそうと決意したはずなんですが。
ねぇ。神様。
ちょっとこれ……難易度、高すぎませんかね??
平和でまったりのんびり学園生活を送るリリが、二度目の人生で、王子攻略目指してまったり適当に頑張ります。
さぁ。聖ドレス・ノワ・カレッジ生徒会へ、ようこそ――。
※ブクマ・評価・感想&誤字報告など、有難うございます!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-30 21:00:00
1166241文字
会話率:43%
――それは、世界が“終わった”後に始まる物語。
かつて魔導帝国アル=グラディオは、神すら恐れぬ超常の力を有していた。
その影で、一人の魔導士が静かに“終焉”を設計していた。
彼の名は──レイヴン=ヴァル=ノクト。
世界を欺き、神を屠り、禁
忌の秘儀「虚無冠の契」によって人の理を捨てた存在。
そして、聖暦742年。世界は崩壊し、彼は玉座に座した。
神なき、命なき、理想の王国。彼だけが支配する“完全なる虚無”が完成したかに思えた。
だが、その絶対の空間に**“異物”**が侵入する。
現れたのは、白銀の髪と琥珀の瞳を持つ少女──フィリア。
彼女はレイヴンの構築した世界に矛盾をもたらす“逆理の来訪者”。
世界の外側からやってきた、理すら超越した存在だった。
少女は告げる。
「あなたが壊したこの世界を……今度は私が壊す番よ」と。
絶対の支配者と、逆理の破壊者。
滅びた世界に残された、最後の二つの“意思”が衝突する時、
世界は再び、揺らぎ始める。
これは、
支配と自由、静寂と混沌、虚無と希望の物語。
一人の王と、一人の少女が紡ぐ、“終わった世界のその先”の物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-06 09:00:00
4069文字
会話率:7%
午後九時二十三分、定時帰宅。
相川太一(40)はコンビニで買った冷凍パスタを電子レンジにかけながら、鼻歌まじりにテレビの録画を再生した。画面に映るのは、制服のリボンを揺らすアニメの女子高生たち。空想の中では、今日も春が舞っていた。
だが、
現実は違う。
薄暗いワンルーム。洗濯物は干しっぱなし。脱ぎ捨てたスーツが床でくたびれている。
冷凍パスタがチンという音を立て、太一は動いた。淡々と、何の感情もないルーティン。
「……そうだ、日記でも書こうか」
そのとき、ふと脳裏をよぎったのは、桜の香りでも、恋のときめきでもなかった。
ただ、手持ちのノートとキーボードが呼びかけていたのだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-06 08:00:00
8680文字
会話率:6%
かつて、円卓の時代。
人々は妖精と生き、神話の中にいた。
だが、時代は変わり――
幻想は、忘れ去られた。
この世界には、
"魔法も剣"も存在しない。
◆ ◆ ◆
そんな中――
高校生・朝凪燈也(あさなぎ とうや)
は、
江戸時代から続く、
“盲目と剣を振るだけ”の家系に生まれる。
門下生はゼロ。
剣を振る意味も、もう誰も知らない。
日々の稽古に疑問を持ちながらも、
彼はどこかで「何か」を待っていた。
……そして。
燈也は現代の“アーサー”を救おうとして、
突如、異世界へと引きずり込まれる。
そこで出会ったのは、
十字架を宿す金髪の少女――トゥリレア。
何年も逃亡を続けてきた彼女と、
おませなハーフドラゴンの少女・エミュラと共に、
三人の、愉快でちょっと可笑しな冒険が始まる。
……けれど。
この旅は、ただの冒険じゃなかった。
それは、壮大な運命を背負った――
祈りと罪の旅。
幻想を喪った世界で、
少年は“失われた剣”を掲げる。
これは、
世界が再び、魔法を思い出すための物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-06 07:41:25
8619文字
会話率:19%
宮廷魔術師リオは、地味な【言語魔法】しか使えない「無能」として仲間から蔑まれ、ついに追放されてしまう。失意の中、辿り着いた古代遺跡で、リオは自身の魔法が失われた古代言語を解読し、超強力な「古代魔法」を発動させる唯一無二の力だと知る。
辺境の
地で冒険者となったリオは、【言語魔法】で古代の知識を次々と解き明かし、忘れられた魔法を蘇らせていく。治癒、ゴーレム使役、結界術――その力は人々を助け、リオは「賢者」として成り上がっていく。
古代魔法に詳しいエルフの学者や、腕利きの元騎士といった頼れる仲間も得て、彼の力はさらに増していく。
これは、無能と罵られた落ちこぼれが、世界で唯一の力で理不尽を見返し、失われた魔法の謎と世界の危機に立ち向かう、逆転成り上がりファンタジー! かつて彼を捨てた者たちが後悔する日は近い――!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-06 07:00:00
210455文字
会話率:41%
伯爵家の三男リアムは【鑑定不能】スキル故に「無能」と追放され、辺境に捨てられた。だが、彼が覚醒させたのは神すら解析不能なユニークスキル《概念創造》! 認識した「概念」を現実に創造できる規格外の力で、リアムは快適な拠点、豊かな食料、忠実なゴー
レムを生み出す。傷ついたエルフの少女ルナを救い、彼女と共に未開の地を開拓。やがて獣人ミリア、元貴族令嬢セレスなど訳ありの仲間が集い、小さな村は驚異的に発展していく。一方、リアムを捨てた王国や実家は衰退し、彼の力を奪おうと画策するが…? 無能と蔑まれた少年が最強スキルで理想郷を築き、自分を陥れた者たちに鉄槌を下す、爽快成り上がりファンタジー!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-12 22:00:00
259280文字
会話率:31%
貴族の三男に転生したカイトは、【鑑定】スキルしか持てず家からも勇者パーティーからも無能扱いされ、ついには追放されてしまう。全てを失い辺境に流れ着いた彼だが、そこで自身のスキルが万物の情報を読み解く最強スキル【万物解析】だと覚醒する! 隠され
た才能を見抜いて助けた美少女エルフや獣人と共に、カイトは辺境の村を豊かにし、古代遺跡の謎を解き明かし、強力な魔物を従え、着実に力をつけていく。一方、カイトを切り捨てた元パーティーと王国は凋落の一途を辿り、彼の築いた豊かさに気づくが……もう遅い! 不遇から成り上がる、痛快な逆転劇と辺境スローライフ(?)が今、始まる!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-28 21:46:05
249016文字
会話率:35%
帝国軍士官学校の首席であるユージン・サンタフィールド。
彼には夢があった。
それは皇帝を目指す幼馴染アイリ・グレンフレアの相棒『帝の剣』となって、帝国のさらなる繁栄に貢献すること。
しかし、その夢は潰える。
彼の才能の欠陥によって
。
才無しのユージンを、幼馴染はあっさりと見捨てた。
絶望したユージンは、親父のはからいで大陸の最高学府『リュケイオン魔法学園』へ入園する。
学園での多様な出会いによってユージンの人生は大きく動く。
やがてそれは大陸全土を巻き込むほどの、うねりとなっていく……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-06 02:07:52
812076文字
会話率:37%
これは王立魔術学校へ入学したとある少女の日記帳です。
偉大な魔術師になることを夢見て、学校の門をくぐった彼女……。
しかし、そんな儚い幻想は入学早々に打ち砕かれます。
なんと魔術適性が平和な現代においてはハズレ枠、戦闘特化の炎属性だったので
す……。
けれど、少女は諦めません……。炎属性魔術に頼らない新たな道を探し続けます。
その名はティコ。歴代最強の炎属性魔術師になると囁かれながら、炎を捨てた異端の魔女。
※カクヨムで随分先まで先行投稿しています(・ω・)b折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-06 00:03:20
264980文字
会話率:2%
小学生、中学生、高等生......そんなあたしの青春時代はバラ色だった。暖かい家族が居て、親友に囲まれて、大好きな彼氏まで居て......でもそれは悲しいかな、高校2年生までの話。
大事な人を亡くしてしまったあの事件をきっかけに、あた
しの人生は大きく変わってしまった。その時受けた精神的ダメージは、図り知れないものが有ったんだろう。
事件後、あたしは2つの大きな宝物を失った。1つは事件前の全ての記憶。つまり幸せいっぱいだった青春時代の記憶が全て失われたってこと。世間一般で言うところの『記憶喪失』ってやつ。
それともう1つ、失われたあたしの大きな宝物。それはなんと全ての『感情』。分かり易く言うと、喜ぶことも、怒ることも、哀しむことも、楽しむことも全て忘れてしまったってこと。
そんな訳だから、人から何を言われても無反応だし、何が起こっても無関心。過去を悔やむことも無ければ、未来に希望を抱くことも無い。それってもうただの置き物だよね。
大事な人達はどんどんあたしの前から消え去っていくし、周りからは変人扱いされるし。とにかく悲惨だった。
でもある時を境にして、これじゃダメってことに気付いたの。みんなみたいに幸せにならなきゃってね。
あたしの名前は花咲向日葵(はなさきひまわり)。若干22才になったあたしこと向日葵は、17才の時に故郷で起きた壮絶なる過去に立ち向かっていくことを決意した。それはもう想像を絶する試練の連続だった。
世の中には死にたくなる程に辛い思いをしてる人が今も沢山居ると思う。でも人生って意外と捨てたもんじゃ無いってことを、あたしはそんな人達に伝えたていきたい。
だから今あたしは、そんな自身の壮絶なる半生を記録に残しておくことにした。この記録を通じて、今辛い思いをしてる人達が少しでも希望を持ってくれたらいいなぁって思って。
そんなあたしの記録だけど、最後まで付き合ってくれたら嬉しいな。じゃあ早速記録を取り始めることにするね。乱筆だけど許して。 花咲向日葵
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-06 00:00:00
179770文字
会話率:35%
――言葉を失った少女と剣を背負った男。彼らはそれでも、この世の果てを征く。
少女は言葉を失い、男は信じるものを捨てた。 それでも、ふたりは旅に出る。 剣と魔法、血と約束、そして終焉の王国。 ダークファンタジー×旅と戦い。王道にして、哀切
。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-05 22:06:39
13004文字
会話率:36%
『死体探し』専門の探偵事務所
そんな場所を訪れた『僕』を待ち受けていたのは、クセ強すぎる面々だった!
躁うつ病の『死体装飾家』シスター、絶え間なく配信をする中年所長、機械のようにパソコンに向き合い続けるAI男、手だけしか姿を見せないヒキ
コモリエンジニア……
死体を探して欲しいと依頼をした『僕』に突きつけられた条件は、『死体を現代アートの素材にさせてほしい』……!?
捨てた人間の思考をトレースして、死体を探し出す探偵・無花果と『僕』のドタバタミステリ中編集!
そして、ひとの『死』でしか自己表現ができない孤独な天才から生まれる『作品』と、それに共鳴するものたち……
死臭にまみれたユニークなメンバー、Grave Dancers(他人の死で得をするものたち)の、これはヒューマンドラマである!
あと、最低コメディ要素もあり!
毎日1820更新、お楽しみに!
面白かったら評価コメントレビューブクマお願いします!
※この作品はカクヨム、ノベルアッププラス、ネオページでも連載しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-05 21:22:27
354295文字
会話率:36%
フラル王国には一人の王子と四人の王女がいた。第四王女は王家にとって災厄か幸運のどちらかだと古くから伝えられていた。
災厄とみなされた第四王女のミーリルは、七歳の時に国境近くの森の中で置き去りにされてしまう。
何とか隣国にたどり着き、警備兵に
よって保護されたミーリルは、彼女の境遇を気の毒に思ったジャルヌ辺境伯家に、ミリルとして迎え入れられる。
ミーリルが新しい土地で幸せな日々を過ごし始めると同時に、彼女を捨てた王家には不幸なことばかり起こるようになる。ミーリルが幸運をもたらす娘だったと気づいた王家は、秘密裏にミーリルを捜し始めるが見つけることはできなかった。
それから八年後、フラル王国の第三王女がジャルヌ辺境伯家の嫡男のリディアスに、ミーリルの婚約者である公爵令息が第三王女に恋をする。
リディアスに大事にされているミーリルを憎く思った第三王女は、実の妹とは知らずにミーリルに接触しようとするのだが……。
※第五回ツギクル小説大賞の【大賞】を受賞した作品です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-05 17:30:00
152544文字
会話率:51%
「みんなそう。私だってそう、あなたを捨てた母親もそう! 愛されるわけないじゃない、死体臭い子供なんて!」
死者と話す少女、ロザリー。
身寄りのない彼女は、遺跡調査を行う組織で暮らしていた
発掘された遺体と会話し、情報を聞き出すのだ
ある日
、ロザリーは運命の亡骸と対面する。
亡骸はロザリーを悪夢に導き、その悪夢を経て彼女は変わる。
「魔導」と呼ばれる異能を持つ魔導騎士が支配する世界で、力を得たロザリーは何を望み、何を選ぶのか。
やがて骨姫と呼ばれ、世界を動かすことになる少女の物語。
【序章】→【学園編】→【騎士編】……と進む予定ですが予定は未定です。
※カクヨム様でも連載中です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-05 17:00:00
1111395文字
会話率:52%
とあるところに、身分を捨て、名を捨てた少女がいた。
少女はノーツという新たな名前を名付けられた。
しかしその名前は"持たざる者"という意味で名付けられた蔑称であり、忌むべき名前。
決して恵まれたとはいえ
ない彼女の周囲には、おなじく闇を抱えた少年、少女が集う。
彼女は彼らを救うことが出来るのか、それとも――?
これは、すべてを捨てた少女が安住の地を求めて旅をする物語――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-05 16:15:25
25240文字
会話率:37%