同タイトルの改行、改正版です。
これはいずれ、どこかへ辿り着く群像劇。
何もない日常を謳歌していた高校生、《言野原進》が目を覚ますとそこは果てしなく広がる《大図書館》だった。
そこにいた《メモリー》という少女の導きによって異界の地
に降り立った彼は、仲間と出会い、同時に敵とも出会っていく。
彼と彼女が出会ってしまったとき、物語は決定的に動き出す。
さぁ、始めよう。
最悪を、最高に変えるための《錬金術》を。
《そして》シリーズ第一弾。
週一更新。
基本的にゆっくり物語は進むため十数話まで導入みたいな形になります。
カクヨムでも連載中。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-16 12:00:00
86495文字
会話率:24%
【三行で】
現実世界に打ちのめされた暗井明が繰り広げる異世界現実逃避行。
最強の黒髪へと成長しながら世界と白髪の少女を救うお話。
クライ編とアキラ編、二軸同時進行中。
【もう少し詳しく】
暗井明は卒業間近の大学四回生。
ある日、そんな
彼の元に届いたのは内定取消通知書だった。
現実世界の厳しさに打ちのめされた彼が迷い込んだのは、現実よりもさらに厳しい異世界。
クライとして元の世界に戻るための方法をを求めて異世界を回ることを決めた彼は、運命の悪戯に導かれるように白髪の美女と出会い、旅を共にすることになる。
神の加護を与えられなかったことに絶望しながらも、一期一会の出会いの中で、やがて自らの最強を自覚していく彼は、赤の大陸から黄の大陸、そしてまだ見ぬ大地へ。
この世界と愛すべき一人の女を救うべく杖を握ったクライは、ついにはこの世界の深淵へとと辿り着く。
そこで迫られることになる選択に、クライはどんな答えを導くのか——
手のひらの上の異世界で踊る暗井明の現実逃避行——クライ編。
クライとアキラ——二人の運命が交わるとき、彼と彼と彼女、そして世界の未来が開かれることになる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-16 08:22:08
25286文字
会話率:44%
【三行で】
現実世界に打ちのめされた暗井明が繰り広げる異世界現実逃避行。
最強の黒髪へと成長しながら世界と白髪の少女を救うお話。
アキラ編とクライ編、二軸同時進行中。
【もう少し詳しく】
暗井明は卒業間近の大学四回生。
ある日、そんな
彼の元に届いたのは内定取消通知書だった。
現実世界の厳しさに打ちのめされた彼が迷い込んだのは、現実よりもさらに厳しい異世界。
アキラとして元の世界に戻るための方法をを求めて異世界を回ることを決めた彼は、運命の悪戯に導かれるように白髪の美女と出会い、旅を共にすることになる。
神の加護を与えられなかったことに絶望しながらも、一期一会の出会いの中で、やがて自らの最強を自覚していく彼は、赤の大陸から黄の大陸、そしてまだ見ぬ大地へ。
この世界と愛すべき一人の女を救うべく剣をとったアキラは、ついにはこの世界の深淵へとと辿り着く。
そこで迫られることになる選択に、アキラはどんな答えを導くのか——
手のひらの上の異世界で踊る暗井明の現実逃避行——アキラ編。
アキラとクライ——二人の運命が交わるとき、彼と彼と彼女、そして世界の未来が開かれることになる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-16 08:12:26
26837文字
会話率:35%
――やだ、封印の木札が割れちゃった!?
東開大陸を支配する和国皇族の末姫アイリーンは、封印された妖(あやかし)をうっかり逃してしまう。バレないうちに捕まえようと陰陽術を使い、夜中に禍狗(まがいぬ)の妖と戦い始めた。そんな彼女が魔物を追っ
て侵入したのは、隣の大陸フルールのビュシェルベルジェール王家直轄の墓所だった!
「早く行ってっ! あなたがいたら全力を出せないわ」
「君を置いて行けない」
狐面で忍び込む御転婆姫と、仮面で応じる英雄王子。危険な場面で助け合いながらも、獲物の取り合いが始まる。皇家や王家の思惑も入り混じる中、ドタバタする彼と彼女の恋の行方は?!
※ハッピーエンド確定、どたばたコメディ風
【同時掲載】小説家になろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ
2024/03/03……連載開始折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-15 20:50:18
102814文字
会話率:42%
変哲も無い学校、代わり映えの無い日常、そんな何気ない日々を過ごしている彼と彼女。
けど、彼女は他の人には無い変な力を持っていた。
予知夢を見れる少女、夏音。
お人好しな優斗はそんな彼女のドタバタに巻き込まれたり、自分から首を突っ込んだり…
色々な人の力を借りて事件を防いでいく現代SFストーリー。
そんな事件の末二人の関係にも変化が!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-15 17:10:00
180730文字
会話率:49%
五月の中旬に完結した「性別未定の彼と彼女」と、関係がありそうな短編集です。
週一か、二週間に一回のペースで更新します。
最終更新:2024-05-14 22:11:53
278742文字
会話率:48%
今より少し先の未来の話。2030年の日本で。
「陽、お帰りっ」
「ただいま、夕ちゃん」
今年で24歳の誕生日を迎える女性、潮日夕(しおひゆう)には料理人の明石陽(あかしはる)という彼氏がいる。一歳年下の彼とは調理学校で知り合い、お互
いに惹かれ合って卒業後は同棲することになった。
「俺、母親に旨いカニ料理を作るって約束したんですよ」
ひたむきな努力が実り、念願の高級料亭で蟹を調理するシェフに若くして抜擢された陽。しかし彼のキャリアは順風満帆とはいかなかった。
【食の革命】
人口増加による食糧難を解決するために、合成食材が天然の食材に代わるようになった施策。これから蟹はカニカマで代用するように。陽が勤める料亭のオーナーの意向だった。
支配人と対立する形で店を追い出された陽。仲睦まじかった同棲にも張り詰めた空気が混じるようになって。
「夕ちゃん…今までごめんね」
すれ違った彼と彼女がそれぞれの思いを吐露した時、二人の関係はどうなるのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-12 14:20:43
31144文字
会話率:44%
登場人物
「彼」ー29歳、プロボクサー。フェザー級チャンピオン。照れ屋で不器用、口下手な旦那様。orange以降は34歳になっています。
「彼女」ー29歳。専業主婦。彼とは中学の時に出会って22歳で結婚。素直で優しくちょっと天然
な可愛い奥様。orange以降は34歳になっています。
「ハル」ーふたりの息子。7歳。orange以降は12歳になっています。
「サラ」ーふたりの娘。3才。orange以降は8歳になっています。
主役のふたりにはあえて名前をつけていません。
彼目線と彼女目線のお話を交互に展開していきます。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-09 11:52:21
4556文字
会話率:55%
他人から除け者にされてきた少女、三嶋比奈はある日、年上の男の子と出会う。少年の名前は阿立幸哉。その少年に誘われ、人生で初めて鬼ごっこ経験する。そのなかで彼の優しさに触れていき、彼女はその優しさに溺れていった。それから十数年、彼と彼女は再び
鬼ごっこをしていた.... 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-06 18:00:00
7580文字
会話率:19%
「夏には雷が降る」
ごくごく当然で言及しなくてもよいほど一般的であること。またそのくらいありふれているもの。
《 現在の投稿頻度:毎日 》
栃木県立宇陽高校に進学した、新高校一年生の佐藤蓮(さとう・れん)。
県内のトップ校とは
いえ、勉学に励むつもりもなければ、部活に青春を費やすつもりもない。
かといって、説明会では「ほぼ全員が部活に入っている」などと言われてしまい、帰宅部になる勇気もない。
どうしようかと悩みながら校舎をふらふらしていると、クラスメイトの壬生琴葉(みぶ・ことは)が、部活動紹介のパンフレット片手に固まっていて――。
なんてことはない、夏には雷が降るくらいにありふれた、彼と彼女の高校生活。
(作者の造語)折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-05-04 18:00:00
26946文字
会話率:51%
ある日高校を見学しに行った日。主人公の想音弓弦(おとゆずる)は先輩に言われたことが胸に響き、その先輩に憧れその高校に入学した。それから、二年が経った。想音はいつも通りに学校に行こうとしたら急に隣に引っ越してきた少女に想音は声をかけられた。そ
して、自分の学校に新しく転校してきた子であった。彼女が自分の所属する軽音楽部に入部し、そこから彼は少しずつ彼女にひかれていく。
だが、そんな主人公には先輩と後輩が彼と彼女の前に立ちはだかる。彼は、卒業までにだれを選ぶのか、、。
そんな転校してきた彼女と謎が多い先輩、主人公に懐いている後輩の三角関係。
音楽と恋愛の二つ。途中に出てくる歌詞は主人公が誰を思い作曲していくのか。
一人ずつのヒロインの各背景にも注目。
サブでも展開されていく他キャラ同士の恋愛もあり。
要望もあれば様々なルートも制作予定。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-01 01:52:24
10906文字
会話率:64%
夜の放課後。誰もいない学校の桜の木の下で彼と彼女は出会う。
内気な彼と活発な彼女。対極な二人はなかなか素直になれないながらも少しずつ打ち解けていこうとする……が……?
(毎日更新。計7話。完結保障)
最終更新:2024-04-26 23:05:24
8224文字
会話率:36%
進を綾花ちゃんにすればいいーー。
全ては、舞波昂(まいなみこう)のその言葉から始まった。
瀬生綾花(せのうあやか)には他の人とは違う、不可思議な秘密がある。
それは、綾花としての心だけではなくて、昂の友人である上岡進としての心も持ち合わせ
ていることだ。
昂が使った「憑依の儀式」と呼ばれる魔術によって、綾花は進と心を融合させられてしまったのである。
これはいつか、彼と彼女が少女達の想いを繋ぐ物語ーー。
友人の大好きな女の子に憑依させられた男の子とその女の子の話です。
あらすじとキーワードを変更しました。
すみません。
表紙のイラストを、柳祐祐様に描いて頂けました。
本編第二章、第五十二章、番外編第六章、「魔術争奪戦編」の第一章のイラストを、ぐろはみ様に描いて頂けました。
番外編第二十五章のイラストを、ココロ様に描いて頂けました。
「魔術争奪戦編」の第三十章、第三十三章、第三十四章、第四十五章のイラストを、tori様に描いて頂けました。
挿絵に使用してもいいという許可を頂けましたので掲載しています。
柳祐祐様、ココロ様、ぐろはみ様、tori様、ありがとうございます(*^^*)
私のイラストも載せています。
☆がついていますタイトルには挿絵があります。
この小説は、pixiv様とエブリスタ様とマグネット様にも投稿させて頂いております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-26 07:10:29
1183038文字
会話率:42%
同じ職場で働く彼と彼女。
彼は職場の恋愛はしたくない。
彼女は先輩社員が気になっている。
距離を縮めたい彼女と、その気のない彼。
そんなふたりの話です。
最終更新:2024-04-12 17:00:00
40351文字
会話率:49%
同棲中のワケあり美少女が僕の顔をじーっと眺めながら言った。
「眼鏡が似合うんですね」
……いや、僕は眼鏡なんて掛けていないし、掛けたこともないんだが?
これは、彼と彼女の、なんでもない日常の一幕。
何も意味なんてなかった和やかな
会話の一つ。
【この作品について】
800文字でサクッと読めるラブコメのような何かです。
実は舞台は異世界なのですが、ファンタジー要素は一切ありません。
カクヨムで開催されたイベント「KAC2024 ~カクヨム・アニバーサリー・チャンピオンシップ 2024~」のお題 「めがね」で書かせていただきました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-08 08:07:58
800文字
会話率:40%
古の大魔術師スケロスが寄越した招待状
全国の高校生たちは、《スケロスの窖(いど)》に召喚された
クラス、レベルシステム、能力値、再配置…ゲームシステムのような現象に守られた冒険者たち
何一つ説明のないまま大魔術師が示した標は、”西”を目指す
こと
取るに足らない《プリースト》西岡十太郎は、もう一つの顔がある
《転校生》黒武夜桜は、彼の頭の中に居る
謎めいた彼と彼女を中心に登場人物たちは、《窖》の弥終(いやはて)を目指す
時々、普通(?)の高校生活を挟みながら…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-31 16:46:42
645961文字
会話率:25%
三者三様な三角関係を描いた短編集。
*更新はエピソード毎に毎日で、エピソードの更新は不定期です。
【この恋、β版】
スクールカースト最底辺の主人公はある日、学園のアイドルに「恋人のフリをしてほしい」と頼まれる。引き受けることにするが、主人
公はその場である事実を告白する。
【卵と鶏、彼女と君】
全てにおいて中の上。そんな彼はモテる。今日も“みんなの憧れ”に呼び出される。答は誰もが知っていたが、その理由は誰も知らない。
【誰より近くて、誰かより遠い距離】3/13より更新
飲みの席で妻との出会いの話題になり話を振られた男は、高校生のときに出会った“彼女”のことを思い返す。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-21 10:00:00
254685文字
会話率:50%
異端による災害によって、滅びた蝦夷。
ゴーストタウンと化した街で祖父と暮らす引きこもりの少女・白鋭。
ある時、偶然にも家に転がり込んできた少年・黎占。
二人が出会う時、彼と彼女の最後の時間が始まった。
ピクシブ・カクヨムあたりにも載せてま
す折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-28 09:00:00
51786文字
会話率:48%
無双系だけどネガティブ思考のせいで恋愛経験ゼロの少年が、人見知りすぎる魔女や重すぎる聖女や極めすぎな腐女子なんかの恋愛不能少女達といっしょに、やがては恋を知るかもしれないおはなし。
女の子達を攻略していたつもりが、気付けば攻略される側
になっていたり。こんなチョロすぎていいのと思うくらいトントン拍子にいっていたと思いきや、それ以前に根本的な所で救いようのないほどにすれ違っていたり。どう転んでも一筋縄ではいかず、難儀な道しか歩めない、そんな少年少女の悲喜こもごも。
――或る女は、柄にもなく祈りを捧げる。願わくば。彼と彼女達の『恋もどき』の先にあるものが、どうか絶望だけではありませんように――。
※1 予告なく文章中に補足事項を付け足したりすることがありますが、ノリと勢いと雰囲気で察しながら気軽に読んでおくれ。
※2 もし感想もらっても返信したりしなかったりかもです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-18 05:12:27
696585文字
会話率:42%
【※未完】
半生を無為に生きた青年は、夢見ることすら未だ知らず。将来を嘱望されていた少女は、描いた夢に背を向けて。姉でいたがる妹は、夢なんかよりただ今だけを選び取り。そして生まれついての姫君は、初めから夢など存在しない世界に生きていた。
本来交わるはずのなかった彼と彼女達は、それぞれの想いが積もるこの地で出逢い、新たな想いを募らせていく。異性と関わり、町と関わり、人々と関わる、田舎町でのスローライフ。穏やかながらも変化に富んだ日々の中で、彼と彼女が紡いでゆく想い。やがて結晶となったそれは、きっと『夢』と呼ばれるものになり、そしておそらく、『恋』になる……かも?
――その先に待ち受けているのが、たとえ別離だったとしても。少なくとも、この夏の終わりから冬が来るまでの数ヶ月間だけは、彼と三人の少女達は確かに同じ時を過ごしていた。
◆◇◆◇◆
◆女の子紹介
#雛木緋叉音(14)……襲之芸術大学附属中学に在籍していた元・学年次席。チョロインと見せかけて、その実かなりの難物。/#雛木睦子(20)……主人公にとっては甘えたがりの妹だが、頼れる姉を自称している女子大生。むつみこ可愛い。/#奥野田結衣(15)……豪農の流れを汲む名家・奥野田家の『お姫様』。主人公のことをなまはげの親戚だと思い込み、全力で避け続けてきた。
◆主人公
#荒鷲和馬(26)……一族内では『人間ならば受かって当然』とされていた某有名大学の受験に失敗。その後、半分勘当・半分家出で出奔→放浪(ほぼ遭難)→稲見町にて女子高生時代の睦子に拾われる。現在では、放浪で培った性格やスキルのおかげもあって、この町の人々や生活にすっかり馴染んでいる。
※1 睦子の歴代・現役『彼氏』逹には秘密があるよ。ヒントは『百合の花』。あ、もうこれ答えか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-10-08 15:18:22
144039文字
会話率:46%
恋愛なんて、いいよ――。
姉の“大人の姿”を見てしまって以来、奥手に拍車がかかってしまった草間仁恵は、元々人見知りをする内気な女子高生だ。
ときめきは、本の中だけでじゅうぶん。そう思って、キレイなだけの恋愛に憧れ続けてきた。
そんな彼女の
目の前に、まるでお伽噺の世界から飛び出して来たような、あまりにも美しい転校生がやって来た高校二年の春。
美しく、気高く。
そして誰にも優しく、いつも穏やかに笑っている彼の名は――有村洸太。
外見も性格も理想的な彼にひと目で心を奪われた彼女は、やっと訪れた初恋に精一杯の勇気を振り絞る。
彼の瞳が暗く翳る。
その理由のひとつも知らないで――。
+ + + +
愛を知らなかったメランコリー男子と、恋を知らなかった純情女子の織り成すままならない恋愛模様を中心に、その友人たちを巻き込んで駆け抜ける青春群像劇です。
章毎にストーリーが“彼女パート”“彼パート”と、交互に進んでいきます。
彼女パートは女子三人に焦点を当てた基本的には明るい恋愛モノですが、男子四人が奔走する彼パートはそれと異なり暗い場面を多く含みます。
一部に性的なものをにおわせる描写があります。またネグレクトや自傷行為など回想レベルですが含みます。苦手な方はご注意ください。
自サイトにて連載している小説になります。こちらは毎週火曜に更新中!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-13 21:00:00
1997410文字
会話率:53%
科学技術が発達した現代においても実は魔法は廃れていなかった。魔法は魔導とも呼ばれ、魔導を操る者――魔導師たちは、その他大勢の一般人に紛れ、ひっそりと暮らしていた。笠倉彰もその一人。彼が生まれた笠倉家は、代々人外の生物――怪異(かいい)を討
伐する魔導師の一家だった。
しかし、幼いときのある出来事をきっかけに、彰は自分の魔導が恐ろしいものであることを知る。それからというもの、彼は怪異との戦いを放棄した。ただ、それは怪異の討伐を使命とする家族との確執を生む。彰は妹の七海を除き、家族から無視されるようになった。
彰は家に居場所がないと感じながら、無気力に日々を過ごしていく。
そんなとき、一人の少女が星華学園高等部二年三組に転校してくる。
彼女の名前は、――――紅芽衣。
時を同じくして、彰たちの住む地域では奇怪な事件が連続して起こっていた。それはおびただしい血痕とともに心臓だけが現場に残されているというもの。彰はひょうな偶然から芽衣とともにこの事件を追及することになる。
――――これは、彼と彼女の戦いの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-07 23:14:41
119016文字
会話率:37%