主人公の『僕』は四十七歳――離婚後、子供に拒絶されている。そして今はキリスト教徒になって静かに暮らしている。その僕のもとに十年ぶりに離れ離れになった娘が現れた。娘はもう十四歳。そして僕に「死にたい」と訴えた。娘は学校でいじめを受けていた。父
親としての僕の、娘への思いや救済を描きます。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-16 09:43:14
19033文字
会話率:30%
現代の日本――。僕は小学校の校庭でなぞの隕石を拾い、ネットのフリマで五千円で売った。するとその校庭の敷地の持ち主という美女が現れた。あの隕石は十数億円の価値のあるものだった、とその美女は言った。慌てて隕石を取り戻そうとする僕。ともに行動する
美女。そこから僕はなぞの隕石をめぐる冒険に巻き込まれていく……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-02 10:21:49
37915文字
会話率:27%
主人公の『僕』は二十年以上、郵便局に勤めています。その郵便局が廃局になります。その時、僕の頭にあふれてきたのは懐かしい1988年の日々でした。僕の少年時代のエピソードを滑稽(こっけい)に、ユーモラスに語ります。
最終更新:2025-05-26 09:39:43
18717文字
会話率:10%
昨年来場者数約300人という、文学フリマ岩手(6月開催)に出店する決意表明と結果レポートです。
最終更新:2025-06-15 22:57:19
4320文字
会話率:4%
出版社に勤める黒田はなゑが、ある本をきっかけに、岩手の遠野にあるつづきいしを舞台に友人であるフォトグラファー斎田一人、プロデューサーの福山と共に、異世界への扉を開くことになる。
河童伝説。オシラサマ。など遠野を代表する妖怪たちとの出逢い。
そして訪れる最後の時。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-23 12:08:26
118971文字
会話率:20%
ギャンブル依存と原因不明の痛みに蝕まれながら、孤独と空虚のなかを彷徨う男。大腿骨頭壊死症と診断され、心も体も壊れかけたある日、ふとした電話で彼の人生は静かに動き出す──。
電話の向こうにいたのは、サポートセンターの女性。「もしもし」という
一言が、なぜか胸の奥に響いた。ただの声なのに、なぜか惹かれて離れられない。彼女の名前も顔も知らない。ただ“声”だけを頼りに、彼の心は次第にその音色を追い求めていく。
霊能者の除霊を受けたことで、彼の内面には「直感」という新たな感覚が芽生え始める。「北へ行け」という不思議な啓示に従い、彼は動き出す。目指すは、被災地・岩手。そこに何があるのかはわからない。ただ、自分の内なる声が、彼を突き動かす。
災害地の風景は、彼の心の荒廃と奇妙に重なる。誰のためでもなく、ただ「導かれたから」そこにいる。旅の果てにたどり着いた博多駅の構内。なぜか手を合わせたくなり、祈る。まるで「ありがとう」と伝えるように。
その帰り道、偶然乗り合わせた高速バスの中で、彼は再びあの“声”に出会う。少女が口にした「もしもし」の響きは、あの日、電話越しに恋をした声とまったく同じだった。現実か幻想かも曖昧なまま、彼は静かに涙を流す。
パチンコ依存、病との闘い、霊的体験、そして「声」に導かれた旅。その全てが、彼にとって必要な浄化であり、魂の回復だったのかもしれない。顔の見えない“誰か”への想いが、人生を再生させる力になる──これは、実話をもとにした奇跡と再生の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-24 18:44:29
14586文字
会話率:24%
2023年3月、中学を卒業したばかりの15歳の二人の青年、ベンタこと東弁太一(とうべんたかかず)と、分銅海斗(ぶんどうかいと)。見ず知らずの二人。
ベンタは故郷の和歌山県から、分銅海斗は岩手県から、千葉県松戸市にある「徳川ボクシング
ジム」所属のプロボクサーになることを目指しそれぞれ上京した。
ベンタは中学に入って間もなく父の会社が倒産。
さらに不幸が重なり父を病気で亡くす。
現在は千葉県松戸市でボクシングジムを経営している元世界フェザー級チャンピオン徳川万世だった。
一方、分銅海斗は三歳の時、2011年3月11日に起きた東日本大震災の津波で両親を亡くす。
まだ一歳だった妹と二人、祖父母と共に生き残り、祖父母が両親に代わり二人の兄妹を育てる。
プロ野球選手を目指していたが中学二年の時、震災記念日にボランティアで訪れていた徳川万世と東洋太平洋スーパーバンタム級チャンピオンの田上瞬に出会う。
海斗は妹と祖父母の生活の為、そして人生を自分の力で切り開く為に高校進学と野球を諦めプロボクサーになる決意をする。
ベンタと海斗、十五歳。
ベンタは父を、海斗は両親を失い、違う環境で育った二人が、徳川ボクシングジムで出会い、厳しい練習とバイト生活、高校の通信教育を続けながら、故郷に残した家族の為に、ひたむきに世界の頂点を目指す若きプロボクサーの五年に渡る軌跡。
たくさんの応援を宜しくお願い致します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-24 05:11:52
101068文字
会話率:36%
岩手県盛岡市の街中に、深夜佇む一人の老婆。占い師然としたその姿とは裏腹に、粗末なテーブルに置かれた小さな行灯に書かれた文字は『予言』だった。
最終更新:2025-04-12 10:27:58
2980文字
会話率:39%
梗概
東京の編集プロダクションに勤める編集者・福原里衣は、ある冬の日、元婚約者の一周忌法要へ向かおうとして、いくつかの偶然が重なったことで、北岩手にある小さな駅前の神社に、雪晴れの夜にだけ出現するという「冬の七夕祭り」という不思議な祭りの庭
に迷い込む。
そこで亡くなった元婚約者・悠と邂逅し、大好きだった彼の、大好きだったところをひとつずつ思い出し、大切に抱きしめながら、かつて二人の間に確かにあった幸せだった時間に、感謝と祝福を捧げていく。
祭りのあと、里衣は遥に対する思慕にひと区切りをつけて、祭りの場で邂逅・再会した悠本人(霊)の願いもあって、里衣は新しい恋をすることで過去と折り合いをつけて、新しい道を歩きはじめる決意をする。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-07 19:22:20
31104文字
会話率:17%
《梗概あらすじ》
鹿児島県の女子高生・山科愛は、曾祖父・重太郎の遺品の中から一枚の風景画を見つけた。
残雪を抱く高嶺を見晴るかす北国らしき山里の風景。その絵に魅かれた愛は、絵が描かれた場所を知りたいと思い、調べはじめる。
そして、かつて曾祖
父が終戦直後に代用教員を務めていた街で、その絵は岩手県出身の特攻隊員・中屋敷哲が、出撃の前に曽祖父に渡したものであることを知った。
翌年、東京の大学に進学した愛は、入会した天文同好会で岩手県出身の男子学生・北条哲と出会い、絵に描かれた山が、遠野市から見上げた早池峰山であるらしいことを知る。
二人は種山ヶ原での夏合宿あと遠野を訪問。しかし、確たる場所は見つけられなかった。
やがて新学期。学園祭後に起きたある事件のあと、北条は同好会を退会。一時疎遠になる二人だったが、愛は、自身の中に北条に対する特別な感情があることに気付く。
また、女性カメラマン・川村小夜が撮った遠野の写真集を書店で偶然手にした愛は、遠野郷に対して「これから出合う過去のような、出合ったことがある未来のような」不思議な感覚を抱きはじめた。
「私は、この絵に、遠野に、どうしてこんなに魅かれるの?」
翌春、遠野へ向かおうとした愛は、東京駅で、岩手に帰省する北条と偶然再会する。
愛の遠野行きに同行を申し出る北条。愛と北条は、遠野駅で待ち合わせた小夜とともに「絵の場所探し」を再開する。
中屋敷哲と重太郎。七十年前に交錯した二人の思い。
そして、たどり着いた〝絵が描かれた場所〟で、愛は、曾祖父らの思いの先に、自分自身が立っていたことを知る――。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-06 16:22:45
138550文字
会話率:35%
神戸市の中学校教員である田野畑公希(たのばたこうき)。公希はどうして教員になったのかを語りだす。
最終更新:2025-03-29 07:00:00
19984文字
会話率:61%
夫婦の離婚によって、母方の実家に住むことになった奈那子。新しい生活になじめない奈那子の前に…
最終更新:2024-02-23 20:00:00
14724文字
会話率:61%
宮沢賢治は岩手県産蛇紋岩から、白金、イリジウム、オスミウム、合金イリドスミンなどの貴金属をとりだす夢を抱いていました。
最終更新:2025-03-29 06:59:14
1464文字
会話率:31%
日本国岩手県を模したドリームランド、イーハトーブの、花巻市を模したハナムキヤの高校の教室では、たくさんの生徒が先生のはなしを聴いていました。
ジョバンニはとても眠そうです。
最終更新:2025-03-18 18:00:00
2401文字
会話率:41%
しいな ここみ様主催「冬のホラー企画3」参加作品です
最終更新:2025-01-04 05:46:09
1096文字
会話率:10%
拙作『たからもの』を、今度は、岩手県の「盛岡弁」で読んでみませんか・・・?
最終更新:2024-11-15 22:40:13
1329文字
会話率:0%
「一度でいいから椀子そばやってみたくね?」
友人のちょっとした気まぐれから始まり、母方が岩手出身という理由だけで呼び出されたクラスメイトの岩瀬さんと一緒に椀子そばを食べることになったが、次第に椀子そばがエスカレートしていき──
最終更新:2024-10-03 12:00:00
2962文字
会話率:66%
岩手県早池峰市に住む瀬織津優は市内のグループホームで介護職をしている。
そんなある日、優が勤める施設に未来から来たというみゆきおばあちゃんが入居してくる。しかし、みゆきさんは認知症の影響なのか記憶が混乱しているようだった。
みゆき
さんが未来から来た理由とは? 本当に未来から来たのか? ちょっとミステリアスなSF風介護小説。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-30 17:28:10
382文字
会話率:0%
この世界には人間以外の異種族がいる。
盛夏のある日の事、人間の佐々木ときわは岩手県遠野市へと祖母と伯父夫婦を頼り病気の療養にやって来た。着いて早々今後どうするのかと尋ねる祖母達から逃れる様に煙草を言い訳に外に出ると、祖母の家の隣人である
見慣れぬ黒豹の獣人と出会う。
その獣人、彼は遠い昔、幼い頃遠野に住んでいた頃の幼馴染、黄朽葉兼親だった。
すっかり忘却の彼方だった幼い頃を思い出そうと兼親に誘われて地味な観光名所へと案内されていた途中、母から失踪し行方不明だった姉、佐々木ちあきが遠野で死体として見つかったと報を受ける。
姉の死体を確認したのち、姉の忘れ形見として息子が存在すると発覚し引き取りに行くと、その子供は鷹の鳥人だった。佐々木柑南と名乗ったその鳥人の子供。
ひと夏のありふれた思い出を作り始める。
あの夏が本当にありふれていたかは、今の私にも分からないけれども……。ただ、あの日、あの涙だけでも届いてくれていたのなら、それだけでいいのです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-29 20:02:22
105795文字
会話率:71%
岩手から上京してきて、パン屋でバイトをし始めたある女の子と、そこにやってくる、ある常連客との話。
最終更新:2024-06-21 20:06:39
2997文字
会話率:17%
3・11の津波で死んだ、お姉ちゃんの片方だけの赤い長靴を抱いて、おばあちゃんは泣いてばかり。
7年目のけじめをつけようと、家族みんなで岩手に行くことに。
長靴でお姉ちゃんのお墓を作ろうと、夜こっそり抜け出した僕に、一人の女の子が声をか
けてきた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-17 03:49:39
5987文字
会話率:21%
3月末、岩手の実家の祖母が亡くなりました。おばあちゃんへ感謝を込めて
今まで本当にありがとう
たくさん甘えさせてくれて
思い出すべてが生きる支えになってます
辛いときは、おばあちゃんのことを思い出して
自分が死ぬまで、あなたの孫
であったことを誇りに思い
これからも生きていきます。
本当に、本当にありがとうございました!折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-04-02 19:24:53
881文字
会話率:0%
北海道沖の島に立つ双之塔は、旧日本軍によって建てられた研究施設で、忌まわしい歴史を孕んだ場所だという。施設に従事していた医学博士は不死について研究をしていたが、閉鎖空間に長期間閉じ込められたことでついに発狂した。施設の研究員を次々惨殺し、そ
の肉を食らって塔の中に生き続けたという。そして、彼は頭部移植を自らの体で成功させ、若い研究員の身体を奪って生きながらえ、今も塔に訪れる若い人間の身体を欲しているという噂だ。そんな曰く付きの場所に集められた探偵・日出最子とその助手・片藁観月を含めたメンバーは、そこで行われていた生物研究によって生まれたとされる、塔の中に眠るある医学的に重要な発明を明らかにするように依頼を受けていた。しかしそんな中、島に集まったメンバーの一人が首を切断されて発見される。そこから次々と首を切られて発見される探偵たち。これは血に飢えた不死身の医学博士の仕業なのか。そして、岩手県沖の島に立つ子之塔でも、同時期に同様の事件が進行していて……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-01 00:56:17
114492文字
会話率:45%
岩手の山中で死体が発見された。何がために殺されたのか、犯人は誰なのか──短編推理小説の扉が今、開く。
この作品はpixivにも掲載しています。
最終更新:2023-12-22 21:03:09
12692文字
会話率:44%
東北地方の短い夏。そこに暮らす人々は、逞しく優しい。私の長い旅は、どこへ向かうのだろうか?
受験に失敗した18歳の夏、私はひょんなことから一人北へ向かった。
岩手県の牧場を目指したその旅から東京へ戻っても、その旅路は時の狭間で密かに続いて
いたのだった。
そして12年の後、私は遂にその旅を終える。長かった旅路の末辿り着いたのは、思いもしなかった結末である。
北の地に住む強く優しい人々との出会いが、私の人生を大きく変えたのだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-10 09:00:00
133559文字
会話率:19%