法術装甲隊ダグフェロン 第五部
遼州人の青年神前誠(しんぜんまこと)が司法局実働部隊機動部隊第一小隊に配属になってからほぼ半年の時が過ぎようとしていた。
訓練場での閉所室内戦闘訓練からの帰りの途中、誠は周りの見慣れない雪景色に目を奪われ
た。
そんな誠に小隊長のカウラ・ベルガー大尉は彼女がロールアウトした時も同じように雪が降っていたと語った。そして、その日が12月25日であることを告げた。そして彼女がロールアウトして今年で9年になる新しい人造人間であること誠は知った。
同行していた運用艦『ふさ』の艦長であるアメリア・クラウゼ中佐は、クリスマスと重なるこの機会に何かイベントをしようと第二小隊のもう一人の隊員西園寺かなめ大尉に語り掛けた。
こうしてアメリアの企画で誠の実家である『神前一刀流道場』でのカウラのクリスマス会が開催されることになった。
誠の家は母が道場主を務め、父である誠一は全寮制の私立高校の剣道教師としてほとんど家に帰らない家だった。
四人は休みを取り、誠の実家で待つ誠の母、神前薫(しんぜんかおる)のところを訪れた。
そこで待ち受けているのは上流貴族であるかなめのとんでもなく上品なプレゼントを買いに行く行事、誠の『許婚』を自称するかなめの妹で両刀遣いの変態マゾヒスト日野かえで少佐の訪問、アメリアの部下である運航部の面々による蟹パーティーなどの忙しい日々だった。
そんな中、誠はカウラへのプレゼントとしてイラストを描くことを思いつき、様々な妨害に会いながらもなんとか仕上げることが出来たのだが……。
SFお仕事ギャグロマン小説。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-01 07:50:47
193618文字
会話率:50%
「大尉殿は――分遣隊長殿は、戦死されました」
派遣された部隊に着任したら、隊長は既に戦死していた。
※ ※ ※ ※ ※ ※ ※
「まずくあります。半方焼けてしまいました」
集積された輜重品は焼かれ、彼の俸給の3か月分以上が灰に
なっている。
※ ※ ※ ※ ※ ※ ※
「クソが、悪魔に喰われろ」
不十分な記録。
数字だけ整えられた帳簿。
前任者のいない引き継ぎ。
※ ※ ※ ※ ※ ※ ※
「しかし、とは申しましても、当家や領地の備蓄にも限りがございます」
子爵家の家宰は表情を変えずに言った。
それでも彼は、ここから必要な物資を調達せねばならない。
※ ※ ※ ※ ※ ※ ※
「期限は?
それと、報酬」
冒険者と交渉し、
※ ※ ※ ※ ※ ※ ※
「仕事が早いな、新任の隊長殿は」
「小官は代理です、少佐殿」
他の部隊長に頭を下げ、
※ ※ ※ ※ ※ ※ ※
『久しぶりだな、レフノール。無事荷が届いたようで何よりだ。息災か?』
実家を巻き込んで。
彼は、兵站業務をこなさねばならない。
※ ※ ※ ※ ※ ※ ※
「できればもう少しのんびりした部署が良かった」
「隊長のような方は、仕事の方で放っておかないと思います」
休みたい、という彼のささやかな願いが叶う日は、いつ来るのだろうか?
※本作は「カクヨム」様にも並行して投稿・連載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-31 12:00:00
238910文字
会話率:41%
この惑星世界の守護女神、執行の女神セレーナ、統制の女神ローゼ、この二人の姉妹女神は200年ほどは協力して上手くやっていた。そして、執行の女神セレーナは天上界より人間界に降りて過度の介入をしたことにより、ローゼはセレーナを精神体と肉体を分離、
無力化封印してしまうのだった。
そして千年ほどの時が流れ、統制の女神ローゼの力の及ばない領域【ゼロゾーン】が広がる事を懸念した、ローゼはセレーナを復活させる事を決意、しかし、セレーナの肉体はすでに機能を失い使い物にんらない状態だった。そして、精神体の転生復活のため依代の肉体を選定一人の王家血統者の少女に転生させる。
その少女は5才の時、セレーナの意識記憶を取り戻す。
そして、ローゼの影の導きにより徐々に前世の力を取り戻す、エリーブラウンと言う名の転生少女はグラン連邦国中枢院に目をつけられ、特定特異能力者に指定され、秘密保持のため、11才にして国軍管理の士官幼年学科、士官学校での教育訓練を受ける事になった。
成績は首席クラス、魔法力も高く上層部は早く戦力に投入するため、飛級制にてわずか3年で修了する。
そして、14才にして成績上位者待遇で国軍中尉に任命され、魔法士国家特級者認定を受けて国軍大尉に昇進して部隊配属となる。
部隊配属直後に発生した帝国軍、首都急襲攻撃に機兵パイロットとして中隊を率い、他部隊とも連携、帝国軍を撃退する。その働きにより、国家特別功労勲章を授与、
及び少佐に特別昇進を果たす。
帝国との開戦後、エリーは第一機動連隊、第一機動大隊長として各戦線を転戦する。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-30 19:23:31
1167032文字
会話率:43%
太陽系から遠く離れたシリウス太陽系の第4惑星ニューホライズン。
地球の植民地として機能するこの惑星では、奴隷の様な生活を送る人々の独立運動が吹き荒れていた。
そんなニューホライズンの片隅。シリウス人の少年ジョニー・ガーラントは地球から
やって来た地球連邦軍の特務少佐エディ・マーキュリーと出会う。かつてシリウスの貧しい農村を護っていたシェリフの息子ジョニーはエディと出会い、そしてシリウスと地球の為に。虐げられる人々の為に戦いへと身を投じ、逞しく成長していくのだった。
地球から遠く離れたシリウスで繰り広げられる独立戦争と文明の衝突。その中で成長していく青年ジョニーと、彼を導く士官エディの物語。
やがて『黒い炎』と呼ばれる存在となるジョニーは知ることになる。自分がエディとで会うことも、人間を辞めてしまう事も、そして、沢山の部下を率いてシリウスへ帰ってくることも。全てが運命に導かれた必然であった事を……
シリウス戦記シリーズ エピソード1
※旧題:シリウス戦記・救いの御子と運命の騎士達折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-30 00:00:00
2165771文字
会話率:29%
人類防衛機構極東支部近畿ブロック堺県第二支局に特命遊撃士として所属する吹田千里は、佐官への昇級試験に合格して念願である少佐になる事が出来た。
そうして千里は、フレイア・ブリュンヒルデや神楽岡葵といった同輩達と共に、新任の少佐を対象とした研修
合宿に参加するのだった。
和歌山県和歌山市に浮かぶ友ヶ島。
かつて大日本帝国陸軍によって外国艦隊の大阪湾侵入を防ぐ為の防衛拠点としてこの地に築かれた要塞は、今は大日本帝国陸軍女子特務戦隊の後継組織である人類防衛機構の軍事施設として運用されていた。
軍事要塞にして研修保養施設という二つの顔を持つ友ヶ島要塞にて、千里達の経験する物とは?
(※ 未成年者の飲酒シーンが登場しますが、当作品は現実の未成年の飲酒を推奨した物ではありません。当作品はフィクションであり、現実とは別の歴史を辿り、現実とは異なる法律が施行された日本が舞台です。)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-29 07:12:42
4100文字
会話率:27%
元化26年、1月1日。
近畿地方の堺県堺市は、様々な事件の相次いだ怒涛の元化25年を無事に越して穏やかな新年を迎えていた。
人類防衛機構極東支部近畿ブロック堺県第2支局に所属する若き特命遊撃士の吹田千里准佐は、今年一年の武運長久と間近に控え
た少佐への昇級試験の合格を祈願するため、友人達と共に堺天満宮へ初詣に訪れていた。
この堺天満宮は千里にとって、小学校時代の友人達との思い出の土地でもあるのだった…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-01 08:13:04
12629文字
会話率:20%
豊臣秀吉の末裔を名乗る狂気の霊能力者によって現世に蘇った、豊臣方の武将や足軽。
南近畿地方に位置する堺県堺市は、この「怨霊武者」の跳梁跋扈によって戦場と化した。
国際的防衛組織「人類防衛機構」は、白兵戦に長けた少女士官である特命遊撃士を大規
模展開し、怨霊武者の掃討作戦に従事させた。
そんな対テロ作戦の最中、レーザーランスを得物とする特命遊撃士の生駒英里奈少佐は、真田十勇士の一人である由利鎌之助と激突する。
少女と若侍。
二人の槍が狭隘な路地で交差する時、何が起きるのか…
※ 本作品は、黒森 冬炎様御主催の「狭いところで槍」企画の参加作品で御座います。また、萌えミリ連作「堺県おとめ戦記譚~特命遊撃士チサト~」シリーズの一作でもあります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-31 08:10:48
8742文字
会話率:23%
鬱病で休職・復職を繰り返した小役人である俺は、気が付けば女性になっていた。目の前にいる美少女は「軍人ロボット」の新型で、自分をテストするための部隊が結成され、俺がその隊長になると告げてきた。メイドロボットが多数闊歩する「日本連合帝国」内のス
パイ野郎を始めとする、逆賊・国賊等を摘発し抹殺する。そんな血生臭い秘密警察、「検非違使庁」の少佐として、俺は書類仕事に追われ、部下の管理と女性としての生活に頭を悩ませることになる。そんな日常の中、失敗作呼ばわりされている美人の軍人ロボットとの、まるで夫婦のような生活をささやかな楽しみとしながら、俺は生き抜いてゆく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-27 23:02:14
429271文字
会話率:54%
南北戦争開始時から始まります。
独立戦争前夜を舞台にした小説「モヒカン族の最後」をオマージュ。
特に、主人公たちは中の登場人物である「コーラ、アンカス、アリス、ヘイワード少佐」がモデルです。
(ホークアイとチンガチェックも、出したかった…
…)
「悪役令嬢」ものを書こうと思って思いついたのですが、その要素が全くないのはなんでだか(笑)
※ 塩素ガスの描写がありますが、南北戦争時代にはまだ登場していません。
こちらが登場したのは第一次世界大戦の頃です。
近代戦争、特に塩素ガスの非常に残酷な描写があるので、ご注意ください。
※女性の社会進出は、南北戦争の時代から数十年ほど先の話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-20 20:00:00
70659文字
会話率:33%
連合国家モノリス国軍リーヴ所属のアビスレイ・クレイビア少佐は、人型機動兵器アーガスのパイロットである。
テストパイロットであるアビスは新型実験機ホーネストで戦場に出るも、撃墜死してしまう。
主人公の死で終わりを迎えるのではなく、異世
界でスタートする物語。
戦場で死んだアビスは、別の世界で目覚める。
神に会い、強大な魔力と特別なスキルを授与され、勇者として降臨するようにと、ローランド王国の王族の手によって召還されたのだ。
しかし実際はスキルが付与されることなく、魔力もゼロ、なにより転命の女神、エナ神に会うこともなかった。
所謂ハズレと認知されたアビスは、勇者ではなく一般民衆として城を追い出され、生きるために仕方なく冒険者となる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-18 15:36:06
60088文字
会話率:47%
監視システムに統制された未来都市。
黒狼群(オブシディアン・ウルブス)と呼ばれる国家安全保障局・特別作戦部門の少佐ギリアン・フォークナーは自らの私兵となれる者を探していた。「黒百合の館」と呼ばれる黒狼群のための夜の社交場で、彼は一人の戦災
孤児の少女を目に留める。黒百合の館の明るい接待係ジェマ、ギリアンが信頼を寄せる若い部下ティモシーの協力を得ながら、ギリアンはセシリアを黒百合の館から連れ出そうと画策する。
時を同じくして、彼の旧友であり、今や黒狼群の作戦科長となったマルコム・クレイヴン中佐と、二人の恩師である故・エドワードの妻イレーヌとの関係も、徐々に動き始めていた。ギリアンの周縁は徐々に、避けられない結末へ向かってもつれ始める。
これは、Nestling's Report(ネスリングス・リポート)ーー巣から落ちた雛鳥の成長記録。番狼が育てる雛鳥は、翼を得ることできるのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-14 20:00:00
116300文字
会話率:29%
【第27回電撃大賞:最終候補作品】
「ついに登場! 電撃文庫編集部を震撼させた、火薬と毛皮のパスティーシュSF!」
ひょんなことから歴史の歯車が少しだけズレた世界。チャールズ・バベッジは『差分機関-ディファレンス・エンジン-』を完成
させ、南北戦争によってアメリカ合衆国は三国時代に突入した……。欧州列強に帝国主義が蔓延する19世紀末。かつてない繁栄を遂げた大英帝国の裏には、密かに暗躍する武器商人たちの姿があった。
ロンドン・シンジケート――裏社会の中核を担う武器商業組合(アームズ・ギルド)、〈銃後のお茶会(フロック・ティーパーティー)〉に所属するカネトリは、相棒の喋る白カラス・クローとともに各地を旅する武器商人。
数々の戦場を渡り歩いてきた敏腕の武器商人ながら、彼にはある弱点があった。
カネトリは真正の「ファーリー・ジェントルマン(ケモナー)」だったのだ……。
ある日、出会ってしまった二人と一羽。運命はまるで解析機関の歯車のように、やがて一行を巨大な陰謀に巻き混んでいく……。
著:上地オウエル
バーナード・ショー、ギブスン&スターリング……その他、敬愛する作家たちに捧げる。それと、歴史ファンで文学ファンでスチーム・パンクファンでミリオタでケモナーなあなたにも贈る。
歴史改変パスティーシュケモノSF小説!
:ケモノベル 注意事項
※アレルギーにご注意。本製品には毛皮成分の他に、パスティーシュ成分が多く含まれます。
※この小説は第27回電撃大賞最終候補作『ディファレンス・ワールド -ケモノと武器商人-』を改稿・改題したものです。
※元ネタであるバーナード・ショーの戯曲『バーバラ少佐(Major Barbara,1905)』については、色々と探してもしっくりくる訳が見つからなかったため、もうなんか仕方がないので自分で訳しました。原作が気になった方は、こちらをご覧ください。
→https://onl.tw/wUi43tA(バーバラ少佐:Amazonキンドル)
※この物語はフィクションです。あなたの世界の歴史、及び実在する人物・団体・名称などには少ししか・あるいは一切、関係ありません。しかしながら、実在する作品、偉大なSF作家先輩方に対する、誠に勝手なリスペクトが内在している可能性は否定しません。失敬。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-12 22:13:57
198868文字
会話率:60%
〈日出ずる国〉日鶴の東に浮かぶ絶海の島に建設されたエンバーランド基地で、松浦譲二達は、敵軍の魔改造兵と呼ばれる人外の鬼との戦闘に特化した格闘兵の新兵訓練を受けていた。
ある大暑の日、島へ帰ってきた所長のヴァネッサ・ローズ少佐は、前線での
格闘兵の損耗数増加という悪いニュースと共に、譲二達四期生の編入前倒しを宣言する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-06 21:00:00
237369文字
会話率:32%
魔法使いのノアが、魔導師として魔法騎士団で働いたら、嫌味ばかりの上司デュトワ少佐に好かれちゃたお話。
最終更新:2025-02-25 19:18:37
89876文字
会話率:45%
幼き日に生家を魔獣に襲われ、一人生き残った辺境伯令嬢のフェルシア。
時が経ち十八歳となった彼女は士官学院の最終年度を迎え、学内剣術トーナメントの四連覇を果たさんとしていた。そこへ突如思いがけない人物が来訪する。
それは己より先に目指
す栄光を打ち立てた秀才、王国陸軍少佐のライナス・オリヴィエであった。
―――…あの彼が、今更自分に何用だろう?と。
政敵でもある彼を前にし警戒心で張りつめる中、その話は突拍子もない提案へと転がっていく。
「私も機会がございましたら閣下のご指導を賜りたかったのですが…」
「君がそんな風に考えてくれているなんて光栄だ。私達はいつでも歓迎するよ」
会話の途中、何気なく社交辞令を返しただけだったのに。
いつの間にか決定していたのは……現場での特別実習…!?
慄くフェルシアは、断り切れずに一ヶ月かけて彼の待つ軍司令本部へと通うことになる。とある命を受け、自らも思惑を秘めながら。
そうして向かった先で彼女を待ち受ける運命とは…果たして?
※軍事風味ファンタジーです。恋愛的な進行はゆっくりめ
※三部構成予定
※三部目はムーンライト版でも投稿するかもしれません
《一部目について》2025/1/ ~ 公開中
・本編全十二章(全六十話)
・時々血肉表現があります(R15表記します)
・中世~近世前期ヨーロッパ風の令嬢ものですが、主人公は夜会等には一度も行かず、屋内や出先での描写が主となっております
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-24 13:40:00
265097文字
会話率:29%
時は魔前紀、まだゲルノア共和国連邦に支配される前のアセアサシア大帝国の話。ゲルノア共和国連邦にアセアサシア大帝国は宣戦布告し、人類最悪の戦争「世界二分連合大戦」がおこる。最初はただの二か国間だけのだけの戦争だったはずかどんどんと参戦国が増え
、世界を分断してしまった。
今回はそんなアセアサシア大帝国の四人の少年少女のお話。祖国や愛する家族を守るために入団しそこで過ごすにつれ、彼らはそこでたくさんの事実を知ることになる。「帝国は本当に正しいのか」「私達の行為は正しいのか」「本当にこれで勝てるのか」「自分の階級なら止められたんじゃないだろうか」そんな疑念を抱いていく。それぞれが自分自身を取り巻く環境に悩みながらも毎日奮闘していたが、ある日を境に戦況がどんどん悪くなって....
陸軍上等兵 上田添火(うえだ そえか)、
海軍中佐 直長美波(なおなが みなみ)
空軍少佐 服部栄次郎(はっとり えいじろう)、
参謀 播谷遥 (はるたに はるか)
それぞれの登場人物が直接的に関わることは今のところないです。
それでは「アセアサシアに栄光あれ」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-25 21:15:14
4673文字
会話率:68%
異世界――魔法や亜人種など、地球の常識は通用しない世界に、出生が謎に包まれた高校生矢蔓ケイは、唯一の友人と共に突如、転移してしまった。その世界で二人は、他にも異世界転移し、強大な組織の首領となった者の存在を知る。地球帰還の手掛りを求めて二人
は彼を探るが、それと同時にケイの血統に纏わる謎が徐々に解かれ、彼女を縛る運命が明らかとなる。ケイは自らに課せられた運命に従うのか。それとも、運命を無効と断じ、己の意思を貫くのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-17 16:58:07
147858文字
会話率:45%
第二次大戦中にスターリングラードにて戦死したかに思われたソ連兵ニコライエフは、目覚めるととエミール・シュタインハルトとして異世界に転生していた。また彼は転生時に、何の因果か他者とは比べものにならないほど膨大な魔力を獲得しており、それを駆使し
て彼は、新たに出会った仲間たちと共に異界の地で再び兵士として大戦果を挙げていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-22 17:30:00
119232文字
会話率:52%
「…頼む…早く自殺してくれよ…
…君が可哀想だ…」
私は私を憐れんだ。つまり―――いや、恐らく…彼女は私を憐れんだ。
私は最早、彼女が何たるかを知らぬのだ。
キーワード:
最終更新:2025-01-12 10:41:20
485文字
会話率:8%
〝方やフライヘル、方やヘルツォーク。私達はあって然るべき壁を構築した。〟
ある日、前線の皇帝大本営より書簡が届けられた。
差出人は元帥閣下―――そして主人公の旧友だった。
※本作はフィクションであり、実在する歴史的事象、人物、組織、
国家、民族等とは一切の関係がありません。
※「架空の歴史をさも現実かの如く登場させる小説」みたいな所があります…。
※小ジャンルは一応「純文学」としておりますが……これが純文学であるか否か確証が持てません……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-01 02:20:36
2749文字
会話率:7%
英語が苦手な受験生、物理学者、宇宙飛行士、闘牛場管理職、ラリードライバーとナビゲーターが、それぞれ聖女召喚される5編と、解決編・マカオのディーラー召喚を追う、計6編を短編集にしました***ジョークがきついJK以外は、珍しい職業の女性が聖女召
喚されます。状況がどうであれあくまで自分を貫き、事態を自分のフィールドで再構成してしまう人々のオハナシです***この短編集は、一度完成をあきらめ、宇宙飛行士編のみを投稿した時、他のストーリーも読みたいと言ってくださる方がおいでで、よーしがんばっちゃうぞ、と思って粘り倒しました。解決編にサンダース少佐が顔を出しているのは、みなさまへのお礼です***大団円に持ち込むために、デウス・エクス・マキナという演劇手法を借用しましたので、カテゴリーはハイファンとなりました。デウス・エクス・マキナとは、時の神という意味で、お話が混乱して行き詰った時に、神が登場してすべてがうまくいく、というまとめ方です。実例を見たい方は、坂東玉三郎主演の「天守物語」がわかりやすいです折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-26 10:39:12
57615文字
会話率:41%
私は戦略兵器です。
生来からの能力――死に戻りを用いて未来の危機を察知し、ミナト少佐に報告するのが私のお仕事。
失敗すれば沢山の味方が戦死する事になってしまう、重大な役割を担っています。
部隊のみなさんが死んでしまっても、私が死ねばまたみ
んな生きている状態まで時間が巻き戻るんですけどね。
でもそんなの全然、嬉しくなんてないですが。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-21 22:47:38
9898文字
会話率:20%
昭和初期の日本で育った若き軍人・柴田昭三は、国家のために戦場へと送り出された。日中戦争での苦しい戦いと仲間たちとの絆を経て、彼は少尉から少佐へと昇進し、東南アジア戦線や過酷なインパール作戦を生き抜く。しかし、日本の敗北が決定的となる中で、戦
争の大義や失った命の意味に疑問を抱くようになる。
終戦後も昭三は運命に導かれるようにインドネシア独立戦争に身を投じ、現地の人々の自由のために戦い続ける。独立を見届けた後、戦場で失った仲間や過去の自分を胸に抱えながら日本へ帰国した昭三。平和の中で彼は、自らが歩んできた過酷な道のりにどのような意味を見出すのか――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-14 21:59:32
10398文字
会話率:41%
ベガ出身のディアン中尉は、銀河連合の月基地に配属された。その部隊は月守り隊と呼ばれ、地球への宇宙人の不法侵入を防ぐのが役目だった。
月守り隊には、ドラゴニアンだが美しい女性に姿を変えたミナマ隊長、クマ型のケビアン中佐、プレアデス出身の女
性のニドー少佐、グレイ型のラダック中尉がいた。
ディアンは、家出少女のリゲル星の姫リラの捜索や、人生を狂わせられた欧州男性のストック・ホルトの救出など、様々な任務に当たる中で成長していくが、月守り隊は闇宇宙の陰謀によって窮地に陥る。
その時、ディアンは……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-08 22:26:20
74026文字
会話率:51%