レオン・スパークスはポスティリオン(操縦手)という職業柄、パーティーに参加することも出来ずに日々その日暮らしを重ねる底辺冒険者だ。
王都に移り住んでから約五年が経つも特に目的もなく、上がり目もなく、十八歳になってもこれといって代り映えの
無い毎日を送っていたある日。
帝国に予告無き焼き討ちによって失った故郷の村の唯一の生き残りである幼馴染達と誓い合った【再会の日】が迫っていることに気が付いたレオンは己の惨状を今更ながらに嘆く羽目に。
そうして迎えた誓いの日。
故郷、家族、人生、未来、全てを奪われた恨みと憎しみを胸に、のちにその繋がりや生き残りであることを知られようにするためそれぞれが一切の関係を絶ち、五年後に復讐の戦いへと挑むべく自己研鑽を続けた幼馴染達は誰もがあの頃とは大きく違っていた。
A級冒険者となった頼りになる兄貴分。
|大聖女《プリエステス》として教会の頂点に君臨してしまっていた皆のお姉ちゃん。
里において最強の称号である【精霊騎士】の肩書を手にした生真面目エルフ。
賞金稼ぎとして名を馳せる身体能力お化けな不良獣人少女。
隣国の宰相補佐にまで上り詰めた弟分。
貴族の屋敷で働いていたはずが護身術や暗器術まで身に着け戦闘メイドと化してになっている妹分。
自分がただの底辺冒険者だとは言い出せない空気のまま、そんなトンデモ軍団は帝国への復讐のためにパーティーを組むことになってしまった上に全会一致の推薦によって暗く辛い過去を記憶の底に押し殺して生きて来たレオンは自分達の人生を狂わせた帝国への復讐を目的とする冒険者パーティー【紅蓮】のリーダーになってしまうのだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-07 20:57:43
31825文字
会話率:29%
現代日本の商社で働いていた鳥辺アリサ(とりべありさ)は、不運にも海外出張中に交通事故死してしまった。ところが『全能の神ゼー』と名乗る存在によって『愛と太陽の女神テラ』が司る世界へ転生してくれないかと頼まれる。その女神は、『英知と月の女神ナル
』にコンプレックスを持っており、自分が統括している世界でナルに似た人間を作っては、とことん過酷な運命に置くことで、留飲を下げるということを繰り返しているという。ゼーはその蛮行を止めようと説得するが、余計に怒り狂ったテラは聞く耳を持たない。そうしていたずらに人間の運命を操作することによって神の力が失われ、世界の維持すら危うくなっているというのだ。テラの目を覚まさせるため、テラの世界で幸せに生きて欲しいと告げてきたゼーに「特別なことはできない」と断るアリサ。ゼーは、幸せに暮らすだけで良いと告げた。それぐらいなら、と引き受けたアリサが転生した先は、なんと没落寸前のトリベール侯爵家。再興させるため、貴族学院に入学したアリサは、聖女が学院の同級生であることを知る。闇の魔力を持つアリサは聖女と比較される黒魔女として、周囲に忌み嫌われる役目らしい。アリサは前世の知識を生かして商会長(女性はなれないので、男装)となって起業し、侯爵家を再興しようと奮闘する。借金を返し、没落寸前の家を救う――奔走するアリサはやがて、次期宰相と噂のロイクと出会う。二十歳の公爵令息で宰相補佐官という地位にあるロイクは、情報を扱う『商会』を使って王国に蔓延する薬物の調査に乗り出した。男装商会長と宰相補佐官の異色のバディ、陰謀に立ち向かう!そしてアリサは果たして、幸せになれるのか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-09 20:39:13
93784文字
会話率:63%
元婚約者の浮気を見抜いたペネロペは、微表情から感情を読み取り、嘘のサインを的確に把握する術を手に入れた。そんなペネロペをスカウトした宰相補佐のアンドレスは、嘘をつき続けるロザリア姫の専属侍女としてペネロペを送り込むことにした。王位継承一位と
なった姫を助けるために、陰謀渦巻く政争の中に巻き込まれていく。王国を狙うのは何処の国なの?姫を守るにはどうしたら良いの?小さな嘘から大きな嘘まで見抜くことが出来るペネロペは、姫の平和、王国の平和、果てには世界の平和のために頑張ります!
カクヨムにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-09 18:00:00
436969文字
会話率:47%
◆卒業式のリハーサル中、アードルフ殿下は私ユリアーネを指差し、婚約破棄宣言をした。しかもそれもリハーサルだという。頭を抱える私に、宰相補佐官のテオバルト様は、殿下には相応しくないと私に求婚して下さった。その場で父も祝福、卒業式本番での婚約破
棄は回避されたが、代わりに公開プロポーズが待っていた。
◆一度は書いてみたいテンプレ出涸らしの婚約破棄ものです。軽い気持ちでお読みください。
◆カクヨムコン9 にも投稿します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-20 17:00:00
8254文字
会話率:59%
実家の事業が失敗し、少しでも生活の助けになればと王城で針子として働くセレナ。
昼休みに誰も来ない穴場で休憩していると、壮絶な告白現場に出くわす。
「もううんざりなんだ」「容姿や地位、家に外に私のどこを慕うという?」「笑わせないでくれ」
令嬢
の精いっぱいの告白であっただろうに、男性は辛辣すぎるほどの言葉で告白を断っていた。
興味本位で男性の顔を見てみると、貴族令嬢の嫁入り先一番人気と言われているフェリクス様だった。
同僚のパメラもフェリクスに憧れているけれど、貧乏子爵家のセレナは高位貴族で立場のある彼とは住む世界の違う人で憧れるのも烏滸がましいという認識であまり興味がない。
壮絶な告白を目撃してから少しして、家に帰ると豪華な馬車が門から出て行くところだった。
父がまたなにかやらかしたのかと思ったけど、父に呼ばれて書斎に行くと「縁談が来ている」と言われる。借金を肩代わりしてくれる代わりに、セレナを侯爵の後妻に迎えたいという申し出だった。
家や家を継ぐ兄の事を思い、セレナは30歳年上の侯爵の後妻になる事を決意する。
すると早速1週間で侯爵家から迎えが来て、向かった先は思ったよりこじんまりとした屋敷だった。
こじんまりとした屋敷でセレナを待ち受けていたのは、戸惑ってしまう程の溺愛だった。
R15設定は念のためです。
微ヤンデレ風な溺愛もので、一応完結まで書き終わってます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-28 09:12:23
187444文字
会話率:40%
貴族令嬢のエーリンは、責任を取らされ、僻地に飛ばされてしまう。
連れていかれた古家で待ち受けていたのは、堅物の異名を持つ美形宰相補佐、オラリオだった。
二人に課せられたのは、僻地ルンドを立て直すこと。それも、夫婦として。
初めて出会う二
人だったが、共に腹を決め、全てが足りないこの地で生活していくことを決める。
最初はぎこちない二人だったが、次第に仲も深まり、気が付けば意外と居心地がよかったりして――!?
負け組ふたりがいちから始める新婚生活、ここに始まる!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-18 15:45:22
74947文字
会話率:39%
ランドリックは25歳の若さで、宰相補佐官となり、妬みから、命を狙われる。その護衛として3人の騎士が派遣された。そのうちの1人、フレイア。フレイアの容姿は一見すると男のようだった。気難しいランドリックだが、フレイアの気さくさと脳筋ぶりに、心を
許していく。徐々に、フレイアに惹かれていることに気づいたランドリックは、恋心をあらわに、フレイアに迫る。恥ずかしさから、逃げ回るフレイアだが………。策略家×脳筋ラブコメ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-10 23:03:27
11326文字
会話率:43%
<一言で>
夫婦が(R15範囲で)子作りする話。
<少し説明追加>
エルフの夫マルコと妻サリアは魔王国の副宰相&副宰相補佐。
表)魔王様と瘴気消滅の為に大忙し。でも魔王様の御力となる為に大量の魔力が必要。
ならば身体に呪いをか
け、で~っかい魔力タンクとなりましょう。
魔王様へ力を捧げる二人の……愛の物語。
裏)呪いと妊娠しづらい種族の為に孕めず。でも呪いが無いと瘴気消滅の魔力が足らない。
ならば解呪時に魔術その他を駆使して、た~っぷり子作りしましょう。
全力で子供を欲する二人の……愛欲の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-10 14:13:23
265963文字
会話率:32%
『これぞ、復讐劇回避!! 虐待回避令嬢、キタァァァァ!!』
公爵令嬢は父から溺愛されたため、我がままな令嬢に育ちつつあった。
そんな折、両親を一度に失った遠縁の子供がやってくる。
ともに暮らすことになるが、才能の片鱗を見せ始めたこ
とから、公爵は彼を教育することに決めた。
ひとり娘である公爵令嬢は自身の立場が脅かされることを危ぶみ、義弟を追い出そうと虐待する。
そして、逆境にも負けずに成長した義弟に、復讐される。
これは、乙女ゲームの一攻略対象者である義弟とそのルートのライバル令嬢であるふたりの物語である。
いずれ訪れる悲劇を回避するため、魔導書の助言を受けた公爵令嬢は努力する。
実際は、定めから逃れようともがく変わり者令嬢の物語であり、娘を溺愛する公爵と、姪を盲愛する宰相補佐とに認めさせ、愛を勝ち取る義弟の物語でもある。
そして、今度もまた導き手となる魔導書はついに奇跡を起こす。
教え導く少女たちを愛し、彼女たちから愛される、笑いと笑いの物語である。
※全26話です。
※ハッピーエンドです。
※オネエが幅をきかせています。
※「オネエな魔導書に導かれ、婚約者とヒロインの回避を目指していたら、氷の公爵子息に溺愛されました。」の続編となります。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-27 19:00:00
69137文字
会話率:27%
ブルーベル・アトキンズは、かつて宰相補佐官を務める伯爵令息・ニーシャと婚約していた。しかし、彼女は愛される見込みのない結婚を拒み、両家の合意を経て破談に。それから十年。ブルーベルは代筆屋として働きながら、婚約解消の条件として約束したことを守
り続けていた。第一に、ニーシャが死ぬまで他の相手と結婚しないこと。第二に、半年に一回訪れる彼と握手をすること。ところが、今年二回目の握手の日に現れたのは、ニーシャではなく、緊急の知らせを携えた伯爵家の執事だった。ここ数年は関係が修復され、友人として文通ができるまでになった相手が倒れたことを知り、ブルーベルは十年ぶりに王都に足を踏み入れるが……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-31 17:58:13
6523文字
会話率:33%
子爵令嬢のマリアンネには、不思議な能力があった。それで調子にのって、夜になるとあちこちお散歩に出ていたら、ある時宰相付きの筆頭補佐官のユリアンと出会ってしまう。そこから転がり出す、二人の(糖分多め、ご都合主義の)お話です。
最終更新:2022-12-19 00:00:00
14791文字
会話率:41%
「社畜のレイラ」の番外編です。
ざっくり言うと鬼畜宰相の夫(年上)×宰相補佐官の妻(年下)の年の差ラブで、妻のレイラのデビュタントの様子です。らぶらぶしてるだけです。
最終更新:2022-12-15 16:55:25
2311文字
会話率:56%
魔獣やドラゴンを狩る黒騎士として日々戦う女騎士・リィナは重傷を負い、騎士団からの解雇を言い渡される。
戦うことに疲れたリィナは傷を癒しながらの隠退生活を決め、身の回りの整理を始める。
そして、見舞いに来た師匠に言葉に思い出す、自分には「夫」
という存在がいたことを。
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諦め癖のある事なかれ主義の騎士妻と、仕事以外のことは他人任せにしてきた宰相補佐の夫。
結婚して6年になるというのに1度しか顔を合わせたことのなかったふたりが、歩み寄ったり逃げ出したりする物語。
しばらく創作活動をお休みしていた為練習として書いている習作です、設定は甘くふんわりしています。
不定期連載です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-08 11:13:08
96725文字
会話率:40%
女性騎士エマ × 美装の宰相補佐 テオバルト
男女逆転ラブストーリー開幕!!
最終更新:2022-06-04 10:57:59
105714文字
会話率:64%
「デボラ·ホーネット!貴様との婚約を破棄する!」
小さくはない宰相補佐達の集まる執務室に、怒号が響き渡る。
叫んでいるのはカーライル·ウィングフィールド公爵令息様。デボラ·ホーネットこと私、片田舎の子爵令嬢の婚約者だ。
後ろには同じく宰相補
佐やその他各部署の役人が揃っている。
というか、この真っ昼間、何故この方々は他部署に連れ立っていらっしゃるのか。
お説教は私の仕事ではないので、責任者に任せましょう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-03 21:12:05
6790文字
会話率:50%
どこにでもいる平凡なOLだった主人公はある日事故に遭い命を落とすが、気がつくと異世界の侯爵令嬢として転生していた。やがて爵位を継いだ彼女は女の身でありながら宰相補佐の地位にまで昇り、前世の知識を生かした革新的な施策や発明の数々でベルフェリ
ート王国を豊かにする。しかし、その矢先に勃発した守旧派のクーデターによりまたしても命を落としてしまう。敵の手に落ちて悲惨な死を遂げた彼女は、今度は同じ国の子爵令嬢に転生した。二度目の死の間際に世界を強く憎んだ彼女は持ち合わせた美貌と才覚を生かして全てを破滅に導くために行動を開始した――ものの空回りと誤解が続き、何時の間にか世界に平和をもたらした聖女と崇められてしまうまでのお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-31 14:22:56
889706文字
会話率:19%
悪の宰相を倒す話 の女王陛下が、宰相補佐官になる前のお話。
リーフプラウ王国の王宮。侍女として務めていたニムは、ある日上司から新人の教育係に任命される。
ところがこの新人、てんでなってない!
新人侍女のヘレンは、なんと庶民の出で、
気位の高い貴族出身の侍女たちとはそりが合わない。
あり得ない、なんで私がこんな目に……。
嘆くニムの前に現れたのは、雲の上の手前の人。
面白がる彼と、自分は乙女ゲームのヒロインだと言い張る新人に振り回されるニムの苦難の日々の物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-05 22:20:43
40662文字
会話率:30%
【本編完結しました番外編を更新中】
平凡なOL主人公西尾リナは、ある日異世界に転移する。
一年前に魔物の森を切り開き建国したばかりというユスト国は、魔物を狩ることだけに特化した軍人ばかりの脳筋国家だった。
美人でちょっとあざとい宰相ラミネス
のもとで、財政、福祉、教育、国交、貿易と様々な改革に取り組み始めるが、なぜか身内(脳筋王)が絡むと思わぬ方向に発展します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-05 11:15:28
863687文字
会話率:48%
主人公『青野 理央(アオノ リオ)』は異世界に転移し、ロワネ伯爵家の養女となる。ロワネ伯爵家は由緒正しい貴族であり、大陸一の貿易商会を築く商人の家系である。
『商人は物を売るだけでなく心を売れ』という家訓を胸にリオは立派な商人を目指す。
魔
法は使えないけど剣はある! 度胸とまごころで大陸横断! 商人達が倦厭するもっとも危険なルートへと進路を定めて、初めての商いの旅に出る……が?! なぜか、隣国の公爵様が従者として付いてきた?! しかも観光気分なお貴族様なんですけど?! そんな感じのドタバタ恋愛話です。
◯本作品は『異世界で脳筋国家の宰相補佐になりました』(ユスト国の創始王の頃のお話)より約300年後の時代になります。基本的には独立した別の話になります。ネタバレ的な話はない……はずです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-25 18:03:43
271540文字
会話率:48%
異世界改革のその後です。宰相補佐リヒトが天然おバカな部下であり恋人のクルトに振り回されるお話。
前回同様稚拙な文章ですか、温かい目で見てやってください。
最終更新:2020-10-31 14:00:00
3440文字
会話率:3%
剣と魔法の国に転生したものの、魔法なし、転生特典なにもなしのちょっとかわいそうな主人公が、婚約者持ちの宰相補佐に異世界改革に巻き込まれる話。
最終更新:2020-10-27 15:00:00
5351文字
会話率:7%
宰相補佐のアレンは、姫の初めての地方公務の実行責任者になった。姫付きの変人魔術師オリヴィアも同行することをアレンは不安に思うが、同じ時間を過ごすにつれて、明るくて楽しそうな彼女のことがだんだん気になってきて…。
生真面目文官が恋を自覚するま
でのお話
「百合姫の恋煩い」に出てくる王宮魔術師の話ですが、単独で読めます。
20/10/30 続編2話追加にて完結しました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-30 05:16:08
23114文字
会話率:44%
王太子妃のソフィアは、最近、夫であるイーサンが自分に興味を失ってしまっているのではないかと悩んでいた。
そこで魔術師に依頼して惚れ薬を入手し、夫に飲ませようとしたものの誤って自分が飲んでしまい…
惚れ薬を飲んで夫にメロメロになってしまった
妻のてんやわんやな三日間のお話
「百合姫の恋煩い」「宰相補佐は魔術師に翻弄される」と同じ世界観ですが、単独で読めます。
R15は念のため。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-09 05:23:53
17327文字
会話率:42%