大陸歴1158年。アンデス王国にて後の歴史家はこの時代をこう呼ぶ『婚約破棄の世紀』と。
貴族社会では自由恋愛が謳われ婚約破棄が横行する中、北の辺境伯出身の少女ナンテは『ジャガイモ姫』などと揶揄されながらも学院生活を過ごしていた。
彼女の
望みは婚約などという面倒なものに振り回されずに学院を卒業し、実家に戻ってジャガイモ農家としてのんびり生活することだ。しかしそうはさせるかと言わんばかりに周囲の男性は彼女に問題ごとを押し付けて来るのだった。
####
元々は「婚約破棄と言えばこれ……じゃないでしょ!」を起点にした短編から他の構想と合体させたストーリーを展開させる予定です。なので婚約破棄が出落ちになる可能性もあります。(その場合は後でタイトル変えるかもです)
基本、イチャラブ要素少なめ、ざまぁ要素ほぼなし、ヒューマンドラマの方がジャンル近いかも?な感じでまったり進めていきます。多分。
いつもながらにプロットなしの自転車操業です。最低でも週2更新はキープする予定です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-15 18:58:01
433895文字
会話率:35%
「アリア・サファリナ、お前との婚約は破棄する!」
一年前に前世の記憶を取り戻してから様々に挽回をはかってきたが、極悪令嬢というレッテルを覆すことはできず、ついに私は王太子から婚約破棄をされてしまった。
折しもその時、人の身長の数十
倍はあろうかという巨大魔獣が王都を襲撃した。
混乱のさなか、魔獣がすぐ目の前に迫る。
しかし──
オレンジと黒のカラーをした巨大ロボットが私と魔獣の間に割り込んだ。
魔光スピーカーから国王の声が響く。
「乗るんだ、アリア! グランドレスに乗り、王都を、この国を、世界を救え!」
言われるがまま機体に乗り込み始まった、私とグランドレスの巨大魔獣と戦う日々。
激闘の中で、第二王子、騎士団長、商会ギルドの御曹司など様々な人物と出会う。
体を、心を傷つけながらも戦い続けることで、極悪令嬢と見下す周囲の視線も徐々に変わっていった。
そして、伝説の巨大魔獣ミラージュが五百年ぶりにその姿を現すという。
巨大魔獣はなぜ襲ってくるのか、グランドレスとは何なのか、国王が握る秘密はいったいどんなものなのか。
戦闘、謎解き、お金儲け、パーティー、探検、お茶会etcetc...悪役令嬢の人生はいつだって忙しい!
これは、私が自分の居場所を見つけ、幸せを手にするまでの物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-15 12:37:57
74114文字
会話率:35%
ロゼリア・アシャール公爵令嬢は父の命令で魔法の使用を封じられている。
ディジェ魔法国では貴族は全員固有魔法を持ち、魔法が使えないロゼリアは無能令嬢と蔑まれていた。
一方、異母妹のナビーナは治癒魔法に優れ聖女と呼ばれていた。
だがアドリアン王
太子の婚約者に選ばれたのはロゼリアだった。
ロゼリアは魔力量だけはどの貴族よりも多かったからだ。
嫉妬したナビーナはロゼリアに嫌がらせを繰り返す。
そして婚約者のアドリアン王太子も無能令嬢と呼ばれるロゼリアに不満を抱いていた。
しかし王はロゼリアの膨大な魔力を王家に取り入れる為婚約解消を絶対許さない。
二人の嫌がらせは日々加熱していき、とうとうロゼリアの身に危険が迫った
仕方なく魔法を発動させ窮地を脱したが封印を破ったことでロゼリアの身を激痛が襲う。
そんな彼女を救ったのは黒髪に紫の瞳を持つ美しい青年だった。
※アルファポリスでも連載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-13 15:50:46
13909文字
会話率:26%
「すまない、ダリヤ。婚約を破棄させてほしい」 結婚前日、目の前の婚約者はそう言った。
前世は会社の激務を我慢し、うつむいたままの過労死。
今世はおとなしくうつむいて、いい妻になろうとして婚約破棄。
ダリヤは決めた。もう、うつむくのはやめる。
頑張って魔導具師の仕事をし、行きたいところに行き、食べたいものを食べ、飲みたいものを飲もう。自分でできる限り、生きたいように生きよう、と。
そんな彼女は、魔物討伐部隊の騎士と出会う。魔導具が好きなダリヤと、魔剣が好きなヴォルフ。
魔導具と魔剣作りに熱中しつつ、飲んで食べて、いろいろと巻き込まれる日々。
生活の便利さのためならば、どんな苦労もいとわぬ魔導具師と、怖さ知らずでひたすら先陣を切る魔物討伐部隊の騎士。
恋愛に背を向けたい2人は、いつか恋人になれるのか。
※恋愛甘味成分が不足しております。物語設定は甘いです。
おかげさまで書籍となりました。MFブックス様より1~5巻、コミカライズ、ブレイドコミックス様版3巻、角川コミックスエース様版2巻発売中です。どうぞよろしくお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-09 20:00:00
2374996文字
会話率:39%
婚約者と義妹の陰謀で悪役令嬢に仕立て上げられた少女は私が絶対救ってみせる。
私が来たからには百人力間違いなし!
悪役令嬢は私が幸せにします!
現代に生きていた大学生の美奈。
彼女は交通事故に遭い魂だけが飛ばされた異世界で、婚約者の王子
と義妹の陰謀により悪役令嬢に仕立て上げられ、絶望の淵に立つ美しい少女エリサと出会う。
愛した王子に裏切られ悲しみに暮れるエリサ。
助けたい一心で手を伸ばした美奈とエリサの心が呼応した瞬間、美奈の魂はエリサの体に入っていた。
美奈は、心の奥で静かに眠るエリサが再び目覚め、「生きたい」と思える世界に変えようと決意する。
「エリサは私が幸せにします!」
果たして美奈はエリサを目覚めさせることが出来るのか……!?
10月1日より 毎週火曜日と金曜日更新 18時予定
Pixivにも同時投稿中折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-01 15:00:00
125698文字
会話率:40%
王国を守護してきた平民上がりの聖女モニカは王太子との婚約直後、陰険な騎士により『聖女の異能』の副作用ー癒した対象(対象がいない場合は聖女自身)ーが肉体活性化によって性的に催すことを王太子にバラされてしまう。王太子は発情聖女と罵り即刻婚約破棄
。平民聖女に戻ったモニカは再び魔物討伐の前線基地に帰還したが、基地の仲間たちは聖女なしの戦闘に疲れて解散すると言う。居場所をうしなったモニカに声をかけてきたのは、帝国出身の傭兵、リチャードだった。「よかったら帝国に一緒に来ない?兄貴夫婦の不妊をなんとかしてほしいんだ」リチャードは軽く提案し、モニカもそれに乗ったが、彼女は気づいていない。リチャードが皇弟リチャード殿下であることを。そして兄貴夫婦というのはもちろんーー折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-01 07:53:28
56575文字
会話率:50%
オリビアは、見目麗しい公爵令嬢でありながら貴族学園で全くモテない生活を送っていた。それと言うのも、幼いころから実の妹のように可愛がってくれているサイラス皇太子殿下がことあるごとにオリビアに構ってくるため、皇太子殿下の婚約者であるアリシア侯爵
令嬢に目の敵にされているせいだ。
せっかく成人したのだから学園で恋のひとつもしてみたいと願うオリビア。交流パーティーの責任者を任されて張り切ってあれこれ準備したけれど、パーティー会場でも、誰一人オリビアをダンスに誘う人はいなかった。それどころかまたもや二人の痴話げんかに巻き込まれ、遠巻きにされる始末。
悲しくなったオリビアは一人園庭で涙を流すのだった。
そこに現れたのは同じく幼馴染の一つ年下の第二皇子殿下で。彼の優しさにホッとするものの、抱きしめられているところを意地悪な令嬢たちに見つかってしまい焦るオリビア。
さらに、サイラスとアイリスの喧嘩がヒートアップして、ついに婚約破棄待ったなしの事態に!このままではオリビアのせいで二人が婚約破棄してしまう!
意図せず皇太子殿下とその婚約者の婚約破棄騒動に巻き込まれたオリビアの恋の行方は?
安定の溺愛ハッピーエンドです。意地悪な令嬢たちへのざまあは気持ち程度で。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-01 07:49:24
9004文字
会話率:68%
強い魔力が貴族の証とされる王国で「魔力なし」として生まれた侯爵令嬢のミリエルは、「御しやすい女」として貴族令息たちに陰で侮られる存在だった。
しかしミリエルは、その悔しい経験をバネに勉学に励み、女性の身でありながら自力で最年少宰相候補にまで
上り詰めた。
けれどある日、救国の英雄であり公爵家の嫡男でもある騎士団長に無理矢理迫られて。信じていた人に裏切られ、力のない悔しさを味わったミリエルは、
「あなたの愛はその程度ですの!」
と説教をすることになるのだが。
勘違いで暴走する騎士団長と幼馴染の王太子、二人の間に挟まれた訳アリ侯爵令嬢ミリエルの恋の行方は?ドキドキのハッピーエンドストーリーです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-17 17:49:35
5164文字
会話率:63%
転生したら、中世ヨーロッパ風の異世界にいました。ダンジョン攻略や魔王の復活を視野に、日々身体を鍛えていましたが、どうやら私、乙女ゲームか小説の、悪役令嬢らしいです。
貴族学園の卒業式で、無実の罪に問われて婚約破棄され、国外追放を言い渡された
ので、狩猟の国でモンスターを狩って自立を目指します!
性格的にコミュ障のぼっちなので、地道にソロでクエストをこなしているところです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-30 06:30:00
154103文字
会話率:29%
「アリシア・ミラ・フォーレンファスト公爵令嬢! 貴様との婚約をここで破棄し、国外追放を言い渡す!」
そう告げた王太子殿下のお隣にいらっしゃるのは、リーナ・アイゼル子爵令嬢。いかにも愛らしく、か弱げなヒロイン、といった風貌の彼女。でも、私は
知ってますの。リーナ様は、あなたが思ってらっしゃるような方じゃなくってよ? 皆様もその正体を知るべきですわ。
かなりのゆるふわ設定&ご都合主義な部分があります。ご了承ください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-29 00:04:48
7362文字
会話率:60%
悪役令嬢ルヴィ・サフォーリアは婚約破棄を告げられる。
その処遇は国外追放。幽霊屋敷と称される「旧ラッセル辺境伯邸」への移住だ。
それは、いまのルヴィにとっては僥倖も僥倖だった。
ルヴィの前世ーー椎名沙希は乙女ゲームと同じくらいホラーゲーム
が好きだった。
幽霊屋敷はホラゲヘビーユーザーにとって桃源郷のようなもの。幽霊屋敷の移住はルヴィにとって諸手を挙げて喜びたい処遇だった。
追放後は幽霊とまったりスローライフ!
と、思っていたが、意気揚々と移住したルヴィの元に、なぜか攻略対象が訪れる。
これは悪役令嬢が溺愛されるパターン?
けれど、ルヴィはそんなこともお構いなし。幽霊屋敷の攻略で忙しいので!
それにしても、執事ロランに何かが隠されているような……?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-20 12:53:25
35618文字
会話率:60%
「お前との婚約を破棄させていただく!!そして私は、聖女マリアンヌとの婚約をここに宣言する!!」
イルローゼは、そんな言葉は耳に入らなかった。なぜなら、謎の記憶によって好みのタイプが変わったからである。
そして返事は決まっている。
「は
い!喜んで!!」
そして私は、別の人と人生を共にさせていただきます!
設定緩め。
誤字脱字あり。
脳死で書いているので矛盾あり。
それが許せる方のみ、お読みください!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-18 17:10:00
13339文字
会話率:40%
全18話 完結してます。
黄金の髪、サファイアブルーの瞳、雪のような真白の肌……鏡の中に映る絶世の美少女、それがわたし。 前世、どんなに努力しても、ダイエットも食事療法も何もかも、体質が邪魔をして届かなかった「綺麗」。 それが、今世、鏡
の中にある! せっかくの綺麗な外見、中身で台無しになんてさせはしないわ、性格ブスなんて断固拒否よ! ――この物語は、スーパーハイパーウルトラゴージャス美人を目指す、とある少女の……失礼、とある絶世の美少女の物語である。 魔法あり、婚約破棄(≒追放)あり、もう遅いあり、プチざまああり、たぶん、ハイファンタジーなお話です。 元サヤなし、ハーレム、逆ハーレムなし、ほぼ恋愛なし、です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-09 12:00:00
70863文字
会話率:9%
僕はかつてないほど緊張していた。パーティーでの婚約破棄が、決行されたからだ。
第二王子、エリオット。物語の世界に転生した僕の役どころは、断罪される悪役令嬢シンシアを助けて、公開プロポーズすること。
それ、前世陰キャの僕には、すごく荷が重いで
すから──っっ!!
断罪劇のヒーローに転生したエリオットが、シンシアのために頑張るお話です。エリオットの勇気を応援ください。
※柴野いずみ様主催「ヘタレヒーロー企画」参加作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-06 18:01:48
9277文字
会話率:31%
「西 明花! 貴様との婚約を破棄する! 今後"狐"族への援助はないと思え」
二本の尾をもつ狐族の姫、明花は、"狗"族の婚約相手から絶縁を叫ばれる──夢を見たところで、目を覚めた。
霊力を持つ獣人の
明花には、予知夢をみる力がある。
彼女が属するのは、先細る"狐"族。婚約がなくなれば、一族の未来も危ぶまれる!
焦る明花だが、そもそも"狐"族が衰退したのには、何者かが仕掛けた罠があった。
従者で"尾なし"の雨星と共に、"狗"族に乗り込むことになる明花だが。
獣人×婚約破棄でお届けする、中華ファンタジー。
【狐族幻奇譚〜明花姫、縁談を踏み潰す〜】
最後は安心安全なハッピーエンドです。淡く軽やかな恋物語をお楽しみください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-14 20:15:33
6300文字
会話率:39%
とある星で、追放劇が起こった。婚約破棄されて地球に来た貴族令嬢ティア。
地球人と愛を育み、子をなし、連綿と続いた子孫の元に、ある日、"聖女の血"を求めて宇宙人が来訪した。
やってきたのはティアを追放した元婚約者本人。
地
球の数百年が、かの星では半年だったという。ティアの無念を晴らすため、時を超えて子孫の"ざまぁ"が炸裂! …する?
※5月開催のしいなここみ様『宇宙人企画』に先駆けて、初のSFジャンルです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-09 11:11:27
3543文字
会話率:24%
「ごめん。あなたとの婚約を破棄させてほしいの」
主人公で鍛冶師のヴィル・クラフトは、結婚前日に新しい店と婚約者を、弟に奪われてしまう。
死んだ父の代わりに一生懸命働いていたのに、ひどい仕打ちを受け、裏切られたヴィルは激怒する。
「もう知
らん! 俺は出て行く!」
彼は王都を出て、好きに生きることを決意する。
一方でヴィルを追い出した弟は、後になって知ることになる。
「ヴィル様は街の結界や勇者様の聖剣をメンテなさっておられました。1日に9999本のA級武器を作る傍らに」
実はヴィルは伝説の職人、八宝斎として、いろんなものを治していたのだ。
彼がいなくなったことで、店は潰れる。
また、元婚約者の商人は、知ることになる。
「ヴィル様の武器が買えるから取引していたのです。彼がいない以上、もうあなたの商会とは取引しません」
ヴィルにひどい仕打ちをした弟も婚約者も破滅の道を歩むことになる。
その一方で、ヴィルが関わった人たちはみな、彼の作るとんでもない伝説のアイテムおかげで、幸せになっていくのだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-04 08:19:56
338555文字
会話率:39%
「アセル様、わたしのことお嫌いなら、婚約破棄いたしましょう。」
婚約者に冷たく接するアセルに婚約破棄の申し出をするミリーシア。
しかし
「却下だ、婚約破棄はしない。」
婚約破棄を受け入れないアセルとそれに納得できないミリーシア。
「お嫌いなのでしょう、わたしのこと。でしたらいいではありませんか。」
「誰が嫌いだと言ったんだ、君のことを嫌いだと言った覚えはない。」
嫌いだから婚約破棄を申し込んだのに、嫌いじゃない?
どういうこと?!
すれ違っている2人の行方は…?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-02 04:17:04
1726文字
会話率:22%
誰もが憧れるヒロイン、アナスタシア・ド・サヴォエラ。
アナスタシアはレクター王子の最有力婚約候補と言われていた
だがある朝、少々性格に難ありのヴァレリア・ド・ポンパドゥールお嬢様の体と入れ替わってしまった
才色兼備、そして人望も兼ね備え
た向かうところ敵なしの最強ヒロイン、アナスタシア。だがその体は、虚弱体質だった。ある朝起きると今までと違い体が軽い事に気付く。
アナスタシアはちょうど政略結婚させられそうだったレクター王子と、婚約破棄を直談判
決して王子の事は嫌いではなかったが、ヴァレリアと身体が入れ替わった今、お天道様の気が変わらない内にこの健康な身体で外の世界へ行ってみたいと強く願う
何も知らないレクター王子もヴァレリアお嬢様の性格はどうかと思っていた所だったので快諾
アナスタシアは元々読書が好きで、少々オタク体質だったので仲間同士の推しカプで一人で妄想したりもする
一方で婚約者だった王子は婚約破棄のその後のヴァレリアの変わった様子を見て、胸がざわつくのであった折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-27 23:02:08
559529文字
会話率:47%
「じゃあコンハクカイショウしたら、セレナは僕のお嫁さんになってくれる?」
「私の婚約解消時に、ルーファの好きな人が変わってなければ……いいよ」
遠い昔の約束。
王家との期限付きの婚約をした天使族のセレナーデ。
前世の記憶を持つセレナ
ーデは、いずれ来る王太子との婚約破棄に希望を持ちながら王宮で王妃教育や政務をこなしていた。
幼馴染ルシュファとの約束は五年前に絶たれてしまったけれど、それでも魔法のあるファンタジックな世界を楽しみたいと気持ちを切り替えていた。だがいざ婚約破棄となった途端、王家がセレナーデを手放したくないと強権を発動させる。
側室になるよう強要するが、そんな空気を打ち破って王太子を吹き飛ばしたのは漆黒の甲冑に身を包んだ幼馴染であり、魔王化したルシュファだった。
パーティーに参加していた皇帝と法王が魔王化したルシュファに敵対するが──誰彼も一癖も二癖もあり、セレナーデを狙う目的があった。
ドタバタラブコメ×泣き虫溺愛ヤンデレ魔王折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-23 20:22:25
51926文字
会話率:56%
幾多の獣を家族とみなし、社交界では「猛獣使い」と呼ばれる伯爵令嬢ルゥルゥに、呪われた第二王子ヴァリスとの婚約話が持ち上がった。ルゥルゥは母の影響で呪いに精通しており、ヴァリスの呪いに対応できると判断されたのだ。
だが、生まれてすぐに呪いをか
けられたヴァリスは、態度も言動も荒みきっており、婚約者を襲っては婚約破棄を繰り返しているらしい。
心配する従者をよそに向かった王宮で、少女は異形の目を持つ青年と出会う。
「だって、こんなに美しい方だとは思いませんでしたから。逃げるわけがありません」
「……お前、頭沸いてんのか?」
異形の目に魅入られたルゥルゥは、王子とは思えぬヴァリスの言動もどこ吹く風で、彼との婚約をあっさり受け入れた。しかしその晩、ヴァリスが「悪魔憑き」であることを知ってしまい――?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-21 12:01:23
148669文字
会話率:52%
「俺は貴様との婚約を破棄する!」
王家主催の夜会で突如響いたその声は、僕にとって幸いでしかなかった。
野獣に襲われ、背中に傷を負い、その恐怖で話せなくなった事から傷物の『くちなし姫』と婚約者に蔑まれている僕の義姉は、ある日の夜会で婚約破
棄を叫ばれた。
それが相手にとってどれだけ愚かな行為だったかは言わずもがなで、僕にとって、いや僕らにとって随分と待ち焦がれていた瞬間でもあったのだ。
愚かな行動で破滅していく義姉の元婚約者を後目に、僕は僕の最愛を手に入れる。
※ムーンライト様で掲載済み同名小説のR15版です。カクヨム様にも掲載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-19 18:00:00
7628文字
会話率:15%
「強すぎる力は脅威でしかない。諦めてくれ」
強大すぎる力で、戦争が終わったら用なしとばかりに殺されてしまった黒聖女。
マリーシャは自分の前世が黒聖女だったことを思い出した。
強大な魔術が使えれば婚約者であるハインリヒに愛されるかも!と喜ぶ
マリーシャだったが、
ハインリヒはマリーシャの義妹であるカノリアの事を愛していると捨てられてしまった。
もう二度と利用されずに一人で生きていく!と決めたマリーシャは、
たまたま見かけた呪われた青年に、呪いに対処する代わりに婚約者としてこの地から連れ出すように持ち掛ける。
青年は新しい領地を賜ったばかりの公爵だった。
……気づいたら、婚約者どころか結婚する事になっていて、しかもなんだか公爵はマリーシャを甘やかしてくる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-19 09:38:16
115359文字
会話率:40%