「セバスチャン! わたくし、結婚いたしますわ!」
かつて社交界の華と謳われた公爵令嬢エリザベスは、断罪からの婚約破棄を経て、王都から離れた静かな屋敷で穏やかな日々を送っていた。
派手な人生はもうこりごり。次に求めるのは、心安らぐ「普
通」の結婚相手だけ――そう決意した彼女。
忠実な家令セバスチャンの協力のもと、続々とエリザベスのもとに届けられる釣書。しかし、彼女がお見合いに臨む相手は、なぜか一筋縄ではいかない殿方ばかりで……?
「普通」を求めているだけなのに、どうしてこうなるの!? 元「悪役」令嬢のプライドと経験をもってしても、一癖も二癖もあるお見合い相手たちの言動に、エリザベスのツッコミは止まらない!
果たしてエリザベスは、理想の「普通の人」を見つけ、心穏やかな幸せを掴むことができるのか!?
……的な異世界婚活ラブコメ。お楽しみいただけたら嬉しいです!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-17 19:10:00
42827文字
会話率:34%
前世では35歳で事故死した(と思う)私は、創造主とやらに口説かれて転生する事になりました。創造主とやらが創った世界に。
口説かれ内容はーー
ぶっちゃけて言えば。
昔言われていた旧き良き時代の「お見合いババァ」を務める事、だった。
めんど
くさい。
瞬時に断った私に、細かな条件が付けられた。なんでも達成条件をクリアすると、お願い事を叶えてくれるーー。
そんな条件に心惹かれて、渋々引き受けてしまった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-17 18:00:00
110549文字
会話率:45%
ご都合主義。ゆるふわ設定。
脇役に拙作【転生をお願いされてお見合いババァを命じられました〜え、めんどくさい〜】の主役であるシスティアーナ(ターナ)が出てきます。
【あらすじ】
幼馴染の婚約者から婚約破棄を申し出られたキアラ。彼女は予感が
あったので素直に受け入れたが、父の姉である伯母から婚約破棄は恥だと叱られる母を見て、次の相手を探すことを決意する。
王城に勤務しているから給金はそれなりにもらっているし、元々結婚願望は強くないキアラ。
そもそもの話。
寿命が三百歳前後なので、皆が結婚に対してのんびりと考えている。
キアラが元婚約者と婚約していたのは父親同士が友人で、何となくで結ばれた婚約だっただけ。伯母は物言いがキツイがキアラを心配していることは分かっていた。
ただ分かっていることと、気持ちは別であり。
キアラは母が伯母に叱られているのを見て申し訳ない気持ちに陥り、婚約者を見つけて心配する母と伯母に安心してもらおう、と考えていた。
そこで侍女仲間から聞いた婚活とやらをしてみることに決めたのである。
とある公爵令嬢が考えた結婚相手を探す活動。略して婚活と言うらしいものに。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-11 18:00:00
81156文字
会話率:37%
高校時代の彼女の裏切りを引きずり、彼女もできず、独り身のまま12年が経過してしまった俺、石藤良二(29)
気付けば社会は、加速する少子化対策の為、収入要件を満たすものは一夫多妻制が認められるように変化していた。
親に勧められ、見合いをし
ようとするも、2回連続で、お見合い相手を一夫多妻制を導入したリア充イケメンに持って行かれ、
破談もしくはお見合い自体がキャンセルに…。
もはや、結婚を諦めかけていた時に、なんと10才年下の社長令嬢との縁談が持ち上がり…?!
※カクヨムサイトでも連載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-17 17:00:00
252858文字
会話率:47%
クラウディアは魔導マニアの子爵令嬢。
古馴染みのおじいさんから譲り受けた古代遺跡近くの町で、今日も元気に魔道具店を営業中!
古代文明の失われた魔術で、古参の常連客や町の人々と、トラブル解決に奔走します!
お見合い? 結婚? 知ったこ
とかーっ!
---
掲載:小説家になろう/カクヨム折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-17 12:00:00
36815文字
会話率:33%
私、エルミア・アズルウッドは、世界樹の麓に広がる美しいエルフの王国の姫である。
突如として前世の記憶が蘇った私は驚愕し、決意を固めた。
「前世では恋愛もろくにできなかったのに、政略結婚だなんてヤダッ!ヤダッ!」
第二の人生だ!と喜んだの
もつかの間、私の周りには縁談話の嵐が吹き荒れていた。
まだ独身ライフを満喫したい私の「お見合い逃走劇」が始まる──
毎日届く山盛りの求婚状。
ドワーフからの手紙には岩が添えられ、ヴァンパイアからは血の一滴つき。
ハーピーは風に乗せて求愛の歌を届け、ドラゴンは炎の文字で愛を誓う。
人間の王子は普通の手紙で拍子抜け。
そうして縁談を断り続けている内に、気付いてしまう。
この世界は狂っているという事を───
そして、私のお見合いの成否次第で世界が滅んでしまうという事を───折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-04 18:49:53
183831文字
会話率:34%
主人公、佐世保桜の幼少期の願いを叶えに来た、ローマ神アポロとオウィディウス。お見合いを断るための小芝居を劇団の友人である関門朝風に依頼され、恋人のフリをして彼の両親と会食に出向く。
そこでさらに彼の母には、家の会合で朝風の妻のフリをして
欲しいと依頼される。「劇中劇中劇」という聞いたこともない場面に遭遇した桜。そこに結婚のことなど知らない親戚と父親が乱入、テレパシーやサイコキネシスを使ってなんとか桜を助けるローマの神々。ドタバタをしながらも朝風が彼女にとって最良の伴侶となることが証明されるSF演劇コメディの始まりである。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-04 14:24:43
59840文字
会話率:32%
演劇を観に行くと必ずお見合い相手に断られてしまう令嬢
もうふられ続けて今回で7回目。
「「どうしてお見合いが上手く行かないんだろう」」
声が重なり横を見れば同じようにお見合いが上手く行かない令息がいた。
「あの、お話伺ってもいいですか?」
そんな二人のラブストーリー?です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-02 16:08:17
6233文字
会話率:44%
伯爵家の一人娘イレーネは両親から近い内に婚約前提のお見合いを取り付けると言われる。しかし、イレーネはお見合いなんて絶対嫌だという思いからお見合いを阻止するべく、とある行動に出るが。
最終更新:2025-05-01 17:29:37
12382文字
会話率:61%
長女のエレオノーラが目覚めさせられると表に騎士が回れ右をしようとしていた。声をかけると振り向いてエレオノーラを担いで邸宅へ戻る。
スヴェンという騎士の闇の存在を知らされた姫は自分では不可能だと思い込みお見合い相手を探す始末。スヴェンはエレ
オノーラを溺愛しているのに気づかないエレオノーラ。
またも魔術のせいで声が筒抜け。
しつこくスヴェンにアタックされるが、凝らせ恋でなかなか成就しない。
すれ違い恋は難しい。この恋は果たして成就するのか?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-01 16:35:03
41833文字
会話率:63%
大陸中央煌国。
うちは貧乏なので16歳で嫁に行けと言われている。そして明後日16歳。つまり私は近いうちに誰かの嫁になる。
誰だろう? 長屋の年頃の男性? と思っていたのに衝撃的な結婚お申し込みが来た。
上級公務員の家系、卿家の跡取り息子か
らの結婚お申し込み。
竹細工職人の3女、貧乏長屋娘には2度とない幸運な縁談。両親は結婚お申し込みの日に、よろしくお願いしますと頭を下げた。
ぼんやり、覇気がない、もたもたした娘だから誰も嫁にもらってくれなそうと困っていたらしいのに、無事にお嫁に行けることになった。
お相手は卿家跡取り息子ロイ・ルーベル。
そろそろ結婚しようと考えたので、そろそろ嫁に行く娘を探し、さらにその中でルーベル家の求める条件に合う娘を選んだという。
条件は家事一切を任せられること。手足の悪い義母の世話を出来ること。健康なこと。跡取り息子を産めそうな娘。子が産めない場合に養子をもらうことが出来る家であること。
母は6人の子を産んだ。娘は5人。私も子が出来やすいだろうし、子が出来なくても姉や妹達の誰かしらから養子をもらえるだろう、と言われた。
結婚お申し込みでは美しい簪を贈られ、結納用の着物一式を贈られ、指定された花嫁授業後には花嫁道具一式も贈られた。
簪以外は本来嫁側が用意するものらしいのに全て相手持ち。
身分差があり、うちは得しかないという不思議な縁談。
こうして、私リルは苗字のない平民から卿家ルーベル家の嫁になった。
☆★
とにかく「リル」が良い。どちらかというと無口な息子が、祖父母にも父親にも自分にも逆らったことのない息子が、毎日、毎日、毎日、毎日、毎日、こう言った。
「他の娘なら、誰も嫁にもらいません。母上が家を守り続けて下さい」
体の悪い母親に一生働けとは恐ろしい脅迫文句を思いついたものだ。なぜ卿家の嫁が貧乏長屋の馬の骨なのか……。
【15Rは念の為です。山も大したオチもなく、ライバルの登場もなし。主人公が幸せな生活を送っていきます。ほのぼの暇つぶし系恋愛話として書きました。30話くらいで終わる予定です】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-01 12:25:23
2202075文字
会話率:49%
恋愛文学のような恋物語が自分にも訪れないかな、という憧れはあるけど姉と同じく親が探した相手とお見合いをして優しい人とゆっくり親しくなって夫婦になれたら嬉しい。
親と決められた相手と結婚するのは古い時代の話で私も選んだり悩む権利がある時代なの
で、地味娘にも優しくて穏やかで文学好きな方を望む。花が好きで私が生けた花を好んでくれる方だとなお嬉しい。
そういう方とお見合いになったら私はお洒落をして少しは美女に近づくように励む。
そのはずが、文学知識はなくて派手でお喋りで騒がしい男性が私に求愛してきた。
地味な私へ初めてお申し込みしてくれた男性はあまりにも意外な人物だった。
「ミユちゃん。すこぶる恥ずかしいのに好きだってきちんと言うたんだけど聞いてた? おお。真っ赤になった。あはは。かわゆい」
私が赤くなって面白いって笑ったってことはからかって楽しいという事。
これが噂の火消しの女遊び!
命の恩人に惚れるのなら分かるけど、助けて一目惚れするって意味不明だし遊び人の言葉は信じられない。
穏やかさを好む私と喧騒が当たり前そうな火消しは噛み合わないので私達の人生の交わりは点で終わるだろう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-04 19:23:49
305869文字
会話率:59%
大陸中央煌国。この国の結婚は家と家との結び付き。
我が家は事業拡大を望むということで私は8歳の時によく分からないうちに結納。
婚約者を年々嫌いになっていったのでこのお見合い結婚はしたくない。絶望、と思っていたけど相手が子持ちになって跡取
り息子が欲しいから婚約破棄しますと告げられた。歓喜。
しかし紫電一閃。婚約破棄は私が男を作ったからということにすると父に告げられた。何かあったみたい。
家業のために私は破門隠居生活と決定。1人の未来と大多数の未来を天秤にかけたら家業を選ぶのは当たり前。
親は非情になるべきだし大嫌いな婚約者と交流させられ続けた恨みや嫌がらせを兼ねて遠方への家出を選択。
それから5年後、私に新たな紫電一閃が訪れた。初めての恋。今度はお見合い結婚したいです。
【15Rは創作国の風俗文化が出てくるためで描写はないです】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-03 11:07:07
977023文字
会話率:52%
「また?」
「またです」
14歳の侯爵令嬢コンスタンスは、お見合いに連戦連敗していた。それも毎回「相手に別のいい人ができた」というオチ。
そのうち、恋に悩むカップルをくっつけて回ってしまったことで『当て馬令嬢』とまで呼ばれるように。
そし
てその影には、腹黒従者の過保護があることを薄々察していた……。
そもそも早く婿を見つけて、大人になったと認められたいのもこいつのせいなのに!
実は裏の稼業を持つ侯爵家の、次代の婿取りは一体どうなる?
めげないコンスタンスの婚活奮闘記。
※三章までは短編版とほぼ同じです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-30 23:31:52
74069文字
会話率:46%
【うさカフェ経営亜美さんのお見合い先は大会社の二代目で二代目姐っすか?】
◆白神亜美(しらかみ・あみ)は父から、野々川絆(ののかわ・きずな)は母からのお見合い話で料亭で顔を合わせると、中庭で絆から交際を申し込まれる。
話をしていると会った
ばかりのお互いに惹かれるところがあったようだ。
亜美の経営するうさカフェ日向(ひなた)に絆が訪れる。
絆の家へ行ってみると盛大に迎えられた。
絆は要人中の要人を警護する会社の二代目だった。
結婚するとうさカフェから離れなければならないのかと戸惑っていたが、様々なことがあり、野々川の方々の気持ちが分かる。
二代目を支えていけるひとに、亜美はなりたいと思う。
◆登場人物
◎白神亜美(しらかみ・あみ):女性、23歳。友重と日向の娘で、父と暮らす。順子の姉。
百瀬友重(ももせ・ともえ)→白神友重(しらかみ・ともえ)→離婚して百瀬:女性、47歳。亜美と順子の母。
白神日向(しらかみ・ひゅうが):男性、50歳。亜美と順子の父。
佐藤天海(さとう・あまみ):男性、23歳。うさカフェひなたの店長。
◎野々川絆(ののかわ・きずな):男性、22歳。千代子と仁の息子。
宇都宮千代子(うつのみや・ちよこ)→野々川千代子(ののかわ・ちよこ):女性、43歳。絆の母。
野々川仁(ののかわ・じん):男性、生きていれば50歳(死別)。絆の父。
鈴木菊之助(すずき・きくのすけ):男性、21歳。野々川組で絆のおつき。
西(にし):同族会社。
◆全六話。
◆毎時十七時三十分更新。
◆よろしくお願いいたします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-25 17:30:00
10000文字
会話率:57%
童●のまま30を超えた男は【魔法】を使えるようになるという都市伝説がある。これは他愛の無いブラックジョークに過ぎないのだが、それと対になるシャレにならない都市伝説も存在するのだ。
未経験のまま31歳を迎えた女は【魔法喪女】になるというも
のが。
31歳の誕生日を迎えた独身女が、カフェの片隅で「選ばれないから喪女なんだ」と禁断の呪詛を吐いた時、謎の青年が降臨して失礼をぶちかます。
「リマインズ☆メイクアーップ」の痛い叫びと共に爆誕した【魔法喪女】の様々な喪魔法奥義が、さまざまなひどいひどいを成し遂げていく。
前作「21歳で専業主婦を希望するヤバイ女に【お見合い】で説教かましたら、逆襲でひどい目に遭わされたモテない26歳婚活男の話」の作中作だったけど、拡張してむりやり作品化。
1話あたり1000文字目安。
毎日投稿で全16話予定。
内容は三十路喪女向け。
院卒で新卒入社した女性総合職で、入社時に高卒入社した若い同期が一番ちやほやされているのを見て心の中で泣いた思い出のある人にうってつけのひどい作品です(笑)。ひどい。ひどい。ひどい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-24 04:04:58
16515文字
会話率:38%
お母様にお見合いの定石(?)を教わり、初めてのお見合いに臨んだ私にその方は言いました。
「僕には想い合う相手いる!」
初めてのお見合いのお相手には、真実に愛する人がいるそうです。
アルファポリスさんにも登録しています。
最終更新:2025-04-19 22:10:47
2990文字
会話率:42%
病弱な妹は昔から私のモノを欲しがった。それが物でも、人でも、形ないものでも。だから、この結末は予想できていたのだ。私のお見合い相手の腕に抱かれた妹。彼は私ではなく、妹を選んだのだという。
妹は「お姉様。こんな結果になってしまって……本当にご
めんなさい」と言った。優越感を滲ませながら。
この場にいる皆は二人の婚姻を喜んでいる。ただ一人を除いて。
※設定はふわふわ。
※予告なく修正、加筆する場合があります。
※いずれ他サイトにも転載予定。
※誤字脱字報告歓迎。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-19 18:17:33
10545文字
会話率:51%
紫峰灯、恋人なし、友達少し、無趣味でひきこもりがちの二十三歳、社会人二年目。
高校卒業前から両親にお見合い結婚を強要されていた灯は、大学合格を期に実家から逃げ出そうとする。しかし、当然に両親は灯の逃走を許してはくれなかった。紆余曲折、灯は「
両親からの援助は受けず、一人で生活できなくなったらすぐに実家に帰る」という条件の元、どうにか実家を出ることに成功する。
大学を卒業し、社会人になってからも両親の束縛は続いた。「両親に仕送りができなくなったら実家に帰る」という新たな条件が追加され、灯は実家に戻りたくないという一心で仕事に明け暮れていた。
そんな彼女は、ある日、成り行きでストーカーに襲われていた美丈夫を助ける。灯が助けた青年、潮木大河は人懐っこいゆるふわビッチでゲイのモデル。衝撃の出会いから、灯と大河が親友と呼べる関係になるまで時間はかからなかった。
大河の兄で歪んだブラコンを突き通す海洋生物学者の潮木流星は、弟と仲の良い灯に目をつけ、騙すかたちで自分の仕事の助手になるように仕向ける。
その仕事というのは「人型異生物保護管理機構」、通称「異保管」の雑務手伝い。さまざまな特性を持った人間に似た人間ではない生き物――異人の生態を守るという秘密裏の仕事だった。
灯は流星の思惑通りに彼の助手という立場に収まり、同じく異保管に所属する絶世の美貌を持ったオネエの人魚、ネルとともに仕事に当たることになる。
しかし、流星から灯に課せられたのは異保管の業務だけではなかった。流星は灯が金銭的に困っていることを助ける引き合いに「弟と人魚が恋に落ちるのをとめてくれ」と願い出る。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-15 08:40:00
202694文字
会話率:45%
異世界転生貴族社会で生きるには、政略結婚はあたりまえ。
だがしかし。
「名門であるシュバインフルト伯爵家からのご縁談のお話ではありますが、当家の次男であるベイルは王都の近衛騎士団で身を立てたいとのこと、今回のお話は断腸の思いではありますが
、お断りさせていただきます。シュバインフルト伯爵家の今後のご発展及び良縁が結ばれますことをお祈り申し上げます」
先代が亡くなり、爵位を継いだが、そんな企業就活のお祈りメールのような手紙をもらってひっくり返った。
前世でさんざん読み散らかしたネット小説では、婚約破棄は当たり前のようにあったのに、婚約破棄にすらならない。
婚約の打診を断られてばかり。
そんなわたしにもロマンスが! そう思いきや。
「僕達結婚するんだから大金、貸して」
……ロマンス詐欺じゃん。クソが!
先代が亡くなったことで、曾孫を見せることもできないのだから、結婚はもういいか~。
そんな結婚話に縁のないわたしに、イケメン公爵様がプロポーズ?
これだけ縁談を断られて結婚詐欺にあう自分にそうそう美味しい話があるわけがない。
あ、お見合い攻勢を防ぎたい、なるほど、わたしの役割はイケメン公爵様の虫除けですか!
なのに、なんか甘くない!?
カクヨムにも転載予定。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-11 20:00:00
98175文字
会話率:35%
「………婚約者候補を辞退?」
藤ノ宮王国の久遠侯爵家の一人娘、
久遠瑠花は、雨宮侯爵家の次男坊を
婿として婚約者候補として考えていた。
その矢先の、婚約者候補を辞退させて
欲しい、という突然の手紙。
普通ならば、動揺するはずなのだが、
全く動揺しない冷静な彼女と親友のふたり。
彼女達の、未来は如何に………?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-04 14:42:11
9989文字
会話率:55%
気づかぬうちに乙女ゲームの悪役に転生していた少女が、忌避される黒髪の公爵様と契約結婚し、闇落ちするはずの義子を全うに育て、溺愛されながら破滅を回避する物語。
ダメな伯爵家の長女として冷遇されるルーミィの二度目のお見合い相手はこの国の宰相、
ラルフレッド公爵だった。
彼の連れ子とも良好な関係性を築けると判断されて、成婚に至ったルーミィ。
公爵様の後妻かつアウルの母親代わりだと勘違いしていたルーミィが、ラルフレッドとアウルと心を通わせ始めた矢先、来訪した一人の少女に現実を突き付けられる。
「あんたは闇皇子の継母として処刑される運命にあるのよ」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-03 07:06:07
14088文字
会話率:44%
ルパート商会の娘、五歳のセシリアはエメラルドのような瞳に淡い栗色の髪の綺麗なヘンリーとお見合いをした。セシリアはこんなに綺麗な男の子とお見合いをするのかと胸をときめかせたが、ヘンリーは言った。「こんなブス嫌だ。髪が真っ黒でモジャモジャだし
、顔に点々がついてて汚い」と。
……セシリアは深く傷ついたまま大人になった。
大人になったセシリアは、メイドとして王城に勤めていた。そこでいつも馬車が一緒になるライオンの鬣のような金色の髭に、青空を吸い込んだような瞳のバルドと仲良くなる。
セシリアはヘンリーと結婚しなくてはならなくなった時、バルドの言葉が浮かんだ。
そして、思った。
好きな仕事を辞める価値がこの人にある?
私の人生にこの人は必要?
そこから始まるセシリアの恋と王城での新たな仕事への挑戦の物語ーーというようなお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-30 10:56:54
289643文字
会話率:39%