三月、その夜は嵐でした。
窓を叩きつける激しい雨音が静かな食堂に響いています。
「最近、王都で殺人事件が頻発しているらしいね。どうやら殺されたのは、全員犯罪者らしい。」
カインお兄様が食事中に物騒な話を始めました。
「私もその話
を聞いたわ。社交界では、自業自得、と噂になっていたわね。」
噂好きなお母様は、とっくにその情報をお茶会で入手していたようです。
二人の会話を黙って聞いていたお父様が、突然、私に話を振りました。
「セシル、ワイル伯爵家から持参金が返金された。追加で賠償金も支払われて婚約破棄が成立した。もう、ワグナーとは関わるな。」
「え?」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-23 00:19:24
300464文字
会話率:34%
〜植物になりました。
そしたら可愛い息子(男神)と可愛い娘(女神)が出来ました。
世界樹として、創世からの神話の世界を(ほぼ)何もせず(ただ)見守ります。
創世神は潔癖気味な神の手を持つ男神(ゼロス)と、無口でちょっと厨二病気味なぶき
っちょ最強女神(レイス)。可愛い二柱に愛されながら、楽しく世界を創造していきます。(※俺は褒める担当)
二柱が創り出すのは【割烹着の似合う魔王】や【威勢だけは良いへなちょこ勇者】(いや、人間目線だと普通にチートだから!)【真面目すぎるハイエルフ】に【陽気で噂好きの精霊】、【ふもふの神獣や聖獣達】等。よくあるファンタジー世界の万物の誕生秘話や裏話が満載!
※世界樹目線なので、チートがチートしてません。また、主人公は樹なので、何もしません。本当にタイトル通り褒めるだけです。世界樹と共に、温かい目で創造物達を見守ってやって下さい(笑)
※世界樹の語りの途中にある【番外編】では、神々に創造された者達により、壮大かつドラマチックな勘違いによる、神々や英雄達の伝説が紡がれ、語り継がれてゆきます。
評価、感想、頂ければ嬉しいです!
※【番外編タイトル】※
◆番外編①とあるゴブリンの一生
◆番外編②聖女と勇者の、小さな恋の物語
◆番外編③人間に不要と言われたオレ。しばらくして戻ったら、勇者を遥かに凌ぐチートになっていた件
◆番外編④隣のお兄さんは魔王でした。僕は勇者なんですが、この想いを伝えても良いですか?
◆番外編⑤古代図書館の、忘れられた手記
◆番外編⑥闇落ち勇者 なんか奴隷にされたから、魔王と手を組んでみる事にした
◆番外編⑦ルシファーの花嫁。悪役令嬢と、悪魔のプリンス
◆番外編⑨邪竜さんは、召使いを追い出したい折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-16 20:18:07
1977785文字
会話率:39%
科学技術ではなく、魔法や錬金術が日常として存在する世界。
日本に住む、幼なじみの彩香とさくらは、魔法の力を使い日々楽しく過ごしていた。
ある日、噂好きのさくらは、彩香に異世界の扉の噂話をする。
興味をそそられた二人は、必要な素材を集めて、
扉を開いてみることに決める。
異世界への扉を開いた彩香とさくらだが、そこで彼女たちが見たものは、期待や想像していたものとは、全く違っていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-18 12:14:18
56835文字
会話率:41%
愛息子 弘明によってアパレル社員 柳井まどかさんは殺害させる。夫 昭からもとっくに愛想つかれていた上に離婚を申し渡され、承諾した、幸子は弘明が収監されている網走へと向かう。詳しくはミステリー小説「噂好き」をご覧ください。
最終更新:2023-06-18 14:16:30
20098文字
会話率:33%
渡部幸子(わたべ こうこ)は合唱団に所属する噂好きの主婦。嫉妬深い性格だが独自の直観力で悲劇的なこの事件を解決へと導く。
最終更新:2022-12-21 19:13:26
16806文字
会話率:19%
燈榊花火の通う全寮制の中高一貫校、百籃学園には『時空を遡れる魔女』がいる。学園七不思議的なの存在として、一般生徒の中に紛れて学生生活を送っていた。しかも日ごろから正体を隠すどころか偽らず、誰に訊かれても自らの口で魔女だと自称する。花火の先輩
にあたる渡堺聖果。
中等部の頃は七不思議どころか、周りが囁く様々な噂にすら興味もなくぼんやりと過ごす花火。そんな花火のもとに噂好きの友達から七不思議について調べようと誘われる。持ち寄られた情報を頼りに『時空を遡れる魔女』と自称する聖果を訪ね、しばらくの間勝手に行動を共に観察を始めた。ほとんどの授業に出席はせず、気の向くままに屋内外を徘徊する。特にお気に入りなのか、放課後は毎日のように図書室で静かに本を読む。それでいてテストの成績は常に学年首位をキープし、教師ですら聖果の行動を黙認している状況。毎回のように追試ギリギリの花火は、聖果の置かれた環境に驚愕と羨望の眼差しから弟子入りを申し込む。だがその申し出はあっさりと断られ、花火の中で聖果が本当に魔女だから特別扱いされているのではと謎が深まっていく。
最初は成り行きではあったものの、花火は聖果へと興味を抱きだす。
以前と変わらず聖果を尾行し、絶対に魔女である証拠を掴もうと躍起になっていく。隙あれば弟子入りを申し込む日々を過ごしていると、月末に迫ったテストが花火を襲う。ただでさえ授業についていくのすらままならず、ここしばらくは聖果のことで手いっぱいだった。いつの間にか七不思議にのめり込んでいた花火は友達に泣きつき、手厚く勉強をみてもらうも何一つ理解ができずに刻々と時間だけが過ぎていく。
だがそんな頑張りも虚しく、追試になってしまう花火。そんな矢先、聖果が頻繁に出没する情報が耳に飛び込んできた。追試には合格しなければいけない。だけど、七不思議についても追いたい気持ちもある。それでも目先の追試を頑張らなければと意識を切り替えるも、聖果の方から花火に近づいてきた。しかも勉強をみてくれるというありがたい申し出に飛びつき、数日という期間をマンツーマンで指導を受ける。厳しくも優しい聖果、何よりも初対面でしかない花火のことを第一に気遣う姿勢。偶然とはいえ一緒に過ごす時間が増え、みえてくる聖果の素顔。
些細なキッカケから学園の七不思議にのめり込んでいく花火と、存在自体が謎に包まれた聖果との学園百合物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-25 00:00:00
101653文字
会話率:39%
とある世界に、最も力を持った国の王がいた。
王の手腕により国は栄えていた。
国民は皆、王に感謝していた。
しかし彼らは王の姿を、名前を知らない。
周知は宰相が。また王を知っている者は王のすばらしさしか話さない。
噂好きな国民の間で様々な
考察が飛び交うのは仕方のないことだ。
「王はきっとあまりにも不細工なのだ。」
「王はきっと名前が変わっているからと表に出すことを家臣から止められているのだ。」
「王はきっと人前に立つのを恐れているのだ。」
彼らは噂しながらも、皆願っていた。
早く姿を見せてほしい、と。
これは、姿を隠しながらただ一人の人として学校に通う王と、そんな彼女を取り巻く人々のお話。
注:以前comicoのチャレンジ小説で投稿させていただいていた作品です。リニューアルにより投稿ができなくなったため、こちらで投稿させていただきます。もしcomicoで閲覧してくださっていた方がいれば、以前とは違う箇所が多々あるかと思いますが、ご容赦ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-13 23:56:26
40470文字
会話率:35%
カナリア・ミュリーは、噂好きで、目立たない少女。
今日も誰かの耳元で、そっと囀ってみせる。
それは水面に投じた一石。波紋は広がる。
最終更新:2022-10-11 20:21:00
2334文字
会話率:2%
森園つむぎは、噂好きな高校二年生。平凡な日常を過ごしていたが、冬休みに悪夢を見るようになって…
最終更新:2022-01-23 22:38:54
6595文字
会話率:32%
伯爵令嬢ヘレナは、ある舞踏会で婚約者のマーティンに婚約破棄を告げられた。彼は他の令嬢を愛してしまったのだった。
そしてヘレナは辺境の修道院に送られることになった。婚約破棄の噂は既に社交界で広まってしまっている。その噂が消え、ほとぼりが冷
めるまで修道院で清く正しい生活をするように、そう親から言われたのだ。
覚悟を決めて修道院に足を踏み入れたヘレナは驚きを隠せなかった。そこにいるのは自由に生きる噂好きの女性たち。「ここは追放された女性の楽園よ」そう楽しげに言いながら、彼女たちはヘレナに様々な知識や技術を教えていく。その教えが彼女自身を、そしてその未来を変えていくことになった。
※全七話のお話になります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-14 12:12:52
23664文字
会話率:47%
サウティナ・ロベルテ伯爵令嬢は、培われた鑑識眼を使い、宰相の影として趣味と実益を兼ねた生活をしていた。
噂や情報から人の流れを想像して楽しみ、報酬として美味しいものを食べる。
ここ数ヶ月の王都を騒がす、第一王子を巡る公爵令嬢と男爵令嬢、第
二王子と侯爵家姉妹の御家騒動はその最たるもの。
遠目から仕事も兼ねてにやにや楽しんでいたはずが、気がつけばその渦中に。
「まるでーーー悪女ね」
「悪、悪……ですか。そうですよね。貴方から見れば、いつだって私は悪役ですよね」
そして、国を揺るがす情報を手にれてしまう。
「イベリス姫ーーー私と帝国を取りませんか?」
他人の情緒にしか興味がないが故に自分に無頓着。知らず人を惹きつけるサウティナは、詰めが甘いなりに前に進んでいく。
ジャンル、恋愛から移動しました 旧代噂好き令嬢は、それを美味しく食べたい折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-14 23:25:44
86486文字
会話率:44%
ある事件のせいでいろいろ言われながらも国王夫妻の働きかけで王太子の婚約者候補となったシャルロッテ。
しかし当の王太子ルドウィックはアリアナという男爵令嬢にべったり。噂好きな貴族たちはシャルロッテに婚約者候補から外れるのではないかと言っ
ていたが――――
※ありま氷炎様「月餅企画」2020参加作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-08 20:26:28
20674文字
会話率:43%
噂好きの友人からとある駅の怪談の調査を依頼される。その駅で見たものとは。
最終更新:2020-07-13 21:54:29
1431文字
会話率:57%
世界的な女優が自室で殺された。そこは、完全な密室であった。
彼女の息子で売れない役者、三番目の夫で脚本家の男、彼女の遠縁で金を借りに来た甥夫婦、愛人と目される弁護士、噂好きの中年メイドと新人のメイド、だれもが怪しく、だれもがそれらしい
。
一体、だれが彼女を殺したのか? そして、いったいどうやって彼女は殺されたのか?
赤く彩られた密室の謎を探偵は暴く。
――――――
ガチな謎解きものではないので、お気軽にどうぞ折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-11-30 07:00:00
15042文字
会話率:53%
大学病院の小児病棟にある院内学級で教鞭をとっている女教諭 桜庭が謎の失踪を遂げた。彼女が消える瞬間を目撃した子どもたちによれば「うきわの穴に吸い込まれた」というのだ。その噂は病院外へも広まりマスコミが嗅ぎまわる事態となった。入院患者、みすぼ
らしい記者、どこか怪しい男、噂好きの同僚。同病院の看護師ミサキは思わぬ形で事件に取り込まれていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-10-16 12:00:00
15129文字
会話率:62%
主人公の九頭龍祈理は、ある日、ウィッチ・ザ・カルマというゲームアプリの招待状が下駄箱の中に入っていた。噂好きの友人によると、そのゲームアプリは招待制で、ゲームプレイヤーからの招待がないとアプリをダウンロード出来ないらしい。
興味もあり、
友人の強い勧めもあって、そのゲームをダウンロードする事にした祈理は、その日の放課後、見たこともない怪物に襲われる事になる。
それが、このゲームのほんの始まりに過ぎない事を祈理は後に知ることになる。
*始めての長編の見切り発車です。拙い所も多々あると思いますがよろしくお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-06-30 23:37:18
12516文字
会話率:54%
※本作品と小説家になろう様とエブリスタ様での重複掲載をしています。
―――――――――――――――――――――――――――
夕暮れに照らされるとある高校。
放課後の教室で交わされるとりとめのない会話。
■怪談・オカルト系の情報を良く入
手してくる、噂大好きな女の子(作中では〝噂好き″と呼称)
■噂好きを呆れつつも見守る、年齢の割には落ち着いた女の子(作中では〝クール″と呼称)
■喋っても単語位しか言わない、怪異誘引体質の女の子(作中では〝不可思議ちゃん″と呼称)
彼女たちを中心に、ちょっと不可思議な話と人間模様が描かれていきます。
B級オカルトここに開幕。
―――――――――――――――――――――――――――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-04-08 08:41:48
5061文字
会話率:26%
埼玉県に存在する架空のアパート『アマタ荘』で暮らす、強面だけど気の優しい独身男、伊勢崎拓哉。
友達のハイスペックフリーター、噂好きな女子大生、掴み所の無い大家さん、人見知りな官能小説家、職場の後輩の辛口美女……等々、伊勢崎とアマタ荘とその周
辺の人々が繰り広げるちょっとした物語。
たまに恋愛。たまにミステリー(?)。
不定期で更新していきます。
※この物語の内容は全てフィクションです。実際の地名、団体、人物等とは一切関係ありません。
よければ同じく不定期更新の『息災recovery』(※ボーイズラブ要素有)の方も覗いてみて下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-10-10 11:39:38
24398文字
会話率:49%
噂好きな叔母さんの話です。
最終更新:2017-10-02 21:07:01
894文字
会話率:14%
黒いシルクハットに黒いタキシード──夏の日射しに似合わない、ホラー定番の黒い格好をした男……。井戸端会議中の奥様方に近づいて、笑顔で問いかけた。「この辺に遊園地があると聞いていたんですが、何かご存知ありませんか?」
美形の男に、噂好きな
奥様方は、食いついた。
(昼ドラ風(?)、大人テイスト作品)
(11話で完結。13000文字位。奥様と書いてあっても、奥様にはおすすめしません。品なし?)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-07-22 09:42:05
13350文字
会話率:40%
「歌子、篠原のこと好きなの?」――浅井拓人。
「訊きたいことがある。浅井のこと好きなの?」――篠原総一郎。
友達の少ない女子高生、歌子。秀才の篠原と幼なじみの拓人は彼女のことが好きだ。けれど彼女にはどこか変わったところがあって、彼らの想い
は叶いそうになかった。
意地悪な元友達・レイカ、アインシュタインを目指す天才少女・渚、噂好きの女の子・美登里、肝っ玉母さん風・夏子、爽やかな優等生・光など、たくさんの女子高生も登場。果たして友達の少ない歌子の友達になるのは誰なのか?
※恋愛小説と青春小説を行ったり来たりします。歌子の恋愛・友情・成長をお楽しみ下さい。※2015.3.21に改稿いたしました。※「蜂蜜製造機弐号」とは、蜂蜜=恋愛、製造機=小説、弐号=~に近いもの・似たものを意味する作者の造語です。「恋愛小説のようなもの」ですが、お楽しみいただけたら幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-03-07 21:08:00
438481文字
会話率:53%