幽魔――それは、生物の強い思念や記憶から生まれ、この世界の裏側に棲む異形の存在。
幽魔が“視えてしまう”高校生・舎人悠一は、過去の出来事からそれらを避け、平穏な日々に埋もれるように暮らしていた。
だが進級前日、オカルト好きの友人に
連れられて訪れた廃トンネルで、悠一は本物の幽魔に遭遇してしまう。
その夜、再び命を狙われた彼は、逃げ込んだ神社で少女と一振りの刀に出会う。
少女――巫木命は、幽魔を祓う「護境師」のひとり。
刀は、斬った幽魔の力を蓄える封印具《饕宴百骨》。
そしてその刀に封じられていたのは――かつて数多の幽魔と人を喰らい、恐れられた大幽魔・饕餮だった。
命と幽魔の戦いの中、何もできず苦悩する悠一に、饕餮が囁く。
「貴様が余の封印を解く手助けをするのならば、そこの女を救う力を授けてやろう」
少年は覚悟を決め、刀を抜く。
それは最凶の幽魔と契約するという選択だった――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 21:02:36
2514文字
会話率:17%
不遇属性である腐属性を得たリタは、その衝撃の大きさから前世を思い出す。前世はそう、腐女子であり薬剤師だった。そして今生では腐属性魔法使い!薬剤師というか腐食とかの関係から化学の力で今生の腐属性を活かせると思ったリタは、三重苦ならぬ三重腐で今
生を逞しく生きていく!
ーーーー
あとついでに、父親の正妻から命を狙われたため、不完全TSし、少年として魔法学園に入学することになり、不憫属性美少年受け君をデュフフと愛でながら腐属性わっしょいしていくにゃんよ!腐女子成分多めにゃんよ!アテンションプリーズにゃん!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 20:00:00
25357文字
会話率:57%
日本人カグヤは異世界で暗殺の危機に見舞われた。瘴気災害『邪神の息吹』に苦しむウルヴァルゼ帝国へ双子の妹テルサと共に召喚されたものの、魔力鑑定で『聖女』と認定されたテルサに対し、カグヤの魔力は皆無とされた。以前からカグヤを危険視していたテルサ
は、彼女の暗殺を栄耀教会に依頼、かくして聖騎士団が差し向けられたのだった。
しかし、絶体絶命の窮地でカグヤの秘めたる力が解放。突如として彼女は地下の墓所へ転移し、葬られていた大昔の騎士ダスクをヴァンパイアとして意図せず復活させてしまった。
「だれ、だ……きみ、は……?」
「わ、私、は……カグヤ、です……」
協力の末、二人は栄耀教会の追撃から逃れ、魔術師一族フェンデリン家に保護された。
光の極大魔力『旭日』を宿す『聖女』テルサに瘴気を浄化させて『邪神の息吹』を終わらせ、帝国社会の覇権を握らんとするラモン教皇率いる栄耀教会。その脅威に対抗するためにフェンデリン家はカグヤを保護した。この世界で生きていくため、ダスクとフェンデリン家の助力の下、カグヤは自らの力の解明と練磨に乗り出す。
「この『望月』を以て『邪神の息吹』を終わらせ、人々を救済することこそ、この身に課せられた使命だと」
暗所でのみ解放される闇の極大魔力『望月』──時間や空間、重力を操作し、死者をアンデッド化させ、更には瘴気を吸収し尽くして『邪神の息吹』を鎮める事すら可能なその力で、カグヤは『闇の聖女』として活動することを決意。
そんなカグヤの前に立ち塞がるのは、瘴気満ちる地に蠢く変異魔物やアンデッドの大群。戦闘は不得手な彼女に代わって、ヴァンパイア最強格のダスクがそれらの脅威を排除していく。
しかし、事態は順調には進まない。魔境に君臨する史上最強の魔物、カグヤを脅威と見做して暗殺を目論むテルサと栄耀教会、そして発生する予想外の事態──カグヤたちはその全てを乗り越え、救済の使命を完遂できるのか?
『闇の聖女』カグヤと『光の聖女』テルサ。
深い因縁を持つ双子を軸に巻き起こる闘争と謀略、絡み合う人々の思惑、そして大いなる波乱を呼ぶ壮大なストーリー。
運命に選ばれし真の『聖女』は果たしてどちらか──。
カクヨムで先行連載中。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 19:31:43
241756文字
会話率:36%
17歳の少女・一ノ瀬しずくは、どこにでもいる普通の高校生。しかしある夜、「彗星が降る瞬間、真の乙女が目を覚ます」と記された古文書と出会う。次の日から彼女の周りでは、時間が止まったり、謎の仮面の少年に命を狙われたり、奇妙な現象が続く。
やが
て彼女は、自分が“星の鍵の継承者”であり、「世界の終わりを防ぐため、封印された五つの神の欠片を集めねばならない」運命にあると知らされる。
鍵を探す旅に出たしずくの前に現れるのは、彼女を「盗む」使命を帯びた5人の美少年たち。それぞれがしずくの何かを“奪う”ことで、封印が解かれるという。
命、記憶、涙、声、そして……愛。
誰かを選べば、誰かを失う。世界と恋と、運命が交差する運命の旅が始まる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-16 23:42:41
40795文字
会話率:22%
「ピンク髪の元平民令嬢といえば、かわいこぶって人の婚約者を奪う悪女」
若い娘に大人気なロマンス小説の、そんな最近の流行のせいで、ピンク色の髪を持つ侯爵家養女のメリディアナは学園で尻軽悪女扱いされていた。
どんなに勉強をがんばっても、髪色や
生まれや特殊な魔力のせいで、小説の中のキャラクターと同一視される。
女子生徒からは嫌がらせ。逆に男子生徒たちは群がってきて、なぜかこの国の王子たちまでもがアプローチしてくる。
おかげで、王子の婚約者や取り巻き令嬢たちからも攻撃され、さらには決闘を申し込まれたり命を狙われたり────!?
「皆さんちょっとほっといてくださいよ……私は普通の人間ですけど?」
「普通の人間は魔獣の群れを瞬殺できないんだけど?」
人よりちょっと(?)魔力の多いピンク髪元平民令嬢が、初恋の人の力を借りながら、王子たちの求愛を突っぱね群がる敵を返り討ちにして平穏な学園生活を目指す物語。
【第24回書き出し祭り参加作品】
会場1位、総合5位。読んでくださった皆様ありがとうございました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-15 09:21:18
124302文字
会話率:38%
ある日、大聖女の聖杯を目にしたララ。その瞬間、戦いのさなかに命を落とした大聖女だった前世の記憶がよみがえる。
前世で叶えられなかった約束のため、ララは聖杯として祀られている自分の持ち物だった酒杯を拝借するも、盗人扱いされて逃亡する羽目に。
必死で逃げるララに、なぜか前世で一番親しかった人物に似た筆頭聖騎士が追ってきたり、命を狙われたり、魔獣が暴走したりして、予想外のことばかりが起こって……⁉︎
──今度こそ絶対逃さない。
これは、戦いのさなかに命を落とした元大聖女のララが、我慢をやめた執着強め筆頭聖騎士に追いかけられ、恋を自覚するまでのお話。
-前世で命を落とした恋に無自覚な元大聖女×我慢をやめた執着強め筆頭聖騎士-折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-14 12:10:46
98294文字
会話率:21%
貴族が支配し、正義が沈黙する国アレギリア。
「人を殺すたびに、この学園は少し静かになる。」
学園国家の中枢で、ひとりの少年が“秩序”を作るために駒を動かす。
無名の商人の息子、アリザール・レンダイラ。
表では生徒会の下で静かに動き、裏で
は“チェスの殺人者”として貴族を一人ずつ葬っていく。
目的はただ一つ――「腐った貴族社会を壊すこと」。
寄宿舎で共に暮らすのは、名を偽った医師志望の少女ムーン。
家族に命を狙われた元・名家の娘と、計画を背負う少年が手を組んだとき、
アレギリアの歴史が静かに書き換えられていく。
◆政治/学園/群像劇/陰謀/復讐/戦略/スローバーン構成折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-10 05:02:11
56205文字
会話率:25%
子爵令嬢ミアは、父親の左遷が原因で婚期を逃した身の上だった。
ミアはある秋の日に傷ついた銀狼フェンリルを介抱し、「未来の番」と呼ばれる。
その日からミアの運命は一変した。
王宮では第一王子と第二王子の王位継承争いが勃発。
なぜか第一王子に
命を狙われたミアをフェンリルが救出した――と思ったら……?
「え? あの狼は殿下だったのですか?」
「いまさら気づいてももう遅い」
「待ってください、殿下は六つも年下じゃないですか!」
有無を言わさず連れていかれ、火種の残る王宮で年下狼王子との生活が始まった――!
※冒頭は流血や暴力表現のあるややシリアス展開ですが、基本的にギャグとラブの予定です。たぶん。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-03 22:16:11
83075文字
会話率:27%
昔々あるところに、とても大きな国がありました。
ある晩、空が紅く染まる夜、それはそれはうつくしい王女が生まれますがーー
予言により、国を滅ぼす要因としてその子は捨てられてしまいます。
そうして、恐ろしい森の奥深くに捨てられた赤子でしたが、
これまた恐ろしい呪いを持つ、不老不死の魔術師に拾われました。
大きくなるにつれ、少女はやがて癒しの力を持つようになり、評判の薬屋になりました。
けれど、その評判は、かつて少女を捨てた王国にも届いてしまいます。
ふたたび命を狙われたその時、魔術師は静かに立ち上がり……少女の知らない間に、全てを終わらせていたのでした。
そして、もう孤独ではない魔術師と、
かつて王女だった少女は、いつまでも幸せに暮らしたのでした。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-21 08:09:37
19938文字
会話率:35%
ある日の放課後、帰宅途中に謎の化け物に尾行され命を狙われた高校2年生・高瀬宗一郎は天狗・彼方に助けられた。
そして宗一郎は自分が彼方のかつての仲間である鬼・紅牙の生まれ変わりであり、その紅牙は妖の世界である『幻妖界』や鬼の宝である『鬼哭
』を盗んだ大罪人として命を狙われてると知る。
前世の記憶も心当たりもない宗一郎だが、命を狙われ続けながらも紅牙の記憶を取り戻すことを決意せざるをえなくなってしまった……!?
迫り来る現実に混乱する宗一郎に、彼方は笑顔で言った。
「どうせ事実は変わらない。……せっかくなら楽しんだほうが良くない?」
そして幻妖界、鬼だけでない妖たちを巻き込んだ騒動に巻き込まれていく宗一郎は紅牙の転生理由とその思いを、仲間たちの思いを知ることになっていく──
※カクヨムにも同名義同タイトル小説を掲載しております(カクヨム先行更新)
※以前エブリスタで作者が書いていた同名小説(未完)を元に加筆改変をしています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-20 21:52:02
211335文字
会話率:29%
金欠の殺し屋グエンは、今日も助手のゾラックに嫌味をいわれる日々。
さすがにまずいと思い、仕事を受けるが依頼主は13歳のお嬢様。
お嬢様の命を狙う人物を殺すべく調査を始めるが、邪魔が入ったり、命を狙われたり、会いたくない昔の知り合いとか出て
きて事態は混乱する一方。
ゾラックの皮肉に耐えながら、グエンは調査を進めるが……。
カクヨムにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-14 12:25:44
101041文字
会話率:47%
現代日本の冴えない高校生・芹沢カケルは、ある日突然交通事故に遭い、かつて熱中していた乙女ゲーム風ファンタジー世界に転生する。
しかもその世界には、前世で『推し』だった完璧美少女ヒロインのユリシアとティナがそっくりそのまま存在!
夢のような
展開──と思いきや、ユリシアは剣を抜いて殺気全開、ティナは『婚姻届(物理)』を振りかざして大暴走!
どうやらこの世界は、ゲームの『その後』のパラレルワールド。
しかもカケルは過去に何度もこの世界で転生を繰り返しており、彼女たちは『過去の彼』に裏切られた記憶をぼんやりと持っていた。
全く覚えのない『地雷男』として記憶され、命を狙われたり愛が重すぎたりと散々なカケル。
逃げようとしても、なぜかいつも騒動に巻き込まれてしまう。
さらに、裏ルートのヒロイン、リリィまで登場し、
『もう一度、私に恋をさせて』と穏やかに、だが狡猾に迫ってくる。
やがて明かされていく、この世界の恋のルール──
この世界では、かつての選択(前世の分岐)が人の感情や記憶に影響し、
誤解・未練・好感度MAXのまま放置されたヒロインたちの『バグ的感情』が暴走していたのだった。
カケルは、
・『推し』から命を狙われる誤解を解き、
・心をこじらせたヒロインたちと向き合い、
・ただの恋愛フラグではない『本気の気持ち』と向き合う。
ドタバタの中に少しずつ芽生える信頼、過去の真相、そして最終話での選択──
カケルは最後に『誰か一人を選ぶ』ことで、世界の“歪み”を正す鍵を握っていた。
だが、ヒロインの誰かを選べば、誰かを確実に傷つける。
それでも、逃げずに向き合う覚悟が、ラブコメ地獄を終わらせる唯一の道──!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-12 08:30:00
33446文字
会話率:45%
車に轢かれて死んでしまった男。西崎竜吾26歳。
彼が目を覚ますと真っ暗な空間にいた。そこに突如現れる女神はこう言った「異世界に転生して頂く代わりに、あなたの願いをなんでも一つ叶えてあげましょう」
男は即座にこう返した
「俺をドラゴンにしてく
れ!出来れば赤い竜!」
この物語は、伝説上に出てくる存在、レッドドラゴンへと転生した男が命を狙われたり崇められたりしながら過ごしていく話である
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-08 13:30:35
57649文字
会話率:27%
魔物が跋扈する世界。
ダレン・デュロ・フォードはひょんなことから伝説級のSランクパーティーに所属することになった。
そこには、彼が憧れ続けた最強の冒険者――アンディ・A・アールがいた。
憧れの人との冒険。命を賭けた戦い。
だが、ダレンは
次第に疑問を抱くようになる。
――本当に、魔物は悪なのか?
戦いの中で見た魔物たちの苦悩、そして人間の醜さ。
やがて彼は王国の裏の顔を知ってしまう。
そして、ダレンはSランクパーティーを追放される。
命を狙われたダレンは、唯一の切り札――ユニークスキル【瞬間移動】を発動させようとするが………。
裏切られた最強冒険者が歩む、新たな運命とは――?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-09 00:00:00
9707文字
会話率:34%
天によってスキルが与えられたり与えられなかったりするこの世界で、ハズレスキルを与えられた俺が何故か国から命を狙われることになった。
その謎を解き明かしたとき、国の歴史に潜んだ闇が暴かれることとなる。
最終更新:2025-02-24 16:36:26
2893文字
会話率:41%
主人公はなろう小説どころか、ファンタジーアニメやゲームにも疎い男だった。
そんな男がある日急に異世界へ転移させられてしまう。
エルフやドワーフも解らない主人公は、自分以外の転移者《召喚者》達とも違い孤立を余儀なくされ途方に暮れる。
そ
んな主人公が、お決まりのように野盗達から命を狙われたその時、空が光り輝き新たな《召喚者》が現れる。
チートも白旗を上げるほどのチート能力と美貌を備えたその召喚者達は、何故か懐かしい声をしている気がした。
見切り発車です!軽い気持ちで読んでいただけると幸いです!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-13 08:11:01
6918文字
会話率:22%
アルテミラ王国の辺境カモフの地方都市サザン。
この街では十年程前からある人物の噂が囁かれていた。
曰く『領主様に隠し子がいるらしい』
曰く『領主様が密かに匿い、人知れず塩坑の奥で育てている子供がいるそうだ』
曰く『かつて暗殺された子供が、夜
な夜な復習するため街を徘徊しているらしい』
曰く『路地裏や屋根裏から覗く目が、言うことを聞かない子供をさらっていく』
曰く『領主様の隠し子が、フォレスの姫様を救ったそうだ』
等々・・・・
眉唾な噂が大半であったが、娯楽の少ない土地柄だけにその噂は尾鰭を付けて広く広まっていた。
しかし、その子供の姿を実際に見た者は誰もおらず、その存在を信じる者はほとんどいなかった。
いつしかその少年はこの街の都市伝説のひとつとなっていた。
ある年、サザンの春の市に現れた金髪の少年は、街の暴れん坊ユーリに目を付けられる。
この二人の出会いをきっかけに都市伝説と呼ばれた少年が、本当の伝説へと駆け上っていく立志物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-12 08:10:00
721429文字
会話率:36%
ネフェルタリ王国の王女ジュリアは、その賢さと美しさで国民に深く愛され、平和でな日々を送っていた。だが、ある晩、突如として謎の勢力が王国を襲い、王国は一夜にして混乱の渦に巻き込まれる。命を狙われたジュリアは、忠実な騎士レオンと共に命からがら王
宮を脱出し、亡命を余儀なくされる。二人の逃亡劇は、国を揺るがす陰謀の始まりに過ぎなかった。
逃げる途中、二人は「サルファの花」という奇妙で美しい植物と出会う。その花は一見、無害に見えるが、王国を混乱に陥れた原因がこの花に隠されていることを知ったジュリアとレオンは、その謎を解き明かす決意を固める。だが、追手が迫り、激しい戦闘や想像を絶する試練が二人を待ち受ける。無事に目的地に辿り着けるのか、サルファの花に隠された秘密とは一体何なのか?
厳しい旅を重ねる中で、ジュリアとレオンは次第にお互いの信頼を深めていく。心の中で芽生える感情を認めることなく、ただ使命に従い続ける二人。しかし、次第に彼らの関係はそれだけでは片付けられないほど深く、強い絆を結んでいく。果たして、二人は王国を救うために謎を解き明かすことができるのか?そして、この冒険の終わりに、二人の関係はどこに辿り着くのか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-07 18:00:00
25988文字
会話率:28%
王家の盾と呼ばれるブークリエ家の末子であるアドルフィーネことアデルは、幼い頃から王族を守るための術を学んできた。ブークリエ家でも稀代の天才であるアデルに9歳になったある日、第二王子との婚約話が持ち上がる。しかし、第二王子には本命の相手がいる
。なんとこの婚約はアデルを、反第二王子派の過激派に命を狙われた第二王子の本命の身代わりとするものであった。もちろん、王家の盾と呼ばれるブークリエ家のアデルには異論はない、がタダでは転ばない。国王から褒美をもらって、冒険者になるために反第二王子派を潰すと決めたアデル。ただし、第二王子と精霊神子には極力関わらない。そう決めていたのにいつの間にかイケメン二人から溺愛されていた美少年、そんなお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-20 19:43:35
18707文字
会話率:47%
反則の魔女キールはかつて圧倒的な魔力によって数多の戦場で王国を勝利に導いてきた。
キールの固有魔法である「反則魔法」は、どのような魔術でも一度だけ使うことができるというもの。
例えば、「見ただけで人間を殺す魔法」や「全ての攻撃を防ぐ防御魔法
」など。しかし、同じような内容の魔法は以後使えなくなる。
その固有魔法を買われ、王国の「国将」として軍の指揮を執っていた。国将は国の中でも実力のある一握りの者にしか与えられない称号で、独断で軍を動かすことができる。
しかし、その魔法を知った国王は、キールに国将として軍を率いるのではなく、魔法学校の教師として国に尽くすことを命令する。
国王は、キールの「反則魔法」の中の未使用魔法「死者を蘇らせる魔法」に目をつけ、自分や王子達のためにその魔法を使うことをキールに命じた。
その魔法を迂闊に戦場で使わせないために、キールを戦線から外したのだ。
戦線から外されたキールは、魔法学校の教師として生きていくが、戦場にいた頃と比べて、どこか満ち足りない日々を送っていた。
そんなある日、国王の息子がキールの担当するクラスに入学してくる。しかし、横柄な態度をとりキールの怒りに触れ、病院送りにされてしまう。
そして、それを知って怒った国王がキールを罪人として処刑するために、他の国将達を招集した。
命を狙われたが逃げずに、国将との闘いを望むキール。
国将全員から命を狙われたら、いくら反則の魔女といえど殺されてしまう。
キールを救うため、魔法学校の同僚であるリアンはキールとともに国を去るため、一緒に逃げることを提案するが…
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-14 21:23:12
196127文字
会話率:36%