室町時代から伝わる剣術の流派の宗家に生まれた主人公・昌晴は、祖父の教えにしたがって人を殺す。しかし、そのことは昌晴に想像以上の混乱をもたらし、修験道の魔術的な世界観のなかで意識がもうろうとし、ふときづくと異世界に迷い込んでいた。現地の言葉
が分からず、浮浪者のごとき生活を長く送ったあと、とある男との出会いを切欠に、生きる道を見つけてゆく。帝国騎士マキシム・ヴォイドの誕生である。……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-23 01:30:00
156093文字
会話率:26%
南無阿弥陀仏、大目立ち……怪僧崇春の怪仏退治!
地蔵の姿をした謎の『怪仏(かいぶつ)』に襲われた少女、かすみ。
彼女を助けたのは僧の格好をした転校生、崇春(すしゅん)だった。
人の業(ごう)が具現化した危険な存在、『怪仏』……崇
春はそれを封じるためにやってきたらしいのだが。
「南無阿弥陀仏、大目立ち……六根清浄かなり目立ち!」
目立ちたがり屋の崇春がいちいち騒ぎを巻き起こす!
「崇春……君は馬鹿かっ! 六根清浄は修験道由来の言葉だろう!」
崇春と共に転校してきた、理知的な(ように見える)少年、百見がさらにかき回し。
「そういう問題じゃありませんからー!!」
かすみの突っ込みがうなりを上げる!
「いや、突っ込みとかより怪仏退治は!?」
――そうして、ともかく。
――高校を舞台に、仏と人の業をめぐる冒険が今始まる。
※この作品は「カクヨム、ノベルアッププラス、アルファポリス、ピクシブ、ハーメルン」にも掲載しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-16 00:44:42
397017文字
会話率:39%
木彫りの仏像で有名な円空さんの一生を、ざっと見て、それらの作品の背景にある、思想的なものを考えてみたいと思います。
そんなに簡単に出来るはずがない? それは、分かっています。
それでも、なおかつ、やってみたいのです。ハチのムサシみたいなも
のです。……………
、折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-04 21:50:50
3809文字
会話率:0%
平成11年秋、斉田一郎{60歳}は四国徳島県の脇町にいた。その数週間前名古屋の古書店で〝天皇家の大秘密政策”と言う本を購入。読んでみて斉田は天皇家と言うよりも空海の四国八十八札所巡りの解説の方が面白いし説得力があると思った。
天皇家発祥
という問題の場所は徳島県吉野川中流の北岸にある貞光町という所だ。好奇心に駆られて斉田は常滑から車でやってきたが特別な史跡はない。
問題の貞光町は空海の定めた八十八札所から見えないようになっている。厳密には〝この聖地”は貞光町から少し離れた鍵掛山の麓の部落だと言う。貞光町は天皇家の先祖が最初に天下った所だと言う。
貞光町の近くの脇町に来たものの斉田の気を引くものは何も無い。遠路はるばるやってきたので鍵掛山部落まで足を延ばすことになる。
部落に着いた時、待っていたかのように20歳位の女が斉田を自宅に招き入れる。
彼女は言う。この部落は日本という国が出来る前からある。自分とあなたは夫婦鳴る運命だと言う。
そして神社の聖なる場所で、200名の部落民に祝福される。その時斉田の肉体が若返る。
奇蹟は2人が夫婦になって常滑に帰ってえも起こる。
当時常滑は中部国際空港の建設の最中であった。斉田が経営する斉田不動産の社員が全て入れ替わる。斉田が経営する借家、アパートの住民が居れ変わる。彼らは皆鍵掛山部落の域のかかった者達である。
そして不動産を通じて、斉田の理解を超えた方法で20億という大金が斉田不動産に転がり込む。
鍵掛山部落の住民は古代から連綿と続く闇の組織だったのだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-28 11:21:19
30495文字
会話率:9%
大阪難波にある新聞社Mの本社ビル一階のカフェで佐竹亮はひとりの老人と向き合って話をしていた。老人の名前は――猪子部銀造と言った。
老人が来社したのは佐竹が勤めるM社が全国紙で募集した「東京オリンピックにまつわるエピソード」についてだった
。老人は大阪泉南のある土地にある七灯篭が照らす『馬蹄橋』、そして今では消えてしまった奥深い山間の温泉街にあった『東夜楼蘭』について語り出す。しかしそれらは東京オリンピック開催前年に起きたある若者三人にまつわる事件であり、またある警察官の自殺にも繋がった『悲劇』であった。
果たしてその事件とは何なのか。
そして時は2020年、それが半世紀も過ぎた今、何故、佐竹の前で明らかにされたのか。
老人は去り際に佐竹に言う。
――「長年秘密にしていた事件をわしに語らせたのはあの変な頭の若者のせいだよ」
老人が語ったその若者とは一体誰なのか?
本作『馬蹄橋の七灯篭』は大阪泉南の地の修験道山地を舞台にしたミステリ作品です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-25 16:26:44
109043文字
会話率:34%
『鬼』
英訳すれば『Demon』。
この世に伝わる『怪異』の総称である。
脈々と受け継がれた修験道『役行者』の魂は、その腹心たる『前鬼▪後鬼』共々転生を繰り返し、その時々の『鬼』と向き合ってきた。
人界と鬼界を渡り歩き、『魂の安寧』を護っ
てきた。
そして現代。
現在の役行者の末裔『役乃小角』(役乃一将)の元に、新しい後鬼が現れた。
それは、陰陽道をも駆使する武道十五段の猛者だった。
役乃小角を中心に怪異を取り締まる『修験者と鬼』の物語が始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-17 14:56:25
32274文字
会話率:47%
何故巡礼への道を選んだのか
最終更新:2020-01-13 01:00:00
1504文字
会話率:0%
強力な魍魎相手の助っ人・祓い屋である私は今日も各地の寺や神社に呼ばれ、アルバイトで悪霊を退治する。その私の本来の職業とは・・・。
この小説もブログ等に併載します。
最終更新:2013-11-14 19:29:37
1441文字
会話率:33%
――遙か昔、世にあやかしが溢れ、様々な物の怪が人を襲い、社会を混乱に陥れた。あやかしに対抗すべく、政府は瑞垣(みずがき)というあやかし退治の専門組織を結成する。現代でもその役割は秘密裏に脈々と受け継がれていた――
これは、そんな瑞垣の運命
を背負ったひとりの少年の物語。
あやかしに対抗するため、愛する少女の命を天秤にかけた少年の選択は……
やや和風なファンタジーライトノベル。
(ここから先は途中までのネタバレを含みます)
瑞垣の子であった不寺晴人は遷宮にまつわる最初の神事で、幼なじみの一条院葉月を神子にした。神子とはあやかしに対抗する秘儀であり、命を犠牲にしてあやかしを退治する人柱だった。晴人は葉月を神子にしたものの、様々な想いから七年経っても犠牲にすることができない。かたや晴人の異母兄弟である威彦は、神子を消耗品として扱い、二人は神子に対する考え方でたびたび衝突しあった。
遷御を前に葉月を神子にした元凶である怨霊が再び晴人の前に姿を現す。その圧倒的な強さに葉月が死亡し、晴人も瀕死の重傷を負う。威彦の母である艶姫は晴人の体を呪術で支配し、式神として威彦に与えた。晴人の心は不寺家に伝わる神器であり、過去にイザナギが子のヒノカグツチを斬ったとされる十束剣に封じ込められた。
とき同じくして末社の宮司の娘である葛切笑美は、窃盗団に盗まれた神社の神器を取り戻そうとしていた。捜索の末に神器を盗んだと思われる売買組織を突き止めるが、接触を計るには交渉材料として新たな神器が必要となった。笑美はやむなく不寺の神器を狙うが、神器の十束剣は式神となった晴人の手に渡ってしまう。
十束剣を手にした晴人は己の心を取り戻し、同じく十束剣に霊魂を宿していたヒノカグツチの案内で葉月に会うため黄泉を訪れる。
晴人、葉月、威彦、笑美、それぞれの思いを乗せて、遷御のときは刻一刻と迫ってゆく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-10-10 22:41:12
97885文字
会話率:45%
修験道の一派で瑾斂宗(きんれんしゅう)の総本山、鵬願寺(ほうがんじ)に所属し、お役目の職に付いている神崎百合は16歳。
彼女の両親は化物との大戦で戦死した。その大戦の中心にある、全ての生き物を滅ぼす滅火。
滅火を巡り、再び大戦の兆候が現れ、
百合もそれに巻き込まれて行く。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-08-15 19:12:51
212106文字
会話率:28%
山伏<<やまぶし>>とは、山の中をひたすら歩き、修行をする修験道の行者。「修験者」<<しゅげんじゃ>>とも言う。
白装束を着て入峰し、断食、滝打ち、火渡り、座禅、忍苦の行など、厳しい艱難苦行を
行なう。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2010-10-23 16:04:19
500文字
会話率:0%