王弟シグナスは僅かな護衛騎士と共にお忍びで王都の隣町へ出掛けていた。帰り道で襲撃に遭い、ピンチに陥っていたところを冒険者の若者二人組に助けられる。
二人はお礼を言う間もなく立ち去ってしまったが、片方は貴重な魔法陣の使い手だった。魔法陣研究
に関しては第一人者のシグナスは、すぐに捜索に繰り出すのだが……。
王弟(攻)不遇の侯爵子息(受)視点がころころ変わります。R18はさらっとあっさりです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-07 18:34:24
23284文字
会話率:37%
高慢で周囲に気を使わない性格の侯爵子息、アントニオがある日突然別人になった。
周囲に優しく声をかけ、婚約者であるシルビアに愛をささやき、今まで見向きもしなかった演劇にまで興味を持つ。
恐怖を覚えたシルビアはアントニオが幽霊に憑りつかれている
のではないかと疑念を抱いた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-30 12:16:16
7545文字
会話率:43%
セシル・ラグランジュ侯爵子息が王太子殿下に刃を向けた。
セシルは王太子の側近候補で、幼いころから仲が良く、婚約者も交えて交流しており、学園中から憧れられていた。
セシルの婚約者が突然亡くなってしまうまでは。
セシルの婚約者が亡くなって
数ヶ月後、二人は学園に転入したとある男爵令嬢に夢中になる。王太子の婚約者が諫めても耳を貸さなかったらしい。
そして、事件は起こった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-26 22:38:45
37334文字
会話率:14%
「なんてバカげた光景でしょうか……」
男爵令嬢アルレメニアが10人もの高位貴族の子息を侍らしていた。その中には侯爵子息までいる。
一人の令嬢を複数の男性が取り囲むなど不作法なことだ。
だれもそれを指摘しない。明らかな異常事態だった。
男
爵令嬢ディーベフィアは、この状況は状態異常の魔法によるものだと気づき、調査を開始する。
そして彼女は恐るべき真相にたどり着くことになる。
この状況を作り上げた状態異常の魔道具とは?
男爵令嬢アルレメニアの本当の狙いは何なのか折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-30 06:40:00
20730文字
会話率:18%
魔法学園へ通う3年生のティターニア。ティターニアにはある目標があった。
それは卒業までに結婚相手を見つける事。
ティターニアは、学園を卒業すると大嫌いな幼馴染み、ハーベスト侯爵子息へ嫁がなければならなかった。
それを回避する為、恋仲相手を見
つける為、奔走する毎日。
そんな中、卒業まで残り一年を切ってしまう。未だに結婚相手を見つけていないティターニア。
焦るティターニアだったが、第三王子主催の誕生パーティーへ招待される事となった。
次こそ、このパーティーで相手をみつけよう!
そう意気込むのだった。
果たしてティターニアは運命の人と出会えるのだろうか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-14 03:36:06
6986文字
会話率:30%
世界最強国家、ネオプロトス帝国の上級貴族の家に生まれた双子の兄、主人公へマタイトは一般人レベルの魔力適正しかなく、パーティにも出席させてもらえず、冷遇され続け、8歳の頃に親に見限られ、誰にも知られぬまま下級貴族に養子に出される
その後見返す
ために、今の両親への親孝行のために成り上がろうとする話折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-01 12:00:00
123748文字
会話率:56%
フログラエル侯爵子息アインスと政略結婚をしたソフィアは、結婚前の顔合わせの時
「私には忘れられない女性がいる。」と言われてしまう。格上からの申し入れに断る事も出来ないソフィアは、自分を見てくれないアインスと結婚した。
一年近く屋敷にも帰らな
い夫に対し、侯爵夫人はソフィアにある提案をして・・
元婚約者を忘れられない夫と、愛されたいと願う妻の振り向かせ大作戦!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-30 01:00:00
23628文字
会話率:33%
望まれない婚約者候補であるナナエルは王子やその取り巻きから酷い扱いを受けていた。
令嬢としては地味な見た目がまず気に入らなかったらしいが、彼女をガリ勉令嬢と呼んで馬鹿にしていた。
ガリ勉はその位しか役に立たないだろうと王太子の仕事の一部や学
園の生徒会の仕事を押し付けられていた。
到底一人では無理なその仕事に疲れ果てたナナエルはある日誰もいない王宮の片隅で不平不満を口にしてしまう。
その時偶然居合わせたのが、ぼんくらだと有名な侯爵家の子息で――
ただ、その子息は噂とはずいぶん様子が違っていた。
ぼんくらと言われている侯爵子息(ぼんくらではない)×がり勉令嬢です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-25 14:28:22
81453文字
会話率:15%
腹黒侯爵令息は脇役令嬢に愛を囁く~お花畑カップルの腰巾着ではありませんでしたの!?~
https://ncode.syosetu.com/n2071ho/
の番外編です。
本編は移さないのでこちらのみ読むと意味が分からないと思います。
伯
爵令嬢のリーゼロッテはある日王子の腰巾着だと思っていた侯爵子息であるケインの学園で繰り広げられる茶番劇についての本当の気持ちを聞いてしまう。
学園には編入生である男爵令嬢と王子をはじめとした取り巻きが茶番劇に近い逆ハーイチャイチャを繰り返していた。
けれどケインはそれに大層腹をたてていて……。
ケインの胸の内にある暴言を聞いてしまったリーゼロッテはケインの意思により婚約を結ぶことになってしまった。
そんな二人が想いを通じ合わせた後のおはなしです。
腹黒貴族(宰相子息)のヒーローとテンプレだと脇役になっていそうなヒロインのゆるふわ恋愛ものです。
舞台設定はわりとふわっとしています。
不定期更新です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-21 23:29:35
6099文字
会話率:19%
伯爵令嬢のリーゼロッテはある日王子の腰巾着だと思っていた侯爵子息であるケインの学園で繰り広げられる茶番劇についての本当の気持ちを聞いてしまう。
学園には編入性である男爵令嬢と王子をはじめとした取り巻きが茶番劇に近い逆ハーイチャイチャを繰り返
していた。
けれどケインはそれに大層腹をたてていて……。
ケインの胸の内にある暴言を聞いてしまったリーゼロッテはケインの意思により婚約を結ぶことになってしまった。
冒頭に少しだけ魔法要素出てきますが基本的にストーリーにはあまり関係ありません。
腹黒貴族(宰相子息)のヒーローとテンプレだと脇役になっていそうなヒロインのゆるふわ恋愛ものです。
舞台設定はわりとふわっとしています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-31 19:33:10
9304文字
会話率:22%
「あなたを傷つける者がいたら、社会的に抹殺します――。」
「え、何それ怖い」
卒業前最後の夜会で、アルテイシアは婚約者アルフレッドから突然の婚約破棄を宣告される。しかも、子爵令嬢との結婚宣言付き!?
貴族社会において「傷もの」認定されそ
うになった彼女を救ったのは、亡霊貴公子と呼ばれる幼馴染、侯爵子息ゼヴィレン。
研究棟に引きこもる彼が、なぜ今――?
そう思う間もなく、ゼヴィレンは宣言する。
「大切で最愛の幼馴染」を傷つける者を、容赦しないと。
一途な亡霊貴公子の執愛によって、事件は鮮やかに解決していく。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
悪役令嬢に仕立て上げられた伯爵令嬢が、片思いを拗らせすぎて執着する幼馴染の侯爵子息に助けられるお話です。(ヤンデレ×オタク×ダウナー気味で、爽やかなイケメン系ではなく、すみません)
婚約者のアルフレッドは女狐子爵令嬢と共に「社会的」に抹殺されます。
一部コメディ要素あり。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-18 21:00:00
50052文字
会話率:32%
王宮務めのスーパーエリートダニエルは、女性との会話能力がどうしようもなく低い、せっかく出会った唯一会話できる女性とも自分の失言であっという間に婚約破棄。「そんな……私はあなたと結婚したいのに」ダニエルは彼女を取り戻せるのか!
「婚約破棄
するなら結婚式の1カ月前が1番良い、これはね最悪の事態を引き起こすという意味で1番ということだよ」私がそう告げると、婚約者は泣き出した。「1カ月前でしたらウエディングドレスも出来上がっています。無駄になってしまいますから、婚約破棄するなら今すぐしてください」彼女は走り去り、もう会うことができなくなった。そしてあっと言う間に婚約は白紙になる。「え? 私は結婚したいのに!」王宮務めの高級官僚でありながら、女性と話す能力が著しく低い不器用男の、婚約破棄物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-15 14:19:27
36572文字
会話率:37%
「美しい。」
ルフィール聖王国侯爵家の中では最下位に順位されてるフローレンス家、その跡取りであるコンラートは反逆者の娘と呼ばれ虐げられてる第一王女フリーダを目にした瞬間恋に落ちた。
彼女を虐げる輩から守る為、「名前だけの侯爵」と蔑む貴族
達を見返すため。
コンラートは前へ、コウシンして行く。
※これはコンラートの成長物語を中心としていて恋愛要素はやや少なめです※
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-06 13:35:08
119094文字
会話率:46%
子爵家の令嬢ロゼ・モローは、侯爵家の嫡男リヒト・ジェットからの虐待に長年耐えてきた。
貴族学園に入学した後もリヒトは彼女を虐め、周囲の評判を落としていた。
そんなリヒトから突然婚約の打診があり、ロゼは命の危険を感じる。
父から提示さ
れた他の打診の中から辺境伯当主レオンを選び、辺境伯へ向かうと即結婚のサインをして花嫁になったのであった。
無事逃げきったロゼであったが、辺境伯領では特殊な事情があり、新たな試練に直面する。
また、ロゼに執着しているリヒトは彼女を取り戻すためにさまざまな策略をめぐらせ続ける。
果たしてロゼは夫レオンとの平穏な結婚生活をつかむことができるのか?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-25 07:00:00
115903文字
会話率:27%
妖精姫と世間に噂される伯爵令嬢のプリシラは、気がつくと自分の姿をした者が、アンソニー侯爵子息に腰を抱かれているのを見つけた。
『私の危機!』とばかりにアンソニーの腕を捻り上げ、私の姿をした者を華麗に救い出した。私の中身はきっと、ガウル辺
境伯子息のはず。
騎士団まで務めていると聞く、あの厳つい男だ。
おそらく自分はガウルと入れ替わっている。
きっとこれは魔女の魔法だ。三日あれば解けるはず。
淑女の中の淑女と世間に思われている私だ。私の姿をしたガウルを野放しには出来ない。
プリシラはガウルを「溺愛という名の監禁」をして、魔法が解けるまでの三日間をやり過ごす事にした。
サラッと読めるお話です。
そんなに長くない話。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-02 19:30:00
26918文字
会話率:27%
公爵令嬢のエーリカは、8歳のころから侯爵子息のカスパールと婚約している。
友人の令嬢たちとのお茶会で、エーリカはカスパールの愛が重いのではないかと聞かされて――
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思いつくままに書いたので、特に事件もなく淡々と進みます。
誰も傷つか
ないし、ざまあも何もありません。ただヒーローがヒロインを好きすぎる話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-05 22:19:30
7718文字
会話率:32%
侯爵子息であるリカルド・ナルバエスは、突如【狂剣】と呼ばれ、帝国最強の騎士団長をも務める女傑。エステラ・フローレス辺境伯の元に、理由を告げられる事無く婿入りさせられる事となった。
フローレス家に婿入りしたリカルドの評判は【帝国史にお
ける史上最低の女たらし】と呼ばれる程最低の評判で、フローレス家に来て早々エステラに散々な事を言われた挙句、本気の殺意まで向けられる始末。
そんなリカルドがいざフローレス家に来て生活を始めると、リカルドは評判とは違う所か、侯爵子息とは思えない数々の意外とも珍事とも言える行動を次々と起こし始める。
果たして史上最低の女たらしと呼ばれた男は、狂剣と呼ばれる帝国最強の女性を誑し込むことができるのだろうか?
※恐らく10話前後の短い話になると思いますので、よろしければ最後までお付き合いください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-26 23:10:00
206179文字
会話率:32%
「この俺が婚約者になってやるのだから、光栄に思え」
初顔合わせで侯爵子息ハーネルドに言われた言葉に、伯爵令嬢のフォルティアナは齢十歳にして『結婚に必要なものは忍耐』と悟り、結婚に理想を抱かなくなった。
そんなフォルティアナが十五歳を
迎えた頃、大人の仲間入りを祝う華々しいデビュタントの日、婚約者のハーネルドを巻き込み盛大にダンスホールで転倒してしまった。
この失態をきっかけに、怒鳴り込んできた侯爵により婚約は破棄され、『どんがめ姫』という不名誉な汚名を授かることに。
その汚名を返上しようとひたすら二年努力するも、誰もフォルティアナとダンスを踊ってはくれない。
パーティ会場で元婚約者のハーネルドに暴言を吐かれ、その場にいるとみっともなく涙をこぼしてしまいそうになったフォルティアナはそっと会場を抜け出した。
人気のない庭園で、フォルティアナは普通の人には見えない『光る人』に声をかけられる。いつもなら両親の言いつけを守り、気付かないフリをして相手にしないのだが、その日はそれが出来なかった。誰でもいいから、話を聞いて欲しかったのだ。
フォルティアナの話を静かに聞いていた『光る人』である青年は、跪いて手を差し出す。
「僕と一曲、踊ってくれませんか?」
青年にリードされ、フォルティアナは失敗する事なくダンスを立派に踊りきり、苦手だったダンスの楽しさを知った。
自分が何者かも分からないという青年に、フォルティアナはリヒトと名前をつけてあげた。
それから王城でリヒトに秘密のダンスレッスンをつけてもらうようになり、いつしか彼に淡い恋心を抱くようになっていた。
そこへ元婚約者のハーネルドが現れて、あの時のリベンジをしたいと言う。
見事汚名を返上することに成功したものの、その日以降、リヒトは庭園から姿を消してしまった。
実はその青年、療養中の第二王子で――
※これは、婚約者に皮肉を言われ続け結婚に理想を抱かなくなった伯爵令嬢と、初恋を拗らせてやらかした過去を挽回しようとする侯爵子息と、その二人を面白おかしく眺めながら隙あれば横からかっ攫おうとする王子様の三角関係なお話です。
アルファポリスでも掲載中です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-20 16:39:09
214764文字
会話率:45%
ナタリー・ソネット男爵令嬢は、第二王子から解放され、ようやく平穏な日常を取り戻したばかり。しかし、そんな彼女のもとをネイサン・クラーク侯爵子息が訪れた。
彼は、四人の姉たちからの理不尽な扱いを避けるため侯爵邸の離れで暮らしているが、姉たちは
お構いなしにやってきて、まずい手作り菓子を食べさせるという。我慢の限界に達したネイサンはナタリーに協力を求めた。
彼の計画は、ナタリーが作る球体関節人形を使い、自分に霊が憑いていると思わせることであった。離れを幽霊屋敷仕様にして、姉たちを遠ざけようと考えたのだ。
ネイサンの依頼を引き受け、人形制作に取り組むナタリー。果たしてネイサンの計画は成功するのか? *全6話、完結しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-11 12:16:34
15932文字
会話率:46%
短編「初夜の前に愛することはないって言われた? ”前”なだけマシじゃない!」の連載版です。ジメジメターンは2話目ぐらいで終わります。 一章は短編と大筋は変わりませんが、多少の加筆修正と設定変更があるかと思います。更新は少しゆっくり気味になる
かもしれません。また短編時は連載前提ではなく話が変わる所で区切っていたので、それに合わせて区切った結果、一話一話の長さにバラつきが出ると思います。 / 伯爵令嬢アナベルは、侯爵子息のブライアンに熱烈に求められて結婚した。……はずだった。「君を愛する事はない」初夜を終えた途端、ブライアンは本性を見せる。彼には身分の問題で結ばれる事が出来ない恋人がおり、アナベルはその隠れ蓑に選ばれただけだったのだ。それまで囁いた愛は全て嘘……。反抗したくても処女も失っているので白い結婚は望めないし、実家を援助してもらっているために強くも出れない。アナベルはお飾りの妻として無為に日々を過ごすしかなかった。ブライアンからは社交も茶会も禁じられ屋敷に閉じこもるしかなかったが、アナベルが大人しく従順だったためにブライアンから外出を認められるようになる。外に出れるようになったものの、問題があった。お飾り妻という事実は周りに秘密にしなくてはならず、アナベルは対話での嘘がとても下手なのだ。よって下手に人と関わる事も出来ない。悩んだ彼女が始めたのは、美術鑑賞や演劇鑑賞といった、出来る限り人と話さなくてすみそうな趣味だった。それでも一人でいると落ち込むことが多いアナベルだったが、ある時デビュタントからの友人であるメラニアに外出を誘われるようになってから、次第に考え方を変え始める……。気が付けばアナベルは夫のことなど忘れ去り、自分の趣味に没頭し、自由に過ごすようになる。 / 定番の「愛することはない」を告げられた凡人妻が、自分の好きな事に集中していたらいつの間にか夫に軽いざまぁをやり返す事になる話。夫との元鞘(?)はありません。ご都合主義な展開が多いかと思います。軽い気持ちでお読みください。本人の恋愛は二章からスタートします。 残酷描写及びR-15は、その後の展開の時の予防です。ガッツリはないと思います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-08 08:06:34
251131文字
会話率:36%
伯爵令嬢アナベルは、侯爵子息のブライアンに熱烈に求められて結婚した。……はずだった。「君を愛する事はない」初夜を終えた途端、ブライアンは本性を見せる。彼には身分の問題で結ばれる事が出来ない恋人がおり、アナベルはその隠れ蓑に選ばれただけだった
のだ。それまで囁いた愛は全て嘘……。反抗したくても処女も失っているので白い結婚は望めないし、実家を援助してもらっているために強くも出れない。アナベルはお飾りの妻として無為に日々を過ごすしかなかった。ブライアンからは社交も茶会も禁じられ、屋敷に閉じこもるしかできず、鬱々と過ごしていたが、アナベルが大人しく従順だったために次第に外出は認められるようになる。しかしアナベルは対話での嘘が下手なため、人と関わる事も出来ない。悩んだ彼女が始めたのは、美術鑑賞や演劇鑑賞といった、出来る限り人と話さなくてすみそうな趣味だった。それでも落ち込むことの多いアナベルだったが、デビュタントからの友人であるメラニアに誘われるようになってから、次第に考え方を変え始める……。気が付けばアナベルは夫のこと等忘れ去り、自分の趣味に没頭し、自由に過ごすようになる。 / 定番の「愛することはない」を告げられた凡人妻が、自分の好きな事に集中していたらいつの間にか夫に軽いざまぁをやり返す事になる話。夫との元鞘(?)はありません! 軽い気持ちでお読みください。本人の恋愛はちょっと軽めです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-11 20:37:21
23384文字
会話率:44%
ヴィクトール・アントン・フォン・アインベルク侯爵子息は、社交界の花とも宝とも称される絶世の美女アレクサンドラ・マリア・フォン・エアフルト侯爵令嬢との婚約を解消した。その理由は、アレクサンドラ・マリアが真の想い人であるゲオルグ・フリードリヒ王
子殿下と改めて婚約するためであった。これはヴィクトールの婚約解消後の災難とその結末についての物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-11 07:05:07
17892文字
会話率:64%
外務大臣であるエドヴァルド・アハマニエミの三女ビルギッタに、国王陛下から結婚の命が下った。
お相手は王太子殿下の側近の一人であるダーヴィド・フィルップラ侯爵子息。
明日(!)からフィルップラ侯爵邸にて住み込みでお見合いを行い、一週間後にお
披露目式を執り行う。
これは、その一週間のお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-06 09:00:00
38580文字
会話率:38%