現在、人間と魔族の戦いの中心はダンジョンにある。
今から90年前、人間たちを恐れ慄かせた偉大な魔王が殺された。8代目の魔王であるその『偉大な魔王』は、桁外れた魔力と優れた頭脳から、人間との対立において常に劣勢であった魔族を勢いづけ、人間の領
土を次々に侵略したが、伝説の勇者トール一行により殺されたのだという。
人間たちは歓喜に沸いたが、大予言者ファビンの『100年後にまた魔王は復活する』という予言から、まだ戦いは終わっていないと考えられた。魔王を復活するためには依り代となる6つの魔導石が必要となり、そして魔族はその魔導石を各地のダンジョンに隠し守っているのだということが判明してから、勇者たちは各地のダンジョンに攻め入るようになる。それに対抗して魔族たちは魔導石を守るために各地にダンジョンを作り、攻め入る勇者たちを返り討ちにして有望な戦士の数を削ろうと難関な仕掛けを施した。
真面目さだけが取り柄の魔人リリーはマニエラ魔術総合学院を卒業して、一級ダンジョン製作士の筆記試験に合格する。そして彼女は、魔人界憧れの職業である一級ダンジョン製作士を目指して、研修期間として各地のダンジョンを巡る旅にでることになる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-06 22:59:05
38850文字
会話率:63%
転生するものたちの、そのまえの依り代の話。
彼らは一体どのような思いで転生するものたちを受け入れるのかを考えてみました。
そんな、彼らの日記の一部です、話が全体的に暗めですので、ご注意を。
最終更新:2024-05-01 01:16:47
5335文字
会話率:0%
~プロローグ~
この世界は呪われている……。
1000年前、突如世界に降臨し配下の魔族と共に世界を滅亡に導こうとした魔王ギフティガ。
だが、彼は魔王と同じく突如世界に降臨した神ショファンによって力を与えられた勇者アークによって倒された。
世
界は平和を取り戻したかに見えたが、魔王は死に際に世界に呪いを掛けていた。
その呪いとは魔王の輪廻転生の呪いである、魔王が死んでも、魂は不滅だ。魔王はいずれ新たな肉体を得て甦る。そんな恐るべき呪いが世界に残されたのだ。
そして、その魔王の肉体となるべき対象は……人間であった。つまり、人間に魔王の魂が宿り新たな魔王の依り代となってしまうのだ。
魔王になる対象が誰かはわからない、だが確実に言えることは一つある。それは……、 魔王は必ず人類の敵となるということだけだ。
それまでどんなに善良な人物であろうと、たとえ平和を愛する優しい心の持ち主であったとしても、必ず人類にとっての脅威となりうる存在になってしまうのだ。
魔王の誕生には法則性はない。ある日突然として現れる。それがいつなのかも分からないし、誰がなるのかも分からない。
この世界はそんな呪いを抱え魔王軍との戦いを繰り返してきた、しかし、何度倒しても新たな肉体を依り代に甦る魔王とその配下の魔族たちによって人類は追い詰められ、世界の大半は滅ぼされてしまった。
残すは神の力によって守護されているというジェイポスというたった一つの島のみという有様だった。
このままでは世界が完全に滅ぼされるのも時間の問題だろう。
しかし、ここに古の大賢者デイタが残した一つの予言がある、いつか魔王の魂を完全に滅ぼし世界を呪われた運命から救う者が現れるだろうと。
人々は予言を信じその者の出現を待ち続けている。
予言にある呪われた運命を打ち砕く者『デスティニーブレイカー』の出現を……。
※本作は『カクヨム』にも投稿しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-26 17:00:00
39685文字
会話率:26%
行こうとも会おうとも思っていた。
でもまぁ、押し掛け女房宜しく、依り代は臺に飾られていたから、大丈夫だろう。
そう油断したのが事の発端だった。
そんな話を三緒様に申し上げる。
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳
御座いません。
注意事項2
そんなんだから、また不興を買うんだよ。
と思います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-21 18:15:35
960文字
会話率:45%
事故にあった私は、体や脳の一部をナノマシーンで治療した。ナノマシーンがあるとフルダイブVRと驚くほど相性が良い。VRゲームのデバッグやテストプレイも高速でできる。
いつものようにデバッグを行っていると、異常に再現度の高い不思議なゲーム
に入ってしまった。リアルと区別が付かないほど、人物が作り込まれている。ナノマシーンの再現データも無数にある。現状のシステムで再現できるの?
その中でプレイヤーは「精霊」と呼ばれる。精霊は依り代となった少女と共に魔物と戦う。これは精霊と少女との出会いの物語。私は少女とその一族を守るため、その世界の謎に挑む。
ついでに私に変な改造をしたマッドな教授のフィルタをくぐり抜け、必ず世界に向けて告発してやる!
命を救ってもらえたのは確かだけど、それはそれだ!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-05 00:00:00
1223132文字
会話率:59%
事故にあった私は、体や脳の一部をナノマシーンで治療した。ナノマシーンがあるとフルダイブVRと驚くほど相性が良い。VRゲームのデバッグやテストプレイも高速でできる。乙女ゲーやギャルゲーも高速でできる。
いつものようにデバッグを行っている
と、異常に再現度の高い不思議なゲームに入ってしまった。リアルと区別が付かないほど、人物が作り込まれている。ナノマシーンの再現データも無数にある。現状のシステムで再現できるの?
その中でプレイヤーは「精霊」と呼ばれる。精霊は依り代となった少女と共に魔物と戦う。
これは精霊と少女との出会いの物語。
多少耽美でも腐っていても大丈夫!
この時代の「腐る」は、男女平等ですノヨ!
BLもGLも極めてみせますワ!
ああ! 早く年齢制限のない大人になりたい!
私は少女とその一族を守るため、その世界の謎に挑む。
ついでに私に変な改造をしたマッドな教授のフィルターをくぐり抜け、必ず世界に向けて告発してやる!
命を救ってもらえたのは確かなんだけど、それはそれだ!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-21 21:14:12
115045文字
会話率:31%
スピリット。
この世界、スートに存在する不思議な生き物。草木、山、大地、川、海といった自然に宿っているとされる超自然的な存在。通常、彼らの多くは人前には姿を現さないものの、中には波長の合う人間を依り代…つまり、人にも宿るスピリットも存在し
、時に人はその力を借り受け、困難に立ち向かった。
これは、スピリットと共に生きるその一人…シン・クオーレの軌跡を辿った物語。
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2023-12-12 18:38:40
272781文字
会話率:57%
城をなんとか逃げ延びるため、私ニルナは英霊召喚の儀に手を出しました。
英霊召喚はなんとか成功させるものの、
自身のナイトである勇者を依り代にしてしまいます。
復活した英霊はとんでもなく強いものの、
性格もとんでもなく性悪で、私のいうことな
んて一切聞いてはくれません。
破滅の魔女が復活し、亡者渦巻くこの世界で私は生き残ることができるのでしょうか。
異世界ゾンビパニック折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-08 12:12:59
242236文字
会話率:40%
アメリア・ペリクレス、11歳。一年前に、ペリクレス辺境伯に養女として迎え入れられた孤児の娘。実は、中身は現代日本でOLをしていた橋田美羽、32歳だった。
交通事故で死亡するも、気が付いた時には異世界に転生していた。
見知らぬ世界の片田舎で転
生していた美羽は、庶民として一から人生やり直すつもりが、なぜか王位継承の動乱に巻き込まれる。
魔法使いが権力者に使役される世界で、尋常でない魔力を持ってしまった美羽。
養い親で魔法使いのサジュームは、その美羽をアメリアの背後に見ることができた。転生を理解しないサジュームは、その力を精霊の力だと考えて、美羽を精霊だと思っている。そして、アメリアはその依り代だと思っている。
アメリアは心の奥底でサジュームを慕いながら、それを表に出せないジレンマに思い悩んでいく。
*当該作品は、小説投稿サイト「エブリスタ」で「王位奪還の王子と精霊に隠れし孤児の姫(上)(下)」として掲載中です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-21 05:00:00
30045文字
会話率:26%
異世界から『世界を救う』試練のために、現代に飛ばされた少女の物語。
女子高校生・占部(うらべ)洸(あきら)は、この最近、自分が『他人の身体を間借りしている』そんな違和感を覚えていた。
違和感を解決しようと、高校で噂になっていた魔女・落合(
おちあい)一夜(いちや)に相談することに……すると、魔女から『記憶を遡る』という魔具を渡された。
その魔具で見た記憶は、自分は異世界の住人であり『世界を救う』ために、占部の身体を依り代にしているのであると。
しかし、何を救うべきなのか!? 現代は平和そうに見える。手始めに成績が悪く人付き合いの悪かった、依り代の占部の生活を改善しようとするが……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-10 09:00:00
10901文字
会話率:34%
異界の魔帝国に属し、全吸血魔族を統べていた真祖 パドマ・バティ・ヴリコラカス侯爵 ――
彼女は、或る日突如襲来した異種族大連合軍に領地臣民を侵され、しかし辛くも自らの絶大な呪法のもと、それを完膚なきまでに撃退。
かつ、傷つけられた数
多の臣民たちをも救ったが、その膨大な負担は彼女の命を一瞬で削り切った。
そして彼女が次に目覚めたのは、太正期の大日本皇国 皇都東亰… その某所に佇む『一見』静謐な公卿華族の屋敷。
かつては代々陰陽頭を務めた蓮御門子爵家 最奥の一室で彼女は目覚める。
しかしあろうことか、選りにも選って人間族… しかも非力この上ない少女の身体となり、更にあまつさえ、裸で祭壇に寝かされているという状況に、困惑・驚愕・絶望するが ――
図らずも奪ってしまった身体を少女に返すべく、代わりに自らが憑依するための『依り代』を求め… まぁそこそこ平和で楽しい女学生生活を満喫する、魔法派手めな安穏系 太正浪漫的日常譚。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-03 22:05:47
40633文字
会話率:40%
日ノ国は乱れていた。
帝は享楽に溺れ、都は奸臣の専横まかり通る。
かたや地方では、氏族同士が領土を巡って争いを繰り返し、商人潤うも、民は乾くばかり。
人里を出れば賊が溢れ、野山は鬼が跳梁する魔境と化した。
天津神の遺した神器の一つ
、「剣」を密かに継承する須佐一族は、国家安寧のため祈祷を続けていた。
しかしある時、その力を欲した勢力の襲撃により、里は崩壊してしまう。
生き残りは、長の娘にして巫女である星子ただ一人。
離れた社にて祭祀を執り行っていたため難を逃れるも、里の惨状に慟哭する。
復讐の念に取り憑かれた星子の声に応えたのは、一振りの刀。
御神体と称される刀が発する思念は、星子の身を代償として仇討ちを請け負うと持ち掛けた。
無力な少女に選択の余地はなし。
かくして星子を依り代とした刀は、宿主の大願成就がために嬉々として業を振るう。
その道筋や、快刀乱麻の如し。
二者の出会いはやがて、更なる戦乱の火種となって飛び火してゆく事となる。
阻む者全てを斬って捨てたその先に、果たして何が見えるのか。
刀とあやかしが織り成す幻想活劇、ここに堂々開幕なり。
※和風要素の習作です。
日本神話がベースですが、時代は特定せずにごちゃ混ぜなので、舞台はほぼ異界です。
平安あたりの日本に似たどこか。そのくらいの認識で。
試験投稿につき、気軽に感想ご意見お寄せ頂けると嬉しいです。
続きが気になれば、応援よろしくお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-17 00:00:00
57848文字
会話率:20%
日本武尊の命により、大口真神の依り代となり付喪神狩として活躍する大和御門。
運命に翻弄される彼のサイドストーリー。
本編はこちら→https://ncode.syosetu.com/n1261ht/
最終更新:2022-09-08 16:38:14
12297文字
会話率:31%
ある日、天から天使が落ちてきた。
だが、そんな前代未聞の出来事であるにも関わらず、天使の存在を認知したのはその当事者だけだった。
それから1月ほどたった後、並行世界ともいうべき所から人類は攻撃を受け始めた。
そして、その攻撃を退け、人類を
守れるのは天使の依り代になったものだけだった。
男子校の進学校に通う九条守(くじょうまもる)は何の変化もない毎日の生活に退屈を感じながらも、特に何も考えることなく過ごしていた。
そんなある日、特に何の理由もなく空を眺めていたら、何かが近づいてくるのに気づいた。
「え?なんだ、あれ?」
そんな俺のつぶやきに呼応するように速度を上げてそれは近づいてきた。
――私の依り代になってください――
その場から離れようとしたときにその言葉が頭の中に響いた。
「は?」
――だから、私の依り代になってと――
いやいや、ちょっと待て。依り代って何だそれ?
――そうじゃないと、来る脅威に立ち向かえないですよ?――
……もうわけわからん。
――あ、つきました。――
その声が頭に響いた直後、俺の目の前に一人の天使が降り立った。
「さあ、私の依り代になってください。」
人外の見た目をした少女はそういい笑顔をして、俺に語り掛けた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-29 18:13:43
257429文字
会話率:47%
平安の春。京の山から一本の桜が消えた。
これにあわてたのは青年行者。悪霊封じの依り代として、桜の木を使うつもりだったのだ。
折しも、洛中でこんな噂がささやかれている。
「菅原道真公の庭から、白梅が飛び去った──」
木は空など飛ばぬもの、
なれば桜と梅いずこ。
行者はキツネをつれて謎を追う。花と天狗と名水の道は、はるか大宰府につながるか?
飛梅伝説に取材した、人妖入り乱れる時代ファンタジーミステリー。
〔2022年公式企画・春の推理 参加作品〕折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-12 21:30:06
29376文字
会話率:34%
I城県出身の俺が、なぜかT木県の半分ゴルフ場になってる小さな山の神に転生した。俺の依り代(よりしろ)がある祠はゴルフ場開発のために道路の斜面際に寄せられてるし、お参りにきてくれるのはJKではなく、ヨネさん(85歳)。そんなヨネさんと繰り広
げられるハートフルコメディ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-30 21:00:00
47967文字
会話率:27%
現代日本でパワハラワカホリの犠牲となった社畜男の魂と、呪い封じの依り代として犠牲となった男の魂が何故か交わり引き寄せられ、剣と魔法が存在する異世界に転生を果たす。
転生した男が目を覚ますと自称“呪いの神”なるものが現れて、彼の人生が再び始
まった。
しかし、彼の中に存在する依り代の記憶と、次々に現れる“呪いの神々”。
「もう犠牲ばかりの人生なんてウンザリだ!」
自分の中に存在する“呪いの神々”を最大限活用し、この世界を思うままに生き抜こうと決意する元社畜男と、その決意に少しずつ巻き込まれ、何故か激動の時代へと突入することになる異世界・・・。
主人公無双、戦闘とか残虐な表現もあるかもしれませんが、穏やかな世界観を目指しています。引き続き、優しい眼差しで見守っていただけますと幸いです。
よろしくお願いします^^折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-19 16:00:00
54500文字
会話率:32%
科学と言う文明の利器によって便利になった現代、人々は安寧の日々を過ごしていた。
しかし、彼等は知らなかったのだ、古来から歴史の影で異能力を使って活躍していた人間達が居た事を。
干支志士として猫の能力を扱う末神黒、天衣(てんい)と呼ばれる、神
の依り代となる能力を生まれもった近衛神無、二人の運命が交わった時、全てが動き出す…
※良ければ、第一章目の「暗闇に黒猫」から読んで頂けると幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-19 00:25:13
28078文字
会話率:60%
カレンダーの妖精の大晦日は、不満でした。だって、自分の時だけ、昼にもならないうちに、外されてしまうのですから。
でも、家の女主人が、彼の依り代のカレンダーで古いお守りを包んで2年参りに行くことにした為に、みそかの精霊は不思議な光景を見るの
です。
それは、60歳、還暦を迎えた女主人と年神の思い出と共に歩く道でした。
*還暦の友人の記念に作ったので、あまり、子供向けではないです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-31 13:55:06
1194文字
会話率:9%
一人は守護神の依り代で、もう一人は破壊神の依り代。二人の出会いは、後に歴史を動かすこととなる。
最終更新:2021-12-20 00:00:00
72943文字
会話率:48%
マツダタイシ、三十三歳。定職にも就かず安アパートで親の遺産を食い散らかす毎日を送るだらしのないこの男は防衛省の特務機関に勤める陰陽師であった。
几帳面な技官のミヤタユウとバディを組むタイシは三十年ほど前から出現した巨大な多元的平行存在の
依り代、即ち怪獣を封印する。
二十二世紀の日本を舞台に、五年前の出来事が織りなす人間模様。
そして近未来×怪獣×陰陽師の不思議な組み合わせが形作る伝奇。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-30 13:14:06
11197文字
会話率:21%