家を買ったんだ。
魔界銀行の審査が通ったから3500年のローンを組んで。
村のしがない仕立て屋だし貯金もあんまりなかったからわりと奇跡的だったと思う。
おれは今2525歳だからギリギリ老後まで持ち越さずに完済できる。
もちろん嬉しかったよ。
素敵な家で愛する妻と二人で暮らすという夢がこれで叶うと思ったんだから。
――それがたったの三日だよ!?
反乱軍の侵略行為に巻き込まれて三日で消し炭だッ!
家財もお金も全部燃えた。残ったのは借金だけ。いくらなんでも酷すぎる!!
おまけに魔王がやってきておれが村を焼いたと勘違い。
その実力を買って四天王に取り立ててやるとか言い出すんだ。
最初は驚いたけど逆にこれはチャンスなんじゃないだろうか。
上手くいけば大都会でカリスマデザイナーとして名を馳せることができるかもしれない。
ていうかそう思わないとやってられない。
どの道お金がないんでこのままでは路頭に迷います。
四天王でも何でもやってやりますよ、ええ!
これはひょんなことから魔王軍四天王に抜擢された『世界最強の悪魔』アドラ・メノスの数奇な運命の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-18 12:12:06
530948文字
会話率:34%
「君に仕事を頼みたい。次の定期発表会で、俺の衣装を仕立ててくれない?」
王都の端っこ、とある仕立て屋で住み込みアルバイトをしながら仕立て屋を目指す萌稀(もえぎ)は舞台芸術オタク。
ある日、師匠に連れられて「王立魔法学術院」の芸術クラス
による定期発表に訪れた。その発表の最後、色素の薄い金髪の少年が、手回しオルガンを奏でながら歌った歌にかつてないほどの衝撃を受ける。
その後、師匠の伝手により楽屋で出会った三人の学生に誘われ、舞台衣装を作らせてもらうことに。
舞台芸術をこよなく愛し、舞台衣装もこよなく愛するワケあり主人公が、とんでもない表現力で歌を聴かせる高貴な三人組に出会い、時に魔法に苦しめられたり、時に師匠に扱かれながら衣装を仕立てるために頑張るお話。
(しばらくはコメディ強めでお送りします)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-15 07:00:00
376604文字
会話率:48%
ロブロウでの調査(※ウサギの賢者と仮面の貴族さまhttp://ncode.syosetu.com/n4002cm/ )おえて漸く、王都に帰ってきたウサギの賢者御一行。
季節は、春から夏に切り替わる目前になっていた。
日常をのペースを取り
戻しつつあったウサギの賢者の魔法屋敷では、賢者専門(?)の仕立て屋で東の国の面を愛用するキングス・スタイナーがやってきて、互いの土産話に花が咲く。
そして春の区切りをつける季節祭の中に行われる、各国の優秀な新人兵士達による剣術大会に、アルスにも参加表が届く。
ウサギの賢者や尊敬する上司、アルセンからも進められアルスは参加を決意。
そしてウサギの賢者の旧友グランドールの営むマクガフィン農場では、麦刈りを終えた後の年に1度のカレーパーティーの準備など。
アルセンは、季節祭の準備に加えてある支度に追われていました。
そして、初めて夜に行われる祭りに参加するリリィと、荷物持ちのアルスが、季節祭の会場で不思議な青い髪の商人と出逢います。
『ヒャハー、私がこの世界から集めてきた、「不思議」を買っていきませんか?』
※避難兼保管
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-27 12:02:14
5415451文字
会話率:12%
俺は魔王様の従僕、身の回りのお世話係。
「だっせぇ! なんなんだよ、その格好は!!」
俺の怒声が今日も魔王城に響く。
心優しきイケメン魔王様、服のセンスが超絶ダサい残念なお方。衣装部屋はカオス!!
元仕立て屋の俺は、今日も魔王様のお
洋服を選びます。格好良い魔王様にお似合いの服装を……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-10 17:40:43
3491文字
会話率:24%
大学生だった私は海で溺れ、生前読んでいた本の中の令嬢ジェシカに転生した。ジェシカは十歳になると、家族ともども殺される運命にある。なんとかこの運命を書き換えねば!
そんなある日、私は美しい少年リゲルと出会う。彼は男爵の下でこき使われる唄い手だ
った。彼と仲良くなった私は、幼いながらに約束を交わす。
「僕のこと、迎えに来てくれる?」
「約束する。迎えに行くわ」
そんな中、とうとう事件は起こってしまう。
訳あって、生き延びるため男装することを決めた私。
キザな仕立て屋に拾われたり、やさしい姫君に仕えることになったり、今度の人生は波乱万丈だ。
大きくなって再会したリゲルと、憎み合ったり、恋に落ちたり。
これは訳アリなツンデレ少年と、彼を愛した伯爵令嬢のおとぎ話。
甘くて切ない、愛の物語。
※作者比糖度高めです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-28 00:00:00
193166文字
会話率:47%
アシュリーは、ウェリントン公爵夫人の年若い愛人だった。
その類まれなる美貌で社交界の華となったアシュリーをどうにかして手に入れようと、美しく着飾った貴婦人達が夜毎にオペラ座で競い合っていた。
アシュリーを執拗に追うエイベル男爵夫人
や、自分こそが彼の次のパトロンだと色仕掛けるクリスティ伯爵夫人。そして孤児だった仕立て屋のエリザとの出会い。
やがてウェリントン公爵夫人が亡くなり、アシュリーの人生の歯車が動き出した。
これは、美しすぎる男のたった一つの恋のお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-17 10:36:46
36628文字
会話率:34%
銀座の老舗高級テーラーのひとり娘である「わたし」は、離婚を契機に実家に戻って以来、家業を手伝いながら子育てをする生活が気付けば10年以上続いている。自分の人生が良くも悪くも定まったのを感じるこの頃、突然店に現れたひとりの青年から、ある奇妙な
仕事を引き受けることになる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-19 20:00:00
14043文字
会話率:58%
一年前に母を亡くして一人で『仕立て処』を営んでいる山野辺百合 19歳は、ある夜大きな雷に直撃されて、「眼を覚ましたらお花畑の中にいた。 天国かと思ったらその国の兵士に捕らえられてしまった。本来投獄か処刑されるなのだが、その日は姫の誕生日。
お転婆な姫はドレスを破ってしまった。そのドレスを直したことでこの国に住むことを許されることになった。
百合は今まで通り『仕立て屋』として『仕立て処』を営むことになった。
最初のお客は姫の侍女のカズラ・ダ・カーポだった。古いマントの虫食いの修繕の依頼だった。
小さな仕事をコツコツこなした百合の元にやってきたのはカズラの知り合いで幼稚園の先生をしているアリア・ゴセンだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-31 17:18:22
27804文字
会話率:45%
15歳の成人式、魔法の才能を判定する場で「ごく平凡」な診断を受けたエグジム。しかし彼は全く気にしない。気にするのは一つ、仕事の納期。
威張りたい貴族、差別が分かりやすい教会、だからなに?こっちは仕事が立て込んでるんだ!
使えそうなら魔法も
使い、面倒な貴族にはそれなりの対応。過度な出世は望まない、職人は職人らしく、それでいい。
しかしそんなザ平民な彼は、どうやらトラブルに好かれやすいようで。
スローになりきれないスローライフ。不定期更新で始めます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-26 07:00:00
147128文字
会話率:45%
しんしんと降り積もる雪の中…。
大切なものを失い、あてもなく彷徨う青年が虚ろな瞳で迷い込んだ雪深い森は"魂の墓場"。
人生に翻弄され、不遇な最後を迎えた魂が迷い込む【悪魔伯爵】の領域だ。
もう全てがどうでも
良いと自暴自棄に思考を放棄して、ただただ雪深い森の奥に進んで行こうとする小洒落た眼鏡の青年。ロン・フォーブス。
………しかし彼を呼び止めたのは、道の脇の切り株にちょこんと座っていた、長髪でボサボサ頭の薄汚れた少女の人形だった。
「引き返しなさい」
冷たく切り捨て警告するボロボロ姿の小さな人形に、ロン・フォーブス"は人形が当然の様に自分に向かって話す姿に疑問を抱くよりも先に…。
気づけばその人形を両手でガッチリ。逃がすものかと"捕獲"していた。
にっこりと笑顔をかまし、まだ間に合うと【伯爵の人形(ドール)コレクション】にされる前に警告しようと独断で出てきていた人形(彼女自身も伯爵のコレクション)をその場で強奪し、これは運命だとそのままその足で自分の家兼仕立て屋の店舗に持ち帰るメガネ。ロン・フォーブス。
青年と悪魔伯爵のコレクション。ボロボロ人形の少女とおりなす、てんやわんやの不思議な大スペクタクルコメディ………。ラブロマンス?
老舗連なる職人街。紳士服専門仕立て屋「カフス」にて巻き起こる、店主の小洒落た眼鏡の青年と、悪魔伯爵のコレクション。ボロボロ人形令嬢レイチェルとの不思議で奇妙なそれぞれの物語…。
※これは、ピッコマの小説大賞に応募済みの作品で完結済み&落選した作品を手直ししながら、新たに内容も充実させて更新&書いていこうと思っている作品です。
温かいメッセージや的確なご指摘を元に、締切まで何とかギリギリに書き上げた作品をより読者様の期待に応え楽しんでもらえる様にと思っています。
(本当に拙い作品を最後まで読んで下さりありがとうございました(T人T))
本当に感謝ばかりです。
更新の後も、多少手直しが後から入る可能性も含め、温かい目で見守って応援して頂けると嬉しいです。
楽しんで読んで下さった方の為に、続きもお届けできればと考えてます。
新たに生まれ変わる、より良い作品になれるよう頑張ります!よろしくお願い致します♪ 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-26 03:21:08
16754文字
会話率:23%
仕立て屋として店を持ち、11匹の猫と暮らす魔女が主に猫!特に猫!時々人間…を助ける為に奔走するお話。
最終更新:2023-04-15 00:00:00
37552文字
会話率:39%
帝国陸軍大佐の侯爵のパパンと、その娘のおてんば令嬢が仕立て屋に入って楽しくショッピング。
最終更新:2023-01-29 11:00:00
1946文字
会話率:49%
とある世界の魔王様は“体質”のせいでいつも全裸でした。
彼はある時、伝説の仕立て屋の噂を耳にします。
「その者であれば、我が衣服を造る事が出来るやも知れぬ……」
はたして全裸の魔王様は衣服を着用できるのか。
魔王様の冒険が今、始まりそうな気
がするーー折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-04 14:07:37
59712文字
会話率:25%
世間が注目しているのは、王太子の婚約破棄裁判だ。
王太子は、あろうことか婚約者が着るはずのウェディングドレスを浮気相手に着せて、彼女と結婚したいと王に告げた。
公爵令嬢との婚約は破棄したいと言い出し、裁判沙汰になっている。
新聞には大
々的に、騒動の内容が書かれていた。
王太子は浮気者と市民から冷たい目で見られて、廃嫡の声もあがっている。
王太子を非難するあまり、彼が浮気相手のために作らせたドレスも忌み嫌われるようになってしまう。
メリル・ジェーンは、ドレス生地を作った工場の経営者だ。
浮気に協力した恥さらしとレッテルを張られ、友人の仕立て屋は閉店に追い込まれ、メリルの生地は売れなくなってしまう。
(阿呆が浮気したせいで、なんでわたしたちまで悪いように言われるの?……このままだと悔しいわ)
メリルは古い友人であり画家のロジェを頼り、新しい生地作りを試みる。
ロジェはメリルのことが前々から気になっており、進んで手伝いをした(ただし、メリルに好意は伝わっていない)
ふたりは互いの才能を認めながら、じれったい恋愛をしつつ、世間の悪評をくつがえしていく。
やがてメリルは、婚約破棄された公爵令嬢を助け、劣勢になった裁判を好転させるキーマンとなっていくのだった。
※完結まで、毎日更新予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-18 08:00:00
132501文字
会話率:37%
風邪を二十年間引いた事がなかった羽山健人は、【健康第一】の称号を獲得して、《リジェネ》のベーススキルを習得する。
《リジェネ》という強力なベーススキルが解放された事は多くの人に知れ渡り、一瞬で日常は大きく変化する。
その日の内に健人の元を
訪れたA級冒険者の二人に、私達の元で冒険者とならないか、と誘われたが、自身の生活と健康の事を考えて、それを断ろうとするが、二人は強引にも冒険者になる事を迫ってくる。家にもやってくる。
あまりの非常識さに冒険者になる事は強く拒んでいたが、冒険者しか行けないはずのダンジョンへと《|転移《テレポート》》をされると、一気に気持ちは傾き、冒険者に成る事を決めた。
決めた後には秘書のアーローさんと出会ったり、仕立て屋のララーさんと出会ったりをして、職業の適性などを調べていたら、『ハンマー使い』とかいう謎の職業をおすすめされる。
そんなマイナーな職業で大丈夫なのか、と少し不安になりながらも、冒険者として頑張って行く事を心のどこかに決めた健人は、S級冒険者を、一応、人並みに目指す事を決めた。
世界で唯一【健康第一】を解放した羽山健人。元々は普通の生活を送っていたが、彼自身もおかしな人だ。
おかしな方法で冒険者として成り上がっていこうとする物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-07 18:01:36
323945文字
会話率:52%
おや、仕立て屋さんとこの坊主じゃないかい。こんな夜更けにどうしたよ。
まあなんだ、用事がないなら中へおあがりなさい。
最終更新:2022-12-03 23:11:27
829文字
会話率:0%
この世とあの世の間にある「狭間の世」で仕立て屋を営むオーナー、三ッ頭コウと、出生も自分が存在する理由も不明な迷子少女、ペールが、あの世へ行く魂の「個」を象徴する「色」を纏う晴れ着「死装束」を作りながら、ペールの存在の謎を解く、ほんのり心温ま
る新感覚ゴシックファンタジー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-13 01:33:23
2160文字
会話率:48%
仕立て屋の娘ベルは、幼馴染にして婚約者のレニーから突然婚約を取り消したいと告げられる。ベルに告げられた理由は「町はずれの幽霊屋敷に住む女性を好きになったから」というもの。
とりあえずレニーをはっ倒したベルが向かったのは件の幽霊屋敷。
「その
女に一言文句を言ってやるわ!」と、十字架を手に幽霊屋敷に忍び込んだベルの目の前に現れたのは一体の可愛らしい人形(等身大)。そして、どこからどう見ても高貴な身分の男性だった。
驚きに腰を抜かし、男性に助けられたベルは、不法侵入を見逃す代わりにとある頼みごとをされる。
※ハッピーエンドです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-16 16:16:50
8700文字
会話率:41%
伯爵令嬢イリナには人とは違う力がある。それは「ものに込められた気持ちの大きさを重さで感じられる力」だ。
ある日、イリナは新調したドレスが激重だったことに驚き仕立て屋を訪ねると、そこには見たことのない青年がいた。重さの原因であるドレスの刺
繍はその青年の手によるものだった。
「この人が、あんなに重くなるほどの恨みを私に抱いている人?」
初対面の青年から向けられる恨みの大きさにと戸惑うイリナだったが、ある日久しぶりに出席した夜会である騒動に巻き込まれてしまい――。
※ハッピーエンドです。ご都合主義なところもあるのでふんわりお読みください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-23 14:01:59
10877文字
会話率:32%
かつて、世界から魔術が喪われた。
■蒸気機関で近代化したファンタジー世界の、ある仕立て屋の日常。■スプラッタはありませんが、色彩鮮やかな部分が出てくる場合がございます。苦手な方はお気をつけください。
この作品は、支部(https://w
ww.pixiv.net/novel/show.php?id=11202040)・NOVEL DAYS(https://novel.daysneo.com/sp/author/asamizu/)にも存在します。
毎日更新、全21話。
お気に召しましたら続編はそちらでご確認くださいませ。なお、それぞれ其処にしか置いてない他作品もございます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-28 20:00:00
127461文字
会話率:45%
街の仕立て屋で働くエミリア。
ごく普通の十七歳。
だったはずなのに――。
十年前に失踪した母が突然帰宅し、激動の日々が始まった!
実は人間じゃないって……期日までにとある任務を遂行しなければならないって……
え、どういうこと?
泣き落
とされて手伝いを引き受けたはいいものの、
課せられた任務は、『大天使(失笑)の捜索』
その確認のために必要なのは『聖なる乙女(大失笑)の口づけ』
ん? それってつまりは、私のファーストキスの危機ですか!?
かなり規格外な母のため、エミリアの日常は今日も大波乱です!
※この作品は、カクヨム等にも重複掲載しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-31 20:00:00
100015文字
会話率:29%