とある家庭に生まれた少女、アルカ・インスピ。彼女が、昔遊んでいた少年の事を20歳になった今でも忘れられずにいた。アルカは反対したのだが、両親の無理槍の決め事により、アルカ・インスピは5人の男と結婚することとなった。
結婚式の日、アルカ・
インスピは久しぶりに昔一緒に遊んでいた少年の事を思い出した。今日まで、しぶしぶ5人の男と結婚することを了承していたアルカだったが、自分は本当に好きな人結婚したいと思い、家から逃げることにした。
家から逃げている途中、アルカの前に5人の男たちが立ちふさがった。アルカは、自分は本当に好きな人と結婚した節を伝えると、5人の男たちはアルカに攻撃を加えた。
目が覚めた先は、家の地下にある牢獄の中、両手を鎖でつながれ、両足に重りがつけられていた。
両親に騙され、そして、5人の男たちにも騙されたアルカは、彼らに復讐することに決めた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-18 20:10:00
3541文字
会話率:54%
黒木終夜(自称)は転生者である。
彼が転生したのは、発売から20余年、今日まで愛し続けてきた大人気ゲーム。
ロボ×ファンタジー×青春のセカイ系シミュレーション『ハーベストハーベスター』の世界だった!
ガンパレードな世界観が売りのこのゲー
ムには、終夜が愛して愛して愛してやまない最推しキャラ、黒川めばえがいる。
しかし彼女は前世、“踏み台型ラスボス少女”と呼ばれ、不遇な扱いを受けていた。
「俺は、彼女が踏み台にされて終わる正史を認めない!」
推しの未来を切り拓くため、久遠に続く絶望の夜を終わらせるため。
終夜は自らに降りかかる死の運命に抗い、命を燃やし立ち向かう!
愛と希望が世界を救う? かもしれない現代SFファンタジー、開幕!!
本作は他の小説投稿サイトにも掲載しています。
【カクヨム】
https://kakuyomu.jp/works/16818093074277199620
【ハーメルン】
https://syosetu.org/novel/340622/折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-18 20:00:00
83090文字
会話率:39%
ここは多種多様な生物が共に暮らす、魔法あり、戦闘あり、なんでもありのファンタジーな世界。
そんな世界に一人の魔女が住んでいました。青い髪に青い瞳。氷の魔女を自称している彼女の名前は『ルノ』
彼女はこの世界に転生してから今日までお
よそ100年間、ひたすらに大好きな氷の魔法ばかりを練習し、極め、やがて手に入れたのは最強の氷の魔女としての実力でした。ところが氷の魔法を極めてしまったおかげで、魔法に夢中だったあの頃の生活はすっかりマンネリ化し、いつしか送るようになったのはのんびりまったりのスローライフ。
しかしそんな彼女のスローライフについに変化がやって来ました。家族ができたり、旅行に行ったり、カフェでアルバイトしたり。重い腰を上げてみればスローライフの中にもたくさんの楽しみがあったのです。
「ルノちゃん、キミ最近よくここに来るね」
「ルノ、おはよう!」
「ルノ様のために身を粉にして働きます!」
「ルノは完全におばあちゃんですね?」
などなど。これらの声は誰のものでしょうか? 友人? 家族? いえいえ、それらはもしかしたら人外の何かかもしれません。
家族や友達が増えていくにつれて、楽しいことがあれば辛いこともありました。
それでもやっぱりルノのスローライフ好きは筋金入り。大切な家族や友達と共にこれからものんびりと過ごしていくのでしょう。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-17 20:14:38
983083文字
会話率:67%
いや~、投稿した、投稿した。うんっ、黄金週間明けから今日まで平日は毎日予約投稿したんだけど、今数えたら35作品も投稿していたよ。
最終更新:2024-05-17 12:00:00
1946文字
会話率:6%
若き剣士・空真(クーシン)は、二度と来たくなかった彩竜市に来てしまった。
今年、彩竜では、四年に一度の月虹祭(げっこうさい)が行われる。
すべての城門は封じられ、夜ごとに変わる七色の月のもと、七日七夜のお祭り騒ぎがくりひろげられるのだ。
―
―赤は血の色、はじまりの色!
人びとの歓声とは裏腹に、空真の心は暗い。ここに居ると、忘れたい記憶がよみがえってくる。
『俺は、剣と踊れなかった……』
剣を頼りに、ただ流されて今日まで生きてきた空真の前に、天才少年幻奏士・楽霆(ラクテイ)との出会い、彩竜市を揺るがす陰謀、逃げ続けた過去との対決が待ちうける。
これは、剣に魅かれた一人の剣士と、彼が出会った天才たちとの物語。
赤月、橙月、黄月、緑月、青月、藍月、紫月。
七色の夜が終わるとき、彼は答えに辿りつく。
中華風異世界ファンタジー・幻想活劇小説、連載開始。
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第21回書き出し祭り第三会場 参加作品です。
(本文に3文字の変更&あらすじ変更)
実は続きがあります。最後まで話も決まっています。
完結しますので、よろしければお付き合いください。
七色の夜+途中に過去の章で、20万字くらいを予定しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-15 19:09:04
13046文字
会話率:9%
もしタイムマシーンがあったら。誰しも一度は考えたことがある妄想。しかしそれが本当に存在して起動していたならばこの世界はどうなってしまうのだろう。もしかしたら突如世界が激変してしまうのもしれない……。
時知流兎(ときち・るーと)は某高校
に通う何も知らない一般人だ。友達という友達もおらず、虐められもしない、静かな時間を過ごしていた。今日までは。由倉天理(ゆくら・てんり)との突然の出会い。それにより彼の運命は激変する。時間戦争の最中へ入り込み、自らも戦う運命へと向かうのだ。世界の為というよりは自分の為に。
★
世界死守。そして破壊。どちらに流れるかは彼等の選択次第。何かを得れば何かを失う。運命残酷取捨選択。知れば絶対にやるしかない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-14 17:00:00
3063文字
会話率:56%
絵に描いたようなファンタジー風景が広がる世界、ダムデル。
遥か遥か太古の時代、ダムデルの人々は何よりも「契約」に重きを置いていて、生まれたばかりの子供たちを魔術契約で生誕の地へと縛りつけ、それぞれの地ごとに排他的な暮らしを送っていたと
いう。
しかし時代は進み「契約」がすっかり日常に溶け込むほど意味を軽くしてなおも、太古の魔術契約によってその身を生誕の地に縛られている女性が存在した。
彼女の名はアルトレイシア・ソダム。
通称「不滅」のアトラ。
これは、とある遺物によってある日突然不滅の存在となり、古代の因習を今日まで体現し続けてきた陰気なアトラが破天荒な少女との出会いで再び人生を一変させ、永遠に近い退屈な日々の中で失った彩りを取り戻していく物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-14 01:42:04
245742文字
会話率:44%
戦後『古事記』『日本書紀』に記載されている日本神話などの物語や初代神武天皇から続く古代天皇系譜伝承は、戦前の国家主義及び軍国主義の象徴とみなされ、戦後日本の社会と大半の日本人からほとんど拒絶されている。そして特に初代神武天皇及び2代綏靖天
皇から9代開化天皇にいたるいわゆる「欠史八代」は架空の存在になったどころか『古事記』『日本書紀』成立直前に国家の歴史を延長させるために「無の状態」から「ビックバン」の如く創作されたという説が戦後の歴史学界と日本国民の常識となって今日にいたって久しい。
しかしその一方で、戦後も一貫して神武天皇といわゆる欠史八代の天皇の実在を主張する歴史学者がいたのである。
さて、戦後の古代天皇実在論者は架空論が主流となった今日までにどのような根拠で特に以下のことを叫んでいたのであろうか?
「そ、それでも……神武天皇は……実在した!」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-05 16:21:35
38079文字
会話率:8%
“近づくな” “この化け物!” “この世の邪魔者だ!”
暴言を吐かれ続け、暴行をされ、酷い扱いを受けてきた年齢不詳の特殊な能力を持つ謎多き妖狐の少女レイ。更には変な噂まで立てられてしまう。
今日まで感情を捨てて生きてきたレイはある日、
ある老夫婦に拾われる。そんな中で色んな人と出会い感情を取り戻していく異世界ファンタジー折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-23 20:38:51
57622文字
会話率:61%
冒険者リグス。パーティーに属さず、単独でマイペースな冒険者生活を送っているアラサー冒険者。『逃げ専上等。生き延びた奴が強者』をポリシーにして今日まで生き延びてきた。器用に剣も魔法も使えるが、特に特化した能力はない。何もかも中途半端な男だった
が、他の誰にも使用出来ない魔法が使えた。超遠距離攻撃魔法メルトスピア。射程距離が長く威力も強力だが、数キロ離れた長距離でしか威力を発揮しない。近距離では命中してもそよ風程度の威力しかなく、魔力の調整が出来ずに一回使用するとほとんどの魔力を持っていかれてしまうという使い所がほとんどないクズ魔法だ。
ある日彼が酒場で若い冒険者相手に気分良く酒を呷っていると、一人の男が声をかけてきた。
「仕事を依頼したい」
その男は王国軍の大佐を名乗り、その依頼は超遠距離攻撃魔法を使って東の山に住まう魔導師を暗殺してほしいというもの。
その魔導師は別名【ソレイナ山の大魔導師】と呼ばれ、山に結界を張り、住処の周りに魔獣を解き放ち、人との交流を断ち切って魔法や秘法の研究をしていると噂されている謎の魔導師。リグスは法外な報酬に釣られ、その依頼を引き受ける。
そしてリグスはその超遠距離攻撃魔法を使って見事に魔導師の胸を撃ち抜いたのだが………そこから彼の冒険者生活が大きく変化していく。
☆毎日投稿していく予定です。日によっては複数話投稿する日もあります。
ぜひぜひお付き合いください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-09 18:31:41
120955文字
会話率:50%
ロアナ伯爵令嬢には、生まれる前から婚約者がいた。辺境伯の次男がそれにあたるのだが、18歳になる今日まで特にこれと言って交流があるわけではなかった。だから、とっくの昔に解消されているものだとばかり思っていたのだが…?
最終更新:2024-03-20 00:00:00
3358文字
会話率:50%
主人公である黒川雫は見た目は普通の高校生。だがその身体には大きな秘密があった。その秘密を狙って異世界に住む精霊という者たちが雫の命を狙っていた。
常に死と隣り合わせの毎日ながらも友人たちの協力を得て今日まで生き残り、〈日常〉を満喫していた雫
であるが、『ある人物』との出会いを経て雫にとっての〈日常〉が大きく変わっていくことになる……
とある少年、少女たちと精霊たちとの戦いを中心に描くバトルファンタジー。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-17 01:28:15
171419文字
会話率:62%
ある日、突如両親が失踪する。
それをきっかけに、万矢 写狩は特殊な能力に目覚める。
「機は熟した」
写狩は、15歳で行う適性検査の日を迎える。
そして、幼い頃から今日まで、秘めていた計画を遂行するため、行動を開始する。
最終更新:2024-03-09 17:24:29
10978文字
会話率:50%
あらすじ
【厄除師】の名家の一つである《羊谷家》の現当主〈羊谷 耀〉。
【厄除師】とは、平安時代から世の中の置き去され思念の塊になってしまった厄処理をしてきた一人である。
現在は、非公認として世間に認知されないように裏の仕事人として存在され
ている。社長である〈公主〉が国からの依頼、一般人の依頼などを受けてきた仕事を貰い、報酬を頂いて今日まで存在している。
公主からTELにて仕事の依頼を貰った彼女は、その詳細を聞こうと、公主が表向きで商売している[探偵事務所]に向かっている最中に過去を思い出す ーー
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-07 23:53:40
7999文字
会話率:14%
<あらすじ>
前回の、敵陣の一角にある富沢商会完封とポスの討伐、そして先代魔王が封印されたクリスタルチャームを取り戻したあとの、異世界惑星の一角。アガーレール王国。
オリエンタルな雰囲気が漂うその開拓地で、束の間の平穏を噛みしめるように
、国の文明は少しずつ発展していく。
そんな中、大陸南部では暗黒城付近での「怪しい目撃情報」を最後に、人々が次々と行方不明になっているとの黒い噂が流れはじめていた。
暗黒城の王座に君臨するは、冷たくも美しい、孤高の「魔女」として名高いチアノーゼ。
行方不明者の続出には、城の主である彼女の存在が、深く関わっている。
だがその力の正体は、彼女の胸元に飾られたクリスタルチャームによるものではないかと推測されており、それは強力な氷魔法ゆえ、誰も寄せ付けない邪悪さを放っていた――。
――――――――――
異世界に散らばったクリスタルチャームを集め、封印された仲間を全員解放するため、この異世界へと飛ばされてきた主人公・芹名アキラは、今日まで魔王直伝の炎魔法をはじめとする、幾つかの能力を“取り戻す”ことに成功している。
だが、それでもまだ全体の半分には及ばない。
異世界そのものも、古代の石碑や母神様の伝承等、依然として多くの謎が残っていた。
残る18個ものクリスタルチャームを探しにいくまでの休息も、そう長くはない。
アガーレール王国も、国の完全なる「平穏」と「調和」を得るため、現在は休戦中の敵陣との関係に白黒ハッキリつけなくてはならないと危惧していた。
いつまた、実行されてもおかしくない「敵陣の襲撃」を前に、主人公たちの戦力増強を兼ねた冒険は、まだまだ続くのであった――!
※暴力、および残酷な表現が含まれています。ご注意ください。
(前作 第1幕「カナリアイエローの下剋上」はこちら : https://ncode.syosetu.com/n4976ie/)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-07 19:00:00
105928文字
会話率:35%
この列車では人も鬼も神様だって皆平等、地獄に向かって一直線。
緩やかに進む地獄の前の最後の極楽。そんな所、楽しまなきゃ損でしょ。
喧嘩して博打して大笑いして、明日の敵も今日まで味方! 拷問するまでそいつは親友!
鬼と人と神様と色んな種族の色
んな奴らが地獄まで仲良く旅をする。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-06 18:47:00
477文字
会話率:10%
今日まで人という存在を見下し、多くの人間の命を弄んできた無慈悲で傲慢な鬼のミラ。
そんな彼女が天地を揺るがす死をきっかけに今まで軽視していた人間へと生まれ変わる。
しかしそれは表面上の話で……
人の世の常も、常識も知らない無知で無邪気
な元鬼のミラは、学校に通い、個性的なクラスメートや人々に囲まれて、波乱万丈な人の生活を送っていくことに!?
そんな人生の中で、"人とは何か'について学んでいく。
情、嫉妬、悲しみ、愛。
形成されていく「月夜野美来乃」という人としてのミラの人格。
徐々に芽生える罪の意識。
明らかになっていくミラの転生理由。
人と鬼の境地に苛まれたミラが行き着く先とは…
そして彼女と同時に、鬼のミラに殺められたひとりの人間もまた転生という不可解な事態に巻き込まれていた。
"鬼から人へと転生した'ミラと"人から鬼へと転生した'少年という、まるで正反対な境遇で育った二人がやがて交錯する…
そんな人と異種との物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-26 19:01:00
16228文字
会話率:29%
「……ふぅ」
今日も聖女としての仕事で疲労困憊の私。
軽く伸びをしてから自宅の扉を開けた、その時だった。
「あっ、聖女様が帰って来た!」
「わぁ、凄い! 本物の聖女様だー!」
「っ!?」
妹のドリスと同年代くらいの、二十歳前後の
二人の女の子が、私のところへ駆け寄って来た。
だ、誰、この子たち!?
「やっほー。おかえり、お姉ちゃん」
「――! ……ドリス」
テーブルに頬杖をついているドリスが、プラプラと手を振ってきた。
「えーと、あなたたちは、ドリスのお友達かしら?」
「はい! 今日酒場で知り合ったんですけど、聖女様の妹だって言うから絶対噓だと思ったら、マジだったんで、マジビビッてます!」
「ねー! 普通そんなの噓だと思うよねー!」
「オイオイ、フザケんなよお前らー。さっき奢ってやった酒代、徴収すっぞ」
「アハハ、ゴメンゴメンー!」
テーブルの上には夥しい数の酒瓶と、いかにも高そうなツマミが広がっていた。
またこの子は……!
私が仕事で汗水垂らしている間、昼間から酒場で飲んだくれた挙句、初対面の女の子を連れて自宅で優雅に二次会とは……!
しかもその酒代は、私が仕事で稼いだものである。
私が聖女になって間もない頃、家計が潤った途端、ドリスは仕事を辞めてしまった。
それ以来今日までずっと無職で、私のお金を使って贅沢三昧の日々を送っている。
流行り病で両親を亡くした私にとって、今やドリスはたった一人の肉親。
ついつい甘やかしてしまっていたのが、完全に裏目に出た。
仕事が忙しくて、なかなかドリスと向き合う時間が取れなかったというのもあるけど、そろそろキツく言わないと……!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-16 21:09:15
11686文字
会話率:50%
「今日は転校生を紹介する。さあ、みんなに自己紹介してくれ」
「は、はい。江洲場彩果(えすばさいか)といいます。よ、よろしくお願いします」
――!!
たどたどしくも自己紹介する転校生に、僕の目は釘付けになった。
サラサラの流れる黒髪に
、銀河が詰まっているのではないかというくらい、吸い込まれるような輝かしい瞳。
プルンとした甘そうな唇に、陶器のようにシミ一つない肌。
神様が生み出した芸術品とも言えるそのご尊顔に、僕は一目で恋に落ちた。
……美しい。
「えっ!!?」
……ん?
江洲場さんが、顔を真っ赤にしながら僕のほうをガン見してきた。
お、おや?
僕の顔に何か付いてますか?
「どうかしたか江洲場?」
「い、いえ! な、何でもない、です」
「そうか。江洲場の席は久留米(くるめ)の隣だ。久留米、今日は江洲場に教科書を見せてやってくれ」
「は、はい!」
うおおおおおお!!!!
これは何という役得!!
僕の今日までの人生は、江洲場さんに教科書を見せるためにあったと言っても過言ではない!
「よ、よろしくね、久留米、くん?」
「こ、こちらこそ!」
隣に江洲場さんが座った瞬間、そこがまるで神域かの如く神々しい空間になった。
嗚呼、天使や……!
僕の隣には今、天使が舞い降りておる……!
「はううぅ……」
「??」
またしても江洲場さんは耳まで真っ赤にしながら、両手で顔を覆ってしまった。
いったい江洲場さんの身に何が!???
「あ、あのこれ、よかったら一緒に見よ」
僕はそそくさと机を寄せ、江洲場さんに教科書を差し出す。
「うん、ありがとう、久留米くん」
そんな僕に、江洲場さんは天使の笑みを向けてくれた。
天国かなここは???
「はううぅ……」
「??」
江洲場さん???折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-03 21:10:48
4722文字
会話率:43%
ぼくが今日まで運営してきた、フェイスブック上の夢の遊園地・・・『ドリームランド』
への熱き思いを、簡潔に語りました❤️
キーワード:
最終更新:2024-02-05 22:03:25
763文字
会話率:4%
「お疲れ様でしたー」
バイトも終わり、コンビニを出る。
すっかり辺りも暗くなっていて、時期も時期だし、寒いことこの上ない。
とっとと家に帰りたいもんだ。
本当ならこの後、久しぶりに会う友人と飲みに行く約束があったんだが。
急な
用事が入ったということで、キャンセルされた。
まったく、あの野郎、メール一つだけ送ってきやがって。
まあ、バイト中に電話がかかって来ても困るか。
それはそれとして。
家に帰れば愛しの彼女が持っている、それだけで心が温まること間違いないだろう。
思えば高校生から今日まで付き合ってきて六年程たっている。
俺みたいなうだつの上がらないフリーターに付き合ってくれるんだから、本当に頭が上がらないぜ。
そんな献身的な彼女を思い浮かべながら気づくと自宅アパート前まで来ていた。
階段を上がって、自分の部屋までたどり着く。
さあ、今日の疲れを彼女の笑顔で癒すぞ。
そう思ってゆっくりと扉をあげたんだが。
「あれ?」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-31 12:11:40
3293文字
会話率:35%