『常世と現世と月結び』シリーズ最終章!
※「常世と現世と月結び〜薬学部二年の私は、常世で薬師見習いをはじめます〜」がシリーズ一作目、「〜もふもふ美男子と、同居生活をはじめます〜」がシリーズ二作目になります。
〜あらすじ〜
神様の消えた世
界。開かれてしまった五芒星の門。
常世と現世は崩壊の危機に直面していた。
止められるのは霊狐唯一の生き残りである葉月のみ。
共に闘うと決めた結奈は、そんな葉月と世界を救う旅に出る。
過酷な道の先で二人が目にしたものは、固く紡がれた縁だった。
道中には、恋人となった二人ならではの甘酸っぱいシーンやハプニングも。
※念の為にR-15を入れておりますが、グロテスクなシーンは控えていますので、基本的には全年齢対象です。
※毎週土曜日(11:30a.m)にアップしております。何らかの都合で投稿できないときは、Twitterにてお伝えします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-19 23:30:40
230314文字
会話率:25%
日本で、大学生として生活していた黒宮侑李は、オルトウェラ帝国の五芒星「ペンタゴン」の一席である。【銀雹公爵】グリバー家の5男である、「ユークリスト・フォン・グリバー」に転生してしまう。
就活もせず貯金もない、このままじゃニートになるしかない
、そんなところに渡りに船!!。相も変わらず自由に暮らそう。でもそこは問屋が卸さない。大陸最多占有面積を誇る帝国を巡る争いの先に。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-08 10:00:00
703710文字
会話率:20%
「素数語呂合わせ」だけでも読んで欲しいです。(第2話掲載)
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「どうすればいいんだろう……?」
将聖は考え込んでいた。
七夕飾りを作るため、折り紙で五芒星形を作ろうとしていたのだが、うまくいかずに悩んでいたのだ。
しかし、将聖
は決意していた。
この問題は、自力で解きたい、と。
そこへ同じ|学級《クラス》の優希が現れて……?
果たして将聖は、折り紙の五芒星と起こる出来事から、どんな結論を導き出すのだろうか。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-05 20:00:00
20771文字
会話率:29%
「イチゴンザレス、です」
「いや、それは ‥ 」
‥ 分かる。
なんで、イチゴンザレスが、『現実化して、存在してるか』と云うのが、問題。
イチゴンザレスは、ミカッパと並ぶ、ゆるキャラ案。
有力候補にまで上がったが、最終的にプレゼンに出
したのは、ミカッパ。
イチゴンザレスは、ミカッパに比べて、かわいさが足りなかった。
「なんで、イチゴンザレスが、生きてここにおんねん?」
「分かりません」
「ワシも、分からんねヤ」
ヨシノとイチゴンザレスが、揃って答える。
ミラノ(ミカッパ)のプレゼン資料は、リュースケのノートパソコンで、
イチゴンザレスのプレゼン資料は、ヨシノのノートパソコンで、
各々、独立して作っていた。
‥ ああ ‥ なんや分かったような気がする。
「ヨシノ」
「はい」
「お前の使っていたプレゼン・ソフトは、何や?」
「センパイとおんなじやつ、です」
「いつも使てるプレゼン・ソフト、やないんか?」
「こっちもプレゼンに掛ける可能性あったから、
『センパイのソフトと合わせといた方が、ええかな』と思て、
センパイからもらったソフトで作ってました」
‥ ああ ‥ それでか。
「 ‥ それやな」
「どれです?」
「PP」
「えっ?」
「プレゼン・パスポート」
「センパイから、もらったソフト」
「元凶は、そいつやな」
ヨシノは、小首を傾げる。
「はい?」
「いや、PPが元凶」
「いや、意味が分かりません」
「俺もよう分からんのやけど、
PPに載ったゆるキャラは、現実化するらしい」
「そんなアホな」
ヨシノが笑い飛ばそうとした時、リュースケの胸元が震える。
ガサゴソと、微かに音を立て、動く。
リュースケのYシャツの、第二ボタンが外れる。
ジリジリ、ジリジリ、外れる。
第二ボタンが外れると、一呼吸置く。
一呼吸置いて、そいつは急に、顔を出す。
バッと云う風に、顔を出す。
オレンジ楕円形で、頭に水平に乗せた、緑の五芒星。
確かに、ボタンを外さないと、顔を出せない。
「よっ」
そいつは、ヨシノに挨拶する。
ヨシノとそいつの眼が、合う。
ヨシノはそのまま、眼をズラして、リュースケの眼を捕らえる。
「センパ~イ」
「なんや?」
「これ、何ですか?」
ヨシノは、リュースケの視線を捕らえたまま、黒目だけをピョコンと一回、下方に動かす。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-12 10:35:16
25317文字
会話率:43%
田舎町のよろず屋魔術師アミュウ。
義姉ナタリアの縁談相手であるうさんくさい性悪牧師、聖輝と出会ってアミュウの運命は動き始める。
見合いの日、ナタリアをかどわかそうとする聖輝を相手に、姉を取り戻そうと奮闘するアミュウ。
「わが四方に五芒星は燃
えて、柱の上に六芒星は輝けり。因縁を断ち切れ!」
二人に縁切りのまじないをかけたら、思わぬ副作用で二人の記憶の一部が失われた。
さらにアミュウは不思議な夢を見るようになって……?
◆異世界が現地、昔ながらの王道ファンタジーです。美味しい料理にハーブティーが登場。魔術はカバラを踏まえた本格派。5話から物語が動き始めます。
◆アミュウの人生に作中歴史を絡めており、伏線と描写もりもり。設定ははじめチョロチョロなかパッパ。恋愛要素はビターかつサワーです。
◆筆者の描いた挿絵がございます。第三章までは毎話挿絵、第四章からはときどき挿絵を挟んでおります。苦手な方はお手数ですが非表示設定にしてください。(右上「表示調整」から「挿絵表示中」をクリック)
◆ノベルアップ+でも連載中。なお、最新話はこちら「小説家になろう」に掲載しております。
三部構成予定のうち、第三章にて第一部(カーター・タウン編)完、第六章にて第二部(ソンブルイユ編)完。
現在第八章(七章~西部編)連載中です。
◇第一章ではアミュウたちと聖輝の出会いが語られます。
◇第二章では新たな登場人物ジークフリートも加わり、過去へと伸びていく運命の糸はますます絡まっていきます。
◇第三章ではアミュウと聖輝の関係に緩やかな変化が訪れ、教会内部の勢力抗争が垣間見えます。
◇第四章は舞台を王都の玄関口、ラ・ブリーズ・ドランジェに移し、調香師の恋物語をお届けしました。
◇第五章、一行は精霊鉄道に乗ってとうとう王都ソンブルイユにたどり着きます。そして間もなく、アミュウは大切なものを失います。
◇第六章、消沈するアミュウは故郷カーター・タウンへ一時帰郷を果たそうとしますが……?
◇第七章、アミュウとジークフリートはクーデンへ。
◇第八章、アミュウは聖輝の退院を待って、独立戦争寸前のブリランテを目指します。
★Twitter企画「第二回いっくん大賞」文章力部門受賞。ありがとうございました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-14 06:30:04
896525文字
会話率:47%
――ウーラ、ウラウラ、ランラララー。ラーウーラーウウラララララー。ウーラン、ランララウララーララララーウウラン、ランララウラーウララララーウーラーララウラウラララララー
紅藤色の空。流れる小川。麦わら色の芝生のような大地が広がるウーラ
モス星。
そこで暮らすウーラモス星人は、やや丸みを帯びた五芒星のような形をしていた。ヒトデのような見た目と言ったほうがわかりやすいかもしれない。
彼らは単為生殖であるが親愛の情を伝えるように、ぎゅっと抱き合うことを好み、個体同士が近づけば必ず優しくハグを交わす。
歌と平和をこよなく愛し、彼らの小さな小さな星は常に優しい歌声が流れており、穏やか。まるで夢を見ている最中の緩慢な脳のよう。そんな優しい世界。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-02 11:00:00
942文字
会話率:6%
言霊陰陽師。それは、悪霊化した言霊を浄化させる仕事。
その血を受け継いだ女子高生、朱里。日々、浄化させる中で、通う学園に転校生がやって来る。
最終更新:2023-05-20 08:51:08
3495文字
会話率:41%
筏に乗った僕は、不思議な体験をする……。全3話で完結します。
最終更新:2023-03-29 07:00:00
1354文字
会話率:75%
大陸地図において山脈に囲われ隔離された世界。
この世界は外界では扱われなくなった魔法や姿を消した精霊の類が未だに存在する。
精霊と獣が住まう木国《スレイス》
神霊鬼族が住まう火国《アイラック》
地鉱種族が住まう土国《アスガルド
》
有翼種族が住まう金国《ブルタニア》
水棲種族が住まう水国《ウルネル》
この五国をもって五行世界《ごぎょうせかい》と言う。
太古の昔、この五国は自国以外の存在を認めず、お互いに干渉はせず、時には争いを繰り返していた。
そんな中、異世界から迷い込んだ一人の勇者によって五行連合が成立する。
勇者は五芒星のように五国を結んだ中央に街を作り各国の代表を集め住まわせた。
文明の発達に差があった状態ではあったが、各国の長所を共有することにより連合の技術力と文化度は一気に上昇した。
いつしか街は拡大を続け、国と見紛うほど大きくなった。
大きくなればなるほど各国は利権を争うようになり、連合内の関係は悪化していった。
戦を恐れた五国の王達はこの地を勇者に治めさせることに同意した。
名前のなかったこの国は闇魔法を操る勇者の功績を称えられ人々に呼ばれるようになった。
『大いなる闇の加護』を受けた国『レイオン』と。
栄華極まれば衰退のみ
万事築き難く壊し易し
人は往々に至高を求め
己の無知無能を解せず
他者の意見を受入れず
破滅への道を歩み行く
幾度も幾度も歴史は形を変えて繰り返す
果して終焉へと歩み始めたこの国で
愚者達は連鎖を阻めるのだろうか…
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-20 15:07:59
149768文字
会話率:47%
高校生でも大学生でもない間の自由人……僕は転移者となった。
★此度の舞台は、異色奇妙な国々を持つ宝石の国トウエイ。
拾(じゅう)のもののふ共が集いし我が国に、1つの鍵を賭け狂う熾烈な大戰。
天下人の座を賭けた戦乱の幕は黄泉より再び闇共
を呼び寄せた。
欲と策略、武力に満ちた殺し合い。
これこそが“付喪神と契約し力を得た”【付喪人】による異世界戦国拾騎乱舞にございます。
此度の主役はこの戦乱の世に迷いこんだ1人の【未来予知の転移者】。そして、あらゆる武器を混ぜ合わせる【一国姉の女侍】。“周囲の国と同盟”結び、いざ向かうは魔王城。はたまた女侍の母上の敵討ち!!!
これこそが付喪人シリーズ第2弾でございます!!!!
いざ、いざ、尋常に~勝負!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-15 01:34:31
725736文字
会話率:27%
守るべきは魔法使いか、それとも悪魔か人間か。
三上すすきは、祖父が経営する小さな書店で働いていた。ある昼下がり、掃除中にふと目についた真っ青な本。手に取ると、すすきは瞬く間に見知らぬ世界へと転移させられてしまった。
エルフランドと呼ばれる魔
法使いの国で、すすきは皇帝ハクトに「最後の歯車」だと言われる。そして、傍観者として国の行く末を記録するよう命じられ、防衛五隊と呼ばれる組織に関わることとなった。
はじめに出会ったのは、第三部隊隊長のシン・タイヴァス。少しでも打ち解けようと笑顔を向けるすすきだったが、シンは人間を嫌っていて──折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-11 13:03:52
119849文字
会話率:41%
トウキョウ都シンジュク区。
古の封印を解き、首都壊滅を謀る者がいた。
「私は、私の家族、友達、何より私が幸せと感じるこの世界を守る為ならいくらでもこの力を使う」
異世界で誰からも愛されずに死亡した須堂カノは今世を守るために戦い
に身を投じる。
「カノ、俺みたいに首突っ込む必要ないからな?それにカノはカノだ、気にすることない」
異能力を持ち、自然と巻き込まれてしまった比屋根コースケは健気にカノを支える。
「ふぅ、何だか危険なプログラムが組まれた気がするなぁ」
元高機能AIロボットの転生者、刑事の九葉隆はその特殊な眼を使い、人々を守る為に捜査を開始する。
2022年7月30日 開始
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-25 15:54:48
33875文字
会話率:39%
私は六紋社第六編集部の編纂する『月刊ジーランティア』に記事を連載している専属のライターだ。
担当は『クトゥルフ神話』である。
新連載予定の『クトゥルフ神話の秘密 日本編』の為のネタを探しているところだ。
しかしなんの成果もあげられていなかっ
た。
そんなある日、神話関連に関わる様なふたつの物が私のもとに現れた。
『五芒星の石』と『黄金のランプ』である。
それらの真贋を確かめる為、私は取材に向かったのだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-28 22:54:07
9729文字
会話率:32%
約100年前。インヴィリオ帝国、フェリミオス騎士国、ヴァルキュローズ戦王国、サリヴィエット魔法国、アリシディア公国の5カ国は常に戦争状態にあった。
しかし、長年の膠着状態が続き、疲弊しきった5カ国は和平への第一歩として、宇宙空間から衛星を落
下させ資源を抽出する計画、MES計画を行った。結果は失敗。世界最高峰の科学者達が集められた研究所は落下させた衛星の制御を誤り壊滅し、落下の余波は世界中を変質させた。
同時に、それ以降に生まれてくる子供達の中に不思議なエネルギーを持っている子供が現れ始めた。科学者達は研究の末、それらの人体干渉エネルギー物質を魔力と名付け、それら物質と特定の手順で構成された陣を以て発現される超常的現象は"魔法"という名で世界中に普及していく事になった。
だが、新たに人類が得た力はあまりにも強大過ぎた。
再燃した5カ国による戦争は、銃から魔法へと姿を変え、世界を戦火へと呑み込んでいく。
五芒星同盟が結ばれるまで・・・・・・
やがて、40年が経ち世界は転換期を迎えようとしていた。
学園バトルファンタジーです。
初めて書かせて頂いているので誤字や脱字など諸々あると思います。是非諸々指摘して頂けると嬉しいです。
題名はかいこくのペンタグラムと読みます。
この物語は銀き災厄の再世歌と関係する物語となっていますので、ぜひそちらも読んで頂けると嬉しいです。
【追記】
恐らくかなり先になりますが一章を一度纏めて修正を行いたいと思います。一章の中盤辺りまでは余りに見るに堪えない出来なので。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-08 20:45:52
351731文字
会話率:47%
世界の覇権をめぐる戦争があった。
『第二次魔導大戦』
夥しい犠牲者を出したその戦争で圧倒的な力を見せた五人の傭兵である魔術師。そんな五人を世界は恐れ、そして敬意を表し、“五芒星”と呼ぶこととなる。
戦争が終結し三年。
平和が訪れた世界
で過ごす五芒星の一人であるレイン。王国の辺境の街で過ごしていたレインのもとに、一通の手紙が届けられた。
ハルバス神聖王国最高峰である魔術学院、ルミエール魔術学院への入学の勧め。迷うレインであったが、それがかつての仲間の頼みと知り、レインは入学を決意する。
しかしレインには問題があった。王国内で非常に優秀な魔術師が集う学院だが、レインは魔術が苦手だったのだ。
わずか一種類しか魔術が使えないが、世界最強の力を有する魔術師であるレインが織りなす学院生活。
その行方は世界を救ったり救わなかったり、するのかもしれない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-02 23:13:15
512611文字
会話率:37%
以前に『魔法・魔術論』として投稿した後に、色々と思い付くままに書き足しました所、非常に長文となりましたので、別作として切り離し、投稿させて頂きます。
本作の内容は、
魔法陣について。
魔法円、シジル、ペンタクル、アミュレット、タリスマ
ン、チャームについて。
併せて、現代ファンタジー作品に於ける魔法陣に対する考察。
杖について。
魔法の杖として、スタッフ、ロッド、ワンド、スティック。
その他の杖として、バトン、メイス、セプター、ケイン。
そして、箒(ほうき・ブルーム)。
今後、また書き足すかも知れません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-23 07:31:37
8412文字
会話率:0%
最高神ティファ・ビシシェナエントにより、世界は、神、人間、魔族に分かたれた。
人の住む世界はマグノリア、メルカルス、ルドイルド、ラトリアナの四つの大陸に分かれ、人間は魔族、妖魔の影に怯えながら暮らしていた。
人間を
食料としか思っていない魔族とその下僕、妖魔から人々を守るために、魔導士、聖魔剣士という四大陸から称号を与えられた人々がいる。
魔導士は六階級。見習いが雫紋、初級が三日月紋、中級が半月紋、上級が望月紋、特級が五芒星紋、最上級が六芒星紋。それらの紋が額に現れる。
聖魔剣士は五階級。見習いが鉄、初級が銅、中級が銀、上級が金、最上級が白金。大陸ごとの印が押された指輪が贈られる。
しかし、鍛冶屋であった父が命を削って鍛えた聖剣「蒼真」を手に、父を殺されたシルヴェーラは蒼真と離れることなく聖魔剣士になるために、三年前旅に出た。シルヴェーラは唯一の六芒星紋の大魔導士デュマ・アルセウスに鍛えられ、金の聖魔剣士であり、望月紋の上級魔導士となった。
シルヴェーラは旅の途中砂漠で次元流砂にのまれ、マグノリア大陸からメルカルス大陸のヴァーゴの地に転移し、運よく王子ガルディエルに救けられた。ガルディエルの依頼によって剣術を教えるために水晶宮に留まったシルヴェーラは、王宮を守護している特級魔導士ディアゴ・ヴァルシュに会う。シルヴェーラは王子の酒宴に護衛として付くが、騙し討ちにあい王子達を操られてしまう。黒幕はディアゴ・ヴァルシュ。魔族最高神官だった。
ディアゴ・ヴァルシュが優勢の戦いの中、彼女の持つ蒼真が蒼い閃光を放った。全ての力を無にしたのは、蒼真の柄にある蒼水晶。ガルディエルの王家の緋水晶と共鳴していたのだ。
それを見たディアゴ・ヴァルシュが、驚きの真実を口にした。シルヴェーラが八年前行方不明になったガルディエルの許婚であり、ヴァーゴの聖者と呼ばれたセレフォーリアだと。
動揺し傷つきながら、シルヴェーラは魔族の命、第三の目を蒼真で貫いた。シルヴェーラは生い立ちを知るが、聖魔剣士として生きると決めた。互いに惹かれあったガルディエルに別れを告げ、マグノリア大陸へ恩師デュマと共に旅立つ。
この作品は「ツギクル」にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-30 03:47:49
56410文字
会話率:35%
Never Garden < 三芒星編 >の続編です。
ゴミ山で暮らす世界中の子供たちがある島に集められ暮らし、生きる喜びと力を自分のなかにみつけていくお話です。自分個人の中にあるものを発見すれば外に求める手をおさめ、ありのま
まの自分を腑に落として生きていける、都合の良い魔法でなく、人間の体と意識は自分の人生を創造することができるようになっていると彼らは経験を通して伝えています。
言葉も違う、見かけも違う子供たちは赤ちゃんが母親の感情と共に言葉を覚える能力を素直に使い相手の言語を自分たちの会話に取り入れ、いつしか島には世界語なる会話が生まれていきます。その能力は成長し、思考を自由に共有し合い、すぐれた発想を自給自足の暮らしに独自のテクノロジーとして取り入れていきます。
島に漂流した旅人は卓越した島の技術が子供たちの作品であることを教えられるとき、ジョーから「テクノロジーの進歩は人間の仕事ではない」とも言われます。
物に囲まれ、幾分生活が便利になっても、心落ち着かない社会に未来はなく、これまで幾度となく高度に繁栄し滅びた文明があったことを島の遺跡に教わる子供たちは、共鳴振動が物質として形をとるように、人との間にも共鳴によって創造されるものがあると決意します。
島で話される“世界語”ですが、それを島でただ一人の大人、ジョーは「地球語」だと、島を訪れた旅人に洒落っ気を込めて話します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-03 15:12:17
58001文字
会話率:25%
魔王軍幹部、【五芒星将】にして【吸血鬼王】のスコルツェニー・ルサールカは、異世界から勇者達が召喚された事を黄金の悪魔から報告を受けるが、大した情報を得られず、いずれ脅威になる勇者達に備える為に、異世界召喚の儀式を行なったゴンサレス魔導国に潜
入調査することにした。
しかし、それは建前であり、【吸血鬼王】を演じている【水の大精霊ルサールカ】は、彼らの力が神々によってもたらされているのを知っており、かつて、その【力の1つ】を巡って水の精霊が全滅寸前まで追い込まれた過去から、暴走する前に神々の力を返還して、元の異世界に帰還してもらう為に手を打つつもりであった。
…あったが、彼女の眷族と部下の眷族が同行を願い出てしまって…。
若い女の子に扮した【大精霊】が、チート能力持ちの異世界人より、化け物染みた味方に振り回されながら奮闘するお話。
『落雷ゴブリンのどたばた奮闘記』の世界観、人物名が使われてますが、別に読まなくても楽しめる作品になっています。
できれば感想、評価、よろしくお願いします。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-25 19:44:45
28615文字
会話率:51%
俺死ぬのか?
叔父さんの死んだ理由と真実が知りたい。……こんな現実から逃げ出したい。
そんな思いで逃げ込んだ森で、志穏は叔父さんのスケッチブックを片手に光に穿(うが)たれる。
目が覚めると、志穏は見たことも無い世界へ転移した。そして、
左手には見覚えのない五芒星の刻印。
どうなってんだよ……。これ!?
「 走って!! 」
見知らぬ街道の真ん中で、絶望する志穏の手を握ったのは、ベージュ色の髪の美少女、セシル。
彼女との出会いが志穏の運命を変える。
「この世界は"死んだ世界"だわ。」
そして知る。ここは人類が1度滅び、第2人類が生活する世界。それと同時に、『シェイル』という能力が世界に普及するファンタジーな世界、人が"人類"を管理するダークな世界だったことを。
困惑する中、志穏に突きつけられたものは──ゲームという名の殺し合いへの参加。
「ゲームをしようか。志穏君。」
志穏の存在が狂った世界を大きく揺るがす。
──叔父は一体何を遺したかったのか、何を志穏に伝えたかったのか。それを知るために時空を超え、少女たちと共に世界に抗う。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-12 20:00:59
154410文字
会話率:29%