高宮 春人(タカミヤ ハルト)は転生した地にて、武人としての才能が開花する。転生された場所は遺跡の宝を発見し、一攫千金を夢見る冒険者の街、アーカーシャ。
攻撃を避ける必要のない圧倒的な身体能力が春人の長所であり、強力なモンスター相手でもそ
れは変わらない。パートナーであるアメリアも最強クラスの魔導士であった。
2人組なのに協力しない。戦闘スタイルは各個撃破。切り込み隊長の春人と遠距離攻撃のアメリア。
1人で十分すぎる能力を発揮する為、2人で戦うということは想定されていないが、2人で協力して戦えばまさに無敵。個々の能力とコンビネーションでどんな怪物をもねじ伏せる!
遺跡の探索、モンスターの討伐、偶にデートやハーレム展開など……富と名声を上げつつ、街の人々とのふれあいも大切にしながら春人は異世界に君臨し始めた。
各国の思惑なんて何のその。第二の故郷であるアーカーシャの街を汚す輩は国家であろうと許さない! がんばれ春人! 彼の圧倒的な才能は大陸全土に響き渡る!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-10 11:48:41
485871文字
会話率:59%
我妻タマキは超陰キャコミュ症のネガティブ女子高生。家族以外は無関係な他人で、他人怖いと教室の隅すら居心地悪く過ごしてきた。しかし何者でもない、そしてネガティブな自分に嫌悪し「変わりたい」という想いを密かに抱いていた。
その「想い」は「願
い」となり、彼女は意思を宿した人形型の相棒──彼女の能力、リンカー──『ヒカリ』を現出させる。
タマキはマトモに戦うことは出来なくとも、並外れた観察力とヒカリとのコンビネーションで困難を『克服』するのだ。
彼女を鼓舞し、導いてくれるヒカリ。その能力の発現が、一人の前進が、人々を導く光となる。
キーワードは『克服』! 大切なのは「相手をよく見て寄り添うこと」!?
自分の恐れを乗り越えて、困難を克服する新感覚能力バトル! 日常生活も恐れない、陰キャとかコミュ症なんて言わせるな!
陰キャな現代人にこそ送る日常系能力バトル!
──これは、一人の『子ども』が自分を『克服』する物語。『大人』になるのではなく『一歩ずつ進む』ために──
この物語はフィクションであり、実在の人物・団体とは一切関係ありません折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-07 07:30:00
179365文字
会話率:60%
舞台は二〇三五年、とある港町バリータウン。人間ともうひとつの知的生命体『ハザード』が存在する世界。
夏の終わりころ、町では毎週のように行方不明者が現れ、その数は十名以上に及んでいた。主人公である警察官シュートはこれを調べていたが、実の妹
であるマーシュまでもが行方不明になってしまう。なんとかマーシュを探し当て一度は助けられたものの、後日、マーシュは浜辺にて水死体で発見される。
実はこの事件は、人間をハザードに変える能力をもつハザード、ジェイニーが引き起こしており、マーシュもジェイニーの能力で怪人にされていたのである。その結果、急激な肉体の変化によりマーシュは精神が分裂し、自殺したのであった。シュートは強い執念と偶然が重なりジェイニーと巡り会うが、自らもまた、ジェイニーに襲われてしまう。そしてハザードとして変身能力を得るのであった。
〈人物紹介〉
○警察陣営
・シュート・ビート……主人公その1。男性。味方陣営の中で唯一飛行能力をもつ。巨大な羽をつかって暴風を起こして攻撃することもできる。ジェイニーに針を刺され、人間からハザードへなった男。
・ルーリー・サイラス……シュートの相棒の女性警察官。
○バナグラス一家
・ハルト・バナグラス……主人公その2。高校生でアメコミが好き。ころしを嫌う。クモの特質をもつハザード。
・ソラト・バナグラス……一六年前を舞台にした「変身世界のグルメパーティー」にも登場した、ウサギの特質をもつハザード。巨大な耳は広範囲の音を聞くことができる。妻と二人の子がいる。
○グリーンコアカンパニー(怪人陣営)
・ジェイニー・フライ……蚊の特質をもつハザード。シュートの妹の仇。
・セイド・セコム……バラの特質をもつハザード。バネッサ・セコムの実の弟で、バネッサとのコンビネーションは抜群。
・ナイン・ナッシュ……サルの特質をもつ上級ハザード。身軽な動きと本人が取得したカンフーによって多彩な技を繰り出す。
・ロデス……オケラの特質をもつハザード。
・ザイラス……サイの特質をもつハザード。ジェイニーの針に刺され、人間からハザードになった。
・バネッサ・セコム……アルマジロの特質をもつハザード。セイド・セコムの姉。
・ボス・ボルカニック……カンパニーのリーダーで、ボスと呼ばれている。能力は分かっていない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-04 06:00:00
116330文字
会話率:44%
・助川は、ミート三九二のジムに所属するキックボクサー。
・格田トレーナーの指導の下、腕を磨いている。
・助川は、戦績優秀者八名が参加する、
ストロングエイト・トーナメントに参加することになる。
・優勝者は、世界チャンプと言ってもいい、
IKGPチャンプへの挑戦権が与えられる。
・助川は、一回戦の相手、悪代官戦法の山吹越後選手に、
必殺技のイン・ローで勝つ。
・続く準決勝も、ニセモノ戦法のコローケ清水選手に対して、
これもイン・ローで勝つ。
・決勝戦の相手は、大物と言っていい、
現JKWPチャンプ(日本チャンプのようなもの)の、
オカダカズヒコ選手。
・助川は大苦戦し、敗北一歩手前まで追い詰められる。
・が、《イン・ロー コンビネーション2.0》を繰り出し、なんとか勝つ。
・試合中、助川は、自分(精神=メンタル)の中の
相棒(身体=フィジカル)と対話する。
・対話のお蔭で、ピンチを脱することができる。
・試合後、助川は、相棒に話し掛ける。
・感謝を込めて、話し掛ける。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-31 10:56:00
8677文字
会話率:26%
召喚獣、それは契約に応じて術者に力を与えてくれる存在である。
火、水、風、土、光、闇、無属性等の魔法エネルギー、
多様で純粋な物理エネルギー、
大小さまざまな体形を活かしたコンビネーション、
多重召喚による数の暴力、できることは正に多種多
様だ。
その力故に契約自体の難易度が高く、契約対象にも相性がある。
それでも同じ世界に住むものであれば、
お互いの合意に基づいて代償を決めて協力できるだろう。
だが、別世界から呼び出す場合、特殊な事情があるのだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-14 17:00:00
823文字
会話率:9%
性悪な女医と不運な助手が営む異世界診療所。天才女医の奇想天外な治療法と、気苦労が絶えない助手の奮闘が交錯し、笑いと感動が絶えない日常が繰り広げられる。
患者たちは、どこか憎めない性悪女医の治療に驚き、助手の心労に笑いと慰めを見いだす。
いつしか彼らの魔法クリニックは奇跡を起こす場所となり、患者たちが抱えるさまざまな悩みや不幸に寄り添い、笑顔と希望を紡ぐ。
患者と医者、そして苦労屋な助手という異色のコンビネーションが織りなす、心温まる異世界ファンタジー(当社比)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-06 02:13:22
5748文字
会話率:54%
その身を武器に転ずる〈武器師〉とそれを用いて異形たちを打つ〈封印師〉────両者は二人一組でこそ、真の力を発揮する。
〈封印師〉の見習いである時雨沢シンヤは、幼馴染で自らの相棒でもある〈武器師〉黒鋼トウカとの関係に悩んでいた。性格は真逆
、コンビネーションも最悪。それでも二人は奥義たる〈人器一体〉を完成させなければ、ならなかった。
トウカの姉であり現最強の〈封印師〉黒鋼カサネにビネーションも最悪。それでも二人は奥義たる〈人器一体〉を完成させなければ、ならなかった。
一方で、最悪の異形たる〈八災王〉を蘇らせようとする一派〈リベレーターズ〉 が暗躍を始めた。彼らの第一目標は〈八災王〉の封印を管理する一族・黒鋼家を根絶やしにすること。つまりはトウカを暗殺することであった。
すこしずつ狂い始める日常。それでもシンヤとトウカは互いの大切なものを守れるのか?
二人で一つの刃が今、数多の異形を斬らん! 幼馴染刀剣ハードアクション・連載開始!
※ 毎日夕方6時ごろ更新予定折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-29 21:00:00
87307文字
会話率:43%
犬の村に住む、ある程度の人気者のワン太郎は、周囲にハートフルな笑いと、ユーモアを振りまく好青年です。正義感あふれる彼のまわりでは、予想外の出来事が起きてきて、さあ大変!しかし、ダジャレが好きな明るい彼の仲間たちには、ソウルメイト風の猿モンキ
ー、どこからか、突然現れる雉のお姫様、雉(キジ)ヒメ、そして、桃からうまれた赤ちゃんのくせに、兜をかぶった桃カブトというおちゃめなキッズが!そんなタフな仲間たちと一緒に、ワン太郎は、どんな過酷な状況の中でも、真剣になればなるほど、ゆるい笑いに変えてしまうほどのコンビネーションが見られます。この物語は、そんな能天気ながらも、何事にも全力で立ち向かう、彼らの冒険絵巻です。
マインドフルネス、リラックスにどうぞ!※注意 笑ってはいけない場所(電車、バスの公共機関の中、カフェなど)での読書をお勧めしております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-04 11:34:14
2213文字
会話率:0%
人違いするか。山開きのシーズンだぜ。
最終更新:2023-07-05 08:07:19
756文字
会話率:100%
『魔法使い探偵アデュレイ』は連作小説の構成です。
1. ジェーン・ドウの証言
2. 月都の門
*
辺境伯として名を馳せるレディ・シファールから国際倶楽部のサロンに招待されたアデュレイは、タローカードで未来を予見する不思議な少女・エラと出会
う。彼女の残した一枚のカードには、ある人物の名前が書き込まれていた――。
*
『魔法使い探偵アデュレイ』の第2作目。従者とのコンビネーションと魔力感知の実力を遺憾なく発揮して、エルフェスの貴公子アデュレイが事件を解決に導いていきます。
*
本作は、本サイトのほか、「カクヨム」にも掲載しています。
本作の無断転載、無断複製、無断翻訳および無断朗読を禁止します。あしからずご了承願います。
请注意,禁止未经许可的复制、转载或翻译。
Unauthorized reproduction or translation is prohibited.
Please note that this is a legal obligation.折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-18 18:00:00
101380文字
会話率:47%
双子の姉妹であるステラ・ノヴァとエステル・ノヴァは、アストライア王国において最強クラスの退魔師である。姉ステラは遠距離攻撃を、妹エステルが近距離攻撃を得意とし、華麗なコンビネーションによって各地で猛威を振るう魔物を討伐していく。
「エス
テル、一気に敵を倒すよ!」
「ステラ姉様、私が先行して斬り込みますから援護をお願いします」
信頼し合う二人の前に魔物は蹴散らされ、王国の民達は守られてきたのだが、強大な魔女などの新手が次々と現れて大忙し。二人きりの平穏な時間を邪魔する魔物への怒りと共に、今日も戦場を駆け抜けるのであった。
行方不明の母親代わりに面倒を見てくれる祖母や、一方的にライバル視してくる金髪ツインテール少女らと関わりながらも戦いの日々を送る中、王国に更なる不穏が訪れようとしていた。大昔に絶滅したはずの魔龍の影、魔物を活性化させる何かなど……
「エステルのためにも勝つ!」
「姉様とならどこまでもイける!」
果たして、双子は大いなる脅威を討ち払い、お互いを守り合うことが出来るのか?
これは、しっかり者の姉ステラと、シスコン系妹エステルが織り成す百合ファンタジー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-25 13:14:15
172043文字
会話率:58%
その名探偵、究極の無口につき、取り扱い注意。
現役の女子高生ながら、実績のある探偵として名をはせる少女、八重野藍。
推理力、調査力、記憶力、フットワーク……あらゆる探偵能力に秀でた彼女は、なぜか誰とも頑なに言葉を交わさない、とにかく無口な
少女であった。時にマイペースに、時にひっそりと、可憐にして強烈な寡黙探偵は、今日も鮮やかに依頼をこなしていく……。
そんな藍をそばで支えるのは、親友の山辺桜。
何も喋らない探偵に代わり、その足跡を追って推理を代弁する“代理人”である。時に藍に振り回されながらも、藍への絶対的な信頼と抜群のコンビネーションで、彼女の探偵調査をサポートし続ける。
二人のもとに舞い込んでくる不可解な事件。いかにして真実を見つけ、解決へと導くのか?
少女二人が織りなす新感覚の探偵譚、ここに始まる。
※文学賞用に執筆した作品を改稿しました。
※毎週金曜日12:00に更新予定。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-10 22:00:00
272344文字
会話率:55%
都会でのストレスフルな生活に疲れた茨城 獅童(いばらき しどう)は、亡くなった祖父の土地を相続して田舎へと引っ越した。
だがその地は普通の土地ではなかった。敷地内にある犬江山は異界と繋がり、妖魔の蔓延るダンジョンへと化していたのである。
そこで出遭ったのが、人間から妖魔である鬼へと変貌し、封印されていた朱里という美女だった。
それから半年後。獅童は文字通り鬼嫁となった朱里と共に、犬江山ダンジョンの攻略に精を出していた。そこで得た素材や攻略報酬を使い、生活費を稼ぐために。
鬼嫁の朱里は棍棒の代わりに釘バットを片手に無双し、獅童が後方から支援する。二人の生きのあったコンビネーションで、攻略は順調かと思われたが、彼らを阻む者たちが現れ――。
なぜ犬江山は異界と繋がり、ダンジョンとなってしまったのか?
どうして人間だったはずの朱里は修羅の鬼と変貌してしまったのか。
長閑な田舎の村に起きていた悲惨な事件の真相が、現代に生きる獅童たちによって明らかとなっていく――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-14 23:21:16
24119文字
会話率:51%
14歳の中学3年生、日上蓮とその親友の水上芳は学校へ登校中、蝶を追いかけ異世界へ!?二人のコンビネーションは異世界でどこまで通用するのか、現世での知識と新しく得た「能力」を生かし...
最終更新:2023-01-15 19:51:04
6104文字
会話率:44%
真田 力は、昔から幼馴染兼親友の太刀川 友の事がなによりも大切である。
友は世に言う主人公体質だった。そんな主人公体質のせいで厄介ごとに巻き込まれる友を守る為、修行していた力は、また、色々あって魔法少女になってしまった。
魔法少女にな
った力は、何故か男のなのに男のまま魔法少女?になれる友と敵と戦う話ではなく、一緒に戦ったら圧倒的なコンビネーションに、友に群がる女どもが嫉妬する為、仲間が来る前にさっさと敵を倒す。そんな物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-09 18:00:00
7826文字
会話率:61%
Sランクパーティ【英雄の誉】を追放されてしまったゾイド・ペンタークは道端でスライムに助けられた。そのスライムを試しにテイムしてみるとまさかのチート能力持ちだった!!ゾイドはスライムとクエスト攻略を進めていく内に絆を深め、やがて同化。単体でS
SSランクモンスターさえをも撃破するに至る。一方その頃、ゾイドを追放した【英雄の誉】では異変が起きていた。なんと、Aランクモンスターにすらまともに攻撃が通らないのだという。実は彼らがSランクパーティとして活躍で来ていたのはゾイドが釣れていたモンスター『アガド』の「絶対王者」という能力のお陰だったのだ。それを知らずにゾイドを追放した【英雄の誉】のリーダーマッチョスは焦るあまり、とある策を画策するがゾイドに看破され、【英雄の誉】は完全に破滅するのであった。これはゾイドがスライムとのコンビネーションで無双し、やがて最強へといたるまでの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-02 21:45:07
171312文字
会話率:44%
ロボットを拾った。それも巨大な、人が乗って操縦する類のロボット。
それを乗れるようになってヒーローになれるかもと思ったけど、実際問題そんな夢見がちな展開は無く―――と言うか現実は残酷なまでに絶望的なものだった。
いうなればそれはタブー
だ。俺はそんなタブーを厨二心の憧れで手を出してしまい、地獄という名の現実に突き落とされた。
それは比喩でもなく本当に地獄だったと言える。突然意味も|理由《わけ》も分からず命を狙われ、気が付けばまわりは殺意むき出しで襲ってくる敵ばかり、死と隣り合わせが当たり前の日々で今生きていられるのが不思議なる、これが地獄でなかったら何だと言うのか?
この先の見えない絶望に何度も挫けたけど、それでも心が折れる事はなかった。
何故なら俺には、頼れる相棒がいたからだ。
これは世界の表面下で巻き起こされた、巨大ロボットに始まって巨大ロボットに終わる2人の男の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-14 18:00:00
1350229文字
会話率:31%
最強でもハズレでもない、普通のスキルしか持たない主人公、六帝我王。しかし我王は、この世界唯一の複数スキル所持者であり、それらを組み合わせれば格上の敵をも倒しうる!
全114話。既に書き溜めてありますので毎日更新。エタることもありません。
カクヨム ノベルアッププラスにも掲載!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-19 21:06:28
309391文字
会話率:54%
猫娘にして僕っ娘格闘家のコボと牛娘にして俺っ娘尼僧のアキは冒険者の百合カップル。
ある街のある晩、まとまった休暇をとるべく借りた家にいるときそれは起きた。
寝物語に怖い話をしたがるコボと、怖い話が苦手なアキが仲良く喧嘩しているおり
。突然、嵐が始まった。
怖がるコボをよそに、家の玄関が何者かによって叩かれる。用心しつつコボが扉を開けると、まさに怖い話にでてきたのと同じ仮面が軒先に転がっていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-19 17:49:23
4135文字
会話率:41%
剣士志望、剣道一直線少女、国東友加(くにさきゆか)。父は公安、母は桜田門、兄2人は京都府警というまるで隠密一家のようなメンバー構成の家に生まれ育った。ちなみに父と母の結婚は、立場的にマズイコンビネーションなので、子ども3人を国東籍に入れる時
だけ結婚届、出生届、離婚届と続けさまに出してクリアした。気の毒。結婚式はおろか同居だってしていないのに、なぜ夫婦なのか誰にもわからない。真実の愛なのかもしれない。友加と兄ふたりを育ててくれたのは、両親ではなく京都のでかい木造家屋に住む国東の祖父母である。
コロナ禍の真っただ中で迎えた高校3年の夏休み、鞍馬の山裾にある道場で朝稽古に励んでいた時、突然光に包まれ、現在の東京都文京区、根津神社付近に飛ばされてしまう。そこで襲撃されている女性を助け、お家騒動に巻き込まれていく。助っ人は、桜田門の検死医、森田幾絵、そして、上の兄の部下、捜査四課の古谷虎蔵。
3人は無事に事件を解決して帰還できるだろうか。がんばれ。
時代劇仕立ての推理っぽい、ギャグの入ったお話です。作者の合いの手がうるさいかもしれません。主人公が現実感のないままに環境に適応していく様を描いたつもりです。ギャグメンタルがないとやっていけない異常状態なのです。
江戸の人口およそ80万人、男女比1対2。車も電柱もない時代の東京に行ってみませんか?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-10 22:40:36
100128文字
会話率:49%