「昔、三人の女神に求婚をして殺された、愚かな男がおりました」
そんな昔話に語られる〝愚かな男〟は、百年後、公爵家の三男へと転生する。
『テオドア』と名付けられた彼には、前世と同様に、魔力がなかった。
貴族の家に生まれたからには、魔力は必須
である。
公爵家を取り仕切る第一夫人と異母兄たちは、「魔力無し」が家にいることが許せないらしい。
テオドアは幼い頃から、平民出身の第二夫人である母とともに、公爵家の敷地の隅に建つボロ小屋へ追いやられていた。
この世界には、『神』はいるが、『最高神』がいない。
遥か昔、最高神が消滅したとき、世界は大混乱に陥った。
ゆえに、神々は、自分たちが選び出した人間を〝依代〟とし、今は亡き最高神の権能を譲り渡すことによって、世界の均衡を保っていた。
〝依代〟は、選ばれれば大変な名誉だ。百年に一度、『光の女神』が選んだ五人の少年候補者が、〝依代〟の座を賭けて争う。
だが、〝依代〟候補に選ばれるには、魔力が必須。
魔力の無いテオドアには、関係の無い話だ。
――そのはずだったのに。
何故か『光の女神』に見出され、成り行きで〝依代〟候補者となったテオドアは、さまざまな人と出会い、あらゆる女性(人外含む)と恋愛フラグを立てつつ、心身ともに成長していくこととなる。
これは、「一族の恥」とまで言われて虐げられた転生公爵子息が、成り上がって世界を統べるまでの物語である。
※第一部完結までは毎日更新、その後は隔日更新か曜日固定更新に切り替わる予定です。
※構成では、全四部(+α)になる予定です。
※〝徐々に〟ハーレムです。ハーレムになることは確定しています。
フラグは比較的すぐに立ちますが、それぞれとくっつくまでの過程はじっくり描かせていただきます。お気を長くしてお待ちください。
※カクヨム様にも投稿させていただいております。カクヨム版が先行です。
題名:『最高神の〝依代〟』(副題なし)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-03 08:11:48
814707文字
会話率:35%
本作品はアンダーライン(https://ncode.syosetu.com/n8961jr/)のスピンオフ作品です。本編を読まずとも楽しめますが、読んでいただくとより楽しめます!
***
★あらすじ★
嶽中の千手:その日、松本に入った連
絡は【住】地区十七番街〈ロー〉の遭難者捜索への支援要請だった。同行者が忽然と姿を消した、という通報者の言葉の意味するところとは。
池の底:その日、部下から志登に訴えられたのは『閉館したはずの旅館から声がするという通報で業務が妨げられている』というものだった。廃屋の探索で気がついたことは。
***
★部隊設定★
世界の東端に位置する都市国家〈ヤシヲ〉。
技術戦争〈世界を滅ぼす〉大戦の後に成立した都市国家であり、法治国家として通常の国家と同様に存在している。国は四つの地区より構成される。
【中枢】地区:自警団をはじめとする国の主要政府機関が集まっており、政府関係者、自警団の人間の住まいも有している地区である。国の中央機関に相当する。
【貴賓】地区:貴族が住まう地区。〈世界を滅ぼす〉大戦後、三条院、五条院、六条院、八条院の四つになった。【貴賓】地区への出入りは制限されており、自警団の一部、政府関係者以外は出入り不可。
【住】地区:一般人が住んでいる地区。住宅街だけではなく、繁華街や飲食店などもこちらにある。ギリシア文字で二十四の地区に区分けされており、文字が後半にいくほどいわゆる田舎になる。
地下街:詳細については一切不明。一部の自警団の人間と【中枢】地区の上層部のみが立ち入りの権利を有している。中枢地区の真下にある。
★自警団〈アンダーライン〉
国における警察任務を請け負う組織。五部隊で構成されており、四部隊は【住】地区の警備・治安維持を実施、もう一部隊は【貴賓】地区の警備を実施している。
★科技研(科学技術研究局)
自警団に関わる、関わらないによらず様々な研究を取り扱う。入局は自警団とは別個に行われており、現役の局長(階級は上級)の判断に任される。大学を卒業した者が入局することが多い。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-03 06:30:00
14378文字
会話率:63%
アステロイドベルト付近に位置するスペースコロニーのアストロメリア。このコロニーの国家警察が所有するアンドロイドのオルフェは、人間の下で不満を言うことなく働いていた。ある日、火星のアンドロイド居住区からガイノイドが逃げ出して、輸送船でアストロ
メリアに向かったという情報が入る。破壊を命じられたオルフェは、ガイノイドの捜索にあたるのだが……。
オルフェウスが死んだ妻エウリュディケを冥府から連れ戻そうとする、あの有名なギリシャ神話をモチーフとしたSF小説です。
※他サイトにも投稿しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-02 11:58:31
8350文字
会話率:32%
現代の日本にギリシア神話に登場する二人の女神が転生し、母と娘として覚醒した…アテナとニケである。
彼女達二人の周りで、古(いにしえ)よりの妖(あやかし)や現代の最新テクノロジーによって生み出された怪物達が跳梁跋扈(ちょうりょうばっこ)し始め
、日本だけでなく世界をも支配しようと暗躍する組織との戦いが巻き起こる。
敵が動き始める一方で、二人を守り共に戦う正義の者達が立ち上がる…
様々な思いや権謀術数が入り乱れた争いの火ぶたが、日本を舞台に切って落とされた。
二人の女神は愛する日本を、愛する人々を守り抜く事が出来るのか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-28 16:42:38
32541文字
会話率:29%
掟の女神テミスは、神々の王ゼウスの2番目の妃だった。
けれど、神妃という座を退いた今もなお、彼女はオリュンポスの傍らに立ち続けている。それは愛のためではない。世界を律する秩序と理のため——。
ゼウスの新たな正妻となったのは、結婚と家庭を司る
女神ヘラ。叔母でもあり、前妻でもあるテミスに対し、彼女は憎しみも嫉妬も抱かない。ただ、理解しきれぬ感情が、胸の奥で静かに渦巻いていた。
そして、誰も知らぬ場所から二人を見つめる声がある。
それは最初の妃、深き叡智を持つ女神メティス。
彼女はかつてゼウスに飲み込まれ、その精神の奥底で、今も静かに“思慮”として生きている。
掟か、愛か、それとも思慮か。
神々の王のもとで交差する三つの在り方が、今日も天上の秩序を形づくる。
これは、“妃ではなくなった女神たち”が、それでもなお大神の傍に在り続ける物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-10 17:34:40
2694文字
会話率:26%
古代ギリシアのとある街。
壮絶な過去をもつ孤高の美少年テオは、悪夢に苦しんでいる。
アカデミアで、音楽好きの陽気な少女アンナと出会い、心の暗闇がだんだん消えていく。
テオは彫刻の才能があり、やがて、神殿の女神像を見事に彫り上げる。
女神像は
美しく、まるで生きているようで、「夜には、歌い踊り出す」と噂されるほどだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-10 17:10:19
36654文字
会話率:23%
「シュー・シャイン」とハーデース。ギリシア式の冥府について。
最終更新:2025-04-14 06:04:09
1716文字
会話率:7%
ある夏の日。東京の公園に不思議な少年が現れた。
なぜか長袖長ズボン、コート、マフラーを着込んでいる。
不審に思ったおまわりさんに声をかけられるとこう答えた。
「母は大地(だいち)に。父は天(てん)に。息子の僕はクロノス。きょうだいは1
1人いるんだ」
少年は、遠い昔ろうごくに封じられたギリシアの神、クロノスだった。
ゼウスに『釈放(しゃくほう)してほしいなら、今日から一年のあいだ人間として暮らせ』と言われていたのだ。
クロノスが囚われていた数千年の間に、人間界は大きく変わっていた。
はたしてクロノスは人間として一年生き抜けるのか。
これはギリシアの神々が現代日本で暮らす、ほのぼのコメディ。
作中に登場する人物・お店・ちっさな公園等は架空のものです。歌舞伎町に行ってもゼウスの店はありません。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-13 21:29:45
5097文字
会話率:44%
太陽神ファルカシュは結婚式の日に花嫁を略奪された過去をもつ。数百年の時を経て、かつての恋人であり、今は人妻となった月神ネリの娘であるイリエスを幼子の頃から保護者のように大切にしていた。いつしかイリエスが年頃の美しい娘に成長したとき、ファルカ
シュは彼女を愛する恋人として抱こうと決める。しかし、彼女の父である夜の神シルベリオスは可愛い娘をいまだ幼い子供と思っており、夜は娘に男を近づけさせない。ファルカシュは恋人イリエスと二人きりの甘い夜を過ごすため奮闘するが、父はこの世で最強の戦士であり、その娘イリエスも計り知れない力をもつ。無邪気で可愛いイリエスが大好きなのに、父親に邪魔され、恋敵も出てきて、肝心の恋人イリエスもなかなかのお転婆だ。ファルカシュは2度目の恋を成就できるのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-29 18:27:54
26197文字
会話率:54%
結婚式の夜に目を覚ますと、愛しい夫が泣きそうな顔をしている。何かおかしい、少年らしさが消えて、夫はいきなり大人の顔になっていた。「君は記憶を失った。私たちは結婚してから5年が経っている」それから夫に溺愛される幸せな日々を送るが、彼は私と閨を
ともにしない。ある晩「抱いて」とお願いすると、夫は言った「君を抱くことはできない」「どうして?私たちは愛し合っていたのでしょう?」彼は泣いて、泣いて、私を強く抱きしめながら狂おしく叫んだ。「私の愛しい人。ああ、君はもう私を愛していないんだ!」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-21 15:09:13
12374文字
会話率:41%
紀元前500年頃。古代ギリシア。
正史では、ペルシア戦争が勃発していた時代だが、その真相は全く異なる。
各国家は、ストーンを用いて戦いを展開した。ストーンを保持するものは、その理不尽な力から、古代ギリシア神話の戦いの神に由来する、「アレ
ス」と呼称された。
彼らの基礎的な身体能力は格段に上がり、さらに特殊な能力「カオス」を扱った。
アレスの登場後、各国家の争いはさらに激化した。そんな世の中に、人々は疲弊し、その終末を望んだ。その願望に必然と時代が呼応したのか、世界に挑むものが現れた。
これは、彼らの戦記である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-03 03:24:44
1246文字
会話率:33%
紀元前323年アレクサンダー大王は、アラビア遠征を目前に控えていたが突然熱病に倒れた。しかし、アフリカから来た医者の持ってきた薬草による施療で大王は驚異の回復を遂げた。こうして、大王のアラビア遠征は予定通り行われることになった。
富山秀樹氏
の書いた異アレクサンダー戦記を司馬勝海が堂々とリメイク!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-13 16:00:00
11724文字
会話率:13%
ギリシア悲劇でよく知られる英雄オイディプスとイオカステの物語。
物語の内容は悲劇や神話では語られていないふたりの破滅以前の、反映するテーバイ時代の出来事。
二人は結婚し、ともに協力し合って国を繁栄させるが、イオカステは自分が夫オイディプスの
実母であることを次第に疑うようになる。
近親相姦のタブーを犯したことがほぼ確実となって苦しみ悶えるが、イオカステは国のためにどうにか自分を保とうと真実に抗い続ける。
ソフォクレス作悲劇『オイディプス王」の出来事以前の空想物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-25 15:28:28
14724文字
会話率:5%
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はるばる異世界へとやってきた、旅するBBAヒロイン! その名は、瑠奈(ルナ)!
若者だらけの異世界では、さらに年長者としての自覚を促され、すっかり高齢女子ポジションに落ち着いてし
まう!
終活に目覚め、西へ東へ! こうなったらもう、異世界に骨を埋めてやる覚悟!!
と、思ったら!
若き傭兵リュギオンに求愛されて、大困惑!
老い先短いBBAヒロイン! 瑠奈(ルナ)の明日はどっちだ⁈
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【瑠奈(ルナ)】
若年層には属せない年齢(※35歳以上確定)。ゆえに、BBAヒロインと、本人も自嘲的に認めている。
異世界転移をして、リュギオンたちのいる世界へとやってきた旅行者。
【リュギオン】
若き傭兵。規格外の強さを見せる、英俊豪傑。
辛辣な口調で悪態ばかりついているが、瑠奈(ルナ)のことが何より大事。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-21 15:03:36
165299文字
会話率:34%
世田谷区等々力在住の中学生男子である語り手は、出先の渋谷での映画観覧の後、転校して間もない同級生である来栖檸々と出くわした直後。渋谷駅スクランブル交差点で大量の血液のような液体が突然降ってくるという大勢の人を巻き込んだ異常な現象に遭遇した。
戸惑う語り手は日頃の習慣から般若心経を唱えていると、なぜか現象は収束し、液体を頭から浴びた来栖を自宅まで送る。再度、来栖の家を訪問した語り手は来栖から自分が魔女の血を引いていること、祖母から習った唯一の魔法をストレスから行使して先の異常な現象を引き起こしたこと、その魔法とは液体を身体の所定の場所につけてから自分にとって印象深いテキストを朗読することで内容に応じた願いが叶うというものだということ、来栖は現象を止めるすべもないままその場に留まることしかできなかったことを説明する。来栖は語り手が般若心経を唱えることで現象が止まったと解釈し、以後語り手に気を留めるようになる。
渋谷駅前での異常現象捜査を担当する真野は、文化人類学を研究する大学非常勤講師・筒井から原因を人為あるいは超自然現象に求める方向で意見を聞く。事件当時の監視カメラの映像から一人だけ現場の中心に向かって行く来栖の存在と、来栖の事件前の行動を割り出した真野はその映像を筒井に示す。筒井は渋谷に拠点を持つ一大私鉄グループTEの創業者・六連星厚彦(むつらぼしあつひこ)が魔女宗というカルト教団に傾倒しており、事業の守り神として教団関係者=「魔女様」を特に信仰していたことを説明、古書から六連星と魔女が写った古写真を示す。魔女の顔は来栖と瓜二つだった。
肺がんを患い、先の長くない筒井は人生に絶望し、これまで研究してきた形式的な儀式とは異なる、本物の魔法を実際に使って、社会を混乱させようと企む。まず、アポロドーロス『ギリシア神話』からプロメーテウスが人類に火をもたらす一節を朗読して魔法の使用方法を不満分子に拡散。次に、ホッブズ『リヴァイアサン』の万人の万人に対する闘争を説明する一節を朗読して、渋谷に無差別な集団暴力を引き起こす。そのとき、語り手は来栖とともに同級生の親が経営するIT企業に職場体験に来ており、状況を知った子供達はその企業が扱う防犯用アプリの緊急放送機能を密かに使って般若心経の朗読を流し、暴動を止めようとする。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-05 14:10:51
30021文字
会話率:38%
前編(https://ncode.syosetu.com/n7387io/)の続きです。
古代ヨーロッパの南あたり、古代ギリシアやギリシア神話をイメージしています。
主に参考にしているのはクレタ島や、ペルセウスの話です。登場する宮殿の描写
はクノッソス宮殿などを参考にしました。
中編の公開に合わせて、前編も細かい部分を修正してあります(おはなしの流れに変更はありません)。
前編の説明で「後編に続きます」と書いたんですが、どう考えても長くなりすぎるので、前編・中編・後編に分けます。
次で終わりです。
pixivにも公開しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-07 22:20:49
32435文字
会話率:30%
ギリシア神話に基づく『勇気ひとつを友にして』という歌があります。
そのメロディをお借りして、やはりギリシア神話を題材に人類が核爆弾を生み出した経緯を歌にしてみました。皆さんがご存じの歌なので、実際に歌ってみて鑑賞して頂ければ幸いです。
最終更新:2024-10-13 10:13:55
819文字
会話率:67%
わたしの名前は東京都。
とうきょうみやこと読む。
父は東京砂漠。
母は東京京子。結婚前の名前は京都京子。
名前に狂い、名前に呪われた一族に生まれた。
この名前のために、わたしの人生は狂わされた……。
人生に絶望した女性の世界放浪記。
最終更新:2024-09-29 20:10:00
42531文字
会話率:9%
今でこそ吸血鬼=vampire で通るけれど、ストリゴイだのウプイルだのと地方により様々な呼び名が有ることは皆様ご承知の通り。その由来を調べていたら、Strix(mythology) の Wikipedia(en)があって、ギリシア/ロー
マ神話に於けるフクロウをラテン語で strix と呼び、複数形を striges という。「ストリガ」はここに由来するらしく、それなら「ヴァンパイア」よりよほど古くからの歴史が有ることになる。
とりあえず Wikipedia の原資料から訳して紹介しよう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-26 22:36:01
22261文字
会話率:0%
戦乱渦巻く大陸の覇権。手にするものはだた一人。
ヘラス都市連合の将軍テオドロスと、アリアナ帝国の大王ダリウス。
二人の若き指導者が舞台に立ったとき、エウリシア大陸の歴史がうねりとともに大きく動き出す。
その手は時代を打ち砕くか、繁栄を守り
抜くのか。
剣戟と神秘、戦雲と策謀が織りなす古代ギリシア・オリエント風ファンタジー戦記。
●作中に一部差別的な言葉を用いていますが、作品世界上のもので、特定の人たちを差別する意図は一切ありません。
●この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-16 20:37:29
529555文字
会話率:51%
〈読者への挑戦〉が差し込まれる本格ミステリです。
『運命の赤い糸』の元になったギリシア神話を推理小説仕立てにした作品。恋人の二人、アリアドネとテセウス青年が、半牛半人の怪物ミノタウロスを倒そうとするお話です。
テセウス青年がミノタウロス
を倒すため、クレタ島の迷宮に入っていくのですが、なかなか彼は戻ってこない。その迷宮の入口でテセウスの帰りを待っているアリアドネはやきもきするするのですが……。
唐突に吹き始めた嵐。
半牛半人の怪物ミノタウロス。
二人の恋人をつなぐ運命の赤い糸。
三つの要素が重なることで物語は意外な方向へ。
短編です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-16 07:11:55
5505文字
会話率:14%