ヘレンは多くの高位貴族令息や、美しい男性たちに囲われていた。
その中には婚約者の居る王子なども居る。
そんな彼女たちの姿に苦言を入れてほしいとマリアンヌは言われたのだが。
最終更新:2025-07-03 18:03:00
221470文字
会話率:44%
【プリンセス・ロザリアンロード】という乙女ゲームの世界に転生したロザリアンヌ。
攻略対象の男達もゲーム内での攻略対象者だったから多少は熱を上げる事もできた(容姿と声は好みだった)が、現実には血筋が良いだけの王子と結ばれて一生窮屈な王城暮らし
とか、正義感が強いだけの脳筋近衛騎士候補や参謀タイプの賢者候補に、間違いなく亭主関白気取りそうな俺様英雄候補などと結ばれるなどまっぴらごめんだ。
だいたいがどいつもこいつも既に婚約者がいるというのに、主人公に現を抜かすなどもうその時点で私的にはあり得ない。
現実問題そんな誠実さに欠けた男と結ばれたとして、本当に幸せになれるのかって話だよ。
例え誰とも結ばれないトゥルーエンディングだったとしても、聖女となって一生世界の安寧を祈りながら教会で暮らすなどもっと嫌!!
もっともバットエンディングで魔法学校を追い出されるという方法もあるが、それは自分の人生に傷がつく様で我慢できない。
と言うか、在学中ステータスも上げずにダラダラと過ごして何が面白い。
ただでさえ短い青春時代を男に振られるために無駄にするなど考えたくもない。
折角転生できたのだから誰かに選ばれ縛られる人生ではなく、自分の思った通りに自由で気ままな人生を自分の手でつかみ取りたいと息巻いたが、あいにくロザリアンヌは主人公では無かった。
しかし折角だからゲームの知識は活用させて貰う。
10歳になったばかりのロザリアンヌは今日も一人密かに張り切り、ダンジョンへと足を運ぶのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-03 12:10:00
627196文字
会話率:36%
「昼飯食わせてくれ」
そう言いながら、今日もあの男はリアンヌの事務所へやって来た。
彼は半年前に彼女の結婚相談所の隣に開設した、結婚紹介所の所長だ。
リアンヌが絶対にご飯なんか作らないことをわかっているくせにも関わらず毎日やってくるの
だ。
ユリウスという名のその男は、かつて彼女の夫だった。しかも互いに別人として生まれ変わった後、再び結婚していた。
どちらの結婚も最低最悪の結婚生活だった。
そして今度はなんと異世界に転生して、三度その元夫と出会ってしまった。
過去二回は黒髪黒い瞳だったが、今度は鮮やかな赤髪にエメラルドグリーンの瞳、そして逞しい体躯の派手なイケメンの人気の近衛騎士だった。
リアンヌは今度こそ絶対に彼に関わりたくなかった。それなのに、毎日やって来るユリウスにげんなりしていた。
そんなある日、とうとう彼女は彼に昔の恨みを全部ぶいまけて、交流をなくそうと思い付いた。
ところが、そこで彼女は、彼が自分に近付いてきた本当の理由に気付くのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-02 20:14:15
11110文字
会話率:23%
かつて“悪役令嬢”と蔑まれ、婚約破棄と追放を経験したマリアンヌは、隣国リュシオンの王子レオニスと政略的に結ばれたのち、本当の愛と絆を育み、正式な結婚式を挙げた。そんな彼女が、今度は新たな命をその身に宿し、幸せな日々を過ごしていた。しかし、王
宮には「悪役令嬢の子は王族にふさわしくない」との中傷や陰謀が渦巻き、再び静かなる闘いが始まる。だがマリアンヌはもう、かつての無力な令嬢ではない。レオニスと共に乗り越えた過去が、彼女に強さを与えていた。やがて嵐の夜、命を懸けた出産の末、二人の愛の結晶である男の子・ユリウスが誕生。彼の産声が王宮に響いたとき、マリアンヌはついに“悪役令嬢”という過去から解き放たれ、本当の家族としての幸せを掴む――これは、愛と赦しが生んだ、未来への再生譚。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-02 20:00:00
5137文字
会話率:47%
アンヌは婚約破棄をされてしまうがそこから話は動き出す……
全員ハッピーエンドルートです。
最終更新:2025-07-01 20:10:54
1406文字
会話率:29%
アンヌの婚約者である第4王子は浮気三昧、もはや愛は失うも、相手が王子だけに自分から婚約破棄が難しい。そう悩んでいる時に助けの手を差し伸べる相手がいたが、その相手こそ最悪なのであった……
最終更新:2025-07-01 05:09:05
5040文字
会話率:56%
侯爵令嬢のセレナ=アルヴェリスは、王太子との婚約を突然破棄された。
理由は「平民の転生聖女ミリアンヌとの不仲」――冤罪である。
「お前のような悪女は、王都から出て行け!」
そう罵ったのは、かつて信じていた婚約者と、友人たちだった。
行き
場を失い追放されたセレナがたどり着いたのは、神々が眠ると言われる古代遺跡。
そこで彼女は、七柱の神から祝福を受ける。
──〈全属性魔法適性〉
──〈神聖創造〉
──〈天上の血統〉
セレナは、神々に選ばれし最強の魔導姫へと生まれ変わる。
そして一年後。
滅びかけた王国が、かつて追放した「悪役令嬢」に土下座してくるなんて――
「ふふっ……いまさら跪いても、許すとは言っていませんわよ?」
これは、すべてを奪われた令嬢が、世界すら手に入れる物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-01 02:03:24
51409文字
会話率:36%
(夫)やっと君と婚約出来たのに…。今度は乙女ゲームの続編が始まるのか? ~~前世の夫婦が、別世界で再び巡り会い、異世界での絆が試される?!~~
「前世は、日本人ではありません。私…西欧人でしたのよ。」と、そう語るフェリシアンヌは、前世
では日本通となり、日本の2次元の世界が大好きになり過ぎて、日本人の旦那様と結婚して、生涯幸せになった彼女は…。
前回、乙女ゲームの悪役令嬢として転生し、ヒロインに堕とされた婚約者から、婚約破棄されたフェリシアンヌ。周りの助けもあり、断罪されたのは、彼らの方で、自分は…前世の夫と再び巡り会い…。前世の夫だと気づいていない彼女は、彼からのアプローチに戸惑ってばかりで。そのなのにまた、今度は続編の乙女ゲームが始まってしまう?!…2人は今世でも幸せになれるのか?!
※このお話は、『婚約破棄から始める物語を、始めましょう!』の続編です。内容が変わる為、タイトルも変えております。前作を読まなくとも、読んでいただけるように、話しを振り返りながらという形式で、お話が始まるように工夫しました。但し、前作のネタバレ要素がありますので、先に読まれる場合はご注意を。
※完結してから数か月経ちますが、応援してくださる方々に感謝致しております。そういう事情から、続編を書く決意をした次第です。沢山の応援をいただき、ありがとうございます!
※乙女ゲームの婚約破棄シリーズ第4弾となり、第1弾の続編となります。第1弾は完結済み、第2弾は本編が完結済みです。宜しければ、こちらの応援もよろしくお願い致します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-28 00:00:00
261822文字
会話率:32%
~~~ 婚約破棄から始まる、異世界転生物語。主人公は…日本人ではありません。 ~~~
侯爵令嬢フェリシアンヌが、婚約者であるハイリッシュから、婚約破棄されるところから、お話が始まります。しかし、彼女は転生者であり、この世界が乙女ゲームに
登場する世界に似ていると、知っていたのです。これは、二度目の人生を謳歌する為に、ヒロインと戦う悪役令嬢のお話です。但し、主人公は…元日本人ではありませんが。
※夏休み用の短編企画です。数話で終了する予定です。夏休み中に終わるか、既に怪しくなって来ました。思ったより、長めになりそうです。出来れば…8月中に終わりたいのですが…。そういう理由で、頑張って更新します。
※本編は完結致しました。残すは、後数回の番外編の予定です。登場人物一覧を投稿しました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-09 00:00:00
85489文字
会話率:23%
梅村 花(36)はある日、自分が異世界の伯爵令嬢リリアンヌ(5)として生きている夢を見た。
優しい家族と使用人達に囲まれ、幸せな日々を過ごしていたが、父が「新しい家族だ」と連れて来た女の子、デイジーが現れた事で、リリアンヌの世界が一変する。
5歳の幼女デイジーが悪意満点でリリアンヌを陥れ、優しかった家族はいつの間にか欠片も残っていなかった…。
そんなとっても胸くs……とっても腹立たしい夢を見た花は、身体の痛みを感じて目を覚まし……自分が夢で見たリリアンヌになっている事に気付く。
「うぇ~!痛った!身体、痛った!え!?めっちゃ痛った!」
「ふはははは!【梅村花】をDLした【Newリリアンヌ】は、泣き寝入り等せぬわ!」
「むふふふふ。チートの予感、ビッシンバッシン!」
可愛いだけのリリアンヌはもういない!
アラフォ…アラサー女の魂が、リリアンヌを凄まじく逞しくする!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-27 17:33:25
333903文字
会話率:46%
これは蝶よ花よともてはやされた少女が魔女と呼ばれるまでの物語。
戦争が100年続いた2つの大国、プルートとアトラス。
その1つ、プルートの王位継承権第一位として生まれたマリアンヌ。彼女は地位、金、美貌、全てを持って生まれてきた、しかし彼女は
女性であったことから王になれないと皇帝の父に言われる。諦められないマリアンヌは親や兄弟を踏み台(※血生臭い意味で)にして成り上がっていく。
不定期更新です。よかったらよんでね。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-25 16:04:29
1649935文字
会話率:41%
この小説は「魔女と呼ばれた少女 -少女は死体の山で1人笑う-」が来場者数1万人達成記念として作った外伝になります(^_^)
主人公は本編の主人公であるマリアンヌの母、亡きリーシャ。
まだ彼女が若かった頃、マリアンヌを産む前のお話。
本編で
ブックマークを付けてくれた75名の方、評価を付けてくれた9名の方(2017年05月03日現在)の為に書きました。
その方々に心からの感謝を…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-05-03 01:04:28
13995文字
会話率:50%
王太子の婚約者だったローズマリーがこの世を去り、妹のアンヌマリーが次の婚約者として選ばれた。それから数か月後…。
最終更新:2025-06-22 22:00:00
11087文字
会話率:38%
『この度は、婚約破棄を宣言してしまい本当に申し訳ございませんでした』
建国祭で、陛下に勧められた婚約の破棄を宣言したマリアンヌ・ロロカルトが開いたのは謝罪会見。
落ち着いた様子で、会見に挑んでいたが
『わだ……わッ、わだって……わだじだ
ってア゛ッア゛――!!!
ゼゼ、セッ政略婚ではなくウウッ、じ、ジ……真実のォ愛を貫こうと思ったらウッハッハーーンだめな˝んハッハァアでずがッ!?』
と、突然の号泣。
婚約破棄? 謝罪会見? こういう時は号泣するしかない!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-22 21:00:00
5567文字
会話率:29%
国王陛下から、カルネアデス家に届けられた【悪役令状】
断われば、王族への反逆の意思ありと、騎士団による我が家の襲撃が続行。
拝命すれば妹、リリアンヌも先代のようになるかもしれない――さて、どうすればいいのか
最終更新:2025-05-25 21:00:00
6008文字
会話率:33%
マリアンヌ・バレンティは、恋を夢見る恋愛小説が大好きな公爵令嬢。身分的に政略結婚をすることを納得していたが、高等部一年生の五月に、五年間婚約していたクリストファー王子に婚約解消を求められる。王子に好きな人ができたことを察したマリアンヌは身
を引き、円満に婚約解消となったが、その王子から、「いい男性を紹介する」と言われ…
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-22 15:21:00
50191文字
会話率:26%
【マリアンヌシリーズ2】
天才少女と呼ばれていたマリアンヌは公爵夫人となり、夫アレクサンドルと三人の子供たちと楽しく暮らしている。
天才少女は大人になっても天才っぷりが衰えず、戦争においてもマリアンヌの発明品が活躍し、救国の天才と呼ば
れる。
マリアンヌを愛する夫アレクサンドルと三人の子供たちとの生活はほのぼのしつつもハラハラする日々。優雅な公爵夫人とは思えない生活だ。
日常の小さな事件や天才なりの悩み、子育ての悩みを抱えつつマリアンヌは天才道を突っ走る。
大器晩成型だった夫のアレクサンドルはますます愛妻家っぷりが増していて、公爵としても王弟としても活躍している。
三人の子供たちは
・長男ハロルド(真面目で正義感の強い少年、王家に子がいないので次期国王の予定、六歳)
・次男ニコラス(愛称ニコ。見た目も中身も母譲り。天才の予感。三歳)
・長女フローラ(末っ子で生後半年。見た目は父親似。美女になる予定)
このお話はそんなマリアンヌ一家のほのぼのハラハラ生活のお話です。
この小説は「妹はたいてい憎まれ役 でも楽しく生きなきゃ人生もったいない!」
https://ncode.syosetu.com/n0807gn/
Nコード N0807GN の続編ですが、本作から読んでも楽しめます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-19 15:54:49
149724文字
会話率:47%
マリアンヌシリーズの三作目です。
ハロルドはアレクサンドル公爵と公爵夫人マリアンヌの長男。
温厚で優秀なハロルドは、伯父のグリード国王に付いて次期国王としての研鑽を積んでいる。
女性に奥手なハロルドは、令嬢が入り込みそうもない場所で困って
いる姉妹を見かけて声をかける。
大人しそうな姉に心惹かれるが、どうしても瞳の色が思い出せず、(瞳の色が知りたい)と思う。
十六才の王太子と控えめで大人しい二十才の令嬢のほんわかした恋の話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-07 18:29:00
11103文字
会話率:50%
私の母は貧乏で子沢山の男爵家から裕福な伯爵家に後妻として嫁いだ。
私はその母が産んだ娘。
優雅な貴族令嬢として育ったお姉さまには母娘ともども嫌われてます。
よくある令嬢物語だと私は必ず最後には酷い目に遭う立ち位置だけど、そんなのおかしい。
人生は一度きり。
人生を楽しんだ者勝ち!
陽気なマリアンヌが悪役令嬢と言われても負けず折れずで笑って乗り切る次女パワーで人生を開拓していく、その日々のお話です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-08 13:00:00
72614文字
会話率:37%
リリアンヌ・ヴァッカーノには特殊な力があった。
その力は国を守り、そのために彼女は浮気を続ける旦那、ガーランドと離婚することができなかった。
だがガーランドの暴言により、堪忍袋の緒が切れたリリアンヌは離縁を受け入れる。
そしてガーランドは
まだ知らない。
リリアンヌの中にある力の正体を。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-19 07:30:00
4743文字
会話率:31%
外周を壁に囲われた城塞都市に暮らす、男爵令嬢――リリアンヌ。
両親と妹から虐げられている彼女の日課は、外周の壁へ向けて家族の愚痴をぶちまけることだった。
そんなある日。
いつものように壁へ愚痴っていると、
「どうしたの? 大丈夫?」
壁を挟んだ向こう側から、若い男性の声が聞こえてきた。
その声色はとても優しくて、リリアンヌを気遣ってくれていることが伝わってきた。
(こんなに気遣ってもらえたのは初めてだわ)
家族に虐げられてきてリリアンヌは、他人の優しさに初めて触れたような気がした。
だから壁の向こう側にいる見ず知らずの彼と、会話をしてみることにした。
それがきっかけで、リリアンヌの運命は大きく変わっていく――。
※R15は保険です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-14 18:12:32
7357文字
会話率:26%
マリアンヌの夫ジャンは結婚後すぐに出征した。そして死亡通知と形見の剣のみがマリアンヌの元に帰ってきた。生活に追われていたマリアンヌだが、五年ぶりにジャンのことを思い出した。戦死者遺族年金が打ち切られるから。これを機会に家を片付けるかと考えた
マリアンヌは、戸棚の奥からジャンの手紙を発見する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-11 07:45:52
1613文字
会話率:13%
頼む……焦らすな。なんでもする、から……。
◇
継母の下で不自由な暮らしをしていた地方領主の娘、エーレアンヌ。
だが、母国が戦争に敗れ、敵国に捕えられてしまう。
炎鬼将軍と呼ばれる最強の武人のもとに引き取られた彼女は、炭焼きのエルとして
敷地の隅に住むことを命じられる。それでも生来の明るさとたくましさで、余り物の食材や野草で母国の料理やお菓子づくりを楽しむ彼女。
しかしある月の夜、苦しげにしている炎鬼将軍を見つけてしまう。恐ろしげな表情を浮かべた彼がエーレアンヌに求めたものは……。
悪鬼をも呑み込むと噂される最強武人の、たったひとつの弱点。
奇妙で甘い、秘密の日々がこうしてはじまった。
*第七話まで隔日更新、以後は数日おきに更新となります。
*更新日の15時に更新。
*完結保証、ハッピーエンド保証♡折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-24 15:00:00
58435文字
会話率:35%
アランとジャン=リュックは、それぞれ異なる社会階級に属しながらも、かつては共に学んだ幼なじみだった。しかし、ある女性(マリー・アンヌの妹、あるいは親友)を巡る誤解と、それに続く不運な事故により、両者の友情は断ち切られ、深い憎悪へと変わった。
アランは貴族としての名誉を汚されたと感じ、ジャン=リュックは愛する者を失った悲しみとアランへの憤りから、正式な決闘を申し込む。
舞台は、彼らが幼い頃に秘密の遊び場としていた円形劇場跡。そこに現れたのは、裁きを見届けるかのように静かに佇むマリー・アンヌただ一人。彼女は、どちらが勝っても、失われたものを取り戻せないことを知っている。
マリー・アンヌは、息をのむほど激しい戦いを無表情で見守る。彼女の心の中では、二人のどちらにも感情移入できない複雑な思いが渦巻いている。彼女は、この決闘が何をもたらすのか、ただ見届けるしかない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-23 20:12:32
4320文字
会話率:12%
魔導王国による大陸世界統一を祝した夜会は、侯爵令嬢アリアンヌと次期国王、コマース王子との婚約を正式に告知する晴れの舞台でもあった。王国を新生し帝国樹立を高らかに宣言するコマース王子。陶然とするアリアンヌ。だが次の瞬間、侯爵令嬢は絶望の縁に立
たされる。「我が后となる女性、パトリシアである!」――併呑した他国の王女との結婚を宣言する王子。衆目の面前で突如突きつけられた婚約破棄。深い悲しみに沈むアリアンヌは、神殿に鎮座する創世の女神像に祈りを捧げる。乙女の祈りが天に届いたのか、巨大神像は輝き、神秘の光で侯爵令嬢を包みこむ。目覚めたとき、アリアンヌは女神像と一心同体となっていた。大切な想い人が手に入らないのなら、世界すらいらない。アリアンヌは決意する、「もういい。全部、燃やそう」と――
※全4~5万字程度を予定折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-22 17:10:00
48685文字
会話率:19%
「マリアンヌ。悪いが死んでもらう」
侯爵令嬢マリアンヌは、婚約者のフェルデン王国第一王子アルフレドに剣を向けられた。
だが軽くあしらった上に、転生前の世界のあるゲームを持ちかける。
お菓子を使ったあの遊戯を────。
最終更新:2025-05-20 07:19:36
3012文字
会話率:32%