幼い兎人族の少女リクリアは僧兵に命を狙われ、台地《ダリル》から突き落とされてしまった。それを救ったのは大地《グランダル》に住む狼人族であった。
狼人族は救助したリクリアを、なんのわだかまりもなく仲間として保護し育ててくれた。
その村に住んで
いた兎人族の占師《シャーマン》は、リクリアに巫女としての能力を鍛え、この世界の様々な節理を教えてくれた。
やがて成人したリクリアは、巫女としての能力と狼人族の狩猟能力をあわせもち、生き別れた母や妹と再会するために旅に出る。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-09 07:30:00
146740文字
会話率:29%
熱帯地域が広がり、山火事が起きる世界。
かつて争っていた、火の国と氷の国は、そのわだかまりを残したまま友好関係を築こうとしていた。
火の異能力者であるアマドは、別名『竜提督』と呼ばれている。強力な火の異能力を持つ彼は、それゆえにコントロー
ルが効かない。
一方彼と結婚した氷の国出身のイルマタル・タハティは、森林火災や異能力者の暴走を食い止めていたことから、異能力にちなんで『盾の乙女』と呼ばれていた。
イルマタルと距離を置くアマドに、ガンガン距離を詰めるイルマタル。
「今までの人生にかけて! 彼が異能力の暴走に悩まされないよう、そばに居よう!」
「イルマタルさんがいると火が出るんだよおおおお!(恋の力で)」
一方、アマドにはイルマタルに隠していることがあるのだった。
好感度は高いのに、すれ違いまくるハイテンション・ラブコメディ!(予定)
別サイトで別名義で投稿してます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-23 08:00:00
62951文字
会話率:39%
通常の月とは別に『セカンドムーン』と呼ばれる特殊な光を放つ六つの月が天に浮かぶ世界『ムーンレイ』――そこには『セカンドムーン』から『月光』を呼び出しその身に纏うことで超常の力を発揮する『月詠』と呼ばれる特別な存在がいた。『月詠』達は空に浮
かんだ、赤、青、緑、黄、紫、銀の月から同色の『月光』を呼び出し使役することで人間を超越し絶大な力を発揮することができた。そして国々はその力を用いて絶えず戦争を繰り返していた。
そんな世界の遠い昔、戦乱の時代。突如通常の『月詠』を超える怪物がある日現れる。その名はクロウツ。彼が『月光』を呼び出す際には、空に今まで存在していなかった七番目の黒い月が浮かび、その身には六つの月の光のどれとも違う『黒い月光』を纏っていたという。そしてその力は通常の『月光』を遥かにしのぎ、その圧倒的な強さのもとクロウツは突然世界を侵略し始めた。
『黒い月光』を纏った悪魔が現れ腕を振れば大地が割れ、剣を刺せば海が裂け、街を通れば大勢の人々が肉塊と化す、そんな地獄絵図の中で抵抗する者ももちろん現れたが意味など無かった。その後一年と経たず、たった一人によってムーンレイは崩壊寸前にまで追いやられたのである。そんな事態を重く見た各国は国の間にあったわだかまりを捨て連合軍を作りクロウツ討伐に乗り出す。
その後、大勢の犠牲の末、ヴァルファレスという一人の騎士とその仲間たちによってついにクロウツは討ち取られる。倒した後もその伝説的な強さは後世まで語り継がれたが、クロウツ亡き後は『黒い月』や『黒い月光』が現れることは二度と無く、クロウツ諸共その存在は疑問視されやがてヴァルファレスという伝説的な英雄の物語を脚色するために生まれた設定と見なされるようになっていった。『銀月のヴァルファレス』というおとぎ話の中の設定として、である。
そしてクロウツが死んだ千年後――ヴァルファレスが生まれたレギン国の王都パルテンにとある少年がやってくる。少年の名はラグナ。騎士採用試験を受けるためにやって来た彼の身には、かつて世界を滅ぼしかけた呪われた力が宿っていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-31 21:52:13
978402文字
会話率:65%
___100年前までの数千年間、魔王が率いる魔族と人間との間で世界は2分されていたが、勇者と呼ばれる者とその仲間のパーティーが魔王討伐に向かい、圧倒的な力で魔王領をわずか4年で突破して魔王の元まで辿り着いた。
その後、魔王と勇者が平和協定
を結んで、魔族と人間の戦いの歴史に終止符が打たれた。勿論、始めの頃は種族間でのわだかまりもあったが、それから100年が経過した今では、街で人間と魔族が共に歩いている光景を日常的に見る事ができる。
それだけでなく、人間と魔族間での交流、貿易、結婚などもされており、まだまだ課題は残っているものの、この100年で確実に人間と魔族との間のわだかまりも解消されつつあったのだが___折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-24 00:12:11
3818文字
会話率:49%
渡辺淳一のいくつかの作品「阿寒に果つ」「白い宴」「廃坑にて」を読むうちに感じていた積年のわだかまりを述べる。
最終更新:2024-03-15 01:31:01
2456文字
会話率:0%
生きること、死んでいくこと、そこに何か意味があるのなら──。
現実世界で交通事故に巻き込まれて死んでしまった李桜は、愛猫の翠と一緒に猫好きの神様に異世界へと転生させられる。
その時に神様から与えられた職業は『霊媒師』。
神話の時代
に異国から持ち込まれた呪いを解く者で、死者を浄霊する重要な役割りを持っているらしくて……!?
死者と生者のわだかまりを解き、絆を紡ぐ、冒険ダークファンタジー!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-14 16:57:58
34528文字
会話率:18%
自分の心の扱い方に苦しんでいる人へ。
僕が経験したことをもとにささやかなエッセイを書いてみました。
最終更新:2024-02-04 19:57:48
1629文字
会話率:0%
あの人をふと思い出す度に
後ろ髪を引くような
わだかまりを感じてる
キーワード:
最終更新:2023-12-24 14:10:37
279文字
会話率:0%
リゼは国王であり自身の父親でもあるルフト王を止めるため、ハウ王国へ帰る途中だと賢者たちに話した。
その話を聞きながらもエリスはアルスとリゼの仲の良い雰囲気に嫉妬していた。
しかしアルスと話すことによりそのわだかまりも解けると、リゼとその護衛
、賢者たちはハウ王国へ向かった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-25 19:28:37
5603文字
会話率:57%
事の起こりは、管理人室の窓口の前に置かれた一枚のカードだった。
高校一年生の主人公、樺田淳人(かばた・あつと)が管理業務のアルバイトをしているマンションで、ふしぎな「連続折り紙置き去り事件」が起こる。折り紙が貼り付けられているだけで、メッセ
ージも何もないカード。誰が何のために置いていくのか? 一方で、そのマンションに住んでいる小中学校の同級生、虎瀬志緒里(とらせ・しおり)との間には、微妙なわだかまりが残っていて――
消せない思い出と感情が交錯するなか、届き続ける折り紙の謎とは?
何気ない日常、アオハルのひとコマを描いたラブストーリー。
全11話完結予定。一話約2000字で総文字数2万5千字程度。
初稿書き上げ済で、定期更新していく予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-10 09:10:04
25487文字
会話率:43%
伝統校同士による運動部の対抗戦、定期戦。
【下高】で開催された大一番に【海高】バレー部のエースアタッカーとして出場した「俺」は、最終セット終盤、対戦校【下高】のセッター「奴」の無気力プレーに憤慨し、周りの反対も聞かず無理な交代を申し出て、
試合から去ってしまう。
無理な交代をしたことで、監督から反省を命じられた「俺」は、【海高】に戻され体育館内の部室で一人、部員達の帰りを待つことに。まんじりともせず待ち続ける「俺」の前に現れたのは、【海高】バレー部のキャプテンの若菜だった。若菜は「奴」を伴って帰って来ていた。「俺」の行動に納得がいかず、どうしても直接会って確かめたいことがあるという。
無人の体育館で対峙した「俺」と「奴」は激しく互いを罵り合う。そこで「奴」の語る無気力プレーの真相を聞き「俺」は愕然とする。実はそのプレーは、「奴」の無気力プレーではなく、「俺」の最高のプレーだったというのだ。一方で「奴」は「俺」が試合から去ったことに責任を感じ、謝罪しようとするが、「俺」に一喝され二人のわだかまりは解消する。
わだかまりは解消されたものの、自らの勝手な行動で、周りに迷惑をかけたことに落ち込む「俺」。
そんな「俺」を心配してくれた人達に、張り詰めていたものをぷっつりと切られてしまう話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-16 07:42:29
29300文字
会話率:41%
わだかまりを抱えたまま転生を繰り返す話
最終更新:2023-06-08 05:20:14
4581文字
会話率:24%
【6章まで完結】
記憶も姿も己も失くした少女が、唯一憶えていたのは「逢いたい人がいる」ということ。
得意な失せ物探しを通じて、面影を追いかける。少女の失せ物と願いのお話です。
わらびは失せ物探しを生業にする少女。早春のある日、馴染み
の皇族から人へ贈るための桃の枝を所望された。それもただの桃ではない。山奥の霧を抜けた先にある常春の桃園から取ってこなければならないという。いざ、選ばれた者しか入れぬ「おぼろの桃園」へ。首尾よく枝は手に入れたけれど……。
「あかざりし桃の花」
「千代にかざせよ桃の花」
この『失せ物探し』には、裏がある――。
少女が失せ物探しをすれば、凍り付いていた何かが変わる。川に溶け、緩やかに流れるようにわだかまりもしこりも消えていく。
少女には望みがあった。たとえば、水晶を食らって生きる自身の秘密。そして―ー
『逢いたい人がいる。だれか、忘れてしまったけれど――』
わらびがするのは失せ物探し。取り戻すのは、蛾眉(がび)の月。
人の本性が畜生の世界で、水晶を食べて生きる少女の『失せ物語り』がはじまる。
現在、第6章まで完結しています。
9/20第1話を分割しました
本格平安王朝ファンタジー
なんとなく水曜更新
感想、誤字、矛盾点、わかりにくいところがありましたらご指摘いただけると幸いです。
旧名「失せ物探しと蛾眉(がび)の月」
2020.12.2 第2章まで大幅改稿。ご迷惑をおかけします
2021.3.9 第1章に改稿いれました。冒頭中心に追加しました。
2021.6.7 第1章改稿しました。現在、第2章を改稿しております。
2021.7.25 第2章大幅改稿しました。以降改稿予定です。
2022.1.9 第3章「夢の浮橋」を挿入しました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-04 21:05:49
213891文字
会話率:44%
明鏡止水
何のわだかまりもなく、清らかで澄みきった心境のこと。
星の輝きに目を奪われた夜に。
最終更新:2023-03-14 20:09:56
667文字
会話率:25%
一つの土地に、二人のお客。マルベリー2番の土地を欲しいと言ったのは、農園を開きたいアヴィと人付き合いが苦手なパウゼの二人だった。引かない二人に、不動産屋のゲマンは、折半して共同で購入することを持ちかける。
結局半々で購入した二人は、お互い
、距離を測りつつ、折り合いをつけつつ、共同生活を開始する。
その一方で、パウゼは、従兄弟のミュゼとの間に、解きがたいわだかまりがあった。それは、子供の頃巻き込まれた事故に、代々引き継がれて来たバイオリン奏者の家を巡る問題が絡まり、容易には、解けない状態になってしまっていた。
アヴィは、アヴィで、農場に否定的な父親との間に確執があった。失われた時を懐かしみ回復しようとするアヴィと、それを否定する父親と。
一人では抱えきれない問題を抱えた者たちが、互いに手を差し伸べる時、先へと進む道が現れる---
(注:この話は、架空の惑星テラニアを舞台とするものであり、現実の特定の個人や組織、国等とは、無関係です)折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2022-11-22 11:53:05
43456文字
会話率:48%
子供はウソを見抜きやすい、と耳にしたことはありませんか?
それはわだかまりなどを知らない純粋さからか。あるいは別の理由が……?
最終更新:2022-09-28 22:00:00
3818文字
会話率:5%
友達ができずなかなか自分を上手く出せない少年、小鳥遊璃都は父の仕事の都合で転校が多かった。
あちらこちらと転校を繰り返していくなかで璃都は人間関係、独特の"空気''にわだかまりを覚え始める。
そんな悩みに耐え切れないまま小学校
を卒業し、ついには自分自身を見失っていた。
そんな時、父からまたもや引っ越しが告げられ、岩手県九戸村の祖母の家に住むことに。
そこで出会ったのは岩手の壮大な自然と、ある一人の少女だったーー。
本物とは何か。生きるとは何か。
これは自分を捨てた主人公小鳥遊璃都の成長を紡ぐ、エッセイヒューマンドラマ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-20 12:00:00
85175文字
会話率:41%
どれがほんとうの自分なのでしょう。
最終更新:2022-08-15 02:36:11
611文字
会話率:0%
カクヨムにも投稿しています。
小学生の頃に好きな男の子の一言に傷ついてスカートが履けなくなった実乃里。ある日の午後、ふいの夕立で思いがけなく言葉をかわすことになり、わだかまりが解けて少しだけ前向きになるおはなし。
最終更新:2022-03-30 00:45:38
4639文字
会話率:36%
異世界転生したと思ったワルスが転生した先は皇族魔族だった.ここでは破天荒な部下たちがたくさんいる中で,辛く楽しく修行する日々が始まる.そんな生活をして数年たつと,人族も集まる学園に入学することが決まる.ここは共和国で,人族と魔族が共存してい
るが,完全に昔の戦争に関するわだかまりが無くなったわけではなかった.そこで主人公のワルスはある可憐な少女に出会う.この少女との出会いは不幸の始まりなのか,それとも幸せに続く道なのか.だれにもわからない人生ならぬ魔族生がスタートする!!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-03 21:05:32
723文字
会話率:70%