鬼と戦いたいわけじゃない。
だけど、鬼は人間を嫌い、人間は鬼を恐れる。
それが世界。人間にとって、そんな世界を旅するのは危険なのかもしれない。
けれど、立ち止まれなかった。
約束があったから。
それはとても大切な約束。それを果
たそうとする道中、結果的に鬼を求めようとしてしまっている。
誰も鬼との争いを避けられるなんてないと諦めているだろう。鬼は戦いを好むから。
まして、鬼に話しかける人間なんて、皆無なはずだ。
だけど、僕は鬼に会えば話しかけてしまう。
「どうして戦う?」
と。
バカだって笑われるだろう。
けど、僕は聞いてしまう。
だって、僕は戦いを好まない鬼を知っているから。
そんな鬼と、ある約束をしたから。
この作品は、「アルファポリス」においても、公開しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-09 13:37:25
95180文字
会話率:39%
一つの連絡は、信じがたいことであった。
その事実は、人の気持ち、人生すらも変えてしまうことなのかもしれない。
不運な交通事故。
世間からすれば、静かに語られることかもしれない。
けれど、被害者家族の気持ちはどうなのか。
突然
の訃報は本来、楽しみにしていたはずの日常を簡単に奪っていく。
それは誰かに話すことなんてできない。
それなのに、この寂しさ、辛さを胸の奥に押し殺すのも辛いだけになってしまう。
伝えることのできない辛さはどうすればいいのか……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-28 14:47:35
29514文字
会話率:2%
穢獣の生命力によって魔法が扱える世界。
生命力が付与された者は穢場を巡礼しなければならない。
その者らを巡礼者と呼ぶ。
生命力を巡って、様々な争いごとが巻き起こる。
それが、人間の性なのかもしれない。
最終更新:2025-06-09 13:15:42
59653文字
会話率:35%
宇宙にあるいくつもの異世界が繋がりを持ち、交流を深めていく文明社会。全ての異世界を守るために作られた組織『次警隊』に入った新人隊員『春山 黒葉』。
彼は生まれ付きによって触れた人の衣服を脱がしてしまう超能力を持ってしまい、入隊初日にて
組織のスポンサーの令嬢『リドリア アイズ』の服を公衆の面前ではだけさせてしまう。
その代償として黒葉は脱退をかけた決闘を受けることになるも、そこで彼女は黒葉の秘められた力を知るとこになる。
これは最悪の能力を持ってしまった少年がたくさんの人を助け、宇宙のヒーローになる物語!!
なのかもしれない……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-08 21:16:34
87224文字
会話率:51%
沢城 綾と高木 勇午は腐れ縁レベルの幼馴染であり、互いに異なれど異世界からの帰還者である。
異世界から帰還後、2人は平和と平穏に満ちた生活を謳歌していた。
だが、安息の日々は終わりを告げようとしていた。
コレは元狂戦士と元スパイの&quo
t;デコボココンビ"が安息の日々を台無しにしようとする連中を痛い目に合わせる物語……なのかもしれない。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-08 13:01:44
43012文字
会話率:40%
この世界には魔法と呼ばれる技術が存在している。
無から火や水を産み出し、空を駆けることもできるそんな技術が存在する。
元々はエルフと呼ばれる種族が精霊の力を借りて行使していた、人から見れば摩訶不思議な能力を解き明かし、人種はおろか全て
の種族が使えるようにと広めた一人の人物がいた。
大陸はおろか世界の果てと呼ばれる大地にまで赴き、その技術の種をまき続けた人物がいた。
そしてその魔法は幾多の戦乱と共に発展し、只人の生活の中にまで浸透していった。
しかし、その人物が本当にいたのか。それは誰にもわからない。
遥かな昔、昔々のそのまた昔のお話。
それは、……あなたに続く物語なのかもしれない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-08 12:38:18
417874文字
会話率:24%
リリースから六年が経過してなお人気を博し続けている名作MMORPG『ロードオブグランドゥール』の廃人ゲーマーである遊馬隼人(ゆうまはやと)は、新たなアップデートでの転生システムを楽しみにしていた。無限ともいわれる職業やスキルの組み合わせがあ
るロードオブグランドゥール(LOG)内で、最強の構成を模索していたが、スキルポイントを持ちこしてレベル一からやり直せる転生システムに新たな可能性を見たためだ。
帰宅してすぐに準備をし、時間になってすぐにアップデートを行った。カンストしていたキャラクターを使い、新たなシステムである転生を実行する。
その瞬間、世界は反転し、景色は全く違うものになっていた。見たこともない豪華なベッドで身を起こし、メイド服を着た知らない女性に世話をされる内に、自分が本当に転生してしまったのだと気が付く。
小さな子供に転生してしまった隼人は、世界について学んでいくうちにLOGと同じ職業適性があることを知る。国の名前などは違うが、もしかしたらLOGに関係する世界なのかもしれない。
そう思った時、隼人は最強の構成を自分自身で試せれるのではないかと考えた。だが、栄えあるフォールンテール伯爵家の長男として生まれたにも関わらず、隼人の職業適性は望まれたものではなく、あえなく追放されてしまうことになる。
これは、異世界に転生した主人公がゲームの知識を生かし、追放された先で最強を目指す成り上がりの物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-06 20:00:00
66843文字
会話率:42%
「もしもーし、死んでいますかぁ?」
こんな第一声など三流以下の詩人でも使わないだろう。
つまり、それ以下の状況なのかもしれない。
森の中で記憶喪失。それが今、俺が置かれている状況だった。
視界に広がる三方の景色は木、木、木。そし
て、その第一声から一転して目の前で震える少女。いったいココは何処で、どんな森なのかもわからない。手元にあるのは剣、ペンダント、硬貨の入った小さな袋、そして着ているボロの衣服。森を歩くにしてももう少しまっしなモノを持ち歩くべきだと思うのだがその理由すらわからない。
……どうしてこうなってしまったのか。
何がどうなっているのかもわからない。そう、今の俺は……
『空』
過去の記憶も戻る場所も自分が誰だったのかもわからない。
戻れる後ろはなく、ただ前に進むしかなかった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-30 23:56:27
278942文字
会話率:43%
【書籍版2巻 3/15発売!】 https://www.es-novel.jp/special/parry/
【コミカライズ】ニコニコ https://seiga.nicovideo.jp/comic/50389
コミックアーススター ht
tps://www.comic-earthstar.jp/detail/parry/
///
其れは、【パリイ】を極めし者の物語────。
「全てにおいて、一切の才能がない」
十二歳でそう判定された才能なしの少年、ノールは一人、生まれ育った山に籠り鍛錬することを決意する。
努力すれば、いつか自分だって。
幼い頃に聞いた冒険譚の主人公のようにだってなれるはず。
そんな希望を胸に秘め、ただ一つ身につけた剣技【パリイ】でひたすら目の前の木剣を弾き続けた。
そして、十数年の月日が流れ────。
「パリイ」
やがて、剣を振るわずして千の木剣を弾けるようになった男は思う。
いくら努力しても、望んだ結果は得られなかった。
そろそろ自分も夢から醒める頃合いなのかもしれない。
それでも、幼い頃に思い描いた夢を捨てられず、男は再び街へと向かった──。
◇◇◇
これは、いつのまにか世界最強クラスの力を手にしているのに、一切気がつかないまま強敵を打ち倒していく男の英雄譚である。
※タイトルなど調整中です。
おかげさまで
日間総合ランキング1位
週間総合ランキング1位
月間総合ランキング1位
四半期総合ランキング1位
年間総合ランキング1位 達成(いっとき)
また累計で31位(!)ぐらいとなりました。ありがとうございます!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-30 08:21:29
1233569文字
会話率:36%
### プロローグ: 調和の守護者 リリィ&コピ
近未来、地球は環境の変化によって大きく姿を変えていた。地表は無法地帯と化し、廃棄された技術や壊れたアンドロイドが散らばる中、人類の大多数は地下都市に身を隠していた。この地下都市は、かつての
輝かしい文明の名残を残しながらも、希望を失った街であった。
リリィは、地下都市の調査チームの一員として活動していた。リリィはエリートアンドロイドであり、冷静な判断力と優れた戦術的頭脳を持っていた。しかし、リリィの心には深い感情が宿っていた。それは、失われた地上の美しい景色や、かつての人々の希望に対する強い想いだった。
「私たちがこの世界を取り戻すためには、何をすべきなのか…」
リリィの思考は、仲間たちの顔を思い浮かべる。リリィのパートナーであるコピは、理論的で合理的な思考を持ち、いつもリリィを支えてくれる存在だった。彼女たちのマスターである故人は、自然の摂理や調和、そして自然の大切さをリリィやコピに教えてくれた存在だった。マスターのアイデアから生まれたピラミッド型太陽光発電ビルや地下都市の構想は、今もリリィたちの心に息づいている。
「未来は私たちの手の中にある」と、リリィは自らに言い聞かせる。彼女たちの前には、数々の試練が待ち受けていることが予感されていた。しかし、希望を失うことはなかった。マスターの教えを胸に、仲間たちと共に新たな道を切り拓く決意を固める。
その時、地下都市の通信が途絶える。緊急事態が発生したことを示す警告音が鳴り響く。リリィは、すぐにコピとオルガに連絡を取り、調査チームの指示を仰ぐ。「これが、私たちの運命の始まりなのかもしれない…」
リリィたちは、未知の敵や問題に立ち向かうために集まり、仲間の信頼を胸に抱き、物語の幕が開く。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-27 11:19:14
122316文字
会話率:23%
目を覚ますと、そこは鬱蒼とした森の中だった。タケシは混乱しながらも、自分の身体に違和感を覚える。手足が短く、体が毛で覆われている。そして、頭には硬そうなツノが生えている。
タケシが声を出そうとすると、「ぴょん!」という可愛らしい鳴き声が漏れ
た。慌てて水たまりに映る自分を見ると、そこにいたのは愛らしいホーンラビットだった。しかし、そのツノは普通のウサギにはない、異様な存在感を放っている。
絶望に打ちひしがれるタケシ。だが、次の瞬間、頭の中に直接響くような声が聞こえた。
「よお、タケシ!元気にしてるか?俺は人間界の神様だ。お前を異世界に転生させてやったのは俺だぜ!」
唐突な声に、タケシは飛び跳ねる。
「神様!?あんたの仕業だったのか!?」
「まあ、そうだな。ちょっと退屈だったんでな、おもしろそうな奴を転生させてみたんだ。お前には特別なスキルを授けてやったぞ。名付けてエスパー!人間界で超能力とか呼ばれてるやつだ。お前ならうまく使いこなせるだろ?」
神様のいたずらで魔法に対抗できる地球の超能力を与えて生きてけるのか試されるなんて、そんなことめちゃくちゃだよ!
タケシは半信半疑で、授かったというスキルを頭の中で確認する。すると、確かに様々な能力が羅列されているのがわかる。
テレキネシス、サイコキネシス、テレポート、電撃、火炎放射、透視、鑑定……
「なんだこれ……チートじゃねぇか!?」
タケシは呆然と呟いた。これは、異世界で生き残るための、そしてもしかしたら元の世界に戻るための、唯一の希望なのかもしれない。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-25 18:56:18
38381文字
会話率:38%
持ち前の超後ろ向きな性格が災いして気づかなかったけれど、もしかしたらこの世界って乙女ゲームなのかもしれない。
ゲームに縁のない生活を送っていた主人公の、「乙女ゲームって多分こんな感じ」というふわっとした知識だけで果たして断罪イベントを乗り切
れるのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-24 06:00:00
334089文字
会話率:37%
剣と魔法の世界、ヴァルモウエ。
冒険者の町として知られるベネルトンでは最近ある噂が立っていた。
ダンジョンに、全裸の集団が出没すると……
彼らは何者なのか?
人か魔か?
正義か変態か?
誰もがペルソナを被って何かを演じ、何かを隠し
て生きる現代社会。彼らのような包み隠さず全てを見せる「自由」が、我々には必要なのかもしれない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-23 07:19:05
380143文字
会話率:46%
乙女ゲームワールドに転生して悪役令嬢だと知った転生者の、前世の母に向けての手紙。
これは単なる気持ちの整理……などではなく、現実逃避なのかもしれない。
最終更新:2025-05-17 06:00:00
6870文字
会話率:1%
「私の前世は人間なのかもしれない」
魔王の娘スピネルは、人間となり、戦いに敗れて死ぬという悪夢を見るようになる。
彼は私の前世の姿なのかもしれない……
争いの恐ろしさを知った彼女は、ただひたすらに世界の平和を願うようになる。
そうして彼女は
魔王の娘として、人間も魔族も幸せに暮らせる平和な世界を、世界征服によって目指すことになる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-11 11:22:18
2457文字
会話率:37%
宇宙は、ねじれから始まった。
完璧な秩序ではなく、わずかな偏り――“ボゴソート”のような偶然の連続が、星を生み、生命を生んだ。
この物語は、「情報」と「記憶」という視点から、宇宙の成り立ちを考える思索的な宇宙論。
コンピュータの0と1、波打
つエネルギー、見えないダークマター。
私たちは、宇宙が奏でる音楽の一部なのかもしれない。
詩、科学、哲学が交差する「ナエル理論」、開幕。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-11 08:14:28
7298文字
会話率:2%
物心ついた頃から兄のように慕っていたレオンからの求婚を受け、アリアは世界一の幸福を噛み締めていた。
地方領主である夫は真面目で少し不器用ながらも領民思い。穏やかで満たされた新婚生活が続くはずだった。
しかし、夫が領主として初めて王都
へ赴き、帰還したその日から、幸せな日々に影が差し始める。
レオンは突然「自分は異世界からの転生者であり、前世の記憶が戻った」と主張し始めたのだ。
「ステータス」や「チート」といった奇妙な言葉を口にし、明らかに様子がおかしい。
アリアは、愛する夫の変化に戸惑い、深く心を痛める。
領主としての激務による疲れなのかもしれない。
そう信じたい一方で、ふと目にした勇者の記録から、最悪の疑念が鎌首をもたげる。
すれ違う夫婦の心。夫レオンの本当の想いとは? そして、アリアの抱える不安は杞憂に終わるのか?
突然「転生者」を名乗り始めた夫と、その変化に戸惑う妻。
これは、二人が本当の幸せを見つけるまでの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-09 21:10:00
9520文字
会話率:29%
この世には、《狂人》という人間が存在する。
《狂人》とは、常人とはかけ離れた精神面、怪奇、狂気的な思考、人や動物等の生命に対して強い《殺害衝動》を持つ人間であり、身体能力や五感、筋力や知能が《異常》に発達している事が多く、彼ら(または彼女達
)は日常的に人々に大きな被害をもたらす。
そんな《狂人》を管理、研究、確保し…《狂人》から人々を守り、被害を食い止めようと日々奮闘するのが《対狂人特別捜査部》だ。
《狂人》に対して『だけ』のプロである《狂人捜査員》が集う《対狂人特別捜査部》には、《狂人》ではないが、人間的に問題のある曲者だらけの人々が 《狂人》を追い、捕まえる。
これは、とある《狂人》と《狂人捜査員》の二つの存在が描く…赤く血塗られた物語ー…。
《狂人》を裁けるのは、《人として在ろう》とする我々だけなのかもしれないー…。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-08 16:10:26
54073文字
会話率:47%
全てはきっかけが必要なのかもしれない。それ次第で人はどんな行動にも移れるかもしれない
最終更新:2025-05-07 17:00:00
2569文字
会話率:31%
俺には、好きな人がいる。
ここ1年ほどまともに会話をしていない幼馴染のことだ。
──なんだけど、久しぶりに話してみたら……さすがにツンデレすぎない!?
これはもしかしたら脈アリなのかもしれないっ!
最終更新:2025-05-03 19:03:01
5007文字
会話率:52%
学校の七不思議である「イザナイさん」をきっかけに、日常の歯車が狂いだす。
あるいは、元々おかしかった世界を自覚していくだけなのかもしれない。
*アドベンチャーゲーム用に考えていた話を小説化したものなので、小説内の描写以外にも道は存在してい
ます。
*この作品はアルファポリスでも連載しております。
*縦書きPDF版をお勧めいたします折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-22 18:25:25
136329文字
会話率:39%