六花の楽園、アナザーヘブン。
終末の世界から隔離された六つの街はそう呼ばれていた。
その各々の街を統治しているのは魔女。
赤、青、緑、紫、金、白。
それらの色を冠した六人の魔女が街を治め、楽園の支配者として君臨していた。
その中の一人、
レイナは赤の色を冠する魔女だった。
彼女は遥か昔に永遠の時間を彷徨う少年と出逢う。
少年は神に等しい存在から途方もない願いを託され、現世に縛り付けられていた。
レイナはそんな彼を不憫に思い、擬似的な死を与える魔法を生み出すことで、彼のその疲れ果てた心を救うことに成功する。
しかし、その代償として彼女は不老の身体となってしまう。
そこから気の遠くなる時間が流れた今、少年は一人の少女と出逢い、託された願いを叶えて永遠から解放される。それは止まっていたレイナの時間が再び動き始めた瞬間でもあった。
レイナは自分の中で何かが崩れ落ちていくのを感じ、終わりが迫っていることを認識する。そんな彼女は、残された時間で終活を始めるのだった。
この作品はシリーズものとなっております。『六花の魔女~蒼穹の魔女はかたつむり少年に首ったけ~』を読んで頂けると、より一層楽しめると思います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-09 06:36:30
152448文字
会話率:33%
魔女の娘、マナ。
王女でもある彼女は、王宮での暮らしに飽き飽きしていた。
多忙な両親に代わって、日々相対するのは教育係の講師陣ばかり。
ある日、そんな生活に不満が爆発して、マナは王宮を抜け出した。
いずれ星の運命を左右することになる少女。
そんな彼女の束の間の休息。
短編から連載に変更します。気分転換に書くつもりなので、たまに投稿する程度となります。
本作は【蒼穹の魔女はかたつむり少年に首ったけ】のスピンオフみたいなものです。
細かい世界観が気になった方は、ぜひこちらも読んでみてください。マナの両親が中心となった物語となっています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-02 22:17:10
8119文字
会話率:39%
終末を迎えようとしている世界、エルグラウンド。
その原因は女神が大罪を犯した人間を見捨て、最果ての地に築いた楽園へと身を隠したからだという。
物語の舞台はその楽園、アナザーヘブン。
世界から孤立した6つの街からなるその楽園は、絶大な力を持
った魔女たちによって統治されている。
その1つである浮遊都市アーズル・ガーデンでは、白の魔女と呼ばれる少女が16歳という若さで女王になろうとしていた。
新たな女王の誕生で活気づく街。戴冠式が迫り招待された各街の要人も次々と集まってきていた。
その中に海底都市からやってきた1人の少年の姿があった。
若くして優秀な研究者である彼は、普段部屋で閉じこもりがちで、周りからはかたつむり少年と呼ばれていた。そんな彼は、ひょんなことから魔女と出会い親しくなる。
世界から消えた女神の祝福。
楽園に君臨する6人の魔女。
そして、少年に託された願い。
蒼穹の魔女とかたつむり少年が出逢うとき、真実は解き明かされ、終末の世界が歌いはじめる。
カクヨムでも掲載中。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-22 17:14:23
150096文字
会話率:33%
21世紀を生きるおじさんが、時空実験に巻き込まれ未来SF時代にタイムスリップ。肉体を失い女性型アンドロイドのボディに魂をインストールされたおじさん改めTS少女は、未来の世界で生きていくことを決める。
そんな技術の発達したこの時代では誰も働く
必要がなく、日がな一日遊び呆けるのが未来人の生き方になっていた。しかし、現代人の真面目な元おじさんは、働かずただ遊ぶだけでは何かが物足りない。そうだ、動画配信しよう!
VR習熟のために時間加速したゲームで修行したり、VRMMOでかたつむり観光客をしたり、ゲームを離れて21世紀料理を作ったり。TS少女の挑戦が今、始まる!
※ハーメルンでも掲載中折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-09 05:00:00
1181459文字
会話率:48%
クソザコ主人公が最強な仲間たちに助けられながらガヤガヤ冒険するゆる〜いお話だよ!
友人の作品です
最終更新:2024-04-05 18:48:40
5941文字
会話率:53%
かたつむりを助けた少年は本当にそこにあってほしいものを見失う。
最終更新:2024-01-23 09:07:37
2158文字
会話率:32%
人類最大にして最強の敵、魔王。人類最強にして最高の救世主、勇者。相対した二人の決着は決死の覚悟で己諸共、魔王を結界の中に封印した勇者の勝……引き分け。
「汚い、掃除する」「は?」「お前は掃除道具を探してこい」「え?」
死ぬこともなく終わりも
ない、魔王と勇者の奇妙な共同生活が始まった――!?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-19 12:58:28
40858文字
会話率:42%
聖女は激怒した。
こんな国はもう、要らない。
最終更新:2023-12-17 16:55:36
51502文字
会話率:31%
「追い出したことは謝る! お願いだから戻ってきてくれ!」
「お断りします」
かつての仲間が頭を下げる。拒絶するのはこれで何度目だろう。
俺を役立たずと罵ってパーティから追放した男ヴィンセントは、一体どんな用があるのか、しつこく俺を見つけ出し
ては謝罪を繰り返す。意味なんてないのに。
「俺にはお前の力が必要なんだ!」
必要ないから追い出したんだろうに。
「頼む!」
「お断りします」
俺は今の人生で満足しているし、過去は過去だ。もう怒ってないし、気にしてない。でも、それはそれだ。謝罪するには遅すぎる。無理だ。今更『戻って来い』と言われても、もう遅い。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-07 23:47:21
118312文字
会話率:44%
リオという人間の少女がいた。ある日、彼女が目を覚ますとそこは知らない世界だった。先ほどまで人間だったはずの彼女の腕には黒い毛がびっちり生えていて、どうやら今は猫の姿をしているらしい。…が、それは仮初の姿で、彼女の本当の姿は宝物庫の中にあるボ
ロい箱だった。宝物庫の様子を見に来たエルネラと名乗る猫耳少女によれば、生まれたてのリオは今週中に死ぬ可能性があるらしいが、何やら解決策はあるようだ。絶望的な状況を打開するため、リオはエルネラと行動を共にすることにしたのだった。
--------残酷な描写はあるのかないのか、分からないので一応チェックを入れました。無双はしません。某ローグライクゲームで言うところのかたつむりレベルの最弱種族である主人公の戦闘能力的な伸びしろは皆無です。また、転生要素はありますが、生前の知識をいかして内政チートをできる程主人公は賢くありません。作者は、主人公に箱庭ゲームのプレイヤーみたいなことをさせようとしています。割とゆるい話です。うまく文章で表現できるか分かりませんが…。元々unityでそういう設定のゲームを作りたかったのですが、全くの素人なのでうまくできませんでした。悲しい。
衝動的に投稿しているので、時々文章に修正を入れます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-06 19:15:24
19243文字
会話率:22%
800文字で完結するショートショート
7/14 noteより再掲
カクヨムにて掲載
最終更新:2023-09-16 06:00:00
801文字
会話率:48%
十五年前に起きた『接触』とともに世界中に現れた巨大建造物、魔王城は世界の二十箇所以上を占拠し、そこから蔓延る『悪魔』と呼ばれる生物によって人類は版図を失った。接触の年に旭川で生まれた三珠ありすは、今年の春から高校生になり、不法に手に入れた屋
上の鍵で教室から逃亡する生活を送っていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-15 21:00:00
154021文字
会話率:34%
フェリーに乗りました。
キーワード:
最終更新:2021-11-08 01:20:41
1747文字
会話率:13%
前回の事件から一カ月。事件も終え、テストも明け、上岡かさねと平須舞は、ようやく普通の中学生としての日常を共有することができた。しかし、彼女たちはデート中に神父イヴァンとシスターマリヤの二人組と接敵する。そして、翌日どういうわけか杏子と共に
現れたマリヤは舞に対し、「あなたの身体の中にある〝奇跡〟を回収する」と告げる。
身体に抱える〝奇跡〟の影響により自分への疑いを抱く舞と敬虔なシスターを演じながらコンプレックスを抱えるマリヤはお互いに敵意を向け合う。かさねは杏子に敬意を払うマリヤを好意的に受け止めるが、それにより、舞とすれ違ってしまい……
※「ブラック・ゴート・チャイルド」の続編ですが、ここから読んでも楽しめます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-09-04 20:00:00
166487文字
会話率:29%
ロールケーキを背中にのせたかたつむりが、雨の中、家路を急ぐ。
最終更新:2023-08-10 07:00:00
744文字
会話率:0%
望まない雨だろうが。
待ち焦がれた雨だろうが。
やんだあとには虹をさがしてしまう。
そんな生きかたでいい。
見上げたひとの心の数だけ、虹は違った色で架かる。
最終更新:2022-05-06 18:16:57
428文字
会話率:0%
「――春もたけなわですね」
と、あたしは地面に横たわったまま、かたつむりが這うくらいの、のんびりした気分で言った。
新学期が始まったばかりの、高校の屋上。あたし(千瀬凛)と先輩(志坂律子)は詩を作るため、放課後の屋上にいた。あたしたち
は、たった二人の文芸部なのだ。
そこであたしは、学校の壁に書かれた詩のことを話題にする。誰が、いつ書いたのかもわからないその詩は、文芸部の仕業だと目されているのだった。あくまで無関心な先輩を誘って、あたしたちはその犯人探しへとのりだす。
ちょっとした好奇心だったはずの、その探偵ごっこは、やがて一つの真実にたどりつくのだった。先輩についてのある秘密を巡る、一つの真実に――
これは、四つの物語。
詩人にも、何にもなれないあたしが、それでも何かになるための。
(21/3/24~21/6/17)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-02 09:28:05
172997文字
会話率:39%
時代は両性具有だ!
もう訳分からんくらいカオス
ジェットコースターお好きな方はこちらへどうぞ
へっへっへっ後悔はさせませんぜ
最終更新:2023-01-31 04:36:08
213文字
会話率:20%
ムーンライト投稿の【永遠の天球儀】番外編小話。ほんのり自我が芽生えた新のひとり語り。
最終更新:2023-01-25 22:00:00
2863文字
会話率:29%
かたつむりのジョージが仲間のために食べものを取りに行くが人間に見つかり囚われてしまう
キーワード:
最終更新:2022-11-16 21:37:17
381文字
会話率:0%
春雨じゃ、濡れて行こう、この言葉を知っているツウはいますかな?ホッホッホ。
タイトル「雨降り惑星」で繋がった方がかたつむり企画に参加されていたので、顔出しです。よろしくお願いします。
最終更新:2022-11-10 17:53:00
393文字
会話率:45%
たった一人で歴代最強の魔王討伐を命じられた勇者。彼もまた初代勇者の再来であった。最強に挑むもう一人の最強。そして両者の装備、両者の強い意志、そして偶然が重なったとき、奇跡は起きる。伝説の聖剣、魔剣の誕生までの物語。
気軽に読んでください。
恋愛もコメディも頑張って入れました。お願いします。いっかいでいいんで、ほんとにすぐ終わるんで読んでください。期待は裏切りません(多分)。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-31 11:09:25
10947文字
会話率:33%
足が遅く力がなく魔力も低く、塩で溶けてしまう最弱かたつむりが異世界で頑張る話です。
自己満でかいてるのでエタ化するかもです。しないよう頑張ります。
物語はスローライフ(足の速さ)です。
最終的にはドラゴン討伐かなぁ?最強にはならないかも。
投稿頻度はかたつむりです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-22 22:23:28
2517文字
会話率:43%
かたつむりは、思われているより速いんだぜ?
最終更新:2022-09-09 18:21:12
375文字
会話率:0%
『でんでん虫虫 かたつむり
おまえの頭は どこにある
ツノ出せ ヤリ出せ 頭出せ』
6月に現れ、9月には突如、村から消えてしまった彼女――「エスカルゴ」。
11歳だったその時から、8年後。19歳になった僕。
中学に上がる時、村から離れ
た僕は、「卒業のときにクラスの皆で埋めたタイムカプセルを開ける」との報せを受けて、6年と少しぶりに村へ訪れた。
かつて、彼女がいた跡の残る地へ。
※カクヨムにも掲載しています
前作:太陽の所為
前々作:悪戯なアポトーシス
前々々作:心残りラスク折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-26 00:00:00
1219文字
会話率:31%
空気読みすぎちゃう系女子高生は、変わらぬ日常に疲れながらも幸せを感じていた。
(期待とかプレッシャーはあるけど、人に恵まれたいい人生だよねぇ…)
がしかし、ある日突然ふと目覚めると、そこは魔法の存在する見知らぬ世界だった。
「私の家族
と幸せはー!?」
いやね、異世界転生とかちょっと憧れてたけど!
突然家族を失うとか、|現実《リアル》で起こったら病みますから!
寂しさにちょっと涙溢しつつも、息つく暇なく慌ただしい日常が始まった!
転生先は病弱令嬢かと思いきやまさかのチート魔力だし、家族は超美形だし、てか私もなかなかだし…(照)
周りの人には今世も恵まれてるし、前世仕込みの処世術で楽しく生きてこ!できれば恋愛結婚も…?
繊細メンタル令嬢の異世界ファンタジーラブ(も起こってほしい!)コメディ、ここに爆誕!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-02 12:00:00
12782文字
会話率:9%
『知略企画』で頭いっぱいつかって、頭がぐるぐるした皆様へ、おいしい『ぐるぐる堂』のロールケーキをご用意しました(*^_^*) どうぞお召し上がりくださいませ♡
※こちらの作品は、家紋 武範様主催の『知略企画』参加作品です。
最終更新:2022-01-31 23:00:00
602文字
会話率:34%
お友だちのシメッジーに、人間という生き物の話を聞いたニコ。シメッジーもニコも、きのこなので、『きのこ狩り』をする人間が怖くてしかたがありません。ですが、ある日のこと、その恐ろしい人間のおじいさんが、シメッジーをつかまえてひきちぎってしまった
のです。ぶるぶるふるえるニコでしたが、しかし――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-04 20:42:50
4393文字
会話率:60%