アルノルド様は、とてもお強くて、とてもお優しい御方。
アルノルド様は、あの地獄から、お姉様と私を救い出してくださった。
苦しみ悶える私に付き添ってくださった。
腐り爛れた私の体に薬を塗って、包帯を巻いてくださった。
寝たきりの私を抱き上げ
て、お外へ連れ出してくださった。
泣いてばかりの私を笑わせてくださった。
傷だらけの醜い私を、きれいだと褒めてくださった。
アルノルド様、あなたが好きです。いつまでも、このままずっと、大好きです。
いつか、お姉様が女王に即位されて、国が復興したら。私達が、奪われた全てを取り戻したら。
その時は、約束通り、私と夫婦になってください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-06 21:23:17
24359文字
会話率:1%
無実の罪をあえて被り、処刑されたイザベル。目を開けると産まれたての赤子になっていた。
どうやら処刑された後、同じ国の伯爵家にテレーゼと名付けられて生まれたらしい。
(よく分からないけれど、こうなったら前世の心残りを解消しましょう!)
そ
う思い、想い人──ユリウスの情報を集め始めると、何やら耳を疑うような噂ばかり入ってくる。
(冷酷無慈悲、血に飢えた皇帝、皇位簒だ──父帝殺害!? えっ、あの優しかったユースが……?)
記憶と真反対の噂に戸惑いながら、17歳になったテレーゼは彼に会うため皇宮の侍女に志願した。
だが、そこにいた彼は17年前と変わらない美貌を除いて過去の面影が一切無くなっていて──?
「はっ戯言を述べるのはいい加減にしろ。……臣下は狂帝だと噂するのに」
「そんなことありません。誰が何を言おうと、わたしはユリウス陛下がお優しい方だと知っています」
徐々に何者なのか疑われているのを知らぬまま、テレーゼとなったイザベルは、過去に囚われ続け、止まってしまった針を動かしていく。
これは悲恋に終わったはずの恋がもう一度、結ばれるまでの話。
※アルファポリスにも投稿中折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-31 06:00:00
251304文字
会話率:41%
「まったく、もう!坊ちゃん、また御令嬢方に冷たく当たったんですか?」
「当たってねぇよ。帝国の藩屏たる当家に華麗さを求めるなと、釘を刺しただけだ。それと坊ちゃんと呼ぶな、俺はもう18だ」
「その目がいけないんですよ。せっかく坊ちゃんは元が良
いのに、その険のせいで全てが台無しです。それじゃぁ、どなただって萎縮してしまいます」
「おい、人の話を聞け!」
「そんな事では、いつまで経ってもお相手が見つかりませんよ。坊ちゃんは公爵家の跡取りなんですから、早く身を固めていただかないと、旦那様が安心できないじゃないですか」
「…お前、ずいぶん親父に肩入れするんだな?」
「そりゃぁ、当然じゃないですか。あの時、旦那様が命を救ってくれたからこそ、今の私があるんです。しかも、何もできない私に居場所まで作って下さったんですから、少しでも恩返ししないと…」
「チッ」
「そこで舌打ちしない!…まったく、旦那様はあんなにお優しい方なのに、どうしてこんなに口が悪くなってしまったんだか…」
「主人の陰口を叩くなら、部屋を出てからにしろよ…」
ばたん。
「…クソ、人の気も知らないで。覚えていろ、――― 俺は、お前を絶対に離さないからな」
***
7割シリアス、3割コメディ。異世界恋愛ものですが、バトルシーンは割と容赦がありません。
20話まで毎日更新、以降は週末に2話更新。
本作品は、「小説家になろう」「カクヨム」で掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-09 14:10:00
495454文字
会話率:59%
彼と知り合って早数年、誰に対しても愛想は良いが、何処か底の知れない人だった。
深いところまで触らせないのは、人嫌いだからだと踏んだ。
そんな彼は私を捕まえて、駒を進めてくる。、
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し
訳御座いません。
注意事項2
恋愛になる予定だったんです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-29 19:03:12
943文字
会話率:27%
初めてお会いした時、その静謐な姿に目を奪われた。
赤というには余りにも静かで、穏やかな方だった。
でもその裏では、自らを律し続けていた。
赤という色が、苛烈なだけな色ではないと教えて下さった御前の話。
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
注意事項2
プロトタイプです。
これから変わる可能性は物凄くあります。
特に外見。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-01 16:35:15
1287文字
会話率:43%
私、カタリシェン・クレッチマー、16歳。
密かに信仰していたニクスー様の礼拝堂に婚約者を案内したら、領主様にチクられちゃった!
この世界はカラシテ教至上主義。異端者に人権なんてないわ!なんてこと!
官吏には腕の切り落としを宣告されたけど、お
優しい領主様が庇ってくれたお陰で、なんとか五体満足を維持できることになったわ。
さあ、迷える生煮え肉たちよ。ニクスー様を信仰して、みんなでハッピーになっちゃおう!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-20 17:40:00
45253文字
会話率:28%
雑文となります
面白くはありません
キーワード:
最終更新:2024-07-20 22:19:09
461文字
会話率:0%
聖書にある。世界はきっと苦行の世であると。神は慈悲深いのに、赤子に祝福ではなく、苦痛の告白を齎すのか。なんともお優しい事で。
キーワード:
最終更新:2024-07-03 22:48:47
446文字
会話率:0%
「ミラン、もうお前は用済みだ。城から出ていけ!」
ラフラン王子が私を指差して言う。
「どうして?」
私は聞いた。
「お前のような庶民で美しくもない女が、私の妃になれると思っていたのか? 浅ましい」
私は王子と結婚したい訳じゃないの
に、罵られて嫌な気分になる。
「私の妃になるのは、このマーガレット・ミルクス侯爵令嬢だ。聖女になった彼女がいれば、お前など用はない」
「ごめんなさいね、ミランさん。私の方が後から聖女になったのに、ラフラン様に選ばれてしまったわ」
銀糸の髪を手で巻き王子に隠れるように話す彼女は、私にしか見えないように微笑みを浮かべていた。
美しい紫紺の瞳が揺らめいて、とても綺麗な瞳からは涙が溢れた。
「ああ、マーガレット様はなんてお優しい。こんな庶民にまで慈悲を与えるとは」
「まるで女神だ」
「本当にお綺麗だわ」
そんな声があがり、私は諦めて城を後にした。
また駄目だったのかと、彼女は呟いた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-19 10:36:35
3241文字
会話率:42%
ひとりごとです。詩未満、エッセイ未満。
明日には消すと思います。
※半分フィクション、なので、お優しいココロの持ち主さまは、どうぞご心配なく。
キーワード:
最終更新:2024-01-16 00:00:00
218文字
会話率:0%
これは、僕とこの異世界におけるとんでもない天才や奇才、傑物達との物語だ。
作中の先生キャラ・師匠キャラの様なキャラが多数出現する予定ですが、その方達が例として挙げるセリフの中に、こういう言い方だと少し気持ち悪いとか、もっとこういう表現に
すると、受け手の印象が良くなると思うなど有りましたら、コメント・感想等で頂けると助かります。特に女性の方からみるとこういうのはウザいとか、気持ち悪いとかといった表現を教えてもらえると大変助かります。
お恥ずかしい話ですが作者自身が未熟なもので、主人公に師匠キャラ達がするアドバイスなどが、的外れだったり、そうはならんやろみたいなことが、あってしまうと思うので、そのときは丁寧にご指摘頂けると幸いです。
あ、でも誹謗中傷は受け付けておりませんので、筋が通ってない唐突な批判だったりするのはやめて下さい。
普通にそれなりに証拠が集まってしまえば、開示請求とか慰謝料とかどしどし要求していきたいと思っているので、僕に自分の身銭を切って多額のお小遣いを支払ってくれるようなお優しい方にはどうかならない様にご自愛なさって下さい。
以上、それ以外にも純粋に面白かったなど感想を下さっても大変励みになるので、高評価とかそういうのして頂けると嬉しいです!!ではでは良しなに〜折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-24 06:19:56
2431文字
会話率:6%
おそらく血祭りパーティー☆のエッセイは、今回で最終回だと思います♪
最終更新:2023-11-03 10:34:04
2228文字
会話率:0%
めっちゃ楽しい人生の過ごし方を思いついたので、いっしょに行きたい方は教えてください☆ (初対面でも可!)
最終更新:2023-10-30 09:49:20
2015文字
会話率:0%
私、アルエット・カメリアは三度の飯より鳥が好き。前世ではバードストライクによる飛行機事故で命を落としてしまったが、今世こそは鳥だけを愛して生きていく!
そんな私も17歳になり子爵令嬢として結婚が目前に迫って来た。せめて鳥に囲まれて生きる
事を許してくださる、お優しい方に嫁ぎたい。もしくは外に愛人を作って私になんて少しも興味を抱かず、私が何をしていても気にしないような人がいい。
そう願う私の元に、まさかの人物から婚約の申し込みがやってきた。姉妹達や侍女の反対を真剣に受け止めずひとまずお会いしてみたが、どうやら彼は初対面の私に随分執着しているようで?
身長差×鳥×溺愛のラブコメディーです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-03 20:00:00
242008文字
会話率:47%
記憶を失くし、ポテンというかコロンと道端に転がっていたのを助けられたわたし。“ミリア”という名前をつけ、面倒を見てくれたのは、“魔王”とあだ名される将軍、ヴィラード。その勇猛さもさることながら、何より顔が怖い!! つり上がった目から放たれ
る、鋭すぎる眼光は、まるで石化光線。
そんな将軍だけど、なんと、この国の後継者たる王女殿下の王配候補に選ばれて……!?
え!? 将軍なんか選んで大丈夫!? 王女さま、石化させられちゃうよ!?
もう一人の候補、アルディンさまのが数倍マシだよね!? お優しいし、身分も高いし、カッコいいし。なにより、怖くないし。
まあ、将軍自身も、自分が選ばれるとは露ほどにも思ってないみたいだけど。将軍にお仕えする、(唯一の)侍女としては、主の未来が気になるわけで。
――王女さま、本当に将軍を選ばないのかな。
怖いのはわかるけど。でも、優しいところもあるのにな……。
拾われ侍女の、魔王お仕えライフ。とりあえずの目標は、目を見て魔王と話すこと――です!?
※ この作品は、PIXIVさまにも投稿してます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-17 16:18:33
71501文字
会話率:30%
シンデレラになった子のお話。
最終更新:2022-04-17 23:17:06
669文字
会話率:39%
妹に擦りつけられた身に覚えの無い冤罪により、ディンベルト王国を追放されたソフィアは、隣国、エンバルト王国の財務大臣となり、財政難に陥ったディンベルト王国を『助ける』『お優しい』ソフィアのお話。
え、追い詰めている? そんな事ありませんよ。
ただ『対価』を貰っているだけです。
文句があるならご自身でなんとかしてください。
※恋愛はしていません! 序盤に要素があるだけです!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-29 22:33:28
9865文字
会話率:52%
ある女の子との出逢いで運命が変わった女の子の恋愛と日常と競馬のお話
※1章までは、競馬のお勉強しながら、ほのぼのゆるふわ系が多いです
2.0章は百合要素含みますので恋愛とか百合好きな方は2.0章からでも良いかもです。
2.0章読んで見て
読めそうであれば最初から読んで頂ければ嬉しいです
女子高に通う、全く競馬に興味のなかったヒロインが、ローカルタレントをしているクラスメイトの美少女に誘われ、学校で密かに活動してる競馬愛好会5人目のメンバーにる。
競馬初心者のヒロインが個性的な周りのメンバーに影響されて『うまじょ』へと成長していく。
日常の恋愛や人間関係と、ゆる~く真面目に競馬をヒロインらと一緒に勉強していく。
ウマ娘やゲームから入って
リアル競馬にも興味が出てきた
女の子同士の恋愛が好き
日常きら○系が好き
リアル過ぎない青春や友情のヒューマンドラマが好き
上記のどれかに当てはまれば読めるかと思います
全く競馬に興味ない人も読めるようになってます。むしろ競馬に興味ない人や知らない人こそ読んでいただきたいです。
ライトに競馬は書いてますが、読んでみて競馬の事で質問等あればコメント残して頂ければ、お答え出来るものはお答えします。
詳しい方であれば、ご指摘等頂けたらありがたいです。
※JRA公式サイトからの引用、抜粋あり。
読み続けてやっても良いかな。最後まで読んでやったぞ。ってお優しい方
ハートやフォロー、コメント、☆等頂けたらモチベ上がってとても嬉しいです。
宜しくお願いしますm(__)m
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-21 16:45:59
142795文字
会話率:68%
人魚姫は、人間になりたいと思いました。
海上を突き進む豪華客船の輝きを目の当たりにして。
そこで楽しそうに過ごす人々をその瞳に映して。
私もその中に混ざれたらいいなと純粋に思いました。
そして王子様に恋をして、人間になる薬を
飲んで、
声を失って、儚い泡となって消え失せる……
――そんな可哀想な子はこの物語にはおりません。
ええ、たったの一人さえも。
事前にお伝えいたします。
この物語の人魚姫は泡となって消え失せてしまう
悲劇のヒロインではございません。
ちょっとおバカでちょっとえっちな女の子です。
といいますかぶっちゃけた話
そもそもカッコいい王子様なんて出てきませんし、
淡い恋心を抱くタイミングだって存在いたしません。
人魚姫。そして、泡。
この二つの単語を聞いて、恥ずかしながら
私は下賎なことしか思い付けませんでした。
ええそうですただの下ネタです!
本当にありがとうございましたッ!
けれどこれだけは言わせていただきたい。
だって純粋に書きたかったんだもぉおおぉおん!
この話のオチを! そして堕ちの話を!
それでも構わんよ。
むしろそういうのこそを待っていたんだよという
お優しい読者の皆様方。
なるほどな! その方向性はズルいな!
と思わせるそれだけの為にこの物語を書きました。
どうかクスリと笑っていただいて
評価ポイントでも感想でもレビューでも
お好きに書き殴っていってくださいませ。
それが何よりハッピーエンドでございます
(*´꒳`*)どちらもWIN-WINっ!
さぁ頑張れ人魚姫。
健気に可憐にストイックに。
とにかく身銭を稼ぐのだ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-29 14:56:03
7066文字
会話率:22%
侯爵令嬢であるエレオノールは皇太子の婚約者であった。しかし、妹が皇太子に嫁ぐことになり婚約解消をされてしまう。
そんな彼女と新たに婚約を結びたいと申し出たのは公爵家嫡男アルベールだ。
彼は前の婚約者であった皇太子と違い、エレオノールにとても
優しくしてくれる。愛の言葉を囁いてくれる。
でも、エレオノールは知っている。彼がエレオノールと婚約を結んだのはただの優しさからで、エレオノールを愛してるわけではないことを。
「アルベール様は本当にお優しいですわね。でも、私と結婚してもアルベール様は幸せにはなれませんわ。だから、私がアルベール様にはピッタリの明るくて優しくて可愛らしいご令嬢を連れてきてみせますわ」
そうして彼女がお茶会で出会ったのは『明るくて優しくて可愛らしい』伯爵令嬢シャルロットだった。
「だから俺が愛してるのはエリーで、俺が結婚したいのは君だけだって何度も言ってるだろう」
「あの、私完全におじゃま虫ですよね?」
エレオノールは無事、新しい婚約者の運命の相手を見つけることが出来るのだろうか?
これは侯爵令嬢と皇太子の婚約とその解消を端に発する、一連の騒動についてのお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-19 17:16:23
196151文字
会話率:32%
大事なお嬢様には叶えたい夢がある。俺はただそれを支えるだけ。お嬢様が心から笑ってくれるだけでいい。
でもやっぱり、ちょっと心配だ。なにせ今日の夜会でお嬢様は婚約破棄を言い渡され、ありもしない罪で責め立てられる予定だから。
お優しいお嬢様の心
が少しでも傷つかないよう、俺はただ見守るしか出来ない。
※三話+おまけ一話の全四話。おまけが増えるかもしれません。
※毎日18時更新です。
※小説家になろうにのみ掲載してます。無断転載は許可しておりません。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-08 18:00:00
17195文字
会話率:34%
突如として現れた宇宙人! 普段は温厚でお優しい魔王様が宇宙人に対して別人のように厳しく接するのには理由があった。……チョコボ○ルがハズレだったらしいのだが、それで不機嫌になられてはたまったものではない。今日も魔王軍四天王の一人、宵闇のデュ
ラハンは頭を抱える……首から上は無いのだが。
宇宙人の真の目的とは! 裏山に隠された宇宙船の正体は! さらに、剣と魔法の世界に宇宙人は不要なのか!? シリーズ最新作、待望の幕開けです! 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-03 20:14:23
9719文字
会話率:53%