今や魔法も妖精もおとぎ話の住人となりつつある。現存する妖精使いであるルシエラ・サリニャックは、暴力が支配する旧帝都の街で便利屋を営んでいた。暴漢に襲われ、冤罪で拘留され――そんなことは日常茶飯事。散々な目に合いつつも便利屋稼業を食つなぐルシ
エラは、ある夜、路上で倒れていた少女を保護することになる。少女は行方不明の姉を追って旧帝都にやってきたという。ルシエラは彼女の姉探しに協力することになるが、それがやがて街全体を揺るがす火種となる。
そのころ、旧帝都では風俗店ばかりを狙った謎の不審火が連続しており、マフィアによる犯人狩りが始まっていた。その脅威はルシエラたちの足元にも及び、やがて逃れられない渦中に引きずり込まれていく。
これは妖精の囁きに翻弄されるルシエラと少女の硝煙に咲く愛の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-17 20:48:19
15146文字
会話率:44%
突然世界中で激しい地震が起きた。大きく揺れ地面には穴が空き、そしてダンジョンが現れた。
ダンジョンにはあらゆる脅威があったが人類は必死に耐え、抗い、そして克服した。
人類がダンジョンと共生するようになって数十年、高校二年生の大乗直哉はダンジ
ョン探索者に憧れていた。
ダンジョン内で得られる特別な力『スキル』は、おとぎ話に出て来る魔法のような不思議な力。
直哉はおとぎ話のようなその力が欲しくて、ダンジョン探索者となるべくダンジョンギルドの試験を受けに来たのだった。
決して安くない受講料を払い、モンスターを倒して自身が得たスキル・・・それは残機だった。
欲しがった能力では無かったことに落ち込む直哉。
しかし、自分が持つスキルの真の価値を知って、彼は更にダンジョンの奥に進んで行くことになるのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-17 18:20:00
6583文字
会話率:25%
21世紀。魔法も、モンスターも、全てが『おとぎ話』となって久しい時代。
しかしそんな中、日本にて大きな『変化』が発生した。
小規模な地震が日本全土を襲った直後、一部の人々が突如奇妙な服装になっていた。中には、種族まで変わった者もいる。
更に
謎の扉までもが日本各地に出現したかと思えば、中には神話やおとぎ話の中の怪物達が生息していた。
変化する社会。混乱する人々。主人公である少年も、その中の1人に過ぎない。
激動の時代に彼は数々の騒動に巻き込まれ───るかもしれないし、ないかもしれない。
この物語の主役は、間違いなく彼である。しかし、この世界の中心が彼だとは限らないのだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-17 18:09:55
1437225文字
会話率:45%
魔法など、おとぎ話の中にしか存在しない世界。
内戦が続く宗教国家で巫女の手を取った瞬間、新兵ギストの運命は狂い始めた。
絶望的な戦況の中、彼の体内で目覚めたのは、大地を揺るがす強大な魔法。
「あなたの手と私の手が交われば、世界の理でさえ覆せ
ます」
とらえどころがない巫女に導かれ、時に言いくるめられ、ギストは戦況を塗り替えていく。
だれもが恐れる異端の魔法は、女神の祝福か、あるいは悪魔の災厄か。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-17 17:06:14
194619文字
会話率:30%
童話「シンデレラ」の後日譚。
1380年代ごろ~1440年ごろの南フランス~イタリア北部のどこかの空想上の中小都市国家の王子様と結婚したシンデレラは、いつまでも幸せに暮らすことなどできす、唐突におとぎの世界から現実の中世ヨーロッパの厳しい現
実に直面します。
そこは宗教対立、教皇派と皇帝派の争い、領土争い、後継者問題、疫病などが渦巻く時代。そんな中で、彼女はどう生きていくのでしょうか?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-17 15:27:15
473426文字
会話率:58%
「あなたの人生を、5日間だけ僕にください」
マリエンヌはおとぎ話で語り継がれた巫女として選ばれ、神殿へと向かう。
そこで出会ったのは、床を転げまわりながら泣き叫ぶ少年シルヴァだった。
古くから魔物を封じてきた木――魔木に5日後意識を乗
っ取られる彼は、泣きながらマリエンヌへ懇願する。
「5日間だけ、僕のわがままを聞いてくれませんか」
余命5日の彼は、毎日必死にマリエンヌへ愛をささやき続けた。
徐々にほだされていくマリエンヌと、それでも進んでいく代替わりの儀式。
「――僕は怖いんです。魔木の意識が完全に宿ったとき、そこに僕は残っているのでしょうか」
5日目の夜、儀式へ向かう彼を見送ったマリエンヌはベッドの中で決意する。
明日は彼へ「わたしも大好き」だと伝えよう。
けれど次の日、シルヴァは戻ってこなかった。
周りに望まれるままに生きてきた愛を知らないヒロインと、人一倍泣き虫なヒーローが涙をこらえて進む、そんな物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-17 12:11:13
17572文字
会話率:24%
王配であるフリードリヒは、あるとき海難事故に遭う。
その事故後、配偶者である女王により罪人の処刑に立ち会うよう命じられ、そこで女王に対する不敬罪という理由で火刑に処せられることになった金髪の女性を目撃し、その刑の過酷さに耐えかねて彼はいつも
のように気を失ってしまう。
しかしその日以降、雨が降りそうな時や雨が降っている時に、処刑されたはずの女性が彼の元に現れるようになった。
彼女が現れる意味がわからず怯えるフリードリヒだが、その背景には、彼が忘れ去っていた愛と哀しみの真実が隠されていた。
それがわかった時、果たして彼はどのような決断を下すのだろうか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-17 11:24:10
19727文字
会話率:12%
少女剣士サクラは、神を捜している。誰もがおとぎ話と笑う神に会うために、海を越え、山を越え、街を巡り、時に友や仲間を得、時に敵と戦い、陰謀に巻き込まれたりしながら、強さと愛を知っていく。そんなお話。
最終更新:2025-07-17 00:00:00
54038文字
会話率:64%
神や悪魔、魔物、妖精などのおとぎ話に存在するような生物たちが当たり前のように闊歩する時代にある伝説があった。
時代の変わり目に現れては神を切って消える怪物。
人はそれをカミキリと呼んだ。
最終更新:2025-07-16 23:20:00
1843588文字
会話率:63%
政略結婚の朝、公爵令嬢ミラーナは、自分の運命を受け入れつつも、心は晴れなかった。
眉目秀麗な英雄の曾孫との縁談は、誰もが羨むはずのもの。
それでも、彼の視線の奥に感じる打算や、父との失われた距離に、胸の奥に小さな痛みが残る。
ほんのひとと
きでいい、自分の心のままに呼吸をしたい。
そう願って彼女は邸を抜け出し、幼いころに乳母から聞いた『竜に捧げられた乙女』のおとぎ話を思い出しながら、湖を望む断崖へ向かった。
そして、誰に届くともなく歌いはじめる。
――その瞬間、空が裂け、漆黒の竜が紅い目を輝かせ、彼女を連れ去っていく。
目覚めると、ミラーナは噴煙のあがる孤島に囚われていた。
そこで出会った謎の青年は、絶えたはずの竜の血を継いでいた。
竜と人の心との間で揺れる青年ヤロミールと、貴族でありながら自由を求めるミラーナ。
孤島で過ごすうちに、二人の心は静かに、しかし確かに惹かれ合っていく。
だが、追手の足音はすぐそこに迫っていた。
種族も血筋も越えた、真実の絆の行方は――。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-16 19:40:00
14629文字
会話率:25%
2020年。人生の目的もなく生きていた粳部音夏(うるべおとか)はある日、かつての高校の先輩である藍川から久しぶりに会いたいという誘いを受けて彼の家に訪問する。謎だらけな藍川の素性が気になる粳部だったが、夜になり彼が駅まで送っていくと言う。
だがその帰り道、二人は突然街灯から現れた謎の怪異に襲われてしまう。人間離れした力で怪異と戦う藍川だったが、粳部は怪異の不意打ちによって致命傷を受けてしまう。しかし、彼女は突然謎の力を手に入れて……
これは180年に渡るおとぎ話。
最新話はネオページで最速公開!→https://x.gd/bLhjK
こっちの方が見やすいです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-16 18:00:00
559295文字
会話率:64%
ベリー。それは、不思議な力を持つ宝石。食用、薬用、観賞用……さまざまな用途で取引されるそれらを売り歩く商人たちは、この世界においてベリー売りと呼ばれていました。彼らの通る〈ハニーレンガの道〉は、〈ベリーロード〉とも呼ばれ、町と町を繋ぎ、血
脈のように人やモノを運び続けてきました。
そんな〈ベリーロード〉をたどって、赤ずきんのベリー売り・ラズは国のあちらこちらを巡る旅をしています。そして、ひょんなことがきっかけで、彼女の旅にはしゃべるオオカミ・ブルーが同行することになりました。
これは、ベリーに取りつかれた赤ずきんとオオカミによる、ちょっと変わった世界の冒険物語です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-15 18:00:00
84074文字
会話率:38%
7年前に失踪した父親の手がかりを求めて、王都にやってきた主人公(18歳・女)は、職安で出会った王子様にリクルートされ、彼の妹姫のメイドとして働くことに……というお話。
萌えるメイドは出てきません。イケメン王子との恋バナでもありません。
いわゆる謎解きミステリーとも違います。事件は起こりますが、探偵役は出てきません。
魔女の伝承が息づく架空の王国を舞台にした、王位継承を巡る陰謀劇(を目指して)。
たまに重たい話も出てきますが、基本は気軽に読めるライトな話になる予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-15 15:11:34
1170249文字
会話率:35%
某・有名童話に憧れたお姫様が、国中のイケメンを集めて舞踏会をひらこうとするお話です。
最終更新:2020-03-11 11:34:12
5264文字
会話率:22%
ネトゲにかかわるいろいろなひとびとのおとぎばなし。ゲイの夫と離婚したゲーム会社社長。その部下。その子供。ネトゲに依存する母親。BLっぽい描写があります。noteに載せていましたが小説っぽく直してこちらに転載します。
最終更新:2025-07-14 23:40:33
63445文字
会話率:37%
魔術師クリフは、ある日唐突にパーティを解雇される。実力不足と指差されながら、クリフは冒険者を続けることを選択した。そんな彼の前に、仮面の双剣士が降ってくる。
双剣士を助けたクリフは、そのまま双剣士とともにダンジョンに挑むことになった。ロアル
と名乗った双剣士は、おとぎ話に語られる天空都市を目指しているらしい。自らの実力を卑下するクリフを鼓舞しながら、ロアルは高難易度ダンジョンへと足を踏み入れた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-13 22:44:59
446541文字
会話率:52%
ベルマの町には、嫌われ者の竜のおとぎ話が残っている。
薬屋アストマーレにある日、そのおとぎ話の竜を名乗る男が転がり込んできた。人ならざる瞳と角を持つ青年は、一人店を切り盛りする少女クラウディアに手伝いを申し出る。竜はそれを「約束」と言うが、
クラウディアには身に覚えがない。
恋をさせに来たと言う竜に、クラウディアは振り回されることになるのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-01 20:20:57
70142文字
会話率:58%
レイが召喚された異世界は、不思議で美しい世界だった。
大樹ユグドラを世界の中心に抱き、人間だけでなく、エルフやドワーフ、妖精や精霊、魔物など不思議な生き物達が生きる世界だった。
この世界は、自由に思い思いに過ごして一生を全うするプレイヤー
と、愛をもって世界システムを管理・運営していく管理者の二つに分かれた世界だった。
レイは世界の管理者の一員として、世界の運営を支えていく。
おとぎ話のような世界の中で、時に旅しては世界の美しさに感動し、世界の不思議に触れては驚かされ、時に任務や管理者の不条理に悩み、周りの優しさに触れる。レイと仲間達が少しずつ成長してく物語。
※ストックが尽きるまでは毎日更新予定です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-13 20:01:24
1341129文字
会話率:41%
春から高校生になった桐生ハル。
隣の家で育った幼なじみの結城みゆとは、現実では「ただの仲良し」な関係。
でも、ある夜を境に、毎晩“夢の中”でみゆと一緒に謎の異世界へと転移するようになる。
夢の中では、王都の祝祭デート、おとぎ話の仮面舞踏会
、壊れた遊園地での冒険――
毎回シチュエーションもルールもバラバラ、だけど二人だけはどんな世界でも「特別な絆」で結ばれていて……。
現実ではすれ違いばかりの二人だけど、夢の中だけは本音でぶつかり、少しずつ素直な気持ちを伝え合う日々。
やがてみゆから「世界で一番大切」と告白されたハルは、夢と現実の“あいだ”で悩み始める。
――これは、
「幼なじみ」から「恋人」へ。
夢の中でしか進めない、二人だけの青春ストーリー。
■毎夜ランダム転移×ときめきデート×告白ループ
現実と夢、どちらの“好き”が本物なのか――
読めばきっと、恋がしたくなる!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-13 17:36:20
4501文字
会話率:28%
十七歳の箱入り娘ロレッタ・リンデは、大好きな友人から“幸せになってほしい人”へ譲って繋ぐお守りを託されていた。より多くの出会いを求めて故郷のソルニア共和国を飛び出し、アルバライエン王国へ移住した彼女を待ち受けていたのは、静かで美しい森と幼い
おばけのヨハン。
十六年前にふたつの国を襲った混乱と悲劇、過去の影を背負う人々──少女とおばけは知らず張り巡らされた縁の糸をたぐり、語り継がれることのないおとぎ話を紡いでいく。
※Nolaノベルにも投稿しています。
※章完結など区切りのいいところまで感想欄は閉じておく予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-12 22:08:47
192632文字
会話率:49%
【R3/2/12 アース・スターコミックスよりコミックス3巻発売。R2/12/16 アース・スターノベルよりノベル4巻発売。ありがとうございます&どうぞよろしくお願いします】
騎士家の娘として騎士を目指していたフィーアは、死にかけた際に「大
聖女」だった前世を思い出す。
……え? 聖女って、すごく弱体化しているのに、絶滅寸前なため、崇められている職業だよね?
私が使う聖女の力って、おとぎ話と化した「失われた魔法」ばっかりなんだけど。
そういえば、前世で、『聖女として生まれ変わったら殺す』って魔王の右腕に脅されたんだっけ。
こんな力使ったら、一発で聖女ってバレて、殺されるんじゃないかしら。
……ってことで、初志貫徹で騎士になります! 静かに生きます!
なーんて思ったけど、持っている力は使っちゃうよね。だって、色々便利だから……
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-12 22:00:00
1155078文字
会話率:32%
どこからともなく入り込んできた柔らかな風が、優しく頁を捲る。
そこには、美しい文字で、こう書かれていた。
これは――確かにあった世界の【コント・ドゥ・フェ】。
これは――マヨイビトの綴る、【おとぎ話】。
柔らかな金の光を
纏ったその風は、彼女の綴る【|おとぎ話《コントドゥフェ》】に満足したかのように、窓の隙間から夏の空へと消えていった。
太陽は西から東に昇り、雨は地から空へと落ちていく。影のない地面、言葉を話す動物たち、天を飛ぶ竜。空にそびえる塔と、星屑のローブをまとう人々――ここは、不思議な理が支配する国【メルミュール】。
この世界には、【扉】を通って迷い込んだ【マヨイビト】と呼ばれる者たちがいる。彼らは、夢の終わり際や古びた書庫の奥、昼と夜の溶ける時間、あるいは雨に濡れた電車の窓から――偶然にも、運命にも導かれ、この世界へ足を踏み入れた。
園崎茉莉もまた、そのひとり。どこにでもいる、ごく普通の大学生だった彼女は、異世界で魔法使いイレクトと出会い、何でも屋【木漏れ日】で暮らし始める。不思議と日常が入り混じるこの地で、彼女は少し風変わりな困りごとを解決する手伝いを始めるのだった。
そして、【扉】が再び開かれるとき――茉莉が選ぶのは、帰る道か、それとも。
これは――確かにあった世界の【|コントゥ・ドゥ・フェ《おとぎ話》】。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-12 19:00:00
5904文字
会話率:42%